JP2006259487A - 電気光学装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デジタル信号化した同期信号の信号線と、デジタル映像信号通信線とを共通化することにより、信号線数の減少による電気光学装置の小型化やノイズを図ることができる電気光学装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】 外部インターフェースを介したデジタル映像信号の入力による電気光学装置の駆動方法であって、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 外部インターフェースを介したデジタル映像信号の入力による電気光学装置の駆動方法であって、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置に表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電気光学装置の駆動方法に関する。特に、信号線数の減少による電気光学装置の小型化やノイズ低減に資する電気光学装置の駆動方法に関する。
従来、電気光学装置の一態様として、それぞれ電極が形成された一対の基板を対向配置するとともに、それぞれの電極の交差領域である複数の画素に印加する電圧を選択的にオン、オフさせることによって、当該画素領域の液晶材料を通過する光を変調させ、画像や文字等の像を表示させる、液晶装置が多用されている。
ここで、近年、画面位置調整が容易で、電源電圧温度変化による表示の色ずれなどが生じにくい表示装置の同期駆動回路が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、複数の表示手段からの映像を合成して1つの画像を表示する表示装置の同期駆動回路において、画像を表示するための同期信号としての垂直同期信号及び水平同期信号を受信し、かかる同期信号に基づいて各表示手段の映像表示タイミングを制御するためのタイミング信号を発生する同期手段と、各表示手段に設けられ、各表示手段で表示すべき映像を表す映像信号を受信し、同期手段からのタイミング信号に同期して各表示手段が映像を表示する駆動手段と、を含んでいる。
より具体的には、複数の表示手段からの映像を合成して1つの画像を表示する表示装置の同期駆動回路において、画像を表示するための同期信号としての垂直同期信号及び水平同期信号を受信し、かかる同期信号に基づいて各表示手段の映像表示タイミングを制御するためのタイミング信号を発生する同期手段と、各表示手段に設けられ、各表示手段で表示すべき映像を表す映像信号を受信し、同期手段からのタイミング信号に同期して各表示手段が映像を表示する駆動手段と、を含んでいる。
また、画素電極に、対向電極の電位変動を上乗せした電圧が印加されるため、その対向電極の電位変動をキャンセルして、表示品位の低下を防止する駆動方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
より具体的には、図8や図9に示すように、水平走査および垂直走査に応じて供給されるとともに画素の濃度に応じた情報を有する画像信号(VID)と、一定の濃度を示す基準信号(Ref)との差を、画像信号補正回路300´に含まれる減算器302によって求め、これを水平走査毎に積分器308によって積分して、適切な係数を乗算して、対向電極や容量線等の電位変動を模擬した補正信号(Igr)として、元の画像信号(VID)に加算して、補正画像信号(VID’)として液晶パネル10´に供給する駆動方法である。
特開平6−75552号公報(特許請求の範囲、図1)
特開2002−116735(特許請求の範囲、図1)
より具体的には、図8や図9に示すように、水平走査および垂直走査に応じて供給されるとともに画素の濃度に応じた情報を有する画像信号(VID)と、一定の濃度を示す基準信号(Ref)との差を、画像信号補正回路300´に含まれる減算器302によって求め、これを水平走査毎に積分器308によって積分して、適切な係数を乗算して、対向電極や容量線等の電位変動を模擬した補正信号(Igr)として、元の画像信号(VID)に加算して、補正画像信号(VID’)として液晶パネル10´に供給する駆動方法である。
しかしながら、特許文献1〜2に記載されたいずれの液晶装置の駆動方法においても、図10に示すように、デジタル信号化した同期信号(VSYNC、HSYNC)と、デジタル映像信号(Digital Data)とを別々の通信線を介して、液晶装置の制御回路へ入力していたため、通信線の配置が複雑になったり、液晶表示装置が大型化しやすくなったりするなどの問題が見られた。また、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とが別々な通信線であることから、クロストークが発生しやすいという問題も見られた。
そこで、発明者は鋭意努力し、電気光学装置を駆動させるにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、ノイズ発生を低減できるとともに、通信線数を低下させられることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、通信線の数の低下に伴って、ノイズ発生を低減させるとともに、データ処理速度が向上し、さらには、電気光学装置の小型化に資することができる電気光学装置の駆動方法を提供することを目的とする。
そこで、発明者は鋭意努力し、電気光学装置を駆動させるにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、ノイズ発生を低減できるとともに、通信線数を低下させられることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、通信線の数の低下に伴って、ノイズ発生を低減させるとともに、データ処理速度が向上し、さらには、電気光学装置の小型化に資することができる電気光学装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、外部インターフェースを介したデジタル映像信号の入力による電気光学装置の駆動方法であって、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置に表示する電気光学装置の駆動方法が提供され、上述した問題点を解決することができる。
すなわち、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力することにより、通信線の数を低下させ、それに伴って、ノイズ発生を低減できるとともに、電気光学装置の小型化を図ることができる。
すなわち、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力することにより、通信線の数を低下させ、それに伴って、ノイズ発生を低減できるとともに、電気光学装置の小型化を図ることができる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、同期信号が、垂直同期信号及び水平同期信号、あるいはいずれか一方の同期信号であることが好ましい。
このように実施することにより、ノイズが発生しやすい垂直同期信号線及び水平同期信号線、あるいはいずれか一方の同期信号線を省略することができる。
このように実施することにより、ノイズが発生しやすい垂直同期信号線及び水平同期信号線、あるいはいずれか一方の同期信号線を省略することができる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、同期信号が、少なくとも第1の同期信号及び第2の同期信号を含む複数のデジタル信号化した同期信号を含むことが好ましい。例えば、垂直同期信号あるいは水平同期信号が、第1の同期信号及び第2の同期信号を含むことが好ましい。
このように実施することにより、垂直同期信号や水平同期信号同期信号の情報量が増えて、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理も容易となる。
このように実施することにより、垂直同期信号や水平同期信号同期信号の情報量が増えて、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理も容易となる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、第1の同期信号及び第2の同期信号のパルス幅が、それぞれ異なっていることが好ましい。例えば、垂直同期信号及び水平同期信号に含まれる第1の同期信号及び第2の同期信号の幅を異ならせるか、あるいは、第1の同期信号としての垂直同期信号と、第2の同期信号としての水平同期信号との幅をそれぞれ異ならせることが好ましい。
このように実施することにより、垂直同期信号あるいは水平同期信号等の同期信号の識別性が向上するため、垂直同期信号及び水平同期信号の分離処理が容易になるばかりか、ノイズ発生の影響を避けつつ、一本の通信線で、垂直同期信号及び水平同期信号を効果的に送信することができる。
このように実施することにより、垂直同期信号あるいは水平同期信号等の同期信号の識別性が向上するため、垂直同期信号及び水平同期信号の分離処理が容易になるばかりか、ノイズ発生の影響を避けつつ、一本の通信線で、垂直同期信号及び水平同期信号を効果的に送信することができる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、第1の同期信号と、第2の同期信号との間に、所定の非送信時間が設けてあることが好ましい。例えば、垂直同期信号及び水平同期信号に含まれる第1の同期信号と、第2の同期信号との間に所定時間を設けるか、あるいは、第1の同期信号としての垂直同期信号と、第2の同期信号としての水平同期信号との間に所定時間を設けることが好ましい。
このように実施することにより、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、垂直同期信号あるいは水平同期信号等の同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理もさらに容易となる。
このように実施することにより、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、垂直同期信号あるいは水平同期信号等の同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理もさらに容易となる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、同期信号が、クロック信号線のクロック信号に対応していることが好ましい。
このように実施することにより、同期信号の識別性や分離処理の精度を高めることができる。
このように実施することにより、同期信号の識別性や分離処理の精度を高めることができる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、同期信号の送信時期と、デジタル映像信号のブランキング期間とが一致していることが好ましい。
このように実施することにより、有効なデータ送信時間を割く必要がなくなり、より多くのデジタル映像信号を送信することができる。
このように実施することにより、有効なデータ送信時間を割く必要がなくなり、より多くのデジタル映像信号を送信することができる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、電気光学装置の制御回路において、デジタル信号化された同期信号に基づいて、電気光学装置に対応した垂直同期信号および電気光学装置に対応した水平同期信号を生成することが好ましい。
このように実施することにより、同期モードを切替えた時に、デジタル映像信号に急激な変化点が発生したとしても、内部垂直同期信号および内部水平同期信号を使用するため、画像表示部等へ出力される垂直同期信号および水平同期信号が断続することなく連続的になって、画像表示装置における画像表示の乱れを防止することができる。
このように実施することにより、同期モードを切替えた時に、デジタル映像信号に急激な変化点が発生したとしても、内部垂直同期信号および内部水平同期信号を使用するため、画像表示部等へ出力される垂直同期信号および水平同期信号が断続することなく連続的になって、画像表示装置における画像表示の乱れを防止することができる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線を、シールド線とすることが好ましい。
このように実施することにより、ノイズ発生を有効に防止できるとともに、高速通信も可能となる。
このように実施することにより、ノイズ発生を有効に防止できるとともに、高速通信も可能となる。
また、本発明の電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線を、フラットケーブルの端部又は中央付近に配置することが好ましい。
このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線において不具合が生じた場合に、発見が容易となるばかりか、修理や交換についても容易になるためである。
このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線において不具合が生じた場合に、発見が容易となるばかりか、修理や交換についても容易になるためである。
また、本発明の別の態様は、外部インターフェースを介してデジタル映像信号を入力する電気光学装置であって、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、デジタル映像信号を表示することを特徴とする電気光学装置である。
すなわち、電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、通信線を一部省略することができるばかりか、ノイズ発生が少なく、小型の電気光学装置とすることができる。
すなわち、電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、通信線を一部省略することができるばかりか、ノイズ発生が少なく、小型の電気光学装置とすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の電気光学装置の駆動方法に関する実施形態について、液晶装置を例にとって、具体的に説明する。ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
[第1実施形態]
第1実施形態は、図1にその駆動システム100を示すように、外部インターフェース1を介して、CCDやPCから取り込んだデジタル映像信号の入力による電気光学装置(液晶パネル)10の駆動方法であって、デジタル信号化した同期信号(HSYNC、VSYNC)と、デジタル映像信号とを同一の通信線5を介して、電気光学装置10の制御回路2へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置10に表示する電気光学装置の駆動方法である。
以下、図1〜図9を適宜参照しながら、電気光学装置として液晶装置を例に採って、その駆動方法やそれを実施するための構成を説明する。
第1実施形態は、図1にその駆動システム100を示すように、外部インターフェース1を介して、CCDやPCから取り込んだデジタル映像信号の入力による電気光学装置(液晶パネル)10の駆動方法であって、デジタル信号化した同期信号(HSYNC、VSYNC)と、デジタル映像信号とを同一の通信線5を介して、電気光学装置10の制御回路2へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置10に表示する電気光学装置の駆動方法である。
以下、図1〜図9を適宜参照しながら、電気光学装置として液晶装置を例に採って、その駆動方法やそれを実施するための構成を説明する。
1.液晶装置
(1)基本構造
まず、図2及び図3に、本実施形態に係る駆動対象としての液晶装置10の概略斜視図、及び、図2中のEE断面を矢印方向に見た概略断面図をそれぞれ示す。なお、図2及び図3中、下側の面が画像表示面であって、矢印Wの方向から画像を視認することができる。
かかる液晶装置10は、スイッチング素子として、二端子型非線形素子であるTFD素子69を用いたアクティブマトリクス型構造を有する第2の基板60を備えた液晶装置10であって、図示しないものの、バックライトやフロントライト等の照明装置やケース体などを、必要に応じて適宜取付けられて使用される。
また、液晶装置10は、ガラス基板等を基体31とする第1の基板30と、同様にガラス基板等を基体61とする第2の基板60と、が対向配置されるとともに接着剤等のシール材23を介して貼り合わせられている。また、第1の基板30と、第2の基板60とが形成する空間であって、シール材23の内側部分に対して、開口部23aを介して液晶材料21を注入した後、封止材25にて封止されてなるセル構造を備えている。すなわち、第1の基板30と、第2の基板60との間に液晶材料21が充填されている。
そして、このように構成された液晶装置10において、ドライバICからの駆動用信号を、データ線65及びTFD素子69を介して画素電極33に出力するとともに、走査信号を、引回し配線66を介して走査電極33に出力する。すなわち、電圧が印加された画素の液晶材料21に電界が発生するため、当該画素における液晶材料21中を、光を通過させ、又は通過させないようにでき、表示領域全体として文字、図形等の画像を表示させることができる。
(1)基本構造
まず、図2及び図3に、本実施形態に係る駆動対象としての液晶装置10の概略斜視図、及び、図2中のEE断面を矢印方向に見た概略断面図をそれぞれ示す。なお、図2及び図3中、下側の面が画像表示面であって、矢印Wの方向から画像を視認することができる。
かかる液晶装置10は、スイッチング素子として、二端子型非線形素子であるTFD素子69を用いたアクティブマトリクス型構造を有する第2の基板60を備えた液晶装置10であって、図示しないものの、バックライトやフロントライト等の照明装置やケース体などを、必要に応じて適宜取付けられて使用される。
また、液晶装置10は、ガラス基板等を基体31とする第1の基板30と、同様にガラス基板等を基体61とする第2の基板60と、が対向配置されるとともに接着剤等のシール材23を介して貼り合わせられている。また、第1の基板30と、第2の基板60とが形成する空間であって、シール材23の内側部分に対して、開口部23aを介して液晶材料21を注入した後、封止材25にて封止されてなるセル構造を備えている。すなわち、第1の基板30と、第2の基板60との間に液晶材料21が充填されている。
そして、このように構成された液晶装置10において、ドライバICからの駆動用信号を、データ線65及びTFD素子69を介して画素電極33に出力するとともに、走査信号を、引回し配線66を介して走査電極33に出力する。すなわち、電圧が印加された画素の液晶材料21に電界が発生するため、当該画素における液晶材料21中を、光を通過させ、又は通過させないようにでき、表示領域全体として文字、図形等の画像を表示させることができる。
(2)第1の基板
次いで、液晶装置10を構成する第1の基板30について、より詳細に説明する。
また、第1の基板30における基体31の内面、すなわち、第2の基板60に対向する表面上には、ストライプ状に配置された複数の走査電極33が形成されている。一方、第2の基板60における基体61の内面、すなわち、第1の基板30に対向する表面上に、マトリクス状に配置された複数の画素電極63が形成されている。また、画素電極63は、スイッチング素子としてのTFD素子69を介してデータ線65に対して電気的に接続されるとともに、もう一方の走査電極33は、導電性粒子を含むシール材23を介して第2の基板60上の引回し配線66に対して電気的に接続されている。このように構成された走査電極33と画素電極63との交差領域がマトリクス状に配列された多数の画素(以下、画素領域と称する場合がある。)を構成し、これら多数の画素の配列が、全体として表示領域を構成することになる。
また、かかる第1の基板30は、図2に示すように、基本的に、ガラス基板等からなる基体31上に、遮光膜39と、着色層37と、オーバーコート層40と、走査電極33と、が順次積層されて構成されている。また、走査電極33上には、液晶材料の配向性を制御するための配向膜45を備えるとともに、走査電極33等が形成されている面とは反対側の面に、鮮明な画像表示が認識できるように、位相差板(1/4波長板)47及び偏光板49が配置されている。
次いで、液晶装置10を構成する第1の基板30について、より詳細に説明する。
また、第1の基板30における基体31の内面、すなわち、第2の基板60に対向する表面上には、ストライプ状に配置された複数の走査電極33が形成されている。一方、第2の基板60における基体61の内面、すなわち、第1の基板30に対向する表面上に、マトリクス状に配置された複数の画素電極63が形成されている。また、画素電極63は、スイッチング素子としてのTFD素子69を介してデータ線65に対して電気的に接続されるとともに、もう一方の走査電極33は、導電性粒子を含むシール材23を介して第2の基板60上の引回し配線66に対して電気的に接続されている。このように構成された走査電極33と画素電極63との交差領域がマトリクス状に配列された多数の画素(以下、画素領域と称する場合がある。)を構成し、これら多数の画素の配列が、全体として表示領域を構成することになる。
また、かかる第1の基板30は、図2に示すように、基本的に、ガラス基板等からなる基体31上に、遮光膜39と、着色層37と、オーバーコート層40と、走査電極33と、が順次積層されて構成されている。また、走査電極33上には、液晶材料の配向性を制御するための配向膜45を備えるとともに、走査電極33等が形成されている面とは反対側の面に、鮮明な画像表示が認識できるように、位相差板(1/4波長板)47及び偏光板49が配置されている。
(3)第2の基板
また、液晶装置10を構成するもう一方の基板である第2の基板60は、図3(b)に示すように、基本的に、ガラス基板等からなる基体61と、画素電極63と、データ線65と、複数の引回し配線66からなる配線群11a、11bと、スイッチング素子としてのTFD素子69と、から構成されている。また、画素電極63上には、ポリイミド樹脂等からなる配向膜75が形成されている。さらに、基体61の外面には、位相差板(1/4波長板)77及び偏光板79が配置されている。そして、第2の基板60における基板張出部60T上には、データ線65や引回し配線66と電気的に接続されるようにドライバIC91が実装されている。
すなわち、第2の基板60は、第1の基板30の外形よりも外側に張り出してなる基板張出部60Tを有し、この基板張出部60T上には、データ線65の一部、引回し配線66の一部及び、独立して形成された複数の配線からなる外部接続用端子67が形成されている。そして、データ線65又は引回し配線66の端部には、液晶駆動回路等を内蔵したドライバIC(駆動用半導体素子)91が実装されている。さらに、当該ドライバIC91は外部接続用端子67の一方の端部とも電気的に接続されているとともに、外部接続用端子67の他方の端部は、フレキシブル回路基板93等と電気的に接続されている。
また、かかる第2の基板60において、データ線65は、ストライプ状に配列された複数の配線からなり、それぞれのデータ線65には、複数のデータ線65の間にマトリクス状に配置された画素電極63が、後述するTFD素子69を介して電気的に接続されている。そして、データ線65は、一端側が基板張出部上に実装されたドライバIC91と電気的に接続されており、ドライバIC91からの駆動用信号を画素電極33に対して出力できるように構成されている。
また、液晶装置10を構成するもう一方の基板である第2の基板60は、図3(b)に示すように、基本的に、ガラス基板等からなる基体61と、画素電極63と、データ線65と、複数の引回し配線66からなる配線群11a、11bと、スイッチング素子としてのTFD素子69と、から構成されている。また、画素電極63上には、ポリイミド樹脂等からなる配向膜75が形成されている。さらに、基体61の外面には、位相差板(1/4波長板)77及び偏光板79が配置されている。そして、第2の基板60における基板張出部60T上には、データ線65や引回し配線66と電気的に接続されるようにドライバIC91が実装されている。
すなわち、第2の基板60は、第1の基板30の外形よりも外側に張り出してなる基板張出部60Tを有し、この基板張出部60T上には、データ線65の一部、引回し配線66の一部及び、独立して形成された複数の配線からなる外部接続用端子67が形成されている。そして、データ線65又は引回し配線66の端部には、液晶駆動回路等を内蔵したドライバIC(駆動用半導体素子)91が実装されている。さらに、当該ドライバIC91は外部接続用端子67の一方の端部とも電気的に接続されているとともに、外部接続用端子67の他方の端部は、フレキシブル回路基板93等と電気的に接続されている。
また、かかる第2の基板60において、データ線65は、ストライプ状に配列された複数の配線からなり、それぞれのデータ線65には、複数のデータ線65の間にマトリクス状に配置された画素電極63が、後述するTFD素子69を介して電気的に接続されている。そして、データ線65は、一端側が基板張出部上に実装されたドライバIC91と電気的に接続されており、ドライバIC91からの駆動用信号を画素電極33に対して出力できるように構成されている。
(4)制御回路
次いで、図1に示す液晶装置10を動作させる制御回路2について、より詳細に説明する。
まず、制御回路は、外部インターフェース1を介した入力されたデジタル映像信号と、デジタル信号化した同期信号と、クロック信号とをもとに、液晶装置10に適切な画像表示を行なうためのデータ処理部である。すなわち、制御回路は、後述する表示処理回路を含み、より具体的には、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備えており、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号(CLK)と共に駆動回路へ供給するように構成されている。
また、画像処理ソフトウェア等を用いて作成した画像データやネットワーク回線を介して受信した画像データを液晶装置等に画像表示するためには、フレームバッファと呼ばれる画像処理専用の記憶領域が必要である。
したがって、制御回路に付随して、CPU(central processing unit)による演算処理や実行プログラムを格納するための記憶領域とは区別され、ビデオ・メモリと呼ばれるフレームバッファを有することが好ましい。すなわち、制御回路は、フレームバッファに一時的に記憶された画像データを、画像表示装置の仕様に応じた垂直走査周波数(リフレッシュレート)および水平走査周波数でシーケンシャル出力するエンコーダとして機能することが好ましい。よって、画像データを構成する各画素データをフレームバッファから繰り返し読み取り、読み取った画素データを、所定周波数に基づいて逐次出力することで、画像表示することができる。よって、画像表示装置上では、リフレッシュレート毎に一画面が更新されることになる。
さらに、膨大なデジタル画像データを高速に処理するために、制御回路中に、専用のグラフィック機構(以下、グラフィック・アクセラレータと称する場合がある。)を備えることも好ましい。例えば、グラフィック・アクセラレータでは、従来CPUがおこなっていたジオメトリ処理やレンダリング処理等の複雑な演算を必要とする描画処理を代行することができる。したがって、CPUの負荷を軽減させることができるばかりか、コンピュータシステム全体の処理速度の向上を図ることができる。
また、制御回路におけるこのような画像データ処理の高速化を所望する場合には、上述したフレームバッファとして、SDRAM(シンクロナスDRAM)やSGRAM(シンクロナス・グラフィックスRAM)を備えることが好ましい。
次いで、図1に示す液晶装置10を動作させる制御回路2について、より詳細に説明する。
まず、制御回路は、外部インターフェース1を介した入力されたデジタル映像信号と、デジタル信号化した同期信号と、クロック信号とをもとに、液晶装置10に適切な画像表示を行なうためのデータ処理部である。すなわち、制御回路は、後述する表示処理回路を含み、より具体的には、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備えており、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号(CLK)と共に駆動回路へ供給するように構成されている。
また、画像処理ソフトウェア等を用いて作成した画像データやネットワーク回線を介して受信した画像データを液晶装置等に画像表示するためには、フレームバッファと呼ばれる画像処理専用の記憶領域が必要である。
したがって、制御回路に付随して、CPU(central processing unit)による演算処理や実行プログラムを格納するための記憶領域とは区別され、ビデオ・メモリと呼ばれるフレームバッファを有することが好ましい。すなわち、制御回路は、フレームバッファに一時的に記憶された画像データを、画像表示装置の仕様に応じた垂直走査周波数(リフレッシュレート)および水平走査周波数でシーケンシャル出力するエンコーダとして機能することが好ましい。よって、画像データを構成する各画素データをフレームバッファから繰り返し読み取り、読み取った画素データを、所定周波数に基づいて逐次出力することで、画像表示することができる。よって、画像表示装置上では、リフレッシュレート毎に一画面が更新されることになる。
さらに、膨大なデジタル画像データを高速に処理するために、制御回路中に、専用のグラフィック機構(以下、グラフィック・アクセラレータと称する場合がある。)を備えることも好ましい。例えば、グラフィック・アクセラレータでは、従来CPUがおこなっていたジオメトリ処理やレンダリング処理等の複雑な演算を必要とする描画処理を代行することができる。したがって、CPUの負荷を軽減させることができるばかりか、コンピュータシステム全体の処理速度の向上を図ることができる。
また、制御回路におけるこのような画像データ処理の高速化を所望する場合には、上述したフレームバッファとして、SDRAM(シンクロナスDRAM)やSGRAM(シンクロナス・グラフィックスRAM)を備えることが好ましい。
一方、このような制御回路において、外部の影響因子を避けるために、図4に示すような内部同期信号発生回路400を備えることが好ましい。すなわち、一例ではあるが、外部から垂直同期信号が入力されたことを検出する検出回路101と、外部から入力される垂直同期信号に基づいて垂直同期信号および水平同期信号を生成する同期信号生成部110とを備えていることが好ましい。また、かかる同期信号生成部110は、外部からの垂直同期信号を検出することによって検出回路101から出力される検出信号が入力される出力判別及びリセットパルス生成回路102と、画像表示部(図示せず)の特性に適したクロック信号を生成する発振回路103と、水平カウンタ104と、デコーダ105および107と、垂直カウンタ106とを備えている。
ここで、発振回路103は、生成したクロック信号を水平カウンタ104へ出力する機能を有している。また、水平カウンタ104は、発振回路103からのクロック信号をサンプリングして水平周期のカウントを行なう機能を有している。そして、そのクロック信号の水平周期のカウント値が予め設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダ105に出力する。このデコーダ105は、水平カウンタ104からのカウント値をデコード(復号化)して水平同期信号を生成し、生成した水平同期信号を垂直カウンタ106へ出力するとともに、画像表示部(図示せず)に出力する機能を有している。また、生成した水平同期信号は、水平カウンタ104へリセット信号として出力される。この水平カウンタ104は、デコーダ105からの水平同期信号によってリセットされる。また、水平カウンタ104は、出力判別及びリセットパルス生成回路102からのリセット信号によってもリセットされる。また、垂直カウンタ106は、水平同期信号をサンプリングして垂直同期信号の周期をカウントし、設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダ107に出力する機能を有している。また、垂直カウンタ106は、出力判別及びリセットパルス生成回路102からのリセット信号によりリセットされる。
ここで、発振回路103は、生成したクロック信号を水平カウンタ104へ出力する機能を有している。また、水平カウンタ104は、発振回路103からのクロック信号をサンプリングして水平周期のカウントを行なう機能を有している。そして、そのクロック信号の水平周期のカウント値が予め設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダ105に出力する。このデコーダ105は、水平カウンタ104からのカウント値をデコード(復号化)して水平同期信号を生成し、生成した水平同期信号を垂直カウンタ106へ出力するとともに、画像表示部(図示せず)に出力する機能を有している。また、生成した水平同期信号は、水平カウンタ104へリセット信号として出力される。この水平カウンタ104は、デコーダ105からの水平同期信号によってリセットされる。また、水平カウンタ104は、出力判別及びリセットパルス生成回路102からのリセット信号によってもリセットされる。また、垂直カウンタ106は、水平同期信号をサンプリングして垂直同期信号の周期をカウントし、設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダ107に出力する機能を有している。また、垂直カウンタ106は、出力判別及びリセットパルス生成回路102からのリセット信号によりリセットされる。
また、デコーダ107は、垂直カウンタ106のカウント値をデコード(復号化)して垂直同期信号を生成する機能を有している。このデコーダ107は、生成した垂直同期信号と、ウインドウパルスと、を出力判別及びリセットパルス生成回路102ヘと出カする機能を有している。ウインドウパルスは、外部から入力される垂直同期信号の周波数を判定するために、外部から入力される垂直同期信号を基準にして、ある一定周期で水平同期信号に同期して出力される。またウインドウパルスは、映像データが入出力されないブランキング期間(垂直帰線期間)内にて出力されている。
また、デコーダ107には、同期モードを示すモード信号が出力判別及びリセットパルス生成回路102から入力される。モード信号は、同期信号発生回路400が、外部からの垂直同期信号を出力する外部同期モードであるか、あるいはデコーダ107で生成される垂直同期信号を出力する内部同期モードであるかを示す。
さらに、出力判別及びリセットパルス生成回路102は、検出回路101からの検出信号とデコーダ107からのウインドウパルスとに基づいて、検出信号が入力された時の同期モードによって水平カウンタ104および垂直カウンタ106ヘリセット信号を出力するかを判別する。そして、出力判別及びリセットパルス生成回路102は、デコーダ107からの垂直同期信号を出力するかどうかの判別を行ない、最終的に垂直同期信号を画像表示部に出力する機能を有している。
また、デコーダ107には、同期モードを示すモード信号が出力判別及びリセットパルス生成回路102から入力される。モード信号は、同期信号発生回路400が、外部からの垂直同期信号を出力する外部同期モードであるか、あるいはデコーダ107で生成される垂直同期信号を出力する内部同期モードであるかを示す。
さらに、出力判別及びリセットパルス生成回路102は、検出回路101からの検出信号とデコーダ107からのウインドウパルスとに基づいて、検出信号が入力された時の同期モードによって水平カウンタ104および垂直カウンタ106ヘリセット信号を出力するかを判別する。そして、出力判別及びリセットパルス生成回路102は、デコーダ107からの垂直同期信号を出力するかどうかの判別を行ない、最終的に垂直同期信号を画像表示部に出力する機能を有している。
したがって、このような内部同期信号発生回路400において、外部垂直同期信号が、検出部において最初に検出された時点では、第1の内部垂直同期信号は、同期信号生成部から出力されず、次の外部垂直同期信号が所定の周期で検出部において検出された場合に、第1の内部垂直同期信号を同期信号生成部から出力することが好ましい。
この理由は、液晶パネル等を用いた画像表示装置では、デジタル映像信号に基づいた画像、文字およびパターン等を画面上に重畳して表示する際に、垂直同期信号発生回路によって、内部で生成された垂直同期信号に同期した垂直同期信号および水平同期信号を表示部等へ出力する内部同期モードと、外部から入力された垂直同期信号に同期した垂直同期信号および水平同期信号を表示部等へ出力する外部同期モードとに切替えることが行われているためである。
すなわち、特定の内部同期信号発生回路を備えることにより、同期モードを切替えた時であっても、表示部等へ出力するデジタル映像信号に信号の急激な変化点の発生を防止、表示部等へ出力される垂直同期信号および水平同期信号が連続になって、画像表示装置における画像表示の乱れを防止することができる。
なお、本発明においては、デジタル信号化した同期信号の通信線と、デジタル映像信号の通信線とが共通化されているため、制御回路における同期信号発生回路を精度良く動作させることができる。
この理由は、液晶パネル等を用いた画像表示装置では、デジタル映像信号に基づいた画像、文字およびパターン等を画面上に重畳して表示する際に、垂直同期信号発生回路によって、内部で生成された垂直同期信号に同期した垂直同期信号および水平同期信号を表示部等へ出力する内部同期モードと、外部から入力された垂直同期信号に同期した垂直同期信号および水平同期信号を表示部等へ出力する外部同期モードとに切替えることが行われているためである。
すなわち、特定の内部同期信号発生回路を備えることにより、同期モードを切替えた時であっても、表示部等へ出力するデジタル映像信号に信号の急激な変化点の発生を防止、表示部等へ出力される垂直同期信号および水平同期信号が連続になって、画像表示装置における画像表示の乱れを防止することができる。
なお、本発明においては、デジタル信号化した同期信号の通信線と、デジタル映像信号の通信線とが共通化されているため、制御回路における同期信号発生回路を精度良く動作させることができる。
また、制御回路において、図示しないものの、少なくとも1画面分または複数画面分のメモリを具備し、本体が非動作となるか、切り離される状態を考慮したインターフェースおよびシステム制御部を具備することが好ましい。
この理由は、本体より制御されているときは画面データをメモリに更新あるいは保存し、メモリの画面データを液晶パネルに表示することができる一方、本体の制御信号が停止あるいは切り離されたときは、液晶装置内部のクロック源を使用し液晶装置単独で動作しメモリのデータを液晶パネルに表示することが可能となるためである。
したがって、液晶装置を本体が非動作となるか、切り離される状態でも所定の画像表示が可能となるとともに、低消費電力化し、部品を簡素化してローコスト、軽量化した液晶装置を提供することができる。
なお、本発明においては、デジタル信号化した同期信号の通信線と、デジタル映像信号の通信線とが共通化されているため、所定画面データのメモリへの更新や保存について、より精度良く実施することができる。
この理由は、本体より制御されているときは画面データをメモリに更新あるいは保存し、メモリの画面データを液晶パネルに表示することができる一方、本体の制御信号が停止あるいは切り離されたときは、液晶装置内部のクロック源を使用し液晶装置単独で動作しメモリのデータを液晶パネルに表示することが可能となるためである。
したがって、液晶装置を本体が非動作となるか、切り離される状態でも所定の画像表示が可能となるとともに、低消費電力化し、部品を簡素化してローコスト、軽量化した液晶装置を提供することができる。
なお、本発明においては、デジタル信号化した同期信号の通信線と、デジタル映像信号の通信線とが共通化されているため、所定画面データのメモリへの更新や保存について、より精度良く実施することができる。
2.駆動方法
次いで、外部インターフェース200を備えた電子機器20、及びそれを動作させる駆動方法について説明する。
次いで、外部インターフェース200を備えた電子機器20、及びそれを動作させる駆動方法について説明する。
(1)外部インターフェース
外部インターフェースとは、電子機器20への外部からの入力装置の総称である。例えば、図5は、かかる外部インターフェース200を含む電子機器20の全体構成を示す概略構成図である。
このうち、電子機器20は、液晶装置に備えられた液晶パネル20Aと、これを制御するための制御手段20とを有している。また、図5中では、液晶パネル20を、パネル構造体20aと、半導体素子(IC)等で構成される駆動回路20bと、に概念的に分けて描いてある。
一方、外部インターフェース200は、広義な意味として、CCDカメラ等に接続される表示情報出力源201と、上述した制御回路を含む表示処理回路202と、電源回路203と、タイミングジェネレータ204とを備えている。
ここで、表示情報出力源201は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、外部から入力されたデジタル画像信号を同調出力する同調回路と、を備えており、タイミングジェネレータ204によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示処理回路202に供給するように構成されている。
また、表示処理回路202においては、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路20bへ供給するように構成されている。
さらに、駆動回路20bは、第1の電極駆動回路、第2の電極駆動回路及び検査回路を含むことが好ましい。また、電源回路203は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給するように構成されている。
外部インターフェースとは、電子機器20への外部からの入力装置の総称である。例えば、図5は、かかる外部インターフェース200を含む電子機器20の全体構成を示す概略構成図である。
このうち、電子機器20は、液晶装置に備えられた液晶パネル20Aと、これを制御するための制御手段20とを有している。また、図5中では、液晶パネル20を、パネル構造体20aと、半導体素子(IC)等で構成される駆動回路20bと、に概念的に分けて描いてある。
一方、外部インターフェース200は、広義な意味として、CCDカメラ等に接続される表示情報出力源201と、上述した制御回路を含む表示処理回路202と、電源回路203と、タイミングジェネレータ204とを備えている。
ここで、表示情報出力源201は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、外部から入力されたデジタル画像信号を同調出力する同調回路と、を備えており、タイミングジェネレータ204によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示処理回路202に供給するように構成されている。
また、表示処理回路202においては、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路20bへ供給するように構成されている。
さらに、駆動回路20bは、第1の電極駆動回路、第2の電極駆動回路及び検査回路を含むことが好ましい。また、電源回路203は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給するように構成されている。
(2)具体的駆動方法
また、図1に示すように、外部インターフェース1を介したデジタル映像信号の入力による電気光学装置10の駆動方法において、デジタル信号化した同期信号(HSYNC/VSYNC)と、デジタル映像信号(Digital DATA)とを同一の通信線5を介して、電気光学装置の制御回路2に入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置10に表示することを特徴とする。
すなわち、図6(a)に示すように、従来は、デジタル映像信号(Digital DATA)と、デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)とを別々の信号線を利用して送信していた。したがって、デジタル映像信号の通信線には、画像表示にとって有効なデジタル映像信号を送信する「VALID DATA」に対応した期間と、画像表示にとっては直接的には関係がない信号等を送信するための「INVALID DATA」に対応した期間と、それぞれが存在していた。
それに対して、本願発明では、図6(b)に示すように、図6(a)に示す「INVALID DATA」に対応した期間内に、デジタル信号化された同期信号を組み込んだことから、デジタル信号化した同期信号(HSYNC/VSYNC)と、デジタル映像信号(Digital DATA)とを同一の通信線5を利用することができる。この例では、「INVALID DATA」に対応した期間内に、デジタル信号化された水平同期信号(HSYNC)を組み込んだものである。
したがって、このようにデジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、デジタル映像信号(Digital DATA)用の通信線と、デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)用の信号線との間のクロストークが問題とならなくなる。すなわち、通信線の数が低下するばかりか、ノイズ発生を防止したり、電気光学装置の小型化を図ったりすることができる。
また、図1に示すように、外部インターフェース1を介したデジタル映像信号の入力による電気光学装置10の駆動方法において、デジタル信号化した同期信号(HSYNC/VSYNC)と、デジタル映像信号(Digital DATA)とを同一の通信線5を介して、電気光学装置の制御回路2に入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)を基準にして、デジタル映像信号を電気光学装置10に表示することを特徴とする。
すなわち、図6(a)に示すように、従来は、デジタル映像信号(Digital DATA)と、デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)とを別々の信号線を利用して送信していた。したがって、デジタル映像信号の通信線には、画像表示にとって有効なデジタル映像信号を送信する「VALID DATA」に対応した期間と、画像表示にとっては直接的には関係がない信号等を送信するための「INVALID DATA」に対応した期間と、それぞれが存在していた。
それに対して、本願発明では、図6(b)に示すように、図6(a)に示す「INVALID DATA」に対応した期間内に、デジタル信号化された同期信号を組み込んだことから、デジタル信号化した同期信号(HSYNC/VSYNC)と、デジタル映像信号(Digital DATA)とを同一の通信線5を利用することができる。この例では、「INVALID DATA」に対応した期間内に、デジタル信号化された水平同期信号(HSYNC)を組み込んだものである。
したがって、このようにデジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、デジタル映像信号(Digital DATA)用の通信線と、デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)用の信号線との間のクロストークが問題とならなくなる。すなわち、通信線の数が低下するばかりか、ノイズ発生を防止したり、電気光学装置の小型化を図ったりすることができる。
また、図1及び図6(b)に示すように、「INVALID DATA」に対応した期間内に組み込むデジタル信号化した同期信号が、垂直同期信号(VSYNC)及び水平同期信号(HSYNC)、あるいはいずれか一方の同期信号であることが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、ノイズが発生しやすい垂直同期信号線及び水平同期信号線、あるいはいずれか一方の同期信号線を省略することができるためである。すなわち、このようにデジタル信号化した同期信号(HSYNC/VSYNC)と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力することにより、デジタル映像信号(Digital DATA)用の通信線と、デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)用の信号線との間のクロストークが問題とならなくなる。
この理由は、このように実施することにより、ノイズが発生しやすい垂直同期信号線及び水平同期信号線、あるいはいずれか一方の同期信号線を省略することができるためである。すなわち、このようにデジタル信号化した同期信号(HSYNC/VSYNC)と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置の制御回路へ入力することにより、デジタル映像信号(Digital DATA)用の通信線と、デジタル信号化された同期信号(HSYNC/VSYNC)用の信号線との間のクロストークが問題とならなくなる。
また、図6(c)に示すように、「INVALID DATA」に対応した期間内に組み込むデジタル信号化した同期信号が、少なくとも第1の同期信号及び第2の同期信号を含む複数の同期信号を含むことが好ましい。例えば、複数の同期信号として、垂直同期信号(VSYNC)が第1の同期信号及び第2の同期信号を含み、かつ水平同期信号(HSYNC)が第1の同期信号及び第2の同期信号をそれぞれ含むか、あるいは、デジタル信号化した同期信号として、第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)とを含むことが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号の情報量が増えて、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、デジタル信号化した同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理も容易となるためである。
また、デジタル信号化した同期信号が、少なくとも第1の同期信号及び第2の同期信号を含む複数の同期信号を含む場合に、外部から入力される垂直同期信号が最初に確認された時点では、生成される内部垂直同期信号は出力されないように構成することができるためである。したがって、次の外部から入力される垂直同期信号が所定の周期で入力される場合にのみ、外部からの垂直同期信号に同期した内部垂直同期信号が生成されて出力されるように構成することができる。また、外部から入力される垂直同期信号が最初に確認された時点では、水平同期信号は外部から入力される垂直同期信号と同期を取ることなく出力されるように構成することができる。さらに、次の外部から入力される垂直同期信号が所定の周期で入力される場合に、外部からの垂直同期信号に同期した内部水平同期信号が生成され出力されるように構成することができる。よって、出力される垂直同期信号および水平同信号は急激に周波数変動することがないため、断続的に外部から垂直同期信号が入力された場合においても表示される映像データを連続して観測することが可能となる。
なお、複数のデジタル信号化した同期信号の含み方として、垂直同期信号(VSYNC)が、第1の同期信号及び第2の同期信号を含み、水平同期信号(HSYNC)が一つの同期信号を含んでも良い。さらに、垂直同期信号(VSYNC)が、一つの同期信号を含み、水平同期信号(HSYNC)が第1の同期信号及び第2の同期信号を含んでも良い。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号の情報量が増えて、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、デジタル信号化した同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理も容易となるためである。
また、デジタル信号化した同期信号が、少なくとも第1の同期信号及び第2の同期信号を含む複数の同期信号を含む場合に、外部から入力される垂直同期信号が最初に確認された時点では、生成される内部垂直同期信号は出力されないように構成することができるためである。したがって、次の外部から入力される垂直同期信号が所定の周期で入力される場合にのみ、外部からの垂直同期信号に同期した内部垂直同期信号が生成されて出力されるように構成することができる。また、外部から入力される垂直同期信号が最初に確認された時点では、水平同期信号は外部から入力される垂直同期信号と同期を取ることなく出力されるように構成することができる。さらに、次の外部から入力される垂直同期信号が所定の周期で入力される場合に、外部からの垂直同期信号に同期した内部水平同期信号が生成され出力されるように構成することができる。よって、出力される垂直同期信号および水平同信号は急激に周波数変動することがないため、断続的に外部から垂直同期信号が入力された場合においても表示される映像データを連続して観測することが可能となる。
なお、複数のデジタル信号化した同期信号の含み方として、垂直同期信号(VSYNC)が、第1の同期信号及び第2の同期信号を含み、水平同期信号(HSYNC)が一つの同期信号を含んでも良い。さらに、垂直同期信号(VSYNC)が、一つの同期信号を含み、水平同期信号(HSYNC)が第1の同期信号及び第2の同期信号を含んでも良い。
また、図6(c)に示すように、デジタル信号化した同期信号としての第1の同期信号と、第2の同期信号との間に、所定の非送信時間が設けてあることが好ましい。例えば、垂直同期信号(VSYNC)及び水平同期信号(HSYNC)に含まれる第1の同期信号と、第2の同期信号との間に所定時間を設けるか、あるいは、第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)との間に所定時間を設けることが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理もさらに容易となるためである。
なお、第1の同期信号と、第2の同期信号との間に、所定の非送信時間を設けるにあたり、例えば、非送信時間を垂直同期信号(VSYNC)の送信時間の1.1〜5.0倍にしても良く、逆に、非送信時間を水平同期信号(HSYNC)の送信時間の1/5〜0.1倍にしても良い。
この理由は、このように実施することにより、ノイズ発生をさらに低減できるとともに、同期信号の識別性が向上するため、電気光学装置の制御回路における同期信号と、デジタル映像信号との分離処理もさらに容易となるためである。
なお、第1の同期信号と、第2の同期信号との間に、所定の非送信時間を設けるにあたり、例えば、非送信時間を垂直同期信号(VSYNC)の送信時間の1.1〜5.0倍にしても良く、逆に、非送信時間を水平同期信号(HSYNC)の送信時間の1/5〜0.1倍にしても良い。
また、デジタル信号化した同期信号としての第1の同期信号及び第2の同期信号のパルス幅をそれぞれ異ならせた上で、「INVALID DATA」に対応した期間内に組み込むことが好ましい。
すなわち、垂直同期信号(VSYNC)及び水平同期信号(HSYNC)に含まれる第1の同期信号及び第2の同期信号の幅を異ならせるか、あるいは、第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)との幅をそれぞれ異ならせることが好ましい。
この点、図7(a)に示すように、従来は、パルス幅がそれぞれ等しかったものの、図7(b)に示すように、水平同期信号(HSYNC)の幅を、垂直同期信号(VSYNC)の幅の約4倍とした上で、「INVALID DATA」に対応した期間内に組み込んでいる。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号の識別性が向上するためである。したがって、例えば、第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)との分離処理が容易になるばかりか、ノイズ発生の影響を避けつつ、一本の通信線で、これら第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)を効果的に送信することができるためである。
なお、複数のデジタル信号化した同期信号の幅を異ならせるにあたり、例えば、垂直同期信号(VSYNC)の幅を、水平同期信号(HSYNC)の幅の1.1〜5.0倍にしても良く、逆に、垂直同期信号(VSYNC)の幅を、水平同期信号(HSYNC)の幅の1/5〜0.1倍にしても良い。
すなわち、垂直同期信号(VSYNC)及び水平同期信号(HSYNC)に含まれる第1の同期信号及び第2の同期信号の幅を異ならせるか、あるいは、第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)との幅をそれぞれ異ならせることが好ましい。
この点、図7(a)に示すように、従来は、パルス幅がそれぞれ等しかったものの、図7(b)に示すように、水平同期信号(HSYNC)の幅を、垂直同期信号(VSYNC)の幅の約4倍とした上で、「INVALID DATA」に対応した期間内に組み込んでいる。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号の識別性が向上するためである。したがって、例えば、第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)との分離処理が容易になるばかりか、ノイズ発生の影響を避けつつ、一本の通信線で、これら第1の同期信号としての垂直同期信号(VSYNC)と、第2の同期信号としての水平同期信号(HSYNC)を効果的に送信することができるためである。
なお、複数のデジタル信号化した同期信号の幅を異ならせるにあたり、例えば、垂直同期信号(VSYNC)の幅を、水平同期信号(HSYNC)の幅の1.1〜5.0倍にしても良く、逆に、垂直同期信号(VSYNC)の幅を、水平同期信号(HSYNC)の幅の1/5〜0.1倍にしても良い。
また、図7(c)に示すように、デジタル信号化した同期信号が、クロック信号線のクロック信号に対応していることが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号の識別性や分離処理の精度を高めることができ、内部同期信号を精度良く生成することができるためである。
例えば、制御回路における発振回路は、クロック信号を水平カウンタへ出力し、この水平カウンタは、発振回路からのクロック信号をサンプリングして水平周期のカウントを行なう。そして、そのクロック信号の水平周期のカウント値が予め設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダに出力する。したがって、デコーダにより、水平カウンタらのカウント値をデコード(復号化)して内部水平同期信号を生成することができる。さらに、垂直カウンタは、水平同期信号をサンプリングして垂直同期信号の周期をカウントし、設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダに出力する。したがって、デコーダにより、垂直カウンタのカウント値をデコード(復号化)して内部垂直同期信号を生成することができる。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号の識別性や分離処理の精度を高めることができ、内部同期信号を精度良く生成することができるためである。
例えば、制御回路における発振回路は、クロック信号を水平カウンタへ出力し、この水平カウンタは、発振回路からのクロック信号をサンプリングして水平周期のカウントを行なう。そして、そのクロック信号の水平周期のカウント値が予め設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダに出力する。したがって、デコーダにより、水平カウンタらのカウント値をデコード(復号化)して内部水平同期信号を生成することができる。さらに、垂直カウンタは、水平同期信号をサンプリングして垂直同期信号の周期をカウントし、設定されたカウント値になると、このカウント値をデコーダに出力する。したがって、デコーダにより、垂直カウンタのカウント値をデコード(復号化)して内部垂直同期信号を生成することができる。
また、デジタル信号化した同期信号の送信時期と、デジタル映像信号のブランキング期間とが一致していることが好ましい。すなわち、図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)の「INVALID DATA」に対応した期間と、デジタル信号化した同期信号の送信時期と、ブランキング期間とが、一致していることが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、有効なデータ送信時間である「VALID DATA」に対応した時間を割く必要がなくなり、より多くのデジタル映像信号を送信することができるためである。
なお、デジタル信号化した同期信号の送信時期と、かかるブランキング期間とを一致させて、内部同期モードから外部同期モードヘの切替えを行うことも好ましい。したがって、同期信号発生回路から出力される水平同期信号と垂直同期信号の周波数が急激に変化しても、ブランキング期間の時点で表示される映像データがないので映像データが乱れることが無い。また、垂直同期信号の周波数が変化する範囲が最小になるので、断続的に外部から垂直同期信号が入力された場合においても表示される映像データを連続して観測することが可能となる。
この理由は、このように実施することにより、有効なデータ送信時間である「VALID DATA」に対応した時間を割く必要がなくなり、より多くのデジタル映像信号を送信することができるためである。
なお、デジタル信号化した同期信号の送信時期と、かかるブランキング期間とを一致させて、内部同期モードから外部同期モードヘの切替えを行うことも好ましい。したがって、同期信号発生回路から出力される水平同期信号と垂直同期信号の周波数が急激に変化しても、ブランキング期間の時点で表示される映像データがないので映像データが乱れることが無い。また、垂直同期信号の周波数が変化する範囲が最小になるので、断続的に外部から垂直同期信号が入力された場合においても表示される映像データを連続して観測することが可能となる。
また、図示しないものの、駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線を、シールド同軸線やコプレナー線等のシールド線とすることが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、同一の通信線におけるノイズ発生をさらに有効に防止できるとともに、高速通信も可能となるためである。
この理由は、このように実施することにより、同一の通信線におけるノイズ発生をさらに有効に防止できるとともに、高速通信も可能となるためである。
さらにまた、図示しないものの、駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線を、フラットケーブルの端部又は中央付近に配置することが好ましい。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線において不具合等が生じた場合に、その発見が容易となるばかりか、修理や交換についても容易になるためである。
この理由は、このように実施することにより、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号との同一の通信線において不具合等が生じた場合に、その発見が容易となるばかりか、修理や交換についても容易になるためである。
本発明によれば、電気光学装置の駆動方法を実施するにあたり、デジタル信号化した同期信号と、デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、電気光学装置へ入力することにより、通信線を一部省略することができるばかりか、ノイズ発生が少なく、小型の電気光学装置とすることができる。
したがって、液晶装置等の電気光学装置やそれを利用した電子機器、例えば、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等をはじめとして、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電気泳動装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた電子機器、電子放出素子を備えた装置(FED:Field Emission DisplayやSCEED:Surface-Conduction Electron-Emitter Display)などに幅広く適用することができる。
したがって、液晶装置等の電気光学装置やそれを利用した電子機器、例えば、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等をはじめとして、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電気泳動装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた電子機器、電子放出素子を備えた装置(FED:Field Emission DisplayやSCEED:Surface-Conduction Electron-Emitter Display)などに幅広く適用することができる。
1(200):外部インターフェース、2:制御回路、5:通信線、10:液晶装置(電気光学装置)、23:シール材、30:第1の基板、31:ガラス基板、33:走査電極、37:着色層、41:オーバーコート層、45:配向膜、60:第2の基板、61:ガラス基板、63:画素電極、65:データ線、66:引回し配線、69:TFD素子、75:配向膜、91:ドライバIC、201:表示情報出力源201、202:表示処理回路、203:電源回路、100:駆動システム、204:タイミングジェネレータ、300:画像信号補正回路、400:内部同期信号発生回路
Claims (11)
- 外部インターフェースを介したデジタル映像信号の入力による電気光学装置の駆動方法であって、
デジタル信号化した同期信号と、前記デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、前記電気光学装置の制御回路へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、前記デジタル映像信号を電気光学装置に表示することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。 - 前記同期信号が、垂直同期信号及び水平同期信号、あるいはいずれか一方の同期信号であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記同期信号が、少なくとも第1の同期信号及び第2の同期信号を含む複数のデジタル信号化した同期信号を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記第1の同期信号及び第2の同期信号のパルス幅が、それぞれ異なっていることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記第1の同期信号と、前記第2の同期信号との間に、所定の非送信時間が設けてあることを特徴とする請求項3又は4に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記同期信号が、クロック信号線のクロック信号に対応していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記同期信号の送信時期と、デジタル映像信号のブランキング期間とが一致していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記デジタル信号化された同期信号に基づいて、前記電気光学装置の制御回路において、電気光学装置に対応した垂直同期信号および電気光学装置に対応した水平同期信号を生成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記デジタル信号化した同期信号と、前記デジタル映像信号との同一の通信線を、シールド線とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 前記デジタル信号化した同期信号と、前記デジタル映像信号との同一の通信線を、フラットケーブルの端部又は中央付近に配置することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電気光学装置の駆動方法。
- 外部インターフェースを介してデジタル映像信号を入力する電気光学装置であって、
デジタル信号化した同期信号と、前記デジタル映像信号とを同一の通信線を介して、前記電気光学装置の制御回路へ入力し、かつ、当該デジタル信号化された同期信号を基準にして、前記デジタル映像信号を表示することを特徴とする電気光学装置。
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---|---|---|---|
JP2005079153A JP2006259487A (ja) | 2005-03-18 | 2005-03-18 | 電気光学装置の駆動方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010039204A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Sony Corp | 液晶表示装置 |
JP2010055013A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Nec Electronics Corp | 表示装置及び表示パネルドライバへのデータ送信方法 |
US8179407B2 (en) | 2008-09-08 | 2012-05-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of driving a display apparatus, and display apparatus and timing controller for performing the method |
JP2016045329A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | シナプティクス・ディスプレイ・デバイス合同会社 | 表示駆動装置及び表示装置 |
-
2005
- 2005-03-18 JP JP2005079153A patent/JP2006259487A/ja not_active Withdrawn
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