JP2006269355A - 燃料電池システム - Google Patents

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康二 山本
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    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】コンパクト化を進め、更に、加湿器から排出される湿った酸化剤オフガスに含まれている水の排出性を向上させた燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システムは、燃料電池セル1を積層したスタック2と、スタック2に供給する酸化剤を加湿する加湿器3と、加湿器3のオフガス出口32pから吐出された酸化剤オフガスを排出する酸化剤オフガス排気部45とをユニット8として構成されており、酸化剤オフガス排気部45の酸化剤オフガス排気口45aはユニット8の下部に下方に開口して配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は燃料電池セルを積層したスタックと加湿器とを備える燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池セルを積層したスタックと、スタックから給電されるメインモータと、マニホルドブロックとを一体化させた燃料電池システムが知られている(特許文献1)。マニホルドブロックはスタックの底面側に配置されており、スタックの燃料極に燃料ガスを供給する通路と、スタックの酸化剤極に酸化剤を供給する通路と、スタックの冷却通路に冷却媒体を供給する通路とを一体的に備えている。このものによれば、マニホルドブロックにより配管の取り回しが簡素化され、コンパクト化されている。
また、燃料ガスボンベ、制御装置、燃料電池本体、電力変換器、主水タンク、補助水タンクを可搬式ケースに組み込んでコンパクト化を図った燃料電池装置が知られている(特許文献2)。
特開2003−217621号公報 特開平11−102717号公報
特許文献1によれば、スタックから排出される水がマニホルドブロックに残留するおそれがある。特許文献2でもスタックから排出される水が残留するおそれがある。更に産業界では、更にコンパクト化を進めた燃料電池システムが要望されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、コンパクト化を進め、加えて、スタックから排出される発電反応後の湿った酸化剤オフガスに含まれている水の排出性を向上させ、寒冷地などで使用されるときであっても、耐凍結性を向上させるのに有利な燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池セルを積層したスタックと、スタックに供給する酸化剤を加湿する加湿器と、加湿器のオフガス出口から吐出された酸化剤オフガスを排出する酸化剤オフガス排気口を有する酸化剤オフガス排気部とが一体化されてユニットとして構成されており、酸化剤オフガス排気部の酸化剤オフガス排気口はユニットの下部において下方に開口して配置されていることを特徴とするものである。
燃料電池セルを積層したスタックと、スタックに供給する酸化剤を加湿する加湿器と、加湿器のオフガス出口から吐出される酸化剤オフガスを排出する酸化剤オフガス排気部とをユニットとして構成している。このため燃料電池システムのコンパクト化が図られている。
燃料電池のスタックの酸化剤極の内部においては、発電反応により水が生成される。このためスタックの酸化剤極から吐出される酸化剤オフガスは、湿度が相対的に高いものであり、冷却されると、凝縮水を生成することがある。
このように酸化剤オフガスは湿度が高いため、水が酸化剤オフガス排気部に存在するおそれがある。更に、発電反応で生成された水が酸化剤オフガスと共に酸化剤オフガス排気部に吐出され、存在するおそれがある。この場合、酸化剤オフガス排気部の流路が小さくなったり、寒冷地等では凍結するおそれがある。
この点本発明に係る燃料電池システムによれば、前述したように、酸化剤オフガス排気部の酸化剤オフガス排気口はユニットの下部において下方に開口して配置されているため、水を排出させるのに有利である。従って、水が酸化剤オフガス排気部に存在するおそれが低減される。
本発明によれば、スタック、加湿器、酸化剤オフガス排気部が一体化されてユニットとされ、燃料電池システムのコンパクト化が図られている。更に、酸化剤オフガス排気部はユニットの下部に下方に開口して配置されているため、水を排出させるのに有利である。従って、水が酸化剤オフガス排気部に存在するおそれが低減され、酸化剤オフガス排気部の流路が良好に確保される。故に、燃料電池システムが寒冷地などで使用されるときであっても、酸化剤オフガス排気部における過剰凍結を抑えることができる。
酸化剤を含む流体としては、燃料電池において燃料と共に発電反応を生成する酸素を含む酸素含有ガスが挙げられる。本発明によれば、酸化剤オフガス排気部の酸化剤オフガス排気口は、ユニットの下部において下方に開口して配置されている。ここで、ユニットはスタックと加湿器とを一体的に組み込んだものをいう。ユニットの下部は、ユニットの底面ばかりか、ユニットの側面の下部(ユニットの高さ寸法を相対表示で100とするとき、ユニットの最底面から35までの領域)も含む。
本発明によれば、更に、加湿器からスタックに供給される酸化剤の流量を制御する入口バルブと、スタックから加湿器に供給される酸化剤オフガスの流量を制御する出口バルブとがユニットに組み込まれている形態を例示することができる。この場合、入口バルブ、出口バルブもユニットに組み込まれているため、燃料電池システムのコンパクト化に有利である。更に、万一、入口バルブ及び出口バルブに凍結が生じたときであっても、システムの起動運転時(発電運転前)には温水などの供給によりスタックが暖められることが多いため、スタックからの伝熱または放熱により入口バルブ及び出口バルブの凍結を解除するのに有利である。殊に、入口バルブ及び出口バルブをユニットに組み込んでいると、入口バルブ及び出口バルブをスタックに接触または接近させ、入口バルブ及び出口バルブはスタックからの伝熱または放熱を受け易くなる。
更に本発明によれば、燃料電池のオフガス出口から吐出された酸化剤オフガスを加湿器を介さないで酸化剤オフガス排気部から排出するオフガスバイパス通路がユニットに組み込まれていると共に、オフガスバイパス通路を流れる酸化剤オフガスの流量を調整するバイパスバルブがユニットに組み込まれている形態を例示することができる。この場合、オフガスバイパス通路およびバイパスバルブもユニットに組み込まれているため、燃料電池システムのコンパクト化に有利である。更に、万一、オフガスバイパス通路およびバイパスバルブに凍結が生じたときであっても、システムの起動運転時には温水などの供給によりスタックが暖められることが多いため、スタックからの伝熱または放熱によりオフガスバイパス通路およびバイパスバルブの凍結を解除するのに有利である。殊に、オフガスバイパス通路およびバイパスバルブをユニットに組み込んでいると、オフガスバイパス通路およびバイパスをスタックに接触または接近させ得るため、スタックからの伝熱または放熱を受け易くなる。
更に本発明によれば、酸化剤オフガス排気部としては酸化剤オフガス排出用のマニホルドである形態を例示することができる。マニホルドは、通路を形成する容器状または疑似容器状の通路形成部材をいう。この場合、酸化剤オフガス排出用のマニホルドは、加湿器のオフガス出口から吐出された酸化剤オフガスを排出すると共に下方に開口する酸化剤オフガス排気口と、酸化剤オフガス排気口と加湿器のオフガス出口とを連通する通路とを有する形態を例示することができる。このマニホルドの酸化剤オフガス排気口は下方に開口しているため、水の排出性が確保され、水の存在が抑制される。この場合、燃料電池システムが寒冷地等で使用されるときであっても、過剰凍結を抑制することができる。
ここで、酸化剤オフガス排出用のマニホルドに形成されている通路の通路長としては、オフガスバイパス通路の通路長よりも短く設定されている形態を例示することができる。この場合、酸化剤オフガス排出用のマニホルドに存在する水の量を少なくできる。故に、寒冷地等で使用されるときであっても、過剰凍結を抑制することができる。
更に本発明によれば、起動運転時に加湿器を経ないで燃料電池に酸化剤を供給する供給用副通路をユニットに組み込んでいる形態を例示することができる。また、酸化剤オフガス排出用のマニホルドに形成されている通路の通路長としては、供給用副通路の通路長よりも短く設定されている形態を例示することができる。この場合、仮に、酸化剤オフガス排出用のマニホルドに形成されている通路に水が存在するとしても、その存在する水の量は少量とされる。
システムの起動運転時には供給用副通路に発電用の酸化剤が流れる。供給用副通路を流れる酸化剤は、起動運転における発電反応の効率を高めるためには、早期に予熱することが好ましい。そこで、好ましくは、供給用副通路は、前記ユニットの底面側から前記ユニットの上部にかけてスタックに対面するように延設されており、スタックから受熱し易い構造とされている形態を採用することができる。この場合、供給用副通路を流れる酸化剤をスタックにより早期に予熱することができる。
また、ユニットは、断熱材により覆われている形態を例示することができる。この場合、起動運転時において、燃料電池や加湿器からの放熱が抑制されるため、起動に必要とする時間を短縮化できる。
更に本発明によれば、酸化剤を加湿器に供給する酸化剤搬送源と、放熱性をもつ機器とを具備しており、酸化剤搬送源は放熱性をもつ機器の周辺の酸化剤を加湿器に供給する形態を例示することができる。放熱性をもつ機器としては、制御盤、インバータなどの電気機器が例示され、更に、ポンプ、モータ等の駆動機器が例示される。放熱性をもつ機器から受熱した酸化剤を加湿器に供給することになるため、酸化剤に含ませ得る蒸気量を増加させ、更に、発電効率を向上させることができる。放熱性をもつ機器としては、ユニットに組み込んでいても良いし、組み込んでいなくても良い。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は、スタックと加湿器とを一体化したユニットを模式的に表すシステム図を示す。図2及び図3はユニットを上方から視認した状態の斜視図を示す。図4及び図5はユニットを下方から視認した状態の斜視図を示す。
先ず、図1を参照して説明する。燃料電池システムによれば、図1に示すように、高分子型の固体電解質膜10を挟んだ酸化剤極11及び燃料極12を有する燃料電池セル1を積層方向に積層したスタック2が設けられている。スタック2は、酸化剤を酸化剤極11に供給するスタック入口2iと、酸化剤極11から酸化剤オフガスを吐出するスタック出口2pとを有する。スタック2の酸化剤極11に供給する酸化剤を加湿する加湿器3が設けられている。加湿器3は、含水可能または水透過可能な加湿部30と、加湿部30に対面する流路31及び流路32とを有する。流路32を流れる湿った酸化剤オフガス(空気オフガス)は、加湿部30に水分を与える。流路31の酸化剤は加湿部30に接触するため加湿される。更に、酸化剤取入口41aをもつ第1マニホルド41が設けられている。第1マニホルド41と加湿器3の酸化剤入口3iとを繋ぐ第1通路として機能する第1通路管51が設けられている。第1マニホルド41には制御バルブとしての三方バルブ53が設けられている。三方バルブ53は、酸化剤取入口41aから取り入れた酸化剤ガス(酸素含有ガス,空気)を加湿器3を経てスタック2に供給する形態と、酸化剤取入口41aから取り入れた酸化剤ガスを加湿器3を経ないでスタック2に供給する形態とを切り替える機能を有する。
加湿器3の酸化剤出口3pとスタック2のスタック入口2iとを繋ぐ第2マニホルド42が設けられている。第2マニホルド42は、互いに接近している加湿器3とスタック2との間に架設されているため、第2マニホルド42の長さは短くて済み、第2マニホルド42内における凝縮が抑制される。そして、スタック2のスタック入口2iに供給される酸化剤ガス(空気)の流量を調整する入口バルブ52が第2マニホルド42に一体的に設けられている。更に、第1マニホルド41の酸化剤取入口41aとスタック2のスタック入口2i側の部位(入口バルブ52よりも上流部位)とを加湿器3を迂回して繋ぐ供給用副通路として機能する供給用副通路管61が設けられている。供給用副通路管61は起動用通路として用いることができる。
また図1に示すように、スタック2のスタック出口2pから、加湿器3のオフガス入口32iに向かうにつれて、出口バルブ55、第3マニホルド43が設けられ、更に、帰還通路として機能する帰還通路管62、第4マニホルド44が設けられている。更に加湿器3のオフガス出口32p側に、酸化剤オフガス排出用の第5マニホルド45(酸化剤オフガス排気部)が設けられている。第5マニホルド45は、酸化剤オフガス(空気オフガス)を排出する酸化剤オフガス排気口45aと、酸化剤オフガス排気口45aと加湿器3のオフガス出口32pとを連通する通路45cとを有する。更に、スタック2のスタック出口2pから吐出された酸化剤オフガスが加湿器3を迂回するように、酸化剤オフガス(空気オフガス)を第5マニホルド45に流すオフガスバイパス通路として機能するオフガスバイパス通路管63が設けられている。オフガスバイパス通路管63を流れる酸化剤オフガスの流量を調整するバイパスバルブ64が設けられている。バイパスバルブ64は、スタック2と加湿器3との間に位置するように第3マニホルド43に隣設して配置されている。バイパスバルブ64は第3マニホルド43に連通している。なお、オフガスバイパス通路管63は、スタック2のスタック出口2pから吐出された湿った暖かい酸化剤オフガスを加湿器3を介さないで、第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aから排出するためのものである。
システムの起動運転時には、ブロアやファン等の酸化剤搬送源113が作動すると、酸化剤ガス(空気)が第1マニホルド41の酸化剤取入口41aに供給される。第1マニホルド41の酸化剤取入口41aから取り入れた酸化剤は、三方バルブ53のバルブ作用により、加湿器3を通過することなく、供給用副通路管61を介してスタック2の酸化剤入口2iに供給される。このようにシステムの起動運転時には、加湿器3で加湿されていない酸化剤を供給用副通路管61及び入口バルブ52を介してスタック2のスタック入口2iに供給する。即ち、起動運転時には、加湿しない酸化剤をスタック2に供給する。これにより起動運転時に、スタック2の内部において過剰なフラッディング現象が生じることを抑制することができる。フラッディング現象とは、水がスタック2の内部のガス流路を狭める現象をいう。
更にシステムの起動運転時には、バイパスバルブ64が開放しており、スタック2のスタック出口2pから吐出された酸化剤オフガスのうちのかなりの部分を、オフガスバイパス通路管63に流し、更に、第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aから排気する。このように起動運転時には、湿った酸化剤オフガスが加湿器3に多量に供給されることを規制する。この結果、加湿器3の加湿能力が過剰になることを抑制することができる。このためスタック2の内部においてフラッディング現象が生じることを抑制することができる。本実施例では、バイパスバルブ64が開放しているとき、スタック2のスタック出口2pから吐出された湿った酸化剤オフガスをオフガスバイパス通路管63に流すものの、湿った酸化剤オフガスが加湿器3にも所定量流れるようにしている。加湿器3の内部における過剰乾燥を抑制するためである。
起動運転から通常運転に移行すると、バイパスバルブ64は閉鎖されるか、あるいはその開度が小さくなる。このため、スタック2のスタック出口2pから吐出された湿った暖かい酸化剤オフガスの全部または大半は、帰還通路管62及び第4マニホルド44を介して加湿器3のオフガス入口32iに供給される。これにより加湿器3が暖められると共に、加湿器3の加湿部30の水分が増加し、加湿器3の加湿能力が向上する。従って加湿器3の加湿能力は通常運転に適したものとなる。
また、通常運転では、三方バルブ53のバルブ作用により、第1マニホルド41の酸化剤取入口41aから取り入れた酸化剤を第1通路管51から加湿器3の酸化剤入口3iに供給する。すると、加湿器3内に供給された酸化剤は、流路31において加湿部30により加湿される。流路31において加湿された酸化剤は、加湿器3の酸化剤出口3pから第2マニホルド42、入口バルブ52を介してスタック2のスタック入口2iに供給され、スタック2の酸化剤極11において発電反応に使用される。
更に図1に示すように、スタック2の燃料極12の燃料入口20iに燃料ガスを燃料入口バルブ21xを介して供給する燃料通路21が設けられている。スタック2の燃料極12の燃料出口20pから燃料出口バルブ22xを介して燃料オフガスを排出する燃料オフガス通路22が設けられている。スタック2内に供給された燃料ガス及び酸化剤により発電反応が生じると、スタック2の温度は上昇する。更に、スタック2のスタック出口2pから吐出された暖かい湿った酸化剤オフガスが加湿器3にも流れると、加湿器3の温度も上昇すると共に、加湿器3の加湿部30の水分量も増加する。
なお、通常運転時にはスタック2が昇温しているため、図1に示すように、スタック2を冷却すべく、冷却水供給路90から冷却水がスタック2の冷却水入口90iからスタック2に供給される。冷却水は、スタック2の冷却水出口91pから冷却水帰還路91を経て帰還する。これに対して起動運転時(発電運転前)には、スタック2は低温であるため、改質部のバーナ等の熱源で加熱された暖かい温水が冷却水供給路90から冷却水入口90iを介してスタック2に供給され、冷却水出口91pから冷却水帰還路91を経て帰還する。これによりスタック2が暖められ、起動運転の立ち上がりが早められる。
さて本実施例によれば、図2に示すように、スタック2は上面2uと底面2dと側面2sとを有している。スタック2は、複数の燃料電池セル1をその厚み方向に積層することにより形成されている。燃料電池セル1の積層方向に直交するスタック2の断面は高さ方向が長い縦長の形状とされている。加湿器3は上面3uと底面3dと側面3sとを有している。加湿器3は加湿セル34を厚み方向に積層することにより形成されている。加湿セル34の積層方向に直交する加湿器3の断面は高さ方向が長い縦長の形状とされている。図2においてスタック2の積層厚さはM1として示され、加湿器3の積層厚さはM2として示されている。ここで、スタック2の積層方向と加湿器3の積層方向とは同じ方向(横方向)に設定されている。そして図2に示すように、スタック2及び加湿器3を互いに平行または実質的に平行となるように、スタック2の側面2sと加湿器3の側面3sとを対面させつつ、スタック2と加湿器3とを並設し、この状態で腕状の連結具70を橋架させている。これによりスタック2と加湿器3とが一体化され、ユニット8が形成されている。この結果、コンパクト化が図られており、省スペース化に有利である。図2に示すように、連結具70はスタック2の上面2uに固定されている。連結具70は、スタック2の上面2uと加湿器3の上面3uとに橋架されて、ボルト状の取付具71でスタック2と加湿器3とが一体的に固定されている。この場合、スタック2と加湿器3とが接近または接触している。このため運転時に昇温するスタック2から加湿器3への伝熱を期待でき、加湿器3の加湿能力を向上させるのに有利である。なお、スタック2の側面2sと加湿器3の側面3sとの間には、電気絶縁材を介在させることが好ましい。
図2に示すように、加湿器3の上面3uは、スタック2の上面2uとほぼ同じ高さである。これに対して加湿器3の底面3dは、スタック2の底面2dよりも下方向に突き出ている。これによりスタック2の底面2dよりも下方の配管スペースW1は、ユニット8の底面に確保されている。図5に示すように、配管スペースW1を有効利用し、ユニット8の底面において、コ字形状の第1通路管51、L字形状のオフガスバイパス通路管63,第5マニホルド45、第1マニホルド41等が配置されている。なお、スタック2の底部には、ユニット8を据え付けるためのブラケット状の固定具72が設けられている。固定具72はボルト等を挿入させる透孔72mを有する。なお、この第1通路管51、オフガスバイパス通路管63は固定具72の底面72bよりも上方に位置している。
更に本実施例によれば、図3に示すように、酸化剤用の入口バルブ52、酸化剤オフガス用の出口バルブ55、酸化剤オフガスを流すオフガスバイパス通路管63、バイパスバルブ64をユニット8に一体化に組み込んでいる。更に、入口バルブ52及び出口バルブ55を駆動させるモータ57もユニット8に一体化に組み込んでいる。オフガスバイパス通路管63及びバイパスバルブ64は、ユニット8の下部に配置されている。オフガスバイパス通路管63及びバイパスバルブ64からの排水性を向上させることを考慮したものである。
本実施例によれば、酸化剤ガスまたは酸化剤オフガスが流れる前記した第1マニホルド41、第2マニホルド42、第3マニホルド43、第4マニホルド44、第5マニホルド45を、ユニット8に一体的に組み込んでいる。図4及び図5に示すように酸化剤取入側の第1マニホルド41と、酸化剤オフガス排出側の第5マニホルド45とは、ユニット8の下部つまりユニット8の底面に配置されている。また、図3に示すように、加湿器3で加湿された酸化剤が流れる第2マニホルド42は、ユニット8の側面の上部において、加湿器3とスタック2とを架設するように配置されている。また、スタック2のスタック出口2pから吐出された酸化剤オフガスが流れる第3マニホルド43は、ユニット8の側面の下部において、第2マニホルド42の下方に位置し、且つ、加湿器3とスタック2とを架設するように配置されている。更に、湿った酸化剤オフガスが流れる第4マニホルド44は、ユニット8の加湿器3のエンドプレート39の上部において、第2マニホルド42に隣設して配置されている。このためスタック2から吐出された湿った酸化剤オフガスは、加湿器3の内部をこれの上部から下部に向けて下向きに流れる。
本実施例によれば、加湿器3のオフガス出口32pから吐出された湿った酸化剤オフガスは、酸化剤オフガス排気部として機能する第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aから下向き(矢印D1方向)に排出される。酸化剤オフガスは、スタック2の発電反応で生成した水の影響を受けて、湿度が高く、水分を有することが多い。このため、ユニット8の酸化剤オフガス排出機能を有する第5マニホルド45の内部には、水が存在するおそれがある。
この点本実施例によれば、図4及び図5に示すように、第5マニホルド45はユニット8の下部(底面)に取り付けられており、しかも、酸化剤オフガス排気口45aはユニット8の下部において下方に開口して配置されている。このため、第5マニホルド45に存在する水の排出性を向上させることができ、水が第5マニホルド45に存在するおそれが低減される。故に、燃料電池システムが寒冷地などで使用されるときであっても、過剰凍結を抑えることができ、起動時における酸化剤オフガスの排出性が良好に確保され、システムの再起動を良好に行うことができる。
加えて本実施例によれば、第1マニホルド41〜第5マニホルド45、バイパスバルブ64、オフガスバイパス通路管63、入口バルブ52,出口バルブ55、帰還通路管62等の各要素は、ユニット8に一体的に組み込まれている。このため各要素の全部あるいは大部分(過半数以上)は、スタック2及び加湿器3から伝熱または放熱を効果的に受けるように、スタック2の壁面及び加湿器3の壁面に接触または接近(例えば30ミリメートル以内、好ましくは20ミリメートル以内、10ミリメートル以内)している。各要素の全部あるいは大部分(過半数以上)は、要素の個数的な意味である。
このため、寒冷地などで使用されたため、これらの各要素が仮に凍結したとしても、システムの起動運転時(発電運転開始前)には、改質部のバーナ等の熱源で加熱された暖かい温水が冷却水供給路90を介してスタック2の内部の冷却通路に流れるため、スタック2は所定温度域(例えば30〜60℃程度)昇温される。ひいては加湿器3も昇温される。このため、スタック2や加湿器3からの放熱また伝熱により、第5マニホルド45、バイパスバルブ64、オフガスバイパス通路管63等の各要素における解凍を促進させることが容易となり、凍結解除性が向上している。故に、寒冷地等においても、起動運転時の立ち上がりを早めることができる。
しかも本実施例によれば、ユニット8の全体が断熱層80で包囲されており、ユニット8から外部への放熱性が抑えられている。即ち、前記した第1マニホルド41〜第5マニホルド45、バイパスバルブ64、オフガスバイパス通路管63、入口バルブ52,出口バルブ55、帰還通路管62等の各要素は、断熱層80で包囲されている。このため仮に前記各要素が凍結しているときであっても、各要素における解凍を促進させることが一層容易となり、起動運転時の立ち上がりを早めることができる。
更に図示はしないものの、燃料入口バルブ21x及び燃料出口バルブ22xもユニット8に一体化に組み込んでおり、ユニット8からの伝熱または放熱により燃料入口バルブ21x及び燃料出口バルブ22xの凍結解除性が向上している。
本実施例によれば、図2に示すように、第5マニホルド45の上面45uはスタック2の底面2dに当てがわれていると共に、第5マニホルド45の側面45sは加湿器3のエンドプレート39に当てがわれた状態で、ユニット8の底側の配管スペースW1に配置されている。これにより、酸化剤オフガスを排出する第5マニホルド45は、スタック2及び加湿器3からの伝熱または放熱を受け易くされており、第5マニホルド45における凍結解除性が向上している構造とされている。
本実施例によれば、加湿器3とスタック2とが接近しているため、酸化剤オフガスを排出する第5マニホルド45が加湿器3とスタック2との双方に接触している。これにより第5マニホルド45が効果的に暖められる。特に加湿器3とスタック2とが接触していると、それらと接触しない部分が存在しないので、より効果的である。
なお、図2に示すように、スタック2の燃料入口20i及び燃料出口20pはスタック2のエンドプレート29に形成されている。
また、図3に示す供給用副通路管61は、起動運転時に加湿していない発電前の酸化剤をスタック2のスタック入口2iに供給するものである。従って、発電反応の効率を高めるためには、供給用副通路管61を流れる酸化剤を早期に予熱することが好ましい。そこで本実施例によれば、図3に示すように、発電反応前の酸化剤が流れる供給用副通路管61は、スタック2の側面であるエンドプレート29に対向しつつエンドプレート29に接近して配置されている。このため、起動運転時に冷却水供給路90の温水で暖められるスタック2から供給用副通路管61への放熱または伝熱を期待することができる。しかも、図3に示すように、供給用副通路管61は、スタック2の高さ寸法に相当する長さまたはこれ以上の長さを有するように、スタック2の下部から上部にかけて、つまり、ユニット8の底面の第1マニホルド41からユニット8の上端部にかけて、縦方向に沿って延設されている。この結果、供給用副通路管61を流れる酸化剤を予熱する予熱距離が確保されている。故に、起動運転時においても、供給用副通路管61を流れる発電反応前の酸化剤をスタック2により早期に暖めることが可能となり、システムの起動運転性を向上させるのに有利である。なお、図3に示すように、発電反応後の酸化剤オフガスが流れる帰還通路管62は、縦方向に沿っており、供給用副通路管61に対してほぼ平行に並走しているものの、スタック2の側面であるエンドプレート29に対向していない。
更に本実施例によれば、図4及び図5に示すように、第1マニホルド41と加湿器3の酸化剤入口3iとを繋ぐ第1通路管51は、コの字形状をなすように、互いに並走する一端通路管51a及び他端通路管51bと、これらを繋ぐつなぐ中間通路管51cとを有している。そして、第1通路管51を構成する一端通路管51a及び他端通路管51bの間に、第5マニホルド45が配置されている。よって、第5マニホルド45はコの字形状の第1通路管51内に配置されている。この結果、第5マニホルド45に形成されている通路45cの通路長LA(図5参照)は、短く設定されている。故に、第5マニホルド45に形成されている通路45cの通路長LAは、第1通路管51の通路長、オフガスバイパス通路管63の通路長、帰還通路管62の通路長、供給用副通路管61の通路長のいずれよりも短く設定されている。この結果、仮に、通路45cに水が存在するとしても、その存在する水の量は少量とされる。従って凍結するような寒冷地等で燃料電池システムが使用される場合であっても、過剰凍結を抑えることができ、あるいは、凍結を無しにすることができる。従って、凍結に起因して酸化剤オフガスの排出性が損なわれる不具合を改善できる。更に、通路45cの通路長は短く設定されているため、酸化剤オフガス排出用の第5マニホルド45における圧損も低減させることができる。
更に図5に示すように、湿った酸化剤オフガスが流れるオフガスバイパス通路管63は、ユニット8の底側においてバイパスバルブ64と第5マニホルド45とを繋ぐように横方向に沿って配置されている。そして図5に示すように、オフガスバイパス通路管63の通路長は第5マニホルド45の通路45cの通路長LAよりも長いものの、他の配管の通路長、即ち、供給用副通路管61の通路長、第1通路管51の通路長よりも短く設定されている。このように湿った酸化剤オフガスが流れるオフガスバイパス通路管63の通路長は短く設定されているため、オフガスバイパス通路管63に存在する水の量を少なくでき、オフガスバイパス通路管63における過剰凍結を抑制するのに有利である。
更に、図5に示すように、オフガスバイパス通路管63及びバイパスバルブ64はスタック2の底面2dよりも下に配置されている。これによりオフガスバイパス通路管63及びバイパスバルブ64を利用しての水排出性が向上する利点が得られる。
更にまた、図5に示すように、第1マニホルド41の酸化剤取入口41aと第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aとは、ユニット8の下部において共に同じ方向(下方向)に開口して、且つ、互いに接近して配置されている。このため、酸化剤を流す酸化剤配管系の配置レイアウトを簡素化を図り得る利点が得られる。
また本実施例によれば、図3に示すように、帰還通路管62は、スタック2のスタック出口2pから吐出された湿った酸化剤オフガスを上向きに加湿器3の上部のオフガス入口32iに向けて流す(矢印A1方向)ものであり、ユニット8の側面において、第3マニホルド43と第4マニホルド44とを繋ぐように縦方向に沿って配置されている。このため帰還通路管62内で凝縮した水は流下し、帰還通路管62内に水が存在することが抑制されている。
更に、図3に示すように、スタック2のスタック出口2pから吐出された湿った酸化剤オフガスが流れる第3マニホルド43の下方に、第3マニホルド43に連通するバイパスバルブ64及びオフガスバイパス通路管63が配置されている。このため、帰還通路管62内及び第3マニホルド43内に存在する水を、バイパスバルブ64及びオフガスバイパス通路管63に流すことができる。更に、その水を、オフガスバイパス通路管63を介して第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aから排出させることを期待できる。これにより水の残留防止性が向上している。
殊に本実施例によれば、スタック2の発電運転が停止された後においても、酸化剤搬送源113を所定時間作動させた状態で、バイパスバルブ64を開放させ酸化剤をバイパスバルブ64及びオフガスバイパス通路管63に流す。このため、バイパスバルブ64及びオフガスバイパス通路管63に存在する水を酸化剤で押し流して第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aから排出することができる。このためバイパスバルブ64及びオフガスバイパス通路管63における水残留を抑えることができ、バイパスバルブ64及びオフガスバイパス通路管63における過剰凍結を防止するのに有利である。
なお本実施例によれば、第2マニホルド42がユニット8の上部に形成されていること、加湿器3の空気出口である酸化剤出口3pが加湿器3の上部でスタック2側に設けられていること、スタック2のスタック入口2iがスタック2の上部で空気出口である酸化剤出口3pとほぼ同じ高さに設けられていること、第2マニホルド42がスタック2および加湿器3に近接して設けられている。このような構造により、温度が相対的に低い加湿器3からの酸化剤ガス(空気)が、相対的に温度が高いスタック2の熱で暖められながら、スタック2に供給されるため、水蒸気がこれの凝縮が抑制されつつスタック2に供給される効果をほ期待できる。
図6は全体システム図を示す。スタック2及び加湿器3を一体化したユニット8は、断熱性をもつ断熱層80を有するハウジング81により覆われている。この場合、起動運転時において、スタック2や加湿器3からの放熱が抑制されるため、スタック2や加湿器3の昇温性を向上させることができ、起動に必要とする時間を短縮化できる。ユニット8を覆うハウジング81は、ケース100内の上部に配置されている。これは、スタック2では発電反応に基づいて多量の生成水が発生するため、生成水の自然落下による水放出性を考慮したものである。故に図6に示すように、ユニット8はケース100内の上部に配置されている。ケース100は上面100u,底面100d,側面100sを有する。ケース100内には、基板やインバータなどの電気機器111(放熱性を有する機器)を含む制御ボックス110が配置されており、更に、加湿器3に繋がる第1マニホルド41の酸化剤取入口41aに酸化剤を供給する酸化剤搬送源113(ファン)が配置されている。電気機器111周辺の酸化剤は、電気機器111の熱を受けて暖められる。ここで、酸化剤搬送源113が作動すると、電気機器111から受熱した酸化剤を、浄化フィルタ120を介してユニット8の第1マニホルド41の酸化剤取入口41aに供給することができる。このように加湿器3及び燃料電池セル1に供給する酸化剤を制御ボックス110の電気機器111の熱で予熱できるため、起動運転時及び通常運転時において発電効率を向上させることができる。
更に図6に示すように、ケース100内には、バーナ201を有する改質部200、CO浄化部202、COシフト部203、凝縮器群204が配置されている。そして、燃焼用の燃料ガスと酸化剤とがバーナ201に供給され、バーナ201における燃焼反応により改質部200は高温領域に維持される。高温領域に加熱された改質部200に原料ガス及び原料水が供給されると、水蒸気改質反応により改質ガスが生成される。改質ガスはCO浄化部202及びCOシフト部203を経るため、改質ガスに含まれているCOガスは低減される。
COガスが低減された改質ガスは、凝縮器群204を経て燃料通路21を介してスタック2の燃料極12の燃料入口20iに燃料として供給される。図6に示すように、ユニット8に制御ボックス110が隣設されており、且つ、ユニット8に取り付けられている第1マニホルド41の酸化剤取入口41aは、第5マニホルド45の酸化剤オフガス排気口45aよりも酸化剤搬送源113に近い位置に配置されている。故に、酸化剤搬送源113と第1マニホルド41の酸化剤取入口41aとの間の距離を短縮できる。この場合、電気機器111で暖めた酸化剤の温度を維持しつつ、ユニット8の第1マニホルド41の酸化剤取入口41aに供給するのに有利である。
スタック2の燃料極12の燃料出口20pから排出された燃料オフガスは、燃料オフガス通路22を介して凝縮器群204を経た後に、通路321を介してバーナ201に供給され、燃料オフガスに存在している可燃成分が燃焼され、その後、ケース100の排気部115から外方に排出される。なお図6に示すように、制御ボックス110と改質部200との間にユニット8が配置されている。このため改質部200の高温となるバーナ201から制御ボックス110を離すことができ、改質部200が制御ボックス110の電気機器111に熱影響しないようにされている。
(他の実施形態)
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
本発明は例えば車両用、定置用、電気機器用、電子機器用、携帯用等の燃料電池システムに利用することができる。
スタックと加湿器とを一体化したユニットを模式的に示すシステム図である。 ユニットを上方から視認した状態の斜視図である。 ユニットを上方の他方向から視認した状態の斜視図である。 ユニットを下方から視認した状態の斜視図である。 ユニットを下方の他方向から視認した状態の斜視図である。 改質部、凝縮器群、COシフト部等を含む燃料電池システムのシステム図である。
符号の説明
1は燃料電池、11は酸化剤極、12は燃料極、2はスタック、2iはスタック入口、2pはスタック出口、3は加湿器、30は加湿部、32iはオフガス入口、32pはオフガス出口、41は第1マニホルド、42は第2マニホルド、43は第3マニホルド、44は第4マニホルド、45は第5マニホルド(酸化剤オフガス排気部)、45aは酸化剤オフガス排気口、45cは通路、61は供給用副通路管(供給用副通路)、62は帰還用通路管(帰還用通路)、63はオフガスバイパス通路管(オフガスバイパス通路)、64はバイパスバルブを示す。

Claims (9)

  1. 燃料電池セルを積層したスタックと、前記スタックに供給する酸化剤を加湿する加湿器と、前記加湿器のオフガス出口から吐出された酸化剤オフガスを排出する酸化剤オフガス排気口を有する酸化剤オフガス排気部とが一体化されてユニットとして構成されており、
    前記酸化剤オフガス排気部の酸化剤オフガス排気口は前記ユニットの下部において下方に開口して配置されていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1において、更に、前記加湿器から前記スタックに供給される酸化剤の流量を制御する入口バルブと、前記スタックから前記加湿器に供給される酸化剤オフガスの流量を制御する出口バルブとが前記ユニットに組み込まれていることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1または2において、更に、前記スタックのオフガス出口から吐出される酸化剤オフガスを前記加湿器を介さないで前記酸化剤オフガス排気部から排出するオフガスバイパス通路と、前記オフガスバイパス通路を流れる酸化剤オフガスの流量を調整するバイパスバルブとが前記ユニットに組み込まれていることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項において、前記酸化剤オフガス排気部は酸化剤オフガス排出用のマニホルドであり、前記酸化剤オフガス排出用のマニホルドは、前記加湿器のオフガス出口から吐出された酸化剤オフガスを排出すると共に下方に開口する酸化剤オフガス排気口と、前記酸化剤オフガス排気口と前記加湿器のオフガス出口とを連通する通路とを有することを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項4において、前記酸化剤オフガス排出用のマニホルドに形成されている通路の通路長は、前記オフガスバイパス通路の通路長よりも短く設定されていることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項1〜5のうちのいずれか一項において、更に、起動運転時に前記加湿器を経ないで前記スタックに酸化剤を供給する供給用副通路を前記ユニットに組み込んでおり、酸化剤オフガス排出用の前記マニホルドに形成されている通路の通路長は、前記供給用副通路の通路長よりも短く設定されていることを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項6において、前記供給用副通路は、前記ユニットの底面側から前記ユニットの上部にかけて前記スタックに対面するように延設されており、前記スタックから受熱し易い構造とされていることを特徴とする燃料電池システム。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか一項において、前記ユニットは断熱材により覆われていることを特徴とする燃料電池システム。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか一項において、酸化剤を前記加湿器に供給する酸化剤搬送源と、放熱性をもつ機器とを具備しており、前記酸化剤搬送源は前記放熱性をもつ機器の周辺の酸化剤を前記加湿器に供給することを特徴とする燃料電池システム。
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