JP2006266403A - 混合弁 - Google Patents

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Kenji Suzuki
健二 鈴木
Yukio Terada
由記雄 寺田
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Abstract

【課題】混合弁において、第1、第2の両弁ポートを各々気密に締め切る全閉機能を付加し、切換弁としての機能を併せ持たせること。
【解決手段】第1の弁ポート20を開閉する第1の弁体45の外周にゴム弾性体製のOリング48を嵌め込み装着するとともに、第2の弁ポート26を開閉する第2の弁体46の外周にゴム弾性体製のOリング50を嵌め込み装着し、第1の弁体45のOリング48が第1の弁ポート20の周りに画定された第1の弁座面24に接触することにより第1の弁ポート20を気密に締め切り、第2の弁体46のOリング50が第2の弁ポート26の周りに画定された第2の弁座面28に接触することにより第2の弁ポート26を気密に締め切る。
【選択図】図1

Description

この発明は、混合弁に関し、特に、給湯システムに用いられる混合弁に関するものである。
給湯システムに用いられる混合弁は、弁ハウジングに、弁室と、水入口ポートと、湯入口ポートと、混合水出口ポートと、水入口ポートに連通する第1の弁ポートと、湯入口ポートに連通する第2の弁ポートとを有する。第1の弁ポートと第2の弁ポートとは、弁室の両側に、同一軸線上に対向配置され、弁室の中間部が混合水出口ポートに連通している。そして、弁ハウジング内に、第1の弁ポートを開閉する第1の弁体と、第2の弁ポートを開閉する第2の弁体とを一つの弁軸に同軸に有している(例えば、特許文献1、2、3、4)。
この混合弁は、弁軸の一方の側への軸線方向移動により、第1の弁体が第1の弁ポートに接近して第1の弁ポートの実効開口面積を低減すると共にそれとは反対に第2の弁体が第2の弁ポートより離間して第2の弁ポートの実効開口面積を増大し、弁軸の他方の側への軸線方向により、第1の弁体が第1の弁ポートより離間して第1の弁ポートの実効開口面積を増大すると共にそれとは反対に第2の弁体が第2の弁ポートに接近して第2の弁ポートの実効開口面積を低減し、弁軸の軸線方向移動に応じて第1の弁ポートを流れる水の流量と第2の弁ポートを流れる湯の流量とを互いに相反する関係で増減し、その流量比率によって混合水出口ポートよりの混合水の温度を調整する。
従来の混合弁は、第1、第2の弁ポートを気密に締め切る全閉機能がないか、片側にしか全閉機能がないため、流路切換弁として機能せず、湯100%、水100%の使用ができない。このため、給湯システムによっては、別途、シャトル弁を設ける必要があった。
特公平2−37513号公報 特公平3−77523号公報 特許第2646940号公報 特開平11−287337号公報
この発明が解決しようとする課題は、給湯システム等に用いられる混合弁として、第1、第2の両弁ポートを各々気密に締め切る全閉機能を有し、混合弁が切換弁としての機能を併せ持つようにすることである。
この発明による混合弁は、弁ハウジングに、弁室と、第1の入口ポートと、第2の入口ポートと、一つの出口ポートと、前記第1の入口ポートに連通する第1の弁ポートと、前記第2の入口ポートに連通する第2の弁ポートとを有し、前記第1の弁ポートと前記第2の弁ポートとが、前記弁室の両側に、同一軸線上に対向配置され、前記弁室の中間部が前記出口ポートに連通し、前記弁ハウジング内に、前記第1の弁ポートを開閉する第1の弁体と前記第2の弁ポートを開閉する第2の弁体とを一つの弁軸に同軸に有し、前記弁軸の一方の側への軸線方向移動により、前記第1の弁体が前記第1の弁ポートに接近して前記第1の弁ポートの実効開口面積を低減すると共にそれとは反対に前記第2の弁体が前記第2の弁ポートより離間して前記第2の弁ポートの実効開口面積を増大し、前記弁軸の他方の側への軸線方向移動により、前記第1の弁体が前記第1の弁ポートより離間して前記第1の弁ポートの実効開口面積を増加すると共にそれとは反対に前記第2の弁体が前記第2の弁ポートに接近して前記第2の弁ポートの実効開口面積を低減し、前記弁軸の軸線方向移動に応じて前記第1の弁ポートを流れる第1の流体の流量と前記第2の弁ポートを流れる第2の流体の流量とを互いに相反する関係で増減する混合弁において、前記第1の弁体の外周と前記第2の弁体の外周の各々に周溝が形成され、前記第1の弁体の周溝と前記第2の弁体の周溝の各々にゴム弾性体製のOリングが嵌め込み装着されており、前記弁軸の前記一方の側への軸線方向移動により、前記第1の弁体の前記Oリングが前記第1の弁ポートの周りに画定された第1の弁座面に接触することにより、前記第1の弁ポートを気密に締め切り、前記弁軸の前記他方の側への軸線方向移動により、前記第2の弁体の前記Oリングが前記第2の弁ポートの周りに画定された第2の弁座面に接触することにより、前記第2の弁ポートを気密に締め切ることを特徴とする。
この発明による混合弁は、好ましくは、前記弁ハウジング側に、第1の固定側ストッパ面と第2の固定側ストッパ面とが対向配置され、前記弁軸に、前記第1の固定側ストッパ面に当接する第1の可動側ストッパ面と前記第2の固定側ストッパ面に当接する第2の可動側ストッパ面とが設けられ、前記第1の可動側ストッパ面が前記第1の固定側ストッパ面に当接することにより、前記弁軸の前記一方の側への軸線方向移動量を制限して前記第1の弁体の前記Oリングの最大変形量を規定し、記第2の可動側ストッパ面が前記第2の固定側ストッパ面に当接することにより、前記弁軸の前記他方の側への軸線方向移動量を制限して前記第2の弁体の前記Oリングの最大変形量を規定することを特徴とする。
この発明による混合弁は、好ましくは、前記第1の弁座面は前記弁室側より前記第1の弁ポート側に向かって小径になるテーパ内周面になっており、前記第2の弁座面は前記弁室側より前記第2の弁ポート側に向かって小径になるテーパ内周面になっており、前記第1の弁体の前記周溝の両側の円環状側面のうち、前記弁室側の円環状部の外径が前記第1の弁ポートの内径より大きく、前記第1の弁ポート側の円環状部の外径が前記第1の弁ポートの内径より小さく、前記第2の弁体の前記周溝の両側の円環状側面のうち、前記弁室側の円環状部の外径が前記第2の弁ポートの内径より大きく、前記第2の弁ポート側の円環状部の外径が前記第2の弁ポートの内径より小さいことを特徴とする。
この発明による混合弁は、好ましくは、前記第1の弁体の前記周溝の溝幅は前記第1の弁体の前記Oリングの線径にほぼ等しく、前記第1の弁体の前記周溝の内径は前記第1の弁体の前記Oリングの内径にほぼ等しく、前記第2の弁体の前記周溝の溝幅は前記第2の弁体の前記Oリングの線径にほぼ等しく、前記第2の弁体の前記周溝の内径は前記第2の弁体の前記Oリングの内径にほぼ等しいことを特徴とする。
この発明による混合弁は、第1の弁体の外周と第2の弁体の外周の各々に形成された周溝の各々にゴム弾性体製のOリングが嵌め込み装着されており、弁軸の前記一方の側への軸線方向移動により、第1の弁体のOリングが第1の弁座面に接触することにより、第1の弁ポートを気密に締め切り、これとは反対に、弁軸の他方の側への軸線方向移動により、第2の弁体の前記Oリングが第2の弁座面に接触することにより、前記第2の弁ポートを気密に締め切るから、第1、第2の両弁ポートを各々気密に締め切る全閉機能が得られ、切換弁としての機能を併せ持つ。
この発明による混合弁の一つの実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。
図1、2に示されているように、混合弁は、弁ハウジング10を有する。弁ハウジング10は、弁ハウジング本体11と、弁ハウジング本体11内にOリング12、13によって気密に固定装着された内部ガイド・弁座部材14とにより構成されている。
弁ハウジング本体11の上側部には第1の入口ポート15が、弁ハウジング本体11の下底部には第2の入口ポート16が、弁ハウジング本体11の下側部には出口ポート17が各々形成されている。
混合弁が給湯システムで用いられる場合には、第1の入口ポート15が水入口ポート、第2の入口ポート16が湯入口ポート、出口ポート17が水と湯との混合水出口ポートになる。
弁ハウジング10は、弁ハウジング本体11と内部ガイド・弁座部材14とで弁室18を画定している。
内部ガイド・弁座部材14の先端部19が弁室18の天井部をなしており、この先端部19に第1の弁ポート20が形成されている。第1の弁ポート20は、図1、2における下側にて弁室18に開口し、図1、2における上側にて内部ガイド・弁座部材14の四股脚部21、弁ハウジング本体11の内部空間22、弁ハウジング本体11に形成された連通孔23を経て第1の入口ポート15に連通している。
第1の弁ポート20の周りには第1の弁座面24が画定されている。第1の弁座面24は、弁室18側より第1の弁ポート20側に向かって小径になるテーパ内周面になっている。
図1、2中第1の弁ポート20の下方に位置する弁ハウジング本体11の内部隔壁25が弁室18の底部をなしており、この内部隔壁25に第2の弁ポート26が形成されている。第2の弁ポート26は図1、2における上側にて弁室18に開口し、図1、2における下側にて弁ハウジング本体11に形成された四股脚部27を経て第2の入口ポート16に連通している。
第2の弁ポート26の周りには第2の弁座面28が画定されている。第2の弁座面28は、弁室18側より第2の弁ポート26側に向かって小径になるテーパ内周面になっている。
なお、第1の弁座面24、第2の弁座面28のテーパ角度は、45度程度であってよく、それら弁座面をなすテーパ孔の最小径が、第1の弁ポート20、第2の弁ポート26の内径Da、Dg(図3、図5参照)に等しい。
これにより、第1の弁ポート20と第2の弁ポート26とは、弁室18の上下両側(天井部と底部)に、同一軸線上に対向配置される。そして、弁室18の中間部が連通孔29によって弁ハウジング本体11に形成された出口ポート17に連通している。
弁ハウジング10内には弁軸部材(スピンドル)40が配置されている。弁軸部材40は、上部41にて内部ガイド・弁座部材14に形成されているガイド孔30に摺動可能に嵌合し、内部ガイド・弁座部材14より回転可能且つ軸線方向(上下方向)に移動可能に支持されている。上部41のガイド孔30との嵌合部には気密用のOリング42、43が装着されている。
弁軸部材40の下部44は、四股脚部27によって弁ハウジング本体11より支持されている下部軸受部31の軸受孔32に摺動可能に嵌合し、下部軸受部31より回転可能且つ軸線方向(上下方向)に摺動可能に支持されている。
弁軸部材40は、上部41と下部44との間で、第1の弁ポート20、弁室18、第2の弁ポート26を上下に横切って延在している。弁軸部材40が弁室18内に位置する部分には、第1の弁ポート20を開閉する第1の弁体45と、第2の弁ポート26を開閉する第2の弁体46とが軸線方向に所定間隔をおいて同軸に一体形成されている。
この弁構造では、弁軸部材40の一方の側への軸線方向移動(上昇移動)により、第1の弁体45が第1の弁ポート20に接近して第1の弁ポート20の実効開口面積を低減すると共にそれとは反対に第2の弁体46が第2の弁ポート26より離間して第2の弁ポート26の実効開口面積を増大する。
これとは反対に、弁軸部材40の他方の側への軸線方向移動(降下移動)により、第1の弁体45が第1の弁ポート20より離間して第1の弁ポート20の実効開口面積を増加すると共にそれとは反対に第2の弁体46が第2の弁ポート26に接近して第2の弁ポート26の実効開口面積を低減する。
これにより、弁軸部材40の軸線方向移動に応じて第1の弁ポート20を流れる第1の流体(水)の流量と第2の弁ポート26を流れる第2の流体(湯)の流量とを互いに相反する関係で増減する。
第1の弁体45の外周には円環状の周溝47が形成されている。周溝47にはゴム弾性体製のOリング48が嵌め込み装着されている。また。第2の弁体46の外周には円環状の周溝49が形成されている。周溝49にはゴム弾性体製のOリング50が嵌め込み装着されている。この構造により、Oリング48、50が、第1の弁体45、第2の弁体46の実体をなしている。
これにより、弁軸部材40の一方の側への軸線方向移動(上昇移動)によって、図2に示されているように、第1の弁体45のOリング48が第1の弁座面24に接触することにより、第1の弁ポート20を気密に締め切る。
これとは反対に、弁軸部材40の他方の側への軸線方向移動(降下移動)によって、図1に示されているように、第2の弁体46のOリング50が第2の弁座面28に接触することにより、第2の弁ポート26を気密に締め切る。
これにより、図1、2に示されているような、第1の弁ポート20と第2の弁ポート26を各々選択的に気密に締め切る全閉機能が得られ、弁軸部材40の軸線方向移動に応じて第1の弁ポート20を流れる第1の流体(水)の流量と第2の弁ポート26を流れる第2の流体(湯)の流量とを互いに相反する関係で増減する機能を有する混合弁が、切換弁としての機能を併せ持つことになる。
このことにより、例えば、給湯システムでは、別途、シャトル弁を設けることなく、湯100%、水100%の使用ができ、湯100%時の給湯システムのCOPを高めることができる。
シール部材として、Oリング48、50が用いられていることにより、角形パッキンで生じ易い弁閉状態でのシール材の弁座面固着が生じ難くなり、電動式のものの場合、回転トルクの軽減を図ることができる。
図3によく示されているように、第1の弁体45の周溝47の両側の円環状部(フランジ部)47A、47Bのうち、弁室18側の円環状部47Aの外径Dbが第1の弁ポート20の内径Daより大きく、第1の弁ポート20側の円環状部47Bの外径Dcが第1の弁ポート20の内径Daより小さく設定されている。
この寸法設定により、図2に示されている第1の弁体45のOリング48による第1の弁ポート20の気密締め切り時に、図4に示されているように、第1の弁体45のOリング48が第1の弁ポート20側に充分に入り込むことができ、Oリング48が、充分な弾性変形状態で、充分な接触面積をもって第1の弁座面24に接触し、充分な耐圧シール性能が得られるようになる。しかも、第1の弁座面24はテーパ内周面であるから、Oリング48が第1の弁座面24に充分に押し付けられることにより、Oリング48が縮径変形し、Oリング48が周溝47の底面47Cに密着し、裏面漏れも確実に防止される。
また、図3に示されているように、第1の弁体45の周溝47の溝幅Taは第1の弁体45のOリング48の線径Ddにほぼ等しく、周溝47の内径Deは第1の弁体45のOリング48の内径Dfにほぼ等しい値に設定されている。
ここで、ほぼ等しいとは、周溝47の溝幅TaとOリング48の線径Ddについては、Ta≦Ddであり、周溝47の内径DeとOリング48の内径Dfについては、De≧Dfである。
これにより、Oリング48は、非弾性変形状態か、或いは、わずかな弾性変形状態で、がた付きや初期歪み変形を与えられることなく周溝47に適正に装着され、初期不良装着による漏れを生じることがない。
図5によく示されているように、第2の弁体46の周溝49の両側の円環状部(フランジ部)49A、49Bのうち、弁室18側の円環状部49Aの外径Dhが第2の弁ポート26の内径Dgより大きく、第2の弁ポート26側の円環状部49Bの外径Diが第2の弁ポート26の内径Dgより小さく設定されている。
この寸法設定により、図1に示されている第2の弁体46のOリング50による第2の弁ポート26の気密締め切り時に、図6に示されているように、第2の弁体46のOリング50が第2の弁ポート26側に充分に入り込むことができ、Oリング50が、充分な弾性変形状態で、充分な接触面積をもって第2の弁座面28に接触し、充分な耐圧シール性能が得られるようになる。しかも、第2の弁座面28もテーパ内周面であるから、Oリング50が第2の弁座面28に充分に押し付けられることにより、Oリング50が縮径変形し、Oリング50が周溝49の底面49Cに密着し、裏面漏れも確実に防止される。
また、図5に示されているように、第2の弁体46の周溝49の溝幅Tbは第2の弁体46のOリング50の線径Djにほぼ等しく、周溝49の内径Dkは第2の弁体46のOリング50の内径Dmにほぼ等しい値に設定されている。
ここで、ほぼ等しいとは、周溝49の溝幅TbとOリング50の線径Djについては、Tb≦Djであり、周溝49の内径DkとOリング50の内径Dmについては、Dk≧Dmである。
これにより、Oリング50も、非弾性変形状態か、或いは、わずかな弾性変形状態で、がた付きや初期歪み変形を与えられることなく周溝49に適正に装着され、初期不良装着による漏れを生じることがない。
図4に示されているように、弁ハウジング10側、つまり、内部ガイド・弁座部材14の先端部19の先端面(下端面)が第1の固定側ストッパ面51になっており、弁軸40の円環状部47Aの一方の面(上面)が第1の固定側ストッパ面51に当接する第1の可動側ストッパ面52になっている。
また、図6に示されているように、下部軸受部31の上端面が第1の固定側ストッパ面51と相対向する第2の固定側ストッパ面53になっており、弁軸40のボス部54の下底面が第2の固定側ストッパ面53に当接する第2の可動側ストッパ面55になっている。
図4に示されているように、第1の弁ポート20を全閉する状態時に、第1の可動側ストッパ面52が第1の固定側ストッパ面51に当接することにより、弁軸部材40の一方の側への軸線方向移動量(上昇移動量)が制限され、この制限により、第1の弁体45のOリング48の最大変形量が規定され、Oリング48の耐久性を損なうような過剰変形が回避される。
また、図6に示されているように、第2の可動側ストッパ面55が第2の固定側ストッパ面53に当接することにより、弁軸部材40の他方の側への軸線方向移動量(降下移動量)が制限され、この制限により、第2の弁体46のOリング50の最大変形量が規定され、Oリング50の耐久性を損なうような過剰変形が回避される。
これら、Oリング48、50の最大変形量は、Oリング48、50の材質、硬度、弾性度、必要シール圧、必要耐久性等に応じて適宜に設定されればよく、図4に示されているように、a部とb部とc部とd部の4箇所の接触面が得られる最大変形量、図6に示されているように、a部とb部とc部の3箇所の接触面が得られる最大変形量、さらには、図7に示されているように、a部、b部、c部、d部に、Oリング50(48)の一部が弁ポート(26、20)部分まで入り込むことにより、弁ポート内周面との接触面が得られるe部を加えた5箇所の接触面が得られる最大変形量を設定することができる。
なお、a部はOリング48、50と第1、第2の弁座面24、28との接触面、b部はOリング48、50と周溝47、49の底面47C、49Cとの接触面、c部はOリング48、50と円環状部47A、49Aとの接触面、d部はOリング48、50と円環状部47B、49Bとの接触面、e部はOリング48、50と第1、第2の弁ポート20、26の内周面との接触面である。
図1、2に示されているこの混合弁は、電動式混合弁として構成されることから、弁ハウジング10の上部に電動式アクチュエータユニット80がねじ81によって装着されている。電動式アクチュエータユニット80は、ステッピングモータ(図示省略)を内蔵しており、出力部材(図示省略)に弁軸部材40の上端のスプライン部56がトルク伝達関係で接続されている。
弁軸部材40の上側部分が雄ねじ部57になっており、内部ガイド・弁座部材14のガイド孔30の上流側が雌ねじ部33になっており、雌ねじ部57と雄ねじ部33とがねじ係合している。
これにより、電動式アクチュエータユニット80のステッピングモータによって弁軸部材40が回転駆動され、この回転駆動に伴い、雄ねじ部57と雌ねじ部33とがねじ係合によって弁軸部材40が軸線方向(上下方向)に移動する。
なお、図2に示されている第1の弁ポート20の全閉(水側全閉)は、第1の可動側ストッパ面52が第1の固定側ストッパ面51に当接するパルス数(脱調が生じるであろうパルス数)に同回転方向の数パルス分を加えたパルス数だけ電動式アクチュエータユニット80のステッピングモータを駆動して停止することにより、的確に得られ、また、図1に示されている第2の弁ポート26の全閉(湯側全閉)は、第2の可動側ストッパ面55が第2の固定側ストッパ面53に当接するパルス数(脱調が生じるであろうパルス数)に同回転方向の数パルス分を加えたパルス数だけ電動式アクチュエータユニット80のステッピングモータを駆動して停止することにより、的確に得られる。
この発明による混合弁の一つの実施形態の第2の弁ポート全閉状態時の縦断面図である。 この発明による混合弁の一つの実施形態の第1の弁ポート全閉状態時の縦断面図である。 本実施形態による混合弁の第1の弁ポート、第1の弁体部分の弁開時の拡大断面図である。 本実施形態による混合弁の第1の弁ポート、第1の弁体部分の全閉時の拡大断面図である。 本実施形態による混合弁の第2の弁ポート、第2の弁体部分の弁開時の拡大断面図である。 本実施形態による混合弁の第2の弁ポート、第2の弁体部分の全閉時の拡大断面図である。 他の実施形態による混合弁の第2の弁ポート、第2の弁体部分の全閉時の拡大断面図である。
符号の説明
10 弁ハウジング
11 弁ハウジング本体
12、13 Oリング
14 内部ガイド・弁座部材
15 第1の入口ポート
16 第2の入口ポート
17 出口ポート
18 弁室
19 先端部
20 第1の弁ポート
21、27 四股脚部
22 内部空間
23、29 連通孔
24 第1の弁座面
25 内部隔壁
26 第2の弁ポート
28 第2の弁座面
30 ガイド孔
31 下部軸受部
32 軸受孔
33 雌ねじ部
40 弁軸部材
41 上部
42、43 Oリング
44 下部
45 第1の弁体
46 第2の弁体
47、49 周溝
47A、47B、49A、49B 円環状部
47C、49C 底面
48、50 Oリング
51 第1の固定側ストッパ面
52 第1の可動側ストッパ面
53 第2の固定側ストッパ面
54 ボス部
55 第2の可動側ストッパ面
56 スプライン部
57 雄ねじ部

Claims (4)

  1. 弁ハウジングに、弁室と、第1の入口ポートと、第2の入口ポートと、一つの出口ポートと、前記第1の入口ポートに連通する第1の弁ポートと、前記第2の入口ポートに連通する第2の弁ポートとを有し、前記第1の弁ポートと前記第2の弁ポートとが、前記弁室の両側に、同一軸線上に対向配置され、前記弁室の中間部が前記出口ポートに連通し、前記弁ハウジング内に、前記第1の弁ポートを開閉する第1の弁体と前記第2の弁ポートを開閉する第2の弁体とを一つの弁軸に同軸に有し、前記弁軸の一方の側への軸線方向移動により、前記第1の弁体が前記第1の弁ポートに接近して前記第1の弁ポートの実効開口面積を低減すると共にそれとは反対に前記第2の弁体が前記第2の弁ポートより離間して前記第2の弁ポートの実効開口面積を増大し、前記弁軸の他方の側への軸線方向移動により、前記第1の弁体が前記第1の弁ポートより離間して前記第1の弁ポートの実効開口面積を増加すると共にそれとは反対に前記第2の弁体が前記第2の弁ポートに接近して前記第2の弁ポートの実効開口面積を低減し、前記弁軸の軸線方向移動に応じて前記第1の弁ポートを流れる第1の流体の流量と前記第2の弁ポートを流れる第2の流体の流量とを互いに相反する関係で増減する混合弁において、
    前記第1の弁体の外周と前記第2の弁体の外周の各々に周溝が形成され、前記第1の弁体の周溝と前記第2の弁体の周溝の各々にゴム弾性体製のOリングが嵌め込み装着されており、
    前記弁軸の前記一方の側への軸線方向移動により、前記第1の弁体の前記Oリングが前記第1の弁ポートの周りに画定された第1の弁座面に接触することにより、前記第1の弁ポートを気密に締め切り、
    前記弁軸の前記他方の側への軸線方向移動により、前記第2の弁体の前記Oリングが前記第2の弁ポートの周りに画定された第2の弁座面に接触することにより、前記第2の弁ポートを気密に締め切る、
    ことを特徴とする混合弁。
  2. 前記弁ハウジング側に、第1の固定側ストッパ面と第2の固定側ストッパ面とが対向配置され、前記弁軸に、前記第1の固定側ストッパ面に当接する第1の可動側ストッパ面と前記第2の固定側ストッパ面に当接する第2の可動側ストッパ面とが設けられ、
    前記第1の可動側ストッパ面が前記第1の固定側ストッパ面に当接することにより、前記弁軸の前記一方の側への軸線方向移動量を制限して前記第1の弁体の前記Oリングの最大変形量を規定し、
    前記第2の可動側ストッパ面が前記第2の固定側ストッパ面に当接することにより、前記弁軸の前記他方の側への軸線方向移動量を制限して前記第2の弁体の前記Oリングの最大変形量を規定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の混合弁。
  3. 前記第1の弁座面は前記弁室側より前記第1の弁ポート側に向かって小径になるテーパ内周面になっており、前記第2の弁座面は前記弁室側より前記第2の弁ポート側に向かって小径になるテーパ内周面になっており、
    前記第1の弁体の前記周溝の両側の円環状側面のうち、前記弁室側の円環状部の外径が前記第1の弁ポートの内径より大きく、前記第1の弁ポート側の円環状部の外径が前記第1の弁ポートの内径より小さく、
    前記第2の弁体の前記周溝の両側の円環状側面のうち、前記弁室側の円環状部の外径が前記第2の弁ポートの内径より大きく、前記第2の弁ポート側の円環状部の外径が前記第2の弁ポートの内径より小さい、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の混合弁。
  4. 前記第1の弁体の前記周溝の溝幅は前記第1の弁体の前記Oリングの線径にほぼ等しく、前記第1の弁体の前記周溝の内径は前記第1の弁体の前記Oリングの内径にほぼ等しく、前記第2の弁体の前記周溝の溝幅は前記第2の弁体の前記Oリングの線径にほぼ等しく、前記第2の弁体の前記周溝の内径は前記第2の弁体の前記Oリングの内径にほぼ等しい、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の混合弁。
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