JPH06246348A - 線材コイルにおける素線展開装置 - Google Patents

線材コイルにおける素線展開装置

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JPH06246348A
JPH06246348A JP6293193A JP6293193A JPH06246348A JP H06246348 A JPH06246348 A JP H06246348A JP 6293193 A JP6293193 A JP 6293193A JP 6293193 A JP6293193 A JP 6293193A JP H06246348 A JPH06246348 A JP H06246348A
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wire
coil
wire rod
arm
rod
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JP6293193A
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Kihachi Ikebe
喜八 池部
Tadao Yoshida
忠雄 吉田
Masayasu Kuno
正保 久野
Hisayoshi Senshiki
尚義 仙敷
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Nippon Steel Corp
Isuzu Seisakusho KK
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Isuzu Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素線に疵を付けることなく、しかも能率良く
機械的に素線の展開作業が行う。 【構成】 未結束かつ素線が密集状態の線材コイルC
を、コイル中心軸方向に展開して素線を疎状態となす装
置であって、フレーム11に対して水平方向に突出させ
た線材コイルCの載荷用アーム13をシリンダ装置14
のロッドの出退動によって昇降動可能に構成する。アー
ム13の上面に、スライドガイド15に案内され、シリ
ンダ装置20のロッドの出退動によってアーム13の先
端を基準として密着状態から予め設定した一定間隔の展
開が可能な複数の駒16を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば線材コイルの酸
洗・潤滑被膜処理設備において、未結束でしかも素線が
密集状態の線材コイルを、コイル中心軸方向に展開する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば線材コイルの酸洗・潤滑被膜処理
ラインにおいては、酸洗及び潤滑処理液を線材コイルを
構成する全ての素線に十分かつ均一に接触させる必要が
あり、このために、密集状態の線材コイルを長手方向に
展開している。
【0003】そして、線材コイルを長手方向に展開する
手段として、従来は、図7に示すように、コイルハンガ
ー1上に載荷した未結束コイルCを、ラムリフト2のラ
ム2aを用いて少しずつコイル素線(以下、単に「素
線」という)をずらせることにより展開したり、また、
図8に示すように、クレーンに吊り下げたCフック3に
線材コイルCを懸架した状態で、複数回、固定台4上に
瞬間的に衝突させることにより素線を展開していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図7及び図8に示す展開方法では、いずれも、ラムや
コイルハンガー上を素線が滑ることによって、あるい
は、固定台上へ衝突することによって素線に疵が付き、
また、作業者の人為的作業によるところが大きいので、
素線の展開状態が不均一となるとともに作業能率も悪い
という問題があった。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、素線に疵を付けることなく、しかも能率
良く機械的に素線の展開作業が行える線材コイルにおけ
る素線展開装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の線材コイルにおける素線展開装置は、
未結束かつ素線が密集状態の線材コイルを、コイル中心
軸方向に展開して素線を疎状態となす装置であって、フ
レームに対して水平方向に突出させた線材コイルの載荷
用アームを昇降動可能に構成するとともに、このアーム
の上面に、スライドガイドに案内され密着状態から予め
設定した一定間隔の展開が可能な複数の駒を配設した構
成としているのであり、さらに、必要時、載荷用アーム
の両側に配置される、線材コイルの支持用コイル受けバ
ーと、これらコイル受けバーの同調回転機構を設けるこ
ととしているのである。
【0007】
【作用】本発明の線材コイルにおける素線展開装置で
は、多数の駒を密着状態となしたアーム上に、未結束か
つ素線が密集状態の線材コイルを載荷した後、前記駒を
アームの基端側に展開させるだけで前記線材コイルを構
成する素線は密集状態から疎状態に展開される。
【0008】また、疎状態に展開された線材コイルをコ
イル受けバーで載荷した後、これらコイル受けバーを同
調回転させれば、線材コイルの載荷位置が変化する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の線材コイルにおける素線展開
装置を、図1〜図6に示す1実施例に基づいて説明す
る。図1は本発明の線材コイルにおける素線展開装置の
1実施例を示す正面図、図2は図1の平面図、図3は駒
の構成の1例を示す説明図、図4は本発明の線材コイル
における素線展開装置を用いて素線が密集状態の線材コ
イルを長手方向に展開する前後の状態を示す図面であ
る。
【0010】図1・2において、11はフレームであ
り、その一方側方には上下の支持枠11a・11bを介
してガイドポスト12が設置されている。13は前記ガ
イドポスト12に案内されて昇降移動が自在なように、
フレーム11に対して水平方向に突設された線材コイル
Cの載荷用アームであり、本実施例では、下方の支持枠
11bにシリンダ端を枢着したシリンダ装置14のロッ
ドの出退動によって昇降移動するものを示している。な
お、図1・2中の12aはガイドポスト12の両側面に
設置されたガイドレール、12bはガイドレール12a
の前後面を転動するガイドローラ、12cはガイドレー
ル12aの外側面を転動するガイドローラである。
【0011】15は前記アーム13の上面に設置された
スライドガイドであり、このスライドガイド15に案内
されてアーム13上を移動する駒16が多数配設されて
いる。本実施例では、図3に示すように、スライドガイ
ド15に前記駒16と同数のリニアブッシュ17を滑動
自在に載置し、これらリニアブッシュ17の上面に立設
した2本のピン18に、リンクプレート19を介して駒
16を取り付けたものを示している。
【0012】そして、本実施例では、前記駒16を密着
状態から一定間隔の展開を可能とするために、図3に示
すように、駒16とリニアブッシュ17間に介設するリ
ンクプレート19に2個の長孔19a・19bを直列状
に開設し、対をなす駒16とリニアブッシュ17を取り
付ける2本のピン18を、隣合うリンクプレート19の
隣合う長孔19aと19bに貫通させているのである。
【0013】ところで、前記した構成の、スライドガイ
ド15に案内されてアーム13上を移動する多数の駒1
6は、例えばそのうちのアーム13の先端に位置する駒
16aを固定し、アーム13の基端側に位置する駒16
bにシリンダ装置20のロッド端を取り付けることによ
り、このシリンダ装置20のロッドの出退動で多数の駒
16が、アーム13の先端を基準として、図4の左側の
密着状態から右側の一定間隔の展開状態へ、またはその
逆の状態へと滑動することになる。
【0014】本発明の線材コイルにおける素線展開装置
は、上記したような構成であり、次にかかる線材コイル
における素線展開装置を用いて、未結束かつ素線が密集
状態の線材コイルCを、その長手方向に展開して素線を
疎状態となす場合の作業について図5及び図6に基づい
て説明する。
【0015】図5は本発明の線材コイルにおける素線展
開装置とこの装置に線材コイルを受け渡す設備の概略正
面図、図6は図5の平面図であり、これら図5及び図6
において、21は例えばラムリフトから未結束状態の線
材コイルCを受け取る、例えば図2に示すように2本の
コイル受けバー21aを有するハンガーパレットであ
り、このハンガーパレット21に載荷された線材コイル
Cは、コイルハンガー台車22やローラテーブル23等
をへて本発明の素線展開装置まで搬送されてくる。
【0016】素線を展開しようとする線材コイルCが上
記したような設備によって所定の位置まで搬送され、停
止すると、シリンダ装置14のロッドを出動作させて、
多数の駒16を密着状態となしたアーム13を上昇さ
せ、図1に示すように、ハンガーパレット21の2本の
コイル受けバー21aからアーム13上に、未結束かつ
素線が密集状態の線材コイルCを載せ代える。
【0017】そしてその後、シリンダ装置20のロッド
を退入動作させて前記駒16bを、アーム13の基端側
に牽引すれば、多数の駒16は先端の駒16aを基準と
してアーム13の基端側へリンクプレート19で規制さ
れる一定の間隔をもって展開するので、これら多数の駒
16上に載荷された未結束の線材コイルCは、図4の左
側に示す密集状態から図4の右側に示す疎状態に展開さ
れることになる。
【0018】なお、この展開時、駒16の表面との相対
接触によって線材コイルCに疵が付かないようにするた
め、例えばアルミニウム板等を駒16の表面にライニン
グしてあることは言うまでも無い。
【0019】線材コイルCを展開した後は、シリンダ装
置14のロッドを退入動作させてアーム13を降下し、
再び展開した線材コイルCをハンガーパレット21の2
本のコイル受けバー21aに載せ代える。そしてその
後、2本のコイル受けバー21aを、同調回転機構24
によって同方向に同調回転させて前記線材コイルCを回
転する。これによって、線材コイルCは初期の載荷位置
とは別の載荷位置となって素子の密着状態が交差状態に
変位されることになり、後の工程での処理を能率的に行
える。そしてその後、線材コイルCを載荷したハンガー
パレット21をコイルハンガー台車22やローラテーブ
ル23等をへて次の工程に搬送する。
【0020】なお、本実施例ではハンガーパレット21
のコイル受けバー21aを回転自在となし、これを別の
同調回転機構24で同調回転させるものを示したが、こ
れに限るものではなく、ハンガーパレット21にコイル
受けバー21aの同調回転機構を設けたものや、またハ
ンガーパレット21とは別にコイル受けバーとこれらの
同調回転機構を設けたものでもよい。また、この場合、
コイル受けバーは線材コイルの内径部を支持するもので
も、外周部を下方より支持するものでもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の線材コイ
ルにおける素線展開装置は構成したので、従来、作業者
の人為的作業によるところが大きく、素線の展開状態が
不均一となるとともに作業能率も悪い素線の展開を、素
線に疵を付けることなく、しかも能率良く機械的に行え
ることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線材コイルにおける素線展開装置の1
実施例を示す正面図。
【図2】図1の平面図である。
【図3】駒の構成の1例を示す説明図である。
【図4】本発明の線材コイルにおける素線展開装置を用
いて素線が密着状態の線材コイルを長手方向に展開する
前後の状態を示す図面である。
【図5】本発明の線材コイルにおける素線展開装置とこ
の装置に線材コイルを受け渡す設備の概略正面図であ
る。
【図6】図4の平面図である。
【図7】従来の線材コイルにおける素線展開方法の第1
の例を示す図面である。
【図8】従来の線材コイルにおける素線展開方法の第2
の例を示す図面である。
【符号の説明】
11 フレーム 13 アーム 14 シリンダ装置 15 スライドガイド 16 駒 20 シリンダ装置 21a コイル受けバー 24 同調回転機構 C 線材コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 正保 愛知県碧南市雁道町4−1 株式会社五十 鈴製作所碧南工場内 (72)発明者 仙敷 尚義 愛知県碧南市雁道町4−1 株式会社五十 鈴製作所碧南工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未結束かつ素線が密集状態の線材コイル
    を、コイル中心軸X−X’方向に展開して素線を疎状態
    となす装置であって、フレームに対して水平方向に突出
    させた線材コイルの載荷用アームを昇降動可能に構成す
    るとともに、このアームの上面に、スライドガイドに案
    内され密着状態から予め設定した一定間隔の展開が可能
    な複数の駒を配設したことを特徴とする線材コイルにお
    ける素線展開装置。
  2. 【請求項2】 必要時、載荷用アームの両側に配置され
    る、線材コイルの支持用コイル受けバーと、これらコイ
    ル受けバーの同調回転機構を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の線材コイルにおける素線展開装置。
JP6293193A 1993-02-26 1993-02-26 線材コイルにおける素線展開装置 Expired - Lifetime JP2784981B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263813A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Jfe Steel Kk スリットコイルの分離装置および分離方法

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JP2006263813A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Jfe Steel Kk スリットコイルの分離装置および分離方法

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