JP2006258167A - アクスルケース - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の課題を解決するもので、アクスルケースの略中央に新規に分割面を設けることにより、外側の分割アクスルケースをミッションケースからはずすことでメンテナンスを簡単に行うことができ、また、破損等したオイルシール若しくはベアリング等を交換しやすい構造を提供する。
【解決手段】ミッションケース22の側面にアクスルケース23を固設して駆動軸28を支持する構成において、アクスルケース23の軸心方向中途部に分割面を設けて、外分割アクスルケース23Aと内分割アクスルケース23Bに分割可能に構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバイン等の作業車両のクローラ式走行装置の駆動機構に属するアクスルケースの技術に関するものである。
コンバイン等の作業車両の駆動軸支持構造においては、ミッションケース内部や、該ミッションケースに連設するアクスルケース内部に設けられたベアリングにより駆動軸が支持される。かかる駆動軸支持部の構造として、例えば、走行駆動軸の支持部において、特許文献1に示すようにアクスルケース内部のオイルを潤滑油として供給する構造が提案されている。具体的には、アクスルケースの両端部をシーリングしてオイル溜り室を形成させ、該オイル溜り室内のオイルを外端部の軸受けに対する潤滑オイルとして供給するようにしている(特許文献1参照)。
このように、駆動軸支持構造においては、走行駆動軸を支持するだけでなく、前記アクスルケース内部においてオイルを貯油する作用をも奏するのである。通常では、アクスルケースの外端部にオイルシールが設けられており、アクスルケース内部にオイルを貯油可能とし、また該オイルが外部に漏洩しないようにしている。
実開平5−30601号公報
上述のようにアクスルケースの外端部にオイルシールを配設することで、外部からの泥や砂等がアクスルケース内に混入することも防ぐことができる。しかし、コンバイン等の作業機においては、地表面がぬかるんだ作業場等での作業が多い。そのため、アクスルケースの外端部に配設したオイルシールの劣化が早く、メンテナンスは他の部分のオイルシールよりも頻繁に行う必要がある。
そして、前記シール材やベアリングが摩耗、劣化や破損した場合には、これを逐一取り替える必要がある。しかし、従来の作業車両の駆動軸支持構造においては、該シール材やベアリングを交換・取り付ける際や、その他のメンテナンスを行う際などに、アクスルケースをミッションケースから取り外すと、ミッションケースからオイルが漏れ出してしまう。そのため、当該ミッションケース下部に設けられたオイルドレンから、ミッションケース内のオイルを一度抜き取り、さらに、組み立ての際にはオイルをミッションケース内に再注入しなければならず、煩わしいという課題があった。
そこで本発明は、前記従来の課題を解決するもので、アクスルケースの略中央に新規に分割面を設けることにより、外側の分割アクスルケースをミッションケースからはずすことでメンテナンスを簡単に行うことができ、また、破損等したオイルシール若しくはベアリング等を交換しやすい構造を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ミッションケースの側面にアクスルケースを固設して駆動軸を支持する構成において、アクスルケースの軸心方向中途部に分割面を設けて、外分割アクスルケースと内分割アクスルケースに分割可能に構成したものである。
請求項2においては、前記内分割アクスルケースの外側端部と駆動軸の間にオイルシールを介装したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、また、オイルシールやベアリングを交換・取り付けをする際や、その他メンテナンスを行う際などは、ミッション本体を分解しなくても、ミッションケース及びミッションケース側の分割アクスルケース内のオイルを抜き取ることなく、駆動スプロケット側の分割アクスルケースを取り外すことで可能となり、メンテナンス等が容易になる。
請求項2においては、駆動スプロケット側のオイルシールからアクスルケース内に泥等が混入した場合であっても、ミッションケース内にまで泥等が混入することを防ぐことができる。また、オイルシールやベアリングを交換・取り付けをする際や、その他メンテナンスを行う際などに、駆動スプロケット側の分割アクスルケースを取り外してもオイルがミッションケース内部から漏出することがない。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るアクスルケースを備えたコンバインの全体左側面図、図2はトランスミッションの断面正面図、図3は駆動軸支持構造の一部断面展開図、図4はメンテナンスの一実施例を示した図である。
まず、図1において作業車両としてコンバイン1を実施例とした全体構成から説明する。
クローラ式走行装置3上に機体フレーム4が支持され、該機体フレーム4の前端には、刈取部5が昇降可能に配設されている。そして、該刈取部5の先端において分草された穀稈が、該刈取部5の下部に配設された刈刃6にて株元が刈り取られる。このようにして刈り取られた穀稈は、穀稈搬送機構10にてコンバイン後部へ搬送され、該穀稈搬送機構10の上端部から株元がフィードチェーン8に受け継がれ、脱穀部7内に搬送される。
前記フィードチェーン8後端には、排藁チェーン13が配設されている。該排藁チェーン13後部下方には、排藁処理部12が形成されている。前記脱穀部7側部には該グレンタンク15が配設され、該グレンタンク15には、図示せぬ楊殻筒を介して前記脱穀部7からの選別後の精粒が搬入される。該グレンタンク15前部には運転室17が配設され、該運転室17内には丸型の操向ハンドル18と運転席19とが配置されている。また、該グレンタンク15後部には排出オーガ16の縦オーガ16aが立設され、排出オーガ16先端よりトラック等へ、グレンタンク15内の穀粒を排出できるようにしている。
前記機体フレーム4の前方上部にはエンジン21が配設されて、該エンジン21よりミッションケース22に動力が伝達される。本実施例におけるコンバインにおいては、静油圧式無段変速装置(以下「HST」と略記する)により変速している。すなわち、図示せぬ走行系の走行用HSTと旋回系の旋回用HSTと差動ギア機構等からトランスミッションが構成され、ミッションケース22の上部に走行用HSTと旋回用HSTが付設され、該エンジン21からの動力を走行用HSTと旋回用HSTに伝えて、走行駆動及び操向できるように構成されている。
前記クローラ式走行装置3は、エンジン21等の駆動源からの出力をトランスミッション等のパワートレーンを介してミッションケース22下部に横架した駆動軸28に伝達し、該駆動軸28に固定した駆動スプロケット24に巻回されるクローラベルトを回転させて走行可能にするものである。
なお、本実施例におけるエンジン21の動力伝達機構において、トランスミッションはHSTに限定されるものではなく、パワーシフト、および、摺動歯車式や常時噛み合い式、Vベルト式等でもよい。さらに、油圧式トランスミッションと油圧式操向クラッチとが配設されたものであってもよい。
そこで、本実施例におけるエンジン21から駆動軸28への動力の伝達機構を以下に詳説する。
まず、ミッションケース22内の構成について説明する。
図2および図3において、エンジン21からの動力は、まず伝動軸62にスプライン嵌合されたベベルギア63に伝達される。該伝動軸62には、ギヤ64がスプライン嵌合されており、該ギヤ64はカウンタ軸66に嵌合されたギヤ67と常時噛合されている。カウンタ軸66にはギヤ68が嵌合されており、該ギヤ68は後述する走行用HSTの入力軸69上の入力ギヤ70と常時噛合されている。
なお、ミッションケース22の側方に突出した前記伝動軸62の突出部には、エンジンラジエータおよび冷却用のファン駆動用のプーリ65が固設されている。
ミッションケース22の上方部には、HSTケース50が付設されている。該HSTケース50内には、図示せぬ走行用HSTの走行油圧ポンプおよび走行油圧モータが上下に並設されており、該走行油圧ポンプの入力軸69および走行油圧モータの出力軸71が、ミッションケース22の左右軸方向に軸支され、互いに上下方向に並列されている。なお、該HSTケース50内には、図示せぬ旋回用HSTの旋回油圧ポンプおよび旋回油圧モータが上下に並設されており、該旋回油圧ポンプの入力軸および旋回油圧モータの出力軸が機体左右軸方向に軸支され、互いに上下方向に並列されている。また、刈取出力軸61が、該HSTケース50の側方に突出されており、該刈取出力軸61を介して前記刈取部5が駆動される。
このように、走行用HSTと旋回用HSTとが単一のHSTケース50内に一体的に構成されているため、HST自体の組み立ておよび該HSTケース50のミッションケース22への脱着が容易になり、メンテナンス性が向上しているのである。
前記走行用HSTの入力軸69の下方には、上述のように走行用HSTの出力軸71が横設され、副変速駆動機構60が構成されている。すなわち、該出力軸71にはギヤ72が嵌合され、該ギヤ72には低速走行用外歯72aと高速走行用外歯72bとがそれぞれ形成されている。前記出力軸71の下方には副変速駆動軸73が横設され、該副変速駆動軸73にはギヤ74とギヤ75とがそれぞれ遊嵌されている。また、該ギヤ74およびギヤ75は、前記ギヤ72の低速走行用外歯72aおよび高速走行用外歯72bに常時噛合されている。前記副変速駆動軸73には伝動ギヤ77が嵌合され、該伝動ギヤ77は、副変速駆動軸73の下方に横設された副変速従動軸78上のギヤ79と常時噛合されている。
また、該副変速駆動軸73には、前記ギヤ74とギヤ75とにそれぞれ噛合可能なクラッチスライダ76が、左右軸方向に摺動可能に、スプライン嵌合されている。該クラッチスライダ76には、図示せぬシフトフォークが外装されている。該シフトフォークは、前記運転席19近傍に配設された一本の図示せぬ副変速レバーに連結連動されており、該副変速レバーを操作することによりクラッチスライダ76が摺動される。
このように、副変速駆動機構60においては、該クラッチスライダ76が、前記ギヤ74およびギヤ75のいずれかと噛合するように構成することで、副変速従動軸78に二段階の変速回転が得られるのである。
なお、該副変速従動軸78の左端部には、駐車ブレーキ機構81が設けられている。該駐車ブレーキ機構81は、図示せぬハンドブレーキにより制動力の操作が可能とされている。該駐車ブレーキ機構81においては、ハンドブレーキに連結連動した図示せぬブレーキアーム・カム軸を介して、プレッシャープレート82が回動される。そして、図2における左方向への推力が発生し、該プレッシャープレート82により、副変速従動軸78上に一体的に装着された摩擦板と、ミッションケース22側に装着された摩擦板とが重合してなる多板式摩擦ブレーキ83が押圧される。この押圧により、副変速従動軸78に抵抗を与え、駐車ブレーキ作用を発生させるようにしているのである。
前記副変速従動軸78の下方には、伝動軸84が横設されている。該伝動軸84には伝動ギヤ85が嵌合され、該伝動ギヤ85は、前記副変速従動軸78に嵌合された変速駆動出力ギヤ80と常時噛合されている。また、該伝動軸84には、左右の車軸47にそれぞれ動力を伝達する出力ギヤ86が固設され、該出力ギヤ86が、差動機構49のリングギア52と噛合されている。
該差動機構49は、左右一対の遊星歯車機構により構成されている。具体的には、まず、前記伝動軸84の下方であって、かつ、車軸47と同軸線上にサンギア軸90が横設され、該サンギア軸90にサンギア87が固設されている。該サンギア87の外周には、複数のプラネタリギア88・88・・・が、サンギア87と噛合可能にキャリア51により枢支され、同時に、前記リングギア52に一体形成されたインターナルギア89と噛合されている。リングギア52は、ベアリング部においてキャリア51に支持されている。
前記キャリア51は車軸47への動力伝動体となり、軸心部を外方向延出して車軸47の外周部にボス部を形成し、ミッションケース22に形成された支持部22aに挿入支持され、車軸支持部であるベアリング支持部44により、左右軸中心に回転可能に内嵌支持されている。該キャリア51には、前記インターナルギア89の位置固定用の止め輪45が、該インターナルギア89のベアリング部と前記ベアリング支持部44との間に嵌装されている。そして、該キャリア51の車軸連結部である車軸嵌合部51aに、前記車軸47が引き抜き可能に嵌合されている。
また、前記サンギア軸90には、左右略中央に逆転ギア91が固設され、該逆転ギア91は、それぞれ左右の差動機構49の前記サンギア87と常時噛合されている。そして、ミッションケース22内には図示せぬ正逆転付与機構が構成されており、エンジン21からの動力は、前記HSTケース50内の旋回用HSTの旋回用出力軸から正逆転付与機構を経て、該逆転ギア91にまで伝達されるように構成されている。
つまり、逆転ギア91が左右一対の遊星歯車機構の構成するサンギア87に噛合されているため、旋回用HSTにより正逆の回転方向と回転数増減の制御が行われると、当該制御は該逆転ギア91を介して、それぞれ左右の差動機構49に作用されるのである。
このように、エンジン21からの動力は、前記走行用HSTおよび副変速駆動機構60を介して差動機構49に伝達される。また、エンジン21からの駆動力は、旋回用HSTにも伝達され、該旋回用HSTにより正逆の回転方向と回転数増減の制御が行われたのち、駆動力がミッションケース22内の図示せぬ正逆転付与機構を介して差動機構49に伝達される。
したがって、該差動機構49に連動連結された車軸47、そして駆動軸28を介して、クローラ式走行装置3の駆動スプロケット24に駆動力を常時伝達することにより前後直進走行を可能とし、また、駆動スプロケット24に対する回転数の相対的な増減制御により旋回を可能としているのである。
次に、駆動軸支持構造及び本発明に係る外分割アクスルケース23A・23Bについて、図3に基づいて説明する。尚、以下の説明では、駆動軸28の一端から他端までを「左右方向」とし、その方向に直交する方向を「上下方向」と定義する。
まず、ミッションケース22とアクスルケース23の位置関係について説明する。
図3に示すように、ミッションケース22の下部において左右両側面に、アクスルケース23を連設するための接合面(分割面)が設けられている。該ミッションケース22とアクスルケース23分割面の外周部には縁部が形成されて、該縁部にボルト孔を設けて、両者を合わせた状態でボルト25等で固設している。
従来、オイルシール30やベアリング29aを交換・取り付ける際や、その他のメンテナンスを行う際などは、まず、駆動軸28端に螺装したナット32を外して駆動スプロケット24を外してから、ボルト25を外してアクスルケース23をミッションケース22から取り外していた。アクスルケース23をミッションケース22から取り外すと、ミッションケース22からオイルが漏れ出してしまう。そのため、当該ミッションケース22下部に設けられたオイルドレンから、ミッションケース22内のオイルを一度抜き取り、さらに、組み立ての際にはオイルをミッションケース内に再注入しなければならず、煩わしかった。
以下において、本発明に係る外分割アクスルケース23Aと内分割アクスルケース23Bについて説明する。
駆動軸28上のアクスルケース23を、駆動スプロケット24側の外分割アクスルケース23Aと、ミッションケース22側の内分割アクスルケース23Bとに左右分割する。外分割アクスルケース23A・23Bの分割面(接合面)は、アクスルケース23の軸心方向の略中途部に位置し、該外分割アクスルケース23Aと該内分割アクスルケース23Bとの分割側の端部には縁部が形成されて、平面視断面視で略「L」字状に屈曲した形状として、該縁部にボルト孔を所定間隔ごとに開口して、その両ケース23A・23Bの縁部同士を合わせてボルト26等により外分割アクスルケース23Aと内分割アクスルケース23Bとを固設している。
外分割アクスルケース23Aは、一端部は内分割アクスルケース23Bに固設され、外端部においては、駆動軸28との間に前記ベアリング29aとシール材としてオイルシール30が介装され、該オイルシール30はベアリング29aよりも外側に配置して該駆動軸28と外分割アクスルケース23Aとの隙間を完全に密閉するようにしている。更に、オイルシール30の外側の外分割アクスルケース23Aと駆動軸28との間にはカバー36が設けられている。こうして、地表面がぬかるんだ作業場等において走行した場合でも、該オイルシール30により、前記アクスルケース23と駆動スプロケット24との当接部から、アクスルケース23内に泥や水等が混入するのを防ぐことができる。
前記駆動軸28は、アクスルケース23内おいて、外分割アクスルケース23Aの外端部に配置した前記ベアリング29aと内分割アクスルケース23Bの機体内側端部に配置したベアリング29b・29cにより支持され、外側端には、ナット32により駆動スプロケット24が固設されている。前記ベアリング29aは、駆動軸28に嵌装されて止め輪31により外分割アクスルケース23Aの外端部内に位置固定されている。
また、外分割アクスルケース23Aの左右方向略中央部における前面及び後面には、矩形板状のブラケット34・34が前方及び後方に突設して設けられ、該ブラケット34・34にボルト等の締結部材を螺嵌することにより、アクスルケース23を機体フレーム4に固定して支持する構成としている。
内分割アクスルケース23Bは、一端が前述したようにミッションケース22にボルト25等で固設され、他端が外分割アクスルケース23Aにボルト26等で固設されている。そして、該内分割アクスルケース23Bの外側端部内面と駆動軸28との隙間にオイルシール37が介装されて密閉するようにしている。こうして、内分割アクスルケース23B内が密閉されることで、潤滑オイルとして供給されるオイルをミッションケース22内に貯留することができ、ミッションケース22内のギア等の潤滑を行う。
以上のように構成することで、アクスルケース23の外側に位置するオイルシール30やベアリング29aを交換する際や、その他メンテナンスを行う際などは、駆動スプロケット24を外してから、外分割アクスルケース23Aを取り外しても、内分割アクスルケース23Bに設けたオイルシール37によりオイルがミッションケース22内部から漏出することがない。よって、ミッションケース22及び内分割アクスルケース23B内のオイルを抜き取ることなく、外分割アクスルケース23Aの着脱を容易に行うことができ、メンテナンスにかかる時間を短縮することができるのである。
メンテナンスの一実施例について、図4に基づいて説明する。
まず、図3の状態からナット32を外し、駆動スプロケット24を駆動軸28から抜く。この状態でカバー36を外すことでオイルシール30を抜き出すことができ、交換可能となる。なお、このときオイルシール30を抜き出すことができない場合には、更に、外分割アクスルケース23Aと内分割アクスルケース23Bとの接合面のボルト26を取り外し、外分割アクスルケース23Aを駆動軸28上から取り外す。こうすることで、オイルシール30を確実に取り出すことがでる。この状態でベアリング29aは駆動軸28上を摺動させて、抜き出すことができる。
このようにして、外分割アクスルケース23A、オイルシール30、ベアリング29aと分解することができ、交換や掃除やその他メンテナンス等が容易に行えるのである。
本発明に係るアクスルケースを備えたコンバインの全体左側面図。 トランスミッションの断面正面図。 駆動軸支持構造の一部断面展開図。 メンテナンスの一実施例を示した図。
符号の説明
22 ミッションケース
23A 外分割アクスルケース
23B 内分割アクスルケース
26 ボルト
28 駆動軸
29a・29b・29c ベアリング
30 オイルシール
37 オイルシール

Claims (2)

  1. ミッションケースの側面にアクスルケースを固設して駆動軸を支持する構成において、アクスルケースの軸心方向中途部に分割面を設けて、外分割アクスルケースと内分割アクスルケースに分割可能に構成したことを特徴とするアクスルケース。
  2. 前記内分割アクスルケースの外側端部と駆動軸の間にオイルシールを介装したことを特徴とする請求項1に記載のアクスルケース。
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