JP2006272492A - 部品組立方法と部品組立装置および部品組み立てに用いる脱着工具 - Google Patents

部品組立方法と部品組立装置および部品組み立てに用いる脱着工具 Download PDF

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Abstract

【課題】部品構成要素数が少ない小物部品の組み立てに際して、部品構成要素同士の相対位置決め精度の低下をもたらすことなく、簡素な設備構成で所期の目的を達成することができるようにした部品組立方法を提供する。
【解決手段】ドアインナパネルPaにサイドドアビームPbをスポット溶接にて結合して中間組立体Wとして組み立てる方法である。前工程にてドアインナパネルPaにサイドドアビームPbを小型のロケート・クランプ機構1にて予め仮止めしておく。その仮止めされた中間組立体Wを組立治具3にて位置決めした上でスポット溶接ガン7にてスポット溶接を施す。その後にハンドリングロボット5に持たせた脱着機構9にてロケート・クランプ機構1による位置決めとクランプとを解除し、そのロケート・クランプ機構1を取り外して回収箱10に回収する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車用の各種パネル類に代表されるように二つ以上の部品構成要素をもって構成されることになる部品の組立方法と部品組立装置およびその部品組み立てに用いる脱着工具の改良に関するものである。
この種の部品組み立てに関する技術として例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
この特許文献1に記載の技術では、複数の単品パネルの集合体をもって構成されることになるパネル状部品の溶接組み立てを行うにあたり、直交3軸の動作自由度に加えてロケートピンによる位置決め機能をクランプ機能とを有するロケータ装置を多数配置して組立治具とし、この組立治具に対してパネル状部品を構成することになる単品パネルを同時投入して、個々のロケータ装置にてそれぞれの単品パネルを位置決めクランプする一方、特定のロケータ装置のアプローチ動作にて単品パネル相互の相対位置決めを行った上で、溶接用ロボットが持つスポット溶接ガンにてスポット溶接を施して組み立てを行うようになっている。
特開2002−225759号公報
このような従来の技術では、組立治具そのものが高機能であるために複数種類のパネル状部品の組み立てを行うことができ、その汎用性に優れる一方、設備費が高価となるだけでなく多数のロケータ装置の並設に伴う錯綜化によって構造も著しく複雑となり、特に狭隘なスペースへのスポット溶接ガンのアクセス性が悪く、必要な打点位置全てにスポット溶接を施すことができないことがある。その場合には、別途後工程でいわゆる増打ちを施さなければならず、工程数の増加が余儀なくされる。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、比較的部品構成要素数が少ないいわゆる小物部品の組み立てに際して、部品構成要素同士の相対位置決め精度の低下をもたらすことなく、簡素な設備構成で所期の目的を達成することができるようにした部品組立方法と部品組立装置および部品組み立てに用いる脱着工具を提供しようとするものである。
請求項1に記載の発明は、複数の部品構成要素同士を結合して部品を組み立てる方法であって、部品構成要素同士の相対位置決めを行うべくその部品構成要素同士を仮止め手段にて予め仮止めし、その仮止めされた中間組立体を組立治具にて位置決めした上で溶接まるいはねじ締め等の本結合を施し、本結合後に上記仮止め手段による仮止めを解除した上でその仮止め手段を回収することを特徴とする。
この場合、上記仮止め手段は、請求項2に記載のように、各部品構成要素に形成されたロケート穴に嵌合するロケートピンをもって部品構成要素同士の相対位置決めを行う機能と、その位置決め状態で部品構成要素同士を自律的にクランプする機能と、外力の付与によりアンクランプする機能とを有していることが望ましい。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の技術を装置として捉えたものであって、部品構成要素同士を仮止め手段にて予め仮止めすることにより仮組みしてある中間組立体を位置決めする組立治具と、上記組立治具にて位置決めされた中間組立体の部品構成要素同士の本結合を司るスポット溶接装置等の結合手段と、上記仮止め手段による仮止めを解除した上でその仮止め手段を回収する仮止め解除・回収手段とを備えていることを特徴とする。
この場合、上記仮止め手段は、請求項6に記載のように、各部品構成要素に形成されたロケート穴に嵌合するロケートピンをもって部品構成要素同士の相対位置決めを行う機能と、その位置決め状態で部品構成要素同士を自律的にクランプする機能と、外力の付与によりアンクランプする機能とを有したロケート・クランプ機構であることが望ましい。
また、上記仮止め解除・回収手段は、請求項7に記載のように、仮止め手段であるロケート・クランプ機構を把持した上で外力の付与によりそのロケート・クランプ機構をアンクランプ動作させるものであることが望ましい。
したがって、少なくとも請求項1,5に記載の発明では、部品構成要素同士の相対位置決めが仮止め手段によって予めなされているため、その仮組みされた中間組立体を搬送等に供することが可能である。そこで、中間組立体を所定の組立治具にて位置決めした上で、スポット溶接装置等にて部品構成要素同士の本結合を行う。この本結合が完了した時点で仮止め手段はその機能が不要となることから、仮止めを解除した上でその仮止め手段を回収して繰り返し使用する。
ここで、上記ロケート・クランプ機構としては、例えば請求項12に記載のように、筒状のボデイと、そのボデイの一端面を着座面としてその着座面から突出しているロケートピンと、そのロケートピンに相対変位可能に内蔵されて、クランプ時にはその一部がロケートピンから突出して上記着座面と協働して部品構成要素同士をクランプするクランプアームと、上記クランプアームに連結されているとともにボデイのうち着座面とは反対側の面から外部に臨んでいて、その押圧操作によりクランプアームをアンクランプ動作させる操作ピンと、クランプアームにクランプ力を付与するばね部材とを備えたものを使用する。
その上で、かかるロケート・クランプ機構の脱着に際しては、請求項14に記載の脱着工具を用いるものとする。
すなわち、請求項14に記載の発明は、仮止め手段として請求項12に記載のロケート・クランプ機構を脱着する際に用いる工具として、固定側ハンドルを有する本体部と、固定側ハンドルに対して接近離間可能なように本体部に対し揺動可能に連結された可動側ハンドルと、互いに接近離間可能なように本体部に装着されていて、固定側ハンドルに対して可動側ハンドルを接近させるべく双方のハンドルを握り操作したときに接近動作に基づく把持動作を行って、ロケート・クランプ機構のボデイを把持する一対のグリッパアームと、上記本体部にスライド可能に支持されていて、双方のハンドルを握り操作したときにスライド変位することによりロケート・クランプ機構の操作ピンを押圧操作して、そのロケート・クランプ機構をアンクランプ動作させる押圧部材とを備えていることを特徴とする。
したがって、この脱着工具を用いることにより、仮止め手段としてのロケート・クランプ機構について手作業にて容易にその脱着を行うことが可能となる。
請求項1,5に記載の発明によれば、部品構成要素同士を仮止め手段にて予め仮止めして中間組立体とする一方、この中間組立体を組立治具にて位置決め支持した上で溶接等の本結合を施して、その後に機能が不要になった仮止め手段を解除して回収するようにしているため、従来のような大がかりな組立治具は不要であり、その組立治具の簡素化によって設備費の低減が図れるとともに、本結合を司る溶接装置等の結合手段のアクセス性も良好となり、必要な本結合位置数の全てに本結合が施すことができ、工程数の短縮化にも寄与できる。
また、回収した仮止め手段は繰り返し使用することができるため、これによってもまた一層の設備費の低減とともに部品製造コストの低減を図ることができる。
請求項14に記載の発明によれば、仮止め手段として特定のロケート・クランプ機構を用いる場合に、それ専用の脱着工具を提供するものであるため、ロケート・クランプ機構の脱着を手作業にて容易に行うことが可能であり、大がかりな装置を必要としないために、設備費および部品の製造コストの低減化が図れる。
図1以下の図面は本発明のより具体的な実施の形態を示す図であり、図1に示すように、自動車の組立工程のうちいわゆるドアサブラインにおいて、自動車のドアを構成することになる部品構成要素としてのドアインナパネルPaの内側面に同じく部品構成要素としての補強用の複数のサイドドアビーム(ガードバーあるいはインパクトビーム等とも称される)Pbを溶接固定する場合の例を示している。
すなわち、後工程にて図示外のドアアウタパネルと組み合わされることになるドアインナパネルPaには、その前工程にて複数のサイドドアビームPbが正規取付位置にそれぞれセットされた上で、仮止め手段としての複数の小型のロケート・クランプ機構(以下、この機構を「メカクランプ機構」と略称するものとする)1にて位置決めクランプされて仮止めが施されており、このサイドドアビームPbが仮止めされたドアインナパネルPaが中間組立体Wとして図1の溶接組立工程Sに搬入される。
ここで、メカクランプ機構1は、後述するように、ドアインナパネルPaと各サイドドアビームPbの双方に形成されたロケートピンRに係合してそのロケートピンRを基準にドアインナパネルPaとサイドドアビームPbの相対位置決めを行う機能と、その相対位置決め状態のままでドアインナパネルPaとサイドドアビームPbとを重合方向に加圧拘束し、仮止めとして両者を自律的且つ堅固にクランプするいわゆるセルフクランプ機能とを有している。
図1の溶接組立工程Sには例えば多自由度型(多関節型)の複数のロケート装置2を立設してあり、これをもって組立治具3を構成しているとともに、先に述べたように前工程からサイドドアビームPbが仮止めされた状態で搬入されてきたドアインナパネルPaはこれらのロケート装置2によって位置決めクランプされる。また、溶接組立工程Sには、上記の組立治具3のほか、溶接ロボット(産業用ロボット)4と、ハンドリングロボット(産業用ロボット)5をそれぞれ配置してある。溶接ロボット4はそのアーム6の先端に結合手段またはスポット溶接装置として機能するスポット溶接ガン7を備えており、周知のように各サイドドアビームPbの両端とドアインナパネルPaとの重合部であって且つメカクランプ機構1による仮止め箇所の近傍をクランプして本結合としてのスポット溶接を施す機能を有する。
他方、ハンドリングロボット5は、上記のようなスポット溶接完了後にメカクランプ機構1による仮止めを解除してそのメカクランプ機構1を取り外して回収する機能を有しており、そのアーム8の先端には仮止め解除・回収手段としてアクチュエータ駆動の脱着機構9を装着してある。さらに、ハンドリングロボット5に近接してメカクランプ機構1の回収のための回収箱10を配置してある。
図2,3は上記メカクランプ機構1単独での詳細を示しており、また図4の(A)はメカクランプ機構1がドアインナパネルPa等をクランプした状態を、同図(B)は同じくアンクランプした状態をそれぞれ示している。
これらの図2〜4から明らかなように、中空円筒状のボデイ11の外周にはテーパ状のフランジ部12aと段状のショルダー部12bを有すスリーブ12をねじ部12cをもって装着してあるとともに、そのボデイ11の一端面には根元部側に着座面として機能する着座フランジ部13を有するテーパ状のロケートピン14を複数のボルト15にて結合してある。
ロケートピン14の一部には直径方向に貫通するすり割り溝16を形成してあるとともに、このすり割り溝16はボデイ11の内部空間と連通していて、図4に示すように、これらのすり割り溝16およびボデイ11の内部空間には略鉤形状のクランプアーム17を変位可能に挿入してある。また、ボデイ11の他端面からその内部にカラー18を挿入するとともに、そのカラー18に案内させるかたちでボデイ11と同心状の操作ピン19をスライド可能に挿入してある。操作ピン19はその一部がボデイ11から突出しているとともに、端部にはクランプアーム17の板厚を受容可能なスリット20を形成してあり、このスリット20にてクランプアーム17の他端を受容した上で後述する連結ピン21にて相互に連結してある。
クランプアーム17はその鉤形状の先端部17aをロケートピン14の根元部の開口部から外部に臨ませてある一方、他端部を操作ピン19のスリット20に挿入した上で操作ピン19の直径方向に貫通する連結ピン21にて操作ピン19に連結し、さらに略くの字状に形成された溝カム22をボデイ11の直径方向に横架されたガイドピン23に係合させてある。
さらに、操作ピン19の外周には皿ばね、輪ばねあるいはばね座金等の円環状のばね部材24を積層配置した上で、操作ピン19の端部に装着したばね受け座25とスナップリング25aにてその抜け止めを施してある。このばね部材24は図4に示すように操作ピン19を介してクランプアーム17を常時ボデイ11内に引き込む方向、すなわちクランプアーム17がクランプ力を発生する方向に常時付勢しており、これによってばね部材24はクランプ力発生手段として機能することになる。
より詳しくは、図4の(A)に示すように操作ピン19に外力を加えない状態ではクランプアーム17がばね部材24による付勢力をもってクランプ位置C1にあって、そのクランプ状態を自己保持している一方、同図(B)に示すように操作ピン19をボデイ11内に押し込むべくその操作ピン19をばね部材24の付勢力に抗して押圧操作することによりクランプアーム17がアンクランプ位置C2に移動するようになっており、特にクランプ状態では同図(A)に示すようにそのクランプアーム17の先端部17aと着座フランジ部13とをもって先に述べたドアインナパネルPaとサイドドアビームPbを挟圧状態としてクランプするようになっている。
一方、上記ロケートピン14により位置決めされることになる相手側のパネル、すなわちドアインナパネルPaとサイドドアビームPbには図4に示すようにそのロケートピン14に挿入されることになるロケート穴Rがそれぞれ形成されていて、ロケートピン14とロケート穴Rとの相互嵌合と同時にドアインナパネルPaがロケートピンR側の着座フランジ部13に着座することでそのロケートピン14の軸心方向での位置決めが同時になされるようになっている。
図5,6は先に図1に示したハンドリングロボット5に持たせたアクチュエータ駆動の脱着機構9を拡大した図であり、さらに図7,8はその詳細をそれぞれ示している。この脱着機構9は、対向配置したグリッパ本体部としての二つ一組のグリッパブロック26に対して、大径且つ長ストロークのグリッパシリンダ27と、小径且つ小ストロークのアンクランプシリンダ28とを直列に連結することにより構成してある。なお、ここではグリッパシリンダ27およびアンクランプシリンダ28としてエアシリンダが採用されていて、同時にアンクランプシリンダ28は後述するようにアンクランプ操作手段として機能することになる。
二つ一組のグリッパブロック26は、所定の間隙を隔てて対向させることにより、先に述べたメカクランプ機構1と噛み合う受容穴29とともにグリッパアーム収容空間30を形成している。そして、図7,8のほか図9,10に示すように、そのグリッパアーム収容空間30には、対向配置されて且つ開閉可能な一対のプレート状のグリッパアーム31ととともに双方のグリッパアーム31が共有することになるバー状の中間レバー32を収容してあり、各グリッパアーム31は中間レバー32に対してヒンジピン33にて揺動可能に連結してある。なお、受容穴29の奥部には、図8に示すようにメカクランプ機構1側のスリーブ12のフランジ部12a(図2,3参照)に着座する着座面34を形成してある。
また、各グリッパアーム31には略くの字状の溝カム35形成してあり、この溝カム35を双方のグリッパブロック26,26間に掛け渡したガイドピン36に係合させてある。したがって、中間レバー32を後述するピストンロッド39とともにその軸心方向にスライド変位させることで、溝カム35とガイドピン36との相対変位のために一対のグリッパアーム31,31が開閉動作して、図11に示すようにその閉動作をもってメカクランプ機構1を把持する一方、図10に示すようにその開動作をもってメカクランプ機構1を解放することになる。
図8のほか図10に示すように、グリッパシリンダ27は、シリンダチューブ37内に配置されたピストン38のほか、それと一体の中空状のピストンロッド39および二つの流出入ポート40,41を備えていて、ピストンロッド39の先端には先に述べた中間レバー32を連結してある。これにより、グリッパシリンダ27の伸縮作動に応じて一対のグリッパアーム31,31がメカクランプ機構1の把持動作もしくはその解放動作を行うことになる。
他方、アンクランプシリンダ28はグリッパシリンダ27と同心状に配置してあり、シリンダチューブ42内に配置されたピストン43のほか、それと一体のピストンロッド44および二つの流出入ポート45,46を備えていて、ピストンロッド44は先に述べたグリッパシリンダ27側の中空状のピストンロッド39にスライド可能に内挿されている。そして、図12に示すように一対のグリッパアーム31,31がメカクランプ機構1を把持した状態でアンクランプシリンダ28を伸長動作させることにより、そのメカクランプ機構1の操作ピン19を押圧操作することが可能となっている。
なお、図9において、47,48は各シリンダ27,28のエアの流出入ポートを切り換えるためのソレノイドバルブである。
したがって、図1に示したように、スポット溶接ガン7によりドアインナパネルPaとサイドドアビームPbとの溶接が完了した後に、その時点で機能が不要になった各メカクランプ機構1を取り外すには次の手順にて行う。
すなわち、ドアインナパネルPa上にある各メカクランプ機構1の位置を予めティーチングしておき、ハンドリングロボット5の自由度を使ってそれぞれのメカクランプ機構1の位置に脱着機構9を順次移動させてその取り外しを行う。
メカクランプ機構1の取り外しの際には、図9に示すようにクランプ状態にあるメカクランプ機構1の上から脱着機構9をアプローチ動作させて、図10に示すようにグリッパブロック26側の受容穴29をメカクランプ機構1に挿入して、センタリングを行いながら実質的にグリッパブロック26の内部にメカクランプ機構1を受容する。この時には、グリッパシリンダ27は伸長状態にあり、またアンクランプシリンダ28は収縮状態にある。
グリッパブロック26側の着座面に34にメカクランプ機構1のフランジ部12aが着座すると、メカクランプ機構1の軸心方向においてそのメカクランプ機構1と脱着機構9との相対位置決めがなされたことになり、その時点でグリッパシリンダ27を収縮動作させる。グリッパシリンダ27の収縮動作に伴い、図11に示すように中間レバー32とともに一対のグリッパアーム31,31がスライド動作しつつ、溝カム35の機能によってそのグリッパアーム31,31同士が閉動作して、メカクランプ機構1のスリーブ12を把持する。すなわち、各グリッパアーム31,31の先端がスリーブ12の外周面に当接しながらそのショルダー部12b(図2,3参照)に係合することになる。これをもって脱着機構9によるメカクランプ機構1の把持が完了する。
次いで、この時点でアンクランプシリンダ28を伸長動作させると、図12に示すようにそのアンクランプシリンダ28のピストンロッド44がメカクランプ機構1の操作ピン19を押圧操作する。操作ピン19を押圧操作すると、メカクランプ機構1におけるクランプアーム17が同図のようにアンクランプ動作して、それまでのドアインナパネルPaとサイドドアビームPbとのクランプ力を解除し、同時にクランプアーム17はロケートピン14の内部に完全に納まるようになる。この状態で初めてメカクランプ機構1のロケートピン14を相手側のロケート穴Rから抜き取ることが可能となることから、ハンドリングロボット5の自由度を使って、脱着機構9に把持されているメカクランプ機構1を抜き取る。これをもって、メカクランプ機構1によるドアインナパネルpaとサイドドアビームPbとの仮止め状態、すなわちメカクランプ機構1によるドアインナパネルPaとサイドドアビームPbとの相対位置決め状態およびクランプ状態が完全に解除される。
この後、図1に示したハンドリングロボット5の自由度をもって脱着機構9を回収箱10の上に移動させた上でグリッパシリンダ27を伸長動作させて、図10と同様にその脱着機構9のグリッパアーム31,31を解放動作させる。その瞬間にメカクランプ機構1はばね部材24の力によってクランプ状態に復帰するとともに、自重にて回収箱10に落下・回収されて再利用される。
図13は本発明の別の実施の形態として先に述べたメカクランプ機構の変形例を示す。この実施の形態では、メカクランプ機構51そのものの一層の小径化のために図4に示したカラー18を廃止して、操作ピン19をボデイ11の内径にて直接案内するようしたもので、図2〜4に示したメカクランプ機構1に代えて用いることにより全く同等の機能を発揮することになる。
ここで、上記の脱着機構9を持たせたハンドリングロボット5は、メカクランプ機構1または51の取り外しだけでなく、前工程にてドアインナパネルPaとサイドドアビームPbとを仮止めするにあたって、そのメカクランプ機構1または51を装着する際にも使用することは可能ではある。その場合、例えばドアインナパネルPa上に手作業にてサイドドアビームPbを投入して両者の相対位置決めを行う場合には、仮止めのためのメカクランプ機構1または51の装着は上記のようなハンドリングロボット5によらずに手作業にて行う方が効率的である。
そこで、手作業での上記メカクランプ機構1または51の装着に適した脱着工具の一例を図14〜16に基づいて説明する。
図14,15に示す脱着工具52は、大別して、固定側ハンドル53をボルト54にて連結したブロック状の本体部55と、固定側ハンドル53に対して接近離間可能なようにその本体部55側のブラケット56にヒンジピン57をもって揺動可能に連結してあって、且つその握り操作が可能な可動側ハンドル58と、本体部55を挟んでその両側に対向配置した一対のプレート状のグリッパアーム59とをもって構成してあり、そのグリッパアーム59の先端部59aは側面視にて略L字状に曲折形成してある。
本体部55には、その上面中央部に凹状部60を形成してあるとともに、その凹状部60側から本体部55を貫通するようにプッシュロッド61をスライド可能に挿入支持させてある。プッシュロッド61の上端は可動側ハンドル58の中間部にヒンジピン62にて連結してあるとともに、その下端には押圧部材として駒状の接触子63を装着してある。そして、凹状部60にはリターンスプリング(圧縮コイルスプリング)64を収容配置してあるとともに、そのリターンスプリング64がプッシュロッド61側のフランジ部61aに当接していることから、プッシュロッド61は常時上方に付勢されている一方で、固定側ハンドル53と可動側ハンドル58の接近離間動作に応じてスライド動作するようになっている。
なお、プッシロッド61とその先端に装着された接触子63は先に説明した脱着機構9のピストンロッド44と同等の機能を有しているものであり、後述するようにメカクランプ機構1または51のアンクランプ操作に際して接触子63がその操作ピン19に当接してこれを押圧操作することになる。
本体部55の両側には、ストレート面65aとテーパ面65bとを連続させたアーム着座面65を左右対称に形成してあり、このアーム着座面65に沿わせるようにして一対のグリッパアーム59,59を対向配置してある。各グリッパアーム59の先端部59aには半円状の把持面66を形成してある一方、各グリッパアーム59の上端部側には一端が開放された長穴67を形成してある。そして、各グリッパアーム59はその上端部をリーマボルト68にて本体部55のテーパ面65bに固定してある。
また、本体部55のほかプッシュロッド61を直径方向に貫通するようにして両ねじボルトタイプの中間ロッド69を配置してあり、その中間ロッド69の両端はグリッパアーム59の長穴67から突出させた上で丸頭型のナット70とロックナット71とを装着してある。本体部55のうち中間ロッド69が貫通する部分には、グリッパプレート59側の長穴67の下半部に合致する形状の長穴(図14では長穴67と重なっている)を形成してあり、中間ロッド69はプッシュロッド61とともにその長穴に沿ってスライド可能となっている。
さらに本体部55に貫通形成した一対の支持穴72にはリターンスプリング(圧縮コイルスプリング)73を収容した上でその両端をグリッパアーム59に当接させてあり、これによってグリッパアーム59,59同士が互いに離間する方向に付勢されている。
より具体的には、一対のグリッパアーム59,59は図15に示すようにリーマボルト68にて本体部55に固定されてはいても、実質的にプッシュロッド61と一体の中間ロッド69との相対移動に応じアーム着座面65のうちテーパ面65bに密着する位置とストレート面65aに密着する位置との間で、ストレート面65aとテーパ面65bとのなす稜線部を支点とした揺動動作をもって互いに接近離間可能、すなわち後述するようにメカクランプ機構1または51を把持するべくグリッパアーム59,59の先端部59a,59a同士がその接近離間動作をもって開閉可能となっている。
つまり、先に述べたように、図14の状態から固定側ハンドル53に対して可動側ハンドル58を接近させるようにして双方のハンドル53,58を握り操作することにより、それに応じてプッシュロッド61が中間ロッド69とともにスライド動作するとともに、その中間ロッド69とグリッパアーム59との相対移動に応じてグリッパアーム59,59同士が把持動作することになる。そして、図15に示すように、グリッパアーム59の上端部がテーパ面65bに密着することで一対のグリッパアーム59,59の最大開度が規制されている一方、図18の(B)に示すようにグリッパアーム59の上端部がストレート面65aに密着しつつリーマボルト68の頭部に当接することで一対のグリッパアーム59,59同士の最小開度である把持限度位置が規制されている。
図14のほか図16に示すように、可動側ハンドル58には、固定側ハンドル53に対してその可動側ハンドル58を接近させるようにして双方のハンドル53,58同士を握り操作した場合に、その状態を自己保持してロックするハンドルロック機構75を付設してある。このハンドルロック機構75は、図16に拡大して示すように、可動側ハンドル58の自由端部側にロックレバー76をヒンジピン77にて回動可能に支持させる一方、そのロックレバー76の先端部には円弧状面をもつフック78を突設してある。また、ロックレバー76に内蔵したリターンスプリング(圧縮コイルスプリング)79とピン状のスプリング受座80との当接によってロックレバー76自体を時計回り方向に付勢している。さらに、固定側ハンドル53の中間部には上記ロックレバー76を受容しつつフック78と係止可能な窓部81を形成してある。
したがって、図1に示したようなドアインナパネルPaに対するサイドドアビームPbのスポット溶接に先立って、例えば前工程において上記脱着工具52を用いてことを前提とした上で、先に述べたメカクランプ機構51を用いて両者を仮止めするには次のような手順による。
図17に示すように、解放状態にある脱着工具52側におけるグリッパアーム59の先端部59aとクランプ状態にあるメカクランプ機構51を対向させた上で、脱着工具52側のグリッパアーム59,59同士の対向間隙内、すなわちそのグリッパアーム59の先端部59a,59a同士の対向間隙内にメカクランプ機構51を位置させ、その状態で固定側ハンドル53に可動側ハンドル58を近接させるべく双方のハンドル53,58を図18の(A)のように握り操作する。この握り操作の初期段階では、同図(B)に示すようにプッシュロッド61と一体の中間ロッド69が押し下げられてグリッパアーム59と相対移動することから、グリッパアーム59,59同士が閉動作して、各グリッパアーム59の先端部59aにおける着座面66(図15の(B)参照)がメカクランプ機構51のスリーブ12に着座してこれを把持する。なおも図19の(A)に示すように、双方のハンドル53,58の握りの度合を大きくすると、同図(B)に示すようにグリッパアーム59の先端部59aがメカクランプ機構51側のショルダー部12bに係合する一方で、プッシュロッド61の先端の接触子63がメカクランプ機構51側の操作ピン19に当接してこれを押圧操作することから、メカクランプ機構51はアンクランプ状態となる。
この時、同図(A)に示すように、可動ハンドル58側のロックレバー76が固定ハンドル53側の窓部81を乗り越えた上でその開口縁部に係合して、ハンドルロック状態となる。これにより、双方のハンドル53,58の握り操作のための外力を解除したとしても図19の(A),(B)の状態、すなわちグリッパアーム595,9がメカクランプ機構51を把持した状態であって且つそのメカクランプ機構51がアンクランプ状態を自己保持することが可能となる。
そして、図19の(B)に示すように、メカクランプ機構51をドアインナパネルPaおよびサイドドアビームPb側のロケート穴Rに挿入した上で、図18の(B)と同様にロックレバー76によるハンドルロック状態を解除すると、図13に示すようにメカクランプ機構51は直ちにクランプ状態となって、ドアインナパネルPaとサイドドアビームPb同士の仮止めとして両者を堅固にクランプする。そして、それに続いて図17と同様に一対のグリッパアーム59が解放動作することから、これをもって、クランプ動作が完了したメカクランプ機構51から脱着工具52をスムーズに取り外すことが可能となる。
この後、サイドドアビームPbとの仮止めが施されたドアインナパネルPaは図1に示した溶接組立工程に搬入されて、本結合としてのスポット溶接が施されることになる。
ここで、本実施の形態では、上記の手動式の脱着工具52をメカクランプ機構51の装着用として用いているが、図6〜8に示したアクチュエータ駆動の脱着機構9と同様に、メカクランプ機構51の取り外し用の工具としても用いることができることは言うまでもない。
本発明が適用される自動車用ドアの溶接組立工程の概略説明図。 図1の溶接組立工程で使用されるロケート・クランプ機構単体での拡大図。 図2に示すロケート・クランプ機構の詳細を示す図で、(A)は同図(B)の平面図、(B)は図2の左側面図、(C)は図3の(B)の下面図。 (A)は図2に示すロケート・クランプ機構のクランプ状態を示す断面図、(B)は同じく図2に示すロケート・クランプ機構のアンクランプ状態を示す断面図。 図1のハンドリングロボットに持たせた脱着機構の断面説明図。 図5に示す脱着機構の斜視図。 (A)は図6に示す脱着機構の正面図、(B)は同図(A)の右側面図、(C)は同図(B)の下面図。 図8は図7の(C)のA−A線に沿う断面説明図。 図6に示す脱着機構の作動説明図。 図6に示す脱着機構の作動を示す拡大説明図。 図6に示す脱着機構の作動を示す拡大説明図。 図6に示す脱着機構の作動を示す拡大説明図。 図2〜4み示したロケート・クランプ機構の変形例を示す断面図。 図13に示すロケート・クランプ機構の脱着に用いる手動式の脱着工具の説明図。 (A)は図14の左側面図、(B)は同図(A)の下面図。 (A)は図14の要部拡大図、(B)は同図(A)のさらなる要部拡大図。 図14,15に示す脱着工具の作動説明図。 (A),(B)ともに図14,15に示す脱着工具の作動説明図。 (A),(B)ともに図14,15に示す脱着工具の作動説明図。
符号の説明
1…ロケート・クランプ機構(仮止め手段)
3…組立治具
4…溶接ロボット(産業用ロボット)
5…ハンドリングロボット(産業用ロボット)
7…スポット溶接ガン(結合手段またはスポット溶接装置)
8…アーム
9…脱着機構(仮止め解除・回収手段)
10…回収箱
11…ボデイ
12…スリーブ
12b…ショルダー部
13…着座フランジ部(着座面)
14…ロケートピン
17…クランプアーム
19…操作ピン
22…溝カム
23…ガイドピン
24…バネ部材(クランプ力発生手段)
26…グリッパブロック(グリッパ本体部)
27…グリッパシリンダ
28…アンクランプシリンダ(アンクランプ操作手段)
31…グリッパアーム
35…溝カム
36…ガイドピン
39…ピストンロッド
44…ピストンロッド
51…ロケート・クランプ機構
52…脱着工具
53…固定側ハンドル
55…本体部
58…可動側ハンドル
59…グリッパアーム
61…プッシュロッド
63…接触子(押圧部材)
65…アーム着座面
75…ハンドルロック機構(ロック機構)
76…ロックレバー
Pa…ドアインナパネル(部品構成要素)
Pb…サイドドアビーム(部品構成要素)
R…ロケート穴
S…溶接組立工程
W…中間組立体

Claims (18)

  1. 複数の部品構成要素同士を結合して部品を組み立てる方法であって、
    部品構成要素同士の相対位置決めを行うべくその部品構成要素同士を仮止め手段にて予め仮止めし、
    その仮止めされた中間組立体を組立治具にて位置決めした上で本結合を施し、
    本結合後に上記仮止め手段による仮止めを解除した上でその仮止め手段を回収することを特徴とする部品組立方法。
  2. 上記仮止め手段は、各部品構成要素に形成されたロケート穴に嵌合するロケートピンをもって部品構成要素同士の相対位置決めを行う機能と、その位置決め状態で部品構成要素同士を自律的にクランプする機能と、外力の付与によりアンクランプする機能とを有していることを特徴とする請求項1に記載の部品組立方法。
  3. 上記本結合が溶接であることを特徴とする請求項1または2に記載の部品組立方法。
  4. 上記部品構成要素同士を複数の仮止め手段をもって仮止めすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の部品組立方法。
  5. 複数の部品構成要素同士を結合して部品を組み立てる装置であって、
    部品構成要素同士を仮止め手段にて予め仮止めすることにより仮組みしてある中間組立体を位置決めする組立治具と、
    上記組立治具にて位置決めされた中間組立体の部品構成要素同士の本結合を司る結合手段と、
    上記仮止め手段による仮止めを解除した上でその仮止め手段を回収する仮止め解除・回収手段と、
    を備えていることを特徴とする部品組立装置。
  6. 上記仮止め手段は、各部品構成要素に形成されたロケート穴に嵌合するロケートピンをもって部品構成要素同士の相対位置決めを行う機能と、その位置決め状態で部品構成要素同士を自律的にクランプする機能と、外力の付与によりアンクランプする機能とを有したロケート・クランプ機構であることを特徴とする請求項5に記載の部品組立装置。
  7. 上記仮止め解除・回収手段は、仮止め手段であるロケート・クランプ機構を把持した上で外力の付与によりそのロケート・クランプ機構をアンクランプ動作させるものであることを特徴とする請求項6に記載の部品組立装置。
  8. 上記本結合が溶接であり、且つ結合手段がスポット溶接装置であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の部品組立装置。
  9. 上記部品構成要素同士を複数の仮止め手段をもって仮止めしてあることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の部品組立装置。
  10. 上記ロケート・クランプ機構は、
    ロケートピンのほか、そのロケートピンの根元部に位置して部品構成要素側のロケート穴の周縁部に着座する着座面と、
    ロケートピンに内蔵されて上記着座面と協働して部品構成要素同士をクランプするクランプアームと、
    クランプアームにクランプ力を付与するクランプ力発生手段と、
    を有していることを特徴とする請求項7に記載の部品組立装置。
  11. 上記クランプ力発生手段がばね部材であることを特徴とする請求項10に記載の部品組立装置。
  12. 上記ロケート・クランプ機構は、
    筒状のボデイと、
    そのボデイの一端面を着座面としてその着座面から突出しているロケートピンと、
    そのロケートピンに相対変位可能に内蔵されて、クランプ時にはその一部がロケートピンから突出して上記着座面と協働して部品構成要素同士をクランプするクランプアームと、
    上記クランプアームに連結されているとともにボデイのうち着座面とは反対側の面から外部に臨んでいて、その押圧操作によりクランプアームをアンクランプ動作させる操作ピンと、
    クランプアームにクランプ力を付与するばね部材と、
    を有していることを特徴とする請求項11に記載の部品組立装置。
  13. 上記仮止め解除・回収手段は、
    産業用ロボットのアーム先端に持たせたグリッパ本体部に、ロケート・クランプ機構を把持するグリッパアームと、ロケート・クランプ機構側のクランプアームをアンクランプ動作させるアンクランプ操作手段を設けたものであることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の部品組立装置。
  14. 仮止め手段として請求項12に記載のロケート・クランプ機構を脱着する際に用いる工具であって、
    固定側ハンドルを有する本体部と、
    固定側ハンドルに対して接近離間可能なように本体部に対し揺動可能に連結された可動側ハンドルと、
    互いに接近離間可能なように本体部に装着されていて、固定側ハンドルに対して可動側ハンドルを接近させるべく双方のハンドルを握り操作したときに接近動作に基づく把持動作を行って、ロケート・クランプ機構のボデイを把持する一対のグリッパアームと、
    上記本体部にスライド可能に支持されていて、双方のハンドルを握り操作したときにスライド変位することによりロケート・クランプ機構の操作ピンを押圧操作して、そのロケート・クランプ機構をアンクランプ動作させる押圧部材と、
    を備えていることを特徴とする脱着工具。
  15. 上記ロケート・クランプ機構のボデイ外周面には段状のショルダー部が形成されて、
    上記一対のグリッパアームによるボデイの把持時にはそのグリッパアームがショルダー部に係合する一方で、その係合状態のもとで押圧部材が操作ピンを押圧操作するものであることを特徴とする請求項14に記載の脱着工具。
  16. 一対のグリッパアームがロケート・クランプ機構のボデイを把持した状態で且つ押圧部材の押圧操作に基づくロケート・クランプ機構のアンクランプ状態を自己保持するロック機構を備えていることを特徴とする請求項14または15に記載の脱着工具。
  17. 上記ロック機構は、固定側ハンドルと可動側ハンドルを接近させた状態で両者を離間不能に拘束するハンドルロック機構であることを特徴とする請求項16に記載の脱着工具。
  18. 上記ハンドルロック機構は、固定側ハンドルと可動側ハンドルのうちいずれか一方のハンドルに設けたロックレバーを他方のハンドルに係止させるものであることを特徴とする請求項17に記載の脱着工具。
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