JP2006261280A - 表面実装機 - Google Patents

表面実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006261280A
JP2006261280A JP2005074639A JP2005074639A JP2006261280A JP 2006261280 A JP2006261280 A JP 2006261280A JP 2005074639 A JP2005074639 A JP 2005074639A JP 2005074639 A JP2005074639 A JP 2005074639A JP 2006261280 A JP2006261280 A JP 2006261280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeder
tape feeder
tape
mounting portion
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005074639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4504234B2 (ja
Inventor
Akinori Muramoto
明規 村本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2005074639A priority Critical patent/JP4504234B2/ja
Publication of JP2006261280A publication Critical patent/JP2006261280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4504234B2 publication Critical patent/JP4504234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】無線を用いることなくテープフィーダー1を非接触で検出することができる表面実装機を提供する。
【解決手段】各テープフィーダー1におけるフィーダー取付部4と対応する位置に永久磁石11を備える。フィーダー取付部4における前記永久磁石11と対向する位置にホール素子22を備える。フィーダー取付部4側に設けられ、ホール素子22の検出結果に基づいてテープフィーダー1の有無を判別する判別手段25を備える。テープフィーダー1は、永久磁石11で生じる磁束をホール素子22に導く磁気回路を構成するフレーム12を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、テープフィーダーを非接触で検出する表面実装機に関するものである。
従来、この種の表面実装機としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示された表面実装機は、テープフィーダの有無を検出したり、テープフィーダーに装填された実装用部品の種類などの個別の情報を得るために無線タグを使用している。
この無線タグは、前記個別の情報を記憶した記憶手段と、前記情報を無線により送信する送信手段とを備えており、テープフィーダーにおける表面実装機側のフィーダー取付部と対向する部位に取付けられている。前記フィーダー取付部には、無線タグと無線で通信を行うためのアンテナを有する受信手段が設けられている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2005−19887号公報(図4)
しかしながら、上述したように構成された無線タグを使用する従来の表面実装機においては、フィーダー取付部のアンテナが外来の電波(ノイズなど)を受信することがあり、このような場合には、テープフィーダーの誤認識を起こすおそれがある。また、テープフィーダーが装着されていないフィーダー取付部のアンテナが隣接するテープフィーダーの無線タグの電波を誤って受信してしまうおそれもある。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、無線を用いることなくテープフィーダーを非接触で検出することができる表面実装機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る表面実装機は、複数のテープフィーダーがフィーダー取付部に着脱自在に装着された表面実装機において、各テープフィーダーにおけるフィーダー取付部と対応する位置に設けられ磁気を発生する磁気発生手段と、前記フィーダー取付部における前記磁気発生手段と対向する位置に設けられ磁気エネルギーの強弱を検出する磁気検出手段と、前記フィーダー取付部側に設けられ、前記磁気検出手段の検出結果に基づいてテープフィーダーの有無を判別する判別手段とを備え、前記テープフィーダーは、前記磁気発生手段で生じる磁束を前記磁気検出手段に導く磁気回路を構成する磁気回路形成部材を備えているものである。
請求項2に記載した発明に係る表面実装機は、請求項1に記載した表面実装機において、磁気発生手段を永久磁石によって構成するとともに磁気検出手段をホール素子によって構成し、これらの永久磁石とホール素子とは、隣接するテープフィーダー毎に前後方向で異なる位置に位置付けられているものである。
請求項3に記載した発明に係る表面実装機は、請求項1に記載した表面実装機において、磁気発生手段を電磁石とし、各テープフィーダーに設けられ、各テープフィーダー毎のデータを記録した記憶手段と、各テープフィーダーに設けられ、前記データを示す信号が磁気エネルギーの強弱で表現されるように前記電磁石をON,OFF動作させる発信手段と、各テープフィーダーに設けられ、テープフィーダー内の電気部品に給電する給電手段と、フィーダー取付部側に設けられ、磁気検出手段によって検出した磁気エネルギーの強弱に基づいて前記データを生成する受信手段とを備え、判別手段は、前記受信手段が生成したテープフィーダー毎のデータに基づいてテープフィーダーの有無を判別するとともにテープフィーダーを識別する構成が採られているものである。
請求項4に記載した発明に係る表面実装機は、請求項3に記載した表面実装機において、給電手段は、フィーダー取付部に設けられた給電側コイルと、テープフィーダーに設けられた受電側コイルとを有し、電磁誘導作用により、前記給電側コイルから受電側コイルへ非接触で電力を供給する非接触給電装置によって構成されているものである。
請求項5に記載した表面実装機は、請求項4に記載した表面実装機において、受信手段は給電側コイルを用いて形成され、発信手段は受電側コイルを用いて形成されているものである。
本発明によれば、テープフィーダーの磁気発生手段から生じる磁気をフィーダー取付部側の磁気検出手段が検出することによってテープフィーダーの有無を非接触で検出することができる。このとき、テープフィーダーの磁気回路を構成する部材が実質的に磁気シールドとして機能するから、磁気発生手段の磁束が隣接するテープフィーダー用磁気検出手段に検出されることはない。
したがって、テープフィーダーの有無を誤ることなく確実に検出することができる表面実装機を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、テープフィーダーの永久磁石の磁気をホール素子が検出することによって、テープフィーダーの有無を判別することができる。この発明においては、テープフィーダーの永久磁石の磁気は正しい位置に装填されたときのみにホール素子によって検出されるから、テープフィーダーの有無のみならず、テープフィーダーの正誤も判別することができる。
請求項3記載の発明によれば、テープフィーダー側の電磁石で発生する磁気をフィーダー取付部側の磁気検出手段により検出することによって、非接触でテープフィーダーの有無を判別することができる。また、テープフィーダー毎のデータが磁気エネルギーの変化からなる信号としてテープフィーダー側からフィーダー取付部側へ送られることにより、非接触でテープフィーダーを識別することができる。したがって、この発明においても非接触でテープフィーダーの有無の判別と識別とを行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、非接触給電装置によってテープフィーダーの電気部品に給電することができるから、テープフィーダーにバッテリーを搭載したり、給電用コネクタを設ける必要がなくなる。このため、この発明によればテープフィーダーの取り扱いが容易になるという効果を奏する。
請求項5記載の表面実装機は、テープフィーダーの有無の判定および識別に用いる部品を使用して非接触給電装置を構成することができるから、これら両機能をそれぞれ独立した装置によって行う場合に較べ部品数を低減することができ、コストダウンを図ることができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る表面実装機の一実施の形態を図1ないし図4によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る表面実装機に使用するテープフィーダーの側面図で、同図はテープフィーダーをフィーダー取付部に装着した状態で描いてある。図2は図1におけるテープフィーダーの要部のII−II線断面図、図3は本発明に係る表面実装機の要部を示す構成図、図4は本発明に係る表面実装機の動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるテープフィーダーを示す。このテープフィーダー1は、図示していないテープを間欠的に繰り出す繰り出し機構2を備え、表面実装機3のフィーダー取付部4の上に着脱自在に装着される。このテープフィーダー1は、図1の紙面と直交する方向に複数並べて装着されている。
前記繰り出し機構2は、エアシリンダ5を動力源として構成されており、テープフィーダー1の装着方向の前側の下部(図1においては右側の下部)に突設された空気通路接続用ピン6をフィーダー取付部4のジョイント(図示せず)に接続することによって、表面実装機3側の空気供給通路に接続される。
前記テープに収納された表面実装部品(図示せず)は、表面実装機3の実装用ヘッド7によって吸着され、図示していないプリント配線板の上に移載される。
テープフィーダー1におけるフィーダー取付部4の上に重ねられる部位には、本発明でいう磁気発生手段を構成する永久磁石11が接着されている。この永久磁石11は、図2に示すように、テープフィーダー1のフレーム12の下端部に取付けられている。
前記フレーム12は、磁性材によって形成され、下端部であって一側部に下方へ突出する突片13が一体に形成されている。詳述すると、フレーム12の下端部には、テープフィーダー1の幅方向(図2において左右方向)に延びる幅方向延在部14と、この幅方向延在部14の一端から下方に突出する前記突片13とが形成されている。
前記永久磁石11は、前記幅方向延在部14の下面に前記突片13の横に並ぶ状態で接着されている。この実施の形態による永久磁石11は、上面と下面とに磁極が形成されており、上面が前記幅方向延在部14の下面に接着されている。このようにフレーム12に接着された永久磁石11の磁束Φは、図2および図3中に二点鎖線で示すように、前記幅方向延在部14と突片13とを有する磁気回路を主に通る。この実施の形態では、前記フレーム12によって本発明でいう磁気回路形成部材が構成されている。
前記フィーダー取付部4は、図3に示すように、一つのフィーダー支持プレート21によって全てのテープフィーダー1を支持する構造で、テープフィーダー1毎のホール素子22,22‥‥を備えている。この実施の形態では、このホール素子22によって本発明でいう磁気検出手段が構成されている。
前記ホール素子22は、図1に示すように、基板23の上面に実装されており、この基板23を介してフィーダー支持プレート21に取付けられている。この基板23は、テープフィーダー1が並ぶ方向に長く形成されており、全てのテープフィーダー1用のホール素子22が実装されている。
これらのホール素子22は、図3に示すように、制御装置24に接続されている。この制御装置24は、表面実装機3の動作を制御するためのもので、各ホール素子22の検出結果に基づいてテープフィーダー1の有無を判別する判別手段25を備えている。この判別手段25は、前記ホール素子22が検出した磁気エネルギーが予め定めた値より大きい場合にテープフィーダー1が装着されていると判別し、前記磁気エネルギーが前記設定値より小さい場合には、テープフィーダー1が装着されていないと判別する。制御装置24は、この判別手段25の判別結果に基づき、部品の実装動作を開始するに当たってテープフィーダー1が未装着である場合は、テープフィーダー1の装着が完了するまで動作開始を待機する。
次に、上述したように構成された表面実装機3の動作を図4に示すフローチャートによって説明する。
先ず、テープフィーダー1をフィーダー取付部4に装着すると(ステップS1)、ステップS2に示すように、ホール素子22が磁気エネルギーを検出したか否かを判別する。このとき、フィーダー取付部4におけるテープフィーダー1が装着されていなければならない位置のホール素子22が磁気を検出していない場合、ステップS3で示すように、制御装置24は、図示していない表示手段によりエラー表示を行ない、前記ホール素子22が磁気を検出するまで表面実装機3を待機状態とする。
ステップS2において、全ての装着予定箇所にテープフィーダー1が装着されている場合はYESと判定され、ステップS4において、テープフィーダー1の装着が完了したことを例えば確認ランプを点灯させることよって示す。その後、制御装置24は、ステップS5に示すように、表面実装機3に実装動作を開始させる。
したがって、この実施の形態による表面実装機3においては、テープフィーダー1に設けた永久磁石11の磁気を利用して非接触でテープフィーダー1の有無を検出することができる。特にこの実施の形態によれば、テープフィーダー1において磁気回路を構成したフレーム12が実質的に磁気シールドとして機能し、永久磁石11の磁束Φが隣のテープフィーダー1用のホール素子22に検出されることを防ぐから、この永久磁石11の磁気が他のホール素子22に誤って検出されることはない。
したがって、この表面実装機3は、テープフィーダー1の有無を誤ることなく確実に検出することができる。
この実施の形態では磁気発生手段を永久磁石11によって構成するとともに磁気検出手段をホール素子22によって構成する例を示したが、電磁石によって磁気発生手段を構成し、磁気エネルギーを検出可能なコイルによって磁気検出手段を構成することもできる。
(第2の実施の形態)
請求項2に記載した発明に係る表面実装機の一実施の形態を図5によって詳細に説明する。
図5は他の実施の形態の構成を示す図で、同図において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図5に示すフィーダー取付部4は、16個のテープフィーダー1を取付けることができるように構成されており、ホール素子22が16個設けられている。隣接する各ホール素子22は互いに前後方向(図5においては上下方向)で異なる位置に設けられている。また、このフィーダー取付部4に装着される各テープフィーダー1の永久磁石11は、それぞれ前記ホール素子22と対向する位置に位置付けられている。
この実施の形態によれば、テープフィーダー1の永久磁石11の磁気は、このテープフィーダー1がフィーダー取付部4の正しい位置に装填されたときのみにホール素子22によって検出される。したがって、この実施の形態を採ることにより、テープフィーダー1の永久磁石11の磁気が、隣接するテープフィーダー1に対応するホール素子22によって誤って検出されることを、より確実に防止することができる。
(第3の実施の形態)
請求項3ないし請求項5に記載した発明に係る表面実装機の一実施の形態を図6および図7によって説明する。
図6は他の実施の形態による表面実装機の要部を示す構成図、図7は同じくブロック図で、これらの図において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図6および図7に示すテープフィーダー1は、電動式の繰り出し機構2を備えている。この繰り出し機構2は、実装用部品(図示せず)を収納したテープ31を繰り出すための送り用サーボモータ32と、前記テープ31に設けられているトップテープ33を剥離するための剥離用サーボモータ34とを備えている。
前記送り用サーボモータ32は、エンコーダ35(図7参照)が設けられており、このサーボモータ32の回転量は、テープフィーダー1内に設けられた制御回路36(図7参照)によって前記テープ31が所定の送り量だけ繰り出されるようにフィードバック制御により制御される。前記剥離用サーボモータ34の回転も前記送り用サーボモータ32と同様にフィードバック制御により制御回路36によって制御される。なお、これらのモータ32,34は、ステッピングモータによって構成してもよい。
これらのモータ32,34と制御回路36への給電は、図6中に符号41で示す非接触給電装置によって行う。
この非接触給電装置41は、フィーダー取付部4に設けられた給電側コイル42からテープフィーダー1の受電側コイル43へ電磁誘導作用により非接触で電力を供給するものである。前記給電側コイル42は、フィーダー取付部4側の第1の電磁石44の一部を構成し、制御装置24に接続されている。また、前記受電側コイル43は、テープフィーダー1側の第2の電磁石45の一部を構成し、前記制御回路36に接続されている。
この実施の形態においては、テープフィーダー1をフィーダー取付部4に装着した状態で給電側コイル42に制御装置24から交流電流を流ることにより受電側コイル43に電力が生じ、この電力によってテープフィーダー1側の前記制御回路36、送り用サーボモータ32および剥離用サーボモータ34などの全ての電気部品が給電されるように構成されている。前記第2の電磁石45を取付けたテープフィーダー1のフレーム12は、図示してはいないが、第1の実施の形態で示したフレーム12と同等の磁気回路を構成するように形成されている。
前記制御回路36は、図7に示すように、請求項3記載の発明でいう記憶手段を構成するメモリ46が接続されている。このメモリ46には、テープフィーダー1毎のデータが記憶させてある。このデータとは、例えば、テープフィーダー1の種類、装填したテープ31または実装用部品の種類、テープ31の単位送り量などである。
前記制御回路36は、前記非接触給電装置41により給電されている状態で前記メモリ46からテープフィーダー1の種類などのテープフィーダー1を識別可能なデータを読み出すように構成されている。また、この制御回路36は、前記読み出したデータに基づいて第2の電磁石45をON,OFF動作させる発信手段47を備えている。
第2の電磁石45がON,OFF動作することにより、磁気エネルギーに強弱が生じるから、これを信号化することによりテープフィーダー1側からフィーダー取付部4側へ前記データを伝達することができる。すなわち、前記発信手段47は、テープフィーダー1を識別することができるデータを示す信号が磁気エネルギーの強弱で表現されるように第2の電磁石45をON,OFF動作させる。
この磁気エネルギーの強弱は、フィーダー取付部4の第1の電磁石44のコイル(給電側コイル42)によって検出され、このコイル42に接続されたアンプ48(図6参照)によって増幅されて信号として制御装置24に送られる。この実施の形態による制御装置24は、前記給電側コイル42によって検出した磁気エネルギーの強弱からなる信号に基づいて前記テープフィーダー1毎のデータを生成する受信手段49を備えている。また、この制御装置24に設けられている判別手段25は、前記受信手段49が生成したテープフィーダー1毎のデータに基づいてテープフィーダー1の有無を判別するとともに、テープフィーダー1を識別するように構成されている。
このように構成された表面実装機3によれば、テープフィーダー1の第2の電磁石45で発生する磁気をフィーダー取付部4の第1の電磁石44により検出することによって、非接触でテープフィーダー1の有無を判別することができる。また、テープフィーダー1毎のデータが磁気エネルギーの変化からなる信号としてテープフィーダー1側からフィーダー取付部4側へ送られることにより、非接触でテープフィーダー1を識別することができる。したがって、この実施の形態においても非接触でテープフィーダー1の有無の判別と識別とを行うことができる。
また、この実施の形態による表面実装機3においては、非接触給電装置41によってテープフィーダー1の各電気部品に給電することができるから、テープフィーダー1にバッテリーを搭載したり、フィーダー取付部4に接続し給電される給電用コネクタを設ける必要がない。
さらに、この実施の形態による表面実装機3においては、テープフィーダー1の有無の判定および識別に用いる第1および第2の電磁石44,45のコイル42,43を使用して非接触給電装置41を構成しているから、これら両機能(有無の判定および識別を行う機能と、給電する機能)をそれぞれ独立した装置によって行う場合に較べて部品数を低減することができる。
(第4の実施の形態)
テープフィーダーとフィーダー取付部は図8に示すように構成することができる。
図8は他の実施の形態による表面実装機の要部を示す構成図で、同図において、前記図1〜図7によって説明したものと同一または同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図8に示すフィーダー支持プレート21は、上方と後方(図8において左方)とに開放する断面L字状に形成され、テープフィーダー1をフィーダー支持プレート21上で前方へスライドさせることにより接続する構成が採られている。このため、この実施の形態による磁気発生手段としての第2の電磁石45は、テープフィーダー1の前端部に磁極の一部が前方へ突出する状態で設けられている。この実施の形態による磁気検出手段としての第1の電磁石44は、前記第2の電磁石45の突部が臨むフィーダー支持プレート21の凹部21aと対応する位置に設けられている。この実施の形態によるテープフィーダー1の前端部には、図示してはいないが、第1の実施の形態で示したフレーム12と同等の磁気回路が設けられている。
このようにテープフィーダー1の着脱方向を前後方向としても第1〜第3の実施の形態を採る場合と同等の効果が得られる。
前記第3の実施の形態と第4の実施の形態ではテープフィーダー1毎のデータをフィーダー取付部4側に送る、いわゆる一方向の通信を行う例を示したが、テープフィーダの第2の電磁石45のコイル43によって磁気エネルギーの強弱を検出する構成を採ることにより、テープフィーダー1とフィーダー取付部4側とで双方向の通信を行うことができるようになる。
すなわち、テープフィーダー1側からテープフィーダー1毎のデータをフィーダー取付部4側に送り、フィーダー取付部4側からテープフィーダー1にテープ31の送り・停止を示す制御信号や、テープ31の送り量の補正値などのデータを送ることができる。なお、このような双方向の通信を行うに当たっては、磁気エネルギーの強弱をより高い精度で検出するためにホール素子(図示せず)を使用することもできる。このホール素子は、テープフィーダー1とフィーダー取付部4とに前記第1および第2の電磁石44,45の近傍に位置するように設けることが好ましい。
上述した第3の実施の形態と第4の実施の形態では、テープフィーダー1側の電気部品への給電を非接触給電装置41によって行う例を示したが、テープフィーダー1にバッテリーを搭載し、このバッテリーによって前記電気部品に給電する構成を採ることもできる。
また、第3の実施の形態と第4の実施の形態で示したように、テープフィーダー1の磁気発生手段として電磁石(第2の電磁石45)を使用する場合は、この電磁石45のコアを永久磁石によって形成することができる。この場合、永久磁石の磁気をフィーダー取付部4側のコイル42またはホール素子22によって検出することにより、テープフィーダー1に給電していない状態でもテープフィーダー1の装着の有無を検出することができるから、テープフィーダー1が未装着の状態で第1の電磁石44(給電側コイル42)に無駄に通電することを防ぐことができる。
上述した各実施の形態ではテープフィーダー1のフレーム12を使用して磁気回路を構成する例を示したが、本発明はこのような限定にとらわれることなく、磁気回路は、フレーム12に取付けた保護カバーや他の部品を使用しても同様に構成することができる。特に、テープフィーダー1側の磁気発生手段を電磁石によって構成する場合は、磁気回路を構成するための部品を例えば軟鉄によって形成することにより、電磁石の磁気が消失したときに残留磁気の影響をほとんど無視することができ、常に安定してテープフィーダー1のセット位置を検出できるようになる。
上述した各実施の形態において、磁気を検出するための磁気検出手段としてはホール素子やコイルに限定されることはなく、例えばリードスイッチなど、他の磁気検出用センサを使用することができる。なお、フィーダー取付部4の各ホール素子22の前後方向の位置を同じとし、図6における給電側コイル42の前後方向の位置を同じとすることで、各テープフィーダー1を共通化することができる。図6における給電側コイル42の代わりに、図8に示す位置に給電側コイル42を配置する場合も、この給電側コイル42とテープフィーダー1側のコイル43とを同じ配置とするとよい。
本発明に係る表面実装機に使用するテープフィーダーの側面図である。 図1におけるテープフィーダーの要部のII−II線断面図である。 本発明に係る表面実装機の要部を示す構成図である。 本発明に係る表面実装機の動作を説明するためのフローチャートである。 他の実施の形態の構成を示す図である。 他の実施の形態による表面実装機の要部を示す構成図である。 他の実施の形態による表面実装機の要部を示すブロック図である。 他の実施の形態による表面実装機の要部を示す構成図である。
符号の説明
1…テープフィーダー、3…表面実装機、4…フィーダー取付部、11…永久磁石、12…フレーム、22…ホール素子、24…制御装置、25…判別手段、36…制御回路44…第1の電磁石、45…第2の電磁石、47…発信手段、49…受信手段。

Claims (5)

  1. 複数のテープフィーダーがフィーダー取付部に着脱自在に装着された表面実装機において、
    各テープフィーダーにおけるフィーダー取付部と対応する位置に設けられ磁気を発生する磁気発生手段と、
    前記フィーダー取付部における前記磁気発生手段と対向する位置に設けられ磁気エネルギーの強弱を検出する磁気検出手段と、
    前記フィーダー取付部側に設けられ、前記磁気検出手段の検出結果に基づいてテープフィーダーの有無を判別する判別手段とを備え、
    前記テープフィーダーは、前記磁気発生手段で生じる磁束を前記磁気検出手段に導く磁気回路を構成する磁気回路形成部材を備えていることを特徴とする表面実装機。
  2. 請求項1記載の表面実装機において、磁気発生手段を永久磁石によって構成するとともに磁気検出手段をホール素子によって構成し、これらの永久磁石とホール素子とは、隣接するテープフィーダー毎に前後方向で異なる位置に位置付けられていることを特徴とする表面実装機。
  3. 請求項1記載の表面実装機において、
    磁気発生手段を電磁石とし、
    各テープフィーダーに設けられ、各テープフィーダー毎のデータを記録した記憶手段と、
    各テープフィーダーに設けられ、前記データを示す信号が磁気エネルギーの強弱で表現されるように前記電磁石をON,OFF動作させる発信手段と、
    各テープフィーダーに設けられ、テープフィーダー内の電気部品に給電する給電手段と、
    フィーダー取付部側に設けられ、磁気検出手段によって検出した磁気エネルギーの強弱に基づいて前記データを生成する受信手段とを備え、
    判別手段は、前記受信手段が生成したテープフィーダー毎のデータに基づいてテープフィーダーの有無を判別するとともにテープフィーダーを識別する構成が採られていることを特徴とする表面実装機。
  4. 請求項3記載の表面実装機において、給電手段は、フィーダー取付部に設けられた給電側コイルと、テープフィーダーに設けられた受電側コイルとを有し、電磁誘導作用により、前記給電側コイルから受電側コイルへ非接触で電力を供給する非接触給電装置によって構成されていることを特徴とする表面実装機。
  5. 請求項4に記載した表面実装機において、受信手段は給電側コイルを用いて形成され、発信手段は受電側コイルを用いて形成されていることを特徴とする表面実装機。
JP2005074639A 2005-03-16 2005-03-16 表面実装機 Active JP4504234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005074639A JP4504234B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 表面実装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005074639A JP4504234B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 表面実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006261280A true JP2006261280A (ja) 2006-09-28
JP4504234B2 JP4504234B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=37100206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005074639A Active JP4504234B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 表面実装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4504234B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100893A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Juki Corp 電子部品実装装置及び電子部品実装方法
CN103001333A (zh) * 2011-09-13 2013-03-27 富士机械制造株式会社 非接触供电装置
WO2014049679A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 富士機械製造株式会社 チップマウンタと装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0472699U (ja) * 1990-11-05 1992-06-26
JPH09307283A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Sony Corp 部品供給装置
JP2000298037A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Asmo Co Ltd 回転センサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0472699U (ja) * 1990-11-05 1992-06-26
JPH09307283A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Sony Corp 部品供給装置
JP2000298037A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Asmo Co Ltd 回転センサ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100893A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Juki Corp 電子部品実装装置及び電子部品実装方法
KR101729712B1 (ko) 2009-11-06 2017-04-24 쥬키 가부시키가이샤 전자부품 실장장치에서의 부품공급장치 및 전자부품 실장장치에서의 부품공급방법
CN103001333A (zh) * 2011-09-13 2013-03-27 富士机械制造株式会社 非接触供电装置
JP2013062924A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Fuji Mach Mfg Co Ltd 非接触給電装置
WO2014049679A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 富士機械製造株式会社 チップマウンタと装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4504234B2 (ja) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6963659B2 (ja) 誘導電力送信器
JP4256426B2 (ja) 非接触電力伝送装置
JP6461670B2 (ja) カードリーダおよびカードリーダの制御方法
JP4669021B2 (ja) リニアモータユニットおよび該リニアモータユニットを備えた電子部品移載装置
JP2006289640A (ja) サーマルプリントヘッド、およびこれを用いた無線通信機能付プリンタ
EP3269556B1 (en) Wireless thermal printhead system and method
JP4075754B2 (ja) 非接触式通信媒体挿入口モジュール
JP4504234B2 (ja) 表面実装機
JP2007129462A (ja) 非接触型データ及び電力伝送装置
JP2010040901A (ja) 電子部品供給用フィーダ、電子部品実装装置およびrfid管理システム
JP6686517B2 (ja) 電子機器および送り量補正方法
JP6352393B2 (ja) カード、アセンブリ、カードを組み立てる方法、及び情報をアウトプットする方法
JPH11144014A (ja) 非接触icカード
JP2007122225A (ja) 非接触icカードリーダ装置
JP2005310986A (ja) 表面実装機
KR20190111783A (ko) 기록지 카세트 및 프린터 장치
JP2007141012A (ja) 非接触icカードリーダ装置
JP2013131725A (ja) 電子装置、検出モジュール、及びフレキシブルプリント回路基板
JP2007050992A (ja) 画像形成装置
JP2005182115A (ja) 紙葉類識別センサの駆動回路及び紙葉類識別装置
JP2019012990A (ja) 画像読取装置、綴じ部材検出装置、画像読取システム
JP4687417B2 (ja) 非接触icカードリーダ装置
US20170085734A1 (en) Printer
JP5758091B2 (ja) 認証判定装置
JP2011176758A (ja) 複合機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4504234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250