JP2006263670A - 固液分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全体がコンパクトで、維持管理が容易で、エネルギー消費量が少ない固液分離装置を得る。
【解決手段】 この発明に係る固液分離装置は、沈殿槽などの水槽1と、この水槽1にフロックを含む流入水を導く流入管2と、複数の短冊状の分離羽根14がスリット16を介して配設されて形成された回転体3と、この回転体3を低速で回転させる駆動手段15とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下水、産業廃水、農業集落排水などの一次処理や、生物処理による二次処理において発生した汚泥を固液分離する固液分離装置に関するものである。
従来、一次処理や二次処理において発生した汚泥を固液分離する方法には、大別して重力式と機械式の2つの方法がある。重力式は一般的な方法となっていて、重力濃縮槽、凝集濃縮槽、沈殿槽などを用いている。これらの重力濃縮槽、凝集濃縮槽、沈殿槽などは汚泥を重力によって沈降させて固液分離するので、特にエネルギーを必要としない。機械式は、遠心式、常圧浮上式、ベルト式などがあるが、遠心式すなわち遠心分離法を採用する場合が多い。この遠心分離法は、比重が1よりも大きな汚泥を回転する遠心分離機によって分離するので、多くのエネルギーを消費する。なお、浮上式は、汚泥と微細気泡を接触させ、汚泥の見かけ比重を1よりも小さくして汚泥を固液分離するものである。
なお、上記背景技術は当業者一般に知られた技術であって、文献公知発明に係るものではない。
従来の重力式の固液分離法では、単位時間における処理量を多くするためには、重力濃縮槽、凝集濃縮槽、沈殿槽などの容積を大きくする必要があるので、広い敷地面積が必要となって設置コストが高くなる。逆に、重力濃縮槽、凝集濃縮槽、沈殿槽などの容積を抑えた場合には、濃縮性能が悪化する。また、凝集濃縮槽において汚泥を良好に凝集濃縮するためには、凝集剤の注入量を流入水の量、流入水の質、運転条件などに応じて変化させる必要があるので、維持管理が容易でなく、濃縮汚泥濃度もそれほど高濃度とならない。そして、従来の機械式の遠心分離法は、濃縮汚泥濃度やSS回収率は良好であるが、設置コストが高く、エネルギーの消費量も多く、更には遠心分離機が高速で回転するので音や振動などに対する対策が必要となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、その第1の目的は、全体をコンパクト化することができる固液分離装置を得るものである。
また、この発明の第2の目的は、維持管理を容易に行なうことができる固液分離装置を得るものである。
さらに、この発明の第3の目的は、エネルギーの消費量を削減することができる固液分離装置を得るものである。
この発明に係る固液分離装置は、水槽と、この水槽内に複数の短冊状の分離羽根が間隙をもって配設される回転体と、この回転体を低速で回転させる駆動手段とからなるものである。
この発明は、フロックを含んだ流入水が流入する水槽と、この水槽内に設置した回転体と、この回転体を駆動する駆動手段とを備え、回転体は流入水を回転させるがフロックを回転体の外側に流出させないようにすることにより、内部へフロックを多量に保持できるため、従来の凝集濃縮槽と比べて設置面積や容積が減少し、全体がコンパクト化するので設備費が削減できる。また、構造が簡素であるので、駆動手段の定期点検以外に交換部品がほとんど無く、維持管理が容易になる。
この発明は、回転体の回転数を60回転/分以下と低くすることにより、エネルギーの消費量が低減し、騒音や振動の対策が不要となる。また、汚泥濃縮効率が向上するので、水槽の負荷も向上する。さらに、従来の機械式の常圧浮上濃縮法と比べると、薬注率を低下させても同等のSS回収率(98%以上)が得られる。濃縮性能例としては、流入水のSS濃度が0.6%である場合に、排出汚泥のSS濃度は2%以上となる。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における固液分離装置を説明するための概略側面図、図2は概略平面図である。この固液分離装置は水槽1を備え、この水槽1には例えば下水の余剰汚泥を含んだ汚水が流入管2を介して流入するようにしてある。そして、水槽1の内部には、流入水の固液分離を促進するための筒状の回転体3を配置してある。水槽1は、限定するわけではないが、例えば既設の汚水処理施設の最終沈殿槽とすることができる。流入水は、汚泥を含んだ汚水、或いは、凝集した汚泥であるフロックを含んだものとすることができ、フロックの凝集を促進するための薬液が注入されたものも含むことができる。薬液としては、高分子凝集剤、無機凝集剤、またはそれらの混合液とすることができ、無機凝集剤はポリ塩化鉄、PACなどとすることができる。
水槽1の平面形状は円形、四角形、または多角形とすることができるが、この実施の形態1では円形としてある。この水槽1は、最上部にあって最も大径の直筒状の大径ストレート部1a、この大径ストレート部1aの下端から下方に向かって窄まる漏斗状のテーパ部1b、このテーパ部の下端から下方に延びる凹状の小径ストレート部1c、および小径ストレート部1cの下端から水平に延びる底壁1dによって構成してある。大径ストレート部1aの全体とテーパ部1bの略上半分は反応部4aとし、上記回転体3を配置してある。テーパ部1bの略下半分と小径ストレート部1cの全部を沈殿部4bとし、沈降した汚泥を収容するようにしてある。そして、小径ストレート部1cの下部に汚泥排出管5を接続し、大径ストレート部1aの上部に処理水管6を接続してある。なお、回転体3の上部補強帯12は水面とほぼ一致させてある。また、沈殿部4bに沈降した汚泥は自然流下方式で排出するか、汚泥ポンプ、スクリューポンプなどによって強制的に排出することができる。なお、テーパ部1bの傾斜角度は30〜60度程度とするが、60度程度が推奨される。
流入管2には、その大部分を占める本体2aと、この本体2aの端部において流入水を鉛直下方に向けて流出する鉛直部2bを設けてあり、この鉛直部2bの下端を開口部2cとしてある。流入管2の開口部2cは、水槽1内のどこに位置させてもフロックを回転体3内に流入させることが可能であるが、回転体3の内側に位置させるのが好ましい。また、流入管2は図示するように水槽1の上方から導くことができるが、水槽1の大径ストレート部1aまたはテーパ部1bを貫通させて導くこともできる。そして、流入管2の開口部2cが回転体3内で開口する場合、流入管2の開口部2cと回転体3の分離羽根14との距離をL1とし、流入管2の開口部2cと流入水の水面との距離をL2とした場合に、L1>L2とすれば、フロックを回転体3の内部に保持することがより容易になる。なお、流入水は、間欠的または連続的に流入させることができる。
回転体3は、原則として回転体3の内部や外部の流入水を回転させるがフロックを外部に流出させないように構成してあり、軸線を鉛直方向に向けて設置した回転軸11、この回転軸11に間隔を置いて取り付けた上部補強帯12と下部補強帯13、これらの上部補強帯12と下部補強帯13の内周縁に上下端をそれぞれ支持した複数枚(例えば30枚)の分離羽根14、および回転軸11を回転駆動する電動モータや減速機などの駆動手段15によって構成してある。複数の分離羽根14は同一円周上に配置し、隣接する分離羽根14同士の間の上記隙間は鉛直方向に細長いスリット(間隙)16としてある。しかし、分離羽根14やスリット16の形状は回転体3の大きさや材質などにより変えることができる。回転体3の材質は限定しないが、その分離羽根14は鋼、ステンレス鋼、プラスチック、塩化ビニールなどから形成することができる。
ここで、各分離羽根14は短冊状とし、その水平断面形状は「くの字」状とてある。図3に示すように、分離羽根14の水平断面形状は、幅aをそれぞれ持った一方の短辺14aと他方の短辺14bとが屈曲部14cにおいて鈍角、例えば150度(接線に対して30度)で交差した形状としてある。一方の短辺14aは回転体3の接線方向に沿って配置し、その結果として残りの短辺14bは回転体3の内方に向かうようにしてある。そして、隣接する一方の分離羽根14の短辺14aの端部14dと他方の分離羽根14の屈曲部14cとの間隔bが同じになると共に、一方の分離羽根14の短辺14bの端部14eと他方の分離羽根14の短辺14aの端部14dとの間隔すなわちスリット16の幅cが同じになるように、全ての分離羽根14を配置してある。間隔bは全ての分離羽根14同士で一致させてあり、また間隔cも同様に一致させてあるが、必ずしも等間隔である必要はなくランダムの間隔であっても、1つ置き、2つ置きに同一の間隔でもよい。上部補強帯12に対して分離羽根14を位置調整可能に連結すれば、スリット16の幅cを回転体3の回転数に応じて水面の上方から調整することが可能となる。なお、図2に示す分離羽根14の形状の場合、スリット16の幅cは5〜100mmとするのが望ましく、10mm程度とするのがより好ましい。
また、固液分離して得た処理水が処理水管6に流出する際にフロックが伴わないようにするためには、回転体3の回転速度V1を処理水の流出速度V2よりも大きく維持し、フロックを可能な限り分離羽根14の内面に接触させて回転体3の中心部に押し戻すことが必要となる。そして、回転体3の外側における水槽1の水平断面面積つまり水槽反応部面積Sは、回転体3の外側における処理水の上昇速度V3によって決まる。したがって、処理水の上昇速度V3は処理水の流出速度V2よりも小さく(V3<V2)する必要がある。
さらに、回転体3の回転数は水槽1の直径、回転体3の直径、汚泥の粘性などのバランスを考慮して決定する必要があり、回転体3の周辺速度は毎分1〜10m程度とするのが好ましい。すなわち、回転体3の回転数は60回転/分以下とするのが好ましく、1〜10回転/分程度の低速度とするのがより好ましい。より詳細には、回転体3の直径を100mmとした場合には回転数を1〜2回転/分とし、直径を300mmとした場合には回転数を5〜6回転/分とし、直径を1mとした場合には回転数を15〜20回転/分とし、直径を3m以上とした場合には回転数を20〜60回転/分とするのが好ましい。
次に、この実施の形態1における固液分離装置の作用を説明する。流入水は、薬液が混合している場合もあるが、水槽1のほぼ中央において流入管2から鉛直下方に向かって回転体3内に流入する。回転体3は上記のような低速度で回転しているので、回転体3内の流入水は遠心力が働かない等速円運動に近い速度で回転体3の内部を廻り、重いフロックは分離羽根14よりも遅い速度で分離羽根14と同じ方向に回転しながら中心部に集まる。この際に、分離羽根14の速度とフロックの速度との差によって、フロックは常に分離羽根14の内側に押し戻されて回転体3の内部に保持される。すなわち、回転体3は、フロックを含む流入水を回転体3の内部で回転させると共に、フロックが回転体3の外部に流出することを防止する。
この間に、回転体3の内部では流入水中のフロックが基本的に凝集するが、流入水中の微細なフロックなどの一部は回転体3の外部に流出することがある。しかし、回転体3の外部には処理水が回転体3の回転に伴って緩やかに回転して渦巻状態になり、テーパ部1bに中心方向への流れを生じるという所謂ティーカップ現象で、回転体3から流出した微細なフロックは回転体3の下端近傍において緩やかな渦巻状態となって沈殿部4bに集まる。そして、回転体3の内部に集まった全てのフロックは沈殿部4bに沈降し、汚泥となって汚泥排出管5を通って外部に流出する。また、汚泥から分離した処理水は、処理水管6を通って外部に流出する。
上記実施の形態1における固液分離装置において、水槽1は直径10mの既設の円筒型沈殿槽とし、流入水は下水の2次処理水とし、流入管2の開口部2cは回転体3の内部に位置させた。また、回転体3は直径5mの円筒とし、30枚の分離羽根14を用い、スリット16の幅cは100mmとした。各分離羽根14は、ステンレス鋼で水平断面「くの字状」に形成し、その短辺14aと短辺14bのそれぞれの長さを250mmとし、鉛直方向の長さを2mとした。そして、回転体3の接線に対する短辺14bの角度は30度とし、回転体3の回転数は20回転/分とした。このような条件で運転したところ、フロックを回転体3の内部に良好に保持することができ、流入水のSS濃度が0.3%であった場合に、排出汚泥のSS濃度は1.5%となり、汚泥濃縮を効率よく行なうことができた。また、流入水に薬液として高分子凝集剤を0.3%添加したところ、排出汚泥のSS濃度は2.5%となり、汚泥濃縮をより効率よく行なうことができた。
以上のように、この実施の形態1における固液分離装置は、回転体3を60回転/分以下の低い回転数で回転させるだけで効率的に固液分離することができる。したがって、従来の凝集濃縮槽と比べても設置面積や容積が減少し、全体のコンパクト化と設備費の削減が可能となり、簡素な構造で従来の凝集濃縮槽と同等以上の性能が得られる。また、構造が簡素であるので、駆動手段15の定期点検程度以外に交換部品がほとんど無く、維持管理が容易になる。さらに、回転体3の回転数が60回転/分以下と従来の機械式遠心分離法での回転数よりも低いので、エネルギーの消費量が少なくなり、騒音や振動の対策が不要となる。そして、濃縮の効率を向上させることができるので、水槽1の負荷を向上させることができる。また、従来の機械式の常圧浮上濃縮法と比較して、薬注率を低下させても同等のSS回収率(98%以上)が得られる。
したがって、この実施の形態1における固液分離装置は、上述のように汚泥を濃縮することができるので、沈殿池の小面積化や高負荷化ばかりでなく、重力式汚泥濃縮槽の小面積化や高負荷化にも適用でき、さらに、機械式汚泥濃縮装置や脱水機のプレ濃縮用の汚泥濃縮装置の代りとすることも可能である。
実施の形態2.
図4はこの発明を実施するための実施の形態2における固液分離装置を説明するための概略側面図、図5は概略平面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態2における固液分離装置は、平面長四角形の沈殿槽21に適応させてある。この沈殿槽21は、平行に対向する長手側壁22、23と、平行に対向する短手側壁24、25と、段付の底壁26によって構成してある。短手の側壁24側に実施の形態1と同様な固液分離装置を配置し、それに対向する側壁25側に処理水管6を配置してある。側壁22、23と側壁25の上部には、側壁22、23の一部と側壁25の全部を連通する越流堰27を設けてある。
底壁26は、固液分離槽装置の回転体3の下方の最深部において水平に広がる平面26aと、この平面26aから側壁25側に向かって上方に傾斜する斜面26b、この斜面26bから側壁25側に向かって斜面26bよりも小さな角度で上方に傾斜する斜面26cを有している。底壁26の平面26aの上方は反応部28aとして上記回転体3を配置してある。底壁26の斜面26bを含む部分は沈殿部28bとし、汚泥排出管5を接続してある。そして、この実施の形態2では、回転体3とのバランスをとるため、回転体3の周囲に平面四角形の筒状の仕切を配置して水槽29としてある。
このように、この実施の形態2における固液分離装置では、仕切を設けて水槽29とし回転体3とバランスのとれたものとしたので、回転体3から流出した微細なフロックを仕切の内側で固液分離することができ、実施の形態1と同様な効果が得られる。なお、図6に示すように、平面四角形の水槽29の4つの側壁のうちの沈殿槽21の側壁25側に位置する1つの側壁の下端から傾斜板29aを沈殿槽21の側壁24側に傾けて延在させれば、汚泥が処理水と共に流出することをより一層抑制することができ、汚泥濃縮をより効率的に行なうことができる。
実施の形態3.
図7はこの発明を実施するための実施の形態3における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態3における固液分離装置は、実施の形態1における水槽1とは異なった水槽31に適応させてある。すなわち、この実施の形態3における水槽31には、上部から順次に大径ストレート部31a、大径テーパ部31b、小径ストレート部31c、および小径テーパ部31dを設けてある。そして、大径ストレート部31aと大径テーパ部31bによって反応部32aを構成し、この反応部32aに実施の形態1と同様な回転体3を配置してある。また、小径ストレート部31cと小径テーパ部31dによって沈殿部32bを構成し、この沈殿部32bの最下部に汚泥排出管5を接続してある。そして、回転体3の回転軸11から下方に延在させた延長部11aに、掻寄機33を小径テーパ部31d内に位置するように取り付けてある。
この実施の形態3における固液分離装置は、水槽31の形状に対応して流入水を効率よく固液分離することができる。特に、沈殿部32bが深い場合、例えば水槽31の反応部32aの鉛直方向の距離C1と沈殿部32bの鉛直方向の距離C2との比が3:2程度である場合に、そのフロックの固液分離の効率をより向上させることができる。
実施の形態4.
図8はこの発明を実施するための実施の形態4における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図7と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態4における固液分離装置は、実施の形態3の水槽31とは異なった形状の水槽41に適応させてある。すなわち、この実施の形態4における水槽41には、上部から順次に大径テーパ部41a、ストレート部41b、および小径テーパ部41cを設けてある。そして、大径テーパ部41aによって反応部42aを構成し、この反応部42aに実施の形態2と同様な回転体3を配置してある。また、ストレート部41bと小径テーパ部41cによって沈殿部42bを構成し、この沈殿部42bに実施の形態2と同様な掻寄機33を配置してある。テーパ部41aを長くすることでフロックの固液分離の効率をより向上させることができる。
水槽41の大径テーパ部41aの上端の直径は1m、回転体3の直径は500mm、反応部42aの有効水深は1mであった。濃度0.8%の下水の余剰汚泥を薬注しながら5m3/hの処理量で連続流入させたところ、次の表1に示すような結果を得た。この表1から分かるように、薬注率が増加するに従って汚泥濃度が増加し、薬注率が0.3%であるときに汚泥濃度が3%以上となり、SS回収率が95%以上となった。この結果は、従来の薬注専用の機械濃縮機とほぼ同等となる。逆に言えば、この実施の形態4における固液分離装置は、簡素な構造でありながら従来の機械濃縮機と同等な処理を行うことができるので、イニシャルコストを低減させ、交換部品を少なくし、維持管理を容易化することができる。
Figure 2006263670
実施の形態5.
図9はこの発明を実施するための実施の形態5における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図8と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態5における固液分離装置は、流入管2の位置を変化させた点で実施の形態4における固液分離装置と異なっている。すなわち、流入管51には、その大部分を占める本体51aと、回転体3内において本体51aの端部から鉛直上方に延在する鉛直部51bを設けてあり、本体部51aは水槽41のストレート部41bを貫通させ、鉛直部51bの上端を開口部51cとしてある。この場合にも、流入管51の開口部51cは水槽41の大径テーパ部41a内のどこにでも位置させることができるが、回転体3の内側に位置させるのが好ましい。
水槽41の大径テーパ部41aの上端の直径は1m、回転体3の直径は300mm、反応部42aの有効水深は1m、反応部42aの有効容積は約780Lであった。実施条件は、余剰汚泥濃度が0.6%、薬注率が0.4%であった。この実施の形態5の固液分離装置と従来の凝集濃縮槽とを連続流入によって比較したところ、表2に示すような結果を得た。この表2から分かるように、滞留時間15分における濃縮汚泥濃度は、従来の凝集濃縮槽では0.9%となったが、この実施の形態5における固液分離装置では2.6%となり、良好に濃縮できた。
Figure 2006263670
実施の形態6.
図10はこの発明を実施するための実施の形態6における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態6における固液分離装置は、実施の形態1の水槽1とは異なった形状の水槽61に適応させてある。また、流入管62を回転体3の上方に配置し、これらの流入管62と回転体3の間に邪魔板63と流入誘導器64を上方から順次に配置してある。水槽61は、上部の大径ストレート部61aと下部の大径テーパ部61bとによって構成してある。大径ストレート部61aの全体と大径テーパ部61bの略上半分を反応部とし、この反応部に上記回転体3を配置してある。そして、大径テーパ部61bの略下半分を沈殿部62とし、この沈殿部62の下部に汚泥排出管5を接続してある。
流入管62は実施の形態1における流入管2と同様に本体62a、鉛直部62b、および開口部62cを有し、この開口部62cは回転体3の上方に位置させてある。邪魔板63は、流入水内のフロックを回転体3内に均等に供給するため、流入管62の開口部62cの下方において水平に配置してある。流入誘導器64は、邪魔板63で流れの方向が変わった流入水を回転体3内に誘導するように配置してある。この流入誘導器64は、上部の漏斗状部64aと下部の直管部64bとによって構成し、直管部64bの下端の開口部64cは回転体3内のほぼ中央に位置させてある。
この実施の形態6における固液分離装置では、流入管62からの流入水の流れを邪魔板63によって変えると共に、その流入水中のフロックを流入誘導器64によって回転体3内のほぼ中央に誘導するので、流入水を回転体3内に均等に供給することができる。したがって、処理効率を向上させることができ、その他には実施の形態1と同様な効果が得られる。
実施の形態7.
図11はこの発明を実施するための実施の形態7における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態7における固液分離装置は、実施の形態1における水槽1とは異なった形状の水槽71に適応させてある。水槽71は、上部から順次に大径ストレート部71a、大径テーパ部71b、小径ストレート部71c、および小径テーパ部71dによって構成してある。大径ストレート部71aの全体と大径テーパ部71bの略上半分を反応部72aとし、この反応部72aに回転体3を配置してある。また、大径テーパ部71bの略下半分、小径ストレート部71c、および小径テーパ部71dを沈殿部72bとし、この沈殿部72bの底部に汚泥排出管5を接続してある。そして、回転体3の上部に干渉帯73を設け、この干渉帯73の上方に流入管74、邪魔板75、および流入誘導器76を配置し、沈殿部72に攪拌棒77を設けてある。
干渉帯73は、流入水を層流化してフロックの乱れを防止するために設けてあり、回転体3の外径とほぼ同等の外径を持った円筒体としてある。回転体3の分離羽根14の上端は、実施の形態1の上部補強帯12を介することなく干渉帯73に接続してある。回転体3の上端、すなわち回転体3と干渉帯73の接続部は水面よりも下方に位置させ、干渉帯73の上端は水面の上方に位置させてある。流入管74、邪魔板75、および流入誘導器76は実施の形態6の場合と同様に配置してある。ただし、流入誘導器76は実施の形態6の流入誘導器64とは異なった形状、すなわち実施の形態6の流入誘導器64の直管部64bを持たない漏斗状としてある。なお、攪拌棒77は長さの異なる複数本を回転軸11の延長部11aに水平に取り付けてある。
このような構成により、流入管74からの流入水は邪魔板75に当たってその方向が変わり、この流入水は流入誘導器76によって集められ、干渉帯73内に流入する。干渉帯73を設けることで、反応部72aの回転体3以外に流入水の乱れの影響がなくなり、流入水が層流化する。この流入水は、低速度で回転する回転体3内に流入し、フロックと共に回転体3の内部を低速で廻る。回転体3は、回転体3を含む水槽71内の流入水全体に回転力を与え、かつ回転体3内で凝集化(フロック化)している汚泥が回転体3の外部へ流出するのを防止する。流入水のうちの凝集汚泥(フロック)以外の水分は分離羽根14同士の間のスリット16を通過し、処理水となって処理水管6へ流出する。凝集汚泥は回転体3から沈殿部72bに沈降し、攪拌棒77によって攪拌されて水の道のない安定した濃度の汚泥となり、汚泥排出管5へ流出する。
以上のように、この実施の形態7では邪魔板75によって流入水の流れを変え、この流れが変わった流入水を流入誘導器76によって干渉帯73に確実に導くことができる。また、干渉帯73では、流入水の乱れを防止し、流入水を層流化することができる。そして、沈殿部72bでは、攪拌棒77によって汚泥に水の道を無くし、汚泥の濃度を安定化することができる。なお、流入水に凝集剤として1液高分子凝集剤を添加し、スリット16の幅cを10mm程度とし、回転体3を6回転/分の低い回転数で運転したところ、排出汚泥は流入水のSS濃度の4倍の濃度とすることができた。
実施の形態8.
図12はこの発明を実施するための実施の形態8における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図11と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態8における固液分離装置は、実施の形態7と同様な水槽71を備えている反面で、実施の形態7における干渉帯73、邪魔板75、および流入誘導器76は備えず、その代りに実施の形態7におけるものとは異なった形状の流入管81と流入誘導器82を備えている。すなわち、流入誘導器82はコアンダーチューリップ状とし、流入管81と流入誘導器82は一体に連結してある。
これにより、流入管81から流入誘導器82に流入した流入水は、流入誘導器82において図13に矢印で示すように旋回して回転体3の内部に緩やかに流下する。したがって、この実施の形態8では、流入誘導器82によって流入水を旋回させることによって流入水中のフロックを均一に分布させ、流入水を緩やかに流下させることによって流入水の乱れを防止することができるので、実施の形態7とほぼ同様な効果が得られる。
実施の形態9.
図14はこの発明を実施するための実施の形態9における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図11と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態9における固液分離装置は、実施の形態7の水槽71とは異なった水槽91とした点で実施の形態7における固液分離装置と異なっている。この実施の形態9の水槽91は、上部の大径ストレート部91aと下部の大径テーパ部91bとによって構成してある。そして、大径ストレート部91aの全体と大径テーパ部91bの略上半分を反応部とし、回転体3を配置してある。また、大径テーパ部91bの略下半分を沈殿部92とし、この沈殿部92に実施の形態7と同様な攪拌棒77を配置してある。この実施の形態9では、実施の形態7における小径ストレート部71cや小径テーパ部71dを設けなくとも、実施の形態7とほぼ同様な効果が得られる。
実施の形態10.
図15はこの発明を実施するための実施の形態10における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図14と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態10における固液分離装置は、実施の形態9の攪拌棒77の代りに掻寄機93を設けた点で実施の形態9における固液分離装置と異なっている。掻寄機93は、攪拌棒(ピケットフェンス)と掻寄機を組み合わせた形状としてある。この実施の形態10では、汚泥中に水の道が発生するのを防止して汚泥の濃度を安定化させることができると共に、汚泥を汚泥排出管5側に掻き寄せることができ、その他には実施の形態9と同様な効果が得られる。
実施の形態11.
図16はこの発明を実施するための実施の形態11における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図14と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。上記実施の形態9では攪拌棒65を回転軸11の延長部11aに水平に取り付けたが、この実施の形態11における固液分離装置では、複数の攪拌棒94を回転体3の下部補強帯13に鉛直に下方に向けて取り付けてある。この実施の形態11でも、汚泥中に水の道が発生するのを攪拌棒94によって防止して汚泥の濃度を安定化させることができ、その他には実施の形態9と同様な効果が得られる。
実施の形態12.
図17はこの発明を実施するための実施の形態12における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図14と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態12における固液分離装置は、実施の形態9における回転体3とは異なった回転体3Aとし、かつ実施の形態9における攪拌棒77を省いた点で実施の形態9における固液分離装置と異なっている。すなわち、回転体3Aは円錐台形状とし、スリット16Aの幅を下方に向かって増大させた状態で攪拌羽根14Aの下端部を下部補強帯13Aに連結してある。この実施の形態12では、汚泥の滞留部分でもある回転体3Aの下部の容積を広くしたので、汚泥の滞留時間を増大させることで、フロックの分離効率を良くすることができる。その他には実施の形態9における攪拌棒77による効果を除いて実施の形態9と同様な効果が得られる。
実施の形態13.
図18はこの発明を実施するための実施の形態13における固液分離装置を説明するための概略側面図、図19は水槽71の上下のほぼ中間で切断した概略水平断面図であり、図11と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態13における固液分離装置は、実施の形態7における分離羽根14の内面にリボン状羽根95を取り付け、分離羽根14とリボン状羽根95とによって所謂リボンスクリューを構成した点で実施の形態7における固液分離装置と異なっている。なお、リボン状羽根95はスリット16の部分において不連続として図示してあるが、連続としても構わない。また、リボンスクリューは通常のものであってもカット式のものであっても構わない。この実施の形態13では、汚泥をリボン状羽根95によって強制的に沈降させることができ、その他には実施の形態7と同様な効果が得られる。
実施の形態14.
図20はこの発明を実施するための実施の形態14における固液分離装置を説明するための概略側面図であり、図11と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態14における固液分離装置は、実施の形態7における回転体3の分離羽根14の代りにパンチングメタル96を筒状に形成して成る回転体3Aとした点で実施の形態7における固液分離装置と異なっている。パンチングメタル96の穴同士の間隔は均等であっても不均等であっても構わず、パンチングメタル96は網と置換することができる。この実施の形態14では、回転体3Aを筒状のパンチングメタル96によって構成したので、実施の形態7における回転体3よりも安価に製造することができ、その他には実施の形態7と同様な効果が得られる。実際に、流入水に薬液を注入しない場合で1.5%の濃縮汚泥が得られた。
以上、実施の形態1〜14において本発明の固液分離装置を説明してきたが、特許請求の範囲を逸脱しない限りにおいていろいろな修正や変更が可能であることは言うまでもない。例えば、回転体3、3Aは、内部の流入水を回転させるが外部に流出させない構成である限りにおいて、図21に示すように水平断面が真直な複数の分離羽根14Bを接線方向に向けて配置した回転体3B、図22に示すように水平断面が真直な複数の分離羽根14Cを接線方向に対して傾けた回転体3C、図23に示すように水平断面が真直な複数の分離羽根14Dを例えば図21、22の分離羽根14B、14Cと同様な形状の分離羽根14Dを1つ置きに組み合わせた回転体3D、図24に示すように水平断面が円弧状の複数の分離羽根14Eを同心円上に配置した回転体3E、図25に示すように前記分離羽根14Eとは曲率の異なる複数の分離羽根14Fを前記回転体3Eの内側に配置した回転体3F、図26に示すように水平断面が大波形の複数の分離羽根14Gを円状に配置してなる回転体3G、図27に示すように水平断面が小波形の複数の分離羽根14Hを円状に配置してなる回転体3H、図28に示すように水平断面が円弧状の複数の分離羽根14Iを接線方向に対して傾けて円状に配置した回転体3Iなどが可能である。なお、分離羽根14B〜14Iの間にはスリット16B〜16Iをそれぞれ設けてある。
そして、上述の実施の形態1〜14では回転体3、3Aのスリット16、16Aの長手を鉛直方向または略鉛直方向に向けて配置したが、図29に示すように複数の分離羽根14Jを水平方向に向けて配置した回転体3Jとすることも可能である。この場合に、分離羽根14Jは逆円錐台形状の筒体とし、上下に隣接する2つの分離羽根14Jのうちの上位の分離羽根14Jの下部を下位の分離羽根14Jの上部によって囲むように配置し、内側に位置する上位の分離羽根14Jにスリット16Jを設けるのが好ましい。また、上記実施の形態13では巻き数の少ないリボン状羽根95を用いたが、図30に示すように巻き数の多いリボン状羽根95Aを備えた回転体3Kとすること、すなわちリボン状羽根95Aを主体として汚泥を沈降させるのも好ましい。さらに、上記分離羽根14B〜14Jの内側に実施の形態13と同様なリボン状羽根95を取り付けることも可能である。以上のように、特許請求の範囲に記載の「短冊状」とは、分離羽根14ばかりでなく分離羽根14A〜14Jの全ての形状を含むものとする。
この発明の実施の形態1における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態1における固液分離装置を説明するための概略平面図である。 この発明の実施の形態1における分離羽根の相対関係を説明する図である。 この発明の実施の形態2における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態2における固液分離装置を説明するための概略平面図である。 この発明の実施の形態2における水槽の変形例の側面構成図である。 この発明の実施の形態3における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態4における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態5における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態6における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態7における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態8における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態8における流入誘導器の作用を説明する図である。 この発明の実施の形態9における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態10における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態11における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態12における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態13における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 この発明の実施の形態13における固液分離装置を説明するための概略平面図である。 この発明の実施の形態14における固液分離装置を説明するための概略側面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略平面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略側面図である。 実施の形態1〜14における回転体の変形例の概略側面図である。
符号の説明
1、31、41、61、71、91 水槽
2、51、62、74、81 流入管
3、3A〜3K 回転体
14、14A〜14J 分離羽根
15 駆動手段
16、16A〜16J スリット(間隙)
21 沈殿槽
29 水槽(仕切による)
33、93 掻寄機
63、75 邪魔板
64、76、82 流入誘導器
73 干渉帯
77、94 攪拌棒
95、95A リボン状羽根
96 パンチングメタル

Claims (2)

  1. 水槽と、該水槽内に複数の短冊状の分離羽根が間隙をもって配設される回転体と、該回転体を低速で回転させる駆動手段とからなることを特徴とする固液分離装置。
  2. 前記回転体の回転数は60回転/分以下であることを特徴とする請求項1に記載の固液分離装置。
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