JP4702249B2 - 火花点火式直噴ガソリンエンジン - Google Patents

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Description

本発明は高圧縮比の火花点火式直噴ガソリンエンジン関するものである。
エンジンの熱効率を高めて燃費を改善するためには、圧縮比を高めることが有効である。しかし、単にエンジンの幾何学的圧縮比を高めただけでは、エンジンの高負荷域でノッキングが生じやすくなるという問題が発生する。
このような問題を解決するため、例えば特許文献1に示されているように、ノッキングが発生する状態にあるとき、ノッキング回避制御として、可変圧縮比機構により圧縮比を低下させたり、点火時期の遅角を行ったりすることが知られている。
特開2005−146991号公報
上記のようにノッキング回避制御として、点火時期の遅角を行ったりすると、それに伴ってエンジントルクが低下し、高負荷域でのエンジントルクの上昇が制限されてしまう。従って、エンジンの出力性能向上の面で改善の余地がある。また、ノッキング回避制御として圧縮比を低下させると、熱効率が悪化して燃費を損ってしまう。
本発明は上記の事情に鑑み、エンジンの高圧縮比化により熱効率を高めて燃費を改善し、かつ、ノッキングを回避しつつ、エンジンの高負荷域でのトルクを確保し、出力性能を向上することができる火花点火式直噴ガソリンエンジンを提供することを目的としている。
上記のような課題を解決するために、本発明は、トルクを出力するクランクシャフトと、このクランクシャフトに連結されるピストンと、このピストンを往復移動可能に嵌装して、当該ピストンと協働して混合気の燃焼室を区画する気筒と、ペントルーフ状の燃焼室天井面を形成するシリンダヘッドと、上記気筒内に先端を臨ませ燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えた火花点火式直噴ガソリンエンジンにおいて、エンジンの幾何学的圧縮比が14以上に設定され、上記燃焼室天井面の略シリンダボア中心の位置と燃焼室周辺部とを含む複数箇所に点火プラグが配置され、上記ピストンの冠面に、上記略シリンダボア中心の位置に配置した点火プラグに対応する位置に形成されて、凹状で底面が球面に近似した湾曲面となったリセスと、このリセスの周辺部の全周にわたり、ピストンが上死点の位置にあるときにシリンダヘッド下面よりも上方に突出して上記燃焼室天井面に沿うように、上記燃焼室天井面に対応した形状に隆起した隆起部とが設けられるとともに、上記燃焼室内にスワールを生成するものであって、エンジンの低速高負荷域でスワール生成を実施するスワール生成手段と、エンジンの低速高負荷域では、上記スワール生成手段によるスワール生成の実施とともに、上記複数箇所の点火プラグによる点火が圧縮上死点以降に行われるように点火時期を制御する点火制御手段とを備えているものである。
この発明によると、エンジンの幾何学的圧縮比が14以上の高圧縮比とされることで燃費性能が改善されるとともに、エンジンの低速高負荷域では点火時期が圧縮上死点以降とされることで高圧縮比化に伴うノッキング悪化が抑制される。さらに、上記ピストン冠面に設けられたリセスにより、燃焼室が扁平な場合と比べて燃焼期間の前半の燃焼速度が速められ、また、上記隆起部と燃焼室天井面との間の狭い空間では火炎伝播速度が低下する傾向があるが、上記スワール生成手段により生成されて圧縮行程以降まで維持されるスワールにより、上記火炎伝播速度の低下が抑制され、燃焼期間の後半の燃焼速度も速められる。
このようにして、圧縮上死点以降の点火に拘わらず、燃焼速度が速められることにより、ノッキングが回避されつつ、高トルクが確保される。
本発明の火花点火式直噴ガソリンエンジンにおいて、上記ピストンの冠面のリセスが、ペントルーフ状の燃焼室天井面の稜線に沿った方向よりもこれに直交する方向に長く形成されていることが好ましい。
このようにすると、燃焼室天井面がペントルーフ状の場合に稜線に沿った方向と比べてこれと直交する方向の燃焼速度が遅くなる傾向が是正され、燃焼室全体への火炎伝播が良好に行われる。
また、上記ペントルーフ状の燃焼室天井面は、稜線を挟んでその両側に、吸気ポートが開口する吸気側斜面と排気ポートが開口する排気側斜面とを有し、上記ピストンの冠面のリセスは、上記燃焼室天井面の吸気側斜面と排気側斜面とに対応する範囲にわたって形成され、上記燃料噴射弁は先端部に複数の噴口を有し、その先端部が上記燃焼室天井面の吸気側斜面から燃焼室内に臨むように配置され、かつ、上記複数の噴口の少なくとも一部が点火プラグ近傍を通って上記燃焼室天井面の排気側斜面に指向するように設定されていることが好ましい。
このようにすると、燃焼室内に燃料が効果的に分散し、クエンチエリアとなり易い部位にも適度の濃度の混合気が与えられ、燃焼室全体にわたり燃焼性が高められ、燃焼速度が速められる。
とくに、上記点火プラグが上記燃焼室天井面の略シリンダボア中心の位置と稜線の端部付近とに設けられていることが好ましい。
このようにして複数点の点火が行われることにより、燃焼速度がさらに速められ、高トルクの確保に有利となる。
また、本発明の別の態様によるエンジンは、トルクを出力するクランクシャフトと、このクランクシャフトに連結されるピストンと、このピストンを往復移動可能に嵌装して、当該ピストンと協働して混合気の燃焼室を区画する気筒と、ペントルーフ状の燃焼室天井面を形成するシリンダヘッドと、上記気筒内に先端を臨ませ燃料を噴射する燃料噴射弁と、燃焼室に対して吸気を過給する過給機とを備えた火花点火式直噴ガソリンエンジンにおいて、エンジンの幾何学的圧縮比が13以上に設定され、上記燃焼室天井面の略シリンダボア中心の位置と燃焼室周辺部とを含む複数箇所に点火プラグが配置され、上記ピストンの冠面に、上記略シリンダボア中心の位置に配置した点火プラグに対応する位置に形成されて、凹状で底面が球面に近似した湾曲面となったリセスと、このリセスの周辺部の全周にわたり、ピストンが上死点の位置にあるときに、シリンダヘッド下面よりも上方に突出して、燃焼室天井面に沿うように、上記燃焼室天井面に対応した形状に隆起した隆起部とが設けられるとともに、上記燃焼室内にスワールを生成するものであって、エンジンの低速高負荷域でスワール生成を実施するスワール生成手段と、エンジンの低速高負荷域では、上記スワール生成手段によるスワール生成の実施とともに、上記複数箇所の点火プラグによる点火が圧縮上死点以降に行われるように点火時期を制御する点火制御手段とを備えているものである。
この発明によると、過給機付のエンジンにおいて、エンジンの高圧縮比化により燃費が改善され、かつ、ノッキングが回避されつつ、エンジンの高負荷域でのトルクが確保される。
以上説明したように、本発明によれば、エンジンの幾何学的圧縮比が14以上の高圧縮比とされることで燃費性能が改善することができ、しかも、低速高負荷域で、ノッキングを回避しつつ、高トルクを確保することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る火花点火式直噴ガソリンエンジンの構造を示す断面略図である。
この図において、エンジン10は、クランクシャフト11を回転自在に支持するシリンダブロック12と、シリンダブロック12の上部に配置されたシリンダヘッド13とを一体的に有しており、これらシリンダブロック12およびシリンダヘッド13には、複数の気筒14が設けられている。
各気筒14には、コンロッド15を介してクランクシャフト11に連結されたピストン16が嵌装され、気筒14内のピストン16の上方に燃焼室17が形成されている。本実施形態において、各気筒14の幾何学的圧縮比は14以上に設定されている。
本実施形態に係るエンジン10は、当該クランクシャフト11の回転方向が右回りになる側(すなわち図1の状態)から見て気筒14のシリンダボア中心Zがクランクシャフト11の回転中心Oから右側にオフセットしている。このオフセット量Sは、例えば気筒24のボア径が70mmの場合、1mm〜2mmに設定されている。
図2は気筒14を拡大して示す平面略図である。
図1および図2に示すように、各気筒14において、シリンダヘッド13の下面は燃焼室17の天井面を構成している。この天井面は中央部分からシリンダヘッド13の下端まで延びる2つの斜面17a、17bを有するいわゆるペントルーフ型となっている。
燃焼室17の天井面を構成する一方の斜面(図1,図2において右側の斜面)17aには各々独立した2つの吸気ポート18が開口し、また、他方の斜面(図1,図2において左側の斜面)17bには2つの排気ポート19が開口しており、各ポート18、19の開口端に吸気弁20および排気弁21が設けられている。以下、吸気ポート19が開口している斜面を吸気側斜面17a、排気ポート19が開口している斜面を排気側斜面17bと呼ぶ。
吸気側斜面17aと排気側斜面17bとの間の稜線17cは、天井面のシリンダボア中心を通って直径方向に直線的に延びている。
また、上記各気筒14に対し、燃料を燃焼室17内に直接噴射する燃料噴射弁22と、燃焼室17内の混合気に対して点火を行う点火プラグ23,24とが設けられており、これら燃料噴射弁22及び点火プラグ23,24はシリンダヘッド13に取り付けられている。
点火プラグは少なくとも上記天井面の略シリンダボア中心の位置に設けられ、好ましくはこの位置と燃焼室周辺部とを含む複数個所に設けられる。当実施形態では、上記天井面の略シリンダボア中心の位置に主点火プラグ23が設けられるとともに、上記天井面の稜線17cの一端部付近に副点火プラグ24が設けられている。各点火プラグ23は、点火時期のコントロールが可能な点火回路25に接続されている。そして、この点火回路25がコントロールユニット27に接続されることにより、各点火プラグ23,24の点火が制御されるようになっている。
上記点火回路25及びコントロールユニット27により点火制御手段が構成され、この点火制御手段により、運転状態に応じて各点火プラグ23,24の作動、及び点火時期が制御される。
また、上記天井面に対向するピストン16の冠面には、上記主点火プラグ23に対応する位置にリセス30が設けられるとともに、このリセス30の周辺部に隆起部31が設けられている。この隆起部31は、リセス30の周辺部の全周にわたり、上記天井面に対応する形状に隆起し、ピストン16が上死点位置にあるときに、シリンダヘッド13の下面よりも上方に突出して、燃焼室天井面に沿うように形成されている。
図3乃至図5はピストン冠面の具体的形状を示している。これら図3乃至図5と図1とに基づいてピストン冠面の形状を具体的に説明すると、ピストン冠面の基本形状は、燃焼室の天井面に対応するようなペントルーフ状に隆起し、天井面の稜線17cに対応する部分に頂部31cを有し、その両側に、上記天井面の斜面17a,17bと略平行な斜面31a,31bを有する形状となっている。そして、このピストン冠面の頂部31cとその両側の斜面31a,31bとにわたり、凹状に抉られた形のリセス30が形成されている。このリセス30の底面は球面に近似した湾曲面となっている。そして、平面視では、リセス30は、円に近い形状であるが、頂部(稜線)に沿った方向の径D1よりもこれと直交する方向の径D2が若干長い楕円形となっている。
また、図6は燃料噴射弁22の先端部の形状を概略的に示しており、この図に示すように、燃料噴射弁22は先端部に複数の噴口22aを有している。そして、図1及び図2に示すように、この燃料噴射弁22は、両吸気ポート18間に位置して、燃焼室17の天井面の吸気側斜面17aから燃焼室17に臨むように配置され、かつ、上記複数の噴口22aから噴射される噴霧Fのうちの少なくとも一部が点火プラグ23近傍を通って上記天井面の排気側の斜面17bに指向するように噴射方向等が設定されている。
さらにこの火花点火式直噴ガソリンエンジンには、燃焼室17内にスワールSを生成するスワール生成手段が設けられている。当実施形態においてスワール生成手段は、図1及び図2に示すスワールコントロール弁33により構成されている。
すなわち、前述のように燃焼室の天井面の吸気側斜面17aには各々独立した2つの吸気ポート18が開口しており、これに対応して吸気マニホールドに設けられた気筒別吸気通路32の下流側が2つに分岐し、各吸気ポート28に接続されているが、一方の吸気ポート18に対応する吸気通路32の下流側分岐部にスワールコントロール弁33が設けられている。そして、スワールコントロール弁33が閉じた状態では、一方の吸気ポート18が遮断され、他方の吸気ポートのみから燃焼室に吸気が流入することにより燃焼室内にスワールS(図2中の破線矢印)が生成され、スワールコントロール弁33が開かれると、その開度が大きくなるにつれてスワールが弱められるようになっている。
スワールコントロール弁33はアクチュエータ34で作動され、このアクチュエータ34もコントロールユニット27により制御されるようになっている。
上記コントロールユニット27には、クランク角を検出するクランク角センサ35、吸気流量を検出するエアフローセンサ36およびアクセル開度を検出するアクセルセンサ37からそれぞれ検出信号が入力されている。そして、上記コントロールユニット27は、クランク角センサ35からの信号に基づいて検出されるエンジン回転数とエアフローセンサ36、アクセルセンサ37等からの信号に基づいて検出されるエンジン負荷等により運転状態を調べ、その運転状態に応じ、点火プラグ23,24による点火やスワールコントロール弁33の作動を制御するようになっている。
図7は点火プラグ23,24およびスワールコントロール弁33の制御のための運転領域の設定を示している。この図において、領域Aは、エンジン回転数が所定回転数N1(2000rpm程度)以下の領域のうちの所定負荷以上の領域である低速高負荷域である。上記コントロールユニット27は、上記低速高負荷域Aでは、点火時期を圧縮上死点以降(例えばATDC8deg)とするとともに、上記両点火プラグ23,24による二点点火を行わせる、それ以外の領域Bでは、点火時期を圧縮上死点以前とするとともに、主点火プラグ23のみによる点火を行わせるように、点火プラグ23,24を制御する。
また、少なくとも上記低速高負荷域Aではスワールコントロール弁33を閉じて燃焼室17内にスワールSを生じさせるようにスワールコントロール弁33を制御する。
以上のような当実施形態の火花点火式直噴ガソリンエンジンによると、幾何学的圧縮比が14以上の高圧縮比とされることにより、エンジンの熱効率が大幅に高められ、燃費が大幅に低減される。しかも、低速高負荷域で、ノッキングが回避されつつ、高トルクが確保され、出力性能も向上される。また、エミッションも改善される。これらの作用を、図8乃至図10を参照しつつ説明する。
図8は、縦軸を熱発生率(dQ/dθ)、横軸を圧縮上死点後のクランク角(CA ATDC)として、エンジン回転数が1500rpmで全開負荷(WOT)の運転状態において、熱発生率(dQ/dθ)の変化について調べた実験結果を示すグラフである。このグラフ中の曲線101,102,103は、いずれも幾何学的圧縮比を15、点火時期を圧縮上死点以後(ATDC8deg程度)とした場合のものである。そして、曲線101はピストン冠面にリセスを設けない基本的な燃焼室形状による場合、曲線102はピストン冠面にリセスを設けた燃焼室形状(当実施形態の燃焼室形状と同じ)とするがスワールを生成しなかった場合、曲線103はピストン冠面にリセスを設けた燃焼室形状とし、かつ、スワールを生成するようにした当実施形態による場合をそれぞれ示している。
このグラフから明らかなように、幾何学的圧縮比が14以上の高圧縮比でも点火時期を上死点以降とすることで熱発生率(dQ/dθ)が適度に調整されてノッキングの抑制に有利となるが、ピストン冠面にリセスを設けない場合(曲線101)は燃焼速度が遅くなり、熱発生率(dQ/dθ)のピークが充分に高められず、エンジントルクの低下を招く。
ピストン冠面にリセス30を設けた場合(曲線102)は、燃焼期間の前半の燃焼速度が速められる。すなわち、リセス30が球形に近いキャビティを形成するので、扁平な空間と比べて火炎伝播が速くなる。
この場合、燃焼室天井面の稜線17cに沿った方向には火炎が水平に広がるが、これと直交する方向には燃焼室天井面の斜面に沿って斜め下方に火炎が広がること等から、上記稜線17cに沿った方向よりこれと直交する方向の方が火炎伝播速度が多少遅くなる傾向があるが、当実施形態のようにリセス30の上記稜線17cに沿った方向の径よりもこれと直交する方向の径を長くしておけば、上記傾向が是正されて、燃焼室全体に略均等に火炎が広がる。
こうして、リセスにより燃焼期間の前半の燃焼速度が速められるが、リセス30を設けつつ14以上の高圧縮比とするためには、リセス30の周囲に隆起部31を設けて、ピストン16の上死点付近で上記隆起部31と燃焼室天井面との隙間が狭くなるようにする必要があり、この部分において火炎伝播が遅くなるため、燃焼期間の後半の燃焼速度が遅くなる。
これに対し、スワール生成手段によって吸気行程でスワールSを生成するようにした場合、スワールSはタンブル等と比べて持続性が高いため、圧縮行程上死点以降まで持続し、このスワールによって燃焼期間の後半の燃焼速度が速められる。従って、当実施形態による場合(曲線103)、上記リセス30により燃焼期間の前半の燃焼速度が速められるとともに、上記スワールSにより燃焼期間の後半の燃焼速度が速められ、燃焼期間全体にわたり速やかに燃焼が行われて、燃焼期間が短くなる。
このように燃焼速度が速められて燃焼期間が短くなると、火炎が伝播するまでに未燃焼部分か自着火するノッキング現象を防止する作用がより一層高められ、しかも、他の場合(曲線101,102)と比べて熱発生率のピークが上昇し、エンジントルクが高められる。よって、低速高負荷域で、ノッキングが回避されつつ、高トルクが確保されることとなる。
また、図9は、横軸をエンジン回転速度、縦軸をトルクとして、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射エンジンの場合(曲線110)と、直噴エンジンで幾何学的圧縮比を15とするが、ピストンの冠面にリセスを有しない燃焼室形状とした場合(曲線111)と、直噴エンジンで幾何学的圧縮比を11.2とした場合(曲線112)と、ピストンの冠面にリセス30を有する当実施形態のエンジンで幾何学的圧縮比を15とした場合(曲線113)とにつき、全開負荷(WOT)でのトルクを調べた実験結果を示すグラフである。
このグラフに示すように、当実施形態のエンジンによる場合(曲線113)は、ポート噴射エンジンの場合(曲線110)やピストンの冠面にリセスを有しない燃焼室形状とした場合(曲線111)と比べ、燃焼速度が速められることなどにより、エンジントルクが高められる。そして、幾何学的圧縮比を11.2とした場合(曲線112)と略同程度のトルクが得られ、これと比べて高圧縮比であることにより燃費性能は大幅に改善される。
なお、この図に曲線113で示すデータは一つの点火プラグ(主点火プラグ23)のみを用いた場合のみのであり、この場合、エンジンの低速側の運転域では、幾何学的圧縮比を11.2とした場合(曲線112)と比べて若干トルクは低下するが、前述のように燃焼室中央部の主点火プラグ23に加えて稜線17cの端部付近の位置に副点火プラグ24を設け、二点点火とすれば、低速高負荷域において、少なくとも、幾何学的圧縮比を11.2とした場合(曲線112)とのトルク差を補い得る程度に、エンジントルクを高めることができる。
すなわち、主点火プラグ23の点火により燃焼室中央部から周辺部へ火炎が広がるように燃焼が行われることに加え、副点火プラグ24の点火により燃焼室周辺部からも燃焼が行われることにより、燃焼が促進され、燃焼終了までの時間が短縮される。これにより、一点点火の場合よりもエンジントルクが高められる。
さらに当実施形態のエンジンでは、燃焼室17に直接燃料噴射する燃料噴射弁として、多噴口の燃料噴射弁22(図6参照)が用いられているため、エンジントルク、エミッション及び燃費がより一層改善される。すなわち、多噴口の燃料噴射弁22が燃焼室天井面の吸気側斜面17aから燃焼室17内に臨むように配置され、かつ、上記複数の噴口22aの少なくとも一部が点火プラグ23近傍を通って上記燃焼室天井面の排気側斜面22bに指向するように設定されているため、多噴口から噴射された燃料の気化、霧化が良好に行われるとともに、燃焼室17内に燃料が効果的に分散し、クエンチエリアとなり易い排気側斜面17bの周辺等でも適度の濃度の混合気が確保される。これにより、燃焼室全体にわたり燃焼が良好に行われ、燃焼効率が高められる。
図10(a)〜(d)は、トルクと、排気中のHCの量と、NOxの量と、燃費とに関し、多噴口の燃料噴射弁22を用いた当実施形態のエンジンによる場合(実線)と、単一噴口の燃料噴射弁を用いた場合(比較)とについて調べた実験結果を示すグラフであり、これらのグラフに示すように、多噴口の燃料噴射弁22を用いた当実施形態のエンジンによると、単一噴口の燃料噴射弁を用いた場合と比べ、エンジントルクが高められ、排気中のHCおよびNOxは概ね減少し、燃費は低減されることとなる。
なお、上記実施形態では、点火プラグを燃焼室中央部と稜線の端部付近との2箇所に設けて、二点点火としているが、燃焼室中央部と周辺部とを含む3箇所以上に点火プラグを設けて、低速高負荷時に多点点火を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態の構成に加え、吸気弁の開閉タイミングを可変にするバルブタイミング可変機構等により有効圧縮比を変更可能として、低負荷域では吸気弁の早閉じ又は遅閉じ等により有効圧縮比を下げるようにしてもよく、このようにすれば、燃費改善効果がより一層高められる。
また、上記実施形態のエンジンは自然吸気エンジンであるが、本発明は図11に示すような過給機付エンジンにも適用することができる。
すなわち、図11に示すエンジン10にはターボ過給機40が装備されており、このターボ過給機40は、排気マニフォールドより下流の排気通路45に設けられたタービン41と、吸気マニフォールドより上流の吸気通路46に設けられて、上記タービン41に連結されたコンプレッサ42とを備え、排気ガスのエネルギーによりタービン41が駆動され、それに伴うコンプレッサ42の回転により吸気が過給されるようになっている。コンプレッサにより過給された吸気は、インタークーラ47を経て、各気筒に供給される。
エンジン10の燃焼室17の形状、燃料噴射弁22、点火プラグ23、スワールコントロール弁33等の構成は、先の実施形態と同様である。
この過給機付エンジンの場合、自然吸気エンジンと比べ、過給によりエンジンのトルクは高められるが、低速高負荷域でノッキングは生じ易くなる傾向があるため、幾何学的圧縮比は自然吸気エンジンの場合よりは低くされる。
ただし、この過給機付エンジンにおいて幾何学的圧縮比を13以上の高圧縮比することは可能であり、この場合でも、ピストン16の冠面に、点火プラグ23に対応する位置に形成されたリセス30と、このリセス30の周辺の隆起部とが設けられるとともに、スワールコントロール弁33などからなるスワール生成手段が設けられ、かつ、点火プラグ23による点火がエンジンの低速高負荷域では圧縮上死点以降に行われるようにすることにより、低速高負荷域でノッキングが回避されつつ、高トルクが確保される。そして、高圧縮比化により燃費性能が改善される。
本発明の実施の一形態に係る火花点火式直噴ガソリンエンジンの構造を示す断面略図である。 気筒を拡大して示す平面略図である。 本実施形態におけるピストンの概略斜視図である。 上記ピストンの平面図である。 上記ピストンの断面図である。 多噴口の燃料噴射弁の先端部を概略的に示す斜視図である。 点火時期などの制御のため運転領域設定の一例を示す図である。 本発明の実施形態による場合とそれ以外の場合とついて、燃焼に伴う熱発生率の変化を示すグラフである。 本発明の実施形態による場合とそれ以外の場合とついて、エンジントルクとエンジン回転数の関係を示すグラフである。 多噴口の燃料噴射弁を用いた場合とそうでない場合とにつき、(a)トルク、(b)HC、(c)NOx、(d)燃費をそれぞれ示すグラフである。 本発明の別の実施形態に係るエンジンの断面図である。
符号の説明
10 エンジン本体
11 クランクシャフト
16 ピストン
17 燃焼室
17a,17b 燃焼室天井面の斜面
18 吸気ポート
19 排気ポート
22 燃料噴射弁
23,24 点火プラグ
30 リセス
31 隆起部
33 スワールコントロール弁

Claims (5)

  1. トルクを出力するクランクシャフトと、このクランクシャフトに連結されるピストンと、このピストンを往復移動可能に嵌装して、当該ピストンと協働して混合気の燃焼室を区画する気筒と、ペントルーフ状の燃焼室天井面を形成するシリンダヘッドと、上記気筒内に先端を臨ませ燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えた火花点火式直噴ガソリンエンジンにおいて、
    エンジンの幾何学的圧縮比が14以上に設定され、
    上記燃焼室天井面の略シリンダボア中心の位置と燃焼室周辺部とを含む複数箇所に点火プラグが配置され、
    上記ピストンの冠面に、上記略シリンダボア中心の位置に配置した点火プラグに対応する位置に形成されて、凹状で底面が球面に近似した湾曲面となったリセスと、このリセスの周辺部の全周にわたり、ピストンが上死点の位置にあるときにシリンダヘッド下面よりも上方に突出して上記燃焼室天井面に沿うように、上記燃焼室天井面に対応した形状に隆起した隆起部とが設けられるとともに、
    上記燃焼室内にスワールを生成するものであって、エンジンの低速高負荷域でスワール生成を実施するスワール生成手段と、
    エンジンの低速高負荷域では、上記スワール生成手段によるスワール生成の実施とともに、上記複数箇所の点火プラグによる点火が圧縮上死点以降に行われるように点火時期を制御する点火制御手段とを備えていることを特徴とする火花点火式直噴ガソリンエンジン。
  2. 上記ピストンの冠面のリセスが、ペントルーフ状の燃焼室天井面の稜線に沿った方向よりもこれに直交する方向に長く形成されていることを特徴とする請求項1記載の火花点火式直噴ガソリンエンジン。
  3. 上記ペントルーフ状の燃焼室天井面は、稜線を挟んでその両側に、吸気ポートが開口する吸気側斜面と排気ポートが開口する排気側斜面とを有し、上記ピストンの冠面のリセスは、上記燃焼室天井面の吸気側斜面と排気側斜面とに対応する範囲にわたって形成され、
    上記燃料噴射弁は先端部に複数の噴口を有し、その先端部が上記燃焼室天井面の吸気側斜面から燃焼室内に臨むように配置され、かつ、上記複数の噴口の少なくとも一部が点火プラグ近傍を通って上記燃焼室天井面の排気側斜面に指向するように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の火花点火式直噴ガソリンエンジン。
  4. 上記点火プラグが、上記燃焼室天井面の略シリンダボア中心の位置と、ペントルーフ状をした燃焼室天井面の稜線の端部付近とに設けられていることを特徴とする請求項1記載の火花点火式直噴ガソリンエンジン。
  5. トルクを出力するクランクシャフトと、このクランクシャフトに連結されるピストンと、このピストンを往復移動可能に嵌装して、当該ピストンと協働して混合気の燃焼室を区画する気筒と、ペントルーフ状の燃焼室天井面を形成するシリンダヘッドと、上記気筒内に先端を臨ませ燃料を噴射する燃料噴射弁と、燃焼室に対して吸気を過給する過給機とを備えた火花点火式直噴ガソリンエンジンにおいて、
    エンジンの幾何学的圧縮比が13以上に設定され、
    上記燃焼室天井面の略シリンダボア中心の位置と燃焼室周辺部とを含む複数箇所に点火プラグが配置され、
    上記ピストンの冠面に、上記略シリンダボア中心の位置に配置した点火プラグに対応する位置に形成されて、凹状で底面が球面に近似した湾曲面となったリセスと、このリセスの周辺部の全周にわたり、ピストンが上死点の位置にあるときに、シリンダヘッド下面よりも上方に突出して、燃焼室天井面に沿うように、上記燃焼室天井面に対応した形状に隆起した隆起部とが設けられるとともに、
    上記燃焼室内にスワールを生成するものであって、エンジンの低速高負荷域でスワール生成を実施するスワール生成手段と、
    エンジンの低速高負荷域では、上記スワール生成手段によるスワール生成の実施とともに、上記複数箇所の点火プラグによる点火が圧縮上死点以降に行われるように点火時期を制御する点火制御手段とを備えていることを特徴とする火花点火式直噴ガソリンエンジン。
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