JP4533674B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、電力変換装置に関する。
直流から交流に変換出力するインバータの出力側に、リアクトルとコンデンサから成るLCフィルタを有し、コンデンサの電圧を正弦波状の指令値に一致させるように制御することで、コンデンサに接続された負荷に給電する電力変換装置として、特開2000−50638号公報には、コンデンサの電圧とコンデンサへの電流とに基づいて制御指標を生成し、この制御指標の符号に基づき、インバータのスイッチング素子を制御する方式のものが示されている。
この従来の電力変換装置は、負荷急変や3相非対称負荷などに対してもロバストに出力電圧を所定の電圧指令を生成することができる点で、品質の高い電圧を給電できる有効な方式である。しかしながら、同方式ではインバータの出力電流が負荷次第であり、同方式は出力電流が増加することに対してなんらそれを抑制する手段を持たない。電力変換装置では、一般に、出力電流が過度に増加した場合、スイッチング素子を保護するために装置を停止する必要があるが、その場合、負荷への給電が停止して様々な障害を引き起こすことになるので、従来方式の電力変換装置では出力電流が過度にならないように抑制する手段が必要であった。
特開2000−50638号公報
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、過電流による電力変換装置の保護停止を回避し、安定して負荷に電力給電をすることができ、元来有する品質のよい特徴を活かしつつ、システムの信頼性を向上することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
請求項の発明は、3相の交流電圧を出力するインバータの出力側にLCフィルタを介して負荷が接続され、当該LCフィルタのコンデンサの電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段と、LCフィルタのコンデンサに流れる電流を検出するコンデンサ電流検出手段と、前記コンデンサの電圧及び、所定の第1の係数を乗じた前記コンデンサの電流を前記コンデンサの電圧指令値より減算することで制御指標を演算する指標演算手段とを備え、前記制御指標の符号に基づきスイッチング素子を制御する電力変換装置において、前記インバータの出力電流を検出するインバータ電流検出手段と、当該インバータ電流検出手段の検出した電流を入力とし、所定の第2の係数を乗じて前記制御指標に加算する加算手段と、前記インバータの出力電流を入力し、当該電流が増加した場合に前記第2の係数が大きくなるように演算するゲイン演算手段とを備えたものである。
請求項の発明は、請求項1の電力変換装置において、前記加算手段とゲイン演算手段とに代えて、前記インバータ電流検出手段の検出したインバータの出力電流に基づき過電流であることを判定する過電流検出手段と、前記過電流検出手段が過電流であると判定した場合、前記制御指標に変え、前記インバータ電流検出手段の検出するインバータの出力電流を新たな指標とする指標切換手段とを備えたものである。
請求項の発明は、請求項の電力変換装置において、前記コンデンサの電圧指令は、回転座標系上で与えられるものであって、前記インバータの出力電流を回転座標系上に変換する第1の座標変換手段と、前記過電流判定手段が、過電流と判定した時の回転座標系上の電流値をラッチするラッチ手段と、前記ラッチ手段がラッチした前記回転座標系上の電流値を所定値にリミットするリミット手段と、前記リミット手段の出力を回転座標系上の電流指令値とみなし3相座標系上へ変換する第2の座標変換手段と、前記第2の座標変換手段の出力を前記制御指標に加算する制御指標加算手段とを備えたものである。
本発明によれば、インバータの交流出力をLCフィルタを介して負荷に供給し、LCフィルタのコンデンサ電圧が所定値になるように制御する電力変換装置に対して、通常の運転状態では、不平衡な負荷や負荷の急変にロバストな出力電圧を供給することができ、しかも、インバータの出力電流が増加した場合には過電流による保護停止を回避することができ、品質と信頼性を両立させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形態の電力変換装置のブロック図である。直流電圧源1には、直流コンデンサ2と3相交流を出力するインバータ3が接続されている。インバータ3の交流出力側には、リアクトル5とコンデンサ6から成るLCフィルタ回路が構成されている。コンデンサ6の電圧は、3相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に一致するように制御され、負荷7に交流給電される。
コンデンサ6の電圧を電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に一致させる手段は次のようになっている。電流検出器9はLCフィルタを構成するコンデンサ6の電圧を検出する。電流検出器8はコンデンサ6へ流れる電流を検出する。座標変換器10は、検出された線間電圧を3相の相電圧へと変換する。この3相の相電圧は、減算器11により、それぞれの電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*から減算される。
第1ゲイン乗算部12において、電流検出器8にて検出されたコンデンサ電流に対して所定のゲインAがそれぞれ乗算されて出力される。減算器13は、減算器11の出力である電圧偏差からゲインAを乗じたコンデンサ電流を減算し、指標として出力する。
さらに、この指標に対して、本実施の形態の特徴である指標の補正処理が施される。まず、電流検出器4により検出されたインバータ3の出力電流が、不感帯設定部14へ入力される。この不感帯設定部14は、所定値Iset1(Iset1>0)として、次式のように不感帯を設定する。
[数1]
Iout=Iu-Iset1 if (Iu>Iset1)
=0 if (-Iset1<=Iu<=Iset1)
=Iu+Iset1 if (Iu<-Iset1)
不感帯設定部14の出力は、第2ゲイン乗算部15に入力される。第2ゲイン乗算部15では、3相それぞれの入力に所定のゲインBを乗算して出力する。ここで、ゲインBは、B>>1(1より十分に大きい)と設定されるのが好ましい。第2ゲイン乗算部15の出力は、減算器16において、減算器13の出力である指標から減算されることで、指標を補正し、最終的な各相の指標Su,Sv,Swを生成出力する。ゲート指令演算部17では、各相の指標Su,Sv,Swに基づき、インバータ3の6つのスイッチング素子へのゲート信号を生成出力する。
このゲート指令演算部17の一例を図2を用いて説明する。ゲート指令演算部17では3相のゲート指令を生成しているが、各相の処理は同一であるので、U相についてのみ説明する。U相の指標Suは、ヒステリシスコンパレータ18に入力され、所定の設定においてH,Lが出力され、U相のゲート指令になる。また、ヒステリシスコンパレータ18の出力は、インバータ19(論理反転)に入力され、その出力がX相のゲート指令となる。
以上の構成により、本実施の形態では、インバータ3の出力電流を入力する不感帯設定部14において、インバータ出力電流の絶対値が所定値Iset1より小さい場合、指標の補正量は0であり、影響を与えない。この状態は、特許文献1に記載された従来例と等価である。コンデンサ電圧指令値とコンデンサ電圧の偏差にコンデンサ電流を減算して算出した指標に基づき、その指標の符号(この構成ではスイッチング周波数の増大を抑制するヒステリシスコンパレータ18を用いているが)に応じてインバータ3のスイッチング素子を制御するもので、負荷の急変や非対称な負荷に対しロバストであり、歪みが小さくて品質の高い出力(コンデンサ)電圧を供給することができる。負荷急増などにより、インバータ3の出力電流が増加し、その絶対値がIset1を超過する場合、超過した電流分に応じて指標が補正される。これにより、従来の出力電圧を指令値に一致させるという作用に加え、インバータ出力電流を増加させないという作用が加わる。このため、本実施の形態の電力変換装置では、過電流による保護停止を回避し、システムの信頼性を向上できる。また、前述のようにインバータの出力電流の絶対値Iset1未満である通常の運転範囲においては、なんら従来方式に変わらない電圧制御特性を維持することができることから、通常運転時の電圧の品質を維持しつつ信頼性を向上することができる。
また、過電流設定値Iset1との超過分に応じて指標に対するインバータ出力電流の影響が強くなるため、通常の電圧制御状態と過電流設定による電流正弦状態との切り替えがスムーズである特徴がある。
なお、本実施の形態では、インバータが3相出力の例を示したが、単相出力であっても同様な作用効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)図3は、本発明の第2の実施の形態の電力変換装置のブロック図である。本実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態とはインバータ3の出力電流に応じて指標を補正する処理が異なるのみであるため、異なる部分について詳説し、共通する部分については説明を省略する。
電流検出器4によって検出されたインバータ3の出力の3相電流は第3ゲイン演算部34へと入力される。第3ゲイン演算部34は、例えば、次のように各相のゲインBu,Bv,Bwを演算出力する。
[数2]
Bu=f(abs(Iu))
Bv=f(abs(Iv))
Bw=f(abs(Iw))
ここに、abs(x)は、xの絶対値を演算する関数である。関数f(x)は、xの単調増加関数である。関数f(x)は様々な関数があるが、次式のように設定できる。
[数3]
f(x)=B1×exp(x2)
x2=x-Iset2 if (x>Iset2)
=0 if (0<=x<=Iset2)
演算された各相のゲインBu,Bv,Bwは、第3ゲイン乗算部24へ入力される。第3ゲイン乗算部24では、各相のインバータ3の出力電流Iu,Iv,Iwを入力とし、それぞれに対応したゲインBu,Bv,Bwを乗じて出力する。減算器16において、減算器13にて生成出力された指標を減算されることで当該指標を補正する。
以上の構成により、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、インバータ出力電流が所定値Iset2未満である通常運転範囲において、インバータ出力電流による指標の補正処理は作用せず、その良好な電圧制御特性になんら影響を与えない。所定値Iset2を超過した場合、指標に対してインバータ出力電流の作用することで、インバータ出力電流の抑制効果が現れる。特に、第1の実施の形態では、インバータ出力電流の超過分に応じてのみ指標補正量が決定されるのに対し、本実施の形態では、指標補正量の演算である第3ゲイン乗算部24におけるゲインBu,Bv,Bwがインバータ出力電流が超過するほど大きく設定されているため、電流超過の程度によってより顕著な過電流抑制効果を得ることができる。すなわち、過電流の危険度の低い状態では、小さい効果を得るように弱いゲインを設け、危険度の高い状態では、大きな効果を得るように強いゲインを設定することができるのである。これにより、通常の運転状態(過電流の危険性がない範囲)と、過電流保護を回避するため出力電流を制限する状態とを第1の実施の形態よりスムーズに移行することが可能になる。
なお、本実施の形態では、インバータが3相出力の例を示したが、単相出力であっても同様な作用効果を得ることができる。また、第3ゲイン演算部34については、様々な関数にすることが可能である。例えば、次式のように設定すれば、第1の実施の形態と等価的にほぼ同一な構成にすることができる。
[数4]
f(x)=B1 if (X>Iset3)
=0 if (0<=x<=Iset3)
(第3の実施の形態)図4は、本発明の第3実施の形態の電力変換装置を示すブロック図である。本実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態とは、インバータ3の出力電流に応じて指標を補正する処理が異なるのみであるため、その他の部分を省略して説明する。
電流検出器4によって検出されたインバータ3の出力の3相電流Iu,Iv,Iwはゲイン反転部26に入力される。ゲイン反転部26では、各相それぞれの電流値にゲイン−1を乗じて出力する。また、インバータ3の出力の3相電流は過電流検出部20に入力され、出力電流を抑制する必要があるか否かを表す過電流フラグOCを出力する。
この過電流検出部20の詳細を図5に示す。インバータ3のU相電流Iuは、絶対値演算部21へ入力され、絶対値が演算出力される。ヒステリシスコンパレータ22では、過電流設定値Iset4とヒステリシス付きで比較され、過電流である場合にはHを、過電流でない場合にはLを出力する。同様にV相、W相が演算される。論理和演算部23では、各相のヒステリシスコンパレータ22の出力の論理和を出力する。この論理和演算部23の出力が、過電流フラグOCとなる。過電流フラグOCは、切替器25へと入力される。
過電流フラグOC=L(図面では0)の場合、減算器13の出力を最終的な指標として選択し出力する。一方、過電流フラグOC=H(図面では1)の場合、ゲイン反転部26の出力を最終的な指標として選択し出力する。
以上の構成により、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、インバータ出力電流が所定値Iset4未満である通常運転範囲において、インバータ出力電流による指標の補正処理は作用せず、その良好な電圧制御特性になんら影響を与えない。一方、インバータ出力電流が所定値Iset4以上で過電流の危険がある場合、過電流フラグがHとなり、切替器25によって3相の指標全てがインバータ出力電流に置き換えられ、この結果、全相とも各相の電流が0になる方向にスイッチングが制御されることになる(ゲイン反転部26は電流を0にする方向とするためのゲイン)。よって、過電流による保護停止を回避し、システムの信頼性を向上できる。
特に、本実施の形態では3相全ての指標を一括して切り替えている点に特徴がある。例えば、第1の実施の形態や第2の実施の形態のように、過電流の危険性がある相だけ、指標に出力電流をそれが小さくなるように作用させても、実際の出力電流は、他の相の出力電圧の影響を受けてしまい、必ずしもその相の電流が減少するとは言いきれない。過電流の危険性がある相は、その相電流を減少させる方向の電圧を出力しても、他の相があくまで電圧指令に従う電圧を出力しようとするものであれば、過電流危険性がある相の電流が減少するかはわからないからである。これに対し、本実施の形態では、3相一括して全ての相が零電流になるように動作するため、上記のような現象が起こらず、良好に出力電流を減少させることが可能になる。
(第4の実施の形態)図6は、本発明の第4の実施の形態の電力変換装置のブロック図である。本実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態とは、インバータ3の出力電流に応じて指標を補正する処理と出力電圧指令を演算する部分が異なるのみであるため、その他の部分は省略して説明する。
出力電圧指令の生成は、DQ軸回転座標系上にて、D軸電圧指令Vd*,Q軸電圧指令Vq*として与えられる。出力周波数指令(50Hz,60Hzの商用周波数となることが多い)は、積分器28に入力される。積分器28では、出力電圧指令を積分し、U軸に対するD軸の位相角θを算出する。座標変換器27では、D軸電圧指令Vd*,Q軸電圧指令Vq*と前記位相角θを入力し、DQ軸座標系上の電圧指令Vd*,Vq*をUVW軸座標系上での3相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換し出力する。
一方、電流検出器4によって検出されたインバータ3の出力の3相電流Iu,Iv,Iwは第3の実施の形態と同様の過電流検出部20に入力される。過電流検出部20では、インバータの出力電流のいずれの相でも過電流設定値Iset4に達した場合、過電流フラグOCをHにして出力する。
また、インバータ3の出力の3相電流Iu,Iv.Iwは、座標変換器29に入力され、DQ軸回転座標系上での電流値Id,Iqに変換される。このDQ軸上の電流値Id,Iqはリミッタ30へと入力され、そのベクトル長が所定値Iset5を超えないようにリミットされ、IdLim,IqLimを出力する。すなわち、
Figure 0004533674
にある。
ラッチ31では、過電流検出部20の出力である過電流フラグOCがLからHになったときのIdLim,IqLimを記憶し、それぞれD軸電流指令Id*、Q軸電流指令Iq*として出力する。座標変換器32では、D軸電流指令Id*、Q軸電流指令Iq*を入力として、UVW相の3相の電流指令Iu*,Iv*,Iw*を生成出力する。
減算器33では、3相の電流指令Iu*,Iv*,Iw*から電流検出器4によって検出されたインバータ3の出力の3相電流Iu,Iv,Iwがそれぞれ減算される。切替器25では、過電流フラグOCがL(図面では0)の場合、減算器13の出力を指標として選択し、過電流フラグOCがH(図面では1)の場合、減算器33の出力を指標として選択して出力する。
以上の構成により、本実施の形態では、過電流検出部20において、過電流ではないと判断した(OC=L)の場合、第3の実施の形態と同様、指標はインバータ出力電流が反映されず従来方式と同一となり、ロバスト性の高く品質の良好な出力電圧を供給できる。一方、過電流フラグがLからHになった場合、その時点でのインバータ出力電流のDQ軸座標系上の値をインバータ3が過電流にならないような範囲にリミットし、それをDQ軸回転座標系上での電流指令値Id*,Iq*として保持する。このDQ軸電流指令値は、3相の電流指令に変換される。指標には、この3相電流指令と3相電流との偏差が選択される。この結果、インバータ出力電流は、過電流と判断した(過電流フラグがLからHに変化した)時点で、なおかつ、過電流とならない範囲に制限された電流指令値に追従する。この電流指令値は、DQ軸座標系上で保持されるものであり、過電流フラグがHである期間においても、出力周波数と同一周波数で回転する。UVW相でみれば、正弦波状になる。
第3の実施の形態では、3相を一括して零電流にしようとする強い作用が生じる。このため、過電流検出部20のヒステリシスコンパレータ22や制御応答の遅れにより、過度に電流が絞られる現象が生じる可能性があるが、その場合、出力電圧に大きな歪みが生じて好ましくない。これに対して本実施の形態では、過電流となる直前のインバータ出力電流に近い状態を維持しつつ過電流を抑制するため、出力電圧の歪みを抑えることが可能になる。すなわち、過電流を抑制する期間においても、極力、出力電圧を良好に維持することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の電力変換装置の回路ブロック図。 上記実施の形態におけるゲート指令演算部の構成を示す回路ブロック図。 本発明の第2の実施の形態の電力変換装置の回路ブロック図。 本発明の第3の実施の形態の電力変換装置の回路ブロック図。 上記実施の形態における過電流検出部の構成を示す回路ブロック図。 本発明の第4の実施の形態の電力変換装置の回路ブロック図。
符号の説明
1 直流電圧源
2 直流コンデンサ
3 インバータ
4 電流検出器
5 出力リアクトル
6 出力コンデンサ
7 負荷
8 電流検出器
9 電圧検出器
10 座標変換器
11 減算器
12 第1ゲイン乗算部
13 減算器
14 不感帯設定部
15 第2ゲイン乗算部
16 減算器
17 ゲート指令演算部
18 ヒステリシスコンパレータ
19 インバータ
20 過電流検出部
21 絶対値演算部
22 ヒステリシスコンパレータ
23 論理和演算部
24 第3ゲイン乗算部
25 切替器
26 ゲイン反転部
27 座標変換器
28 積分器
29 座標変換器
30 リミッタ
31 ラッチ
32 座標変換器
33 減算器
34 第3ゲイン演算部

Claims (3)

  1. 3相の交流電圧を出力するインバータの出力側にLCフィルタを介して負荷が接続され、当該LCフィルタのコンデンサの電圧を検出するコンデンサ電圧検出手段とLCフィルタのコンデンサに流れる電流を検出するコンデンサ電流検出手段と、前記コンデンサの電圧及び、所定の第1の係数を乗じた前記コンデンサの電流を前記コンデンサの電圧指令値より減算することで制御指標を演算する指標演算手段とを備え、前記制御指標の符号に基づきスイッチング素子を制御する電力変換装置において、
    前記インバータの出力電流を検出するインバータ電流検出手段と、
    当該インバータ電流検出手段の検出した電流を入力とし、所定の第2の係数を乗じて前記制御指標に加算する加算手段と、
    前記インバータの出力電流を入力し、当該電流が増加した場合に前記第2の係数が大きくなるように演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記加算手段とゲイン演算手段とに代えて、
    前記インバータ電流検出手段の検出したインバータの出力電流に基づき過電流であることを判定する過電流検出手段と、
    前記過電流検出手段が過電流であると判定した場合、前記制御指標に変え、前記電流検出手段の検出するインバータの出力電流を新たな指標とする指標切換手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記コンデンサの電圧指令は、回転座標系上で与えられるものであって、
    前記インバータの出力電流を回転座標系上に変換する第1の座標変換手段と、
    前記過電流判定手段が、過電流と判定した時の回転座標系上の電流値をラッチするラッチ手段と、
    前記ラッチ手段がラッチした前記回転座標系上の電流値を所定値にリミットするリミット手段と、
    前記リミット手段の出力を回転座標系上の電流指令値とみなし3相座標系上へ変換する第2の座標変換手段と、
    前記第2の座標変換手段の出力を前記制御指標に加算する制御指標加算手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
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