JP2006261940A - 電力線通信結合回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】位相が異なる電力線間で、電力線通信信号の通信帯域外のノイズを遮断し、電力線通信信号を減衰させずに双方向で伝送する電力線通信結合回路を提供する。
【解決手段】位相の異なる電力線間で電力線通信信号を伝送する結合トランス(5)の一次側と二次側の各回路素子の回路定数を対称位置に配設する。対となる回路素子の回路定数を同一としながら、一方向の伝送特性を調整すれば、調整した伝送特性が双方向で得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、3線式電力線の異なる位相の電力線間に接続される一組の電力線通信装置間で、双方向の通信を行う電力線通信結合回路に関する。
電力線を利用した通信は、既存の電力線を伝送路として用いるので、新たに通信線路を付設する必要がないという利点がある一方、ノイズの発生が避けられず、実用化の障害となっていた。しかしながら、近年、送信データを広帯域に拡散して送信するスペクトラム拡散変調方式を利用することによって、部分的に電力線に重畳するノイズより小さい信号電力であってもデータの伝送が可能となり、工場内での工作機械の制御や家庭内での機器の双方向通信に、電力線を利用した通信の実用化が進められている。
工場内や家庭内には、一般的に高圧配電線から配電用変圧器によって、単相3線式電力線や三相3線式電力線が引き出され、これらの3線の2線に接続する機器へ電力を供給している。単相3線式は、配電用変圧器の低圧巻線の中間から中性線を引き出して接地し、残る両側の2本の電力線と共に3線で電力を供給する方式であり、また、三相3線式は、変圧器の△巻き線からR相、S相、T相からなる3線の電力線を引き出し、位相の異なる3本の電力線で電力を供給する方式である。
この3線式電力線を利用する通信では、機器の接続と同様、3線の内の2線の電力線間に通信装置を接続して通信を行うものであるが、いずれの方式においても2線の組み合わせが異なる電力線間では位相が異なり、送信側通信装置と受信側通信装置が異なる電力線対間に接続する場合には、通信ができないという問題があった。
そこで、位相が異なる異なる電力線対間に接続された通信装置間においても、電力線通信を行うことができるようにした電力線通信結合回路が知られている(例えば特許文献1参照)。
図3は、この特許文献1に記載された従来の電力線通信結合回路100を示す回路図であり、電力線通信結合回路100は、L1相電力線と中立線のN電力線とL2相電力線からなる単層3線式電力線において、L1相電力線とN電力線間に接続された通信装置Aと、L2相電力線とN電力線間に接続された通信装置Bとの間で、電力線通信信号の送受信を可能としたものである。
同図に示すように、L1相電力線とL2相電力線間に、高周波信号である電力線通信信号を伝達可能な結合トランス101が配設されている。結合トランス101の一次側コイル101aは、L1相電力線とN電力線間に、第1直流遮断コンデンサ102と直列に接続され、また、二次側コイル101bは、L2相電力線とN電力線間に、第2直流遮断コンデンサ103と直列に接続されている。
第1直流遮断コンデンサ102と第2直流遮断コンデンサ103は、電力線の電源周波数(50乃至60Hz)の交流信号を減衰させ、電力線通信信号を結合トランス101の一次側コイル101aと二次側コイル101bへ流すものである。
また、一次側コイル101aと二次側コイル101bは、電力線の電源周波数の交流信号を結合トランス101の一次側と二次側間で遮断し、高周波信号である電力線通信信号を通過させる。
図4は、この電力線通信結合回路100のL1相電力線とN電力線間に接続された通信装置Aから10Hzから1MHzまでの周波数の電力線通信信号(図中実線で表示)を送信し、位相の異なるL2相電力線とN電力線間に接続された通信装置Bで受信される通信信号(図中破線で表示)のレベルを示す伝送特性図であり、図に示すように、1KHzから少なくとも電波法で使用が認められている450KHzの帯域まで、ほぼ減衰することなく、通信装置Aから通信装置Bへ電力線通信信号が伝達される。
従って、電力線通信結合回路100によれば、3線式電力線の任意の2線を選択して通信装置Aと通信装置Bを接続し、仮に接続した通信装置Aと通信装置Bの一対の電力線間で位相が異なるものであっても、電力線通信信号を送受信できる。
しかしながら、この従来の電力線通信結合回路100では、1KHz以上の幅広い帯域の信号が減衰することなく伝送されるので、電力線通信信号の通信帯域以外に発生するノイズも同時に伝送され、受信側の通信装置において受信する電力線通信信号のSN比が低下し、電力線通信信号によって送信される送信データの復調や再生が困難となるという問題があった。
この問題を解決するため、電力線通信信号が流れる信号線路に帯域フィルタを配設し、電力線通信信号の通信帯域のみの高周波信号を通過させるように、通信装置Aと通信装置B間の一方向について帯域フィルタの回路定数を調整することを検討したが、帯域フィルタの前段若しくは後段に配置される結合トランス101の一次側コイル101a若しくは二次側コイル101bの巻線インダクタンス等の影響により、同じ通信帯域で逆方向に流れる高周波信号は減衰し、双方向で通信帯域の電力線通信信号のみを減衰させることなく伝送させることは極めて困難であった。
その結果、双方向のいずれか一方で受信する電力線通信信号のSN比が低下したり、電力線通信信号自体が減衰し、位相が異なる電力線間では、双方向通信の品質が劣化するという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、位相が異なる電力線間で、電力線通信信号の通信帯域外のノイズを遮断し、電力線通信信号を減衰させずに双方向で伝送する電力線通信結合回路を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の電力線通信結合回路は、第1相電力線と第2相電力線と第3電力線とからなる3線式電力線を用いて、第1相電力線と第3電力線間に接続される第1電力線通信装置と、第2相電力線と第3電力線間に接続される第2電力線通信装置との間で双方向に電力線通信信号を送受信する電力線通信結合回路において、同一巻き線比で第1相電力線と第3電力線間に接続する一次側コイルと第2相電力線と第3電力線間に接続する二次側コイルとからなり、第1相電力線と第2相電力線間で電力線通信信号を伝達する結合トランスと、第1相電力線と第3電力線間に一次側コイルと直列に接続される第1直流遮断コンデンサと、第1相電力線と第3電力線間に接続され、電力線通信信号の通信帯域の高周波信号を通過させる第1帯域フィルタと、第2相電力線と第3電力線間に二次側コイルと直列に接続される第2直流遮断コンデンサと、第2相電力線と第3電力線間に接続され、電力線通信信号の通信帯域の高周波信号を通過させる第2帯域フィルタとを備え、
結合トランスの一次側に接続される第1直流遮断コンデンサ及び第1帯域フィルタと二次側に接続される第2直流遮断コンデンサ及び第2帯域フィルタを、結合トランスについてそれぞれ対称位置に配設し、各回路素子の回路定数を、対称位置に配設された回路素子の回路定数と同一としたことを特徴とする。
結合トランスの一次側に接続される第1直流遮断コンデンサ及び第1帯域フィルタと二次側に接続される第2直流遮断コンデンサ及び第2帯域フィルタを、結合トランスについてそれぞれ対称位置に配設し、各回路素子の回路定数を、対称位置に配設された回路素子の回路定数と同一としたことを特徴とする。
高周波信号である電力線通信信号は、第1直流遮断コンデンサ及び第2直流遮断コンデンサを通過し、また、その通信帯域の高周波信号を通過させる第1帯域フィルタ及び第2帯域フィルタを通過するので、結合トランスを介し、一次側の第1電力線通信装置と二次側の第2電力線通信装置との間で双方向に伝送される。
また、電力線の電源周波数は、電力線通信信号の通信帯域の周波数に比べて極めて低いので、第1直流遮断コンデンサ及び第2直流遮断コンデンサで大きく減衰し、また、結合トランスで一次側と二次側が遮断されるので、位相が異なる電力線間に接続された第1電力線通信装置と第2電力線通信装置であっても、その影響を受けず、電力線通信信号を含む高周波信号のみが伝送される。
通信帯域外の高周波ノイズは、第1帯域フィルタ及び第2帯域フィルタで遮断されるので、接続する電力線の位相が異なる第1電力線通信装置と第2電力線通信装置間で、双方向で、電力線通信信号の通信帯域外のノイズが含まれず、電力線通信信号が減衰されずに伝送される。
結合トランスの一次側コイルと二次側コイルの巻線比が同一であり、一次側に接続される第1直流遮断コンデンサ及び第1帯域フィルタと二次側に接続される第2直流遮断コンデンサ及び第2帯域フィルタを、結合トランスについてそれぞれ対称位置に配設し、各回路素子の回路定数を、対称位置に配設された回路素子の回路定数と同一とするので、第1電力線通信装置と第2電力線通信装置間の双方向の伝送特性は同一となる。
請求項2の電力線通信結合回路は、電力線通信信号が、広帯域に送信電力を分散するスペクトラム拡散変調信号であることを特徴とする。
スペクトラム拡散変調信号は、電力線を広帯域に拡散して伝送されるので、電力線通信信号の通信帯域内の一部周波数で電力線に重畳するノイズは、スペクトラム拡散変調信号を復調する際には、信号電力に比較し相対的に小さいレベルとなり、ノイズの影響を受けずに復調される。
請求項3の電力線通信結合回路は、第3電力線が接地された中性線の単相3線式電力線であることを特徴とする。
第1相電力線と中性線間に接続される第1電力線通信装置と、第2相電力線と中性線間に接続される第2電力線通信装置とは、等電圧で逆相の電力線に接続されるが、一次側コイルと二次側コイルの巻線比が同一の結合トランスを介して、逆相の影響を受けず、双方向に電力線通信信号が伝送される。
請求項1の発明によれば、結合トランスの対称位置に配設された対となる回路素子の回路定数を同一としながら、一方向の電力線通信信号が減衰せず、その通信帯域の高周波信号を通過させるように調整すれば、逆方向の伝送特性も同一となり、双方向で電力線通信信号を減衰させずに受信し、ノイズの影響を受けずに復調若しくは再生が可能な電力線通信結合回路の各回路定数を容易に調整できる。
これに加えて、請求項2の発明によれば、スペクトラム拡散変調信号が拡散して伝送される帯域を、第1帯域フィルタ及び第2帯域フィルタの通過帯域とすることにより、SN比が上昇し、受信側の電力線通信装置でより確実に復調できる。
以下、本発明に係る電力線通信結合回路1を、図1、図2を用いて説明する。図1は、L1相電力線2と中性線3とL2電力線3の3本の電力線で電力を供給する単相3線式電力線に電力線通信結合回路1を設けた回路図である。
図1において、電力線通信結合回路1は、第1相電力線であるL1相電力線2と中立線3間に接続される第1電力線通信装置Aと、第2相電力線であるL2相電力線4と中立線2間に接続される第2電力線通信装置Bとの間で、双方向で電力線通信信号の伝送を可能とするものである。
一対の電力線を利用して伝送される電力線通信信号は、本実施の形態では、通信データで150KHzから400KHzの帯域にスペクトラム拡散変調したスペクトラム拡散変調信号(以下、SS変調信号という)であり、第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置Bは、通信データでSS変調信号に変調し、またSS変調信号から通信データを復調するスペクトラム拡散変復調回路部(図示せず)を内蔵している。
従って、第1電力線通信装置Aは、L1相電力線2と中立線3に接続するコンセントに端末接続用プラグを差し込むことにより、通信信号で変調したSS変調信号をL1相電力線2及び中立線3に重畳し、若しくは、L1相電力線2及び中立線3に重畳するSS変調信号を分離し通信信号に復調する。
同様に、第2電力線通信装置Bは、L2相電力線4と中立線3に接続するコンセントに端末接続用プラグを差し込むことにより、通信信号で変調したSS変調信号をL2相電力線4及び中立線3に重畳し、若しくは、L2相電力線4及び中立線3に重畳するSS変調信号を分離し通信信号に復調する。
図中5は、位相の異なるL1相電力線2とL2相電力線4間で、高周波信号であるSS変調信号(電力線通信信号)を伝達可能な結合トランスであり、その一次側コイル5aはL1相電力線2と中立線3間に、二次側コイル5bは、L2相電力線4と中立線3間に接続される。単相3線式電力線の中立線3は、配電用変圧器の低圧巻線の中間から引き出されるので、L1相電力線2と中立線3間の電圧と、L2相電力線4と中立線3間の電圧はそれぞれ等しい。また、一次側コイル5aと二次側コイル5bは、同一の巻き線比となっている。
図に示すように、電力線通信結合回路1を構成する各回路素子は、同一巻き線比の一次側コイル5aと二次側コイル5bについて、一次側と二次側で対称位置に配設されるもので、一次側コイル5aは、L1相電力線2と中立線3間で、第1帯域フィルタ6を介して第1直流遮断コンデンサ7と直列に接続され、また、二次側コイル5bは、L2相電力線4と中立線3間で、第2帯域フィルタ8を介して第2直流遮断コンデンサ9と直列に接続されている。
第1直流遮断コンデンサ7と第2直流遮断コンデンサ9の容量は、電力線の電源周波数(50乃至60Hz)に対して充分大きいインピーダンスで、SS変調信号の拡散通信帯域(150KHzから400KHz)で充分小さいインピーダンスとなるように設定され、ここではそれぞれ0.1μFの容量のコンデンサを用いる。これにより、電源周波数の交流信号は大きく減衰し、SS変調信号を含む高周波信号は、ほぼ減衰することなく通過する。
第1帯域フィルタ6は、第1直流遮断コンデンサ7と一次側コイル5a間に直列に接続される第1コイル6aと、一次側コイル5aと並列に接続される第1コンデンサ6bとで構成される。また、第2帯域フィルタ8は、第2直流遮断コンデンサ9と二次側コイル5b間に直列に接続される第2コイル8aと、二次側コイル5bと並列に接続される第2コンデンサ8bとで構成され、第1コイル6aと第2コイル8a、及び第1コンデンサ6bと第2コンデンサ8bが結合トランス5について対称位置に接続され、これにより第1帯域フィルタ6と第2帯域フィルタ8も対称位置に配設される。
第1帯域フィルタ6と第2帯域フィルタ8は、それぞれSS変調信号の拡散通信帯域の高周波信号を通過させるように各回路素子の回路定数が設定され、本実施の形態では、対称位置で対となる第1コイル6aと第2コイル8aのインダクタンスが各4.7μHに、第1コンデンサ6bと第2コンデンサ8bのキャパシタンスが各50nFに設定される。従って、L1相電力線2と中立線3間若しくはL2相電力線4と中立線3間に流れるSS変調信号の通信帯域の高周波信号のみが減衰されずに結合トランス5に流れる。
結合トランス5の一次側コイル5aと二次側コイル5bの巻線インダクタンスは、電力線の電源周波数に対して低いインピーダンスで、SS変調信号の通信帯域で充分大きいインピーダンスとなるように設定され、ここでは、4.7μHのインダクタンスに設定される。これにより結合トランス5の一次側と二次側で重畳する電源周波数の交流信号は伝達されず、位相の異なるL1相電力線とL2相電力線間は、SS変調信号の通信帯域信号のみが伝達される。
尚、図1において、R1、R2は、電力線2、3、電力線4、3間の平均インピーダンスに相当する10Ωの抵抗である。
図2は、上述したように各回路素子の回路定数を設定した電力線通信結合回路1について、L1相電力線2と中立線3間に接続された第1電力線通信装置Aから10Hzから1MHzまでの周波数の電力線通信信号(図中実線で表示)を送信し、位相の異なるL2相電力線4と中立線3間に接続された第2電力線通信装置Bで受信される電力線通信信号(図中破線で表示)のレベルを示す伝送特性図であり、従来の電力線通信結合回路100についての伝送特性図である図4と比較するため、同一条件で測定したものである。
図2に示すように、第2電力線通信装置Bでは、SS変調信号の拡散通信帯域である150KHzから400KHzで、ほぼ減衰することなく第1電力線通信装置Aから送信された電力線通信信号が受信される。また、その他の周波数帯域では急激に減衰し、第2電力線通信装置Bに到達しないので、L1相電力線2と中立線3間に重畳する高周波ノイズの多くは、第2電力線通信装置Bに到達しない。
また、電力線に流れる電源周波数の交流信号も到達しないので、接続する電力線の位相が異なる第1電力線通信装置Aから送信されたSS変調信号であっても、第2電力線通信装置Bにおいて確実に復調できる。従って、第2電力線通信装置Bを接続する電力線の極性を考慮することなく、一対のL2相電力線4と中立線3に接続できる。
電力線通信結合回路1を構成する各回路素子は、結合トランス5について対称であり、対称位置で対となる回路素子の回路定数が同一であるので、第2電力線通信装置Bから図2と同一と条件で電力線通信信号を送信し、第1電力線通信装置Aで受信される電力線通信信号のレベルを示す伝送特性図は、図2に示す伝送特性図と同一であり、従って、第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置Bの双方向で電源周波数の位相ずれやノイズの影響を受けずに、電力線通信信号を伝送できる。
本実施の形態によれば、結合トランス5の対称位置に配設された対となる回路素子の回路定数を同一としながら、一方向について電力線通信信号の通信帯域の高周波信号を通過させるように調整すれば、逆方向の伝送特性も同一となるので、双方向で電力線通信信号を確実に復調する電力線通信結合回路の各回路定数を容易に設定できる。
上述の実施の形態では、単相3線式電力線を用いて電力線通信信号を伝送する例で説明したが、三相3線式電力線の位相が異なる電力線間に接続する第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置B間での伝送にも同様に適用することができる。
また、上述の実施の形態では、帯域フィルタ6、8を、直流遮断コンデンサ7、9と結合トランス5の間に接続したが、直流遮断コンデンサ7、9を帯域フィルタ6、8と結合トランス5の間に接続してもよい。
更に、電力線通信信号は、SS変調信号に限らず、電力線を利用して伝送可能な信号であれば、他の変調方式による信号であってもよい。
本発明は、3線式電力線を利用して電力線通信信号を伝送する電力線通信結合回路に適している。
1 電力線通信結合回路
2 L1相電力線(第1相電力線)
3 中立線(第3電力線)
4 L2相電力線(第2相電力線)
5 結合トランス
5a 一次側コイル
5b 二次側コイル
6 第1帯域フィルタ
7 第1直流遮断コンデンサ
8 第2帯域フィルタ
9 第2直流遮断コンデンサ
2 L1相電力線(第1相電力線)
3 中立線(第3電力線)
4 L2相電力線(第2相電力線)
5 結合トランス
5a 一次側コイル
5b 二次側コイル
6 第1帯域フィルタ
7 第1直流遮断コンデンサ
8 第2帯域フィルタ
9 第2直流遮断コンデンサ
Claims (3)
- 第1相電力線(2)と第2相電力線(4)と第3電力線(3)とからなる3線式電力線を用いて、第1相電力線(2)と第3電力線(3)間に接続される第1電力線通信装置(A)と、第2相電力線(4)と第3電力線(3)間に接続される第2電力線通信装置(B)との間で双方向に電力線通信信号を送受信する電力線通信結合回路において、
同一巻き線比で第1相電力線(2)と第3電力線(3)間に接続する一次側コイル(5a)と第2相電力線(4)と第3電力線(3)間に接続する二次側コイル(5b)とからなり、第1相電力線(2)と第2相電力線(4)間で電力線通信信号を伝達する結合トランス(5)と、
第1相電力線(2)と第3電力線(3)間に一次側コイル(5a)と直列に接続される第1直流遮断コンデンサ(7)と、
第1相電力線(2)と第3電力線(3)間に接続され、電力線通信信号の通信帯域の高周波信号を通過させる第1帯域フィルタ(6)と、
第2相電力線(4)と第3電力線(3)間に二次側コイル(5b)と直列に接続される第2直流遮断コンデンサ(9)と、
第2相電力線(4)と第3電力線(3)間に接続され、電力線通信信号の通信帯域の高周波信号を通過させる第2帯域フィルタ(8)とを備え、
結合トランス(5)の一次側に接続される第1直流遮断コンデンサ(7)及び第1帯域フィルタ(6)と二次側に接続される第2直流遮断コンデンサ(9)及び第2帯域フィルタ(8)を、結合トランス(5)についてそれぞれ対称位置に配設し、各回路素子の回路定数を、対称位置に配設された回路素子の回路定数と同一としたことを特徴とする電力線通信結合回路。 - 電力線通信信号は、広帯域に送信電力を分散するスペクトラム拡散変調信号であることを特徴とする請求項1に記載の電力線通信結合回路。
- 3線式電力線は、第3電力線(3)が接地された中性線の単相3線式電力線であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力線通信結合回路。
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