JP2006271075A - 無効電力補償装置の制御方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】系統の正相無効分および逆相分の検出遅れを小さくし、無効電力補償装置の過渡追従性を低下させないようにする。
【解決手段】三相負荷電流などの三相電気量を変換器11で二相量に変換した後、正相ベクトル演算器12を用いて正相ベクトル回転、逆相ベクトル演算器13を用いて逆相ベクトル回転をそれぞれ行なうことで、三相負荷電流から正相成分および逆相成分のそれぞれを直流量として分離・検出すると、演算器12,13の各出力には逆相分,正相分が系統の2倍の周波数リプルとしてそれぞれ現れるため、この発明ではバンドパスフィルタ14a〜14cを用いて系統の2倍の周波数リプル分を抽出し、これらを演算器12,13の出力からそれぞれ減算することにより、遅れを小さくしてリプル分の除去を図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、系統の正相無効分および逆相分を補償する無効電力補償装置の制御方式に関する。
図4に、例えば特許文献1に開示された「三相電気量の正相/逆相検出回路」の例を示す。
これは、図4(a)では三相電流Ia,Ib,Icを変換回路1によって二相信号Iα,Iβに変換し、これを正相ベクトル変換器3aで三相電流の正相成分Idp,Iqpを求めるとともに、逆相ベクトル変換器3bで三相電流の逆相成分Idn,Iqnを求め、正相ベクトル変換器3aの出力に含まれる逆相分と、逆相ベクトル変換器3bの出力に含まれる正相分を除去するために、図4(b)に示すような移動平均フィルタ回路8を用いるものである。
特開平06−245383号公報(第3−6頁、図1)
無効電力補償装置が補償しようとしている系統の正相無効分および逆相分が過渡的に変化した場合、上記従来例では正相ベクトル変換器の出力に含まれる逆相分の除去、および逆相ベクトル変換器3bの出力に含まれる正相分の除去のために移動平均フィルタ回路を用いているため、除去しようとしている周波数成分の1周期分の平均をとるため、正相ベクトル変換器の出力である正相分、および正相ベクトル変換器の出力である逆相分の検出に遅れが生じ、無効電力補償装置の過渡追従性が低下するという問題がある。
したがって、この発明の課題は、系統の正相無効分および逆相分の検出遅れを小さくし、無効電力補償装置の過渡追従性を低下させないようにすることにある。
このような課題を解決するため、この発明では、三相負荷電流などの三相電気量を二相量に変換した後、正相ベクトル演算器を用いて正相ベクトル回転、逆相ベクトル演算器を用いて逆相ベクトル回転をそれぞれ行なうことで、三相負荷電流から正相成分(三相正相有効電力成分および三相正相無効電力成分)および逆相成分(系統電流に含まれる逆相2軸電流成分)のそれぞれを直流量として分離検出し、そのうちの三相正相無効電力成分および逆相2軸電流成分を補償することにより、無効電力補償するものである。
しかしながら、上記正相ベクトル演算器の出力には逆相分が系統の2倍の周波数リプルとして、また、逆相ベクトル演算器の出力には正相分が系統の2倍の周波数リプルとしてそれぞれ現れるため、この発明ではバンドパスフィルタを用いて系統の2倍の周波数リプルを抽出し、これらを正相,逆相のベクトル演算器の出力からそれぞれ減算することにより、リプル分を除去するものである。
この発明によれば、無効電力補償装置の補償しようとしている系統の正相無効分および逆相分の分離演算において、バンドパスフィルタを用いて系統の2倍の周波数リプル成分を除去するようにしたので、補償しなければならない正相無効分および逆相無効分が急変したときの、リプル除去のためのフィルタによる検出遅れを小さくでき、その結果、過渡応答を改善することが可能となる。
図1はこの発明の実施の形態を示す回路構成図である。
同図において、11は三相/二相変換器、12は正相ベクトル演算器、13は逆相ベクトル演算器、14a,14b,14cはバンドパスフィルタ、15は正相逆ベクトル演算器、16は逆相逆ベクトル演算器、17は二相/三相変換器である。
まず、三相負荷電流の正相成分および逆相成分を検出する回路について、説明する。
各相電流Ia,Ib,Icを正相成分と逆相成分とに分離して表現すると、数1の(1)式で示すようになる。
ここに、(1)式のIpは正相成分電流波高値、Inは逆相成分電流波高値、φPは正相成分電流位相差、φNは逆相成分電流位相差、ωは系統の基本周波数である。
Figure 2006271075
三相/二相変換器11は、上記三相電流から三相/二相変換行列,正相ベクトル演算および逆相ベクトル演算を用いて正相分と逆相分に分離演算する。ただし、αは三相/二相変換のα軸成分を、βは三相/二相変換のβ軸成分をそれぞれ示す。
三相/二相変換行列式を数2の(2)式に示す。
Figure 2006271075
また、正相ベクトル演算式を数3の(3)式に示し、
Figure 2006271075
逆相ベクトル演算式を、数4の(4)式に示す。
Figure 2006271075
上記(1)式を(2)式に代入すると、数5の(5)式のようになる。
Figure 2006271075
そして、(5)式を(3)式に代入すると、数6の(6)式のようになる。この(6)式の演算を行なうのが正相ベクトル演算器12であり、その出力Idpがd軸出力分(正相有効電流)であり、Idqがq軸出力分(正相無効電流)である。
Figure 2006271075
さらに、(5)式を(6)式に代入すると、数7の(7)式のようになる。この(7)式の演算を行なうのが逆相ベクトル演算器13であり、その出力Idnがd軸出力分であり、Iqnがq軸出力分である。
Figure 2006271075
(6),(7)式から分かるように、三相電流(電圧も同様)に正相分と逆相分が存在するとき、正相ベクトル演算器12の出力には逆相分が、また、逆相ベクトル演算器13の出力には正相分が、それぞれ系統の2倍の周波数リプルとして含まれることになる。正相分と逆相分を分離して制御するためには、この2倍の周波数リプルを除去する必要がある。
そこで、この発明では、系統の2倍の周波数成分を抽出するバンドパスフィルタにより、2倍の周波数リプルを抽出し、この抽出した分を正相ベクトル演算器12,逆相ベクトル演算器13の出力からそれぞれ減算することで除去するようにしている。
つまり、演算器12,13の出力Iqp,Idn,Iqnから、系統の2倍の周波数リプルを除去してIqp*,Idn*,Iqn*を得、これらに対して正相逆ベクトル演算器15および逆相逆ベクトル演算器16でベクトル逆回転を行なった後、変換器17で二相/三相変換を行なうことにより、無効電力補償装置の電流指令Ia*,Ib*,Ic*を得るようにしている。
以上のように、系統の2倍の周波数リプルをバンドパスフィルタで抽出しているため、正相無効分および逆相無効分が急変したときに、移動平均フィルタのようにリプル除去のためにリプル分の1周期の平均を必要とせず、補償しなければならない正相無効分および逆相無効分の急変を少ない遅れで検出することができる。
図2はこのことを説明するための説明図で、図2(a)は移動平均フィルタを用いる従来の場合、図2(b)はこの発明の場合を示し、この発明の場合の方が検出が早められていることを示している。
なお、上記では主として電流の場合について説明したが、この発明は電圧の場合も同様にして適用することができる。
この発明の実施の形態を示すブロック図 この発明の動作を従来例と対比して説明する説明図で、(a)は移動平均フィルタを用いる従来の場合、(b)はこの発明の場合を示す。 従来例を示す構成図で、(a)は三相/二相変換回路および正相,逆相ベクトル変換器を示し、(b)は移動平均フィルタ回路を示す。
符号の説明
11…三相/二相変換器、12…正相ベクトル演算器、13…逆相ベクトル演算器、14a,14b,14c…バンドパスフィルタ、15…正相逆ベクトル演算器、16…逆相逆ベクトル演算器、17…二相/三相変換器。

Claims (1)

  1. 電力系統の正相無効分および逆相分を補償するための無効電力補償装置の制御方式において、
    三相電気量を二相量に変換する三相/二相変換回路と、この三相/二相変換回路からの出力に対し、二軸回転座標軸上で電力系統電圧と同期した同一方向の正相ベクトル回転を行なって前記電気量の正相成分に変換する正相ベクトル演算器と、前記三相/二相変換回路からの出力に対し、二軸回転座標軸上で電力系統電圧と同期した逆方向の逆相ベクトル回転を行なって前記電気量の逆相成分に変換する逆相ベクトル演算器と、前記正相ベクトル演算器の出力に含まれる逆相分を除去する第1のバンドパスフィルタと、前記逆相ベクトル演算器の出力に含まれる正相分を除去する第2のバンドパスフィルタとを設け、電力系統の正相無効分および逆相分の過渡変化に対し高速な追従を可能にしたことを特徴とする無効電力補償装置の制御方式。
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