JP2006268249A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プロセッサエレメント1は、そのMB参照エリアMEに格納される画像部分について、フレームメモリ3に格納されている画像上での画素の位置を示す座標データを座標管理エリアPEに書き込むとともに、MB参照エリアMEに保持されている画像データへのアクセス先を、座標管理エリアPEに保持されている座標データに対応してマクロブロック単位で参照テーブルTに書き込み、データエレメント8は、読み出し対象となる画素の座標が座標参照エリアDE上で指定されると、読み出し対象となる画素の座標データをメモリコントローラ4に送り、アドレス変換部7は、参照テーブルTを参照することにより、読み出し対象となる画素の座標データをMB参照エリアMEに保持されている画像データへのアクセス先に変換する。
【選択図】 図1
Description
そこで、本発明の目的は、元の画像データの配列と異なるよう画像データが配列された場合においても、画像データのアクセス先を効率よく算出することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することである。
参照テーブルを参照することで画像データへのアクセス先を取得することが可能となると また、本発明の一態様に係る画像処理装置によれば、画像上でのマクロブロック番号および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを前記マクロブロック単位で保持する座標データ保持手段と、前記画像を構成する画像データを前記マクロブロック単位で保持する画像データ保持手段と、前記画像データ保持手段に保持されているマクロブロックへのアクセス先を、前記マクロブロック番号を示す座標データに対応して前記マクロブロック単位で保持する参照テーブルと、前記参照テーブルを参照することで得られたマクロブロックへのアクセス先および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データに基づいて、前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を算出するアドレス変換手段とを備えることを特徴とする。
これにより、参照テーブルを参照することでマクロブロックのパディング処理を実行することが可能となり、エリア外のマクロブロックが指定された場合においても、マクロブロックを補填することができる。
これにより、画像データ保持手段に保持されている画像データが更新された場合においても、画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先をソフトウェアにて書き換えることができる。このため、現在の画像と過去の画像とを比較する時の画像参照エリアなどの変更に柔軟に対応しつつ、画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を座標データに対応して保持することができ、ハードウェアの規模の増大を抑制しつつ、画像圧縮処理にかかる時間を短縮することができる。
また、本発明の一態様に係る画像処理方法によれば、画像を構成する画像データをマクロブロック単位で保持するステップと、前記画像上での前記マクロブロック番号および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを取得するステップと、前記マクロブロック番号を示す座標データに対応して保持されているマクロブロック先頭画素のアドレスの上位ビットを取得するステップと、前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを下位ビットとして、前記マクロブロックの先頭画素のアドレスの上位ビットと組み合わせることにより、前記画像データへのアクセス先を算出するステップと、前記算出したアクセス先に従って前記画像データにアクセスするステップとを備えることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、プロセッサエレメント1、トランスファーエレメント2およびメモリコントローラ4はバス6を介して接続され、トランスファーエレメント2はフレームメモリ3に接続され、メモリコントローラ4はローカルメモリ5に接続されている。なお、プロセッサエレメント1としては、例えば、プログラム上に記述された命令を実行するCPUを用いることができる。また、ローカルメモリ5としてはフレームメモリ3よりもアクセス速度の速いメモリを用いることができ、例えば、フレームメモリ3としてDRAM、ローカルメモリ5としてSRAMを用いることができる。またデータエレメント部8は動きベクトル検出するためのモジュールである。
ここで、フレームメモリ3に格納されている画像データがMB参照エリアMEに格納される場合、プロセッサエレメント1は、そのMB参照エリアMEに格納される画像部分について、フレームメモリ3に格納されている画像上での画素の位置を示す座標データを座標管理エリアPEに書き込む。また、プロセッサエレメント1は、MB参照エリアMEに保持されている画像データへのアクセス先を、座標管理エリアPEに保持されている座標データに対応してマクロブロック単位で参照テーブルTに書き込む。
これにより、参照テーブルTを参照することでMB参照エリアME上での画像データへのアクセス先を取得することが可能となるとともに、座標参照エリアDEに保持されている座標データを指定することで、参照テーブルTを検索することが可能となる。このため、フレームメモリ3に格納されている画像データの配列と異なるようにMB参照エリアMEに画像データが保持された場合においても、フレームメモリ3に格納されている画像データの画素の探索範囲に応じてMB参照エリアME上で画像データにアクセスすることが可能となり、画像圧縮処理にかかる時間を短縮することができる。
図2において、MB参照エリアMEには、16個分のマクロブロックMB0〜MB15の画像データがマクロブロック単位で格納されるものとする。ここで、マクロブロックMB0〜MB15は16×16画素でそれぞれ構成されるものとし、1画素分の画像データに1バイト分だけ割り当てられているものとすると、各マクロブロックMB0〜MB15の画像データは256バイトとなる。
この場合、4×4マクロブロックの画素のxy座標をそれぞれ特定するには、x座標を特定するためのxポインタとして6ビット、y座標を特定するためのyポインタとして6ビットあればよい。このため、xポインタを(X5、X4、X3、X2、X1、X0)、yポインタを(Y5、Y4、Y3、Y2、Y1、Y0)とすると、(X5、X4、X3、X2、X1、X0)および(Y5、Y4、Y3、Y2、Y1、Y0)の値を指定することにより、4×4マクロブロックの画素のxy座標をそれぞれ特定することができる。
そして、参照テーブルT0〜T15には、MB参照エリアME上での各マクロブロックMB0〜MB15へのアクセス先が書き込まれる。ここで、MB参照エリアME上での各マクロブロックMB0〜MB15へのアクセス先は、例えば、MB参照エリアMEに格納されている各マクロブロックMB0〜MB15の先頭画素アドレスの上位ビットをそれぞれ用いることができる。
図3において、x座標を特定するためのxポインタとして(X5、X4、X3、X2、X1、X0)、y座標を特定するためのyポインタとして(Y5、Y4、Y3、Y2、Y1、Y0)が図2の座標参照エリアZEで指定されたものとする。そして、座標参照エリアZEにおいてxy座標を特定するためのxyポインタが指定されると、データエレメント8は、これらのxyポインタの値(Y5、Y4、Y3、Y2、Y1、Y0、X5、X4、X3、X2、X1、X0)をメモリコントローラ4に送る。
図4において、参照テーブルT0〜T15の設定はレジスタを通して行うことができる。そして、各参照テーブルT0〜T15には、マクロブロックMB0〜MB15のマクロブロック番号をそれぞれ記述する領域が設けられている。また、各参照テーブルT0〜T15には、“Fill Enable”を有効にするための領域(1ビット分)が設けられている。また、“Fill Enable”が有効な場合、マクロブロックMB0〜MB15を補填するためのフィルパターンを指定する領域(3ビット分)が設けられている。ここで、フィルパターンとしては、以下の画素のパターンを用いることができる。
“001”:マクロブロックの右上隅の画素
“010”:マクロブロックの左下隅の画素
“011”:マクロブロックの右下隅の画素
“100”:マクロブロックの上辺の画素
“101”:マクロブロックの左辺の画素
“110”:マクロブロックの右辺の画素
“111”:マクロブロックの下辺の画素
そして、参照テーブルT0〜T15の“Fill Enable”が有効となっている場合、その参照テーブルT0〜T15に対応したマクロブロックMB0〜MB15を、指定されたフィルパターンで補填することができる。
図5(a)において、図4の参照テーブルT0〜T15の3ビット目が“1”、2−0ビット目が“000”の場合、その参照テーブルT0〜T15で指定されるマクロブロックMB0〜MB15を左上隅の画素で補填することができる。
また、図5(b)において、図4の参照テーブルT0〜T15の3ビット目が“1”、2−0ビット目が“100”の場合、その参照テーブルT0〜T15で指定されるマクロブロックMB0〜MB15を上辺の画素で補填することができる。
図6は、本発明の一実施形態に係るマクロブロックへのアクセス方法のその他の例を示す図である。
この場合、2×2のマクロブロックの画素のxy座標をそれぞれ特定するには、x座標を特定するためのxポインタとして5ビット、y座標を特定するためのyポインタとして5ビットあればよい。このため、xポインタを(X4、X3、X2、X1、X0)、yポインタを(Y4、Y3、Y2、Y1、Y0)とすると、(X4、X3、X2、X1、X0)および(Y4、Y3、Y2、Y1、Y0)の値を指定することにより、2×2のマクロブロックの画素のxy座標をそれぞれ特定することができる。
図7において、x座標を特定するためのxポインタとして(X4、X3、X2、X1、X0)、y座標を特定するためのyポインタとして(Y4、Y3、Y2、Y1、Y0)が図2の座標参照エリアDEで指定されたものとする。そして、座標参照エリアDEにおいてxy座標を特定するためのxyポインタが指定されると、トランスファーエレメント2は、これらのxyポインタの値(Y4、Y3、Y2、Y1、Y0、X4、X3、X2、X1、X0)をメモリコントローラ4に送る。
Claims (8)
- 画像上での画素の位置を示す座標データを保持する座標データ保持手段と、
前記画像を構成する画像データを保持する画像データ保持手段と、
前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を前記座標データに対応して保持する参照テーブルと、
前記参照テーブルの参照結果に基づいて、前記画素の位置を示す座標データを前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先に変換するアドレス変換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 画像上での画素の位置を示す座標データをマクロブロック単位で保持する座標データ保持手段と、
前記画像を構成する画像データを前記マクロブロック単位で保持する画像データ保持手段と、
前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を前記座標データに対応して前記マクロブロック単位で保持する参照テーブルと、
前記参照テーブルの参照結果に基づいて、前記画素の位置を示す座標データを前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先に変換するアドレス変換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 画像上でのマクロブロック番号および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを前記マクロブロック単位で保持する座標データ保持手段と、
前記画像を構成する画像データを前記マクロブロック単位で保持する画像データ保持手段と、
前記画像データ保持手段に保持されているマクロブロックへのアクセス先を、前記マクロブロック番号を示す座標データに対応して前記マクロブロック単位で保持する参照テーブルと、
前記参照テーブルを参照することで得られたマクロブロックへのアクセス先および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データに基づいて、前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を算出するアドレス変換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 画像上でのマクロブロック番号および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを前記マクロブロック単位で保持する座標データ保持手段と、
前記画像を構成する画像データを前記マクロブロック単位で保持する画像データ保持手段と、
前記画像データ保持手段に保持されているマクロブロックの先頭画素のアドレスの上位ビットを、前記マクロブロック番号を示す座標データに対応して前記マクロブロック単位で保持する参照テーブルと、
前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを下位ビットとして、前記マクロブロックの先頭画素のアドレスの上位ビットと組み合わせることにより、前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を算出するアドレス変換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記参照テーブルは、前記マクロブロック内を補填するパターンを指定する補填パターン指定領域をさらに備えることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
- 前記画像データ保持手段に保持されている画像データへのアクセス先を前記座標データに対応して書き換えるプロセッサエレメントをさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の画像処理装置。
- 画像を構成する画像データを保持するステップと、
前記画像上での画素の位置を示す座標データを取得するステップと、
前記座標データに対応して保持されている前記画像データへのアクセス先を取得するステップと、
前記取得したアクセス先に従って前記画像データにアクセスするステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 画像を構成する画像データをマクロブロック単位で保持するステップと、
前記画像上での前記マクロブロック番号および前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを取得するステップと、
前記マクロブロック番号を示す座標データに対応して保持されているマクロブロックの先頭画素のアドレスの上位ビットを取得するステップと、
前記マクロブロック内での画素の位置を示す座標データを下位ビットとして、前記マクロブロックの先頭画素のアドレスの上位ビットと組み合わせることにより、前記画像データへのアクセス先を算出するステップと、
前記算出したアクセス先に従って前記画像データにアクセスするステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
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