JP2006264939A - 基板の搬送システムおよび基板の搬送方法 - Google Patents

基板の搬送システムおよび基板の搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大気圧下から減圧下まで基板を浮上搬送する搬送システムおよびその搬送方法を提供する。
【解決手段】搬送システムは,搬送ステージ100と浮上搬送装置とから構成される。浮上搬送装置は,搬送ステージ100に形成された多孔からエアを噴出入することにより基板105を浮上させた後,基板105の後方下面の圧力が前方下面の圧力よりも高くなるように基板105の下面に噴出入するエアを制御することにより基板105をロードロック室120内まで浮上搬送する。室内が減圧された後,基板105の下面の圧力と上面の圧力とが一定の関係になるように基板105の下面と上面とに噴出入するエアを制御する。このようにして減圧下にある基板105を浮上させた後,基板105の後方下面の圧力が前方下面の圧力よりも高くなるように基板105の下面に噴出入するエアを制御することにより減圧下にある基板105を浮上搬送する。
【選択図】図3

Description

本発明は,基板を浮上させながら搬送する基板の搬送システムおよびその搬送方法に関する。
近年,フラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)などの大型化に伴い,これらのディスプレイに用いるガラス基板も,たとえば,面積が1500mm×1500mm,厚さが0.5mmというように大型かつ薄型になっている。このような形状の基板を加工装置により加工する際,基板は,フォーク状のアームによりその下面を支えられて加工装置の内部に搬送されるため,アームとの接触により基板に反りが生じてしまうという問題があった。
この問題を解消するために,基板を搬送する搬送ステージに設けられた多孔から空気を吹き出す機構を設け,その空気圧により基板を浮上させながら搬送する技術が提案されている(たとえば,特許文献1を参照。)。
特開2004−182378号公報
しかし,この搬送方法は,大気圧にて基板を搬送する方法であり,減圧下での基板の搬送方法については考えられていない。したがって,たとえ,基板が従来の搬送方法を用いて大気中を非接触に搬送されても,結局,減圧下にある加工装置の内部を搬送されるとき,基板とアームとの接触が生じてしまう。このため,従来の搬送方法では,搬送中に基板に反りが生じるという問題を根本的に解消するには至っていない。
本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,大気圧下から減圧下まで非接触にて基板を搬送する基板の搬送システムおよびその搬送方法を提供することにある。
上記課題の少なくとも一つを解決するために,本発明のある観点によれば,多孔質板により形成された搬送ステージと,前記搬送ステージに形成された多孔からガスを噴出入することにより基板を浮上させながら搬送する浮上搬送装置と,を備える基板の搬送システムが提供される。
このシステムの浮上搬送装置は,内部が大気圧より減圧された所定の容器内に位置する前記基板に対して,前記基板の下面の圧力と前記基板の上面の圧力とが一定の関係になるように,前記基板の下面に噴出入するガスと前記基板の上面に噴出入するガスとをそれぞれ制御することにより減圧下にある前記基板を浮上させる。
これによれば,基板の下面に噴出入するガスとこの基板の上面に噴出入するガスとをそれぞれ制御することにより,減圧下にある基板を浮上させることができる。これにより,大気圧下を浮上搬送された基板に対して減圧下にて加工処理するために処理容器内を大気圧から真空圧まで減圧する過程において,基板を連続的に浮上させておくことができる。
ここで,前記減圧下において墳出入するガスは,不活性ガスであることが好ましい。また,基板の下面の圧力をP1,上面の圧力をP2とした場合,下面圧力P1と上面圧力P2とが一定の関係にあるとは,P1>P2となる一定の関係をいう。
前記浮上搬送装置は,搬送方向に対して前記基板の後方下面の圧力が前記基板の前方下面の圧力よりも高くなるように前記基板の下面に噴出入するガスを制御するようにしてもよい。
これによれば,搬送方向に対して基板の後方下面の圧力をその基板の前方下面の圧力よりも高くすることにより,基板の前方が基板の後方より下がった状態になる。これにより,基板は,減圧下において,搬送方向に対して前方に傾斜しながら浮上搬送される。この結果,大気圧から減圧状態までのすべての基板搬送工程において基板を非接触にて連続的に搬送することができる。この結果,基板をアームにより搬送する必要がなくなる。これにより,搬送中に基板に反りが生じることを回避することができる。
また,基板を搬送するためのアームが不要になることから,ロードロック室等の容器の搬入出口を従来に比べて極端に小さくすることができる。これにより,ロードロック室等の容器を非常に小さくすることができる。この結果,排気容積が小さくなるので,エジェクタなどの安価な設備によっても容器内をすばやく真空にすることができる。これにより,タクトタイムを大幅に短縮することができ,基板の生産性を向上させることができる。
また,浮上搬送装置により基板に噴出されるガスは,クリーンホットドライエアであってもよい。これによれば,基板近傍の水分を効果的に除去しながら基板を搬送することができる。特に,フラットパネルディスプレイ用のガラス基板は,その基板付近の水分除去が非常に重要である。このことから,クリーンホットドライエアを噴出することは,フラットパネルディスプレイ用のガラス基板を搬送する際に特に有効である。
さらに,前記搬送ステージは,所定の位置に電磁石と磁性体とを備え,前記浮上搬送装置は,前記基板が前記磁性体の上部に位置したとき,前記電磁石に通電する電流を制御することにより前記電磁石と前記磁性体との間に生じる反発力によって前記基板を浮上させるようにしてもよい。
これによれば,電磁石に通電する電流を制御することにより前記電磁石と前記磁性体との間に生じる反発力によって前記基板を磁気浮上させることができる。これにより,ガス噴出による浮上力と磁気による反発力とにより基板を浮上搬送することができる。この結果,搬送中に基板に反りが発生する危険性をさらに低くすることができる。
また,本発明の他の観点によれば,多孔質板により形成された搬送ステージと,基板を浮上させながら搬送する浮上搬送装置と,を用いて前記基板を浮上させながら大気圧から減圧状態まで非接触に搬送する基板の搬送方法が提供される。
具体的には,本搬送方法は,前記搬送ステージに形成された多孔からガスを噴出入することにより前記基板を浮上させる工程と,搬送方向に対して前記基板の後方下面の圧力が前記基板の前方下面の圧力よりも高くなるように前記基板の下面に噴出入するガスを制御することにより前記基板を所定の容器内まで搬送する工程と,前記容器内を減圧する工程と,前記減圧された容器内に位置する基板に対して,前記基板の下面の圧力と前記基板の上面の圧力とが一定の関係になるように前記基板の下面に噴出入する不活性ガスと前記基板の上面に噴出入する不活性ガスとをそれぞれ制御することにより減圧下にある前記基板を浮上させる工程と,搬送方向に対して前記基板の後方下面の圧力が前記基板の前方下面の圧力よりも高くなるように前記基板の下面に噴出入する不活性ガスを制御することにより減圧下にある前記基板を搬送する工程と,を含む。
これによれば,大気圧から減圧状態までのすべての基板搬送工程において基板を非接触にて連続的に搬送することができる。この結果,基板とアームとの接触により基板に反りが生じることを回避することができる。また,基板を搬送するためのアームが不要になることから,ロードロック室等の容器を小さくすることができ,この結果,排気容積を小さくすることができる。これにより,エジェクタなどの安価な設備によっても容器内をすばやく真空にすることができる。この結果,タクトタイムを大幅に短縮することができ,基板の生産性を向上させることができる。
以上説明したように,本発明によれば,大気圧下から減圧下まで非接触にて基板を搬送する基板の搬送システムおよびその搬送方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
(搬送システムの構成の概要)
まず,本発明の第1実施形態にかかる基板の搬送システムの構成の概要について,図1および図2を参照しながら説明する。図1は,本実施形態にかかる搬送システムの一部を示した斜視図であり,図2は,この搬送システムの概略を示した平面図である。
搬送システム10は,基板を加工装置にて加工するために基板を搬送する生産ラインに設けられている。本実施形態では,基板を加工する一例として,ガラス基板105をプラズマ処理するために搬送するシステムを例に挙げて説明する。
図1に示したように,搬送システム10は,搬送ステージ100と,搬送ステージ100の下方に多段に配設された複数のエア噴出装置110aおよび複数のエア吸入装置110bと,から構成されている。
搬送ステージ100は,ガラス基板105を浮上させながら搬送するための台である。搬送ステージ100は,複数の微細な穴が設けられた多孔質板101から構成されている。多孔質板101に設けられた複数の穴(多孔)は,多孔質板101を搬送面に対してほぼ垂直に貫通している。
搬送ステージ100には,ガラス基板105が搬送されるときにその両端近傍が位置する部分に沿って排気溝102aおよび排気溝102bが設けられている。また,各排気溝102の底部には,図示しない排気口がそれぞれ設けられていて,搬送ステージ100に設けられた多孔から噴き出すエア(ガス)とのバランスが取れるように,その排気口から搬送ステージ100の外周付近のエアを排出するようになっている。
また,搬送ステージ100の両端には,ガラス基板105の位置を検出する位置センサ103aおよび位置センサ103bが複数埋め込まれていて,各位置センサ103によりガラス基板の位置を特定するようになっている。
また,搬送方向に対して搬送ステージ100の左側下方には,複数のエア噴出装置110aが搬送方向に向かって多段に配設されている。複数のエア噴出装置110aは,エア噴出装置110aのそれぞれに連通された多孔から搬送ステージ100上面に噴き出すエアの流量を制御するようになっている。
また,搬送方向に対して搬送ステージ100の右側下方には,複数のエア吸入装置110bが搬送方向に向かって多段に配設されている。複数のエア吸入装置110bは,搬送ステージ100上面からエア吸入装置110bのそれぞれに連通された多孔に吸い込むエアの流量を制御するようになっている。
図2に示したように,搬送システム10は,ロードロック室120,プロセスチャンバ130およびロードロック室140の順にガラス基板105を搬送する。搬送ステージ100は,ロードロック室120,プロセスチャンバ130およびロードロック室140にそれぞれ設けられた搬入口121,搬出口122,搬入口131,搬出口132,搬入口141および搬出口142を貫通している。各搬入出口には,各搬入出口を開閉するためのバルブ151〜バルブ154が設けられている。通常,バルブ151〜バルブ154は閉じている。
ロードロック室120およびロードロック室140は,プロセスチャンバ130でのプラズマ処理を行う前およびこの処理を行った後のガラス基板105を一時的に収容するために設置されている。プロセスチャンバ130は,加工装置の一例であり,ガラス基板105は,プロセスチャンバ130内にて生成されるプラズマにより,たとえば,エッチング処理,CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長法)処理などの処理を施される。
(搬送方法の概要)
つぎに,図2の1−1面にて搬送システム10を切断した断面である図3を参照しながら,本実施形態にかかる搬送方法の概要を説明する。
複数のエア噴出装置110a(エア噴出装置110a1,エア噴出装置110a2・・・)は,各エア噴出装置に連通した多孔から搬送ステージ100上にエアを噴き出す。また,複数のエア吸入装置110bは,各エア吸入装置に連通した多孔から搬送ステージ100上のエアを吸い込む。
このようにして,ガラス基板105は,ガラス基板105が位置する搬送ステージ100の下方付近のエア噴出装置110a1,a2等とエア吸入装置110b1,b2等との協業により,領域A1を矢印の方向(x軸方向)に向かって浮上しながら搬送される。
ガラス基板105がロードロック室120の直前まで搬送されると,バルブ151が開き,ガラス基板105は,搬入口121からロードロック室120内に搬送され,その後,バルブ151が閉じる。
ロードロック室120内を図示しない真空ポンプ(たとえばドライポンプ)を用いて排気することにより容器内が減圧状態になると,バルブ152が開き,ガラス基板105は,エア噴出装置110a10,110a11等とエア吸入装置110b10,110b11等(図示せず)との協業により,プロセスチャンバ130内に搬送され,載置台133に載置され,バルブ152が閉じる。
載置台133は,z軸方向(高さ方向)に上下動可能に配設されている。また,載置台133には,搬送ステージ100と同様に複数の微細な穴が設けられている。その複数の微細な穴は,載置台133下方に設けられたエア噴出装置110a21および図示しないエア吸入装置110b21に連通している。エア噴出装置110a21およびエア吸入装置110b21は,載置台133に設けられた多孔から載置台133上にエアを噴出入する。
プロセスチャンバ130内が,図示しない真空ポンプ(たとえば,ターボモレキュラポンプ)を用いて真空状態にされ,ガラス基板105がプラズマ処理される場合,載置台133は,その処理に適した高さまで上昇する。また,プラズマ処理後,ガラス基板105が搬送される場合,載置台133は,搬送ステージ100付近の高さまで下降する。その後,バルブ153が開き,エア噴出装置110a21およびエア吸入装置110b21等は,これらの装置に連通した多孔から噴出入するエアによりガラス基板105をロードロック室140まで浮上搬送する。
ガラス基板105がロードロック室140内に搬送されると,バルブ153が閉じ,その後,バルブ154が開く。このようにして,ロードロック室140は減圧状態から大気に開放される。エア噴出装置110a40等は,これらの装置に連通した多孔から噴出入するエアにより領域A2を矢印の方向(x軸方向)に向かって浮上搬送する。
このような過程において,領域A1および領域A2は大気圧状態であり,領域B1および領域B2は大気圧状態から減圧状態,領域Cは真空状態となる。したがって,ガラス基板105は,領域A1〜領域B1では大気圧下で浮上搬送され,領域B1〜領域Cおよび領域C〜領域B2では減圧または真空圧下で浮上搬送され,領域B2〜領域A2では,再び大気圧下で浮上搬送される。以下の説明にて,大気中で噴出入されるエア(ガス)は,ガスの種類は問わず,たとえば,空気であってもよい。一方,ロードロック室120やプロセスチャンバ130内などの減圧下で噴出入されるエア(ガス)は,処理ガスをプラズマ化させるときにその処理に影響を及ぼさないように,不活性ガス(たとえば,アルゴン,ヘリウム)であることが好ましい。
(エア噴出装置およびエア吸入装置の構成)
つぎに,領域A1または領域A2に配設されたエア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bの内部構成について,図4を参照しながら説明する。図4は,図2の2−2面にて搬送システム10を切断した断面を示している。エア噴出装置110aはガラス基板105と搬送ステージ100との間の気体を加圧する側の装置である。エア吸入装置110bはガラス基板105と搬送ステージ100との間の気体を減圧する側の装置である。
エア噴出装置110aは,圧力計111a,圧力制御回路112a,電空比例制御回路113a,アクチュエータ114a1,バルブ114a2,圧力調整レギュレータ115a,ゲージ116a,プレッシャースイッチ117a,フィルタ118aおよび導管119aから構成されている。エア噴出装置110aは,導管119aに連通した導管104aを介して搬送ステージ100上にエアを噴き出すための多孔に接続されている。
圧力計111aは,ガラス基板105と搬送ステージ100との間の気体の圧力に対応した導管104a内のエアの圧力(大気圧より高圧側)を測定する。なお,圧力計111aは,圧力センサの一例である。
圧力制御回路112aは,圧力計111aにより測定された実圧力値と図示しないコンピュータから出力された目標加圧値を示す制御信号とを入力し,入力した実圧力値と目標加圧値との差分値を示す加圧信号(電気信号)を出力するようになっている。圧力制御回路112aは,たとえば,二つの入力値を比較した結果を出力するコンパレータに内蔵されている。
電空比例制御回路113aは,加圧信号に対応して図示しない圧縮空気ラインから取り込むエアの流量を自動制御するようになっている。電空比例制御回路113aは,たとえば,電気信号をエアの流量に変換する電空レギュレータに内蔵されている。
アクチュエータ114a1は,電空比例制御回路113aにより自動制御されたエアの流量に基づいてバルブ114a2を開閉する。具体的には,アクチュエータ114a1は,エアが入力されるとバルブ114a2を開き,エアの量に応じてバルブ114a2の開度を調整し,エアが入力されないとバルブ114a2を閉じるようになっている。
圧力調整レギュレータ115aは,導管119aに接続されていて,導管119aに入力するクリーンホットドライエアの圧力を調整する。クリーンホットドライエアとは,分子状汚染物質(水分)を除去した質の高い空気である。
ゲージ116aは,入力されたクリーンホットドライエアの圧力が所定範囲内であるか否かを監視し,プレッシャースイッチ117aは,入力されたクリーンホットドライエアの圧力が所定範囲外の値となったとき,アラームを出力するようになっている。フィルタ118aは,導管119a内を流れるエア中のごみを取り除くフィルタである。
このような構成により,エア噴出装置110aは,導管119a内を通過するクリーンホットドライエアの流量を制御することによって,導管119aに連通した導管104aを介して搬送ステージ100の多孔から所望の流量のエアを噴出するようになっている。
エア吸入装置110bは,圧力計111b,圧力制御回路112b,電空比例制御回路113b,アクチュエータ114b1,バルブ114b2,電磁弁115b,エジェクタ116bおよび導管117bから構成されている。エア吸入装置110bは,導管117bに連通した導管104bを介して搬送ステージ100上のエアを吸い込むための多孔に接続されている。
圧力計111bは,ガラス基板105と搬送ステージ100との間の気体の圧力に対応した導管104b内のエアの圧力(大気圧より低圧側)を測定する。圧力計111bは,圧力センサの一例である。
圧力制御回路112bは,圧力計111bにより測定された実圧力値と図示しないコンピュータから出力された目標減圧値を示す制御信号とを入力し,入力した目標減圧値と実圧力値との差分値を示す減圧信号(電気信号)を出力するようになっている。圧力制御回路112bは,たとえば,二つの入力値を比較した結果を出力するコンパレータに内蔵されている。
電空比例制御回路113bは,減圧信号に基づいて圧縮空気ラインから吸い込むエアの流量を自動制御するようになっている。電空比例制御回路113bは,たとえば,電気信号をエアの流量に変換する電空レギュレータに内蔵されている。
アクチュエータ114b1は,電空比例制御回路113bにより自動制御されたエアの流量に基づいてバルブ114b2を開閉する。具体的には,アクチュエータ114b1は,エアが入力されるとバルブ114b2を開き,エアの量に応じてバルブ114b2の開度を調整し,エアが入力されないとバルブ114b2を閉じるようになっている。
電磁弁115bは,バルブ114b2の開閉のタイミングに連動して通電されると,その通電にて得られる電磁力を用いて弁体を弾性体の弾性力に抗して作動位置に移動させることにより,前記弁体にてエジェクタ116bへのエアの流路を連通または遮断するようになっている。
エジェクタ116bは,導管117bと連結していて,大気中に向けてノズルからエアを吹射することにより,ガラス基板105と搬送ステージ100との間のエアを搬送ステージ100の多孔,導管104b,導管117bを介して吸引するようになっている。
このような構成により,エア吸入110bは,導管117b内に引き込むエアの流量を制御することによって,導管117bに接続された導管104bを介して搬送ステージ100の多孔から所望の流量のエアを吸入するようになっている。
このようにして,エア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bは,搬送ステージ100の噴出口および吸引口の圧力をそれぞれ監視しながらエアの流量を制御することによりガラス基板105を浮上させる。また,エア噴出装置110aにより噴き出すエアの量およびエア吸入装置110bにより吸い込むエアの流量のバランスにより,ガラス基板105を浮上位置(高さ)を制御する。
なお,領域A1および領域A2では,浮上搬送装置110は,以上に説明したエア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bから構成される。また,搬送ステージ100に設けられた多孔の径は,吸い込み側が吹き出し側より大きくなるように設計されている。
(大気圧下浮上搬送動作)
つぎに,領域A1および領域A2に配設された浮上搬送装置110が,大気中において,ガラス基板105を浮上搬送する動作について,図5を参照しながら説明する。図5は,図2の搬送システム10を搬送方向に対して左側面から示したものである。
前述したように,搬送方向に対して搬送ステージ100の左側下方には,エア噴出装置110a(エア噴出装置110a1,エア噴出装置110a2,・・・)が複数設置されている。また,搬送ステージ100の右端下方には,エア吸入装置110b(エア吸入装置110b1のみ図示)が複数設置されている。
なお,エア噴出装置110a2〜エア噴出装置110a4は,エア噴出装置110a1と同じ内部構成であるので一部を省略して示す。また,エア噴出装置110a1〜エア噴出装置110a4の内部構成は,図4に示したエア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bと同様であり,エア吸入装置110b1内の内部構成は,図4に示したエア吸入装置110bと同様であるので,各構成要素を示す符号を省略する。
ガラス基板105が矢印の方向に浮上搬送されると,エア噴出装置110a1〜エア噴出装置110a4は,一定間隔毎に搬送ステージ100に埋め込まれた位置センサ103a1〜位置センサ103a4を用いてガラス基板105の位置をそれぞれ確認する。
これにより,ガラス基板105の前方が搬送されてきたことをいずれかのエア噴出装置110aが確認すると,そのエア噴出装置110aは,搬送ステージ100上に所望のエアを噴出する。その後,エア噴出装置110aは,ガラス基板105の移動に連動して,噴出するエアの流量を連続的に増加させる。
図1に示したように,各エア吸入装置110bも,エア噴出装置110aと同様に,一定間隔毎に搬送ステージ100に埋め込まれた各位置センサ103を用いてガラス基板105の位置をそれぞれ確認する。
ガラス基板105の前方が搬送されてきたことをいずれかのエア吸入装置110bが確認すると,そのエア吸入装置110bは,搬送ステージ100上のエアを吸入する。その後,エア吸入装置110bは,ガラス基板105の移動に連動して,吸入するエアの流量を連続的に減少させる。
この結果,搬送方向に対してガラス基板105の後方下面の圧力がガラス基板105の前方下面の圧力よりも高くなるようにガラス基板105の下面に噴出入するエアが制御される。これにより,搬送方向に対してガラス基板105の前方がその後方より下がった状態になる。この結果,ガラス基板105は,前方に傾斜しながら搬送方向に浮上搬送される。
すなわち,搬送方向に対して後方に位置するエア噴出装置110aにより噴き出されるエアの流量が,その前方に位置するエア噴出装置110aにより噴き出されるエアの流量より多い場合,ガラス基板105の後方下面の圧力がガラス基板105の前方下面の圧力より高くなる。
また,搬送方向に対して後方に位置するエア吸入装置110bにより吸入されるエアの流量が,その前方に位置するエア吸入装置110bにより吸入されるエアの流量より少ない場合,ガラス基板105の後方下面の圧力がガラス基板105の前方下面の圧力より高くなる。このようなエア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bの制御により,ガラス基板105は浮上しながら前進する。
このようにして,ガラス基板105の位置に応じて複数のエア噴出装置110aおよび複数のエア吸入装置110bが連動して動作することにより,搬送システム10は,ガラス基板105を所定の位置まで浮上搬送し続ける。
また,各エア噴出装置110aが噴き出すエアの流量,および,各エア吸入装置110bが吸い込むエアの流量を変動させることにより,ガラス基板105の後方下面と前方下面との圧力(浮上力)を変動させることができる。この結果,搬送システム10は,ガラス基板105を浮上させながら始動,停止させることができるとともに,ガラス基板105の傾斜角度によって搬送スピードを調整することができる。
すなわち,エアの制御によりガラス基板105の後方下面の圧力がガラス基板105の前方下面の圧力より高くなると,ガラス基板105は浮上しながら前進する。また,ガラス基板105の下面の圧力が一定となると,ガラス基板105は停止する。また,ガラス基板105の後方下面の圧力がガラス基板105の前方下面の圧力より低くなると,ガラス基板105は浮上しながら後進する。
さらに,ガラス基板105の前方下面の圧力とガラス基板105の後方下面の圧力との差が大きくなると,ガラス基板105の搬送スピードが速くなり,ガラス基板105の前方下面の圧力とガラス基板105の後方下面の圧力との差が小さくなると,ガラス基板105の搬送スピードが遅くなる。
このようなエアの制御により,ガラス基板105は,ロードロック室120まで浮上搬送され,ロードロック室120内で停止し,搬送ステージ100上に設けられた台に配置される。
(減圧動作)
この状態で,図示しない真空ポンプが,ロードロック室120内を粗引きすることによりロードロック室120内は,大気圧から減圧される。
(減圧下浮上搬送動作)
つぎに,領域B1,領域B2および領域Cに配設された浮上搬送装置110が,減圧下において,ガラス基板105を浮上させる動作について説明する。図2の3−3面にて搬送システム10を切断した断面である図6に示したように,浮上搬送装置110は,エア噴出装置110a,エア吸入装置110bおよびエア調整装置110cから構成されている。
ロードロック室120,プロセスチャンバ130,ロードロック室140では,減圧下にてガラス基板105を浮上搬送させるために,エア噴出装置110a,エア吸入装置110bに加えてエア調整装置110cが必要となる。
なお,エア噴出装置110aおよびエア吸入装置110b内の内部構成は,図4に示したエア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bと同様であるので,各構成要素を示す符号を省略する。
前述したように,エア噴出装置110aは,ガラス基板105の下面にエアを噴き出す。また,エア吸入装置110bは,ガラス基板105下面のエアを吸入する。これにより,エア噴出装置110aおよびエア吸入装置110bは,ガラス基板105下面の圧力P1を調整するようになっている。
エア調整装置110cは,エア吸入装置110bと同一構成であり,具体的には,圧力計111c,圧力制御回路112c,電空比例制御回路113c,アクチュエータ114c1,バルブ114c1,電磁弁115c,エジェクタ116cおよび導管117cから構成されている。
このような構成により,エア調整装置110cは,ロードロック室120内のガラス基板105上面のエアを所望の流量だけ吸入する。これにより,エア調整装置110cは,ガラス基板105上面の圧力P2を調整するようになっている。なお,エア調整装置110cは,エア噴出装置110aと同様の内部構成を有することにより,ロードロック室120内のガラス基板105上面に所望の流量のエアを噴出することによってガラス基板105上面の圧力P2を調整するようにしてもよい。
このようにして浮上搬送装置110により調整される圧力P1および圧力P2の関係は,以下の式(1)により示される。
P1=W/A×9.8×10+P2・・・(1)
ここで,Wはガラス基板105の重量(kg),Aはガラス基板105の面積(cm),P1はガラス基板105下面の圧力(Pa),P2はガラス基板105上面の圧力(Pa)を示す。
たとえば,1(m)のガラス基板105を浮上させるのに必要な力は,0.11(g/cm),差圧は約10(Pa)となる。このようにして,圧力P1>圧力P2となる一定の関係(式(1)の関係)を満足するようにエアの噴出および吸入が制御される結果,ガラス基板105は,減圧下にあるロードロック室120の内部にて浮上する。
減圧下におけるガラス基板105の搬送方法は,基本的に,大気圧下におけるガラス基板105の搬送方法と同様である。すなわち,エア噴出装置110aが,搬送方法に対してガラス基板105の前方と後方とに噴出するエアの流量を調整し,エア吸入装置110bが,搬送方法に対してガラス基板105の前方と後方とに吸入するエアの流量を調整する。これにより,ガラス基板105は前方に傾斜しながら搬送方向に浮上搬送される。
このようにして,ガラス基板105は,ロードロック室120からプロセスチャンバ130に浮上搬送され,プロセスチャンバ130にてプラズマ処理され,さらに,プロセスチャンバ130からロードロック室140を経由して,再び,大気圧下にて浮上搬送される。
以上に説明した搬送システム10によれば,ガラス基板105は,大気圧下のみならず減圧下においても浮上搬送される。よって,大気圧から減圧状態までのすべての基板搬送工程においてガラス基板105を非接触にて連続的に搬送することができる。これにより,ガラス基板105をアームにより搬送する必要がなくなる。この結果,搬送中にガラス基板105に反りが生じることを回避することができ,ガラス基板105を用いた製品の歩留まりを向上させることができる。
また,ガラス基板105の搬送にアームを必要としないので,ロードロック室等の容器の搬入出口(間口)を,たとえば,従来の1/10程度というように極端に小さくすることができる。これにより,ロードロック室などのチャンバを非常に小さくすることができる。これにより,排気容積が小さくなるので,エジェクタなどの安価な設備によってもチャンバ内をすばやく真空にすることができる。この結果,タクトタイムを大幅に短縮することができ,ガラス基板105の生産性を向上させることができる。
たとえば,チャンバ内部が真空に到達するまでの時間Tは次式(2)にて表される。
T=(L/C)1/α・・・(2)
ここで,Lはチャンバ容積,Cは真空度による定数,αはエジェクタの型番による指数である。
各定数を,L=11.25,C=0.24,α=1.06とし,8つのエジェクタによりロードロック室120を排気する場合,式(2)によれば,ロードロック室における真空到達時間Tは4.7(sec)となる。同様に,プロセスチャンバ130およびロードロック室140の真空到達時間Tは,それぞれ,52(sec)および3(sec)となる。
したがって,本実施形態の搬送システム10を用いれば,タクトタイムを約60(sec)という非常に短い時間に短縮することができる。
また,この搬送システム10によれば,前述したようにチャンバが小型化(薄型化)し,大掛かりな排気設備が不要となる。また,ガラス基板105を非接触にて連続搬送するため,移載空間が不要となる。これにより,システム構築時のコストを大幅に低減することができるとともに排気時のコストも低減することができる。
また,この搬送システム10は,インライン方式に適用可能なため,ガラス基板105を所定の時間間隔にて順次搬送することにより,ガラス基板105の生産性を向上させることができる。
また,この搬送システム10によれば,クリーンホットドライエアが,ガラス基板105下面に噴き出される。これにより,ガラス基板105近傍の水分を効果的に除去することができる。特に,フラットパネルディスプレイ用のガラス基板は,その基板付近の水分除去が非常に重要である。このことから,フラットパネルディスプレイ用のガラス基板を搬送する際に,この搬送システム10は特に有効である。
なお,本実施形態によれば,各チャンバ内は,チャンバに配設されたエジェクタにより排気される。このため,チャンバ内の到達真空度は100(torr)程度である。よって,チャンバ内の到達真空度をこれ以下にしたい場合には,図示しない小型の補助ポンプを用いてさらに真空引きすればよい。
(搬送始動装置および搬送停止装置の構成および動作)
また,ガラス基板105の搬送を開始するとき,およびその搬送を停止するときには図7に示した搬送始動装置700aおよび搬送停止装置700bが用いられてもよい。搬送始動装置700aは,ガラス基板105の搬送を接触式で開始するために用いられる。搬送始動装置700aは,圧力計701a,圧力制御回路702a,電空比例制御回路703aおよびエアシリンダ704aから構成されている。
圧力計701aは,エアシリンダ704a内の圧力を測定する。圧力制御回路702aは,圧力計701aにより測定された実圧力値と図示しないコンピュータから出力された目標始動加圧値を示す制御信号とを入力し,目標始動加圧値と実圧力値との差分値を示す加圧信号(電気信号)を出力するようになっている。電空比例制御回路703aは,加圧信号をエアの流量に変換する。電空比例制御回路703aは,たとえば,電気信号をエアの流量に変換する電空レギュレータに内蔵されている。
エアシリンダ704a内にエアが入力されると,筒の内部のピストンが外に伸びることにより,エアシリンダ704aは,図示しない浮上搬送装置110にて浮上されたガラス基板105の後端部(搬送方向に対してガラス基板105の後方部分)をやわらかく押すようになっている。このようにして,ガラス基板105の搬送が,搬送始動装置700aにより接触式に開始される。
搬送停止装置700bも,搬送始動装置700aと同様に,圧力計701b,圧力制御回路702b,電空比例制御回路703bおよびエアシリンダ704bから構成されている。エアシリンダ704bは,圧力計701b,圧力制御回路702bおよび電空比例制御回路703bにより自動制御されたエアにより,ガラス基板105の前端部(搬送方向に対してガラス基板105の前方部分)をやわらかく受け止める。このようにして,ガラス基板105の搬送が,搬送停止装置700bにより接触式にて停止する。なお,エアシリンダ704aおよびエアシリンダ704bには,図示しない排気管が接続されていて,入力されたエアを排気するようになっている。
以上に説明した搬送始動装置700aおよび搬送停止装置700bによれば,エアシリンダ内に供給するエアが電空レギュレータにより微細に制御される。これにより,ガラス基板105の搬送を極めてソフトに開始し,極めてソフトに停止することができる。この結果,ガラス基板105の搬送中のゴミの発生およびガラス基板105の損傷を防ぐことができる。
(第1実施形態の変形例)
つぎに,第1実施形態の変形例について説明する。本変形例では,搬送ステージ100に電磁石と基板支持枠とを設け,減圧下においてガラス基板105の外周部分を磁気浮上させる点において,ガラス基板105全体をエアにより浮上させる第1実施形態と異なる。よって,以下,この相異点を中心に本変形例について説明する。
(減圧下浮上搬送動作)
本変形例の浮上搬送装置110は,図2の3−3面にて搬送システム10を切断した断面である図8に示したように,エア噴出装置110a,エア吸入装置110bおよびエア調整装置110cから構成されている。各装置の内部構成は第1実施形態と同様であり符号は省略する。
本変形例の搬送ステージ100上には,ガラス基板105が搬送または停止する位置のガラス基板105外周近傍に基板支持枠124が設けられている。基板支持枠124は,磁性体としての性質を持っている。また,搬送ステージ100には,基板支持枠124の下方に電磁石125が埋め込まれている。
図8のH部分を拡大した図9(a)に示したように,ガラス基板105が基板支持枠124の上部に位置したとき,電磁石125と基板支持枠124との間に反発力が生じるように電磁石125に電流が通電される。この結果,図9(b)に示したように,電磁石125と基板支持枠124との間に生じる反発力によってガラス基板105の外周は磁気浮上する。また,ガラス基板105の中央部は,第1実施形態と同様に,ガラス基板105の上面および下面の圧力をエアによって調整することにより浮上する。
以上に説明した変形例によれば,ガラス基板105の搬送中にガラス基板105に反りが発生する危険性をさらに低くすることができる。また,基板支持枠124と電磁石125とにより,基板支持枠124と搬送ステージ100との間の隙間が小さくなる。これにより,ガラス基板105下面側のエアとガラス基板105上面側のエアとの混合を少なくすることができる。この結果,ガラス基板105下面側の圧力P1とガラス基板105上面側の圧力P2との調整をより精度良く行うことができる。
(第2実施形態)
(搬送システムの構成および動作)
本実施形態では,図10に示したように,ゲートバルブ(ゲートバルブ161,ゲートバルブ162,ゲートバルブ163,ゲートバルブ164・・・)により開閉可能な複数の室を持つチャンバ170が搬送システム10に配置されている点で,ロードロック室,プロセスチャンバ,ロードロック室の順にチャンバが搬送システム10に配置されている第1実施形態と異なる。よって,以下,この相異点を中心に第2実施形態にかかる搬送システム10について説明する。
ガラス基板105が,浮上搬送装置110の制御によりゲートバルブ161前まで浮上搬送されると,ゲートバルブ161が開くので,ガラス基板105は停止することなくチャンバ170内に浮上搬送される。ガラス基板105全体がチャンバ170内に入ると,ゲートバルブ161が閉まる。
その後,ガラス基板105が,ゲートバルブ162前まで浮上搬送されると,ゲートバルブ162が開くので,ガラス基板105は,停止することなくチャンバ170内を浮上搬送され,その後,ゲートバルブ162が閉まる。
このような動作を繰り返すことにより,ガラス基板105がチャンバ170内の複数の室を停止することなく通過する間に,図示しない複数の真空ポンプが,チャンバ170内を排気し続ける。このようにして,ガラス基板105は,大気圧下から真空圧下まで連続的に浮上搬送される。なお,ガラス基板105は,チャンバ170を通過した後,図示しないプロセスチャンバに浮上搬入され,プラズマ処理を施されてもよい。
以上に説明した本実施形態によれば,ガラス基板105の浮上搬送を停止させることなく容器内が連続的に減圧される。これにより,第1実施形態に比べ,ガラス基板105の浮上搬送させながら容器内を迅速に真空状態にすることができる。
なお,すべての実施形態において,エア浮上のみを用いた基板搬送,エアと磁気浮上を用いた基板搬送,磁気浮上のみを用いた基板搬送が可能である。
上記各実施形態において,各部の動作はお互いに関連しており,互いの関連を考慮しながら,一連の動作として置き換えることができる。したがって,このように置き換えることにより,基板の搬送システムの発明は,基板の搬送方法の発明の実施形態とすることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば,上述した実施形態では,ガラス基板105は,ロードロック室120,プロセスチャンバ130,ロードロック室140の順に搬送され,プロセスチャンバ130にてプラズマによりエッチング処理が施された。
しかし,本発明の搬送システムは,ガラス基板にプラズマ処理を施すためのシステムに限られず,基板にいずれかの加工を加えるために基板を搬送するシステムに適用できる。
また,本発明の搬送システムは,図11(a)に示したように,搬送ステージ100にロードロック室,複数のプロセスチャンバ,ロードロック室が順に接続されるようなシステムであってもよいし,さらに,これらの装置にトランスファーチャンバ(トランスファモジュール)が接続されているシステムであってもよい。これによれば,ガラス基板105に対して,複数の加工処理を施すことができる。
また,図11(b)に示したように,本発明の搬送システムは,1つの搬送ステージ100が,ロードロック室,プロセスチャンバ,ロードロック室の順に接続された2つの搬送ステージに分岐し,再び,1つの搬送ステージ100に結合されるようなシステムであってもよい。これによれば,分岐した一方の搬送ステージ100上の装置に故障が生じた場合であっても,他方の搬送ステージ100に接続されたプロセスチャンバにより加工処理を続行することができる。
さらに,図11(c)に示したように,本発明の搬送システムは,搬送ステージ100上のロードロック室に接続された複数のプロセスチャンバのうち,任意のプロセスチャンバにてガラス基板がプラズマ処理されるように構築されたシステムであってもよい。これによれば,複数のプロセスチャンバから特定の加工処理を行う任意のチャンバを選択することにより,1つの搬送システムで多種の加工処理を行うことができる。
本発明は,大気圧下から減圧下まで非接触に基板を搬送する基板の搬送システムに適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる搬送システムの一部を示した斜視図である。 同実施形態にかかる搬送システムの概略を示した平面図である。 図2の1−1面にて同実施形態の搬送システムを切断した断面図である。 図2の2−2面にて同実施形態の搬送システムを切断した断面図である。 同実施形態にかかる搬送システムの左側面図である。 図2の3−3面にて同実施形態の搬送システムを切断した断面図である 同実施形態に係る搬送始動装置および搬送停止装置の内部構成図である。 図2の3−3面にて第1実施形態の変形例にかかる搬送システムを切断した断面図である。 図9(a)は,図8のH部分の拡大図であり,図9(b)は,ガラス基板の磁気浮上を説明する図である。 本発明の第2実施形態にかかる搬送システムを切断した断面図である。 本発明にかかる搬送システムの他の構成例を示した図である。
符号の説明
10 搬送システム
100 搬送ステージ
105 基板
110 浮上搬送装置
110a エア噴出装置
110b エア吸入装置
110c エア調整装置
120 ロードロック室
124 基板支持枠
125 電磁石
130 プロセスチャンバ
140 ロードロック室
170 チャンバ
700a 搬送始動装置
700b 搬送停止装置

Claims (6)

  1. 多孔質板により形成された搬送ステージと,前記搬送ステージに形成された多孔からガスを噴出入することにより基板を浮上させながら搬送する浮上搬送装置と,を備える基板の搬送システムであって:
    前記浮上搬送装置は;
    内部が大気圧より減圧された所定の容器内に位置する前記基板に対して,前記基板の下面の圧力と前記基板の上面の圧力とが一定の関係になるように,前記基板の下面に噴出入するガスと前記基板の上面に噴出入するガスとをそれぞれ制御することにより減圧下にある前記基板を浮上させることを特徴とする基板の搬送システム。
  2. 前記減圧下において墳出入するガスは,不活性ガスであることを特徴とする請求項1に記載された基板の搬送システム。
  3. 前記浮上搬送装置は,
    搬送方向に対して前記基板の後方下面の圧力が前記基板の前方下面の圧力よりも高くなるように前記基板の下面に噴出入するガスを制御することにより前記基板を搬送することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載された基板のき搬送システム。
  4. 前記ガスは,クリーンホットドライエアであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載された基板の搬送システム。
  5. 前記搬送ステージは,
    所定の位置に電磁石と磁性体とを備え,
    前記浮上搬送装置は,
    前記基板が前記磁性体の上部に位置したとき,前記電磁石に通電する電流を制御することにより生じる前記電磁石と前記磁性体との間の反発力によって前記基板を浮上させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された基板の搬送システム。
  6. 多孔質板により形成された搬送ステージと,基板を浮上させながら搬送する浮上搬送装置と,を用いて前記基板を浮上させながら搬送する基板の搬送方法であって:
    前記搬送ステージに形成された多孔からガスを噴出入することにより前記基板を浮上させる工程と;
    搬送方向に対して前記基板の後方下面の圧力が前記基板の前方下面の圧力よりも高くなるように前記基板の下面に噴出入するガスを制御することにより前記基板を所定の容器内まで搬送する工程と;
    前記容器内を減圧する工程と;
    前記減圧された容器内に位置する基板に対して,前記基板の下面の圧力と前記基板の上面の圧力とが一定の関係になるように,前記基板の下面に噴出入する不活性ガスと前記基板の上面に噴出入する不活性ガスとをそれぞれ制御することにより減圧下にある前記基板を浮上させる工程と;
    搬送方向に対して前記基板の後方下面の圧力が前記基板の前方下面の圧力よりも高くなるように前記基板の下面に噴出入する不活性ガスを制御することにより減圧下にある前記基板を搬送する工程と;を含むことを特徴とする基板の搬送方法。
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