JP2006266490A - 減速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術による、歯数の異なる歯車を組み合わせ、その歯数比で減速率が定まる減速装置では、一対の歯車の組み合わせで得られる減速率に限界があり、多段組み合わせ等が必要となり、装置が複雑で大型となり、且つ、価格上昇の原因ともなっていた。
【解決手段】本発明による、減速装置では、高い回転速度で回転する動力源に嵌合して回転する回転フレームと、前記回転フレームに、回転自在に取り付けられた、一対の遊星歯車を持ち、前記一対の遊星歯車が、外径寸法がほぼ等しく、歯数が1個以上異なった、固定歯車と回転歯車に咬合して動作させるか、前記一対の遊星歯車の歯数を一つ以上異なる組み合わせとし、同一歯数の固定歯車および回転歯車に咬み合わせることにより、高い減速率の減速装置を実現した。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による、減速装置では、高い回転速度で回転する動力源に嵌合して回転する回転フレームと、前記回転フレームに、回転自在に取り付けられた、一対の遊星歯車を持ち、前記一対の遊星歯車が、外径寸法がほぼ等しく、歯数が1個以上異なった、固定歯車と回転歯車に咬合して動作させるか、前記一対の遊星歯車の歯数を一つ以上異なる組み合わせとし、同一歯数の固定歯車および回転歯車に咬み合わせることにより、高い減速率の減速装置を実現した。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動機等の高速の回転動力源に接続し、その回転数を低減して、負荷となる各種回転機器に動力を伝える、減速装置に関する。
[背景技術]
[背景技術]
電動機等の高速回転動力源の回転力を低速回転動作の機器類に伝えるには、平歯車、遊星歯車、ウオーム歯車等が組合された減速装置が用いられている。
[発明の開示]
[発明が解決しようとする課題]
[発明の開示]
[発明が解決しようとする課題]
従来の、各種歯車を組み合わせた減速装置では、その減速率は組合された歯車の歯数の比で決るが、一組の歯車の組み合わせでは、その減速率は高々十分の一程度であり、より高い減速率を実現するには、歯車の組み合わせの段数を増加させる必要があり、装置の大型化と価格の上昇を伴う原因となっていた。
ただ、ウオームギヤでは、一段当たり、かなり高い減速率が得られるが、回転軸を直交させる必要があり、且つ、咬合せの条件も平歯車等に比較して、かなり厳密となり、その使用範囲は限られていた。
[課題を解決するための手段]
ただ、ウオームギヤでは、一段当たり、かなり高い減速率が得られるが、回転軸を直交させる必要があり、且つ、咬合せの条件も平歯車等に比較して、かなり厳密となり、その使用範囲は限られていた。
[課題を解決するための手段]
本発明では、電動機等の高速回転源に接続される回転フレームと、この回転フレームと共に回転する一対の遊星歯車を持ち、前記遊星歯車を、外径がほぼ同一で、歯数が1つ以上異なる、固定歯車と回転歯車と咬合せるか、または、前記一対の遊星歯車を、寸法がほぼ同一で、歯数を1つ以上異なるものとし、この一対の遊星歯車を、歯数が同一の固定歯車と回転歯車に咬み合せる事により高い減速率を実現した。
[発明の効果]
[発明の効果]
本発明によれば、一対の遊星歯車と2枚の平歯車の組み合わせのみで、1段あたり数十分の一程度の減速率を容易に実現出来、装置の小型化と価格の低減を可能とした。
[発明を実施するための最良の形態]
[発明を実施するための最良の形態]
装置の構成が簡単であり、動作上特別な制約は無いが、固定歯車と回転歯車の歯数の差異、または遊星歯車の歯数の違いが少ない方が、動作も円滑であり、減速率も高くなる。
[実施例1]
[実施例1]
次に、本発明による減速装置の一実施例を、図面を参照して説明する。
[図1]は、本発明による減速装置の一実施例を示す断面路図である。
図において、符号1は装置の筐体であり、金属またはプラスチックで作られる。
符号2は、符号8で示される、電動機等の高速回転動力源との接続する、嵌合軸と一体に作られた回転フレームである。
回転フレーム2には、符号10aおよび10bで示されるベアリングを介して、符号6a、6bで示される回転軸と組み合わされている。
回転軸6aおよび6bには、符号3a,3bおよび4a,4bで示される遊星歯車が固定的に組み合されている。
遊星歯車3a、3bは符号5で示される、筐体1上に固定されている、固定歯車と咬合している。
従って、遊星歯車3aおよび3bは回転フレームの回転に伴い、固定歯車5と咬合しながらその周囲を回転する。
遊星歯車4a,4bは、符号7で示される、回転歯車と咬合し、遊星歯車3a,3bの動きに追従して、その周囲を回転する。
回転歯車7は、符号11で示される回転軸と固定的に嵌合しており、回転軸11を介して、符号10で示されるベアリングによって支えられ、回転する。
そして、回転軸11は外部の負荷となる回転機器に動力を供給する役割を果たす。
ここで、遊星歯車3a,3bと4a,4bの歯数が同一であり、固定歯車5と回転歯車7の歯数が異なっているので、回転フレームが1回転する毎に、回転歯車7は固定歯車5との歯数の違いだけ回転する。
たとえば、回転歯車の歯数が40であり、固定歯車の歯数が41であるとすると、回転歯車7は回転フレーム2が1回転する毎に40分の1回転する事になる。
すなわち、この回転系の減速率は40分の1となる。
ここで、遊星歯車の数は、最大で歯数の違いだけ設ける事ができるので、歯数の違いが1なら、遊星歯車は1組しか設ける事ができず、歯数の違いが2なら、遊星歯車は2組まで使用出来る事になる。
また、遊星歯車3a,と3bおよび4aと4bは基本的には各部の寸法は同一であるが、固定歯車5と、回転歯車7との寸法等の違い等による動作不円滑を防ぐ目的で、異なった寸法を採用する事は可能である。
また、固定歯車5と回転歯車7についても、同様に、若干の寸法変更は可能である。
この実施例では、固定歯車5と回転歯車7の歯数が1つ以上異なる場合について説明したが、遊星歯車3aおよび4aと3bおよび4bの歯数を1つ以上異なるものとし、固定歯車5と回転歯車7の歯数を同一としても、同様に動作し、高い減速率の減速装置を実現することが出来る。
[産業上の利用可能性]
[図1]は、本発明による減速装置の一実施例を示す断面路図である。
図において、符号1は装置の筐体であり、金属またはプラスチックで作られる。
符号2は、符号8で示される、電動機等の高速回転動力源との接続する、嵌合軸と一体に作られた回転フレームである。
回転フレーム2には、符号10aおよび10bで示されるベアリングを介して、符号6a、6bで示される回転軸と組み合わされている。
回転軸6aおよび6bには、符号3a,3bおよび4a,4bで示される遊星歯車が固定的に組み合されている。
遊星歯車3a、3bは符号5で示される、筐体1上に固定されている、固定歯車と咬合している。
従って、遊星歯車3aおよび3bは回転フレームの回転に伴い、固定歯車5と咬合しながらその周囲を回転する。
遊星歯車4a,4bは、符号7で示される、回転歯車と咬合し、遊星歯車3a,3bの動きに追従して、その周囲を回転する。
回転歯車7は、符号11で示される回転軸と固定的に嵌合しており、回転軸11を介して、符号10で示されるベアリングによって支えられ、回転する。
そして、回転軸11は外部の負荷となる回転機器に動力を供給する役割を果たす。
ここで、遊星歯車3a,3bと4a,4bの歯数が同一であり、固定歯車5と回転歯車7の歯数が異なっているので、回転フレームが1回転する毎に、回転歯車7は固定歯車5との歯数の違いだけ回転する。
たとえば、回転歯車の歯数が40であり、固定歯車の歯数が41であるとすると、回転歯車7は回転フレーム2が1回転する毎に40分の1回転する事になる。
すなわち、この回転系の減速率は40分の1となる。
ここで、遊星歯車の数は、最大で歯数の違いだけ設ける事ができるので、歯数の違いが1なら、遊星歯車は1組しか設ける事ができず、歯数の違いが2なら、遊星歯車は2組まで使用出来る事になる。
また、遊星歯車3a,と3bおよび4aと4bは基本的には各部の寸法は同一であるが、固定歯車5と、回転歯車7との寸法等の違い等による動作不円滑を防ぐ目的で、異なった寸法を採用する事は可能である。
また、固定歯車5と回転歯車7についても、同様に、若干の寸法変更は可能である。
この実施例では、固定歯車5と回転歯車7の歯数が1つ以上異なる場合について説明したが、遊星歯車3aおよび4aと3bおよび4bの歯数を1つ以上異なるものとし、固定歯車5と回転歯車7の歯数を同一としても、同様に動作し、高い減速率の減速装置を実現することが出来る。
[産業上の利用可能性]
現在、産業界では、数十分の一と言う高い減速率の減速装置がかなり使用されているが、それらの多は、原動機と減速装置の大きさや価格に大差が無いか、時には、逆に減速装置の方が大きく、価格も高いと言う例さえあり、産業上のネックとなる場合がある。
本発明は、そうした産業上の問題解消の手段を提供する事を可能とする。
本発明は、そうした産業上の問題解消の手段を提供する事を可能とする。
[図1] 本発明による、減速装置の一実施例を示す構造断面図。
1、・・・・・・・・・装置筐体
2、・・・・・・・・・回転フレーム
3a,3b、・・・・・・遊星歯車
4a,4b、・・・・・・遊星歯車
5,・・・・・・・・・固定歯車
6a,6b、・・・・・・回転軸
7、・・・・・・・・・回転歯車
8、・・・・・・・・・嵌合軸
9a、9b、・・・・・・ベアリング
10a,10b、・・・・ベアリング
11、・・・・・・・・回転軸
2、・・・・・・・・・回転フレーム
3a,3b、・・・・・・遊星歯車
4a,4b、・・・・・・遊星歯車
5,・・・・・・・・・固定歯車
6a,6b、・・・・・・回転軸
7、・・・・・・・・・回転歯車
8、・・・・・・・・・嵌合軸
9a、9b、・・・・・・ベアリング
10a,10b、・・・・ベアリング
11、・・・・・・・・回転軸
Claims (2)
- 回転源に接続されて回転する、回転フレームを持ち、前記回転フレーム上に配置された歯数が同一である、一対の遊星歯車が、ほぼ同一の外径を持ち、1つ以上歯数が異なる、固定歯車と回転歯車に咬合して動作し、前記回転歯車に接続される、外部回転機器を駆動することを特徴とする減速装置。
- 回転源に接続されて回転する、回転フレームを持ち、前記回転フレーム上に配置された歯数が1つ以上異る、はぼ同一寸法の一対の遊星歯車と、前記遊星歯車と咬み合う、ほぼ同一寸法で歯数が同一である、固定歯車と回転歯車を持ち、前記回転歯車に接続される外部回転機器を駆動する事を特徴とする減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106692A JP2006266490A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106692A JP2006266490A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 減速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006266490A true JP2006266490A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37202678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005106692A Withdrawn JP2006266490A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006266490A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010060095A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Hiroshi Mizuno | 遊星歯車減速装置 |
JP2010263670A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Mitsuba Corp | リニアアクチュエータ |
JP2012067771A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Mitsuba Corp | リニアアクチュエータ |
WO2017039897A1 (en) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | Northeastern University | Drive system for actuating robotic joints |
-
2005
- 2005-03-07 JP JP2005106692A patent/JP2006266490A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010060095A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Hiroshi Mizuno | 遊星歯車減速装置 |
JP2010263670A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Mitsuba Corp | リニアアクチュエータ |
JP2012067771A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Mitsuba Corp | リニアアクチュエータ |
WO2017039897A1 (en) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | Northeastern University | Drive system for actuating robotic joints |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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