JP2006265785A - 経編地の編成方法と、その経編地 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 経編機で経編地を編成する際、一つの組織の形成に用いる編成糸Yを複数系列のビームBに分散し、それぞれの系列ビームBから送り出される編成糸を、それぞれの系列ビームに対応して配設されたそれぞれのオサLに、互いにその通糸箇所を補完する位置関係に通糸して、それぞれのオサをすべて同一作動させて一つの組織を編成すると同時に、系列ビーム毎の編成糸を、その送り出し長に差をつけて送り出し、それぞれの系列ビームに属する編成糸が形成するニードルループNLの大きさ、並びにシンカーループSLの長さを異ならせることにより編地表面にシボを発現する経編地の編成方法。
【選択図】 図1
Description
詳しくはトリコット地等の経編地の表面にシボ効果を得るための編成方法と、その方法によって得られる、編地表面にシボ効果を有する経編地に関する。
例えば、楊柳、クレープ、縮緬などがある。
シボ発現の方法としては、収縮差のある糸を混在させて、その収縮差により全体的に凹凸を得る方法や、撚り数や撚り方向の異なる糸を混在させて、収縮差や解撚トルク等によりシボを発現する方法などがある。
これらのシボ発現は、生地を熱処理することにより、きわだって発現するのが通常である。
このような特殊糸は原糸メーカによって製造されるもので、織物全面に使用して、生地表面にシボを表出することができる。
上記した各種方法の特徴は、シボを発現しやすい特殊糸を用いる、或いは使用する糸の収縮差や解撚トルク差などのように糸自身が有する物性特性の異なるものの組み合わせによってシボを発現する等であるが、いずれも使用する糸そのものに委ねられているところにある。
特にトリコット機で製造されるトリコット地は、女性用衣料に使用されることが多く、シボ効果が期待される種類である。
この種のトリコット地は、編目が小さくその表面が平滑で織物とよく似た外観を呈しているので織物に似たシボ効果が期待される。
例えば、シボ効果を得る素材として周知の異収縮混繊糸を用いた場合、その異収縮により生じた糸のクリンプが即、織物の表面変化として現れる。
これに対して、トリコット地においては、編成糸を小さな曲線状のループに形成してこれらを互いに連結して布帛を形成する構造であるので、糸の自由度が失われ、その分シボが立ちにくいことや、鎖のようにリングを組み合わせて布帛が形成されているので、織物のようにシボが直線上に伝達せず、これもシボ立ちの低下をもたらしている。
また、シボ効果を得るために異収縮混繊糸のような特殊な素材を用いたり、編成糸として加撚した糸を用い、その解撚トルクによりシボを立たせる等の手段は使用素材が限定され、製品範囲も絞られてくる。
更には、用いる素材が特殊な場合はコストも高くつくと同時に、編成が困難な場合もあって製品の品質低下をもたらす等の多くの問題がある。
このことによりコスト低減が図られると同時に、シボ効果を有する経編地の商品アイテムの拡大が図られ、従来に全く見られなかったシボ経編製品の開発が可能となった。
図1の模式図に示すように、トリコット機等の経編機の上部には、ビームBをセットするためのビームシャフトBSが設置されている。
トリコット機の場合、このビームシャフトBSは、おおよそ2本から4本である。
各ビームシャフトBS1、BS2、・・は、それぞれ定められた速度で回転し、それぞれのビームシャフトBSに貫通セットしたビームBを回転させる。
ビームBには編成糸Yが捲かれていて、ビームシャフトBSの回転に従って編成糸Yは送り出される。
ビームシャフトBSの回転は、編成速度に従って設定される。
図1においてビームBから送り出される編成糸Yは、オサLを経て編針Nに案内され編成される。
この時、編成糸Yには一定の張力がかけられている。
編成速度に見合った速度でビームシャフトBSは回転し編成糸Yを送り出すが、もし、ビームシャフト回転を遅めて送り出し長を少なくすれば張力は上昇し、早くして送り出し長を多くすれば張力は低下する。
図2に示すように、張力を上げれば編地のニードルループNL2(ニードルループと編目は同意語)は小さくなり、同時にシンカーループSL2も短くなる。
また、張力を下げればニードルループNL1は大きくなり、シンカーループSL1も長くなる。
また、編成糸Yの張力を上げれば、ニードルループNLとニードルループNLを連絡するシンカーループSLも短くなることから、その組織の裏側においても長短長短と長さの異なるシンカーループSL1、SL2が配列される。
シンカーループSL2がシンカーループSL1に比して短いことにより、その部分のニードルループNLは表側に盛り上がって編地表面にシボが発現することとなる。
よって、オサLに編成糸Yを通糸すると言う表現は、オサ本体LBに取り付けられたガイドGに編成糸Yを通糸する意味である。
また、ここに通糸とはガイドGの穴LHに編成糸Yを通すことを言う。
(第1の実施の形態)
本形態1においては、図3に示すように、ビーム系列を3系列とする。
使用するオサLは、編機前方から見て第1オサL1、第2オサL2の2枚を使用する。
そして、編機最前方から見て、第1系列ビームB1から引き出された編成糸Y1を第1オサL1に1本おきに通糸する。
同時に、第2系列ビームB2から引き出された編成糸Y2を前記第1オサL1の通糸されていない部分に通糸する。
結果的に第1系列ビームB1の編成糸Y1と第2系列ビームB2の編成糸Y2は、ともに第1オサL1に通糸されたこととなる。
次に、第3系列ビームB3に編成糸Y3としてポリウレタン糸Pを使用し、これを第2オサL2に通糸する。
この時、第1系列ビームB1の編成糸Y1の送り出し長に対して、第2系列ビームB2の編成糸Y2の送り出し長を少なくする。
このことにより、図8に示すように、第2系列ビームB2の編成糸Y2で形成されるニードルループNL2の大きさは、第1系列ビームB1の編成糸Y1によるニードルループNL1の大きさに比較して小さくなる。
同時にシンカーループSLも、第1系列ビームB1の編成糸Y1で形成されるシンカーループSL1に対して、第2系列ビームB2の編成糸Y2で形成されるシンカーループSL2の方が短くなる。
また、シンカーループSL2が短くなることによりその箇所のニードルループNLは盛り上がり、このことでもシボ効果が得られる。
そして、バック組織BCに編み込まれたポリウレタン糸Pが高伸縮性を付与し、その結果、図10に示す逆ハーフと言われる、高伸縮性の経編地が得られる。
その一つは、第1オサL1には既に第1系列ビームB1の編成糸Y1が導糸されているのでその存在が支障となって、空いたガイドGに第2系列ビームB2の編成糸Y2を導糸するのが煩雑で困難な作業となる。
そして、他の一つに編成時の問題がある。
それは1枚のオサに2系列の編成糸が導糸されている場合には、編成中に、もし数本の編成糸が同時に切れた場合、ガイドへの通し直しにミスが生じ易く、修復に時間がかかることが挙げられる。
(第2の実施の形態)
形態1の手段は、編成糸Yを送り出すビームBを2系列として、使用するオサLは1枚であった。
これに対して、形態2では、ビーム系列ごとにオサを使用する。
つまり、ビームが2系列の場合は、使用するオサも2枚となる。
このことで、形態1の作業上の問題点が解決される。
使用するオサLは、編機前方から見て第1オサL1、第2オサL2、第3オサL3の3枚を使用する。
そして、第1系列ビームB1から引き出された編成糸Y1を第1オサL1に1本おき(1イン1アウト)に通糸する。
同時に、第2系列ビームB2から引き出された編成糸Y2を第2オサL2にやはり、1イン1アウトで通糸する。
次に、第3系列ビームB3に編成糸Y3としてポリウレタン糸Pを使用し、これを第3オサL3にすべて通糸する。
つまり、第1、第2の2枚のオサで互いにその通糸箇所を補完しあって、1枚のオサに2系列の編成糸を1本交互に通糸した形態1と同様の通糸状態を得る。
図7(A)に、第1オサL1と第2オサL2の通糸状態を模式的に示す。
つまり、オサLのガイドGに通糸した箇所を○印で示し、通糸してないガイド箇所は×印で示す。
第1オサL1の通糸した箇所に対応する第2オサL2の箇所は通糸されていない。
また、反対に、第1オサL1の通糸してない箇所に対応する第2オサL2の箇所には通糸されている。
つまり、2枚のオサをあわせて1枚のオサの機能を果たしていることとなる。
これを本明細書では互いに補完すると言うこととする。
そして、第1系列ビームB1の編成糸Y1の送り出し長に対して、第2系列ビームB2の編成糸Y2の送り出し長を少なくし、形態1と同様にシボ効果を得る。
加えて、第3オサL3ではバック組織BCとしてデンビー組織D(1−2/1−0)を形成して、これら2つの組織で逆ハーフ(図10)と言われる組織が形成されるのも形態1と同様である。
つまり、前者は、準備作業性、並びに編成中の糸切れ時に問題を有するものの、2系列のビームから引き出された編成糸が1枚のオサに通糸されるので、オサ枚数が少なくて済む利点がある。
このことは特にトリコット機のようにオサ枚数が2枚〜4枚等と少ない機種には大きな利点となる。
また、事情により、複数系列のビームの内、1系列のみ取り替えたい場合には、1系列のビームに1枚のオサとなっているので取り替えに問題が生じない利点もある。
これに対し、形態2では、第1オサL1、第2オサL2、第3オサL3の3枚オサが使用されるものの、組織の面から見ると、第1オサL1と第2オサL2で一つのフロント組織FCが編成され、第3オサL3でバック組織BCが編成されている。
つまり、形態2の場合には、第1オサL1と第2オサL2の2枚のオサが形態1での第1オサL1と同様の働きをすることとなる。
ここで、一つの組織とは、経編機において1枚のオサを作動させて編成し得る組織を言う。
このようにビーム系列とその対応オサを増加させることにより、更に複雑なシボ効果を得ることが可能となる。
また、形態1、形態2において、その通糸に関して、1イン1アウトのように基本的なものから、例えば1イン、2アウト、2イン、1アウト、3インと言ったような通糸を1リピートとして、これを繰り返して通糸し、更に複雑なシボ効果を得ることが可能となり広範囲の製品開発が可能となる。
(実施例1)
本実施例においては、経編機としてトリコット機(株式会社カール・マイヤー製、タイプKS3G9)を用いる。
構成は形態1と同様である。
図3に示すようにビームは3系列を使用する。
第1系列ビームB1と第2系列ビームB2はフロント組織FCを編成するのに使用し、第3系列ビームB3はバック組織BCを編成するのに用いる。
フロント組織FCはデンビー組織D(1−0/1ー2)とし、バック組織BCもデンビー組織D(1−2/1−0)とする。
編成糸Yとして、フロント組織FCにナイロン・ウーリー糸(株式会社東レ・78dtex/24フィラメント)、バック組織BCにポリウレタン糸P(株式会社東レ・ロイカ44dtex)を用いる。
そして、バックオサL3にはすべて通糸する。
また、2イン2アウトで通糸しているので、縦縞調のシボ効果を有する経編地が得られる。
本実施例においては、経編機としてトリコット機(株式会社カール・マイヤー製、タイプKS4G8)を用いる。
図5に示すように本トリコット機は4枚オサを有する。
ビームは4系列を使用する。
第1系列ビームB1と第2系列ビームB2と第3系列ビームB3をフロント組織FCを編成するのに使用し、第4系列ビームB4はバック組織BCを編成するのに使用する。
フロント組織FCは、デンビー組織D(1−0/1−2)とし、バック組織BCもデンビー組織(1−2/1−0)とする。
編成糸Yとして、フロント組織FCにナイロン・ウーリー糸(株式会社東レ・78dtex/24フィラメント)、バック組織BCにポリウレタン糸P(株式会社東レ・ロイカ44dtex)を用いる。
このことで、3枚のオサは、互いに補完しあって1枚のオサにすべて通糸した状態を得る。
そして、第1、第2、第3系列のビームB1、B2、B3からの編成糸Y1、Y2、Y3の送り出し長を大、中、小と3段階として編成する。
その結果、図12に示すようにフロント組織FCのニードルループNLの大きさとシンカーループSLの長さが大中小の3種類となり、更に意匠効果豊かな経編地を得ることができる。
本実施例においては、経編機としてトリコット機(株式会社カール・マイヤー製、ジャカードタイプ)を用いる。
図6に示すように、本トリコット機はジャカードバーJを有していて、これを含めて4枚オサを有する。
4枚オサは、編機前方から見て、ジャカードバーJ、第2オサL2、第3オサL3、第4オサL4である。
ビームは4系列を使用する。
第1系列ビーB1ムはジャカードバーJに使用し、このジャカードバーJで編成される組織をフロント組織FCとする。
第2系列ビームB2と第3系列ビームB3は、互いに補完しあってミドル組織MCを編成するのに使用する。
第4系列ビームB4はバック組織BCを編成するのに使用する。
第2、第3系列ビームB2、B3から引き出される編成糸Y2、Y3は、それぞれ第2オサL2と第3オサL3に案内され、1イン1アウトに通糸され、互いにその通糸箇所を補完し得る位置調整がなされ、ミドル組織MC(コード組織K)を形成する。
そして編成糸Y2、Y3の送り出し長に差を付けてシボ効果を得る。
バック組織BCはデンビー組織Dとなっている。
編成糸Yとしては、フロント組織FC、ミドル組織MCにナイロン・ウーリー糸(株式会社東レ・78dtex/24フィラメント)、バック組織BCにポリウレタン糸P(株式会社東レ・ロイカ44dtex)を用いる。
本実施例は、上記実施例1と同様の設定(図4)であるが、フロント組織FCを編成するための第1オサL1と第2オサL2への通糸方法は、図7(C)にしめすように第1オサL1に1アウト、2イン、1アウト、1イン、2アウト、1インと不規則に通糸して、これを1リピートRとして繰り返す。
そして第2オサL2には1イン、2アウト、1イン、1アウト、2イン、1アウトとして、これを繰り返す。
2枚のオサは互いにその通糸箇所を補完し得る位置関係に設定され、これら2枚のオサを同一作動させて、コード組織Kを編成する。
このような設定で編成された経編地は、縦縞に特徴のあるシボ効果を有する経編地となる。
本実施例は、4枚のオサを使用する。
図1に示すように、第1オサL1と第2オサL2でフロント組織FC(コード組織K)を編成する。
そして、第1系列ビームB1には右撚りのナイロン・ウーリー糸の加撚糸(株式会社東レ・78dtex/24フィラメント、S800T/M)を用い、第2系列ビームB2には左撚りのナイロン・ウーリー糸の加撚糸(株式会社東レ・78dtex/24フィラメント、Z800T/M)を用いる。
更に、第1系列ビームB1からの編成糸Y1の送り出し長と、第2系列ビームB2からの編成糸の送り出し長に差を付けニードルループNLの大きさとシンカーループSLの長さを異ならせてシボ効果を得る。
そして、第4オサL4により、編成糸Y4であるポリウレタン糸P(株式会社東レ・ロイカ44dtex)を用いてバック組織BC(デンビー組織D)を編成する。
このようにして編成することで、使用する加撚糸が有する解撚トルク等によるシボ効果と本発明によるシボ発現効果が相まって一層、シボ効果のある経編地が得られる。
このように本発明は、異収縮混繊糸や加撚糸等のようにそれ自体でシボ効果を発揮し得る糸と併用して実施することが可能であり、そのことにより一層のシボ効果や意匠効果が得られる。
BS(BS1、BS2、BS3、BS4) ビームシャフト
Y(Y1、Y2、Y3、Y4) 編成糸
P ポリウレタン糸
L(L1、L2、L3、L4) オサ
LB オサ本体
G ガイド
LH ガイド穴
N ニードル
NL(NL1、NL2) ニードルループ
SL(SL1、SL2) シンカーループ
FC フロント組織
MC ミドル組織
BC バック組織
J ジャカードバー
R 1リピート
K コード組織
D デンビー組織
Claims (13)
- 経編機で経編地を編成する際、一つの組織の形成に用いる編成糸を複数系列のビームに分散し、それぞれの系列ビームから送り出される編成糸を1枚のオサに通糸して編成すると同時に、系列ビーム毎の編成糸を、その送り出し長に差を付けて送り出し、それぞれの系列ビームに属する編成糸が形成するニードルループの大きさ、並びにシンカーループの長さを異ならせることにより編地表面にシボを発現することを特徴とする経編地の編成方法。
- 経編機で経編地を編成する際、一つの組織の形成に用いる編成糸を複数系列のビームに分散し、それぞれの系列ビームから送り出される編成糸を、それぞれの系列ビームに対応して配設されたそれぞれのオサに、互いにその通糸箇所を補完する位置関係に通糸して、それぞれのオサをすべて同一作動させて一つの組織を編成すると同時に、系列ビーム毎の編成糸を、その送り出し長に差をつけて送り出し、それぞれの系列ビームに属する編成糸が形成するニードルループの大きさ、並びにシンカーループの長さを異ならせることにより編地表面にシボを発現することを特徴とする経編地の編成方法。
- 複数系列のビームが2系列であって、それぞれの系列ビームから送り出された編成糸が、それぞれの系列ビームに対応する2枚のオサに、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ通糸されていることを特徴とする請求項2記載の経編地の編成方法。
- 複数系列のビームが3系列であって、それぞれの系列ビームから送り出された編成糸が、それぞれの系列ビームに対応する3枚のオサに、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ通糸されていることを特徴とする請求項2記載の経編地の編成方法。
- 一つの組織がコード組織(1−0/2−3)であることを特徴とする請求項1、2記載の経編地の編成方法。
- 一つの組織がデンビー組織(1−0/1−2)であることを特徴とする請求項1、2、記載の経編地の編成方法。
- 複数系列のビームが2系列であって、それぞれの系列ビームから送り出された編成糸が、それぞれの系列ビームに対応する2枚のオサに、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ1イン1アウトで通糸されていることを特徴とする請求項3記載の経編地の編成方法。
- 複数系列のビームが2系列であって、それぞれの系列ビームから送り出された編成糸が、それぞれの系列ビームに対応する2枚のオサに、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、それぞれ2イン2アウトで通糸されていることを特徴とする請求項3記載の経編地の編成方法。
- 複数系列のビームが2系列であって、それぞれの系列ビームから送り出された編成糸が、それぞれの系列ビームに対応する2枚のオサに、互いにその通糸箇所を補完しあう位置関係に、不規則に通糸されていることを特徴とする請求項3記載の経編地の編成方法。
- それぞれの系列ビームから送り出される編成糸が、一方が右撚りの加撚糸であって、他方が左撚りの加撚糸であることを特徴とする請求項7、8、9記載の経編地の編成方法。
- フロント組織とミドル組織とバック組織とで形成される経編地であって、フロント組織が請求項1、又は2記載の編成方法により形成されるシボ効果を発現する組織であって、該フロント組織と、ミドル組織とバック組織とを組み合わせ編成して得られることを特徴とする経編地。
- バック組織がデンビ−組織(1−0/1−2)であって、その編成糸がポリウレタン糸であることを特徴とする請求項11記載の経編地。
- フロント組織とミドル組織とバック組織とで形成される経編地であって、フロント組織がジャカードバーで編成されるジャカード組織であり、ミドル組織が請求項1、又は2記載の編成方法により形成されるシボ効果を発現する組織であり、バック組織がデンビ−組織(1−0/1−2)で、しかもその編成糸がポリウレタン糸であることを特徴とする経編地。
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