JP2006265464A - 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルムの全光線透過率が30%以下であり、且つ少なくともフィルム片側の白色度が85%以上であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
【選択図】なし
Description
しかしながら、従来の熱収縮性ポリエステル系フィルムでは上記の長波長領域の紫外線をカットするものはなかった。
また、溶剤や膨潤剤によるフィルム接着ができなかったため、接合部の外観不良や作業性の悪さがある。
従って、ラベル用、特に商品価値の高いラベル用の熱収縮性ポリエステル系フィルムとして極めて有用である。
得られた未延伸フィルムを、最終的に得られるフィルムが本発明の構成要件を満たすように、1軸延伸または2軸延伸する。
日本電飾工業(株)製NDH−2000Tを用い、JIS K 7136に準じ測定した。
日本電飾工業(株)製Z−300Aを用い、JIS K 7105に準じ測定した。
但し、フィルムの押さえ板は黒色(L値=9.94、a値=−0.45、b値=−0.44)のもので押さえて、反射で測定したW値を白色度とした。
(株)日立製U−3500を用い、200〜840nm波長の光線透過率を連続で測定した。
フィルムを10cm×10cmの正方形に裁断し、95±0.5℃の温水中に無荷重状態で10秒間浸漬処理して熱収縮させた後、フィルムの縦及び横方向の寸法を測定し、下式に従い熱収縮率を求めた。該収縮率の大きい方向を主収縮方向とした。
1、3−ジオキソランを用いてフィルムをチューブ状に接合加工し、該チューブ状体を加工時の流れ方向と直交方向に15mm幅に切断してサンプルを取り、東洋精機社製のテンシロン(型式:UTL−4L)を用いてチャック間を20mmで引っ張り剥離し、剥離抵抗力を測定した。測定値が4N以上であれば、「○」とした。
島津製作所(株)製の示差走査熱量計(型式:DSC−60)を用いて、未延伸フイルム5mgを0℃から200℃まで昇温速度20℃/分で昇温した際に得られた発熱曲線より低い温度にあるDSC曲線の変曲点の前後に接線を引きその交点をTg(ガラス転移点)とした。
ポリエステルa:ポリエチレンテレフタレート(IV 0.75dl/g)
ポリエステルb:テレフタル酸100モル%と、エチレングリコール70モル%、ネオペンチルグリコール28モル%とからなるポリエステル(IV 0.72dl/g)
ポリエステルc:ポリブチレンテレフタレート70重量%とε−カプロラクトン30重量%とからなるポリエステルエラストマー(還元粘度(ηsp/c)1.30dl/g)
ポリエステルd:ポリエチレンテレフタレート50重量%と二酸化チタン50重量%とからなるポリエステル原料(日本ピグメント株式会社製、名称:ET−550)ポリエステルe: ポリエチレンテレフタレート40重量%と二酸化チタン60重量%とからなるポリエステル原料(大日本インキ工業株式会社製、名称:EGR MS 0163)ポリエステルf:ポリエチレンテレフタレート99重量%と蛍光増白剤1重量%とからなるポリエステル原料(大日本インキ工業株式会社製、名称:EGR OB 0024)
表1に示すように、A層の原料として、ポリエステルbを65重量%、ポリエステルcを5重量%、ポリエステルdを20重量%と結晶性ポリスチレン樹脂(G797N 日本ポリスチレン株式会社製)10重量%混合したポリエステル組成物を、B層の原料として、ポリエステルaを10重量%、ポリエステルbを65重量%、ポリエステルcを5重量%、ポリエステルdを20重量%それぞれ別々の押出機に投入、混合、溶融したものをフィードブロックで接合し、280℃でTダイから延伸後のB/A/Bの厚み比率が5μm/20μm/5μmとなるように積層しながら溶融押し出しし、チルロールで急冷して未延伸フィルムを得た。
該未延伸フィルムを、テンターでフィルム温度70℃で横方向に4.0倍延伸し、厚み30μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。
表2に示すように、A・B層の原料して、ポリエステルbを65重量%、ポリエステルcを5重量%、ポリエステルeを20重量%と結晶性ポリスチレン樹脂(G797N 日本ポリスチレン株式会社製)10重量%混合したポリエステル組成物をそれぞれ別々の押出機に投入、混合、溶融したものをフィードブロックで接合し、280℃でTダイから延伸後のB/A/Bの厚み比率が5μm/20μm/5μm/となるように積層しながら溶融押し出しし、チルロールで急冷して未延伸フィルムを得た。
該未延伸フィルムを、テンターでフィルム温度70℃で横方向に4.0倍延伸し、厚み30μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。
表2に示すように、A・B層の原料して、ポリエステルbを63重量%、ポリエステルcを5重量%、ポリエステルe を20重量%、ポリエステルfを2重量%と結晶性ポリスチレン樹脂(G797N 日本ポリスチレン株式会社製)10重量%混合したポリエステル組成物をそれぞれ別々の押出機に投入、混合、溶融したものをフィードブロックで接合し、280℃でTダイから延伸後のB/A/Bの厚み比率が5μm/20μm/5μmとなるように積層しながら溶融押し出しし、チルロールで急冷して未延伸フィルムを得た。
該未延伸フィルムを、テンターでフィルム温度70℃で横方向に4.0倍延伸し、厚み30μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。
表1に示すように、ポリエステル、添加剤配合割合を変えたこと以外は、実施例1と同様にして厚み30μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。
Claims (7)
- 主にポリエステル樹脂からなるフィルムであって、フィルムの全光線透過率が30%以下であり、かつ少なくともフィルム片側の白色度が85%以上であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 請求項1に記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムであって、温湯収縮率が、主収縮方向において処理温度95℃・処理時間10秒で50%以上であり、主収縮方向と直交する方向において10%以下であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 請求項1あるいは2に記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムフィルムであって、酸化チタンを添加している層を少なくとも1層有することを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムであって、ポリスチレン系樹脂を添加している層を少なくとも1層有することを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムであって、溶剤接着可能であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 温湯収縮率が、主収縮方向において処理温度95℃・処理時間10秒で50%以上であり、主収縮方向と直交する方向において10%以下であって、少なくともB/A/Bの3層からなり、A層に酸化チタン及びポリスチレン系樹脂が含有されており、B層に酸化チタンが含有されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の熱収縮性ポリエステル系フィルムから作成された熱収縮性ラベル。
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