JP5244047B2 - フロントコンポーネント組立システムおよびフロントコンポーネント組立方法 - Google Patents
フロントコンポーネント組立システムおよびフロントコンポーネント組立方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5244047B2 JP5244047B2 JP2009189034A JP2009189034A JP5244047B2 JP 5244047 B2 JP5244047 B2 JP 5244047B2 JP 2009189034 A JP2009189034 A JP 2009189034A JP 2009189034 A JP2009189034 A JP 2009189034A JP 5244047 B2 JP5244047 B2 JP 5244047B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dashboard
- jig
- front component
- bulkhead
- wheel house
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 17
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
具体的には、このフロントコンポーネントは、平面視で矩形枠状であり、エンジンを囲むものである。具体的には、このフロントコンポーネントは、エンジンの側方に位置する一対のサイドフレームと、このサイドフレームの上に設けられる一対のホイールハウスハウジングと、エンジンの前方に位置するバルクヘッドと、エンジンの後方に位置するダッシュボードと、を備える(特許文献1参照)。
まず、セット治具を用意し、このセット治具にホイールハウスハウジングおよびサイドフレームをセットする。以降、これらホイールハウスハウジングおよびサイドフレームを組み合わせたものを、サイドメンバと呼ぶ。これにより、サイドメンバとセット治具との相対位置を決定する。
具体的には、ダッシュボードの特定の孔を位置決め孔とするとともに、セット治具に位置決めピンを設けておく。そして、ダッシュボードを位置決めピンに接近させ、ダッシュロアの位置決め孔に位置決めピンを挿入することで、セット治具とダッシュボードとの相対位置を決定する。
しかしながら、位置決め孔として接合部分から離れた孔を利用する必要があり、サイドメンバとダッシュボードとを高精度で位置決めできなかった。
その理由は、第1に、左ハンドル車用のダッシュボードと右ハンドル車用のダッシュボードとでは、一部の構造が異なるが、セット治具の汎用性を考慮すると、左ハンドル車用のダッシュボードと右ハンドル車用のダッシュボードとで共通の構造となる部分に位置決め孔を設ける必要がある。そのため、ダッシュボードの位置決め孔の位置が制約されるからである。
第2に、セット治具がサイドメンバとダッシュボードとの接合部分から離れているため、セット治具に位置決めピンを設けようとしても、接合部分の近傍に位置決めピンを設けることができないので、ダッシュボードの接合部分近傍の孔を位置決め孔として利用できないからである。
したがって、従来のようにダッシュボードを治具に対して直接位置決めせず、ダッシュボードを把持したダッシュボード把持部を治具に対して位置決めすることで、ダッシュボードを間接的に治具に対して位置決めした。
よって、位置決め箇所の選択の自由度が高くなり、ダッシュボードとサイドフレームおよびホイールハウスハウジングとの接合部分の近傍をダッシュボード把持部で支持できるので、ダッシュボードをホイールハウスハウジングおよびサイドフレームに高精度で位置決めできる。
これに対し、この発明によれば、例えば、セットステーションに治具を位置させておき、この状態で、メイン治具にホイールハウスハウジングおよびサイドフレームをセットするとともに、サブ治具にバルクヘッドをセットする。そして、これら治具を溶接ステーションに向かって移動させながら、進退部によりサブ治具をメイン治具に接近させる。よって、バルクヘッドのセットとホイールハウスハウジングおよびサイドフレームのセットとを同時に行うことができるので、従来に比べて、ホイールハウスハウジング、サイドフレーム、およびバルクヘッドを組み立てる時間を短縮できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るフロントコンポーネント組立システムにより組み立てられるフロントコンポーネント10の斜視図である。
フロントコンポーネント10は、矩形枠状であり、自動車の前側部分に取り付けられる。このフロントコンポーネント10に囲まれた空間は、エンジンが収納されるエンジンルームとなる。
以降、サイドフレーム11およびホイールハウスハウジング12を組み合わせたものを、サイドメンバ15と呼ぶ。よって、フロントコンポーネント10は、一対のサイドメンバ15を備えることになる。
また、ダッシュボード14の中央上端側近傍には、ダッシュボード14の中心線に対して線対称に一対の位置決め孔142が形成され、さらに、ダッシュボード14の両端側には、ダッシュボード14の中心線に対して線対称に一対の位置決め孔143が形成されている。
これら位置決め孔143は、サイドメンバ15との接合部分の近傍に位置している。
次に、この一対のサイドメンバ15に対して前後からバルクヘッド13およびダッシュボード14を位置決めして、溶接する。
フロントコンポーネント組立システム1は、セットステーション2と、溶接ステーション3と、セットステーション2から溶接ステーション3にワークを搬送するワーク搬送装置20と、セットステーション2の周囲に配置された2台のサイドメンバ搬送ロボット30と、セットステーション2の周囲に配置された1台のバルクヘッド搬送ロボット40と、セットステーション2と溶接ステーション3との間でかつワーク搬送装置20の上方に設けられたダッシュボード搬送装置50と、溶接ステーション3の周囲に配置された6台の溶接ロボット60と、を備える。
ダッシュボード搬送ロボット52は、ダッシュボード14を把持するダッシュボード把持部としてのダッシュボード把持ハンド53と、このダッシュボード把持ハンド53の3次元空間上の位置および姿勢を変化させる移動部としてのアーム54と、を備える。
ここで、フレーム531の下端は、前方に突出する突出部536となっている。
搬送台車22は、走行路21上を走行する走行部23と、この走行部23の上に設けられてサイドメンバ15を支持するメイン治具24と、メイン治具24の前方に設けられてバルクヘッド13を支持するサブ治具25と、サブ治具25をメイン治具24に向かって水平方向に進退させる進退部としての進退機構26と、を備える。
初期状態では、搬送台車22をセットステーション2に位置させておく。
その後、ダッシュボード搬送ロボット52を移動させて、ワーク搬送装置20の走行路21の直上に位置させておく。
以上のステップS2が完了すると、図4(c)に示す状態となる。
以上により、フロントコンポーネント10が形成される。
(1)ダッシュボード把持ハンド53によりダッシュボード14を把持し、この状態で、アーム54によりダッシュボード把持ハンド53を移動して、ダッシュボード把持ハンド53の第1位置決めピン534および突出部536を位置決めピン嵌合部243および突出部嵌合部244に嵌合した。
したがって、従来のようにダッシュボードを治具に対して直接位置決めせず、ダッシュボード14を把持したダッシュボード把持ハンド53をメイン治具24に対して位置決めすることで、ダッシュボード14を間接的にメイン治具24に対して位置決めした。
よって、位置決め箇所の選択の自由度が高くなり、ダッシュボード14とサイドフレーム11およびホイールハウスハウジング12との接合部分の近傍をダッシュボード把持ハンド53で支持できるので、ダッシュボード14を高精度で位置決めできる。
例えば、本実施形態では、ダッシュボード把持ハンド53の第1位置決めピン534および突出部536をメイン治具24に接続したが、これに限らず、第1把持部532など、ダッシュボード把持ハンド53の他の部分をメイン治具に接続してもよい。
10 フロントコンポーネント
11 サイドフレーム
12 ホイールハウスハウジング
13 バルクヘッド
14 ダッシュボード
22 搬送台車(治具)
24 メイン治具
25 サブ治具
26 進退機構(進退部)
53 ダッシュボード把持ハンド(ダッシュボード把持部)
54 アーム(移動部)
243 位置決めピン嵌合部(接続部)
244 突出部嵌合部(接続部)
Claims (4)
- ダッシュボード、バルクヘッド、ホイールハウスハウジング、およびサイドフレームからなる自動車のフロントコンポーネントを組み立てるフロントコンポーネント組立システムであって、
前記バルクヘッド、前記ホイールハウスハウジング、および前記サイドフレームを互いに位置決めした状態で支持する治具と、
前記ダッシュボードを把持するダッシュボード把持部と、
当該ダッシュボード把持部を移動する移動部と、を備え、
前記治具は、前記ダッシュボード把持部が接続される接続部を備え、
前記ダッシュボード把持部により前記ダッシュボードを把持し、この状態で、前記移動部により前記ダッシュボード把持部を移動して前記治具の接続部に接続することで、前記ダッシュボードを、前記バルクヘッド、前記ホイールハウスハウジング、および前記サイドフレームに対して位置決めすることを特徴とするフロントコンポーネント組立システム。 - 請求項1に記載のフロントコンポーネント組立システムにおいて、
前記治具は、前記ホイールハウスハウジングおよび前記サイドフレームを支持するメイン治具と、
前記バルクヘッドを支持するサブ治具と、
当該サブ治具を前記メイン治具に向かって進退させる進退部と、を備え、
前記メイン治具にホイールハウスハウジングおよびサイドフレームを互いに位置決めした状態で支持させて、この状態で、前記進退部により前記サブ治具を前記メイン治具に接近させることで、前記バルクヘッドを、前記ホイールハウスハウジングおよび前記サイドフレームに対して位置決めすることを特徴とするフロントコンポーネント組立システム。 - ダッシュボード、バルクヘッド、ホイールハウスハウジング、およびサイドフレームからなる自動車のフロントコンポーネントを組み立てるフロントコンポーネント組立方法であって、
治具により、前記バルクヘッド、前記ホイールハウスハウジング、および前記サイドフレームを互いに位置決めした状態で支持する第1手順と、
ダッシュボード把持部により、前記ダッシュボードを把持する第2手順と、
前記ダッシュボード把持部を移動して前記治具に接続することで、前記ダッシュボードを、前記バルクヘッド、前記ホイールハウスハウジング、および前記サイドフレームに対して位置決めする第3手順と、を備えることを特徴とするフロントコンポーネント組立方法。 - 請求項3に記載のフロントコンポーネント組立方法において、
前記治具を、前記ホイールハウスハウジングおよび前記サイドフレームを支持するメイン治具と、前記バルクヘッドを支持するサブ治具と、を含んで構成し、
前記第1手順では、前記メイン治具により、ホイールハウスハウジングおよびサイドフレームを互いに位置決めした状態で支持して、
前記サブ治具により前記バルクヘッドを支持して、
前記サブ治具を前記メイン治具に接近させることで、前記バルクヘッドを、前記ホイールハウスハウジングおよび前記サイドフレームに対して位置決めすることを特徴とするフロントコンポーネント組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009189034A JP5244047B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | フロントコンポーネント組立システムおよびフロントコンポーネント組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009189034A JP5244047B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | フロントコンポーネント組立システムおよびフロントコンポーネント組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011037403A JP2011037403A (ja) | 2011-02-24 |
JP5244047B2 true JP5244047B2 (ja) | 2013-07-24 |
Family
ID=43765657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009189034A Expired - Fee Related JP5244047B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | フロントコンポーネント組立システムおよびフロントコンポーネント組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5244047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105127964B (zh) * | 2015-07-15 | 2017-08-15 | 柳州伟祺数控机械有限公司 | 一种大梁总成的拼接装置的支架 |
CN106080842B (zh) * | 2016-06-12 | 2018-02-09 | 江苏德川汇汽车科技有限公司 | 阻燃型前盖对中装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146779A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-07 | Nissan Motor Co Ltd | エンジンコンパ−トメントの組立方法 |
JP3337812B2 (ja) * | 1994-03-30 | 2002-10-28 | マツダ株式会社 | 物品の組立方法およびその装置 |
JP2001047329A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-02-20 | Nissan Motor Co Ltd | 製品組立装置および製品組立方法 |
JP3801825B2 (ja) * | 1999-11-22 | 2006-07-26 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のフロントコンポーネント組立装置 |
-
2009
- 2009-08-18 JP JP2009189034A patent/JP5244047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011037403A (ja) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1918182B1 (en) | System for assembling motor-vehicle body structures or sub-assemblies thereof | |
JP6257752B2 (ja) | 車体組立システム及び車体組立方法 | |
JP3839783B2 (ja) | 車体フレーム用位置決め治具装置 | |
KR19980064726A (ko) | 자동차의 보디 사이드 조립장치 및 그 조립방법 | |
JP5886915B1 (ja) | 車体の製造装置 | |
US10435094B2 (en) | Method of producing vehicle body assembly | |
JP6092909B2 (ja) | 車体の製造装置 | |
JP5877899B2 (ja) | 車体組立方法及び車体組立装置 | |
JP2009173275A (ja) | 車体構造体の組立方法 | |
JP5244047B2 (ja) | フロントコンポーネント組立システムおよびフロントコンポーネント組立方法 | |
WO2016104097A1 (ja) | 自動車車体の組立方法及び装置 | |
JPH10249536A (ja) | 車体部品の溶接方法及び同溶接装置 | |
JP2006181680A (ja) | ワーク位置決め搬送装置,ワーク位置決め方法およびワーク位置決め搬送台車 | |
JP2826919B2 (ja) | サイドパネル用セット治具 | |
JP6580016B2 (ja) | 部材の位置決め方法及び位置決め装置 | |
JPH0341292B2 (ja) | ||
JP3506008B2 (ja) | 車体組立方法 | |
JP2005313255A (ja) | ワーク搬送装置およびワーク搬送装置の治具位置決め方法 | |
JP2895904B2 (ja) | 自動車車体の組立装置 | |
JP2004337942A (ja) | 被溶接物保持ロボットと溶接用ロボットを使用する溶接システム | |
JP2019084655A (ja) | ライン同期締付装置 | |
JP2016028835A (ja) | 接合部品の製造装置、および接合部品の製造方法 | |
JP2021192926A (ja) | 接合部品製造ライン及び接合部品の製造方法 | |
JP2010042457A (ja) | 組立体の組立作業方法及びその装置 | |
JPH04749B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130405 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5244047 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |