JP2006263813A - スリットコイルの分離装置および分離方法 - Google Patents

スリットコイルの分離装置および分離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006263813A
JP2006263813A JP2006023437A JP2006023437A JP2006263813A JP 2006263813 A JP2006263813 A JP 2006263813A JP 2006023437 A JP2006023437 A JP 2006023437A JP 2006023437 A JP2006023437 A JP 2006023437A JP 2006263813 A JP2006263813 A JP 2006263813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
slit coil
slit
support members
separated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006023437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4844140B2 (ja
Inventor
Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Yoshiaki Nishina
慶晃 西名
Seiji Enoeda
成治 榎枝
Masanori Kitahama
正法 北浜
Takanari Kikuchi
隆也 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2006023437A priority Critical patent/JP4844140B2/ja
Publication of JP2006263813A publication Critical patent/JP2006263813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4844140B2 publication Critical patent/JP4844140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】 安全性が高く、かつコンパクトであり、効率的かつ迅速にスリットコイルを分離することができるスリットコイル分離装置を提供すること。
【解決手段】 本体4と、本体に取り付けられ、分離前のスリットコイル1を立てた状態で、その中心空間1aに挿入される台部材5と、台部材5上をその挿入方向に沿って移動可能に設けられ、分離前のスリットコイル1を支持する複数の支持部材7a〜7fと、複数の支持部材7a〜7fのうち隣接するもの同士をこれらが離隔した状態で拘束する拘束機構8と、複数の支持部材7a〜7fの一部または全部が互いに離隔する方向に移動するように、先端に位置する支持部材7aを駆動する駆動機構9,10とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋼帯などの金属帯を巻回したコイルを幅方向に複数条に切断してなるスリットコイルを分離するスリットコイルの分離装置および分離方法に関する。
広幅の鋼帯などの金属帯コイルは、その後の製品に合わせて幅方向に複数条に切断(スリット)され、狭幅のスリットコイルとされる。スリットコイルは、ハンドリング過程で弛緩したり、巻きずれが生じたりして、コイルの損傷やハンドリング上の不都合を生じさせないため、スリット直後に、外周方向(縦バンドかけ)および内周から外周に向けた半径方向(横バンドかけ)にバンドをかけ固定される。
上述の横バンドかけの際には、スリットコイルを分離する必要があるが、従来、この分離作業はクレーンを用いて作業者の手作業で行っている。しかし、金属帯コイルは大きく重いため、危険であるとともに作業効率が悪いという不都合がある。
一方、特許文献1には、このようなスリットコイルを作業者を介することなく分離する装置が開示されている。この装置は作業者を介在させないので安全ではあるが、スリットコイルを1個ずつ掴んで移動させなくてはならず、位置決めやコイルを掴む動作等の一連の動作をスリットコイル毎に行うので、極めて時間がかかる。また、スリットコイルを掴んで移動する機構が必要であり設備が大がかりなものとなってしまう。
特開昭63−168224号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、安全性が高く、かつコンパクトであり、効率的かつ迅速にスリットコイルを分離することができるスリットコイル分離装置、およびそのような装置を用いたスリットコイル分離方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、本体と、本体に取り付けられ、分離前のスリットコイルを立てた状態で、その中心空間に挿入される台部材と、前記台部材上をその挿入方向に沿って移動可能に設けられ、分離前のスリットコイルを支持する複数の支持部材と、前記複数の支持部材のうち隣接するもの同士をこれらが離隔した状態で拘束する拘束機構と、前記複数の支持部材における他との隣接部分の一部または全部が離隔するように、前記支持部材の少なくとも一つを駆動する駆動機構とを具備することを特徴とするスリットコイルの分離装置を提供する。
前記拘束機構は、前記複数の支持部材の隣接するもの同士をつなぐワイヤーまたはチェーンを有するもの、前記拘束機構は、前記各支持部材に設けられた連結部と、隣接する支持部材において前記各支持部材の連結部が係止される係止部とを有し、互いに隣接する支持部材が離隔した状態で一方の支持部材の連結部が他方の支持部材の係止部に係止されるもの、前記複数の支持部材の隣接するもの同士を連結する連結ピンを有し、互いに隣接する支持部材が離隔した状態で対応する連結ピンがこれらの間を連結するものを用いることができる。
スリットコイルの転動を防止するため、前記各支持部材が離隔した際に、隣接する支持部材の間に充填される充填部材をさらに具備することが好ましく、前記充填部材は、前記各支持部材から突出して設けられ、前記各支持部材が隣接する支持部材と一体的である場合には、前記充填部材は隣接する支持部材の内部に挿入され、前記各支持部材が隣接する支持部材と離隔した場合には、前記充填部材はこれらの間を充填する構成のものを用いることができる。また、前記複数の支持部材のうち隣接するもの同士を連結可能に設けられた連結機構をさらに具備することにより、前記連結機構は分離前のスリットコイルの状態に応じて所定の支持部材同士を連結することができる。前記連結機構は、前記各支持部材に設けられた連結アームと、前記各支持部材に設けられた、隣接する支持部材の連結アームが係合される係合部とを有し、互いに隣接する支持部材において一方の支持部材の連結アームが他方の支持部材の係合部に係合されるものを用いることができ、前記連結機構により連結された支持部材は一体的に動くことができる。さらに、前記駆動機構は、先端に位置する支持部材のみを駆動するように構成することができる。
さらに、本発明は、分離前のスリットコイルを立てた状態で、その中心空間に台部材を挿入する工程と、前記台部材上にその挿入方向に沿って移動可能にかつ隣接するもの同士が離隔した状態で拘束されるように設けられた複数の支持部材に前記分離前のスリットコイルを支持させる工程と、これら複数の支持部材の少なくとも一つを駆動して前記複数の支持部材における他との隣接部分の一部または全部を離隔させることにより、その上に支持されているスリットコイルを各コイル片に分離させる工程とを具備することを特徴とするスリットコイルの分離方法を提供する。
この場合に、前記スリットコイルを分離させる工程の後、分離されたスリットコイルを結束する工程をさらに具備することができる。
本発明においては、分離前のスリットコイルを立てた状態で、その中心空間に台部材を挿入し、台部材上にその挿入方向に沿って移動可能に設けられた複数の支持部材により分離前のスリットコイルを支持し、これら複数の支持部材を隣接するもの同士が所定長離隔した状態で拘束機構により拘束するようにして、複数の支持部材における他との隣接部分の一部または全部が離隔するように、前記支持部材の少なくとも一つを駆動する。この際に各支持部材は離隔した状態で拘束機構により拘束されるので、支持部材の少なくとも一つを駆動するだけで、その他の支持部材は所定長離隔した段階で順次移動されて行き、その上に支持されているスリットコイル片は、その重量が主にかかっている支持部材とともに移動し、分離される。
本発明によれば、上述したように、支持部材の移動により、作業者を介することなくスリットコイルを分離することができ安全であるとともに、支持部材の少なくとも一つを駆動するだけで、その他の支持部材は所定距離離隔した段階で順次移動され、それにともなってスリットコイル片が分離するので、効率的かつ迅速にスリットコイルを分離することができる。また、支持部材を駆動させるだけでスリットコイルを分離することができるので、大がかりな機構は不要であり、コンパクトな構成とすることができる。また、上記に加えさらに、前記複数の支持部材のうち隣接するもの同士を連結可能な連結機構を設けることにより、前記連結機構は分離前のスリットコイルの状態に応じて所定の支持部材同士を連結するので、全ての支持部材を離隔する必要がなく、より効率的かつ迅速にスリットコイルを分離することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るスリットコイル分離装置を示す側面図、図2はその要部を示す斜視図である。このスリットコイル分離装置100は、分離前のスリットコイル1を立てた状態で載置する載置台2を有している。載置台2には走行レール3が設けられており、この走行レール3上を本体4が走行するようになっている。この本体4には、本体4から突出して昇降可能に台部材5が取り付けられている。この台部材5は本体4が走行することによりスリットコイル1の中心空間1aに挿入される。
台部材5の上面には、図2に示すように、その長手方向(挿入方向)に沿ってガイドレール6が設けられており、ガイドレール6上には6つの支持スライダー(支持部材)7a,7b,7c,7d,7e,7fが台部材5の長手方向に沿ってスライド可能に設けられている。支持スライダー7a〜7fはその隣接するもの同士がワイヤー8で繋がれており、支持スライダー7a〜7fはその隣接するもの同士が所定長離隔した段階でワイヤー8により互いに拘束されるようになっている。図示しているように、これら支持スライダー7a〜7fが一体的に配置され離隔していない初期状態ではワイヤー8はたるんだ状態となっている。支持スライダー7a〜7fの上面はスリットコイル1の中心空間1aの曲率に合わせた曲線になっている。
先端に設けられた支持スライダー7aには水平方向に沿って延びるボールネジ9が螺合されている。台部材5にはボールネジ9を回転させるモータ10が取り付けられている。なお、他の支持スライダーは支持スライダー7aがモータ10によって駆動されて先端方向に移動した際にボールネジ9が挿入可能な孔が形成されている。
載置台2において、スリットコイル載置位置を挟んで本体4の反対側には、図3に示すように、本体4をスリットコイル1側へ移動させて台部材5をスリットコイル1の中心空間1aに挿入し、支持部材7a〜7fによりスリットコイル1を支持した際に、台部材5を支持する支持台11が設けられている。
図4の(a)に示すように、各支持スライダー7b〜7fには(7b〜7dのみ図示)、それぞれ、支持スライダー7a〜7eに収納されるように、充填部材12b〜12fが水平方向に突出して設けられており、これら充填部材12b〜12fは、図4の(b)に示すように、支持スライダー7a〜7fが離隔した際に、これらの間を充填し、スリットコイル1を支持してコイル片に分離する際にスリットコイル1の転動を防止するようになっている。
次に、このように構成されるスリットコイル分離装置100の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、図1に示すように、縦バンドをかけた状態のスリットコイル1をクレーン等により載置台2の所定位置に載置する(工程1)。次いで、本体4を走行させて、台部材5をスリットコイル1の中心空間1aに挿入し(工程2)、図3に示すように、スリットコイル1を支持スライダー7a〜7fにより支持する(工程3)。
この状態から支持スライダー7a〜7fを互いに離隔させ、それにともなってスリットコイル1をコイル片a,b,c,d,eに分離する(工程4)。この際の手順について図6を参照して詳細に説明する。まず、モータ10によりボールネジ9を回転させ、先頭の支持スライダー7aをガイドレール6に沿って移動させる。これにともなって、スリットコイル1のうち主に支持スライダー7aに重量が乗っていた先頭のコイル片aが支持スライダー7aの移動にともなって移動し、隣接するコイル片bから分離する(図6の(a))。さらに支持スライダー7aが移動して支持スライダー7bと所定長離隔すると、支持スライダー7aと7bとの間のワイヤー8が張った状態となり、支持スライダー7bも移動し始める。このようにして、支持スライダー7c、7d‥‥と順次同様に移動して行き、他のコイル片b、c、d‥‥は、支持スライダー7b、7c‥‥のうち主に重量が乗っていたものにともなって移動し、図6の(b)の状態を経て、図6の(c)に示すように、5つのコイル片a,b,c,d,eに分離される。
このようにスリットコイル1がコイル片a,b,c,d,eに分離した後、これらコイル片に横バンドかけを行って結束する(工程5)。この際の作業は、バンド(ワイヤー等)を自動的に巻回して結束する装置を用いることが好ましいが、作業者の手作業で行ってもよい。
本実施形態によれば、以上のように支持スライダー7a〜7fの移動により、作業者を介することなくスリットコイルを分離することができ安全であるとともに、先端に位置する支持スライダー7aを駆動するだけで、その他の支持スライダー7b〜7fは所定距離離隔した段階で順次移動され、それにともなってスリットコイル1のコイル片a〜eが分離するので、効率かつ迅速にスリットコイル1を分離することができる。また、支持スライダー7aを駆動させるだけでスリットコイル1を分離することができるので、大がかりな機構は不要であり、コンパクトな構成とすることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図7は本発明の第2の実施形態に係るスリットコイル分離装置の要部を示す斜視図である。本実施形態においては、支持スライダー7a〜7fの隣接するもの同士を連結可能な連結機構が第1の実施形態の装置に付加されている。それ以外の構成は、第1の実施形態と同じであるから、図7において図2と同じものは同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、支持スライダー7a〜7fの側面にはそれぞれ連結機構として連結アーム18a〜18fと連結ピン19a〜19fが取り付けられている。連結ピン18a〜18fは、それぞれ連結ピン19a〜19fに係合可能になっており、図8の(a)に示す連結ピン19a〜19fから離隔した退避位置と図8の(b)に示す連結ピン19a〜19fに係合した連結位置との間で回動可能となっている。支持スライダー7a〜7fの連結アームは、隣り合う支持スライダーの連結アームがその連結ピンに係合した状態で、支持スライダー同士が連結され、連結された支持スライダーは一体的に動くことが可能となる。なお、ワイヤー8の状態については、第1の実施形態と同様に、支持スライダー7a〜7fはその隣接するもの同士が所定長離隔した段階でワイヤー8により互いに拘束され、初期状態ではたるんだ状態である。
次に、第2の実施形態のスリットコイル分離装置の動作について説明する。
まず、第1の実施形態と同様、図1に示すように、縦バンドをかけた状態のスリットコイル1をクレーン等により載置台2の所定位置に載置した後、分離するコイル片の幅に応じて、支持スライダー7a〜7fの隣接するもののうち連結が必要なものについて、連結アーム18a〜18fのうち対応するものを連結ピン19a〜19fのうち対応するものに係合させる。具体的には、分離するコイル片の幅が支持スライダー2つ分の幅である場合、図9の(a)に示すように、連結ピン19bに連結アーム18aを係合して支持スライダー7aと7bとを一体的に連結する。支持スライダー7cと7d、7eと7fについても同様に一体的に連結する。次に、本体4を走行させて台部材5をスリットコイル1の中心空間1aに挿入し、スリットコイル1を支持スライダー7a〜7fにより支持する。
この状態から一体的に連結された支持スライダー7aと7bとの組、7cと7dとの組、7eと7fとの組を互いに離隔させ、それにともなってスリットコイル1をコイル片f,g,hに分離する。この際の手順は第1の実施形態と同様である。すなわち、ボールネジ9を回転させ、まず、先頭の支持スライダー7aと7bとの組を移動させ、これらに乗っているコイル片fを分離する(図9の(b))。そして、さらにボールネジ9を回転させることにより7cと7dとの組、7eと7fとの組を順次移動させ、コイル片f,g,hを分離する。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に支持スライダーに充填部材12b〜12fを用いることにより転動を防止することができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、作業者を介することなくスリットコイルを分離することができ安全であるとともに、大がかりな機構は不要でありコンパクトな構成とすることができる。さらに、先端に位置する支持スライダー7aを駆動するだけで、その他の支持スライダー7aと7bとの組、7cと7dとの組、7eと7fとの組は所定距離離隔した段階で順次移動され、それにともなってスリットコイル1のコイル片f〜hが分離するので、第1の実施形態のように6個の支持スライダー7a〜7fすべてを離隔する必要がなく、第1の実施形態よりもより効率的かつ迅速にスリットコイルを分離することができる。
なお、本発明は、上記第1および第2の実施形態に限定されることなく種々変更可能である。例えば、支持部材である支持スライダーのうち隣接するもの同士をこれらが離隔した状態で拘束する拘束機構として、隣接する支持スライダーを繋ぐワイヤーを用いたが、これに限らず、チェーンや他の糸状要素を用いてもよい。また、図10に示すように、支持スライダー7b〜7fにそれぞれ連結部13を突出するように設け、支持スライダー7a〜7eの内部にそれぞれ連結部13が挿入される空洞部14およびそれぞれ連結部13が係止される係止部15を設けて、支持スライダー7a〜7fが離隔せずに一体的に存在している際には、図10の(a)に示すように、連結部13が空洞部14内に収納され、図10の(b)に示すように、いずれかの隣接する支持スライダーが所定長離隔した際に、対応する連結部13の先端が係止部15に係止されるようにしてもよい。この場合には、連結部13を上述した充填部として機能させることも可能である。さらに、図11に示すように、支持スライダー7b〜7fに、切り欠き部16を設け、互いに隣接する支持スライダーが所定長離隔した際にこれらを連結する連結ピン17の両端の係止部17aがこれら互いに隣接する支持スライダーの各切り欠き部16に係止されるようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施形態では、支持スライダーを駆動する機構としてボールネジ機構を用いたが、これに限定されることなく、ベルト駆動機構、チェーン駆動機構等の他の駆動機構であってもよい。駆動する支持スライダーとして先端のものを用いたが、これに限らず、少なくとも一つの支持スライダーを駆動するようにすればよい。
さらに、第1の実施形態である上記図6では、スリットコイルのコイル片が全て分離した際に、支持スライダーも全て離隔するように描いているが、支持スライダーの離隔の有無および離隔距離は、スリットコイルの乗り方によって影響され、例えば図12に示すように、コイル片が2つの支持スライダーに均等に乗っている場合等はその2つの支持スライダーの間は開かないことがあるし(支持スライダー7c,7dとコイル片c)、また、互いに隣接する支持スライダーの間が完全に最後まで離隔しない場合もある。
一方、第2の実施形態である上記図9では、支持スライダーの幅とコイル片の幅を合わせるように支持スライダーを連結しているが、例えば、コイル片gの重量が主に一体的に連結された支持スライダー7cと7dとの組に乗っていればコイル片gをコイル片hと分離することができるため、必ずしも正確に支持スライダーの幅とコイル片の幅を合わせる必要はない。
また、第2の実施形態では、図9のように、一体的に連結された支持スライダー7aと7bとの組、7cと7dとの組、7eと7fとの組にそれぞれコイル片f,g,hを乗せて、それぞれ分離する例を示したが、連結する支持スライダーの数はコイル片の幅に応じて適宜変更すればよい。例えば、コイル片fの幅が支持スライダー7a〜7cの3つに対応する場合は、支持スライダー7a〜7cを連結機構により連結すればよい。
さらに、分離するコイル片の幅が互いに異なる場合についても、連結する支持スライダーの数をコイル片の幅に応じて適宜変更することによりコイル片を分離することができる。例えば、コイル片fの幅が支持スライダー7aの1つ、コイル片gの幅が支持スライダー7bと7cとの2つ、コイル片hの幅が支持スライダー7d〜7fの3つに対応する場合は、支持スライダー7aは連結せず、支持スライダー7bと7c、支持スライダー7d〜7fをそれぞれ連結機構により連結すればよい。
さらにまた、第1および第2の実施形態では、支持部材としてガイドレール状をスライドする支持スライダーを用いたが、スリットコイルの分離方向に移動可能であれば、スライダーに限らず、車輪等で走行させる他の移動態様のものであてもよい。
本発明の一実施形態に係るスリットコイル分離装置を示す側面図。 本発明第1の実施形態に係るスリットコイル分離装置の要部を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るスリットコイル分離装置において、支持部材によりスリットコイルを支持する状態を示す図。 支持スライダーが分離した際に隣接する支持スライダーの間を充填する充填部材を説明するための図。 本発明第1の実施形態に係るスリットコイル分離装置によりスリットコイルを分離し、分離したコイル片を結束する一連の工程を説明するフローチャート。 本発明第1の実施形態に係るスリットコイル分離装置によりスリットコイル分離工程の動作を詳細に説明するための図。 本発明第2の実施形態に係るスリットコイル分離装置の要部を示す斜視図。 本発明第2の実施形態に係る支持スライダーの退避および連結状態を示す図。 本発明第2の実施形態に係るスリットコイル分離装置によりスリットコイル分離工程の動作を詳細に説明するための図。 拘束機構の他の例を説明するための模式図。 拘束機構のさらに他の例を説明するための模式図。 スリットコイルが分離された際の支持スライダーの他の状態を示す模式図。
符号の説明
1…スリットコイル
2…載置台
3…走行レール
4…本体
5…台部材
6…ガイドレール
7a〜7f…支持スライダー(支持部材)
8…ワイヤー(拘束機構)
9…ボールネジ
10…モータ
11…支持台
12b〜12f…充填部材
13…連結部
14…空洞部
15…係止部
16…切り欠き部
17…連結ピン
17a…係止部
18a〜18f…連結アーム
19a〜19f…連結ピン

Claims (11)

  1. 本体と、
    本体に取り付けられ、分離前のスリットコイルを立てた状態で、その中心空間に挿入される台部材と、
    前記台部材上をその挿入方向に沿って移動可能に設けられ、分離前のスリットコイルを支持する複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材のうち隣接するもの同士をこれらが離隔した状態で拘束する拘束機構と、
    前記複数の支持部材における他との隣接部分の一部または全部が離隔するように、前記支持部材の少なくとも一つを駆動する駆動機構と
    を具備することを特徴とするスリットコイルの分離装置。
  2. 前記拘束機構は、前記複数の支持部材の隣接するもの同士をつなぐワイヤーまたはチェーンを有することを特徴とする請求項1に記載のスリットコイルの分離装置。
  3. 前記拘束機構は、前記各支持部材に設けられた連結部と、隣接する支持部材において前記各支持部材の連結部が係止される係止部とを有し、互いに隣接する支持部材が離隔した状態で一方の支持部材の連結部が他方の支持部材の係止部に係止されることを特徴とする請求項1に記載のスリットコイルの分離装置。
  4. 前記拘束機構は、前記複数の支持部材の隣接するもの同士を連結する連結ピンを有し、互いに隣接する支持部材が離隔した状態で対応する連結ピンがこれらの間を連結することを特徴とする請求項1に記載のスリットコイルの分離装置。
  5. 前記各支持部材が離隔した際に、隣接する支持部材の間に充填される充填部材をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスリットコイルの分離装置。
  6. 前記充填部材は、前記各支持部材から突出して設けられ、前記各支持部材が隣接する支持部材と一体的である場合には、前記充填部材は隣接する支持部材の内部に挿入され、前記各支持部材が隣接する支持部材と離隔した場合には、前記充填部材はこれらの間を充填することを特徴とする請求項5に記載のスリットコイルの分離装置。
  7. 前記複数の支持部材のうち隣接するもの同士を連結可能に設けられた連結機構をさらに具備し、前記連結機構は分離前のスリットコイルの状態に応じて所定の支持部材同士を連結することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のスリットコイルの分離装置。
  8. 前記連結機構は、前記各支持部材に設けられた連結アームと、前記各支持部材に設けられた、隣接する支持部材の連結アームが係合される係合部とを有し、互いに隣接する支持部材において一方の支持部材の連結アームが他方の支持部材の係合部に係合されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のスリットコイルの分離装置。
  9. 前記駆動機構は、先端に位置する支持部材のみを駆動することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のスリットコイルの分離装置。
  10. 分離前のスリットコイルを立てた状態で、その中心空間に台部材を挿入する工程と、
    前記台部材上にその挿入方向に沿って移動可能にかつ隣接するもの同士が離隔した状態で拘束されるように設けられた複数の支持部材に前記分離前のスリットコイルを支持させる工程と、
    これら複数の支持部材の少なくとも一つを駆動して前記複数の支持部材における他との隣接部分の一部または全部を離隔させることにより、その上に支持されているスリットコイルを各コイル片に分離させる工程と
    を具備することを特徴とするスリットコイルの分離方法。
  11. 前記スリットコイルを分離させる工程の後、分離されたスリットコイルを結束する工程をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載のスリットコイルの分離方法。
JP2006023437A 2005-02-28 2006-01-31 スリットコイルの分離装置および分離方法 Active JP4844140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023437A JP4844140B2 (ja) 2005-02-28 2006-01-31 スリットコイルの分離装置および分離方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054134 2005-02-28
JP2005054134 2005-02-28
JP2006023437A JP4844140B2 (ja) 2005-02-28 2006-01-31 スリットコイルの分離装置および分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006263813A true JP2006263813A (ja) 2006-10-05
JP4844140B2 JP4844140B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=37200317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006023437A Active JP4844140B2 (ja) 2005-02-28 2006-01-31 スリットコイルの分離装置および分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4844140B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111702110A (zh) * 2020-06-09 2020-09-25 杭州弹簧垫圈有限公司 一种弹簧垫圈卷切联合一体成型设备及其使用方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149670A (en) * 1975-06-18 1976-12-22 Kawasaki Steel Corp Slit coil packing line
JPS6393425A (ja) * 1986-10-09 1988-04-23 Kawasaki Steel Corp スリツトコイルの分離・仕分け方法およびその装置
JPS63168224A (ja) * 1986-12-27 1988-07-12 Nippon Steel Corp コイル分離装置
JPH06246348A (ja) * 1993-02-26 1994-09-06 Sumitomo Metal Ind Ltd 線材コイルにおける素線展開装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149670A (en) * 1975-06-18 1976-12-22 Kawasaki Steel Corp Slit coil packing line
JPS6393425A (ja) * 1986-10-09 1988-04-23 Kawasaki Steel Corp スリツトコイルの分離・仕分け方法およびその装置
JPS63168224A (ja) * 1986-12-27 1988-07-12 Nippon Steel Corp コイル分離装置
JPH06246348A (ja) * 1993-02-26 1994-09-06 Sumitomo Metal Ind Ltd 線材コイルにおける素線展開装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111702110A (zh) * 2020-06-09 2020-09-25 杭州弹簧垫圈有限公司 一种弹簧垫圈卷切联合一体成型设备及其使用方法
CN111702110B (zh) * 2020-06-09 2022-06-17 杭州弹簧垫圈有限公司 一种弹簧垫圈卷切联合一体成型设备及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4844140B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006050893A (ja) 電気機械のステータコアのウェッジを除去するための装置及び方法
CN105966981B (zh) 一种全自动层绕系统
CN110626882B (zh) 绕线盘夹爪及其使用方法
JP2019081199A (ja) コイル状に巻かれた薄板材料部品のレーザ又はプラズマカッティング装置および方法
US5001828A (en) Apparatus for removing coil wire from a stator
JP4844140B2 (ja) スリットコイルの分離装置および分離方法
JP4616146B2 (ja) スリットコイルの結束方法
JP4329909B2 (ja) ホースの取出し方法および取出し装置
US3415292A (en) Coil winding and transfer apparatus for dynamoelectric machine core members
JP4892299B2 (ja) スリットコイル分離設備および分離方法
JP3613075B2 (ja) ワイヤハーネス製造装置および製造方法
EP1452474A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur maschinellen Herstellung von spulenlosen Kabelwickeln
JP4607735B2 (ja) スリットコイルのハンドリング装置およびハンドリング方法
JP6107639B2 (ja) 電線排出装置
CA2395823A1 (en) Machine tool and method for working elongated elements, in particular metallic profiled elements
KR101867684B1 (ko) 슬리브 교환에 사용되는 지그 및 이를 사용하는 슬리브 교환 장치
JP6170092B2 (ja) ツイスト線製造装置、及びツイスト線製造方法
US6935665B2 (en) Apparatus and method for spooling of wire cores
JPH08255727A (ja) トロイダルコイル巻線機及び巻線方法
JP6374545B1 (ja) 長尺部材の回収装置
JP2007106432A (ja) スリットコイルの結束装置および結束方法
CN213729077U (zh) 一种熔断自动机的压合机构以及熔断自动机
IT202100031601A1 (it) Apparecchiatura e metodo per la piegatura di barre
JP2007007658A (ja) スリットコイルの分離装置および分離方法
JP2007007659A (ja) スリットコイルの分離装置および分離方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4844140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250