JP2006264493A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のタイヤ気室を有する空気入りタイヤにおいて、隔壁の基部を補強して、タイヤの耐久性を向上させることを目的とする。
【解決手段】第1カーカス21、第2カーカス22に加えて、第3カーカス23を配設し、該第1カーカス21、第2カーカス22及び第3カーカス23とにより囲まれた領域に補強ゴム36を配設しているので、主気室28の内圧よりも第1副気室31及び第2副気室32の内圧を高くするように内圧の組合せ条件を設定した場合だけでなく、主気室28がパンクして第1副気室31及び第2副気室32の少なくとも一方で荷重を支えなければならないような過酷な使用条件でも、第1カーカス21と第2カーカス22との間の剥離進行が抑制され、耐久性が極めて高い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リムに装着した場合に複数のタイヤ気室が形成される空気入りタイヤに関する。
一般のタイヤをリムに装着した場合に得られる、空気を充填可能なタイヤ気室は、従来1室であったが、少なくとも1の隔壁をタイヤ内側に設けて、リムとの間に夫々独立した複数のタイヤ気室が形成されるようにしたタイヤも開発されるに至っている(特許文献1参照)。
特開2003−39914号公報
しかしながら、上記した従来例は、隔壁を設けることで複数のタイヤ気室が形成されるようにしたことを開示するに留まるものであって、隔壁の基部(隔壁と、トレッド部又はサイドウォール部との連結部)の補強については何ら示唆されていない。
本発明は、上記事実を考慮して、複数のタイヤ気室を有する空気入りタイヤにおいて、隔壁の基部を補強して、タイヤの耐久性を向上させることを目的とする。
隔壁を例えば2つ設け、リム装着時に3気室が形成されるようにした空気入りタイヤでは、タイヤ幅方向内側の主気室が主にベルト張力を分担し、そのタイヤ幅方向両側に位置する第1副気室及び第2副気室がサイドウォール部のカーカス張力を分担するようになっており、各気室の内圧を夫々独立に設定可能である。
このため、例えば主気室の内圧を従来タイヤの通常内圧よりも低く設定すると共に、第1副気室及び第2副気室の内圧を従来タイヤの通常内圧よりも高く設定することで、上下剛性(縦ばね)を低くしながら、横剛性(横ばね)を高くするといった、従来タイヤでは不可能であったタイヤ剛性バランスのコントロールが可能となる。
しかしながら、本願発明者が研究を行った結果、各気室の内圧の組合せによっては、サイドウォール部及びトレッド部の少なくとも一方と隔壁とが連結する該隔壁の基部において故障が生じる場合があることが判明した。
そこで、請求項1の発明は、ビードコアを埋設した左右一対の外側ビード部と、該外側ビード部から夫々タイヤ径方向外側へ延びるサイドウォール部と、該サイドウォール部に連なるトレッド部と、前記左右一対の外側ビード部の間に該外側ビード部とはタイヤ幅方向に離間して設けられ、前記サイドウォール部及び前記トレッド部の少なくとも一方におけるタイヤ内面側の基部からタイヤ径方向内側に延び、そのタイヤ径方向内側端に設けられた内側ビード部がリムに接触すると共に、リムに装着したときにリムとの間に夫々独立したタイヤ気室をタイヤ幅方向に複数形成する1以上の隔壁と、を有する空気入りタイヤであって、前記サイドウォール部及び前記トレッド部の少なくとも一方と前記隔壁とが連結する前記基部に補強ゴムを埋設したことを特徴としている。
請求項1に記載の空気入りタイヤでは、サイドウォール部及びトレッド部の少なくとも一方と隔壁とが連結する基部に補強ゴムを埋設しているので、該基部が補強されて剥離故障等が生じ難くなり、タイヤの耐久性が向上する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記左右一対の外側ビード部間をトロイド状に跨って配設された第1カーカスと、前記隔壁の前記内側ビード部から、前記基部を経て、少なくとも前記第1カーカスの内側に重なる位置まで延びる第2カーカスとを有し、前記補強ゴムは、前記基部付近の、前記第2カーカスが前記第1カーカスから分岐して離れる領域に配設されていることを特徴としている。
第2カーカス側(第1カーカス及び第2カーカスが重なっている側)の気室の内圧よりも、反第2カーカス側(第1カーカス及び第2カーカスが重なっていない側)の気室の内圧の方が高く設定されている場合、より具体的には、隔壁が例えば2つ設けられ、第2カーカスが内側ビード部間に跨って配設され、リム装着時にタイヤ幅方向内側の主気室とその両側の第1副気室及び第2副気室とが形成される空気入りタイヤにおいて、主気室の内圧よりも第1副気室及び第2副気室の内圧の方が高く設定されている場合には、その内圧差によって第2カーカスが第1カーカスから剥離する方向に力が作用する。特に、このような内圧の組合せの状態で、例えば高速道路等を走行すると、タイヤ転動に伴ってタイヤが繰り返したわみ、第2カーカスが第1カーカスから剥離する方向に作用する力が増大する。
しかし、請求項2に記載の空気入りタイヤでは、第2カーカスが第1カーカスから分岐して離れる領域に補強ゴムを配設しているので、上記のような内圧設定の場合でも、第2カーカスが第1カーカスから剥離し難く、耐久性が高い。
請求項3の発明は、請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記隔壁は、左右に一対設けられ、前記第2カーカスは、一対の前記内側ビード部間をトロイド上に跨って配設され、前記一対の隔壁から、前記基部を経て、前記第1カーカスの内側に重なって前記第2カーカスとは逆方向へ延びる第3カーカスが配設され、前記補強ゴムは、少なくとも前記第1カーカス、前記第2カーカス及び前記第3カーカスとにより囲まれた領域に配設されていることを有することを特徴としている。
請求項3に記載の空気入りタイヤでは、隔壁が左右に一対設けられているので、リム装着時には、タイヤ幅方向内側の主気室とその両側の第1副気室及び第2副気室が形成される。このようなタイヤにおいて、主気室の内圧よりも第1副気室及び第2副気室の内圧を高くした内圧組合せ条件では、隔壁の基部(トレッド部又はサイドウォール部の少なくとも一方、即ち外側タイヤケースと連結する部分)を始点とした第1カーカスと第2カーカス間の剥離進行が故障核となる傾向があるが、請求項3に記載の空気入りタイヤでは、まず、第3カーカスを設けることで該剥離進行を抑制することができる。
一方、釘踏み等により主気室がパンクした場合には、第1副気室又は第2副気室のどちらか1つ、又はその両方で荷重を支えてランフラット走行をすることになり、第1カーカスと第2カーカスとの間に更に大きな剥離入力が加わるので、第3カーカスをもってしても剥離進行を抑制し難くなる。
このような場合を考慮して、請求項3に記載の空気入りタイヤでは、第1カーカス、第2カーカス及び第3カーカスとにより囲まれた領域に補強ゴムを配設しているので、ランフラット走行時のような過酷な使用条件でも、第1カーカスと第2カーカスとの間の剥離進行が抑制されるので、耐久性が極めて高い。
請求項4の発明は、請求項3に記載の空気入りタイヤにおいて、前記補強ゴムは、前記第1カーカス、前記第2カーカス及び前記第3カーカスの形状に夫々沿うように形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の空気入りタイヤでは、補強ゴムが、第1カーカス、第2カーカス及び第3カーカスの形状に夫々沿うように形成されているので、剥離進行を充分に抑制でき、タイヤ耐久性を向上させることができる。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ径方向断面における前記補強ゴムにおいて、前記第1カーカスと前記第2カーカスの間に位置する第1頂点から、前記第1カーカスと前記第3カーカスの間に位置する第2頂点までの幅をWとし、前記第2カーカスと前記第3カーカスの間に位置する第3頂点から、前記第1頂点と前記第2頂点とを結ぶ直線に立てた垂線上における、前記補強ゴムの前記第1カーカス側の底面から前記第3頂点までの高さをHとすると、5mm≦W≦50mm、かつ3mm≦H≦15mmであることを特徴としている。
ここで、W≧5mm、かつH≧3mmとしたのは、これらを下回ると、補強ゴムが小さ過ぎて、耐久性の向上が不十分となるからである。また、W≦50mm、かつH≦15mmとしたのは、これらを上回ると、補強ゴムの体積が大きくなり過ぎ、走行時の発熱が増加し、該発熱増加に起因する故障が発生して、耐久性が低下するからである。
なお、W,Hの範囲は、より好ましくは、10mm≦W≦30mm、かつ5mm≦H≦10mmである。
請求項5に記載の空気入りタイヤでは、補強ゴムの大きさを適切に設定しているので、タイヤの質量増加を最小限に抑制しながら、タイヤの耐久性を向上させることができる。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記補強ゴムの硬度は、前記第1カーカス、前記第2カーカス、及び該第1カーカスのタイヤ径方向外側に配設されたベルト層において夫々使用されている被覆ゴムの硬度よりも高いことを特徴としている。
請求項6に記載の空気入りタイヤでは、補強ゴムの硬度が、第1カーカス、第2カーカス、及びベルト層において夫々使用されている被覆ゴムの硬度よりも高く、かつ周辺ゴムとの剛性差が大き過ぎないように適切に設定しているので、タイヤ耐久性を向上させることができる。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記補強ゴムの100%伸長モジュラスは、25乃至150kgf/cm2(2.45乃至14.7MPa)であることを特徴としている。
ここで、補強ゴムの100%伸長モジュラスの下限を25kgf/cm2(2.45MPa)としたのは、これに満たないと、補強ゴムが低モジュラス過ぎて、第1カーカス及び第2カーカス間の剥離を抑制できないからであり、上限を150kgf/cm2(14.7MPa)としたのは、これを超えると補強ゴムが高モジュラス過ぎて、該補強ゴムが接触する周辺ゴムとの剛性差が大き過ぎて、ゴムとゴムとの界面で剥離が発生し易くなるからである。
請求項7に記載の空気入りタイヤでは、補強ゴムの100%伸長モジュラスを適切に設定したので、タイヤ耐久性を向上させることができる。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ中心から前記外側ビード部のリムベースラインまでの半径をROとし、前記タイヤ中心から前記内側ビード部のリムベースラインまでの半径をRIとすると、0<RO−RI<50mmであることを特徴としている。
外側ビード部の半径ROと内側ビード部の半径RIとの関係が、RO=RIであると、隔壁に形成された内側ビード部のタイヤ軸方向外側への移動を阻止するための背の高いハンプ部を設けたリムを用いなければならず、組み付け作業が非常に困難にならざるを得なくなる。また、RO−RI≧50mmとなると、現行のタイヤ製法でのタイヤ製作が困難、かつ非現実的になる。
更に、外側ビード部の半径ROと内側ビード部の半径RIとの関係が、RO−RI≧50mmとなると、外側ビード部の半径に対して内側ビード部の半径が小さくなりすぎ、それに伴ってリムの半径が小さくなるので、結果的にリム内側に装着可能なブレーキの径が小さくなってしまう。これは、車輌運動性能を低下させる要因となる可能性があり好ましくない。
従って、0<RO−RI<50mmを満足させると、上記の如く不都合が生じることを防止することができるので好適である。
以上説明したように、本発明の空気入りタイヤによれば、複数のタイヤ気室を有する空気入りタイヤにおいて、隔壁の基部を補強して、タイヤの耐久性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10は、外側ビード部12と、サイドウォール部14と、該サイドウォール部14に連なるトレッド部16と、隔壁18と、第1カーカス21と、第2カーカス22と、第3カーカス23と、補強ゴム36とを有し、一般のタイヤと同様に、例えば第1カーカス21のタイヤ径方向外側にベルト層40が配設されている。
外側ビード部12は、タイヤ赤道面CLの左右に一対設けられ、夫々ビードコア30が埋設されている。
サイドウォール部14は、左右一対の外側ビード部12から夫々タイヤ径方向外側へ延びるように形成されている。
隔壁18は、左右一対の外側ビード部12の間に該外側ビード部12とはタイヤ幅方向に離間して1以上(例えば、タイヤ赤道面CLの左右に一対)設けられ、サイドウォール部14及びトレッド部16の少なくとも一方におけるタイヤ内面側の基部20からタイヤ径方向内側に延びて形成されている。隔壁18は、空気入りタイヤ10をリム26に装着して、そのタイヤ径方向内側端に設けられた内側ビード部24をリム26に接触させると、該リム26との間に夫々独立したタイヤ気室がタイヤ幅方向に複数形成されるようになっている(例えば、主気室28、第1副気室31及び第2副気室32の3気室)。
第1カーカス21は、左右一対の外側ビード部12間をトロイド状に跨って配設され、例えばビードコア30に対して夫々内側から外側に巻き返されて終端している。
第2カーカス22は、隔壁18のタイヤ径方向内側端に形成された内側ビード部24から、基部20を経て、少なくとも第1カーカス21の内側に重なる位置まで延びている。具体的には、左右一対の内側ビード部24間をトロイド状に跨って配設され、左右一対の隔壁18間では、第1カーカス21と重なっている。また、第2カーカス22は、内側ビード部24内に埋設されたビードコア34に対して、例えば夫々内側から外側に巻き返されて終端している。なお、図4に示されるように、第2カーカス22を、ビードコア34に対して、外側から内側に巻き返すようにしてもよい。
第3カーカス23は、一対の隔壁18から、夫々基部20を経て、第1カーカス21の内側に重なって第2カーカス22とは逆方向へ延びるように配設され、一端は隔壁18内で終端し、他端はサイドウォール部14又は外側ビード部24で終端している。
空気入りタイヤ10では、外側ビード部12の内径よりも内側ビード部24の内径の方が小さく形成されている。具体的には、図示しないタイヤ中心から外側ビード部12のリムベースラインBLOまでの半径をROとし、タイヤ中心から内側ビード部24のリムベースラインBLIまでの半径をRIとすると、0<RO−RI<50mmである。
外側ビード部12の半径ROと内側ビード部24の半径RIとの関係が、RO=RIであると、隔壁18に形成された内側ビード部24のタイヤ軸方向外側への移動を阻止するための背の高いハンプ部を設けたリムを用いなければならず、組み付け作業が非常に困難にならざるを得なくなる。また、RO−RI≧50mmとなると、現行のタイヤ製法でのタイヤ製作が困難、かつ非現実的になる。
更に、外側ビード部12の半径ROと内側ビード部24の半径RIとの関係が、RO−RI≧50mmとなると、外側ビード部12の半径に対して内側ビード部24の半径が小さくなりすぎ、それに伴ってリムの半径が小さくなるので、結果的にリム内側に装着可能なブレーキの径が小さくなってしまう。これは、車輌運動性能を低下させる要因となる可能性があり好ましくない。
従って、0<RO−RI<50mmを満足させると、上記の如く不都合が生じることを防止することができるので好適である。
空気入りタイヤ10では、このように、外側ビード部12の内径よりも内側ビード部24の内径の方が小さく形成されているので、空気入りタイヤ10を装着するためのリム26は、該空気入りタイヤ10を正しく装着できるように構成されている必要がある。
このため、リム26には、左右一対の外側ビード部12の内周面にそれぞれ接触する左右一対の外側ビードシート26Aと、該外側ビードシート26Aの各々のリム軸方向内側に段部26Dを介して設けられ外側ビードシート26Aよりも小径に設定されて左右一対の内側ビード部24の各々の内周面に接触する左右一対の内側ビードシート26Bと、該左右一対の内側ビードシート26Bの一方と他方の間に設けられ、内側ビードシート26Bよりも小径に設定されたドロップ部26Cと、が設けられている。
リム26の構成について更に詳しく説明すると、外側ビードシート26Aは、外側ビード部12の内径に合わせて形成されており、内側ビードシート26Bは、内側ビード部24の内径に合わせて形成されている。本例では、上述のように、外側ビード部12の内径が内側ビード部24の内径よりも大きくなっているので、これに合わせて、内側ビードシート26Bは、外側ビードシート26Aよりも小径に設定されている。
外側ビードシート26Aの軸方向外側には、外側ビード部12がタイヤ幅方向外側に押し出されるのを防止する役割をするフランジ26Fが形成されており、内側ビードシート26Bと外側ビードシート26Aとの間には、内側ビード部24がタイヤ幅方向外側に押し出されるのを防止する役割をする段部26Dが形成されている。
また、リム26の軸方向中央には、溝底の径が内側ビードシート26Bよりも小径とされたドロップ部(ウエル)26Cが設けられている。
なお、図示は省略するが、リム26には、第1副気室31に気体を充填するための第1エアバルブと、第2副気室32に気体を充填するための第2エアバルブと、主気室28に気体を充填するための第3エアバルブが夫々設けられている。
このリム26に空気入りタイヤ10を装着することで、タイヤ・リム組立体38が構成される。
次に、図1及び図2において、補強ゴム36は、サイドウォール部14及びトレッド部16の少なくとも一方と隔壁18とが連結する基部20に埋設されている。具体的には、図2に示されるように、補強ゴム36は、少なくとも第1カーカス21、第2カーカス22及び第3カーカス23とにより囲まれた領域に配設され、各々のカーカスの形状に沿うように、例えば断面略三角形に形成されている。なお、第1カーカス21、第2カーカス22及び第3カーカス23とにより囲まれた領域とは、更に詳しくいえば、第2カーカス22が第1カーカス21から分岐して離れる領域のうち、第3カーカス23により区画された領域である。
図3に示されるように、タイヤ径方向断面における補強ゴム36において、第1カーカス21と第2カーカス22の間に位置する第1頂点36Aから、第1カーカス21と第3カーカス23の間に位置する第2頂点36Bまでの幅をWとし、第2カーカス22と第3カーカス23の間に位置する第3頂点36Cから、第1頂点36Aと第2頂点36Bとを結ぶ直線42に立てた垂線44上における、補強ゴム36の第1カーカス21側の底面36Dから第3頂点36Cまでの高さをHとすると、5mm≦W≦50mm、かつ3mm≦H≦15mmである。
ここで、W≧5mm、かつH≧3mmとしたのは、これらを下回ると、補強ゴム36が小さ過ぎて、耐久性の向上が不十分となるからである。また、W≦50mm、かつH≦15mmとしたのは、これらを上回ると、補強ゴム36の体積が大きくなり過ぎ、走行時の発熱が増加し、該発熱増加に起因する故障が発生して、耐久性が低下するからである。
なお、W,Hの範囲は、より好ましくは、10mm≦W≦30mm、かつ5mm≦H≦10mmである。
補強ゴム36の硬度は、第1カーカス21、第2カーカス22及びベルト層40において夫々使用されている被覆ゴム(図示せず)の硬度よりも高い。
補強ゴム36の100%伸長モジュラスは、25乃至150kgf/cm2(2.45乃至14.7MPa)である。ここで、補強ゴム36の100%伸長モジュラスの下限を25kgf/cm2(2.45MPa)としたのは、これに満たないと、補強ゴム36が低モジュラス過ぎて、第1カーカス21及び第2カーカス22間の剥離を抑制できないからであり、上限を150kgf/cm2(14.7MPa)としたのは、これを超えると補強ゴム36が高モジュラス過ぎて、該補強ゴム36が接触する周辺ゴムとの剛性差が大き過ぎて、ゴムとゴムとの界面で剥離が発生し易くなるからである。
(作用)
タイヤ・リム組立体38におけるリム26では、外側ビード部12の半径ROが内側ビード部24の半径RIよりも大きく設定されており、中間部にドロップ部26Cが設けられているので、空気入りタイヤ10を装着する際に、外側ビード部12、及び内側ビード部24をドロップ部26Cに落とし込むことができ、従来一般の空気入りタイヤの組み付けと同様に、空気入りタイヤ10のリム26への組付け作業が容易になっている。
また、リム26には、外側ビード部12が装着される外側ビードシート26Aと内側ビード部24が装着される内側ビードシート26Bとの間に、両者の径差によって、内側ビード部24のタイヤ幅方向外側への移動を阻止する段部26Dが形成されるため、リム組みの際に内側ビード部24が引っ掛かり、作業性を悪化させる背の高いハンプ部を内側ビード部24のタイヤ幅方向外側に形成する必要がなく、リム組みが容易になる。
更に、本実施形態のタイヤ・リム組立体38では、空気入りタイヤ10とリム26との間に、隔壁18で区画された第1副気室31、主気室28、及び第2副気室32がタイヤ幅方向に形成されているので、トレッド部16の釘踏み等による接地面でのパンクや、縁石擦れなどによるサイドウォール部14のパンク等の何れにおいても、他のパンクしていない2つの気室が荷重を支持するので、多少のタイヤ高さの低下、若干の操縦安定性と振動乗心地の悪化は伴うが、問題なく安全に走行を続けることができる。
ここで、第1副気室31の内圧と、第2副気室32の内圧と、主気室28の内圧とは、夫々異なる任意の圧力に設定することができ、第1副気室31の内圧と、第2副気室32の内圧と、主気室28の内圧とは同一であっても、また、互いに異なっていてもよい。
例えば、第1副気室31の内圧と、第2副気室32の内圧と、主気室28の内圧とを同一にすれば、従来の空気入りタイヤと同様の特性が得られる。
また、上記のように3つの気室の内圧を同じに設定した状態から、主気室28の空気を抜いて第1副気室31の内圧及び第2副気室32の内圧よりも主気室28の内圧を低下させると、タイヤ縦方向の剛性がダウンすると共に接地面積がアップするので、悪路走行時の振動乗心地性や氷雪路走行時のグリップ性を向上させることができる。
更に、第1副気室31と第2副気室32に空気を充填して内圧を増加させると、タイヤの横剛性及び前後剛性をアップさせることが可能となるので、悪路走行時の振動乗心地性や氷雪路走行時のグリップ性を向上させたまま、操縦安定性をアップさせることができる。
また、空気入りタイヤ10では、サイドウォール部14及びトレッド部16の少なくとも一方と隔壁18とが連結する基部20に第3カーカス23及び補強ゴム36を埋設しているので、該基部20が補強されて剥離故障等が生じ難くなり、タイヤの耐久性が向上する。
具体的には、例えば主気室28の内圧よりも第1副気室31及び第2副気室32の内圧を高くした内圧組合せ条件では、例えば高速道路等を走行すると、タイヤ転動に伴ってタイヤが繰り返したわむので、第2カーカス22が第1カーカス21から剥離する方向に作用する力が増大し、隔壁18の基部20(トレッド部又はサイドウォール部の少なくとも一方、即ち外側タイヤケースと連結する部分)を始点とした第1カーカス21と第2カーカス22間の剥離進行が故障核となる傾向があるが、第3カーカス23が第1カーカス21及び第2カーカス22の動きを拘束するので、該第1カーカス21及び第2カーカス22間の剥離進行が抑制される。
また、釘踏み等により主気室28がパンクした場合には、第1副気室31又は第2副気室32のどちらか1つ、又はその両方で荷重を支えてランフラット走行をすることになり、第1カーカス21と第2カーカス22との間に更に大きな剥離入力が加わるが、第1カーカス21、第2カーカス22及び第3カーカス23とにより囲まれた領域に、補強ゴム36を配設しているので、ランフラット走行時のような過酷な使用条件でも、第1カーカス21と第2カーカス22との間の剥離進行が抑制され、その耐久性は極めて高い。
しかも、補強ゴム36の断面を適切な大きさに設定しているので、タイヤの質量増加を最小限に抑制しながら、タイヤの耐久性を向上させることができる。
(試験例)
表1に示す条件で、従来例、比較例1〜3、実施例1〜5に係るタイヤを試作し、高速耐久性試験及びランフラット耐久性試験を行った。
タイヤサイズは、225/55R17であり、主気室内圧は、高速耐久性試験においては220kPaであり、ランフラット耐久性試験においては0である。
高速耐久性の評価は、JIS規格の高速性能試験B条件でのタイヤ故障時の速度によるものであり、従来例を100とした指数により示しており、数値が大きいほど良好な結果であることを示している。
また、ランフラット耐久性の評価は、ISOに規定されたランフラット耐久ドラム試験(JATMAが発行する2004年版のYEAR BOOKに記載された適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重の65%を負荷し、80km/hで走行)でのタイヤ故障時までの走行距離による。こちらも従来例を100とした指数により示しており、数値が大きいほど良好な結果であることを示している。
この試験例によれば、比較例1〜3では、補強ゴムは入っているものの、その大きさが適切ではないため、高速耐久性及びランフラット耐久性は、何れも従来例と同等以下の結果となっている。一方、実施例1〜5では、補強ゴムの大きさが適切であるため、何れも従来例を上回る結果が得られており、特に実施例3と実施例5の結果が良好であることがわかる。実施例5は、図4の構成を有していて、内側ビード部における第2カーカスの折返し方が、図1の構成を有する他の実施例と異なっているが、補強ゴムの大きさは実施例3と同様であり、試験結果も同様であるので、第2カーカスの折返し方の違いは特に影響しないと考えられる。
Figure 2006264493
内側ビード部において第2カーカスがビードコアの内側から外側に巻き返された空気入りタイヤを、リムに装着してなる、タイヤ・リム組立体の断面図である。 第1カーカス、第2カーカス及び第3カーカスにより囲まれた領域に補強ゴムが埋設されている状態を示す、拡大断面図である。 補強ゴムの断面形状を示す拡大断面図である。 内側ビード部において第2カーカスがビードコアの外側から内側に巻き返された空気入りタイヤを、リムに装着してなる、タイヤ・リム組立体の断面図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
12 外側ビード部
14 サイドウォール部
16 トレッド部
18 隔壁
20 基部
21 第1カーカス
22 第2カーカス
23 第3カーカス
24 内側ビード部
26 リム
30 ビードコア
34 ビードコア
36 補強ゴム
36A 第1頂点
36B 第2頂点
36C 第3頂点
36D 底面
40 ベルト層
42 直線
44 垂線
BLI リムベースライン
BLO リムベースライン

Claims (8)

  1. ビードコアを埋設した左右一対の外側ビード部と、
    該外側ビード部から夫々タイヤ径方向外側へ延びるサイドウォール部と、
    該サイドウォール部に連なるトレッド部と、
    前記左右一対の外側ビード部の間に該外側ビード部とはタイヤ幅方向に離間して設けられ、前記サイドウォール部及び前記トレッド部の少なくとも一方におけるタイヤ内面側の基部からタイヤ径方向内側に延び、そのタイヤ径方向内側端に設けられた内側ビード部がリムに接触すると共に、リムに装着したときにリムとの間に夫々独立したタイヤ気室をタイヤ幅方向に複数形成する1以上の隔壁と、を有する空気入りタイヤであって、
    前記サイドウォール部及び前記トレッド部の少なくとも一方と前記隔壁とが連結する前記基部に補強ゴムを埋設したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記左右一対の外側ビード部間をトロイド状に跨って配設された第1カーカスと、
    前記隔壁の前記内側ビード部から、前記基部を経て、少なくとも前記第1カーカスの内側に重なる位置まで延びる第2カーカスとを有し、
    前記補強ゴムは、前記基部付近の、前記第2カーカスが前記第1カーカスから分岐して離れる領域に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記隔壁は、左右に一対設けられ、
    前記第2カーカスは、一対の前記内側ビード部間をトロイド上に跨って配設され、
    前記一対の隔壁から、前記基部を経て、前記第1カーカスの内側に重なって前記第2カーカスとは逆方向へ延びる第3カーカスが配設され、
    前記補強ゴムは、少なくとも前記第1カーカス、前記第2カーカス及び前記第3カーカスとにより囲まれた領域に配設されていることを有することを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記補強ゴムは、前記第1カーカス、前記第2カーカス及び前記第3カーカスの形状に夫々沿うように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤ径方向断面における前記補強ゴムにおいて、
    前記第1カーカスと前記第2カーカスの間に位置する第1頂点から、前記第1カーカスと前記第3カーカスの間に位置する第2頂点までの幅をWとし、
    前記第2カーカスと前記第3カーカスの間に位置する第3頂点から、前記第1頂点と前記第2頂点とを結ぶ直線に立てた垂線上における、前記補強ゴムの前記第1カーカス側の底面から前記第3頂点までの高さをHとすると、
    5mm≦W≦50mm、かつ3mm≦H≦15mmであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記補強ゴムの硬度は、前記第1カーカス、前記第2カーカス、及び該第1カーカスのタイヤ径方向外側に配設されたベルト層において夫々使用されている被覆ゴムの硬度よりも高いことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記補強ゴムの100%伸長モジュラスは、25乃至150kgf/cm2であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. タイヤ中心から前記外側ビード部のリムベースラインまでの半径をROとし、前記タイヤ中心から前記内側ビード部のリムベースラインまでの半径をRIとすると、
    0<RO−RI<50mmであることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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