JP2006272100A - 揮発性物質の揮発供給システム - Google Patents

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克之 白土
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行男 菱沼
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和 中村
Hiroyuki Omori
弘幸 大森
Noriyasu Emori
式康 江森
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Abstract

【課題】 揮発性物質の分離、吸着を行うフィルタや吸着材などの性能試験を長時間安定して行うことを可能にする揮発性物質の揮発供給システムを提供する。
【解決手段】 RuO原料を収納する揮発装置2と、揮発装置2内の温度を調整する温度調整部3と、揮発装置2に供給するパージガスの流量を調整するパージガス流量調整部4と、パージガス流量調整部4で流量調整されたパージガスを揮発装置2内に導入するパージガス配管5Bと、揮発装置2から揮発Ruのを含むガスを搬送する搬送配管6と、搬送配管6に送出するキャリアガスの流量を調整するキャリアガス流量調整部7とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、揮発性物質を安定して揮発供給させることを可能にする、揮発性物質の揮発供給システムに関する。
原子燃料の再処理における廃ガス処理工程では、大気放出の前に放射性物質を適切に除去する機能が要求される。この放射性物質の中には、例えば四酸化ルテニウム(RuO)などの揮発性物質がある。このような揮発性物質の除去を目的として、水スクラバやフィルタ(吸着材)などが用いられている。これら水スクラバやフィルタ(吸着材)などの除染機器は、実際に放射性物質の環境下で使用するのに先駆けて、対象とする揮発性物質の除染性能の検査を行う必要がある。
このような除染性能検査は、以下のように実施するのが一般的である。水スクラバのような湿式の除染機器の場合、実機を用いて実際の運転条件と同様の条件で、発生させた揮発性物質を、除染機器を通過させてその前後の量から除染性能の確認を行っている。また、フィルタ(吸着材)については、使用条件(空塔速度、温度、湿度)などを実機に合わせ、工場においてスケールダウンして実施している。よって、実機と工場では必要となる揮発物質が大きく異なる。
RuOの蒸気を発生させる方法としては、仮焼法、酸化反応法、およびRuO溶液バブリング法の3つの方法が知られている。
仮焼法とは、硝酸ルテニウムを、加熱した坩堝などの仮焼炉に供給して加熱(仮焼)させてRuOを揮発させる方法である。
酸化反応法とは、塩化ルテニウムなどを、CeO、KIOなどの酸化剤で酸化させてRuOを発生させる方法である。
RuO溶液バブリング法とは、硫酸とKIOの溶液中に、RuOを入れて空気をバブリングすることにより、RuOを揮発させる方法である。
因みに、RuOの製造方法としては、ルテニウム化合物をオゾンによって酸化さて製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、ルテニウムを分離回収する方法としては、定電位電解することによりルテニウムを揮発させて、ギ酸水溶液と接触させることによりルテニウム酸化物として沈殿させ、この沈殿物をギ酸水溶液から分離回収する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−273327号公報 特開平6−180392号公報
しかしながら、上述した仮焼法は、実際の発生過程に近似する方法であるが、仮焼物が仮焼炉内に蓄積するため長時間の(大量の)揮発量を維持することが困難であった。また、この仮焼法は、加熱操作を伴うため、蒸気の発生量を安定させるために細かい調整が必要であり、機器のハンドリングにも注意が必要であった。実規模相当量の大量な揮発量を必要とする際には、特に留意する必要があった。
酸化反応法は、RuOの準備が不要であるが、反応の収率の制御(特に長時間の場合)が困難であった。
RuO溶液バブリング法は、装置が単純であるが、バブリングで発生するミストが混じって搬送されたり、長時間にわたる揮発量の安定性を欠くものであった。
そこで、本発明の目的は、原子燃料の再処理工程で用いられる除染機器の除染性能などの性能試験を、試験規模および実規模で長時間安定して行うことができ、且つ試験の効率化が図れる蒸気圧法用いた揮発性物質の揮発供給システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の特徴は、蒸気圧法を用いた揮発供給システムであって、揮発性物質を収納する揮発装置と、前記揮発装置内の温度を調整する温度調整部と、前記揮発装置に供給するパージガスの流量を調整するパージガス流量調整部と、前記パージガス流量調整部で流量調整されたパージガスを前記揮発装置内に導入するパージガス配管と、前記揮発装置から揮発性物質を含むガスを搬送する搬送配管と、前記搬送配管に送出するキャリアガスの流量を調整するキャリアガス流量調整部と、を備えることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、蒸気圧法を用いた揮発供給システムであって、揮発装置に揮発性物質が収納され、前記揮発性物質の収納量に基づいて、前記揮発装置内に導入するパージガスの流量が調整され、且つ前記揮発装置内の温度が調整されて、前記揮発装置から発生する揮発性物質の揮発量が制御されることを要旨とする。
本発明によれば、揮発性物質を長時間安定して揮発供給することができ、例えば、吸収、吸着を行う除染機器などの性能試験を、実験室規模から実規模で長時間安定して行うことを可能にし、試験の効率を向上することを可能にする。
以下、本発明の実施の形態に係る蒸気圧法を用いた揮発性物質の揮発供給システムの詳細を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、揮発性物質としてRuOを適用して説明する。
(揮発供給システム)
図1は、本発明に係る揮発性物質の揮発供給システム1を示す説明図である。この揮発供給システム1は、揮発物質である、例えば固体状態のRuO原料を収納して原料を揮発させる揮発装置2と、この揮発装置2内の温度を調整する温度調整部3と、揮発装置2にパージガスを適切な流量で供給するように調整を行うパージガス流量調整部(マスフローコントローラ)4と、このパージガス流量調整部4で流量調整されたパージガスを揮発装置2内に導入するパージガス配管5Bと、揮発装置2から揮発性物質を含むガスを搬送する搬送配管6と、この搬送配管6に送出するキャリアガスの流量を調整するキャリアガス流量調整部(マスフローコントローラ)7と、を備えて大略構成されている。
なお、本実施の形態の揮発供給システム1では、揮発装置2内に収納するRuOの量(張込量)と、パージガス流量と、揮発装置2の温度と、キャリアガス流量と、を調節することにより、任意の流量の揮発性物質を揮発させることが可能となる。
揮発装置2には、内部空間にパージガス配管5Bと搬送配管6とが連通するように接続されている。なお、図1に示すように、パージガス配管5Bには、バルブ8が設けられており、バルブ8の上流側にはパージガス流量を調整するパージガス流量調整部4が設けられている。このパージガス流量調整部4の上流側には、純空気を供給する空気供給タンク9が、パージガス配管5Aおよび共通配管10を介して接続されている。なお、共通配管10には、バルブ11が設けられている。なお、揮発装置2の内部圧力は、制御可能になっている。
搬送配管6には、キャリアガス流量調整部7がキャリアガス配管12Bを介して設けられている。キャリアガス配管12Bには、バルブ13が設けられている。また、キャリアガス流量調整部7の上流側には、キャリアガス配管12Aが接続され、このキャリアガス配管12Aが共通配管10に接続されている。
なお、搬送配管6は、揮発装置2から搬出される揮発物質の温度の維持を図るために、断熱部材で包囲されていることが好ましい。なお、搬送配管6の断熱方法としては、この他に各種の断熱手段を用いることが可能である。
また、図1に示すように、搬送配管6には、実際の再処理工程と同等のガス条件とするため、窒素ガス(N)や水蒸気(HO)を所定量供給する構成としてもよい。
温度調整部3は、揮発装置2が浸漬された恒温水漕14と、恒温水槽14内の水15を温度制御する温度調節器16と、恒温水槽14内の水15の温度を検知して所定水温になるように温度調節器16へ制御信号を出力する温度指示調節器17と、を備えてなる。
ここで、本実施の形態で用いる揮発装置2の一例を、図2〜図7を用いて説明する。図3に示すように、揮発装置2は、RuO原料を収納する揮発性物質収納部21と、揮発装置蓋体22と、を備えている。揮発性物質収納部21は、外観が略円柱形状であり、上部に開口部23が形成された容器状の構造である。そして、この揮発性物質収納部21の上端部の外側周面には、揮発装置蓋体22と密着するフランジ部24が周回して形成されている。
揮発装置蓋体22は、上記揮発性物質収納部21と同径寸法の開口部25を有する容器状の構造であり、この開口部25の開口端の外周に、上記フランジ部24と密着するフランジ部26が形成されている。この揮発装置蓋体22には、揮発性物質収納部21が、図7に示すようなクランプ部材27を用いることで着脱可能に装着される。図3に示すように、揮発性物質収納部21のフランジ部24と、揮発装置蓋体22のフランジ部26とには、両フランジ部24、26を接合させたときに、揮発装置2の回転軸中心に向けて漸次傾斜するテーパ面24A、26Aが周回して形成されている。上記クランプ部材27は、両フランジ部24、26を互いに圧接させる作用を持つ断面コ字状の可撓性を有する帯状部材であり、図7に示すように、両端をボルト28とナット29とで締め込んで両フランジ部24、26を圧接させた状態で固定するようになっている。なお、図7は、揮発性物質収納部21と搬送用蓋体30をクランプ部材27で組み付け固定した状態を示しているが、揮発性物質収納部21と揮発装置蓋体22との固定においても同様に用いる。
また、揮発装置蓋体22には、図2および図3に示すように、パージガス配管5Bの一部と、搬送配管6の一部とが、揮発装置2の内部空間と連通するように設けられている。図3に示すように、パージガス配管5Bの一部は、先端ノズル5B1が揮発性物質収納部21の所定深さ位置に配置されるように設定されている。なお、揮発性物質収納部21に収納されたRuO原料は、上記先端ノズル5B1に接触しないようになっている。なお、先端ノズル5B1から吐出されたパージガスは、RuO原料の表面をスイープして揮発物質を搬送配管6側へ排出する作用がある。図3に示すように、搬送配管6の端部は、揮発装置蓋体22の上壁部で開口して揮発装置2の内部空間と連通するように設けられている。
図4〜図6に示すように、揮発性物質収納部21は、搬送用蓋体30で開口部23を閉塞し、図7に示すように、クランプ部材27を用いて搬送用蓋体30が外れないように固定された状態で搬送される。搬送用蓋体30は、揮発供給システム1の揮発装置蓋体22のフランジ部26と同径寸法のフランジ部31を有する。また、このフランジ部31には、揮発装置蓋体22のフランジ部26に形成したテーパ面26Aと同様のテーパ面31Aが周回して形成されている。
このように揮発性物質収納部21に搬送用蓋体30を取り付け固定できるようにしたため、フィルタ(吸着材)などの除染機器の除染性能試験の際に、揮発性物質が所定量充填された揮発装置2を、揮発性物質収納部21をカートリッジとして迅速に組み付けることが可能となる。このため、揮発供給システム1で作業効率良く蒸気を発生させることができる。
本実施の形態の揮発性物質の揮発供給システム1では、上述した構成としたことにより、例えば、核燃料の再処理工程で用いられるフィルタ(吸着材)などの揮発性物質の除染性能試験を、試験規模および実規模で長時間安定して行うことができ、且つ試験の効率化が図れる。また、揮発装置2の揮発性物質収納部21がカートリッジとして着脱可能に交換できるため、メンテナンスが容易であり、作業効率を大幅に向上することが可能になる。
(揮発性物質の供給方法)
次に、上述のような、蒸気圧法を用いた揮発性物質の揮発供給システム1を用いて、揮発性物質の供給方法について説明する。
まず、所定量のRuO原料を収納した揮発装置2をセットし、このRuO原料の量に応じて、揮発装置2内に導入するパージガスの流量をパージガス流量調整部4で調節すると共に、揮発装置2内の温度が所望の温度になるように恒温水槽14内の水15の温度調節を行う。なお、このような温度調節は、揮発装置2を浸漬させる恒温水槽14内の水15の温度を制御すればよい。また、RuO原料の量、パージガス流量、揮発装置2内の温度に応じて、キャリアガス流量調整部7でキャリアガス流量を調節して搬送配管6に送出するキャリアガス流量を調節する。
これらの調節を行うことにより、揮発装置2から発生するRuOの流量を、例えば流量が0.01g/h〜1.5g/h(Ru換算値として。以下同じ)の広い範囲で任意に設定することが可能となる。
(実施例)
以下、実施例について説明する。下表1は、本実施の形態に係る構成の揮発供給システム1を用いて、揮発性物質収納部21内に収納するRuO原料の量(張込量)を調整し、揮発性物質収納部21の温度を−10℃に調整して、1時間毎に揮発Ruの量(μg/min)を算出した。なお、下表1に示す、試料No.は、例えば20であれば、経過時間20分で測定したものを意味する。
Figure 2006272100
上記試料20〜試料320のRu発生量の変化を図8に示す。図8に示すように、パージガス流量を100ml/min、温度を−10℃となるように調節することにより、5時間を過ぎても所定量のRu蒸気の発生量を得ることが可能となることが分かった。上記条件では、揮発Ru発生量が時間換算すると001g/h程度となる。そこで、このような条件で揮発Ruを発生させることにより、除染機器の除染性能試験を実験室規模で行うことが可能となる。
下表2は、試料1−1、試料2−1、試料3−1、試料4−1を揮発装置2内に収納し、それぞれ揮発装置2の温度を20℃、23℃、26℃、30℃に設定した場合の揮発Ruの発生量(g/h)を調べた結果を示す。
Figure 2006272100
上記表2のRuの発生量と発生温度との関係を図9に示す。図9から分かるように、揮発装置2の温度設定を変えることにより、揮発Ruの発生量も化している。このことから、本実施の形態の揮発性物質の揮発供給システム1を用いて温度調節を図ることにより、揮発Ruの発生量を任意に調節することが可能であることが分かる。
下表3は、揮発装置2の温度を20℃に設定し、圧力を−80mmAqとして流量がそれぞれ異なる試料1−1、1−2、1−3と、圧力を−1300mmAqとして流量がそれぞれ異なる試料2−1、2−2、2−3の揮発RuOの発生量を測定した結果を示す。
Figure 2006272100
上記表3に示した揮発Ruの発生量と揮発装置2へのパージガスの流量との関係を図10に示す。なお、図10は圧力を−80mmAqとした場合のみを示す。図10から、揮発Ruの発生量が揮発装置2内の流量と比例して増加することが分かる。なお、圧力を−1300mmAqとした場合も、同様である。このように、揮発装置2内の流量を調節することにより、揮発Ruの発生量を調節できることが分かる。
下表4は、揮発装置2内に収納したRuO原料の量を調整し、揮発装置2内の温度が30℃、圧力が−1300mmAq、流量(揮発装置2内の流量が0.3L/min、希釈流量9.7L/min)とし、吸収条件として、1時間毎の初めの20分間を吸収液に通気し、トータル3時間の試験を行ったときの揮発Ruの発生量を示す。
Figure 2006272100
上記表4の揮発Ruの発生量と試験時間(分)との関係を図11に示す。図11から、本実施の形態の蒸気発生方法を用いることにより、3時間以上の間、安定して揮発Ruの発生量を確保できることが分かる。この実施例では、揮発Ruの発生量が1.5g/hとなっている。このため、この条件で除染機器の除染性能試験を、実規模で長時間安定して行うことが可能となる。
また、RuO原料の張込量の調整により、揮発Ruの発生量をコントロールすることも可能となり、継続して長時間の発生も可能となる。
以上の実施例から分かるように、本実施の形態の揮発性物質の揮発供給システム1および揮発物質の発生方法では、RuO原料の量、揮発装置2の温度調節、キャリアガス流量などの調節などを行うことにより、揮発Ruの発生量を任意に設定することが可能となる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施の形態では、揮発性物質としてRuOを適用して説明したが、RuO以外の各種の揮発性物質に本発明を適用できることは云うまでもない。
また、上記した実施の形態では、パージガスをパージガス配管5Bを介して温度調節しない状態で揮発装置2内に導入する構成であるが、パージガス配管5Bを恒温水槽14内の水15の中を通過させて、パージガスの温度調節を行う温度調整部を備える構成としても勿論よい。なお、このパージガスの温度調整部は、コイルなどを用いて温度制御する構成であってもよい。
本発明の実施の形態に係る揮発性物質の揮発供給システムを示す説明図である。 本実施の形態に係る揮発供給システムの揮発装置の平面図である。 本実施の形態に係る揮発供給システムの揮発装置の側面図である。 本実施の形態に係る揮発供給システムの揮発性物質収納部に搬送用蓋体を付けた状態を示す平面図である。 本実施の形態に係る揮発供給システムの揮発性物質収納部に搬送用蓋体を付けた状態を示す側面図である。 本実施の形態に係る揮発供給システムの揮発性物質収納部に搬送用蓋体を付けた状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係る揮発供給システムの揮発性物質収納部に搬送用蓋体をクランプ部材で固定した状態を示す側面図である。 試料20〜320の揮発Ruの発生量と時間との関係を示すグラフである。 試料1−1、試料2−1、試料3−1、試料4−1の揮発RuOの発生量と発生温度との関係を示すグラフである。 揮発装置内の圧力が−80mmAqの場合の揮発Ruの発生量とパージガス流量との関係を示すグラフである。 揮発Ruの発生量と試験時間(min)との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 揮発供給システム
2 揮発装置
3 温度調整部
4 パージガス流量調整部
5A パージガス配管
5B パージガス配管
5B1 先端ノズル
6 搬送配管
7 キャリアガス流量調整部
9 空気供給タンク
12A キャリアガス配管
12B キャリアガス配管
14 恒温水漕
16 温度調節器
17 温度指示調節器
21 揮発性物質収納部
22 揮発装置蓋体
23 開口部
25 開口部
27 クランプ部材
30 搬送用蓋体

Claims (8)

  1. 揮発性物質を収納する揮発装置と、
    前記揮発装置内の温度を調整する温度調整部と、
    前記揮発装置に供給するパージガスの流量を調整するパージガス流量調整部と、
    前記パージガス流量調整部で流量調整されたパージガスを前記揮発装置内に導入するパージガス配管と、
    前記揮発装置から揮発性物質を含むガスを搬送する搬送配管と、
    前記搬送配管に送出するキャリアガスの流量を調整するキャリアガス流量調整部と、
    を備えることを特徴とする蒸気圧法を用いた揮発性物質の揮発供給システム。
  2. 前記揮発装置は、上部に開口部が形成された容器形状であり、且つ揮発性物質が収納される、交換可能な揮発性物質収納部と、前記揮発性物質収納部が着脱可能に装着されて前記揮発性物質収納部の前記開口部を閉塞する揮発装置蓋体と、を備え、
    前記揮発装置蓋体は、前記パージガス配管および前記搬送配管が前記揮発装置の内部空間と連通するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の揮発性物質の揮発供給システム。
  3. 前記揮発装置は、揮発性物質収納部が着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載の揮発性物質の揮発供給システム。
  4. 揮発装置に揮発性物質が収納され、
    前記揮発性物質の収納量に基づいて、前記揮発装置内に導入するパージガスの流量が調整され、且つ前記揮発装置内の温度が調整されて、
    前記揮発装置から発生する揮発性物質の揮発量が制御されることを特徴とする蒸気圧法を用いた揮発性物質の揮発供給システム。
  5. 前記揮発装置から揮発性物質を含むガスを搬送するキャリアガス流量を調整することを特徴とする請求項4に記載の揮発性物質の揮発供給システム。
  6. 前記搬送配管を含む搬送系統は、内部のガス温度を保持する断熱手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の揮発性物質の揮発供給システム。
  7. 前記揮発装置は、内部圧力の制御が可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の揮発性物質の揮発供給システム。
  8. 前記揮発装置に供給するパージガスの温度調整部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された揮発物質の揮発供給システム。
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