JP2006001465A - 乗用形作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 泥水に起因した不具合の発生を効果的に防止できる泥水の多い圃場などでの作業に適した乗用形作業機を提供する。
【解決手段】 搭乗運転部2の前後に分配配備したエンジン3及びミッションケース4を、エンジン3はその出力軸13の高さ位置が、又、ミッションケース4はその入力軸16の高さ位置が、それぞれ搭乗運転部2における搭乗ステップ10の高さ位置よりも高くなるように配置し、かつ、出力軸13から入力軸16にわたる伝動系14を、搭乗ステップ10に形成したペダル操作部86を迂回するように、搭乗ステップ10におけるフロア面84上の横一側部に変位配備してある。
【選択図】 図6

Description

本発明は、泥水の多い圃場などでの作業に適した乗用形作業機に関する。
乗用形作業機では、搭乗運転部の前方に配備したエンジンの出力軸から搭乗運転部の後方に配備したミッションケースの入力軸にわたる伝動系を搭乗ステップの下方に配設することが一般的であり、又、このような伝動系の配設を容易にするために、エンジン及びミッションケースを、それらの出力軸や入力軸の高さ位置が搭乗運転部における搭乗ステップの高さ位置よりも低くなるように配置することが考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−277019号公報
上記の構成では、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水が、エンジンの出力軸やその周辺部位、ミッションケースの入力軸やその周辺部位、及び、それらにわたる伝動系などに対して付着し易い状態であることから、このように構成された乗用形作業機を泥水の多い圃場などで使用すると、上記の箇所などに対する泥水の付着が著しくなり、そのため、それらに付着した泥水が、エンジンにおける出力軸とその支持部との間、ミッションケースにおける入力軸とその支持部との間、あるいは、伝動系における各部材間の隙間などに入り込んで、それらの間に介装されるオイルシールやベアリングなどに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞が生じ易くなる。
本発明の目的は、泥水に起因した不具合の発生を効果的に防止できる泥水の多い圃場などでの作業に適した乗用形作業機を提供することにある。
上記の課題を解決するための手段として、本発明では、搭乗運転部の前後に分配配備したエンジン及びミッションケースを、前記エンジンはその出力軸の高さ位置が、又、前記ミッションケースはその入力軸の高さ位置が、それぞれ前記搭乗運転部における搭乗ステップの高さ位置よりも高くなるように配置し、かつ、前記出力軸から前記入力軸にわたる伝動系を、前記搭乗ステップに形成したペダル操作部を迂回するように、前記搭乗ステップにおけるフロア面上の横一側部に変位配備してある。
この構成によると、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水が、エンジンの出力軸やその周辺部位、ミッションケースの入力軸やその周辺部位、及び、それらにわたる伝動系などに対して付着し難い状態になることから、泥水の多い圃場などで使用しても、それらの箇所などに対する泥水の付着を効果的に抑制できるようになり、その結果、泥水が、エンジンにおける出力軸とその支持部との間、ミッションケースにおける入力軸とその支持部との間、あるいは、伝動系における各部材間の隙間などに入り込んで、それらの間に介装されるオイルシールやベアリングなどに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞を防止できる。
又、搭乗ステップのフロア面上に配備した伝動系によって搭乗ステップに備えた各操作ペダルの操作が阻害される不都合を回避できるとともに、伝動系を搭乗ステップの横外方に配備する場合に生じる機体左右幅の増大を防止でき、更に、伝動系に対する支持構造の簡素化をも図れることになる。
従って、伝動系に対する支持構造の簡素化を図りながら、各操作ペダルの操作性の低下や機体幅の増大を招くことなく、エンジンの出力軸、ミッションケースの入力軸、あるいは、それらにわたる伝動系などに泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止できる、泥水の多い圃場などでの作業に適した乗用形作業機を提供し得るに至った。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記出力軸及び前記入力軸を機体の左右一側方に向けて延出し、前記伝動系を、前記出力軸及び前記入力軸の延出端部同士にわたる伝動ベルトを備えたベルト伝動式に構成するとともに、その伝動下手側部位が前記フロア面に沿う姿勢で前記フロア面に載置されるように、その中間部を下方に変位させたくの字状に屈曲形成してある。
この構成によると、伝動系を、比較的高価なベベルギヤを要するとともに、エンジンの出力軸やミッションケースの入力軸に対する位置合わせなどにおいて高い精度を要することになる軸伝動式に構成する場合に比較して、コストの削減や組み付け性の向上を図れる。
又、搭乗ステップのフロア面上に位置する伝動系の伝動下手側部位を、フロア面から所定距離を隔てた高い位置に位置させた場合に比較して、搭乗運転部の操縦者に与える開放感を向上させることができる。
従って、コストの削減や組み付け性の向上を図りながら搭乗運転部での居住性の向上を図れることになる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記ミッションケースを、その最下位に走行用の出力軸を備える出力部が位置するように形成してある。
この構成によると、ミッションケースの地上高を、ミッションケースにおける出力部以外の部位がその出力部よりも下位に位置することのない最大の状態にすることができ、これによって、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水が、ミッションケースやその入力軸に伝動する伝動系などに対して更に付着し難い状態にでき、それらに対する泥水の付着をより効果的に抑制できるようになることから、泥水が、ミッションケースにおける入力軸とその支持部との間や、伝動系における各部材間の隙間などに入り込んで、それらの間に介装されるオイルシールやベアリングなどに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞をより確実に防止できる。
従って、ミッションケースやその入力軸に伝動する伝動系などに泥水が付着することに起因した不具合の発生をより確実に防止できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記ミッションケースと前記走行用の出力軸との間に複数のオイルシールを並設するとともに、前記ミッションケースの最外側位置に装着するオイルシールを、前記ミッションケースの外部からの着脱が可能となるように構成してある。
この構成では、ミッションケースにおいて、走行用の出力軸を備える部位が、泥水の付着を防止し難い箇所であることを考慮して、複数のオイルシールを並設するようにしているのであり、これによって、泥水が、ミッションケースにおける走行用の出力軸とその支持部との間に入り込んだ場合であっても、ミッションケースの最外側位置に位置するオイルシールが損耗する程度にとどめることができ、ベアリングなどが損耗する虞を確実に防止できる。
又、泥水によってミッションケースの最外側位置に位置するオイルシールが損耗しても、このオイルシールは、ミッションケース内のオイルを抜く手間などを要することなく、ミッションケースの外部から簡単に交換できるものであることから、オイルシールの損耗に対する対処を迅速に行うことができ、泥水の付着に起因した被害の拡大を防止し易くなる。
従って、ミッションケースにおける走行用の出力軸を備える部位に泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記ミッションケースに走行用の変速装置と後輪用差動装置とを備え、前記変速装置の変速操作軸と前記後輪用差動装置の差動阻止を可能にするロック機構の操作軸とを、前記搭乗ステップの高さ位置よりも高くなるように前記ミッションケースの上部に配備してある。
この構成によると、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水が、ミッションケースに備えた変速装置の変速操作軸やロック機構の操作軸、及び、それらに連係される操作系に対して付着し難い状態になり、それらに対する泥水の付着を効果的に抑制できることから、泥水が、ミッションケースにおける変速操作軸や操作軸とそれらの支持部との間、あるいは、それらの操作系の各部材間などに入り込んで、各操作軸とそれらの支持部との間に介装されるオイルシールや各操作軸に連係される操作系などに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞を防止できる。
従って、ミッションケースの変速操作系や差動操作系などに泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止できる。
上記の課題を解決するための手段として、本発明では、前記ミッションケースに動力取出軸を装備するとともに、前記入力軸から前記動力取出軸にわたる補助伝動系を、前記ミッションケースの内部上方に配備してある。
この構成によると、作業用などの動力を取り出すための補助伝動系や動力取出軸をミッションケースに装備しても、それによって、ミッションケースの地上高が低くなることを回避でき、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水がミッションケースや動力取出軸などに付着し難い状態を維持でき、それらに対する泥水の付着を効果的に抑制できることから、泥水が、動力取出軸とその支持部との間などに入り込んで、その間に介装されるオイルシールやベアリングなどに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞を防止できる。
従って、ミッションケースからの作業用などの動力の取り出しを可能にしながら、ミッションケースにおける動力取出軸やその周辺部位に泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記補助伝動系を、前記入力軸から前記動力取出軸にわたる補助伝動軸を備える軸伝動式に構成し、かつ、前記補助伝動軸の姿勢を、前記入力軸から前記走行用の出力軸にわたる走行伝動系の各伝動軸の姿勢に対して交差する姿勢に設定してある。
この構成によると、補助伝動軸を、ミッションケース内における走行伝動系の各伝動軸に装着されたギヤやシフトフォークの間、あるいは、走行伝動系の各伝動軸や各操作軸の間を有効利用して、それらの間を通るように配備することができる。
従って、ミッションケースからの作業用などの動力の取り出しを可能にする補助伝動系を装備しながらも、それに起因したミッションケースの大型化を抑制でき、もって、ミッションケースを、泥水の付着を抑制できる比較的高い位置に配備しながらも、機体重心が高くなることに起因した安定性の低下を回避できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記入力軸に、前記動力取出軸に対する伝動切り換えを可能にする補助クラッチを装備し、かつ、前記補助クラッチの操作軸を、前記搭乗ステップの高さ位置よりも高くなるように前記ミッションケースの上部に配備してある。
この構成によると、動力取出軸からの動力の取り出しを必要に応じて行える。又、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水が、ミッションケースに備えた補助クラッチの操作軸や、それらに連係される操作系に対して付着し難い状態になり、それらに対する泥水の付着を効果的に抑制できることから、泥水が、ミッションケースにおける補助クラッチの操作軸とその支持部との間、あるいは、その操作系の各部材間などに入り込んで、補助クラッチの操作軸とそれらの支持部との間に介装されるオイルシールや補助クラッチの操作系などに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞を防止できる。
従って、ミッションケースにおける補助クラッチの操作軸やその操作系に泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、前記エンジンからの動力で駆動される油圧ポンプを、前記エンジンの後方で、かつ、前記伝動系よりも前記搭乗ステップの中央部寄りに、前記フロア面よりも上方に位置する状態で配備してある。
この構成によると、油圧ポンプやこの油圧ポンプを駆動する駆動系に対して、機体の走行に伴って跳ね上げられる泥水が付着し難い状態にでき、それらに対する泥水の付着を効果的に抑制できることから、泥水が、油圧ポンプにおける駆動軸とその支持部との間や、その駆動系の各部材間などに入り込んで、油圧ポンプの駆動軸とその支持部との間に介装されるオイルシールや油圧ポンプの駆動系などに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞を防止できる。
従って、油圧ポンプやその駆動系に泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止できる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、作動油タンクを、前記エンジンの下方で機体の左右中央に位置するように配備してある。
この構成によると、エンジンを、泥水の付着を抑制できる比較的高い位置に配備することによって得られるエンジンの下方空間を、泥水の付着による悪影響を受け難い作動油タンクの配置空間に有効利用するのであり、これによって、エンジンを比較的高い位置に配備しながらも、それによって、機体重心が高くなることに起因した安定性の低下を回避できる。
従って、エンジンの出力軸やその周辺部位などに泥水が付着することに起因した不具合の発生を効果的に防止しながら、機体の安定性を確保することができる。
図1には乗用形作業機の一例であるトラクタの全体左側面が、図2にはその全体右側面が、図3にはその全体平面が、図4には右前方から見た全体斜視が、図5には左後方から見た全体斜視が、又、図6にはその概略全体左側面がそれぞれ示されており、このトラクタは、帯鋼材などで枠状に形成された機体フレーム1、その後部側に形成される搭乗運転部2、機体フレーム1の前部に搭載されるエンジン3、機体フレーム1の後端部に連結されるフレーム兼用のミッションケース4、機体フレーム1の前部左右に配備される前輪5、ミッションケース4の左右に配備される後輪6、ミッションケース4の上方に配備される油圧式のリフトシリンダ7、及び、このリフトシリンダ7の作動で上下揺動する左右一対のリフトアーム8、などによって構成されており、その後部に、図外のディスクプラウやロータリ耕耘装置などの作業装置あるいはトレーラなどを、リンク機構9などを介して連結できるようになっている。
搭乗運転部2は、機体フレーム1の後部側に敷設される搭乗ステップ10、左右の前輪4を操向するステアリングホイール11、及び、そのステアリングホイール11から所定間隔を隔てた後方に配備される運転座席12、などによって形成されている。
図1〜9に示すように、エンジン3は、その出力軸13が機体の左方に向けて延出する姿勢で、その全体が搭乗ステップ10よりも高い位置に位置するように、機体フレーム1の前部に搭載された横型ディーゼルエンジンであり、その動力が、ベルト式伝動装置(伝動系の一例)14と乾式多板形の主クラッチ15とを介して、ミッションケース4の入力軸16に伝達される。
図1〜5及び図8〜11に示すように、ミッションケース4には、搭乗運転部2における運転座席12の左方に配備した主変速レバー17の操作に基づいて、入力軸16に入力された動力を、後進用に逆転させる状態と、ロータリ耕耘作業用の低速に変速する状態と、ディスクプラウ作業用の中速に変速する状態と、トレーラ作業用の高速に変速する状態とに切り換えるギヤ式の主変速装置18、主変速レバー17の後方に配備した副変速レバー19の操作に基づいて、主変速装置18による変速後の動力を高低2段に切り換えるギヤ式の副変速装置20、副変速装置20による変速後の動力を左右の中継軸21にそれらの差動回転を許容する状態で伝達する後輪用差動装置22、搭乗運転部2における運転座席12の右下方に配備されたデフロックペダル23の踏み込み操作に基づいて、後輪用差動装置22による左右の中継軸21の差動を許容する状態から阻止する状態に切り換えられるロック機構24、及び、左右の中継軸21を対応する走行用の出力軸25としての後車軸に伝達する伝動ギヤ26、などが走行伝動系27として内蔵されている。
図7〜11に示すように、ミッションケース4は、第1〜4のケース体28〜31に機体の左右方向に分割可能な4分割構造で、第1ケース体28と第2ケース体29とで、その前端部に配備される入力軸16を、機体の左方に向けて延出する状態に支持し、第1ケース体28と第2ケース体29との間に、主変速装置18と副変速装置20と後輪用差動装置22とを収容し、第1ケース体28と第3ケース体30との間に、ロック機構24と左側の中継軸21及び伝動ギヤ26を収容するとともに、第1ケース体28と第3ケース体30とで、左側の後車軸25を機体の左方に向けて延出する状態に支持し、第2ケース体29と第4ケース体31との間に、右側の中継軸21及び伝動ギヤ26を収容するとともに、第2ケース体29と第4ケース体31とで、右側の後車軸25を機体の右方に向けて延出する状態に支持するように構成され、かつ、左右の後車軸25や伝動ギヤ26を備える出力部32がその最後部の最下位に位置し、入力軸16を備える前端部側ほど上方に位置する前上がりの傾斜形状に形成されるとともに、入力軸16などを備える上半部が、搭乗ステップ10よりも高い位置に位置するように配備されている。
図8〜11に示すように、ミッションケース4の上部には、主変速装置18の第1シフトギヤ33を、第1シフトフォーク34を介して後進位置R1,R2とロータリ耕耘作業用の低速位置F1,F2とにわたって摺動操作する第1操作軸35、主変速装置18の第2シフトギヤ36を、第2シフトフォーク37を介してディスクプラウ作業用の中速位置F3,F4と、トレーラ作業用の高速位置F5,F6とにわたって摺動操作する第2操作軸38、副変速装置20のシフトギヤ39を、第3シフトフォーク40を介して低速位置Lと高速位置Hとにわたって摺動操作する第3操作軸41、及び、ロック機構24のシフト爪42を、第4シフトフォーク43を介してロック位置と解除位置とにわたって摺動操作する第4操作軸44、などが配備されている。
そして、図3及び図12に示すように、第1操作軸35と第2操作軸38とが主変速レバー17に、第3操作軸41が副変速レバー19に、第4操作軸44がデフロックペダル23に、それぞれ対応する図外の連係機構を介して連係されており、変速レバー17をH字状に形成されたガイド溝45に沿って、後進位置R1,R2、ロータリ耕耘作業用の低速位置F1,F2、ディスクプラウ作業用の中速位置F3,F4、又は、トレーラ作業用の高速位置F5,F6に操作することで、後進状態と、ロータリ耕耘作業用の低速状態と、ディスクプラウ作業用の中速状態と、トレーラ作業用の高速状態とを切り換え現出することができ、又、それらのいずれかの状態を現出した上で副変速レバー19を前後の低速位置L又は高速位置Hに操作することで、それらの各状態を更に高低2段に切り換えられるようになっている。
ちなみに、ロータリ耕耘作業用の低速状態での速度は約1.1km/hに、ロータリ耕耘作業用の高速状態での速度は約1.7km/hに、ディスクプラウ作業用の低速状態での速度は約3.8km/hに、ディスクプラウ作業用の高速状態での速度は約5.9km/hに、トレーラ作業用の低速状態での速度は約13.7km/hに、トレーラ作業用の低速状態での速度は約21.6km/hに、それぞれ設定してある。
図2〜4、図8及び図9に示すように、第1ケース体28と第3ケース体30との間、及び、第2ケース体29と第4ケース体31との間には、搭乗運転部2の右前部に配備した左右一対の対応するブレーキペダル46の踏み込み操作に基づいて、その操作量に応じた制動力を、対応する中継軸21に付与する湿式多板形のブレーキ47がそれぞれ収容されている。
図8及び図9に示すように、第3ケース体30と第4ケース体31には、対応するブレーキ47を制動操作する操作軸48が装備され、それらの操作軸48とそれらを支持する第3ケース体30及び第4ケース体31の支持部との間には、オイルシール49が、ミッションケース4の外部からの着脱が可能となるように介装されている。
又、図11に示すように、前述した第1〜4の各操作軸35,38,41,44とそれらを支持する第1ケース体28の支持部との間にも、オイルシール49が、ミッションケース4の外部からの着脱が可能となるように介装されている。
図8及び図13に示すように、左側の後車軸25とその外方側を支持する第3ケース体30の支持部との間、及び、右側の後車軸25とその外方側を支持する第4ケース体31の支持部との間には、それぞれ2つのオイルシール50,51が並設されており、それらのオイルシール50,51のうち、機体外方側に配備されるオイルシール51は、ミッションケース4の外部からの着脱が可能となるように構成されている。
そして、第3ケース体30及び第4ケース体31における各支持部の外側端には、左右の後車軸25と各支持部との間への泥水などの付着や浸入を防止するカバー52がそれぞれ装着されている。
図7〜10に示すように、第1ケース体28は、主変速装置18と副変速装置20と後輪用差動装置22の略全体を収納する大きい容積を有するように深く形成されるとともに、その後端部には、動力取出ユニット53を着脱可能に装備する動力取出部54が備えられている。
図10に示すように、動力取出ユニット53は、第1ケース体28にボルト連結される略筒状の支持体55に、第1ベアリング56と一対のオイルシール57,58とを介して、作業装置などへの伝動を可能にする動力取出軸59を支持させるとともに、その動力取出軸59におけるミッションケース4側の端部に、ベベルギヤ60と第2ベアリング61とを装着して構成されている。
そして、一対のオイルシール57,58のうち、機体外方側に配備されるオイルシール58が、ミッションケース4の外部からの着脱が可能となるように構成されている。
図8〜11及び図14に示すように、第2ケース体29は、入力軸16やそれと平行に配備される主変速装置18及び副変速装置20の各伝動軸62〜65の各右端部を支持する程度の蓋状に浅く形成されるとともに、その上部の前後には、入力軸16から動力取出軸59への伝動を可能にする補助伝動系66を着脱可能に支持する支持体67が備えられ、それらの支持体67は、第2ケース体29にボルト連結される第1支持部68と、その第1支持部68とともに第2ケース体29にボルト連結される第2支持部69との2分割構造に構成されている。
補助伝動系66は、入力軸16並びに主変速装置18及び副変速装置20の各伝動軸62〜65などに対する直行姿勢で配備される補助伝動軸70の両端にベベルギヤ71,72を装備した軸伝動式に構成され、その補助伝動軸70が前後の支持体67にベアリング73を介して支持され、一端側のベベルギヤ71が入力軸16に装備したベベルギヤ74に噛合し、他端側のベベルギヤ72が動力取出ユニット53のベベルギヤ60に噛合する。
入力軸16とベベルギヤ74との間には、入力軸16から動力取出軸59への伝動状態を切り換える補助クラッチ76が介装され、第1ケース体28と第2ケース体29の上部には、その補助クラッチ76のシフト部材77を、第5シフトフォーク78を介して伝動入り位置と伝動切り位置とにわたって摺動操作する第5操作軸79が配備され、この第5操作軸79は、搭乗運転部2における運転座席12の右方に配備した補助クラッチレバー80(図1、図2及び図4参照)に図外の連係機構を介して連係されている。
又、図示は省略するが、第5操作軸79とそれを支持する第1ケース体28及び第2ケース体29の支持部との間にも、オイルシール49が、ミッションケース4の外部からの着脱が可能となるように介装されている。
以上の構成から、ミッションケース4は、先ず、その第1ケース体28に、入力軸16、主変速装置18、副変速装置20、後輪用差動装置22、左側の後車軸25、動力取出ユニット53、及び補助クラッチ76などを支持装備した後に、右側の後車軸25や補助伝動系66などを支持装備した第2ケース体29をボルト連結し、後輪用差動装置22における左側の中継軸21にロック機構24とブレーキ47とを装備し、かつ、左側の後車軸25に伝動ギヤ26を装着した後、第1ケース体28に第3ケース体30をボルト連結し、後輪用差動装置22における右側の中継軸21にブレーキ47を装備し、かつ、右側の後車軸25に伝動ギヤ26を装着した後、第1ケース体28に第4ケース体31を第2ケース体29とともにボルト連結することなどによって、比較的簡単に組み立てられるようになっている。
又、内方側のオイルシール50,57以外の各オイルシール49,51,58は、ミッションケース4を分解することなく、ミッションケース4の外部から容易に交換することができ、又、オイル面より下方に位置するシール部を二重構造にしたことで、外側のオイルシール51,58の交換時に、ミッションケース4内のオイルを抜く手間などを要することがなく、結果、オイルシール49,51,58の損耗に対する対処を迅速に行える。
図1〜6、図8及び図9に示すように、ベルト式伝動装置14は、エンジン3における出力軸13の延出端部に装着した出力プーリ81と、ミッションケース4における入力軸16の延出端部に装着した入力プーリ82とにわたって、伝動ベルト83を、搭乗ステップ10のフロア面84上における搭乗ステップ10の左前部に配備した主クラッチ操作用のクラッチペダル85の左外側を通るように回し掛けることで、搭乗ステップ10に形成したペダル操作部86を迂回するように搭乗ステップ10の左側部に変位させた状態に配備され、又、その伝動カバー87における伝動下手側部位がフロア面84に沿う姿勢でフロア面84に載置されるように、その中間部を下方に変位させたくの字状に屈曲形成されている。
図6に示すように、ベルト式伝動装置14よりも搭乗ステップ10の中央部寄りとなるベルト式伝動装置14の右側方には、エンジン3の左後下方に位置するとともに、ベルト式伝動装置14の右側に隣接配備されたベルト伝動式の補助伝動装置88を介したエンジン3からの動力で駆動されるギヤポンプ(油圧ポンプの一例)89が、搭乗ステップ10のフロア面84よりも上方に位置する状態で配備されている。
以上の構成から、エンジン3の出力軸13やその周辺部位、ミッションケース4の入力軸16や各操作軸35,38,41,44,48,79又はそれらの周辺部位、ベルト式伝動装置14、補助伝動装置88、及びギヤポンプ89などは、搭乗ステップ10の高さ位置よりも高い位置に位置することになっており、これによって、このトラクタを泥水の多い水田などで走行させた場合であっても、その走行に伴って前後の車輪5,6で跳ね上げられる泥水が、エンジン3の出力軸13やその周辺部位、ミッションケース4の入力軸16や各操作軸35,38,41,44,48,79又はそれらの周辺部位、ベルト式伝動装置14、補助伝動装置88、及びギヤポンプ89などに対して付着し難い状態になることから、泥水の多い水田などで使用しても、それらの箇所などに対する泥水の付着を効果的に抑制できて、泥水が、エンジン3における出力軸13とその支持部との間、ミッションケース4における入力軸16や各操作軸35,38,41,44,48,79とそれらの支持部との間、ベルト式伝動装置14の各プーリ81,82と伝動ベルト83との間、あるいは、補助伝動装置88やギヤポンプ89の各部材間などに入り込んで、それらの間に介装されるオイルシール49,51,58や伝動ベルト83などに対して損耗などの悪影響を及ぼす虞を防止できる。
又、搭乗ステップ10のフロア面84上にベルト式伝動装置14を配備することで、ベルト式伝動装置14を搭乗ステップ10の横外方に配備する場合に生じる機体左右幅の増大を防止できるとともに、ベルト式伝動装置14に対する支持構造の簡素化を図れることになり、しかも、搭乗ステップ10のフロア面84上にベルト式伝動装置14を配備するようにしながらも、そのベルト式伝動装置14によって搭乗ステップ10に備えた各操作ペダル23,46,85の操作が阻害される不都合を回避できるとともに、搭乗ステップ10のフロア面84上に位置するベルト式伝動装置14の伝動下手側部位を、フロア面84から所定距離を隔てた高い位置に位置させる場合に比較して、搭乗運転部2の操縦者に与える開放感を向上させることができる。
図10に示すように、動力取出ユニット53は、ミッションケース4内における左右の伝動ギヤ26の間に形成される隙間を有効利用して配備され、又、補助伝動系66は、その補助伝動軸70が、ミッションケース4内における主変速装置18及び副変速装置20の各伝動軸62〜65と各操作軸35,38,41,44などとの間に形成される隙間を有効利用して、その隙間を通るように配備されており、これによって、ミッションケース4からの作業用などの動力の取り出しを可能にする補助伝動系66を装備しながらも、それに起因したミッションケース4の大型化を抑制でき、もって、ミッションケース4を、泥水の付着を抑制できる比較的高い位置に配備しながらも、機体重心が高くなることに起因した安定性の低下を回避できる。
又、動力取出ユニット53及び補助伝動系66は、ミッションケース4に対して着脱可能であることから、例えば、ディスクプラウ作業やトレーラ作業などのように、ミッションケース4からの作業用動力の取り出しが不要な作業しか行わないユーザーを対象にする場合には、動力取出ユニット53及び補助伝動系66などを取り外した安価な仕様を提供できる。
図1〜7に示すように、機体の左右中心上に搭載されるエンジン3の上部には燃料タンク90やマフラ91などが、その前下部にはバッテリ92が配備されている。又、エンジン3の真下には、泥水の付着を抑制できる比較的高い位置にエンジン3を配備することによって得られるエンジン3の下方空間を有効利用して、泥水の付着による悪影響を受け難い作動油タンク93が配備されている。
つまり、比較的に重量の大きいバッテリ92及び作動油タンク93を、機体の前部側で、かつ、エンジン3の下側に配備することで、機体後部に作業装置などを連結した際の前後バランスの向上を図れるとともに、エンジン3を比較的に高い位置に配備しながらも機体の重心位置を低くすることができ、もって、機体の安定性の向上を図れるようになっている。
図6及び図15に示すように、作動油タンク93は、機体フレーム1における左右のメインフレーム部材94の間で、かつ、それらのメインフレーム部材94を繋ぐ前後の連結フレーム部材95の間において、左右のメインフレーム部材94にボルト連結される左右の受け金具96によって受け止め支持されている。
図6及び図7に示すように、エンジン3とその後方に立設されたステアリングポスト97との間には、それらの間に形成される空間を有効利用して、エアークリーナ98が配備されている。
図6及び図16に示すように、リフトシリンダ7は、ミッションケース4の上方に、その上面に沿う後下がり姿勢でが配備され、左右一対のリフトアーム8とともに、ミッションケース4にボルト連結される左右一対のブラケット99によって支持されており、これによって、ミッションケース4にリフトシリンダ7を一体装備する場合に比較して、ミッションケース4の形状及び構成の簡素化を図ることができる。
又、左右の各ブラケット99は、その下縁部100がミッションケース4の上面部101で受け止め支持されるようになっており、これによって、ミッションケース4に左右の各ブラケット99を連結する各ボルトが、作業装置などの荷重で剪断する虞を回避してある。
尚、図6における符号102は、ミッションケース4に装備した各操作軸35,38,41,44,48,79やそれらに連係される各連係機構などへの泥水の付着を抑制する左右一対の泥水カバーである。
〔別実施例〕
以下、本発明の別実施例を列記する。
〔1〕乗用形作業機としては乗用形田植機や乗用形直播機などであってもよい。
〔2〕伝動系14として、伝動軸及びベベルギヤなどで構成された軸伝動式のものや、伝動チェーンなどで構成されたチェーン伝動式のものなどを採用するようにしてもよい。
〔3〕エンジン3を、その出力軸13が機体の前後方向に向けて延出する姿勢で搭載し、かつ、ミッションケース4を、その入力軸16が機体の前後方向に向けて延出する姿勢で装備し、それらの出力軸13と入力軸16とにわたって、伝動系14を、搭乗ステップ10に形成したペダル操作部86を迂回するように、搭乗ステップ10におけるフロア面84上の横一側部に変位配備するようにしてもよい。
尚、この場合における伝動系14としては、出力軸13及び入力軸16に対して平行に配備される伝動軸、出力軸13から伝動軸にわたる第1横向き伝動軸、伝動軸から入力軸16にわたる第2横向き伝動軸、
及び、それらを伝動可能に連結するベベルギヤ、などによって構成したものや、出力軸13及び入力軸16に対して平行に配備される伝動軸、出力軸13から伝動軸に伝動するベルト式伝動機構、及び、伝動軸から入力軸16に伝動するベルト式伝動機構、などによって構成したもの、などを採用することが考えられる。
〔4〕補助伝動系66として、伝動ベルトなどで構成されたベルト伝動式のものや、伝動チェーンなどで構成されたチェーン伝動式のものなどを採用するようにしてもよい。
乗用形作業機の全体左側面図 乗用形作業機の全体右側面図 乗用形作業機の全体平面図 右前方から見た乗用形作業機の全体斜視図 左後方から見た乗用形作業機の全体斜視図 乗用形作業機の概略全体左側面図 エンジン及びミッションケースなどの配置を示す要部の斜視図 ミッションケースの縦断背面図 ミッションケースの要部の縦断背面図 ミッションケースの縦断側面図 ミッションケースの要部の展開横断平面図 主変速レバーのガイド溝の形状を示す要部の平面図 ミッションケースでの走行用出力軸の支持部に対するシール構造を示す要部の縦断背面図 ミッションケースでの補助伝動系の支持構造を示す要部の縦断背面図 作動油タンクの配置及び支持構造を示す要部の斜視図 リフトシリンダ及びリフトアームの配置及び支持構造を示す要部の斜視図
符号の説明
2 搭乗運転部
3 エンジン
4 ミッションケース
10 搭乗ステップ
13 出力軸
14 伝動系
16 入力軸
18 変速装置
20 変速装置
22 後輪用差動装置
24 ロック機構
25 走行用の出力軸
27 走行伝動系
32 出力部
35 変速操作軸
38 変速操作軸
41 変速操作軸
44 操作軸
50 オイルシール
51 オイルシール
59 動力取出軸
62 伝動軸
63 伝動軸
64 伝動軸
65 伝動軸
66 補助伝動系
70 補助伝動軸
76 補助クラッチ
79 操作軸
83 伝動ベルト
84 フロア面
86 ペダル操作部
89 油圧ポンプ
93 作動油タンク

Claims (10)

  1. 搭乗運転部の前後に分配配備したエンジン及びミッションケースを、前記エンジンはその出力軸の高さ位置が、又、前記ミッションケースはその入力軸の高さ位置が、それぞれ前記搭乗運転部における搭乗ステップの高さ位置よりも高くなるように配置し、かつ、前記出力軸から前記入力軸にわたる伝動系を、前記搭乗ステップに形成したペダル操作部を迂回するように、前記搭乗ステップにおけるフロア面上の横一側部に変位配備してある乗用形作業機。
  2. 前記出力軸及び前記入力軸を機体の左右一側方に向けて延出し、前記伝動系を、前記出力軸及び前記入力軸の延出端部同士にわたる伝動ベルトを備えたベルト伝動式に構成するとともに、その伝動下手側部位が前記フロア面に沿う姿勢で前記フロア面に載置されるように、その中間部を下方に変位させたくの字状に屈曲形成してある請求項1に記載の乗用形作業機。
  3. 前記ミッションケースを、その最下位に走行用の出力軸を備える出力部が位置するように形成してある請求項1又は2に記載の乗用形作業機。
  4. 前記ミッションケースと前記走行用の出力軸との間に複数のオイルシールを並設するとともに、前記ミッションケースの最外側位置に装着するオイルシールを、前記ミッションケースの外部からの着脱が可能となるように構成してある請求項3に記載の乗用形作業機。
  5. 前記ミッションケースに走行用の変速装置と後輪用差動装置とを内蔵し、前記変速装置の変速操作軸と前記後輪用差動装置の差動阻止を可能にするロック機構の操作軸とを、前記搭乗ステップの高さ位置よりも高くなるように前記ミッションケースの上部に配備してある請求項1〜4のいずれか一つに記載の乗用形作業機。
  6. 前記ミッションケースに動力取出軸を装備するとともに、前記入力軸から前記動力取出軸にわたる補助伝動系を、前記ミッションケースの内部上方に配備してある請求項1〜5のいずれか一つに記載の乗用形作業機。
  7. 前記補助伝動系を、前記入力軸から前記動力取出軸にわたる補助伝動軸を備える軸伝動式に構成し、かつ、前記補助伝動軸の姿勢を、前記入力軸から前記走行用の出力軸にわたる走行伝動系の各伝動軸の姿勢に対して交差する姿勢に設定してある請求項6に記載の乗用形作業機。
  8. 前記入力軸に、前記動力取出軸に対する伝動切り換えを可能にする補助クラッチを装備し、かつ、前記補助クラッチの操作軸を、前記搭乗ステップの高さ位置よりも高くなるように前記ミッションケースの上部に配備してある前記請求項6又は7に記載の乗用形作業機。
  9. 前記エンジンからの動力で駆動される油圧ポンプを、前記エンジンの後方で、かつ、前記伝動系よりも前記搭乗ステップの中央部寄りに、前記フロア面よりも上方に位置する状態で配備してある請求項1〜8のいずれか一つに記載の乗用形作業機。
  10. 作動油タンクを、前記エンジンの下方で機体の左右中央に位置するように配備してある請求項1〜9のいずれか一つに記載の乗用形作業機。
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