JP2006260700A - 磁気記録媒体及び磁気記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接トラックへのサイドイレーズを抑制できるとともに、表面が平坦な磁気記録媒体及びその磁気記録媒体を使用した磁気記録装置を提供する。
【解決手段】磁気記録媒体は、非磁性体基板31と、この基板31上に形成された裏打層32、平滑層34、中間層35、記録層36、保護層37及び潤滑層38により構成されている。裏打層32の表面には、表面に形成された溝内に非磁性体が埋め込まれてなる凹部32bと、凹部32b間の軟磁性体からなる凸部32aとが設けられている。平滑層34はNiP等の低透磁率の軟磁性体からなり、5〜50nmの厚さに形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスクリートトラック構造の磁気記録媒体及びその磁気記録媒体を用いた磁気記録装置に関する。
近年、磁気記録装置(ハードディスク)は、コンピュータだけではなく、ハードディスクビデオレコーダ等の映像記録機器や、携帯型音楽再生装置等にも使用されるようになった。それに伴い、磁気記録装置のより一層の大容量化及び小型化が要求されている。
磁気記録装置の大容量化及び小型化を達成するためには、記録密度の向上が必須である。従来は、磁気記録媒体の表面を水平方向に磁化する水平磁気記録方式の磁気記録装置が一般的であったが、近年、磁気記録媒体の表面を垂直方向に磁化する垂直磁気記録方式の磁気記録装置が実用化されるようになった。
図1(a)は、垂直磁気記録方式の磁気記録装置を示す模式図である。図1(a)に示すように、垂直磁気記録方式の磁気記録装置では、SPT(単磁極)ヘッド11を使用して垂直磁気記録媒体12にデータを記録する。垂直磁気記録媒体12は、基板(図示せず)と、基板上に形成された軟磁性体からなる裏打層13と、裏打層13の上に形成された非磁性体からなる中間層14と、中間層14の上に形成された記録層15とにより構成されている。このように構成された磁気記録媒体12において、SPTヘッド11から発生される磁束16は裏打層13に向って記録層15を垂直に通過し、記録層15を垂直方向に磁化する。
ところで、図1(a)に示す磁気記録媒体12では、裏打層13が平面状に広がっているため、SPTヘッド11から発生した磁束16の広がりが比較的大きい。一方、記録密度を高くするためには隣接するトラック(記録領域)の間隔を狭くする必要があり、磁束16の広がりが大きいとデータを記録するときに隣接するトラックのデータを書き換えてしまうという問題が発生する。
このような問題を解決するために、ディスクリートトラック構造の磁気記録媒体が提案
されている。図1(b)はディスクリートトラック構造の磁気記録媒体を使用した磁気記録装置を示す模式図である。
ディスクリートトラック構造の磁気記録媒体22は、基板(図示せず)と、この基板上に形成された裏打層23、中間層25及び記録層26とにより構成されている。磁気記録媒体22にデータを書き込む磁気ヘッドには、STPヘッド11が使用される。
裏打層23は、例えばCoZrNbやNiFe等の軟磁性材料からなる軟磁性部23aと、軟磁性部23aの表面に設けられた溝内にレジスト、非磁性金属、酸化物又は窒化物等の非磁性材料を充填して形成された凹部28とにより構成されている。凹部28は、トラック間の領域(非記録領域)に対応する位置に設けられている。以下、裏打層23のうち相互に隣接する2つの凹部28の間の軟磁性体の部分を凸部27と呼ぶ。
裏打層23の上には非磁性金属からなる中間層25が形成されており、この中間層25の上には磁気データを記録する記録層26が形成されている。
中間層25の結晶構造は裏打層23の結晶構造に影響され、記録層26の結晶構造は中間層25の結晶構造に影響される。この図1(b)に示すように裏打層23の表面に軟磁性体(凸部27)と非磁性体(凹部28)とが露出している場合、軟磁性体の上に成長する結晶の構造と非磁性体の上に成長する結晶の構造とが若干異なる。これにより、記録層26のうち凹部28の上方の部分は、凸部27の上方の部分に比べて磁化されにくくなっている。また、図1(b)に示すように、SPTヘッド11から発生する磁束29は軟磁性体からなる凸部27に収束する。これらの理由により、ディスクリートトラック構造の磁気記録媒体を使用した磁気記録装置では、記録層26の狭い領域にデータを記録することができる。
これに関連する技術として特許文献1には、軟磁性裏打層に凹凸を設け、凹部内に非磁性体を充填した磁気記録媒体が開示されている。また、特許文献2には、軟磁性裏打層のデータトラックの上に結晶配向制御層を設け、高密度な記録に対応できる磁気記録媒体が開示されている。更に、特許文献3には、軟磁性裏打層の表面に凹凸を形成し磁束を凸部に収束させて高密度記録を可能とした磁気記録媒体が開示されている。更にまた、特許文献4にも、表面に凹凸を設けたディスクリートトラック方式の磁気ディスクを備えた磁気ディスク装置が開示されている。
特開2003−16621号公報 特開2003−16622号公報 特開2004−259306号公報 特開平7−85406号公報
しかしながら、上述した従来のディスクリートトラック構造の磁気記録媒体には、以下に示す問題点がある。
図2は、横軸にトラック幅方向の距離をとり、縦軸にSPTヘッドから発生する磁界による磁場の垂直成分の強さをとって、両者の関係をシミュレーション計算した結果を示す図である。図2中の実線は、図1(a)に示すような平坦な裏打層を有する磁気記録媒体(凹凸なし)を使用したときの磁界の強さを示している。また、図2中の破線は、図1(b)に示すような凹凸を設けた裏打層を有する磁気記録媒体(凹凸あり)を使用したときの磁界の強さを示している。
この図2に示すように、凹凸ありの磁気記録媒体では、凹凸なしの磁気記録媒体に比べて、データ記憶領域(トラック)から離れるほど磁界の強さが急激に低下する。これにより、凹凸ありの磁気記録媒体では、凹凸なしの磁気記録媒体に比べて磁束が強く収束することがわかる。
しかし、隣接するデータ記憶領域の近傍では、凹凸ありの磁気記録媒体のほうが、凹凸なしの磁気記録媒体よりも磁界の強さが強くなる。この磁界により、隣接するトラックにデータが書き込まれ、既に記録されていたデータが消されてしまうサイドイレーズと呼ばれる現象が発生することがある。この現象は、横方向に漏れた磁束が、データ書き込み中のトラックに隣接するトラックの凸部のエッジに収束するためと考えられる。
また、以下に示す問題点もある。すなわち、図1(b)に示すディスクリートトラック構造の磁気記録媒体では、裏打層23の溝に非磁性体を充填して凹部28としている。この場合、裏打層23の表面を平坦化する研磨工程において、凸部27を構成する材料と凹部28を構成する材料の研磨速度が異なるために、裏打層23の表面を高精度に平坦化することが困難である。特に、凸部27を構成する軟磁性体と凹部28を構成する非磁性体との硬度の差が大きい場合は、記録層26の表面に比較的大きな凹凸が形成される。これにより、実使用時に磁気ヘッドが磁気記録媒体に接触するという不具合が発生し、記録層26を破損してしまうおそれがある。
以上から、本発明の目的は、隣接トラックへのサイドイレーズを抑制できるとともに、表面が平坦な磁気記録媒体及びその磁気記録媒体を使用した磁気記録装置を提供することである。
上記した課題は、基板と、前記基板上に形成され、表面に軟磁性体からなる領域と非磁性体からなる領域とが設けられた裏打層と、前記裏打層上に形成された軟磁性体からなる平滑層と、前記平滑層上に形成された非磁性体からなる中間層と、前記中間層上に形成されて磁気データを記録する記録層とを有することを特徴とする磁気記録媒体により解決する。
前記裏打層に替えて、表面に透磁率が相互に異なる軟磁性体からなる第1及び第2の領域が設けられた裏打層が形成されていてもよい。
上記した課題は、上記した構成を有する磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に磁気データを書き込む単磁極ヘッドとを有することを特徴とする磁気記録装置により解決する。
本発明においては、ディスクリート構造を有する裏打層の上に、平滑層を形成している。この平滑層により、裏打層の表面の凹凸が抑制され、磁気記録媒体の表面に大きな凹凸が形成されることが防止される。また、平滑層が軟磁性体により形成されているので、横方向に漏れた磁束が隣接するトラックの凸部のエッジに収束することが抑制される。これにより、サイドイレーズが防止され、より一層の高密度化が可能になる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図3は本発明の第1の実施形態に係る磁気記録媒体の構造を示す模式断面図である。
基板31はガラス、セラミック又はAl等の非磁性体からなる円盤状の部材である。この基板31の上には、CoZrNb、CoNuFeB、NiFe、NiFeNb、NiFeMo、FeAlSi又はFeTaC等の軟磁性体からなる裏打層32が形成されている。但し、裏打層32の上面は、軟磁性体からなる凸部32aと、裏打層32の上面に形成された溝内にレジスト、非磁性金属、酸化物又は窒化物等の非磁性材料を埋め込んで形成された凹部32bとが同心円状に交互に並んでいる。裏打層32の厚さは例えば400nmであり、凸部32aの幅は例えば190nm、凹部32bの幅は例えば110nm、凹部32bの深さは例えば100nmである
裏打層32の上には平滑層34が形成されている。この平滑層34は、例えばNiP等の透磁率(μ)が低い軟磁性体金属により形成されている。平滑層34の厚さは、例えば5nm〜50nmである。また、平滑層34の上には、Ru(ルテニウム)等の非磁性金属からなる中間層35が形成されている。中間層35の厚さは例えば20nmである。
中間層35の上には、磁気データを記録する記録層36が形成されている。この記録層36は例えばCoPtCr−SiO2からなり、厚さは例えば15nmである。
記録層36の上には例えばカーボンからなるからなる保護層37が形成されており、保護層37の上には例えばフッ素系潤滑剤を塗布して形成された潤滑層38が設けられている。これらの保護層37及び潤滑層38は必要に応じて形成すればよく、必須の構成要素ではない。
以下、本実施形態の磁気記録媒体の製造方法について説明する。
まず、非磁性体からなる基板31の上に、スパッタ法によりNiFe等の軟磁性体金属を堆積させて裏打層32を形成する。その後、裏打層32の上に所定のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして反応性イオンエッチングを施し、裏打層32の表面に溝を形成する。その後、レジストパターンを除去する。
次に、例えばCVD法により基板31の上側全面にSiO2等の非磁性体を堆積させて裏打層32の溝を埋めた後、CMP研磨等により裏打層32が露出するまで非磁性体を研磨する。このようにして、溝内に非磁性体を充填してなる凹部32bが形成される。
次に、スパッタ法により、基板31の上側全面にNiP等の透磁率が比較的低い軟磁性体金属を堆積して平滑層34を形成する。その後、この平滑層34の表面を研磨して平坦化する。
次に、スパッタ法によりRuを堆積して中間層35を形成した後、スパッタ法によりCoPtCr−SiO2を堆積して記録層36を形成する。
次いで、例えばスパッタ法によりカーボンからなる保護膜37を形成し、その上に例えばフッ素系潤滑剤を塗布して潤滑層38を形成する。このようにして、本実施形態の磁気記録媒体が完成する。
このように形成された本実施形態の磁気記録媒体において、データの書き込みはSPTヘッドにより行われ、データの読み出しはMR(Magneto Resistive)ヘッド又はGMR(Giant Magneto Resistive) ヘッドにより行われる。データの書き込み時には、SPTヘッドから発生した磁束が裏打層32に向って記録層36を垂直に通過し、記録層36を垂直方向に磁化する。
本実施形態においては、裏打層32と中間層35との間に、透磁率が低い軟磁性体からなる平滑層34が形成されている。この平滑層34により、裏打層32の表面の凹凸による影響が緩和され、磁気記録媒体の表面に比較的大きな凹凸が形成されることが防止される。なお、平滑層34の厚さが5〜50nmと薄いため、SPTヘッドから発生する磁束を裏打層32の凸部32aに収束させる効果が損なわれることはない。
また、本実施形態では、裏打層32の上に軟磁性体からなる平滑層34が形成されているので、横方向に漏れた磁束がデータ書き込み中のトラックに隣接するトラックの凸部32aのエッジに収束することが抑制される。これにより、サイドイレーズが防止され、従来に比べてより一層の高密度化が可能になる。
平滑層34の厚さが極端に薄い場合は、上述した効果を十分に得ることができない。一方、平滑層34の厚さが極端に厚いと、SPTヘッドから発生した磁束を裏打層32の凸部32aに収束させる効果が十分でなくなる。このため、平滑層34の厚さを適当な範囲内にすることが必要となる。平滑層34の好ましい厚さは、平滑層34を構成する材料の透磁率と磁束密度とに依存する。例えば、上述したように、平滑層34をNiPにより形成し、磁束密度が1T(テスラ)であるときには、平滑層34の厚さは5〜50nmとすることが好ましい。磁束密度が高いほど、平滑層34の好ましい厚さは薄くなる。
また、SPTヘッドから発生した磁束を裏打層32の凸部32aに収束させるためには、凸部の材料飽和磁束密度をBsh、高さをthとし、平滑層34の材料飽和磁束密度をBsl、厚さをtlとしたときに、Bsh×th>Bsl×tlを満たすことが必要である。更に、横方向に漏れた磁束が隣接するトラックの凸部のエッジに収束することを抑制するためには、裏打層32の透磁率が低いほうが好ましい。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態に係る磁気記録媒体の構造を示す模式断面図である。
本実施形態の磁気記録媒体は、基板51と、この基板51上に形成された第1の裏打層52、第2の裏打層53、平滑層54、中間層55、記録層56、保護層57及び潤滑層58により構成されている。
基板51は、例えばAl等の非磁性体からなり、この基板51の上にはNiFe等の軟磁性体金属からなる第1の裏打層52が形成されている。第1の裏打層52の厚さは、例えば300nmである。
第1の裏打層52の上には、第2の裏打層53が形成されている。この第2の裏打層53は、NiP等の透磁率が比較的低い軟磁性体金属からなる低透磁率部53aと、CoNiFeB等の透磁率が比較的高い軟磁性体金属からなる高透磁率部53bとにより構成されている。低透磁率部53aは非記録領域に対応する位置に配置されており、高透磁率部53bは記録領域(トラック)に対応する位置に配置されている。すなわち、これらの低透磁率部53a及び高透磁率部53bは、同心円状に交互に並んでいる。この第2の裏打層53の厚さは、例えば100nmである。
第2の裏打層53の上には、例えばNiP等の軟磁性体金属からなる平滑層54が形成されており、この平滑層54の上には、第1の実施形態と同様に、Ru等の非磁性金属からなる中間層55、CoPtCr−SiO2等の強磁性体からなる記録層56、カーボン等からなる保護層57及び潤滑層58が形成されている。
この第2の実施形態において、SPTヘッドから発生した磁束を第2の裏打層53の高透磁率部53bに収束させるためには、高透磁率部53bの材料飽和磁束密度をBsh、厚さをthとし、低透磁率部53aの材料飽和磁束密度をBsl、膜厚をtlとしたときに、Bsh×th>Bsl×tlの関係を満たすことが必要である。
本実施形態の磁気記録媒体においては、SPTヘッドから発生する磁束を収束させる第2の裏打層53の表面の低透磁率層53a及び高透磁率層53bがいずれも軟磁性体からなり、第1の実施形態の裏打層(表面が軟磁性体と非磁性体とにより構成される裏打層)に比べて硬度の差を小さくすることができる。これにより、裏打層53の表面の平坦化が容易になるという効果を奏する。また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に裏打層53と中間層55との間に軟磁性体からなる平滑層54を設けているので、裏打層53の表面の凹凸による影響が緩和されて磁気記録媒体の表面を高精度に平坦化することができるとともに、サイドイレーズを防止することができる。これにより、本実施形態の磁気記録媒体においても、従来に比べてより一層の高密度化が可能になる。
(磁気記録媒体)
図5は、本発明に係る磁気記録媒体を使用した磁気記録装置を示す平面図である。この図5に示すように、磁気記録装置45は、垂直磁気記録媒体46と、書き込みヘッド(STPヘッド)及び読み出しヘッド(MRヘッド又はGMRヘッド)を備えたスライダ47と、スライダ47を支持するスプリングアーム48とにより構成されている。垂直磁気記録媒体46は、第1の実施形態又は第2の実施形態で説明した構造を有している。
以下、本発明の諸態様を、付記としてまとめて記載する。
(付記1)基板と、
前記基板上に形成され、表面に軟磁性体からなる領域と非磁性体からなる領域とが設けられた裏打層と、
前記裏打層上に形成された軟磁性体からなる平滑層と、
前記平滑層上に形成された非磁性体からなる中間層と、
前記中間層上に形成されて磁気データを記録する記録層と
を有することを特徴とする磁気記録媒体。
(付記2)前記平滑層を構成する軟磁性体の透磁率が、前記裏打層の表面の軟磁性体の透磁率よりも低いことを特徴とする付記1に記載の磁気記録媒体。
(付記3)前記平滑層の厚さが5乃至50nmであることを特徴とする付記1に記載の磁気記録媒体。
(付記4)前記平滑層が、NiPからなることを特徴とする付記1に記載の磁気記録媒体。
(付記5)基板と、
前記基板上に形成され、表面に透磁率が相互に異なる軟磁性体からなる第1及び第2の領域が設けられた裏打層と、
前記裏打層上に形成された軟磁性体からなる平滑層と、
前記平滑層上に形成された非磁性体からなる中間層と、
前記中間層上に形成されて磁気データを記録する記録層と
を有することを特徴とする磁気記録媒体。
(付記6)前記平滑層の厚さが5乃至50nmであることを特徴とする付記5に記載の磁気記録媒体。
(付記7)前記平滑層が、NiPからなることを特徴とする付記5に記載の磁気記録媒体。
(付記8)前記裏打層の第1の領域の厚さをth、材料飽和磁束密度をBshとし、前記第2の領域の厚さをtl、材料飽和磁束密度をBslとしたときに、Bsh×th >Bsl×tl の関係を満たすことを特徴とする付記5に記載の磁気記録媒体。
(付記9)付記1又は5に記載の磁気記録媒体と、
前記磁気記録媒体に磁気データを書き込む単磁極ヘッドと
を有することを特徴とする磁気記録装置。
図1(a),(b)は、いずれも従来の垂直磁気記録方式の磁気記録装置を示す模式図である。 図2は、SPTヘッドから発生する磁界分布をシミュレーション計算した結果を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る磁気記録媒体を示す断面図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る磁気記録媒体を示す断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る磁気記録装置を示す平面図である。
符号の説明
11…SPTヘッド、
12,22,46…磁気記録媒体、
13,23,32,52,53…裏打層、
14,25,35,55…中間層、
15,26,36,56…記録層、
27,32a…凸部、
28,32b…凹部、
31,51…基板、
34,54…平滑層、
37,57…保護層、
38,58…潤滑層、
45…磁気記録装置、
47…スライダ、
48…スプリングアーム、
53a…低透磁率部、
53b…高透磁率部。

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、表面に軟磁性体からなる領域と非磁性体からなる領域とが設けられた裏打層と、
    前記裏打層上に形成された軟磁性体からなる平滑層と、
    前記平滑層上に形成された非磁性体からなる中間層と、
    前記中間層上に形成されて磁気データを記録する記録層と
    を有することを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 前記平滑層の厚さが5乃至50nmであることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 基板と、
    前記基板上に形成され、表面に透磁率が相互に異なる軟磁性体からなる第1及び第2の領域が設けられた裏打層と、
    前記裏打層上に形成された軟磁性体からなる平滑層と、
    前記平滑層上に形成された非磁性体からなる中間層と、
    前記中間層上に形成されて磁気データを記録する記録層と
    を有することを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 前記平滑層の厚さが5乃至50nmであることを特徴とする請求項3に記載の磁気記録媒体。
  5. 請求項1又は3に記載の磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体に磁気データを書き込む単磁極ヘッドと
    を有することを特徴とする磁気記録装置。
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