JP2006257943A - 火花点火式直噴エンジン - Google Patents

火花点火式直噴エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2006257943A
JP2006257943A JP2005075591A JP2005075591A JP2006257943A JP 2006257943 A JP2006257943 A JP 2006257943A JP 2005075591 A JP2005075591 A JP 2005075591A JP 2005075591 A JP2005075591 A JP 2005075591A JP 2006257943 A JP2006257943 A JP 2006257943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
injector
fuel
combustion chamber
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005075591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Nooi
芳尚 乃生
Akira Kageyama
明 陰山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2005075591A priority Critical patent/JP2006257943A/ja
Publication of JP2006257943A publication Critical patent/JP2006257943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B23/00Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
    • F02B23/08Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
    • F02B23/10Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
    • F02B2023/103Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector having a multi-hole nozzle for generating multiple sprays
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 低負荷領域においては、少量の燃料で確実に着火させることができ、高負荷領域においては、吸入された空気全体を有効に利用することができる火花点火式直噴エンジンを提供する。
【解決手段】 本発明は、火花点火式直噴エンジン(1)であって、一端部に燃焼室(4)が形成されたシリンダ(2)と、ピストン(6)と、燃焼室のほぼ中央部に配置された点火プラグ(10)と、複数の噴口を備え、燃焼室の周縁部から燃焼室のほぼ中央部に向けて燃料を噴射し、少なくとも燃焼室の天井面に近接する側に向かうプラグ側燃料噴霧(16)、及びピストンに近接する側に向かうピストン側燃料噴霧(18)を噴射するインジェクタ(8)と、を有し、ピストンは、その冠面に凹部(6e)が形成されており、この凹部は、インジェクタと点火プラグとを結ぶ方向に長い形状に形成され、インジェクタ側に偏倚していることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明はエンジンに係わり、特に、火花点火式直噴エンジンに関する。
特開2004−11622号公報(特許文献1)には、火花点火式直噴エンジンが記載されている。この火花点火式直噴エンジンは、複数の噴口を有するインジェクタを備え、各噴口から噴射される燃料噴霧が、点火プラグを避けつつ、点火プラグの電極の周囲に配列されるように構成されている。このエンジンでは、複数の燃料噴霧をこのように配列することにより、着火可能な空燃比の混合気を点火プラグの電極付近に偏在させ、成層燃焼を行うことによって燃費の改善を図っている。
特開2004−11622号公報
しかしながら、燃料噴霧を点火プラグの周囲に偏在させると、エンジンを低負荷領域で運転する場合には、少量の燃料を確実に着火させることができるため、燃費を向上させる効果があるが、高負荷領域で運転する場合には、吸入された空気全体を燃焼のために有効に利用することができないという問題がある。また、燃料を点火プラグの周囲に噴射することによって燃料を点火プラグの周囲に偏在させた場合、噴霧した燃料が点火プラグの周囲に滞留する時間が短くなり、成層ロバスト性が低下するという問題がある。即ち、成層ロバスト性が低い状態では、成層燃焼運転領域において、適正な濃度の混合気が点火プラグの周囲に滞留する時間が短いため、点火時期や燃料噴霧時期のバラツキにより着火安定性、燃焼安定性が低下する。
従って、本発明は、低負荷領域においては、少量の燃料で確実に着火させることができ、高負荷領域においては、吸入された空気全体を有効に利用することができる火花点火式直噴エンジンを提供することを目的としている。
また、本発明は、成層ロバスト性が高い火花点火式直噴エンジン、即ち、成層運転領域において、点火プラグの周囲に、理論空燃比に近い適正な濃度の混合気が比較的長く滞留して、点火時期や燃料噴射時期がばらついても十分に着火安定性、燃焼安定性を確保できる火花点火式直噴エンジンを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、火花点火式直噴エンジンであって、一端部に燃焼室が形成されたシリンダと、このシリンダ内で往復運動するピストンと、燃焼室のほぼ中央部に配置された点火プラグと、複数の噴口を備え、燃焼室の周縁部から燃焼室のほぼ中央部に向けて燃料を噴射し、少なくとも燃焼室の天井面に近接する側に向かうプラグ側燃料噴霧、及びピストンに近接する側に向かうピストン側燃料噴霧を噴射するインジェクタと、を有し、ピストンは、その冠面に凹部が形成されており、この凹部は、インジェクタと点火プラグとを結ぶ方向に長い形状に形成され、インジェクタ側に偏倚していることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、複数の噴口を備えたインジェクタによって、燃焼室の天井面に近接する側に向かうプラグ側燃料噴霧、及びピストンに近接する側に向かうピストン側燃料噴霧が噴射される。ピストンの冠面には、インジェクタと点火プラグとを結ぶ方向に長い形状を有し、インジェクタ寄りに配置された凹部が形成されている。ピストン側燃料噴霧とピストン冠面との間にピストン側燃料噴霧によって生成される渦流は、ピストン冠面に凹部が形成されていることによって大きく成長され、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料が、点火プラグ付近に移動し、滞留するのを助長する。
このように構成された本発明によれば、燃焼室の天井面に近接する側に噴霧されたプラグ側燃料噴霧に加え、ピストンに近接する側に噴霧されたピストン側燃料噴霧による燃料も点火プラグ付近に移動し、滞留するので、成層ロバスト性を高めることができる。
本発明において、好ましくは、凹部は、インジェクタに近接する側で幅が広く、点火プラグに近接する側で幅が狭くなるような形状に形成されている。
このように構成された本発明によれば、ピストン側燃料噴霧と、ピストン冠面の間の空間を大きく確保することができるので、ピストン側燃料噴霧によってピストン側燃料噴霧とピストン冠面との間に生成される渦流を、より大きく成長させることができ、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料を、点火プラグ付近に効果的に移動させることができる。
本発明において、好ましくは、凹部は、インジェクタに近接する側が深く、点火プラグに近接する側が浅くなるような形状に形成されている。
このように構成された本発明によれば、ピストン側燃料噴霧と、ピストン冠面の間の空間を大きく確保することができるので、ピストン側燃料噴霧とピストン冠面との間に生成される渦流を、より大きく成長させることができると共に、気化したピストン側燃料噴霧を凹部に沿って点火プラグの方に差し向けることができる。これにより、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料を、点火プラグ付近に効果的に移動させることができる。
本発明において、好ましくは、インジェクタは、ピストン側燃料噴霧の貫徹力が、プラグ側燃料噴霧の貫徹力よりも大きくなるように構成されている。
このように構成された本発明によれば、ピストン側燃料噴霧とピストン冠面との間に生成される渦流をより強くすることができるので、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料を、点火プラグ付近に効果的に移動させることができる。また、このように構成された本発明によれば、ピストンとインジェクタが離れた状態で燃料噴霧を開始する運転状態において、シリンダ内に吸入された空気全体に燃料を均一に分布させることができる。
本発明において、好ましくは、インジェクタは、ピストン側燃料噴霧を噴射するピストン側噴口の、噴口部長さを噴口径で除した値である噴口部長/径比が、プラグ側燃料噴霧を噴射するプラグ側噴口の噴口部長/径比よりも大きい。
このように構成された本発明においては、ピストン側燃料噴霧を噴射するピストン側噴口の噴口部長/径比が、プラグ側噴口の噴口部長/径比よりも大きいため、ピストン側燃料噴霧の貫徹力が大きくなる。
このように構成された本発明によれば、ピストン側燃料噴霧とピストン冠面との間に生成される渦流をより強くすることができるので、燃料を点火プラグ付近に効果的に移動させることができる。また、このように構成された本発明によれば、シリンダ内に吸入された空気全体に燃料を均一に分布させることができる。
本発明において、好ましくは、インジェクタは、複数のピストン側燃料噴霧を噴射するように複数のピストン側噴口を備え、ピストン側燃料噴霧のうちの2つは、その中心線が、インジェクタと点火プラグを結ぶ直線の両側に放射状に広がるように向けられ、中心線は、上死点位置にあるピストンの凹部の内側を通る。
このように構成された本発明においては、ピストンが上死点付近に位置する際に噴霧されたピストン側燃料噴霧が、ピストン冠面の凹部の内側に到達するので、ピストン側燃料噴霧とピストン冠面との間に生成される渦流の作用により、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料を凹部に沿って点火プラグ付近に効果的に移動させることができる。
本発明の火花点火式直噴エンジンによれば、低負荷領域においては、少量の燃料で確実に着火させることができ、高負荷領域においては、吸入された空気全体を有効に利用することができる。
また、本発明の火花点火式直噴エンジンによれば、成層ロバスト性を高くすることができる。
次に、図1乃至図7を参照して、本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンを説明する。図1は、本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンの燃焼室付近を拡大して示す断面図である。図2は、本実施形態の火花点火式直噴エンジンのピストン、インジェクタ、点火プラグ等の位置関係を示す斜視図である。また、図3は本実施形態による火花点火式直噴エンジンのピストンの平面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿って切断したピストン冠面付近の側面断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジン1は、シリンダ2と、このシリンダ2の上端に形成された燃焼室4と、シリンダ2の内部で往復運動するピストン6と、を有する。ピストン6の下部には、コネクティングロッド(図示せず)が接続され、このコネクティングロッドは、クランクシャフト(図示せず)に連結されて、ピストン6の往復運動がクランクシャフトの回転運動に変換される。なお、本実施形態のエンジン1は、直列4気筒であり、図1の紙面に垂直な方向に4本のシリンダ2が直線状に並べて配置されている。
また、エンジン1は、燃焼室4の周縁部から中央部に向けて燃料を噴射するインジェクタ8と、燃焼室4のほぼ中央に配置された点火プラグ10と、を有する。さらに、エンジン1は、燃焼室4の天井面に開口した吸気開口12aに連通した吸気ポート12(図1には1つのみ図示)と、排気開口14aに連通した排気ポート14(図1には1つのみ図示)と、を有する。また、エンジン1は、吸気開口12aを開閉するための吸気弁13(図2のみに図示)と、排気開口14a開閉するための排気弁(図示せず)と、を有する。
燃焼室4は、シリンダ2の上端部に設けられており、その天井面は、中央が高く、その両側に向かって低くなるペントルーフ形状に形成されている。また、燃焼室4の傾斜した天井面には、2つの吸気開口12aと、2つの排気開口14aが形成されている。なお、吸気開口12a及び排気開口14aは、夫々、図1の紙面に垂直な方向に2つずつ並べて配置されている。さらに、燃焼室4の天井面の中央部から、鉛直下方に延びるように点火プラグ10が配置されている。また、燃焼室4の天井面に形成された2つの吸気開口12aの間には、インジェクタ8が配置されている。このインジェクタ8は、燃焼室4の周縁部から点火プラグ10が配置された中央部の方に燃料を噴射するように向けられている。即ち、インジェクタ8は、その中心軸が、鉛直上方から見てシリンダ2の中心点を通り、側面から見て斜め下方を向くように配置されている。
ピストン6は、図3及び図4に示すように、平面状のピストン冠面の上に、最も高い頂点6aから両側に向かって低くなるペントルーフ状の隆起部6bを形成した形状を有する。また、隆起部6bの周囲には水平方向に向けられた平面であるスキッシュ面6cが形成されている。さらに、隆起部6bには、インジェクタと点火プラグを結ぶ方向、即ち、図3のIV−IV線の方向に延びる方向に隆起部6bを切り欠いた切欠部6dが形成されている。この切欠部6dの底部には、さらに深く、ピストン6の冠面を窪ませた凹部6eが形成されている。
凹部6eは、IV−IV線の方向の長さAが、IV−IV線に直交する方向(クランクシャフトが延びる方向)の幅Bよりも長い形状に形成されている。また、凹部6eは、インジェクタ8寄りに、即ち、凹部6eの長さAの中点O1が、ピストン6の中心点Oに対して、インジェクタ8側に位置するように配置されている。さらに、凹部6eは、点火プラグ10の側が細くなった卵型形状に、即ち、中点O1よりもインジェクタ8側の位置で幅が最大となり、インジェクタ8から点火プラグ10の方向に向かって幅が次第に狭くなるように形成されている。なお、本明細書においては、図3及び図4における右側をインジェクタ側又はインジェクタに近接する側と呼び、左側を点火プラグ側又は点火プラグに近接する側と呼んでいる。
また、凹部6eの底面は、インジェクタ8の側が深く、点火プラグ10の側が浅く形成されている。さらに、凹部6eの底面は、最も深い最深位置では、ピストン6のスキッシュ面6c(ピストン6の冠面)よりも低く、最深位置から点火プラグ10の側に向かってなだらかに浅くなるように形成されている。
次に、図5及び図6を参照して、インジェクタ8の構成を説明する。図5はインジェクタ8の先端部の拡大断面図である。また、図6は、インジェクタ8から噴射される燃料噴霧の方向を示す図であり、インジェクタ8先端部の軸心から、燃料の噴射方向を見たとき、インジェクタ8の噴口が向けられている角度を示す図である。
インジェクタ8は、燃焼室4の周縁部から、燃焼室の中央部に向かって燃料を噴霧するように構成されている。図5に示すように、インジェクタ8の先端部は、円筒状のインジェクタ本体8aと、その中で往復移動するニードル8bと、を有する。インジェクタ本体8aの先端面は閉鎖され、その中心には半球状の凸部8cが形成されている。この凸部8cには、6つの微小な噴口8d(図5には2つのみ図示)が形成されている。ニードル8bは、ソレノイド型のアクチュエータ(図示せず)によって往復移動され、ニードル8bが前進すると、インジェクタ本体8a内の燃料の通路が閉鎖されて燃料噴霧は停止され、後退すると燃料の通路が開放されて、インジェクタ本体8a内部の燃料が、噴口8dを通して燃焼室内に噴霧されるようになっている。なお、本実施形態においては、インジェクタ8の各噴口8dの直径は、0.3乃至0.5mmであり、インジェクタ本体8a内には、約20MPaに加圧された燃料が供給される。
また、図2に示すように、インジェクタ8は、図2における上側、即ち、燃焼室4の天井面に近接する側に噴霧される3つのプラグ側燃料噴霧16a、16b、16cと、図2における下側、即ち、ピストン6に近接する側に噴霧される3つのピストン側燃料噴霧18a、18b、18cと、を噴霧する。図6に示すように、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cは、インジェクタ8先端部の軸心に対して上方に傾斜して噴霧される。プラグ側燃料噴霧16a、16bは、最も上方に、即ち、燃焼室4の天井面に近接する方向に向けられ、点火プラグ10の点火点(電極部)10aの両側に、点火点10aの真横を夫々通るように噴霧される。また、プラグ側燃料噴霧16cは、プラグ側燃料噴霧16a、16bよりも僅かに下方に向けて、点火点10aの真下を通るように噴霧される。
一方、ピストン側燃料噴霧18aは、インジェクタ8先端部の軸心に対して僅かに下方に傾斜して、プラグ側燃料噴霧16cの真下に噴射される。また、ピストン側燃料噴霧18b、18cは、ピストン側燃料噴霧18aよりも更に下方に傾斜して、真横に並んで噴霧される。ピストン側燃料噴霧18bと18cの為す角は、プラグ側燃料噴霧16aと16bの為す角よりも僅かに小さくなっている。また、ピストン側燃料噴霧18b及び18cは、それらの各中心線が、インジェクタ8と点火プラグ10を結ぶ直線の両側に放射状に広がるように向けられ、さらに、各中心線は、上死点位置にあるピストン6の凹部6eの内側を通るように向けられている。
さらに、本実施形態においては、6つの噴口8dは、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cを噴霧する各噴口の噴口径D1が、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cを噴霧する各噴口の噴口径D2よりも大きくなるように構成されている。また、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cを噴霧する各噴口の噴口部長さL1と、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cを噴霧する各噴口の噴口部長さL2は等しく構成されている。このため、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cを噴霧する各噴口の噴口部長さを噴口径で除した値である噴口部長/径比(L2/D2)は、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cを噴霧する各噴口の噴口部長/径比(L1/D1)よりも大きくなる。
このため、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cのペネトレーション(貫徹力)は、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cのペネトレーションよりも大きくなる。ペネトレーションとは、貫徹力とも呼ばれ、噴霧が到達可能な距離である。なお、本実施形態においては、各噴口の噴口部長さを一定とし、噴口径を変化させることによって、ピストン側燃料噴霧のペネトレーションをプラグ側燃料噴霧よりも大きくしているが、変形例として、噴口径を一定とし、噴口部長さを変化させることによってペネトレーションを変化させても良く、また、噴口径及び噴口部長さの両方を変化させることによってペネトレーションを変化させても良い。
次に、図7を参照して、本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジン1の作用を説明する。図7は、本実施形態によるエンジン1を低負荷、低回転状態で運転した場合における、燃焼室4内の空気の流れをシミュレーションした結果を示すグラフである。図7中の小さい多数の矢印は、燃焼室4内の各点における空気の流れの方向を示し、大きな二重線の矢印V1、V2、V3は、各点における流れの方向から認められる燃焼室4内の大きな渦流を示し、破線の矢印は、燃料噴霧の中心線の方向(16b、18cのみ図示)を示している。
エンジン1は、その吸気工程において、吸気弁13がリフトして、吸気開口12aが開放されると共に、ピストン6が下降する。これにより、吸気開口12aを介してシリンダ2内に空気が吸入される。シリンダ2内に空気が吸入された後、吸気弁13は吸気開口12aを閉鎖する。次いで、圧縮工程においては、下死点からピストン6が上昇に転じ、吸気工程で吸入された空気が圧縮される。
低負荷、低回転でエンジン1を運転する場合には、インジェクタ8から燃焼室4内に噴霧される燃料の総量が少ないため、燃料の噴霧は、圧縮工程後期におけるピストン6の上死点前35゜乃至25゜付近で開始される。本実施形態においては、インジェクタ8は、6つの噴口8dを有するので、6つの燃料噴霧が燃焼室4内に噴射される。図7は、この燃料噴霧によって生じる燃焼室4内の空気の流れの一例を示す図である。
一般に、空気中に燃料が噴霧されると、噴射された燃料の流れによって周囲の空気が巻き込まれ、噴霧の周囲に空気の流れが生じる。この噴霧の周囲に生成される空気の流れは、燃料の流れに沿う方向の渦流となる。例えば、図7に示すような方向に燃料が噴霧された場合には、噴霧の下側には反時計回りの渦流が生成され、噴霧の上側には時計回りの渦流が生成される。本実施形態においては、インジェクタ8から、6つの燃料噴霧16a、16b、16c、18a、18b、18cが噴射され、それらの噴霧の上下には、時計回り、反時計回りの渦流が夫々形成されることになる。
しかしながら、上下方向に近接する燃料噴霧によって形成される渦流は、回転方向が逆であるため、互いに打ち消しあって大きな渦流には成長しない。例えば、プラグ側燃料噴霧16cの下側に生成される反時計回りの渦流と、ピストン側燃料噴霧18aの上側に生成される時計回りの渦流は互いに打ち消しあい、それらの燃料噴霧の間におおきな渦流が形成されることはない。このような渦流の生成及び相殺によって、燃焼室4内には最終的に、図7に示すV1、V2、V3の大きな渦流が成長する。
図7に示すように、渦流V1は、ピストン側燃料噴霧18b及び18cの下側に形成される反時計回りの渦流であり、ピストン側燃料噴霧18b及び18cとピストン6の冠面に形成された凹部6eの底面との間で旋回する流れである。また、渦流V2は、プラグ側燃料噴霧16a及び16bの上側に形成された時計回りの渦流が、空気の流れと共に燃焼室4の中央付近に移動しながら成長した流れである。渦流V3は、プラグ側燃料噴霧16a及び16bの下側に形成された反時計回りの渦流が、渦流V2によってインジェクタ8の反対側に弾き出されるように移動しながら成長した流れである。このように、燃焼室4内に生成される各渦流は、恰もゴムボールのように振舞い、互いに複雑に影響を及ぼしあいながら燃焼室4内全体の流れが形成される。その他の燃料噴霧によって生成される渦流は、他の燃料噴霧によって生成された渦流と互いに相殺され、大きな渦流に成長することはない。
プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cとして燃焼室4内に噴霧された燃料の多くは、気化しながら点火プラグ10の点火点10aの回りに滞留する。一方、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cとして燃焼室4内に噴霧された燃料は、気化しながら下方に向かう。次いで、気化した燃料は、ピストン6の冠面に形成された凹部6eの点火プラグ10側の底面に沿って上昇し、さらに、渦流V2とV3の間に挟まれるように流れて、点火点10a付近に滞留する。また、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cの一部は、気化されずに凹部6eの底面に到達するが、ピストン6冠面の熱によって気化し、点火プラグ10に向けて上昇する。ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cの各中心軸線は、ピストン6冠面の凹部6eの中を通るように向けられているので、各ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cは、上述した気流に乗って効率良く点火点10a付近に集められる。このように、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cによって下側に向けて噴霧された燃料は、ピストン6の冠面に形成された凹部6eとの相乗効果により、点火点10a付近に差し向けられ、滞留する。
圧縮工程において、さらにピストン6が上昇し、上死点付近に到達すると、点火プラグ10によって燃焼室4内の混合気に点火され、混合気の燃焼が開始される。本実施形態のエンジン1では、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cとして点火点10aの周囲に噴霧された燃料に加えて、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cとして下方に噴霧された燃料も、燃焼室4内の渦流によって点火点10a付近に滞留されるので、点火点10a付近に燃料が滞留する時間が長くなる。このため、点火プラグ10による点火のタイミングにバラツキがあったとしても、また、インジェクタ8による燃料噴射タイミングにバラツキがあったとしても確実に着火が行われ、安定した燃焼が行われる。即ち、成層ロバスト性が高くなる。
ピストン6が上死点を通過し、下降に転じる燃焼行程では、燃焼によって膨張した混合気がピストン6を下方に押し下げる。ピストン6を押圧する力は、コネクティングロッド(図示せず)を介してクランクシャフト(図示せず)に伝達され、クランクシャフトを回転させるトルクに変換される。次いで、ピストン6が下死点を通過し、上昇に転じる排気工程では、排気弁(図示せず)がリフトして排気開口14aが開放され、燃焼した混合気が排気ポート14を介して排気される。さらに、ピストン6が上昇して、上死点を通過すると、吸気工程が開始される。以上の工程を繰り返すことにより、エンジン1が運転される。
上記のように、本実施形態のエンジン1では、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cとして噴霧された燃料が、燃焼室4内の渦流によって点火点10a付近に滞留される。これに対して、従来のエンジンでは、ピストン冠面に凹部が形成されていないため渦流V1が成長するための空間が存在せず、ピストン側燃料噴霧の下側の渦流は、燃焼室の壁面及びピストン冠面に阻まれて非常に小さなものとなる。このように渦流V1が小さくなると、プラグ側燃料噴霧16bの上側に生成される渦流V2が非常に大きく成長し、点火プラグの点火点10a付近を包囲して旋回する渦になる。点火点付近が大きな渦流V2によって包囲されると、ピストン側燃料噴霧18cによってピストン冠面付近に到達し、そこで気化した燃料の点火点10a付近への上昇が渦流V2によって阻まれる。このため、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料は、点火点付近に滞留することができなくなる。
次に、エンジン1が、高負荷、高回転の状態で運転される場合について説明する。高負荷、高回転の状態では、インジェクタ8から噴霧される燃料の総量が増大する。このため、インジェクタ8から燃料を噴霧する時間が長くなり、圧縮工程の初期、或いは吸気工程から燃料の噴霧が開始される。このため、インジェクタ8からの燃料は、シリンダ2内でピストン6が下降している比較的広い空間に噴射される。
本実施形態のエンジン1では、インジェクタ8が、燃焼室4の天井面に近接した側にはプラグ側燃料噴霧16a、16b、16cを、及びピストン6に近接した側にはピストン側燃料噴霧18a、18b、18cを噴射する。プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cは、気化した燃料を、燃焼室4及びシリンダ2の側壁で画定される空間の上部に分配する。また、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cは、気化した燃料を、シリンダ2の側壁及びピストン6冠面で画定される空間の下部に分配する。この結果、高負荷、高回転の状態で噴霧される多量の燃料は、シリンダ2内に比較的均一に分布し、シリンダ2内の空気が効率良く燃焼に利用される。
さらに、本実施形態のエンジン1に使用されているインジェクタ8は、プラグ側燃料噴霧16a、16b、16cの貫徹力よりも、ピストン側燃料噴霧18a、18b、18cの貫徹力の方が大きくなるように構成されているため、シリンダ2の下方まで、効率良く燃料を分布させることができる。
他の工程におけるエンジン1の作用は、低負荷、低回転運転の場合と同様であるので、説明を省略する。
本発明の実施形態の火花点火式直噴エンジンによれば、プラグ側燃料噴霧に加え、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料も、燃焼室内の渦流の作用によって点火プラグ付近に滞留するので、低負荷領域における少量の燃料でも、点火プラグ付近に適正な濃度の混合気を比較的長く滞留させることができ、確実に着火させ、安定燃焼させることができる。即ち、混合気の成層ロバスト性を向上させることができる。
また、本発明の実施形態の火花点火式直噴エンジンによれば、ピストンに近接する方向にもピストン側燃料噴霧として燃料を噴霧するので、高負荷領域において、シリンダ内に吸入された空気全体を有効に利用することができる。
さらに、本発明の実施形態の火花点火式直噴エンジンによれば、ピストン側燃料噴霧の貫徹力がプラグ側燃料噴霧の貫徹力よりも大きいので、ピストン側燃料噴霧の下側に生成される渦流が強くなり、ピストン側燃料噴霧として噴霧された燃料を、より効果的に点火プラグ付近に滞留させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。
本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンの燃焼室付近を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンのピストン、インジェクタ、点火プラグ等の位置関係を示す斜視図である。 本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンのピストンの平面図である。 本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンのピストンを図3のIV−IV線に沿って切断したピストン冠面付近の側面断面図である。 本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンのインジェクタ先端部の拡大断面図である。 インジェクタから噴射される燃料噴霧の方向を示す図である。 本発明の実施形態による火花点火式直噴エンジンを低負荷、低回転状態で運転した場合における、燃焼室内の空気の流れをシミュレーションした結果を示すグラフである。
符号の説明
1 火花点火式直噴エンジン
2 シリンダ
4 燃焼室
6 ピストン
6a 頂点
6b 隆起部
6c スキッシュ面
6d 切欠部
6e 凹部
8 インジェクタ
8a インジェクタ本体
8b ニードル
8c 凸部
8d 噴口
10 点火プラグ
10a 点火点
12 吸気ポート
12a 吸気開口
13 吸気弁
14 排気ポート
14a 排気開口
16a、16b、16c プラグ側燃料噴霧
18a、18b、18c ピストン側燃料噴霧

Claims (6)

  1. 火花点火式直噴エンジンであって、
    一端部に燃焼室が形成されたシリンダと、
    このシリンダ内で往復運動するピストンと、
    上記燃焼室のほぼ中央部に配置された点火プラグと、
    複数の噴口を備え、上記燃焼室の周縁部から上記燃焼室のほぼ中央部に向けて燃料を噴射し、少なくとも上記燃焼室の天井面に近接する側に向かうプラグ側燃料噴霧、及び上記ピストンに近接する側に向かうピストン側燃料噴霧を噴射するインジェクタと、
    を有し、
    上記ピストンは、その冠面に凹部が形成されており、この凹部は、上記インジェクタと上記点火プラグとを結ぶ方向に長い形状に形成され、上記インジェクタ側に偏倚していることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  2. 上記凹部は、上記インジェクタに近接する側で幅が広く、上記点火プラグに近接する側で幅が狭くなるような形状に形成されている請求項1記載の火花点火式直噴エンジン。
  3. 上記凹部は、上記インジェクタに近接する側が深く、上記点火プラグに近接する側が浅くなるような形状に形成されている請求項1又は2記載の火花点火式直噴エンジン。
  4. 上記インジェクタは、上記ピストン側燃料噴霧の貫徹力が、上記プラグ側燃料噴霧の貫徹力よりも大きくなるように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の火花点火式直噴エンジン。
  5. 上記インジェクタは、上記ピストン側燃料噴霧を噴射するピストン側噴口の、噴口部長さを噴口径で除した値である噴口部長/径比が、上記プラグ側燃料噴霧を噴射するプラグ側噴口の噴口部長/径比よりも大きい請求項1乃至4の何れか1項に記載の火花点火式直噴エンジン。
  6. 上記インジェクタは、複数の上記ピストン側燃料噴霧を噴射するように複数のピストン側噴口を備え、上記ピストン側燃料噴霧のうちの2つは、その中心線が、上記インジェクタと上記点火プラグを結ぶ直線の両側に放射状に広がるように向けられ、上記中心線は、上死点位置にある上記ピストンの上記凹部の内側を通る請求項1乃至5の何れか1項に記載の火花点火式直噴エンジン。
JP2005075591A 2005-03-16 2005-03-16 火花点火式直噴エンジン Pending JP2006257943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005075591A JP2006257943A (ja) 2005-03-16 2005-03-16 火花点火式直噴エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005075591A JP2006257943A (ja) 2005-03-16 2005-03-16 火花点火式直噴エンジン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006257943A true JP2006257943A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37097493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005075591A Pending JP2006257943A (ja) 2005-03-16 2005-03-16 火花点火式直噴エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006257943A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088861A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Mazda Motor Corp 火花点火式直噴ガソリンエンジン
US7543560B2 (en) * 2005-10-12 2009-06-09 Hitachi, Ltd. Cylinder direct gasoline injection type internal combustion engine, control equipment thereof, and injector
JP2016169739A (ja) * 2016-05-23 2016-09-23 株式会社デンソー 燃料噴射装置
DE102016117297A1 (de) 2015-09-18 2017-03-23 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE102016117290A1 (de) 2015-09-18 2017-03-23 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kolben
CN110186068A (zh) * 2018-02-22 2019-08-30 赛峰飞机发动机公司 包括密封构件有不同打开阈值的两种类型喷射器的燃烧室

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189875A (ja) * 1993-12-28 1995-07-28 Yamaha Motor Co Ltd 2サイクルエンジンの燃料噴射装置
JPH1130124A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Nippon Soken Inc 筒内直接噴射式火花点火機関の燃料噴射装置
JPH11336551A (ja) * 1998-03-23 1999-12-07 Yamaha Motor Co Ltd 筒内噴射エンジン用ピストン及びこのピストンを使用した筒内噴射エンジン
JP2004019456A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Fuji Heavy Ind Ltd 筒内噴射型エンジンおよび筒内噴射型エンジンの制御方法
JP2005054676A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Mazda Motor Corp 火花点火式エンジン

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189875A (ja) * 1993-12-28 1995-07-28 Yamaha Motor Co Ltd 2サイクルエンジンの燃料噴射装置
JPH1130124A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Nippon Soken Inc 筒内直接噴射式火花点火機関の燃料噴射装置
JPH11336551A (ja) * 1998-03-23 1999-12-07 Yamaha Motor Co Ltd 筒内噴射エンジン用ピストン及びこのピストンを使用した筒内噴射エンジン
JP2004019456A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Fuji Heavy Ind Ltd 筒内噴射型エンジンおよび筒内噴射型エンジンの制御方法
JP2005054676A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Mazda Motor Corp 火花点火式エンジン

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7543560B2 (en) * 2005-10-12 2009-06-09 Hitachi, Ltd. Cylinder direct gasoline injection type internal combustion engine, control equipment thereof, and injector
JP2008088861A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Mazda Motor Corp 火花点火式直噴ガソリンエンジン
JP4702249B2 (ja) * 2006-09-29 2011-06-15 マツダ株式会社 火花点火式直噴ガソリンエンジン
DE102016117297A1 (de) 2015-09-18 2017-03-23 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE102016117290A1 (de) 2015-09-18 2017-03-23 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kolben
US9938927B2 (en) 2015-09-18 2018-04-10 Subaru Corporation Piston
US9951713B2 (en) 2015-09-18 2018-04-24 Subaru Corporation Fuel injection apparatus
JP2016169739A (ja) * 2016-05-23 2016-09-23 株式会社デンソー 燃料噴射装置
CN110186068A (zh) * 2018-02-22 2019-08-30 赛峰飞机发动机公司 包括密封构件有不同打开阈值的两种类型喷射器的燃烧室

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722129B2 (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
JP4877256B2 (ja) 筒内直接噴射火花点火式内燃機関及びその燃料噴射方法
WO2015060236A1 (ja) 副室式ガスエンジン
JP4280928B2 (ja) 直接噴射火花点火内燃機関
JP4501832B2 (ja) 火花点火式直噴エンジン
US20130036999A1 (en) High-Squish Combustion Chamber With Side Injection
US8347853B2 (en) Shallow piston bowl and injector spray pattern for a gasoline, direct-injection engine
KR100471202B1 (ko) 가솔린 직접 분사식 엔진
CN108026880B (zh) 发动机
JP2006257943A (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP2014148947A (ja) ディーゼルエンジン
JP5584673B2 (ja) 内燃機関
KR970703480A (ko) 통내분사형 내연기관
JP4442542B2 (ja) 往復動ピストン型エンジン
JP7226639B2 (ja) 副室式火花点火エンジン
JP5115267B2 (ja) 筒内直接噴射火花点火式内燃機関
JP2005155624A (ja) 燃料噴射システム
JP2007100547A (ja) 往復動ピストン型火花点火式直噴エンジン
JP7226638B2 (ja) 副室式エンジン
JP5006905B2 (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
CN108026881B (zh) 发动机
JP2007146680A (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
JP4609708B2 (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP5120002B2 (ja) 筒内直接噴射火花点火式内燃機関
JP2019078209A (ja) エンジンの燃焼室構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110106