JP2006267542A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置用基板及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置用基板及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 認識マークを用いて電子部品を精度よく実装することができる電気光学装置、該電気光学装置の製造方法、電気光学装置用基板及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】 回路基板3は、対向する平行な2辺26b、26cを有する認識マーク部材26と、2辺30a、30bが2辺26a、26bに平行に配置された電極30と、2辺27a、27bが2辺26b、26cに交差する開口部27と、2辺31a、31bが2辺30a、30bに交差する開口部31とが形成された保護膜25とを備えているので、認識マーク部材26に対して保護膜25の開口部27の形成位置がずれても、露出する部分T1と、保護膜25で覆われる部分T2との面積が同じとなり、常に同形状の認識マーク21a等を形成できると共に、認識マーク21a、21bに対する端子部22、23の位置が一定となり、精度よく電子部品24を実装できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器並びにこれらの電子機器に用いられる電気光学装置、電気光学装置用基板、及びその電気光学装置の製造方法に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として電気光学装置としての液晶装置等が用いられている。この液晶装置は、例えば電子部品が実装される回路基板を備えている。この回路基板には、例えば半導体素子等が実装されているが、高集積化や小型化が進むにつれ半導体素子の電極の狭ピッチ化が要求され例えば自動装着機等を用いて電子部品を実装するときに用いられるデータに正確さが要求されるようになってきている。
この要求にこたえるために、回路基板上に電子部品の中心を示す中心マークを形成し、その中心を通る部品の対角線上にICマークを設けることによって、電子部品の中心の正確な座標を容易に測定し、電子部品の実装精度を向上させようとする技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照。) 。
特開平5−206593号公報(段落[0014]〜[0016]、図1)。
しかしながら、上述した技術では、例えば中心マークや銅箔ランド等を形成した後に、中心マークや銅箔ランドが露出するようにソルダーレジストに開口を形成するので、近年のように銅箔ランド等の狭ピッチ化が要求されるようになると、例えば銅箔ランドに対するソルダーレジストの開口の形成位置がずれ易く、その結果、ソルダーレジストの開口から露出する銅箔ランドの中心の位置がずれてしまい、ICマーク(認識マーク)を用いて所望の位置に電子部品を実装しても、銅箔ランドの中心の位置がずれているので、電子部品を精度よく実装することができない、という問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、認識マークを用いて電子部品を精度よく実装することができる電気光学装置、該電気光学装置の製造方法、電気光学装置用基板及び該電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る電気光学装置は、電気光学物質を保持する基板と、前記基板に電気的に接続されてなるインターフェース基板とを備える電気光学装置であって、前記インターフェース基板は、対向する平行な2辺を有する認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に略平行になるように配置されている電極と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に交差すると共に前記第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とが形成された保護膜と、前記電極に接続された電子部品とを具備することを特徴とする。
ここで、「第1の開口部」、「第2の開口部」とはスリットを含む。
本発明では、インターフェース基板は、対向する平行な2辺を有する認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が認識マーク部材の平行な2辺に略平行になるように配置されている電極と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が電極の平行な2辺に交差すると共に第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とが形成された保護膜と、電極に接続された電子部品とを備えているので、認識マーク部材及び電極に対して保護膜の第1の開口部及び第2の開口部の形成位置が同じ方向にずれても、ずれて露出する部分とずれて覆われる部分とが同じ面積となり、常に同形状の認識マーク部材及び同形状の電極が露出すると共に、第1の開口部及び第2の開口部の形成位置がずれても同じ長さだけずれ、第1の開口部から露出する認識マーク部材に対する第2の開口部から露出する電極の位置が一定となり、この結果、第1の開口部から露出する認識マーク部材を用いて電子部品を基板に実装するときに、精度よく電子部品を実装することができる。
本発明の一の形態によれば、前記認識マーク部材と前記第1の開口部とは十字状に直交しており、前記電極と前記第2の開口部とは十字状に直交していることを特徴とする。これにより、認識マーク部材と第1の開口部とは十字状に直交しており、電極と第2の開口部とは十字状に直交しているので、例えば電極が保護膜により覆われている部分のそれぞれ長さを製造誤差の大きさ程度にすることで、例えば第1の開口部及び第2の開口部の形成時に製造誤差により形成位置がずれても、確実に矩形状に電極を第2の開口部から露出させることができ、その結果、第1の開口部から露出した認識マーク部材を用いて電子部品をより精度よくかつ確実に基板に実装することができる。
本発明の一の形態によれば、対向する2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に略平行になるように配置された第2の電極を更に具備し、前記保護膜には、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記第2の電極の平行な2辺に交差してなる第3の開口部が形成されており、前記電極が前記第2の開口部から露出する部分と前記第2の電極が前記第3の開口部から露出する部分とが同形状であることを特徴とする。これにより、対向する2辺を有し、当該平行な2辺が電極の平行な2辺に略平行になるように配置された第2の電極を更に備え、保護膜には、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が第2の電極の平行な2辺に交差してなる第3の開口部が形成されているので、例えば狭ピッチ化が要求される半導体素子等の接続箇所を複数形成することができると共に、電極が第2の開口部から露出する部分と第2の電極が第3の開口部から露出する部分とが同形状であるので、例えば同形状の接続箇所に電子部品を接続する場合にも、第1の開口部から露出した認識マーク部材を用いて電子部品を精度よく基板に実装することができる。
本発明の一の形態によれば、前記電極が前記第2の開口部から露出する部分と前記第2の電極が前記第3の開口部から露出する部分との大きさが異なることを特徴とする。これにより、電極が第2の開口部から露出する部分と第2の電極が第3の開口部から露出する部分との大きさが異なるので、大きさが異なる接続箇所にそれぞれ異なる電子部品を実装する場合にも、同一の認識マーク部材を用いてそれぞれ異なる電子部品を精度よく基板に実装することができる。
本発明の一の形態によれば、対向する2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に略平行になるように配置された第3の電極を更に具備し、前記第2の開口部の平行な2辺は、前記第3の電極の平行な2辺に交差していることを特徴とする。これにより、対向する2辺を有し、当該平行な2辺が電極の平行な2辺に略平行になるように配置された第3の電極を更に備え、第2の開口部の平行な2辺は、第3の電極の平行な2辺に交差しているので、例えば電極及び第2の電極を露出させるためにそれぞれ別の開口部を保護膜に形成する場合に比べて、第2の開口部を1個形成することで電極及び第2の電極を同時に露出させることができ、例えば露光機等による露光パターンを単純化でき、低コスト化を図ることができる。
本発明の他の観点にかかる電気光学装置用基板は、電気光学物質を保持する基板と、対向する平行な2辺を有し前記基板に設けられた認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に略平行になるように配置されている電極と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に交差すると共に前記第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とが形成された保護膜とを具備することを特徴とする。
ここで、「第1の開口部」、「第2の開口部」とはスリットを含む。
本発明では、電気光学物質を保持する基板と、対向する平行な2辺を有し前記基板に設けられた認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が認識マーク部材の平行な2辺に略平行になるように配置されている電極と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が電極の平行な2辺に交差すると共に第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とが形成された保護膜とを備えているので、認識マーク部材及び電極に対して保護膜の第1の開口部及び第2の開口部の形成位置が同じ方向にずれても、ずれて露出する部分とずれて覆われる部分とが同じ面積となり、常に同形状の認識マーク部材及び電極が露出すると共に、第1の開口部及び第2の開口部の形成位置がずれても同じ長さだけずれ、第1の開口部から露出する認識マーク部材に対する第2の開口部から露出する電極の位置が一定とすることができる。
本発明の他の観点にかかる電気光学装置の製造方法は、基板上に金属膜を成膜する工程と、前記金属膜から対向する平行な2辺を有する認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に略平行になる電極とを形成する工程と、前記認識マーク部材と、前記電極とを保護膜により覆う工程と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に交差すると共に前記第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とを前記保護膜に形成する工程とを具備することを特徴とする。
ここで、「第1の開口部」、「第2の開口部」とはスリットを含む。
本発明では、基板上に金属膜を成膜する工程と、金属膜から対向する平行な2辺を有する認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が認識マーク部材の平行な2辺に略平行になる電極とを形成する工程と、認識マーク部材と、電極とを保護膜により覆う工程と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が電極の平行な2辺に交差すると共に第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とを保護膜に形成する工程とを備えているので、認識マーク部材及び電極に対して保護膜の第1の開口部及び第2の開口部の形成位置が同じ方向にずれても、ずれて露出する部分とずれて覆われる部分とが同じ面積となり、常に同形状の認識マーク部材及び電極が露出すると共に、第1の開口部及び第2の開口部の形成位置がずれても同じ長さだけずれ、第1の開口部から露出する認識マーク部材に対する第2の開口部から露出する電極の位置が一定となり、この結果、第1の開口部から露出する認識マーク部材を用いて電子部品を精度よく基板に実装することができる。
本発明の他の観点にかかる電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明では、認識マークを用いて電子部品を精度よく基板に実装することができる電気光学装置を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
以下、本発明に実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあたっては、電気光学装置としての液晶装置、具体的には反射半透過型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリックス方式の液晶装置、また、その液晶装置を用いた電子機器について説明するが、これに限られるものではない。また、以下の図面においては各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の概略斜視図、図2は図1の液晶装置の回路基板に実装された電子部品の近傍の概略平面図、図3は図2の電子部品が実装された回路基板のA−A断面図、図4は図2の電子部品が実装された回路基板のB−B断面図である。
(液晶装置の構成)
液晶装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続されたインターフェース基板としての回路基板3とを備えている。なお、液晶装置1は、液晶パネル2を支持する図示を省略したフレーム等のその他の付帯機構が必要に応じて付設されている。
液晶パネル2は、基板4と、基板4に対向するように設けられた基板5と、基板4、5の間に設けられたシール材6及び基板4、5により封止された図示しない液晶とを備えている。液晶には、例えばTN(Twisted Nematic)が用いられている。
基板4及び基板5は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板状部材である。基板4の液晶側には、ゲート電極7、ソース電極8、薄膜トランジスタ素子T及び画素電極9が形成されており、基板5の液晶側には、共通電極5aが形成されている。
ゲート電極7はX方向に、ソース電極8はY方向に、それぞれ例えばアルミニウム等の金属材料等によって形成されている。ソース電極8は、例えば図1に示すように上半分が左側に、下半分が右側に引き回されて形成されている。なお、ゲート電極7及びソース電極8の本数は、液晶装置1の解像度や表示領域の大きさに応じて適宜変更可能である。
薄膜トランジスタ素子Tは、ゲート電極7、ソース電極8及び画素電極9にそれぞれ電気的に接続される3つの端子を備えている。薄膜トランジスタ素子Tは画素電極9、ゲート電極7、ソース電極8に電気的に接続されている。これにより、ゲート電極7に電圧を印加したときにソース電極8から画素電極9に又はその逆に電流が流れるように構成されている。
また、基板4は、基板5の外周縁から張り出した領域(以下、「張り出し部」と表記する)4aを備えている。張り出し部4aの面上には、液晶を駆動するためのドライバIC11、12及び13が実装されている。ドライバIC11、12及び13の図示しないバンプにACF(Anisotropic Conductive Film)を介して電気的に接続された接続用端子からそれぞれ配線14、15、16が引き出すように設けられている。配線14はゲート電極7、配線15、16はソース電極8にそれぞれ電気的に繋がっている。ドライバIC11、12及び13の入力側の接続用端子(図示しない)から配線17、18及び19が引き出すように設けられている。
回路基板3は、図1に示すように、張り出し部4aに例えば接着剤等を介して電気的に接続されている。回路基板3は、可撓性基材20と、可撓性基材20に設けられた認識マーク21a、21b、図2に示すように後述する電子部品24の端子が電気的に接続される端子部22、23と、端子部22、23に電気的に接続された端子を備え可撓性基材20に実装された電子部品24、認識マーク21a、21b、端子部22、23が露出するように可撓性基材20の図3に示す第1の面20a側を覆う保護膜25とを備えている(図1、図2参照)。
可撓性基材20には、例えば後述する電子部品24が実装されており、この他にも図示を省略した電源供給用の半導体素子等が実装されている。また、張り出し部4a上に設けられた配線17、18及び19にACF等を介してそれぞれ電気的に接続された図示を省略した配線、及び図2、図4に示すように端子部22、23にそれぞれ繋がる配線26aが設けられている。
認識マーク21aは、図2に示すように対向する平行な2辺26b、26cを有する例えば長方形状で金属製の認識マーク部材26と、対向する平行な2辺27a、27cが2辺26b、26cに交差する後述する保護膜25に形成された開口部27とで形成されている。例えば、認識マーク部材26は、その図2のX方向が長手方向となるように可撓性基材20に設けられている。可撓性基材20の第1の面20a(図3参照)側には、後述するように保護膜25が設けられており、保護膜25には、図2に示すように認識マーク部材26に十字状に略直交(交差)するように開口部27が形成されている。開口部27の長手方向(図2のY方向)は、認識マーク部材26の長手方向(図2のX方向)と略直交している。認識マーク部材26のうち開口部27から露出した部分が認識マーク21aとなる。認識マーク21aの形状は、例えば略正方形状である。
認識マーク21aのX方向の両隣には、図2に示すように認識マーク部材26が保護膜25により覆われた部分Sがそれぞれ設けられている。この保護膜25で覆われた部分SのX方向のそれぞれの長さaは、例えば後述する保護膜25に開口部27を形成するときの開口部27のX方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、例えば図6に示す本来開口40aを形成すべき位置からX方向に開口部27の形成位置が長さcだけずれたとしても、露出する部分T1の面積と、保護膜25により覆われる部分T2との面積が同じとなり、図2の認識マーク21aの形状を確保することができるように長さaが設定されている。
また、認識マーク21aのY方向の両隣には、開口部27から可撓性基材20がそれぞれ露出している。この露出する部分TのY方向のそれぞれの長さbは、例えば後述する保護膜25に開口部27を形成するときの開口部27のY方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜25に開口部27を形成するときに、開口部27の形成位置が例えば図6に示す本来開口40aを形成すべき位置からY方向にずれても、露出する部分の面積と、保護膜25により覆われる部分との面積が同じとなり、図2の認識マーク21aの形状を確保することができるように長さbが設定されている。認識マーク21aは、電子部品24を可撓性基材20に実装するときに、実装する位置を決定するために、例えば自動装着装置のカメラによりその位置が認識される。
認識マーク21bは、図2に示すように対向する平行な2辺28a、28bを有する例えば長方形状で金属製の認識マーク部材28と、対向する平行な2辺29a、29bが2辺28a、28bに交差する後述する保護膜25に形成された開口部29とで形成されている。認識マーク21bは、その形状が認識マーク21aの形状と略同じ例えば正方形状とされている。認識マーク21bは、例えば認識マーク21aと認識マーク21bとの座標を用いて電子部品24を実装することができるように設けられている。認識マーク21bは、電子部品24を可撓性基材20に実装するときに、実装する位置を決定するために、例えば自動装着装置のカメラによりその位置が認識される。
端子部22は、図2に示すように対向する平行な2辺30a、30bを有する例えば長方形状で金属製の電極30と、対向する平行な2辺31a、31bが2辺30a、30bに交差する後述する保護膜25に形成された開口部31とで形成されている。電極30は、対向する平行な2辺30a、30bが2辺26b、26cに略平行になるように配置されている。例えば、電極30は、その長手方向が図2のX方向となるように可撓性基材20に設けられている。可撓性基材20の第1の面20a側に設けられた保護膜25には、電極30に十字状に略直交(交差)するように開口部31が形成されている。開口部31の長手方向(図2のY方向)は、電極30の長手方向(図2のX方向)と略直交している。電極30のうち開口部31から露出した部分が端子部22となる。端子部22の形状は、例えば略正方形状である。
端子部22のX方向の両隣には、図2及び図4に示すように電極30が保護膜25により覆われた部分がそれぞれ設けられている。この保護膜25で覆われた部分のX方向のそれぞれの長さaは、例えば保護膜25に開口部31を形成するときの開口部31のX方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜25に開口部31を形成するときに、開口部31の形成位置がX方向にずれても、図2の端子部22の形状を確保することができるように長さaが設定されている。
端子部22のY方向の両隣には、図2及び図3に示すように開口部31から可撓性基材20の第1の面20aがそれぞれ露出している。この露出する部分のY方向のそれぞれの長さbは、例えば保護膜25に開口部31を形成するときの開口部31のY方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜25に開口部31を形成するときに、開口部31の形成位置がY方向にずれても、図2の端子部22の形状を確保することができるように長さbが設定されている。
端子部23は、図2に示すように対向する平行な2辺32a、32bを有する例えば長方形状で金属製の電極32と、対向する平行な2辺33a、33bが2辺32a、32bに交差する後述する保護膜25に形成された開口部33とで形成されている。電極32は、対向する平行な2辺32a、32bが2辺30a、30bに略平行になるように配置されている。端子部23は、その形状が端子部22の形状と略同じであり、例えば正方形状とされている。端子部23は、例えば端子部22と端子部23とを結ぶ直線の方向がY方向となるように設けられている。
電子部品24は、図2に示すように例えば認識マーク21aと認識マーク21bとの座標を用いて電子部品24の実装位置が計算されて所望の位置に設けられている。電子部品24は、図3及び図4に示すように、例えば抵抗等であるが、抵抗に限定されず、例えばSON(Small Outline Nonlead)パッケージやCSP(Chip Scale Package)等でもよい。電子部品24は、図3に示すように可撓性基材20に実装される面側に複数の端子34を備えている。端子34は、それぞれ端子部22、23に積層して設けられた半田層35を介して端子部22、23に電気的に接続されている。
保護膜25は、図2に示すように開口部27、29、31及び33を除いて可撓性基材20の第1の面20a側に設けられている。認識マーク21a、21b、端子部22、23が開口部27、29、31及び33からそれぞれ露出している。保護膜25の構成材料には、例えばポジ型のレジストが用いられている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図5は第1の実施形態の液晶装置1の製造工程を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、液晶パネル2の製造工程(S1)については、公知技術と同様なのでその説明を省略し、回路基板3側の製造工程について中心的に説明する。
まず、可撓性基材20の第1の面20a側に金属膜を成膜する(S1)。
次いで、図2、図3に示すように、成膜された金属膜を用いて、例えば認識マーク部材26が対向するX方向に平行な2辺26b、26cを有し、認識マーク部材28が対向するX方向に平行な2辺28a、28bを有し、電極30が対向するX方向に平行な2辺30a、30bを有し、電極32が対向するX方向に平行な2辺32a、32bを有するように、認識マーク部材26、28、電極30、32を、それぞれの長手方向がX方向となるように形成する(S3)。例えば認識マーク部材26、28のX方向の長さを、認識マーク21aのX方向の長さより長さaの2倍分だけ長くする。また、電極30、32のX方向の長さを、端子部22のX方向の長さより長さaの2倍分だけ長くする。
次に、可撓性基材20の第1の面20a側に保護膜25の材料を塗布する(S4)。
続いて、保護膜25にフォトレジスト技術を用いて対向する平行な2辺27b、27cが2辺26b、26cに交差する開口部27等を形成する(S5)。このとき、認識マーク部材26、28のX方向の長さが認識マーク21aのX方向の長さより長さaの2倍分だけ長く、電極30、32のX方向の長さが端子部22、23のX方向の長さより長さaの2倍分だけ長いため、例えば図6に示す本来開口40a、40b、41及び42を形成すべき位置からX方向に開口部27、29、31及び33の形成位置が長さcだけずれたとしても認識マーク21a、21b、端子部22及び端子部23の形状が、開口部27等の形成位置がずれない場合に比べて変わらない。また、認識マーク21a、21bに対して常に一定の位置に端子部22、23が形成される。なお、本実施形態では、図6に示すようにX方向に開口部27、29、31及び33がずれる例を示したが、例えばY方向にずれる場合及びX方向、Y方向に同時にずれる場合も認識マーク21a、21b、端子部22及び端子部23の形状が同じであり、認識マーク21a、21bに対して常に一定の位置に端子部22、23が形成される。
次いで、例えば半田印刷により図3に示す端子部22、23に積層するように半田層35を形成する。このとき、認識マーク21a、21bを用い、所望の位置に形成された端子部22、23に積層するように半田印刷を行う。
続いて、電子部品24を可撓性基材20に実装する、すなわち、電子部品24の端子34を、半田層35を介して端子部22、23に電気的に接続する(S6)。
そして、液晶パネル2と、電子部品24が実装された回路基板3とを接着剤等により接続し(S7)、液晶パネル2に液晶を注入したり、偏光板等を設ける等して液晶装置1を製造する(S8)。
以上で液晶装置1の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、回路基板3は、対向する平行な2辺26b、26cを有する認識マーク部材26と、認識マーク部材26に略平行に配置されかつ対向する平行な2辺30a、30bを有する電極30と、平行な2辺27a、27bが認識マーク部材26の平行な2辺26b、26cに交差する開口部27と、平行な2辺31a、31bが電極30の平行な2辺30a、30bに交差し開口部27に略平行に形成された開口部31とが形成された保護膜25と、端子部22等に接続された電子部品24とを備えているので、認識マーク部材26、28及び電極30、32に対して保護膜25の開口部27、31等の形成位置が同じ方向にずれても、例えば図6に示すように露出する部分T1の面積と、保護膜25で覆われる部分T2の面積とが同じとなり、常に同形状の認識マーク21a、21b及び同形状の端子部22、23を形成することができると共に、例えば開口部27等の形成位置がずれても同じ長さだけずれ、開口部27、31等は、相対的な位置を同じにして同時に形成されるので、認識マーク21a、21bに対する端子部22、23の位置が一定となり、この結果、認識マーク21a、21bを用いて電子部品24を可撓性基材20に実装するときに、精度よく電子部品24を実装することができる。
また、認識マーク部材26、28と開口部27、29とは十字状に直交しており、電極30、32と開口部31、33とは十字状に直交しているので、例えば電極30が保護膜25により覆われている部分のそれぞれ長さaを製造誤差の大きさ程度とすることで、例えば開口部31の形成時に製造誤差により形成位置が図6に示すようにX方向に長さcだけずれても、確実に矩形状の端子部22等を形成でき、その結果、認識マーク21a、21bを用いて電子部品24をより精度よくかつ確実に可撓性基材20に実装することができる。
更に、本実施形態では、端子34の数が2個の抵抗を実装する場合に本発明を適用する例を示したが、例えば狭ピッチ化が要求される図示を省略した半導体素子を可撓性基材20に実装するときにも、端子部22、23が2個の場合と同様に、半導体素子等を実装するための同形状の端子部を複数個、認識マーク21a、21bから一定の位置に形成することができるので、認識マーク21a、21bを用いて半導体素子を精度よく可撓性基材20に実装することができる。
また、図3に示す端子部22、23に半田印刷により半田層35を形成するときに、例えば端子部22、23が認識マーク21a、21bから所望の位置に形成されているので、認識マーク21a、21bを用いて端子部22、23に半田層35を正確に積層することができる。従って、半田層35を介して端子部22、23と端子34とを確実に接続することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態の液晶装置について説明する。なお、本実施形態以降の実施形態においては、上記実施形態と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略し、異なる箇所を中心に説明する。
図7は本発明に係る第2の実施形態の液晶装置の概略斜視図、図8は図7の液晶装置の回路基板に実装された電子部品の近傍の概略平面図である。
上記実施形態では、同じ大きさで同じ矩形状の端子部22、23を備えた可撓性基材20に電子部品24を実装する例を示したが、本実施形態では、異なる大きさの後述する端子部を備えた可撓性基材20に、異なる大きさの端子を有する後述する電子部品52、53が実装されている。
インターフェース基板としての回路基板51は、図7に示すように、張り出し部4aに例えば接着剤等を介して接続されている。回路基板51は、図7、図8に示すように、可撓性基材20、認識マーク21a、21b、端子部22、23、電子部品24に加えて、後述する認識マーク52a、52b、53a、53b、後述する端子部55、56、65、66、可撓性基材20に設けられた電子部品24とは大きさの異なる端子部を備えた電子部品52、53、及び後述する保護膜54を備えている。
可撓性基材20には、例えば電子部品24に加えて後述する電子部品52、53が実装されており、この他にも図示を省略した電源供給用の半導体素子等が実装されている。また、図8に示すように後述する電極59、63にそれぞれ繋がる配線59a、後述する電極72、73にそれぞれ繋がる配線72a等が設けられている。
認識マーク52aは、図8に示すように対向する平行な2辺56a、56bを有する例えば長方形状で金属製の認識マーク部材56と、対向する平行な2辺57a、57bが2辺56a、56bに交差する後述する保護膜25に形成された開口部57とで形成されている。例えば、認識マーク部材56は、その図8のX方向が長手方向となるように可撓性基材20に設けられている。可撓性基材20の第1の面20a側には、後述するように保護膜54が設けられており、保護膜54には、図8に示すように認識マーク部材56に略直交(交差)するように開口部57が形成されている。開口部57の長手方向(図8のY方向)は、認識マーク部材56の長手方向(図8のX方向)と略直交(交差)している。認識マーク部材56のうち開口部57から露出した部分が認識マーク52aとなる。認識マーク52aの形状は、例えば略正方形状である。
認識マーク52aのX方向の両隣には、図8に示すように認識マーク部材56が保護膜54により覆われた部分Uがそれぞれ設けられている。この保護膜54で覆われた部分UのX方向のそれぞれの長さaは、例えば後述する保護膜54に開口部57を形成するときの開口部57のX方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜54に開口部57を形成するときに、開口部57の形成位置がX方向にずれても、図8の認識マーク52aの形状を確保することができるように長さaが設定されている。
また、認識マーク52aのY方向の両隣には、開口部57から可撓性基材20がそれぞれ露出しており、この露出する部分VのY方向のそれぞれの長さbは、例えば保護膜54に開口部57を形成するときの開口部57のY方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜54に開口部57を形成するときに、開口部57の形成位置がY方向にずれても、図8の認識マーク52aの形状を確保することができるように長さbが設定されている。認識マーク52aは、電子部品52を可撓性基材20に実装するときに、実装する位置を決定するために、例えば自動装着装置のカメラによりその位置が認識される。
認識マーク52bは、図8に示すように対向する平行な2辺61a、61bを有する例えば長方形状で金属製の認識マーク部材61と、対向する平行な2辺62a、62bが2辺61a、61bに交差する後述する保護膜25に形成された開口部62とで形成されている。認識マーク52bは、認識マーク部材61と、認識マーク部材61に十字状に略直交(交差)して保護膜54に形成された開口部62とで、認識マーク52aと同様に形成されている。認識マーク52bは、その形状が認識マーク52aの形状と略同じ例えば正方形状とされている。認識マーク52bは、例えば認識マーク52aと認識マーク52bとの座標を用いて電子部品52を実装することができるように設けられている。認識マーク52bは、電子部品52を可撓性基材20に実装するときに、実装する位置を決定するために、例えば自動装着装置のカメラにより認識マーク52bの位置が認識される。
端子部55は、図8に示すように対向する平行な2辺59b、59cが2辺56a、56bに略平行な例えば長方形状で金属製の電極59と、対向する平行な2辺60a、60bが2辺59b、59cに交差する後述する保護膜54に形成された開口部60とで形成されている。例えば、電極59は、その長手方向が図8のX方向となるように可撓性基材20に設けられている。可撓性基材20の第1の面20a側に設けられた保護膜54には、電極59に十字状に略直交(交差)するように開口部60が形成されている。開口部60の長手方向(図8のY方向)は、電極59の長手方向(図8のX方向)と略直交している。電極59のうち開口部60から露出した部分が端子部55となる。端子部55の形状は、例えば略正方形状であり、面積は面積S2とされている。
端子部55のX方向の両隣には、電極59が保護膜54により覆われた部分がそれぞれ設けられている。この保護膜54で覆われた部分のX方向のそれぞれの長さaは、例えば保護膜54に開口部60を形成するときの開口部60のX方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜54に開口部60を形成するときに、開口部60の形成位置がX方向にずれても、図8の端子部55の形状を確保することができるように長さaが設定されている。
また、端子部55のY方向の両隣には、開口部60から可撓性基材20の第1の面20aがそれぞれ露出しており、この露出する部分のY方向のそれぞれの長さbは、例えば保護膜54に開口部60を形成するときの開口部60のY方向の製造誤差に応じて決定されている。すなわち、保護膜54に開口部60を形成するときに、開口部60の形成位置がY方向にずれても、図8の端子部55の形状を確保することができるように長さbが設定されている。
端子部56は、図8に示すように対向する平行な2辺63a、63bを有する例えば長方形状で金属製の電極63と、対向する平行な2辺64a、64bが2辺63a、63bに交差する後述する保護膜25に形成された開口部64とで形成されている。電極63は、対向する平行な2辺63a、63bが2辺59b、59cに略平行になるように配置されている。端子部56は、その形状が端子部55の形状と略同じであり、例えば正方形状とされており、面積は面積S2とされている。端子部56は、例えば端子部55と端子部56とを結ぶ直線の方向がY方向となるように設けられている。
なお、図8に示す認識マーク53a、53b、端子部65、66は、認識マーク52a、52b、端子部55、56と同様に構成されており、端子部65、66の面積は、面積S3に設定されている。端子部22、23の面積S1と、端子部55、56の面積S2と、端子部65、66の面積S3との大小関係は、例えばS1>S2>S3に設定されている。
電子部品24は、可撓性基材20に実装される面側に複数の端子34を備えている(図3参照)。端子34は、それぞれ端子部22、23に積層して設けられた半田層35を介して端子部22、23に電気的に接続されている。
電子部品52は、例えば認識マーク52aと認識マーク52bとの座標を用いて電子部品52の実装位置が計算されて所望の位置に設けられている。電子部品52は、電子部品24より大きさが小さく、例えば抵抗等であるが、抵抗に限定されず、例えばSONパッケージやCSP等でもよい。電子部品52は、可撓性基材20に実装される面側に複数の図示を省略した端子を備えている。これらの端子の大きさは、例えば電子部品24の端子34より小さい。これらの端子は、それぞれ端子部55、56に積層して設けられた図示を省略した半田層を介して端子部55、56に電気的に接続されている。
電子部品53は、電子部品52より大きさが小さく、例えば抵抗等であるが、抵抗に限定されず、例えばSONパッケージやCSP等でもよい。電子部品53は、可撓性基材20に実装される面側に複数の図示を省略した端子を備えている。これらの端子の大きさは、例えば電子部品24の端子34及び電子部品52の端子より小さい。電子部品53の端子は、それぞれ端子部65、66に積層して設けられた図示を省略した半田層を介して端子部65、66に電気的に接続されている。
保護膜54は、開口部60、64等を除いて可撓性基材20の第1の面20a側に設けられている。認識マーク21a、21b、52a、52b、53a、53b、端子部22、23、55、56、65、66が開口部27、29、57、62、68、69、31、33、60、64、70、71からそれぞれ露出している。保護膜54の構成材料には、例えばポジ型のレジストが用いられている。
なお、例えば、認識マーク部材26が保護膜54で覆われた部分の幅aと、認識マーク部材56が保護膜54で覆われた部分の幅aとは、同じ大きさに設定されており、電極30が保護膜54で覆われた部分の幅aと、電極59が保護膜54で覆われた部分の幅aとは、同じ大きさに設定されている。
このように本実施形態によれば、例えば電極30の2辺30a、30bに略平行に可撓性基材20に設けられた2辺59b、59cを有する電極59等を備えており、保護膜54には、例えば電極59等の一部を露出させ露出した部分で端子部55等を形成するために対向する2辺60a、60bが2辺59b、59cに交差する開口部60等が形成されており、端子部22、23と端子部55、56、65、66とが異なる大きさであるので、大きさが異なる端子部55、56、65、66にそれぞれ異なる電子部品52、53を実装する場合にも、認識マーク21a、21b、52a、52b、53a、53bを用いて電子部品24、52及び53を精度よく可撓性基材20に実装することができる。
(第1の変形例)
次に、本発明に係る第1の変形例の液晶装置について説明する。
図9は第1の変形例の液晶装置の電子部品が実装された回路基板の概略平面図、図10は図9の電子部品が実装された回路基板のC−C断面図である。
上記第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えば電子部品24の端子34が電気的に接続される端子部22、23を形成するために異なる開口部31、33を保護膜25に形成する例を示したが(図2参照)、本変形例では、例えば電子部品24の端子34が電気的に接続される図9の端子部22、23を形成するために保護膜80に形成される開口部81の対向する2辺81a、81bが、図9及び図10に示すように電極30の2辺30b、30c及び電極32の2辺32a、32bに交差してY方向に形成されている。図10に示すように端子部22と端子部23との間には、保護膜80が設けられていない。
このように本変形例によれば、電極30に略平行に設けられた電極32を備えており、可撓性基材20の第1の面20a側には、保護膜80が形成されており、保護膜80には、開口部81の対向する2辺81a、81bが、図9及び図10に示すように電極30の2辺30b、30c及び電極32の2辺32a、32bに交差してY方向に形成されており、開口部81から露出した部分で端子部22、23が形成されているので、例えば端子部22及び端子部23を形成するためにそれぞれ別の開口を保護膜に形成する場合に比べて、開口部81を1個形成することで端子部22及び端子部23を同時に形成でき、例えば露光機等による露光パターンを単純化でき、低コスト化を図ることができる。
(第3の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置1を備えた本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説明する。
図11は本発明の第3の実施形態にかかる電子機器の表示制御系の全体構成の概略構成図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図11に示すように液晶パネル2及び表示制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Iを駆動するドライバIC11を含む駆動回路361を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ供給する。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、認識マーク21a、21bを用いて電子部品24が精度よく実装された液晶装置1を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶装置が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1等が適用可能なのは言うまでもない。
なお、本発明の電子機器は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。また、本発明の要旨を変更しない範囲で、上記各実施形態を組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態ではTFT型の液晶装置1等について説明したがこれに限られるものではなく、例えばTFD(Thin Film Diode)アクティブマトリクス型、パッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。また、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emission Display及びSurface‐Conduction Electron‐Emitter Display等)などの各種液晶装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、例えば認識マーク部材26、開口部27の形状が長方形状の例を示したが、形状についてはこれに限定されず、例えば、略平行四辺形状の認識マーク部材や開口部を備えるようにしてもよい。この場合には、例えば保護膜の開口の形成位置がずれても、矩形状の認識マークの形状を形成することができる。
また更に、上記実施形態及び変形例では、例えば回路基板3の外形の辺と、認識マーク部材26の対向する平行な2辺26b、26cが略平行となるように回路基板3に認識マーク部材26が設けられている例を示したが、認識マーク部材26の位置については、これに限定されず、例えば、認識マーク部材26の2辺26b、26cが回路基板3の外形の辺に傾斜するように設けてもよい。このようにしても、認識マークを用いて電子部品24を基板に実装するときに、精度よく電子部品24を実装することができる。
更に、上記実施形態及び変形例では、例えば認識マーク部材26が開口部27に直交し、電極30が開口部31に直交している例を示したが、例えば認識マーク部材26に対して開口部27が斜めに交差するように設けられ、電極30に対して開口部31が斜めに交差するように設けられているようにしてもよい。この場合には、例えば保護膜の開口の形成位置がずれても、例えば平行四辺形状の認識マーク及び平行四辺形状の接続部を形成することができる。
そして、上記実施形態及び変形例では、例えば長方形状の開口部26等の例を示したが、例えば開口部26の代わりにスリット状の開口部を保護膜に形成するようにしてもよい。この場合には、例えば保護膜のスリット状の開口の形成位置がずれても、例えば図2に示す長さaを長くすることなく確実に認識マークを形成することができる。
本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の概略斜視図である。 図1の液晶装置の回路基板に実装された電子部品の近傍の概略平面図である。 図2の電子部品が実装された回路基板のA−A断面図である。 図2の電子部品が実装された回路基板のB−B断面図である。 第1の実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 図5の保護膜形成工程(S3)時の平面図である。 第2の実施の形態の液晶装置の概略斜視図である。 図7の液晶装置の回路基板に実装された電子部品の概略平面図である。 第1の変形例の液晶装置の電子部品が実装された回路基板の概略平面図である。 図9の電子部品が実装された回路基板のC−C断面図である。 本発明に係る第3の実施形態の電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
1…液晶装置、 2…液晶パネル、 4…基板、20…可撓性基材、 21a、21b 認識マーク、 22、23 端子部、24 電子部品、 25 保護膜、 26、28 認識マーク部材、 30、32 電極、 31、33 開口、 300 電子機器

Claims (8)

  1. 電気光学物質を保持する基板と、前記基板に電気的に接続されてなるインターフェース基板とを備える電気光学装置であって、 前記インターフェース基板は、
    対向する平行な2辺を有する認識マーク部材と、
    対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に略平行になるように配置されている電極と、
    対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に交差すると共に前記第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とが形成された保護膜と、
    前記電極に接続された電子部品と
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記認識マーク部材と前記第1の開口部とは十字状に直交しており、前記電極と前記第2の開口部とは十字状に直交していることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 対向する2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に略平行になるように配置された第2の電極を更に具備し、
    前記保護膜には、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記第2の電極の平行な2辺に交差してなる第3の開口部が形成されており、
    前記電極が前記第2の開口部から露出する部分と前記第2の電極が前記第3の開口部から露出する部分とが同形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記電極が前記第2の開口部から露出する部分と前記第2の電極が前記第3の開口部から露出する部分との大きさが異なることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 対向する2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に略平行になるように配置された第3の電極を更に具備し、
    前記第2の開口部の平行な2辺は、前記第3の電極の平行な2辺に交差していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  6. 電気光学物質を保持する基板と、
    対向する平行な2辺を有し前記基板に設けられた認識マーク部材と、
    対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に略平行になるように配置されている電極と、
    対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に交差すると共に前記第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とが形成された保護膜と
    を具備することを特徴とする電気光学装置用基板。
  7. 基板上に金属膜を成膜する工程と、
    前記金属膜から対向する平行な2辺を有する認識マーク部材と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に略平行になる電極とを形成する工程と、
    前記認識マーク部材と、前記電極とを保護膜により覆う工程と、
    対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記認識マーク部材の平行な2辺に交差してなる第1の開口部と、対向する平行な2辺を有し、当該平行な2辺が前記電極の平行な2辺に交差すると共に前記第1の開口部の平行な2辺に略平行に形成された第2の開口部とを前記保護膜に形成する工程と
    を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  8. 請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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