JP2006271826A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 前方移動して頭部を支持するヘッドレストが頭部の後方移動の荷重により戻り、支持が安定しない。
【構成】 ヘッドレスト3を背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム16には後突感知体25を設け、ヘッドレスト3は後突感知体25の後方移動により前方移動する構成とする。背凭フレーム16には取付軸59により回動自在に係合片51を設ける。係合片51の係合屈曲部53は、後突に生じる慣性により係合片51が変位すると前記ヘッドレスト3を取付けたヘッドレスト取付杆10に係合する構成とし、前記係合屈曲部53の左右側の係合片51には側方に突出するウエイト部55を設ける。
【選択図】 図9

Description

本発明は、後方からの衝突を受けて慣性により着座者が後方移動する所謂「後突」のときに、前方移動して頭部を支持するヘッドレストを設けた車両用シートに係るものである。
従来、背凭シートの上部に設けたヘッドレストが、着座者の背中後方に位置する背凭シート内の可動フレームの後方回動により前方回動して着座者の頭部を支持する構成は公知である(例えば、特許文献1)。
特開平10−119619号公報
前記公知例は、着座者の背部が後突時の慣性により後側に移動することで、可動フレームを後方移動させ、この可動フレームの移動を梃の原理でヘッドレストの前方移動に変換して頭部を支持している。
このとき、頭部にも後突の慣性は作用し、頭部は重いために、頭部が後方移動すると、一旦前方移動したヘッドレストが後側に戻って、十分な頭部の支持力を得られないという課題がある。
本願は、着座者の後方移動を感知してヘッドレストを前方移動させる構成でありながら、ヘッドレストによる頭部の支持を確実にしたものである。
本発明は、ヘッドレスト3をリンク機構Lを介して背凭フレーム16に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム16には後突時の着座者の腰部付近の後方移動を感知する後突感知体25を設け、後突感知体25とヘッドレスト3のリンク機構Lとは、後突感知体25の後方移動によりヘッドレスト3を前方移動させて着座者の頭部を支持するように連結し、前記背凭フレーム16には、後突時に前方移動したヘッドレスト3を保持する係合片51を有する保持機構50を設け、該係合片51は、背凭フレーム16の上部に設けたブラケット58に取付軸59により回動自在に取付けて、その係合屈曲部53が、後突時に発生する慣性力が前記係合片51自体の質量に作用して前記ヘッドレスト3を取付けたヘッドレスト取付杆10に係合するように構成し、前記係合屈曲部53の左右両側の係合片51にウエイト部55を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記係合屈曲部53が係合する部分のヘッドレスト取付杆10は断面の外周形状を丸形状に形成し、前記係合片51の屈曲係合部53も前記ヘッドレスト取付杆10と略同径の曲率の円弧形状に形成した車両用シートとしたものである。
請求項1の発明では、後突時の慣性を係合片51自体の質量に作用させて係合する保持機構50によりヘッドレスト3の頭部支持状態を保持し、むち打ち症の予防の確実性を向上させることができるだけでなく、衝突の衝撃以外でヘッドレスト3が前方移動しても元の位置へ復帰するように構成でき、ヘッドレスト3の使用不能状態となるのを回避できる。
請求項2の発明では、一旦、係合片51がヘッドレスト取付杆10に係合すると、互いが互いを相互に押し付け合うように作用して、確実にロックしてヘッドレスト3の頭部支持状態を保持できる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シート、3は背凭シート2の上部に設けたヘッドレストであり、ヘッドレスト3の構成は任意であり、少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部5にピラー6を設けて構成している。
ヘッドレスト3のピラー6はヘッドレスト取付杆10に設けた支持部材11に高さ調節自在に取付ける。ピラー6と支持部材11の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー6に形成した係合凹部に支持部材11に設けた係合部材を係合させて保持すればよい。
ヘッドレスト取付杆10の左右両側は、ヘッドレスト3を前後に移動させる上側リンク15を介して背凭フレーム16に取付ける。
上側リンク15は、上側リンク15の一部を構成する上下に長い第一リンク杆17の上部を前記ヘッドレスト取付杆10の左右両端に夫々に固定し、第一リンク杆17の上下中間部はアーム18の先端に軸19より取付ける。アーム18の基部は背凭フレーム16の左右両側の上部に設けたブラケット20に軸21により回動自在に夫々取付ける。
第一リンク杆17の下部には、第二リンク杆23の一端を軸24により軸着する。第二リンク杆23は前記ブラケット20に軸25により回動自在に取付ける。
以上のように、前記上側リンク15は、第一リンク杆17とアーム18と第二リンク杆23により構成している。
前記第二リンク杆23の他端には伝動部材(ロッド)27の上部を軸28により連結する。
前記第一リンク杆17の下部には、一端を背凭フレーム16側に係止したバネ29の他端を係止し、ヘッドレスト3が常時後側に位置するように上側リンク15を付勢する。
しかして、背凭フレーム16には、後方から衝突された着座者の後方移動により後方移動する前後移動体30を設ける。前後移動体30は、その両側を前記背凭フレーム16に設けた下側リンク31の一端に連結し、下側リンク31の他端には前記伝動部材27の下部を連結し、着座者の後方移動により前後移動体30が後方移動すると、このエネルギーが下側リンク31と伝動部材27を介して上側リンク15に伝達され、上側リンク15はこれによりヘッドレスト3を前方移動させ、着座者の頭部を支持する。
この場合、前後移動体30が後方移動すると、下側リンク31は伝動部材27を下方に牽引し、伝動部材27は第二リンク杆23の軸28を下方回動させ、第二リンク杆23は軸24を上方回動させて第一リンク杆17の下部を押し上げるように作用し、第一リンク杆17は第二リンク杆23により押し上げられる軸24部分と、アーム18により軸21中心に円移動する軸19部分とのリンク構成により上動しながら前動し、ヘッドレスト3を前方移動させる。
したがって、上側リンク15は、前記前後移動体30に移動量を増幅させてヘッドレスト3を前方移動させ、ヘッドレスト3の移動量を十分に確保でき、着座者の頭部の支持を確実にする。
また、前記下側リンク31のベルクランク32は、その上下中間部を左右側部フレーム40に設けた下部ブラケット35に軸36により軸着し、ベルクランク32の上端は伝動部材27の下部に軸37により軸着し、ベルクランク32の下端には前後移動体30の左右側を夫々軸38により取付ける。
前後移動体30の左右側には、夫々一端を背凭フレーム16側に係止したバネ39の他端を係止し、前後移動体30が常時前側に位置するように付勢する。
しかして、前記下側リンク31は所謂ベルクランク32により形成し、該ベルクランク32および前記上側リンク15の各部材は板状に形成し、夫々、前記背凭フレーム16の左右側部フレーム40に取付ける。
したがって、左右の左右側部フレーム40の間には、着座者の背と略平行な面状の前記前後移動体30が位置するだけであり、着座者に着座時の違和感あるいは不快感を与えない。
この場合、左右側部フレーム40は、その一部または全部を縦長で前後方向の板部材により形成し、前記上側リンク15および下側リンク31並びに伝動部材27を内側に配置すると、左右側部フレーム40がカバーとなってリンク機構15、31とクッション材(図示省略)との接触(干渉)を防止し、作動を確実にする。
しかして、ヘッドレスト3と背凭フレーム16との間には、後突時に頭部を支持するために前方移動したヘッドレスト3を、その位置に保持する保持機構50を設ける。
保持機構50は、係合片51が、後突時の慣性力により前記ヘッドレスト3のヘッドレスト取付杆10の下面に係合して、ヘッドレスト取付杆10(ヘッドレスト3)が戻らないように構成する(図16)。即ち、後突時に前方移動したヘッドレスト3は、着座者の頭部の後方移動による荷重で後側に戻ろうとするので、一旦、通常位置から斜め上方に移動したヘッドレスト3のヘッドレスト取付杆10の下面に係合片51を係合させて、ヘッドレスト取付杆10を頭部を支持する位置に保持させる。
前記係合片51は、前板52の上部を後側に屈曲させて屈曲係合部53に形成し、前板52の左右側縁には側板54を一体状に設け、左右の側板54にウエイト部55を設ける。ウエイト部55は、回動中心より離れた部分の係合片51を重くして、後突のときの係合片51の回動の慣性力を大きくし、作動を確実にするものである。実施例のウエイト部55は、左右の側板54の後縁には側方に突出するように設け、所謂プレス加工を容易にして、コスト低くしているが、側板54に重なるように前方に向けて折り曲げる等、形状および構造は任意である。
前記係合片51には前記ヘッドレスト取付杆10の前面に当接する当接面56を設ける。当接面56は、側板54の後縁または前記ウエイト部55の何れか一方あるいは両方が、前記ヘッドレスト取付杆10の前面に当接するようにすればよい。
側板54の下部は前記前板52より下方に突出させ、取付脚部57に形成する。取付脚部57は、ブラケット58に取付軸59により回動自在に取付ける。取付脚部57には、前記取付軸59を挿通する挿通孔60を形成し、該挿通孔60の周囲にはブラケット58に向けて突き出る環状当接部61を形成し、環状当接部61をブラケット58に当接させる。
しかして、ブラケット58は取付軸59によりカバー66を取付ける。係合片51とブラケット58とカバー66は、取付軸59により一体状に組立てられる(図10)。カバー66の左右腕部66Aはステー62に固定する。ステー62の左右両側には一対の位置決め用の位置決め突起64を設け、該位置決め突起64には前記カバー66の腕部66Aに設けた係合溝65を係合させる。ステー62には一対の取付孔80を形成し、一方の取付孔80Aは正円に、他方の取付孔80Bは左右方向に長い長孔に夫々形成する。背凭フレーム16の上部フレーム63には一対の正円の挿通孔81を形成する。
そして、係合片51とブラケット58とカバー66とを位置決め突起64により正確に取付けたステー62は、ボルト等の止着具82により背凭フレーム16の上部フレーム63に固定する(図10)。
したがって、係合片51は、位置決め突起64と係合溝65によりステー62に正確に取付けられ、ステー62は、その正円の取付孔80を上部フレーム63の正円の挿通孔81に合致させて固定するので、上部フレーム63に対して正確に取付けられる。
しかして、係合片51は、後突時、後突感知体25およびリンク機構Lの作用でヘッドレスト取付杆10を移動(上動)させる慣性力と同様な後突時の慣性力が係合片51自体の質量に作用して、ヘッドレスト取付杆10が元にあった位置に向けて後方回動する。
そして、一旦、上動したヘッドレスト取付杆10は、後突時の慣性による頭部の後方移動の荷重を受けて元の位置に戻ろうとするが、係合片51の屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面に係合し、そのまま、ヘッドレスト3の着座者の頭部支持状態を保持する(図16)。
ブラケット58に軸装した取付軸59には復帰用バネ67を設ける。復帰用バネ67は屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10に係合しない復帰位置(図14の仮想線)に位置するように、係合片51を付勢する。
即ち、加速を伴わずにヘッドレスト取付杆10が静的に上動した場合、ヘッドレスト取付杆10の下面に係合片51の屈曲係合部53が係合すると、保持機構50はロック状態となって、ヘッドレスト3が戻るのを規制してしまうので、通常時の加速を伴なわない静的に上動したヘッドレスト取付杆10を、そのまま下降(元の位置への復帰)させるために、屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面より退避した復帰位置に、復帰用バネ67で付勢するのである。
つまり、加速を伴なわずに上動したヘッドレスト取付杆10は、屈曲係合部53に係合せずに、係合片51の当接面56に当接して下降し、係合片51は元の初期位置に復帰するようにする(図14から図13)。
この場合、屈曲係合部53は前下がり傾斜に、当接面56は後下がり傾斜に夫々形成し、屈曲係合部53と当接面56の境界を死点Mとし(図14仮想線)、この死点M位置がヘッドレスト取付杆10の下方を後側に越えると、所謂死点越えとなって、係合片51とヘッドレスト取付杆10とは互いにロックし(図16)、死点を越えない場合は、復帰可能位置となってヘッドレスト取付杆10の元の位置へ復帰を許容する(図14)。
また、ヘッドレスト取付杆10は断面丸形状に、係合片51の屈曲係合部53も略同径の曲率の円弧形状に夫々形成すると、係合片51の戻り回動を防止して、ヘッドレスト取付杆10と係合片51とのロックを確実にでき、好適である。
しかして、前記取付軸59には係合片51の当接面56がヘッドレスト取付杆10に弾接するように付勢する弾接用バネ68を設ける。弾接用バネ68は、復帰用バネ67より強い弾力により係合片51を後方回動するように付勢し、係合片51の当接面56をヘッドレスト取付杆10に常時当接させて異音の発生を防止する(図13)。
係合片51は、係合片51自体の質量に作用する慣性力により回動して屈曲係合部53に係合するため、本来、保持機構50は弾接用バネ68なくても成立するが、弾接用バネ68を設けることにより、係合片51の当接面56をヘッドレスト取付杆10に常時当接させて異音の発生を防止する。
弾接用バネ68は下端をブラケット58に設けた溝形状の固定側バネ係止部69に係合させ、弾接用バネ68の上端は係合片51に係止する。
係合片51の前板52の下縁には後側に屈曲させてバネ係止板部70に形成し、バネ係止板部70には復帰用バネ67の上端が常時係合する復帰バネ係合溝71を形成する。また、バネ係止板部70には前後方向の長孔形状のバネ係合孔72を形成し、該バネ係合孔72に弾接用バネ68の上端が所定長さ突出するように挿入して(図10、図13)、バネ係合孔72の内周面に弾接用バネ68を係合させる。
また、復帰用バネ67の下端は、任意の固定部係止すればよいが、実施例では、復帰用バネ67の下端は弾接用バネ68の下端に係合させて、簡素な構成としている。
しかして、ブラケット58には、弾接用バネ68の上端が当接するバネストッパ75を設ける。バネストッパ75は、係合片51の当接面56がヘッドレスト取付杆10に弾接するように付勢している弾接用バネ68の弾接作用を所定位置で非作用状態にするものであり、後突時の慣性(加速を伴う荷重)以外の作用によりヘッドレスト取付杆10が上動したとき、係合片51の屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面に係合するのを防止するものである。
即ち、係合片51は、後突時、係合片51自体の質量に作用する慣性で係合位置に向けて回動するので、所定位置以降での弾接用バネ68の弾力は不要であり、一方、加速を伴わずに静的に上動した場合のヘッドレスト取付杆10はそのまま下降(元の位置への復帰)するのを許容するために、復帰用バネ67により復帰可能位置(図14仮想線)に位置させており、この復帰用バネ67の作用を疎外させないために、バネストッパ75を設けて、弾接用バネ68の弾力を所定位置で非作用状態にしている。
そのため、バネストッパ75は、係合片51の屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面に当接係合する位置よりも手前で、弾接用バネ68の上端が当接するようにして、弾力を非作用状態にする。
つまり、係合片51の回動時の死点位置と、弾接用バネ68がバネストッパ75に当接する位置とを略一致させて(図15)、通常はバネストッパ75により弾接用バネ68が係合片51の死点を越える回動に作用するのを防止して、ヘッドレスト取付杆10と係合片51とのロックを回避して復帰可能にしている。
したがって、係合片51は、後突時には慣性により後方回動してロックするが(図16)、弾接用バネ68の弾力により後方回動したときは、弾接用バネ68がバネストッパ75により不作用状態になり、弾接用バネ68に代わって復帰用バネ67の弾力により係合片51は戻され、弾接用バネ68と復帰用バネ67の双方の弾力により復帰可能位置に保持され(図14仮想線)、一旦上動したヘッドレスト取付杆10が戻ると、ヘッドレスト取付杆10の前面に係合片51は常時当接することになる(図13)。
しかして、係合片51の屈曲係合部53の左右中央位置には透孔76を形成し(図10)、透孔76にバネ計り等の測定具(図示省略)を取付けて復帰用バネ67および弾接用バネ68の弾力を測定し、正常に作動するか試験する。
また、係合片51の側板54には透孔77を設け、係合片51の重心位置の測定を行う(図9)。
しかして、ステー62の所定位置には、係合片51が当接したときの反動を吸収する緩衝部材83を設ける(図12、図13)。緩衝部材83は、フェルト、ウレタンスラブ、ゴム材等の弾性部材により形成し、後突時の慣性により後方回動した係合片51がステー62に当接したときの衝撃で前方に戻るのを防止する。
(実施例の作用)
ヘッドレスト3のピラー6を支持する支持部材11をヘッドレスト取付杆10に固定し、ヘッドレスト取付杆10の左右両側は夫々第一リンク杆17の上部に固定する。
各第一リンク杆17は上下中間部をアーム18の先端に軸19より取付け、アーム18の基部は背凭フレーム16のブラケット20に軸21により回動自在に取付け、第一リンク杆17の下部は、第二リンク杆23の一端に軸24により軸し、第二リンク杆23はブラケット20に軸25により回動自在に取付ける。
この場合、アーム18と第二リンク杆23をブラケット20に取付け、このアーム18と第二リンク杆23に、ヘッドレスト取付杆10に取付けた第一リンク杆17を取付けると、所謂ユニットに構成でき、組立てのみならず保管等の汎用性を向上させられる。
次に、左右の第二リンク杆23の他端に伝動部材27の上部を夫々連結し、伝動部材27の下部は下側リンク31の一端に連結し、左右の下側リンク31の他端に前後移動体30の左右両側部分を取付け、組付けが完了する。
しかして、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動すると、前後移動体30が後方移動し、前後移動体30の後方移動により下側リンク31が回動して伝動部材27を下方に牽引し、伝動部材27は第二リンク杆23の軸28を下方回動させ、第二リンク杆23は軸24を上方回動させて第一リンク杆17の下部を押し上げるように作用し、第一リンク杆17は軸19が押し上げられるときアーム18により軸21中心に円移動し、ヘッドレスト3は軸21中心に前方移動する。
したがって、ヘッドレスト3は上側リンク15により前方回動して頭部を支持し、むち打ち症防止効果を奏する。
この場合、上側リンク15は、第一リンク杆17を第二リンク杆23およびアーム18により移動させるので、前後移動体30の移動量(伝動部材27の上下移動量)に対して、第一リンク杆17のヘッドレスト取付杆10の移動量を格段に大きくでき、しかも、ヘッドレスト取付杆10より上方にあるヘッドレスト3は更に前方移動量が増加し、移動量を十分に確保でき、着座者の頭部の支持を確実にする。
しかして、下側リンク31は所謂ベルクランク32により形成し、該ベルクランク32および前記上側リンク15の各部材は板状に形成し、夫々、前記背凭フレーム16の左右側部フレーム40に取付けて配置しているから、左右の左右側部フレーム40の間には前記前後移動体30が位置するだけであり、着座者に着座時の違和感あるいは不快感を与えない。
しかして、前記上側リンク杆15および下側リンク26は、バネ18およびバネ19によりヘッドレスト3が常時後方移動するように、付勢されている。
そのため、少なくとも、後突のときにはバネ18およびバネ19の弾力より強い(大きい)衝撃による慣性が生じてヘッドレスト3がリンク機構Lにより前方移動する。このとき、同時に着座者の頭部にも頭部を後方移動させる慣性力が作用し、頭部は前方移動したヘッドレスト3を元の位置に戻そうと作用することになる。
本願では、ヘッドレスト3と背凭フレーム16との間には、後突時に頭部を支持するために前方移動したヘッドレスト3を、その位置に保持する保持機構50を設けているから、後突時の前方移動したヘッドレスト3は保持機構50によりそのまま保持され、確実に頭部を支持する。
したがって、むち打ち症防止効果を、一層、確実に奏する。
しかして、保持機構50は、係合片51は取付軸59により回動自在に設けられているから、リンク機構Lによりヘッドレスト取付杆10が前方移動すると、係合片51がヘッドレスト取付杆10の下面に係合する。
即ち、係合片51は後突前にヘッドレスト取付杆10の前面に当接してヘッドレスト取付杆10の下面から退避しているが、後突されると、係合片51自体の質量に対して着座者に作用するのと同様に慣性が作用するから、この慣性力は直ちに屈曲係合部53を後方回動させるように作用する。
一方、後突感知体25およびリンク機構Lの作用によりヘッドレスト取付杆10が斜め上方に移動するから、慣性および弾接用バネ68の弾力によりヘッドレスト取付杆10の前面に当接していた係合片51は回動を開始して、屈曲係合部53は後突前の元々あったヘッドレスト取付杆10の位置の下面に向かって回動し、その結果、図15の係合位置に係合片51の屈曲係合部53が位置する。
また、このとき、着座者の背部が後突感知体25を押すのと同時に、頭部も後方移動し、後方移動する頭部は、ヘッドレスト3を後方移動させるので、一旦上動して係合片51の屈曲係合部53を通過させたヘッドレスト取付杆10の下面は頭部により押されて下がることにより係合片51の屈曲係合部53に係合し、そのまま、係合片51はヘッドレスト3の着座者の頭部支持状態を保持する(図16)。
即ち、保持機構50の係合片51は、背凭フレーム16の上部フレーム63に下部を取付軸59により前後回動するように取付けているから、ヘッドレスト取付杆10の移動前の係合片51はヘッドレスト取付杆10の下面より退避し、後突時にはヘッドレスト取付杆10の下面に向けて回動してヘッドレスト取付杆10に係合する。
したがって、取付軸59により回動自在に係合片51を設けるだけで、移動したヘッドレスト取付杆10に係合片51が係合するように構成でき、保持機構50を簡素に構成することができる。
この場合、屈曲係合部53は前下がり傾斜に、当接面56は後下がり傾斜に夫々形成し、屈曲係合部53と当接面56の境界を死点としているから(図14)、屈曲係合部53が係合すると、所謂死点越えとなって、係合片51とヘッドレスト取付杆10とは互いにロックする。
そして、ヘッドレスト取付杆10は断面丸形状に、係合片51の屈曲係合部53も略同径の曲率の円弧形状に夫々形成しているから、ヘッドレスト取付杆10の下面に係合片51の屈曲係合部53が係合すると、係合片51の戻り回動を防止して、ヘッドレスト取付杆10と係合片51とのロックを確実にする。
しかして、ヘッドレスト取付杆10の下面に係合片51の屈曲係合部53が係合すると、ヘッドレスト3は元の位置に戻らなくなる。
しかし、ヘッドレスト取付杆10の下面に係合片51の屈曲係合部53が係合する前であれば、上動したヘッドレスト取付杆10(ヘッドレスト3)は元の位置に復帰する。
即ち、取付軸59には復帰用バネ67を設け、復帰用バネ67は、係合片51の屈曲係合部53が、ヘッドレスト取付杆10の下面に係合する係合位置と、係合しない退避位置の間の復帰可能位置に起立するように付勢しているから、加速を伴わずにヘッドレスト取付杆10が静的に上動した場合、復帰用バネ67は屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面から離脱(退避)する方向に回動するように付勢し、静的に上動したヘッドレスト取付杆10(ヘッドレスト3)は元の位置に復帰させることができる。
つまり、復帰用バネ67は、後突時の慣性力より弱い弾性に設定し、後突時の係合片51の回動には障害とならず、後突時の慣性(加速を伴う荷重)以外の作用によりヘッドレスト取付杆10が上動したとき、係合片51の屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面下方の手前の復帰可能位置に復帰用バネ67の弾力で位置させ、不用意な、保持機構50のロック状態を防止する。
したがって、後突感知体25に静的な荷重(加速されていない力)か掛かって後方移動し、リンク機構L(上側リンク杆15、伝動部材20、下側リンク26)がこの動き代を伝達してヘッドレスト取付杆10を上動させることがあっても、係合片51がヘッドレスト取付杆10の下面に係合するのを防止するから、ヘッドレスト取付杆10を元の位置に戻して、ヘッドレスト3を使用状態に復帰させることができる(図13)。
なお、仮に、ヘッドレスト取付杆10の下面に係合片51の屈曲係合部53が係合して、保持機構50がロックしても、ヘッドレスト3を手動操作により前方移動させて、ヘッドレスト取付杆10を係合片51の屈曲係合部53より上方に持ち上げると、復帰用バネ67の弾力で係合片51の屈曲係合部53はヘッドレスト取付杆10の下方の復帰可能位置に位置し(図14仮想線)、この状態でヘッドレスト3を戻すと、ヘッドレスト取付杆10が下降して係合片51の当接面56に当接して係合片51を退避させ、ヘッドレスト取付杆10と係合片51は夫々元の位置に復帰する(図13)。
しかして、前記取付軸59には係合片51の当接面56がヘッドレスト取付杆10に弾接するように付勢する弾接用バネ68を設けているから、係合片51の当接面56はヘッドレスト取付杆10に常時当接して異音の発生を防止する。
この場合、弾接用バネ68は係合片51の屈曲係合部53がヘッドレスト取付杆10の下面に係合するまで作用すると、前記した後突以外の要因によって保持機構50がロック状態になるが、本願では、係合片51をヘッドレスト取付杆10に向けて回動させる弾接用バネ68の端部の移動路中にバネストッパ75を設けているので、静的な荷重によってヘッドレスト取付杆10が上動しても、係合片51を係合方向に付勢する弾接用バネ68がバネストッパ75に当たり、弾接用バネ68の弾力は非作用状態となる。
また、取付軸59に設けた復帰用バネ67は常時係合片51を元の位置に戻すように作用しており、弾接用バネ68の弾力がバネストッパ75により係合片51に不作用状態になると、係合片51は復帰用バネ67の弾力により戻されて、弾接用バネ68と復帰用バネ67の双方の弾力により復帰可能位置に保持される(図14仮想線)。
この点、弾接用バネ68は復帰用バネ67より強い弾力に設定されているから、弾接用バネ68が復帰用バネ67のストッパとして作用し、バネストッパ75は間接的に復帰用バネ67のストッパとしても作用することになる。
しかして、弾接用バネ68は、その下端をブラケット58に設けた溝形状の固定側バネ係止部固定側バネ係止部69に係合させ、弾接用バネ68の上端は係合片51のバネ係止板部70のバネ係合孔72に移動自在に挿入係合させているから、弾接用バネ68の上端はバネ係合孔72の内周面に係合して、係合片51を後方回動するように付勢するが、係合片51が後方回動(後突時を含む)するときには弾接用バネ68はバネ係合孔72内を相対移動して、係合片51の後方回動に干渉しない。
そして、静的に後方回動した係合片51が復帰のために前方回動するときにも、弾接用バネ68はバネ係合孔72内を相対移動するが、弾接用バネ68の上端がバネ係合孔72から所定長さ突出するように挿入しているので、弾接用バネ68の上端は、バネ係合孔72の内周面に係合して係合片51を付勢するときと、バネストッパ75により付勢しないときの何れかの位置の切替が、バネ係止板部70から外れるのを防止しながら確実に行え、付勢作用と外れ防止とを兼用する合理的な構成となる。
この場合、バネ係止板部70は、前板52の下縁を後側に屈曲させて板状に形成しているから、弾接用バネ68の上端の突出方向に対して交差方向となるので、弾接用バネ68とバネ係合孔72との係合が確実に行われ、合理的な構成となる。
また、バネ係止板部70は、プレス加工によりに形成できるから、構成が簡素となり、安価に製造できる。
また、弾接用バネ68はバネ係合孔72の後側内周縁と係合して作用し、バネストッパ75に弾接用バネ68が当接すると、回動片51の回動に干渉しないようにバネ係合孔72を前後に長く形成しているから、弾接用バネ68の上端をバネ係合孔72内に挿入するのが容易に行える。
しかして、係合片51の左右側板54の後縁は後下がり傾斜の当接面56に形成しているから、上動していたヘッドレスト取付杆10は当接面56を押しながら下降し、元の位置に復帰する(図13)。
したがって、後突感知体25が静的な荷重(加速されていない力)により後方移動した場合は、係合片51を初期状態に復帰させ、ヘッドレスト3も元に位置に戻すことができ、ヘッドレスト3の使用不可能状態を回避する。
また、屈曲係合部53と当接面56の境界の死点位置と、弾接用バネ68がバネストッパ75に当接する位置とを一致させているから、係合片51は通常死点位置より回動せず、復帰可能となる。
また、係合片51の当接面56はヘッドレスト取付杆10の正面に当接しているが、弾接用バネ68の弾力の作用方向とヘッドレスト取付杆10の前方移動方向とは交差方向となるため、弾接用バネ68の弾力はヘッドレスト取付杆10の前方移動に影響しない。
なお、後突時に、ヘッドレスト取付杆10が係合片51より大きく上動して、死点越えした係合片51の屈曲係合部53の上端との間に隙間ができても、係合方向に回動した係合片51の前板52の内面がバネストッパ75に当接している弾接用バネ68の端部に当接し、慣性と弾接用バネ68の端部に挟持させれた状態で停止し、この係合片51の屈曲係合部53にヘッドレスト取付杆10が係合するので、仮に、係合片51の屈曲係合部53とヘッドレスト取付杆10とが係合するまでのタイムラグがあっても、前記したように、係合片51は後突時の慣性によりヘッドレスト取付杆10の下方に留まり、一旦上動したヘッドレスト取付杆10は前記係合片51に作用するのと同様な後突時の慣性により後方移動する着座者の頭部により押されて下降しても、係合片51の屈曲係合部53とヘッドレスト取付杆10の両者は確実に係合する。
しかして、係合片51は、係合片51自体の質量に作用する慣性力により回動して屈曲係合部53に係合するようにしているが、係合片51の左右の側板54の後縁には側方に突出するウエイト部ウエイト部55を設けているから、係合片51の後方回動を確実にする。係合片51は、取付軸59から離れた部分を重くでき、また、ブラケット58やステー62とも干渉しない部分にウエイト部ウエイト部55を設けられるので、ウエイト部ウエイト部55の大きさの制約も少なく、設計の自由度が向上する。
しかして、前記係合片51には、前記取付軸59を挿通する挿通孔60を形成し、該挿通孔60の周囲にはブラケット58に向けて突き出る環状当接部環状当接部61を形成しているから、係合片51とブラケット58とは環状当接部61により接触しているので、接触面積を小さくでき、係合片51の回動抵抗を減少させ、保持機構50の作動を確実にする。
また、係合片51は、環状当接部61をブラケット58に接触させて取付けられるから、係合片51とブラケット58との間の隙間を小さくでき、異音の発生を防止する。
なお、係合片51の取付脚部57とブラケット58との位置関係は、内外の何れでもよく、ブラケット58に面する取付脚部57にブラケット58に向けて突出するように環状当接部61を設ければよい。
しかして、係合片51はブラケット58に取付け、ブラケット58には取付軸59によりカバー66を取付け、係合片51とブラケット58とカバー66は、取付軸59により一体状に組立てる。
カバー66とステー62の何れか一方には、位置決め突起64を、何れか他方には係合溝65を形成しているから、位置決め突起64を係合溝65に係合させることにより、互いに正確に組み立てられる。
次に、ステー62には一対の取付孔80が形成され、一方の取付孔80Aは正円に、他方の取付孔80Bは左右方向に長い長孔に夫々形成しているから、背凭フレーム16の上部フレーム63には形成した挿通孔81に、ステー62の正円の取付孔80を合致させて固定するので、上部フレーム63に対して係合片51を正確に取付けられる。
即ち、位置決め突起64を係合溝65に係合させることにより、ステー62に対する係合片51の取付精度が確保され、このステー62の正円の取付孔80Aが上部フレーム63の正円の挿通孔81に合致させることで、上下および左右の取付位置の精度が向上する。
そして、背凭フレーム16の上部フレーム63に形成した一方の挿通孔81に正円の取付孔80Aを合致させたとき、他方の挿通孔81がずれていても、ステー62の他方の取付孔80Bは左右方向に長い長孔なので、ずれを吸収してボルト等の止着具82により固定可能となる。
したがって、直接、ブラケット58を上部フレーム63に取付けるのに比し、位置決め突起64と係合溝65によりステー62に正確に取付けられた係合片51は、ステー62の一方の正円の取付孔80Aを上部フレーム63の正円の挿通孔81に合致させることで上下左右の取付精度を確保し、しかも、ステー62の他方の左右方向に長い取付孔80Bは必ず上部フレーム63の他方の正円の挿通孔81に合致するので、製作上の誤差を吸収して止着具82により固定が可能となる。
それゆえ、ヘッドレスト取付杆10の左右中間位置の下面に係合片51が係合し、係合片51は、後突時にヘッドレスト取付杆10が左右に振れることなく確実に支持(保持)する。
しかして、ステー62の所定位置には緩衝部材83を設けているから、係合片51が後突時の慣性により後方回動してステー62に当接しても、その衝撃を緩衝部材83が吸収しするので、係合片51の反動で戻るのが防止され、ヘッドレスト取付杆10と確実に係合して、ロックする。
係合片51は、その取付脚部57の後縁が緩衝部材83に当接する。
背凭シートおよびヘッドレストの斜視図。 背凭シートのフレームの斜視図。 同側面図。 同正面図。 ヘッドレストの前方移動用リンク機構部分の側面図。 後方感知体のリンク機構部分の側面図。 図5の一部断面図。 ヘッドレストの前方移動用リンク機構の作用状態図。 保持機構の分解状態斜視図。 同斜視図。 同斜視図。 同斜視図。 後突前の側面図。 後突以外の原因によるヘッドレストが移動した状態の側面図。 後突後の係合片が回動した状態の側面図。 後突後の保持機構がロックした状態の側面図。
符号の説明
1…車両用シート、2…背凭シート、3…ヘッドレスト、5…頭部支持部、6…ピラー、10…ヘッドレスト取付杆、11…支持部材、15…上側リンク、16…背凭フレーム、17…第一リンク杆、18…アーム、19…軸、20…ブラケット、21…軸、23…第二リンク杆、24…軸、25…軸、27…伝動部材、28…軸、30…前後移動体、31…下側リンク、32…ベルクランク、35…下部ブラケット、36…軸、40…左右側部フレーム、50…保持機構、51…係合片、52…前板、53…屈曲係合部、54…側板、55…ウエイト部、56…当接面、57…取付脚部、58…ブラケット、59…取付軸、60…挿通孔、61…環状当接部、62…ステー、63…上部フレーム、64…位置決め突起、65…係合溝、66…カバー、66A…腕部、67…復帰用バネ、68…弾接用バネ、69…固定側バネ係止部、70…バネ係止板部、71…復帰バネ係合溝、72…バネ係合孔、75…バネストッパ、76…透孔、77…透孔、80…取付孔、80A…正円取付孔、80B…長孔取付孔、81…挿通孔、82…止着具。

Claims (2)

  1. ヘッドレスト3をリンク機構Lを介して背凭フレーム3に前後移動可能に取付け、前記背凭フレーム16には後突時の着座者の腰部付近の後方移動を感知する後突感知体25を設け、後突感知体25とヘッドレスト3のリンク機構Lとは、後突感知体25の後方移動によりヘッドレスト3を前方移動させて着座者の頭部を支持するように連結し、前記背凭フレーム16には、後突時に前方移動したヘッドレスト3を保持する係合片51を有する保持機構50を設け、該係合片51は、背凭フレーム16の上部に設けたブラケット58に取付軸59により回動自在に取付けて、その係合屈曲部53が、後突時に発生する慣性力が前記係合片51自体の質量に作用して前記ヘッドレスト3を取付けたヘッドレスト取付杆10に係合するように構成し、前記係合屈曲部53の左右両側の係合片51にウエイト部55を設けた車両用シート。
  2. 請求項1において、前記係合屈曲部53が係合する部分のヘッドレスト取付杆10は断面の外周形状を丸形状に形成し、前記係合片51の屈曲係合部53も前記ヘッドレスト取付杆10と略同径の曲率の円弧形状に形成した車両用シート。
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