JP2006271602A - 浴室システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易なシステム構成で、浴槽、洗い場のいずれにいても出音装置が供する音や映像の視聴が容易な浴室システムを提供する。
【解決手段】 浴室リモコン2aや浴室テレビ2bなどのように音を出力する機能を備えた出音装置2を浴室B内に備えた浴室システムにおいて、水位センサ11からの水位検出信号に基づいて浴槽3内に人がいるか否かを判別する人検知部14を設けるとともに、出音装置2には出力音量の音量制御を行う音量制御部22,26を設ける。そして、上記音量制御部22,26は、人検知部14からの検知信号に基づいて、浴槽3内に人がいないと判別したときは、浴槽3内に人がいると判別したときの音量よも出音装置2の出力音量を大きくする。
【選択図】 図1

Description

この発明は浴室システムに関し、より詳細には、浴室に音を出力する音出力手段を有する出音装置を備えた浴室システムに関する。
近年、浴室内には、テレビジョン放送やラジオ放送の受信装置や、記録された音楽などを再生する再生装置(バスオーディオ)、さらには音声ガイダンス機能を備えた給湯器用リモコン等のように、音を出力する音出力手段を備えた各種の出音装置が設置されることが多くなっている。
その一方、このような出音装置が設置される浴室には、シャワーや浴室暖房機のように、使用時に騒音を発生させる器具が多く設けられており、これらの器具が使用されると出音装置から出力される音が聴き取り難くなる傾向がある。
そのため、この種の出音装置を備えた近時の浴室システムにおいては、たとえば、特許文献1に示すように、浴室にて騒音を発生させる器具の使用を検知する検知手段を設け、該検知手段の検知出力に基づいて出音装置の出力音量を増減させるようにしたものが提案されている。
特開平10−43075号公報
しかしながら、上述したように、浴室にて騒音を発生させる器具の使用を検知する検知手段を設ける構成では、以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、最近では、ユーザが快適に浴室を利用できるように、浴室内に設置される器具についても様々な器具(たとえばジェットバスやミスト噴霧装置など)が提供されており、これらの機具が騒音を発生させる場合、上述した従来の構成では多くの検知手段(検知出力)が必要となり、システムが複雑になるという問題があった。
また、このような機具の中には後付けで追加可能に構成されたものもあることから、浴室システムの構築当初には存在しなかったが、後付けによって騒音を発生させる器具が追加されたような場合、器具追加の度に検知手段を新たに設ける必要があり不便であった。
また、上記特許文献1に示す構成では、騒音を発生させる器具の使用に対しては、出音装置の出力音量を増大させて対応することになるが、浴室に設置される出音装置は、通常、ユーザが浴槽に入っている時(浴槽につかってリラックスしている時)に使用することを予定しているため、その設置場所はユーザが浴槽に入っている状態を想定して設定される(通常、浴槽につかった人に対面するように設置されており、洗い場の方には向いていない)ので、浴槽から出て洗い場にいるユーザが聴取し易くするには、かなり音量を増大させなければならない。
しかも、出音装置が、テレビジョン放送の受信装置のように映像の視聴も行わせる場合にあっては、洗い場からは映像が見づらいといった問題もあった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡易なシステム構成で、浴槽、洗い場のいずれにいても出音装置が供する音や映像の視聴が容易な浴室システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る浴室システムは、音を出力する音出力手段を有する出音装置を浴室内に備えてなる浴室システムであって、浴槽内に人がいるか否かを判別する判別手段と、上記判別手段による判別結果に応じて上記出音装置の出力音量の設定変更処理を行う音量制御手段とを備え、上記音量制御手段は、上記出力音量の設定変更処理として、上記浴槽内に人がいないと判別されると、上記出音装置の出力音量を浴槽内に人がいると判別されたときよも大きく設定する第1の制御構成、または、上記浴槽内に人がいると判別されると、上記出音装置の出力音量を浴槽内に人がいないと判別されたときよりも小さく設定する第2の制御構成のいずれか一方を備えたことを特徴とする。
ここで、上記出音装置の出力音量を浴槽内に人がいるか否かで切り替えるように構成しているのは、浴室において騒音を発生させる器具の多くは、ユーザが浴槽の外、つまりは洗い場にいる時に使用されることが多い(たとえば、シャワーやミスト発生装置など)ことや、上述したように、出音装置は、ユーザが浴槽に入っている時に使用することを予定して設置されているため音の出力方向が洗い場に指向していないので、洗い場にいる場合には音が聴き取り難い傾向があること等を考慮して、ユーザが洗い場にいる場合には、出音装置の出力音量を大きくして音を聴き取り易くするためである。
そして、その好適な実施態様として、操作手段を備え、該操作手段において、上記音量制御手段における出力音量の設定変更処理を行うか否かの選択操作ができるように構成されていることを特徴とする。また、他の好適な実施態様として、操作手段を備え、該操作手段により、上記音量制御手段における出力音量の設定変更処理において、浴槽内に人がいるか否かの判別後に設定される出力音量の設定変更操作ができるように構成されていることを特徴とする。
また、第2の発明に係る浴室システムは、音を出力する音出力手段を有する出音装置を浴室内に備えた浴室システムにおいて、浴槽内に人がいるか否かを判別する判別手段と、上記音出力手段の位置を、初期状態の第1の位置と、この第1の位置とは音の出力方向が異なる第2の位置とに切り替え移動させる駆動手段と、上記判別手段による判別結果に応じて上記駆動手段に対して上記第1の位置または第2の位置のいずれに設定するかを指示する位置設定処理を行う位置制御手段とを備え、上記位置制御手段は、上記位置設定処理として、上記浴槽内に人がいると判別されると、上記駆動手段に上記第1の位置を指示し、上記浴槽内に人がいないと判別されると、上記駆動手段に上記第2の位置を指示する制御構成を備えたことを特徴とする。
ここで、上記駆動手段によって設定される出音装置の位置を、浴槽内に人がいるか否かで切り替えるように構成しているのは、上記第1の発明の場合と同様に、浴室において騒音を発生させる器具の多くは、ユーザが浴槽の外、つまりは洗い場にいる時に使用されることが多い(たとえば、シャワーやミスト発生装置など)ことや、出音装置は、ユーザが浴槽に入っている時に使用することを予定して設置されているため、洗い場にいる場合には音が聴き取り難い傾向があること等を考慮し、ユーザが洗い場にいる場合には出音装置の向きを洗い場の方向に指向させることによって音を聴き取り易くするためである。
そして、その好適な実施態様として、上記出音装置が、上記音出力手段とともに映像を表示する映像表示手段を備えて構成され、上記駆動手段が、上記音出力手段とともに上記映像表示手段の位置も切り替え移動させるように構成されていることを特徴とする。
また、上記第1または第2の発明に共通する実施態様として、上記判別手段が、浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、上記水位検出手段からの水位検出信号に基づいて浴槽内に人がいるか否かの判定処理を行う人検知手段とを備えて構成され、上記人検知手段は、上記判定処理として、上記水位検出信号に基づいて、所定レベルを超える急激な水位上昇を検出したときには浴槽内に人がいると判別する一方、所定レベルを超える急激な水位下降を検出したときには浴槽内に人がいないと判別する制御構成を備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、浴室内の出音装置の音量が、浴槽内に人がいるか否かを判別する判別手段の判別結果に応じて増減されるように構成されているので、従来のように、浴室内において騒音を発生させる機具毎にその動作の有無を検出する必要がないので、システムの構成を簡単にすることができる。また、騒音を発生させる機具の追加に対しても容易に対応することができる。
また、第2の発明によれば、浴槽内に人がいるか否かを判別する判別手段の判別結果に応じて作動する駆動手段によって、浴槽内に人がいない場合には、出音装置を初期状態の第1の位置とは音の出力方向が異なる第2の位置に切り替え移動させることができるので、出音装置から出力される音を洗い場に指向させることができる。その結果、洗い場にいるユーザは、小さな音量でも出音装置から出力される音を容易に聞き取ることができるようになる。また、出音装置が音出力手段とともに映像を表示する映像表示手段を備えて構成される場合には、音出力手段とともに映像表示手段も洗い場に指向させることができるので、表示される映像が洗い場からも見易くなる。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
図1は本発明に係る浴室システムの概略構成を示すブロック図である。図示の浴室システムは、浴室B内に音を出力する出音装置2として、給湯器1の遠隔操作装置である浴室リモコン2aと、テレビジョン放送の受信装置である浴室テレビ2bとを備えた場合を示している。
本発明に係る浴室システムは、浴槽3内に人がいるか否かを判断して出音装置2の出力音量を自動的に増減させるシステムであって、そのための構成として、浴槽3内に人がいるか否かを判別する判別手段と、該判別手段による判別結果に応じて上記出音装置2の出力音量の設定変更処理を行う音量制御手段を主要部として備えている。
具体的には、上記浴室システムは、給湯器1と、出音装置2としての浴室リモコン2aおよび浴室テレビ2bと、浴槽3とを主要部として構成される。
上記給湯器1は、浴槽3やカラン・シャワー等の給湯栓に温水を供給する温水生成装置であって、本発明では、上記判別手段として、浴槽3の水位を検出する水位センサ(水位検出手段)11と、給湯器1の各部を制御する制御部(人検知手段)12を備えている。なお、この給湯器1には、温水を生成するための熱交換器や該熱交換器を加熱するバーナなど給湯機能を実現するための部位が備えられているが、本発明とは直接関係しないのでこれらについては説明を省略する。
上記水位センサ11は、浴槽3の水位に応じて電気信号を生成・出力するセンサであって、この水位センサ11で検出された浴槽3の水位は、水位検出信号として上記制御部12に与えられる。なお、この水位センサ11は、浴槽3の水位を監視して給湯制御を行う給湯器(換言すれば、自動湯張り運転機能を備えた給湯器)において自動湯張り運転時の水位監視用に用いられている水位センサが好適に使用されるが、自動湯張り機能を持たない給湯器にあっては別途水位センサが設けられる。
上記制御部12は、マイクロコンピュータを搭載した制御装置で構成され、本発明では、このマイクロコンピュータが、上記水位センサ11からの水位検出信号に基づいて浴槽3内に人がいるか否かを判別する人検知手段を構成する。
具体的には、この人検知手段は、入力された水位検出信号に基づいて浴槽3の水位を特定・認識する水位認識部13と、この水位認識部13で認識された水位に基づいて浴槽3内に人がいるか否かを判別し、その判別結果を人検知信号として上記出音装置2に対して出力する人検知部14とから構成される。
より詳細には、この人検知手段では、上記人検知部14が、上記水位センサ11から得られた水位検出信号に基づいて上記水位認識部13で認識される浴槽3の水位の変化を監視する。そして、この水位監視において、予め定められた所定レベルを超える急激な水位上昇を検出したときには、浴槽3内に人が入った(つまり、浴槽3内に人がいる)と判別する一方、予め定められた所定レベルを超える急激な水位下降を検出したときには、浴槽3内から人が出て洗い場にいる(つまり、浴槽3内には人がいない)と判別して、その結果を人検知信号として出音装置2に対して送信する。
なお、ここで、この急激な水位上昇または急激な水位下降とは、浴槽3内に人が入ったり出たりしたと判断するに十分な水位の変化を意味しており、具体的には、所定時間(たとえば数秒)が経過する間に水位が所定長さ(たとえば高低差十数センチメートル)以上変化(上昇または下降)すると急激な水位上昇または水位下降があったと判断される。なお、これらの具体的な数値は、浴槽3の大きさに応じて適宜設定される。
そこで、図2に基づいて、上記制御部12において浴槽3内に人がいるか否か(換言すれば、人が洗い場または浴槽3内のいずれにいるか)を判別する手順の具体例を説明する。
すなわち、給湯器1の制御部12は、自動湯張り運転が完了するなどして浴槽3が入浴可能な状態になると、はじめは洗い場に人がいる(換言すれば、浴槽3内には人はいない)と判別する(図2ステップS1参照)。
そして、次に、上記人検知部14は、上記水位認識部13で認識される浴槽3の水位が、上述したように、急激に上昇したかを判断し(図2ステップS2参照)、この判断が肯定的であれば浴槽3内に人がいると判別して(図2ステップS3参照)、上記図2ステップS2に戻る。一方、図2ステップS2の判断が否定的な場合は、浴槽3の水位が急激に下降したかを判断して(図2ステップS4参照)、その判断が肯定的であれば、洗い場に人がいると判別して(図2ステップS5参照)、上記図2ステップS2に戻る。
そして、上記図2ステップS4の判断が否定的であれば、人検知部14は先に行った判別を維持して(図2ステップS6参照)、上記図2ステップS2に戻る。
一方、上記出音装置2は、音声やメロディーなどの音を生成・出力するための音出力手段と、この音出力手段から出力される音の音量を制御する音量制御手段とを主要部として備えている。
具体的には、上記出音装置2の一つを構成する浴室リモコン2aは、上記給湯器1を遠隔操作するための操作装置であって、上記音出力手段として、給湯器1の動作状態や後述するリモコン操作部23の操作内容等を予め設定された所定の音声メッセージや所定の警報音で報知するメッセージ等再生部21と、上記音量制御部として、このメッセージ等再生部21で再生される音声メッセージ等の出力音量を制御するリモコン音量制御部22と、給湯器1に対する遠隔操作指令や浴室リモコン2aの内部設定などを入力するためのリモコン操作部(操作手段)23を主要部として備えている。
ここで、上記リモコン音量制御部22は、上記メッセージ等再生部21の出力音量を設定するにあたり、基準となる第1の設定音量と、この第1の設定音量よりも音量の大きい第2の設定音量の二つの設定値を有している。そして、本実施形態では、上記第1の設定音量は固定値または上記リモコン操作部23で任意に設定可能に構成される。また、上記第2の設定音量は、この第1の設定音量に対して音量の増加分が固定または上記リモコン操作部23で任意に設定可能に構成される。
そして、このリモコン音量制御部22は、上記給湯器1の制御部12と通信接続され、該制御部12の人検知部14から与えられる人検知信号に基づいて上記第1または第2の設定音量の一方を自動的に選択してメッセージ等再生部21の出力音量を制御する(音量の自動制御)。
なお、このリモコン音量制御部22による音量の自動制御は、上記リモコン操作部23の操作によってその要否を任意に選択設定できるように構成される。そして、自動制御を行わないとの選択がなされている場合には、上記リモコン音量制御部22は、上記メッセージ等再生部21の出力音量を上記第1の設定音量に設定する。
一方の浴室テレビ2bは、テレビジョン放送を受信するための受信装置であって、上記音出力手段として、受信したテレビジョン放送の音声を出力するテレビ音声再生部25と、上記音量制御部として、このテレビ音声再生部25の出力音量を制御するテレビ音量制御部26と、受信したテレビジョン放送の映像を表示するテレビ映像表示部(映像表示手段)27と、電源オン/オフ、受信チャンネルの選択、上記テレビ音声再生部25の出力音量の設定等、テレビ操作を行うテレビ操作部(操作手段)28とを主要部として備えている。
そして、このテレビ音量制御部26も、上述したリモコン音量制御部22と同様に、上記テレビ音声再生部25の出力音量を設定するにあたり、基準となる第1の設定音量と、この第1の設定音量よりも音量の大きい第2の設定音量の二つの設定値を有している。そして、このテレビ音量制御部26では、上記第1の設定音量は上記テレビ操作部28によって任意に設定可能に構成される。また、上記第2の設定音量は、この第1の設定音量に対して音量の増加分が固定または上記テレビ操作部28で任意に設定可能に構成される。
また、このテレビ音量制御部26も、上述したリモコン音量制御部22と同様に、上記給湯器1の制御部12と通信接続され、該制御部12の人検知部14から与えられる人検知信号に基づいて上記第1または第2の設定音量の一方を自動的に選択してテレビ音声再生部25の出力音量を制御する(音量の自動制御)。
そして、このテレビ音量制御部26による音量の自動制御は、上記テレビ操作部28の操作によってその要否を任意に選択設定できるように構成され、自動制御を行わないとの選択がなされている場合には、上記テレビ音量制御部26は、上記テレビ音声再生部25の出力音量を上記第1の設定音量に設定する。
しかして、このように構成された浴室システムの作用について図3に基づいて説明する。
すなわち、出音装置2は、動作を開始すると、まず、その制御部である上記リモコン音量制御部22およびテレビ音量制御部26は、音量の自動制御を行う設定になっているかを判断する(図3ステップS1参照)。なお、この判断が否定的な場合には、上記リモコン音量制御部22およびテレビ音量制御部26は、音量の自動制御を行わず、その操作手段(リモコン操作部23やテレビ操作部28)で設定された音量、つまり上記第1の設定音量に設定される(図3ステップS5参照)。
そして、この判断が肯定的であれば、次の手順として、浴槽3に人がいるか否かを判断する(図3ステップS2参照)。この判断は、上述したように、給湯器1の制御部12(具体的には、人検知部14)から与えられる人検知信号に基づいて判断される。
そして、浴槽3に人がいると判断された場合には、上記リモコン音量制御部22およびテレビ音量制御部26は、メッセージ等再生部21およびテレビ音声再生部25の音量設定を、上述した音量の自動制御において音量の小さい設定、つまり、本実施形態では上記第1の音量設定とする(図3ステップS3参照)。
一方、図3ステップS2の判断が否定的、つまり、浴槽3に人がいないと判断されると、上記リモコン音量制御部22およびテレビ音量制御部26は、メッセージ等再生部21およびテレビ音声再生部25の音量設定を、上述した音量の自動制御において音量の大きい設定、つまり、本実施形態では上記第2の音量設定とする(図3ステップS4参照)。
このように、本実施形態では、音量制御手段(リモコン音量制御部22,テレビ音量制御部26)が人検知手段(人検知部14)からの人検知信号に基づいて上記浴槽3内に人がいないと判別すると、出音装置2の出力音量を浴槽3内に人がいると判別されたときよも大きく設定するように構成されているので、ユーザが洗い場にいるときには浴室リモコン2aから出力される音声メッセージや浴室テレビ2bから出力されるテレビ音声等の音量が大きくなるので、ユーザが聞き取り易くなる。
なお、上述した実施形態では、上記音量制御手段は、浴槽3内に人がいないと判別すると出音装置2の出力音量を大きく設定するように構成した場合を示したが、たとえば、これとは反対に、浴槽3内に人がいると判別すると、出音装置2の出力音量を浴槽3内に人がいないと判別したときよりも小さく設定するように構成することも可能である。
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態を図4および図5に基づいて説明する。
本実施形態に示す浴室システムは、図4に示すように、上記浴室テレビ2bに、該浴室テレビ2bから出力される音の出力方向を変更する駆動部(駆動手段)29を設けた点で上述した実施形態1と相違するが、その他の構成は実施形態1と同様であるので、構成が共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、上記駆動部29は、ユーザが洗い場にいる場合に、浴室Bの壁面に設置された浴室テレビ2bを洗い場の方向に指向させるための駆動機構であって、具体的には、たとえば、図5に示すように、浴室テレビ2bの一側部を軸として該浴室テレビ2bを洗い場5側に旋回駆動させる駆動装置で構成される。
より詳細には、この駆動部29は、上記テレビ音量制御部26と連動して駆動するように構成され、上記テレビ音量制御部26が人検知部14からの人検知信号に基づいて浴槽3に人がいないと判断すると、初期状態の第1の位置(図5(a)に示すように、壁面に設置された状態の位置)から第2の位置(図5(b)に示すように、浴室テレビ2bの前面に設けられたテレビ音声再生部25(具体的にはスピーカ)と、テレビ映像表示部27(具体的にはテレビ画面)とが洗い場5の方向に指向する位置)に浴室テレビ2bを移動させる。
ここで、上記第2の位置は、浴室テレビ2bのスピーカや画面が洗い場5にいるユーザに正対するように設定されるのが好ましいが、正対しなくとも、図5(b)に示すように、一定の角度をもってスピーカや画面が洗い場5に向くように設定されていればよい。
また、この第1の位置と第2の位置の切り替えは、たとえば、人検知部14での処理が図2に示す手順で行われる場合には、図2ステップS2で一度肯定的な判断がなされてから開始されるようにされる。つまり、自動湯張り運転が完了するなどして入浴可能な状態になった当初はユーザが浴槽に入るのを妨げないように第1の位置にあるように設定され、図2ステップS2の判断で一度ユーザが浴槽3に入ったのを検出すると上記第2の位置に移動可能な待機状態に入る。そして、その後にユーザが浴槽3から出たのを検出したときには上記第2の位置に移動し、また、ユーザが浴槽3に入ったのを検出すると上記第1の位置に移動するように設定される。
そして、上記とは反対に、上記テレビ音量制御部26が浴槽3に人がいると判断すると、駆動部29は、上記浴室テレビ2bを上記第2の位置(図5(b)参照)から初期状態の第1の位置(図5(a)参照)に復帰させるように駆動する。
このように、本実施形態によれば、浴槽3内に人がいるか否かに応じて浴室テレビ2bの位置を切り替えることができるので、ユーザが洗い場5にいるときでも浴室テレビ2bから出力される音を聞き取り易くすることができる。また、同時に、浴室テレビ2bのテレビ映像表示部27に表示される映像も洗い場5から見易くなる。
なお、上述した実施形態では、駆動部29がテレビ音量制御部26に連動して駆動するように構成された場合(音量の自動制御との併用)を示したが、駆動部29を設ける場合には、テレビ音量制御部26による音量の自動制御は行わず、駆動部29による位置制御のみを行うように構成することもできる。その場合、上記テレビ音量制御部26は上記第1の設定音量のみで構成される。
また、上述した実施形態では、駆動部29を浴室テレビ2bにのみ設けた場合を示したが、浴室リモコン2aのみに設けたり、あるいは双方に設けたりすることも可能である。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、浴槽3内に人がいるか否かを判別する判別手段として、水位センサ11を用いた場合を示したが、浴槽3内に人がいるか否かを判別するものであれば、たとえば、浴槽3内にいる人の心拍を検出する心拍センサの検知信号や、浴室B内の人の動きを監視する撮像装置のビデオ信号に基づいて、浴槽3内に人がいるか否かを判別するように構成することもできる。
また、上述した実施形態では、出音装置2として浴室リモコン2aと浴室テレビ2bを示したが、音出力部を備えるものであれば、バスオーディオなど他の装置を用いることも可能である。
本発明に係る浴室システムの概略構成を示すブロック図である。 同浴室システムにおける浴槽内に人がいるか否かの判別手順の一例を示すフローチャートである。 同浴室システムにおける出音装置の出力音量の設定変更処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る浴室システムの第2の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態2に示す駆動部の機能を説明するための説明図である。
符号の説明
1 給湯器
11 水位センサ
12 制御部
2 出音装置
2a 浴室リモコン
2b 浴室テレビ
21 メッセージ等再生部(音出力手段)
22 リモコン音量制御部(音量制御部)
23 リモコン操作部(操作手段)
25 テレビ音声再生部(音出力手段)
26 テレビ音量制御部(音量制御手段)
27 テレビ映像表示部(映像表示手段)
28 テレビ操作部(操作手段)
29 駆動部(駆動手段)
3 浴槽
B 浴室

Claims (6)

  1. 音を出力する音出力手段を有する出音装置を浴室内に備えてなる浴室システムであって、
    浴槽内に人がいるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて前記出音装置の出力音量の設定変更処理を行う音量制御手段とを備え、
    前記音量制御手段は、前記出力音量の設定変更処理として、前記浴槽内に人がいないと判別されると、前記出音装置の出力音量を浴槽内に人がいると判別されたときよも大きく設定する第1の制御構成、または、前記浴槽内に人がいると判別されると、前記出音装置の出力音量を浴槽内に人がいないと判別されたときよりも小さく設定する第2の制御構成のいずれか一方を備えた
    ことを特徴とする浴室システム。
  2. 操作手段を備え、該操作手段において、前記音量制御手段における出力音量の設定変更処理を行うか否かの選択操作ができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室システム。
  3. 操作手段を備え、該操作手段により、前記音量制御手段における出力音量の設定変更処理において、浴槽内に人がいるか否かの判別後に設定される出力音量の設定変更操作ができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室システム。
  4. 音を出力する音出力手段を有する出音装置を浴室内に備えた浴室システムにおいて、
    浴槽内に人がいるか否かを判別する判別手段と、
    前記音出力手段の位置を、初期状態の第1の位置と、この第1の位置とは音の出力方向が異なる第2の位置とに切り替え移動させる駆動手段と、
    前記判別手段による判別結果に応じて前記駆動手段に対して前記第1の位置または第2の位置のいずれに設定するかを指示する位置設定処理を行う位置制御手段とを備え、
    前記位置制御手段は、前記位置設定処理として、前記浴槽内に人がいると判別されると、前記駆動手段に前記第1の位置を指示し、前記浴槽内に人がいないと判別されると、前記駆動手段に前記第2の位置を指示する制御構成を備えた
    ことを特徴とする浴室システム。
  5. 前記出音装置が、前記音出力手段とともに映像を表示する映像表示手段を備えて構成され、前記駆動手段が、前記音出力手段とともに前記映像表示手段の位置も切り替え移動させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の浴室システム。
  6. 前記判別手段が、浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、前記水位検出手段からの水位検出信号に基づいて浴槽内に人がいるか否かの判定処理を行う人検知手段とを備えて構成され、
    前記人検知手段は、前記判定処理として、前記水位検出信号に基づいて、所定レベルを超える急激な水位上昇を検出したときには浴槽内に人がいると判別する一方、所定レベルを超える急激な水位下降を検出したときには浴槽内に人がいないと判別する制御構成を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の浴室システム。
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