JP2006256193A - 光走査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光走査装置単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であり,かつ,光学部品および光走査装置全体の振動を抑制できる光走査装置を提供する。
【解決手段】光学部品1,2を保持するハウジング20に結合される部材であって,ハウジング20とが結合された結合体Cの剛性をハウジング単体の剛性よりも高くする高剛性化部材30を有し,画像形成装置Fに対して着脱可能な光走査装置であり,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部を,ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上げてある。
【選択図】図2
【解決手段】光学部品1,2を保持するハウジング20に結合される部材であって,ハウジング20とが結合された結合体Cの剛性をハウジング単体の剛性よりも高くする高剛性化部材30を有し,画像形成装置Fに対して着脱可能な光走査装置であり,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部を,ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上げてある。
【選択図】図2
Description
本発明は,電子写真技術を用いて画像を形成するプリンター,ファクシミリ,複写機等の画像形成装置に用いられる光走査装置に関するものである。
一般に,光走査装置は合成樹脂製のハウジングにスキャナモータ等の光学部品が固定され,そのハウジングの数点で画像形成装置に締結され固定されていた。
しかし,画像形成の高速化に伴い,スキャナモータの回転数が高速化するにしたがい,剛性が低く,重量も軽い合成樹脂製のハウジングでは,スキャナモータの振動や,画像形成装置からの振動を押さえ込むことができなくなってきた。
このため,光学部品あるいは光走査装置全体が振動して,走査線変位が生じ,走査幅ズレや,ジッタ,走査位置ずれが生じるといった,種々の光学特性の悪化や騒音の発生を来すようになってきた。また,温度上昇により,合成樹脂製ハウジングが変形を起こし,光路が調整状態からずれることで,光学特性が悪化するという問題も生じていた。金属ダイキャストのハウジングに光学部品を配置すると,振動や,熱による変形については有利であるが,光走査装置が非常に高価になってしまう。
しかし,画像形成の高速化に伴い,スキャナモータの回転数が高速化するにしたがい,剛性が低く,重量も軽い合成樹脂製のハウジングでは,スキャナモータの振動や,画像形成装置からの振動を押さえ込むことができなくなってきた。
このため,光学部品あるいは光走査装置全体が振動して,走査線変位が生じ,走査幅ズレや,ジッタ,走査位置ずれが生じるといった,種々の光学特性の悪化や騒音の発生を来すようになってきた。また,温度上昇により,合成樹脂製ハウジングが変形を起こし,光路が調整状態からずれることで,光学特性が悪化するという問題も生じていた。金属ダイキャストのハウジングに光学部品を配置すると,振動や,熱による変形については有利であるが,光走査装置が非常に高価になってしまう。
そこで従来,スキャナモータの基板を,ハウジングの底壁を貫通するビスによって,直接,画像形成装置の光学台(画像形成装置の本体フレーム)に締結することで,モータの振動自体を低減するとともに,モータの振動がハウジングに伝搬するのを防ぐようにした光走査装置が提案されている(特許文献1)。
特開2000−111825号公報
上述した従来の光走査装置では,スキャナモータの基板を,画像形成装置の光学台に締結することによって初めてスキャナモータ(したがって回転多面鏡)の位置が決まるから,光学台にスキャナモータの基板を締結するまでは,スキャナモータ(したがって回転多面鏡)と他の全ての光学部品との位置関係が決定しない。
このため,光走査装置単体での諸特性を測定できないという問題があった。
また,光学台にスキャナモータの基板を締結するまでは,スキャナモータ(したがって回転多面鏡)と他の全ての光学部品との位置関係が決定しないから,スキャナモータと他の光学部品との位置調整が非常に困難であり,結果として,スキャナモータ等光学部品の位置決め精度が低下するおそれがあった。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,光走査装置単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整を容易にでき,かつ,光学部品および光走査装置全体の振動を抑制できる光走査装置を提供することにある。
このため,光走査装置単体での諸特性を測定できないという問題があった。
また,光学台にスキャナモータの基板を締結するまでは,スキャナモータ(したがって回転多面鏡)と他の全ての光学部品との位置関係が決定しないから,スキャナモータと他の光学部品との位置調整が非常に困難であり,結果として,スキャナモータ等光学部品の位置決め精度が低下するおそれがあった。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,光走査装置単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整を容易にでき,かつ,光学部品および光走査装置全体の振動を抑制できる光走査装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の光走査装置は,光学部品を保持するハウジングと,
このハウジングに結合される部材であって,当該部材と前記ハウジングとが結合された結合体の剛性を前記ハウジング単体の剛性よりも高くする高剛性化部材とを有し,画像形成装置に対して着脱可能な光走査装置であって,
前記高剛性化部材における外周部の少なくとも一部が,前記ハウジングの外側において,ハウジング側に向かって立ち上がっていることを特徴とする。
このような構成によれば,高剛性化部材とハウジングとが結合された結合体の剛性がハウジング単体の剛性よりも高くなっているので,ハウジングに保持された光学部品および光走査装置の振動,共振を抑制することができる。
また,光学部品は画像形成装置のフレームに締結されるのではなく,ハウジングまたは高剛性化部材に締結できるので,スキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であるとともに,光走査装置を画像形成装置に取り付ける前に,光走査装置単体で,その諸特性を測定することができる。
さらに,前記高剛性化部材における外周部の少なくとも一部が立ち上がっているので,高剛性化部材の剛性を一層高めることができ,前述した作用効果をより高めることができる。
しかも,高剛性化部材における外周部の少なくとも一部は,前記ハウジングの外側において,ハウジング側に向かって立ち上がっているので,ハウジング側と反対側に向かって立ち上がっている場合に比べて,ハウジングと高剛性化部材との結合体をコンパクトに構成でき,結果として光走査装置をコンパクトに構成することができるという効果が得られる。
また,ハウジングに高剛性化部材が結合されていることによって,温度上昇によるハウジングの変形も抑制できるので,光学特性を向上させることができる。
すなわち,この光走査装置によれば,光走査装置単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であり,かつ,光学部品および光走査装置全体の振動を抑制できるという効果が得られる。
しかも,高剛性化部材における外周部の少なくとも一部を立ち上げることによって高剛性化を図りつつ,光走査装置をコンパクトに構成できるという効果も得られる。
望ましくは,前記高剛性化部材を金属製とする。
このように構成すると,高剛性化部材に光学部品または光学部品の押さえバネを締結するネジを締め付ける場合,その締め付けトルクを高くできるとともに,ネジ山を崩すことを避けることができる。また,締め付けトルクの管理が容易になる。
また望ましくは,前記高剛性化部材の絞り加工等を行った後に,当該高剛性部材の座面等の部分を切削加工する。
このようにすると,座面等を高精度で仕上げることができるので,光走査装置を精度よく取り付けることができるようになる。
また望ましくは,前記高剛性化部材の重量を,前記ハウジングの重量に比べて大きくする。
このように構成すると,光学部品,特にスキャナモータの軸線方向に関する振動の振幅をより小さくすることができる。
このハウジングに結合される部材であって,当該部材と前記ハウジングとが結合された結合体の剛性を前記ハウジング単体の剛性よりも高くする高剛性化部材とを有し,画像形成装置に対して着脱可能な光走査装置であって,
前記高剛性化部材における外周部の少なくとも一部が,前記ハウジングの外側において,ハウジング側に向かって立ち上がっていることを特徴とする。
このような構成によれば,高剛性化部材とハウジングとが結合された結合体の剛性がハウジング単体の剛性よりも高くなっているので,ハウジングに保持された光学部品および光走査装置の振動,共振を抑制することができる。
また,光学部品は画像形成装置のフレームに締結されるのではなく,ハウジングまたは高剛性化部材に締結できるので,スキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であるとともに,光走査装置を画像形成装置に取り付ける前に,光走査装置単体で,その諸特性を測定することができる。
さらに,前記高剛性化部材における外周部の少なくとも一部が立ち上がっているので,高剛性化部材の剛性を一層高めることができ,前述した作用効果をより高めることができる。
しかも,高剛性化部材における外周部の少なくとも一部は,前記ハウジングの外側において,ハウジング側に向かって立ち上がっているので,ハウジング側と反対側に向かって立ち上がっている場合に比べて,ハウジングと高剛性化部材との結合体をコンパクトに構成でき,結果として光走査装置をコンパクトに構成することができるという効果が得られる。
また,ハウジングに高剛性化部材が結合されていることによって,温度上昇によるハウジングの変形も抑制できるので,光学特性を向上させることができる。
すなわち,この光走査装置によれば,光走査装置単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であり,かつ,光学部品および光走査装置全体の振動を抑制できるという効果が得られる。
しかも,高剛性化部材における外周部の少なくとも一部を立ち上げることによって高剛性化を図りつつ,光走査装置をコンパクトに構成できるという効果も得られる。
望ましくは,前記高剛性化部材を金属製とする。
このように構成すると,高剛性化部材に光学部品または光学部品の押さえバネを締結するネジを締め付ける場合,その締め付けトルクを高くできるとともに,ネジ山を崩すことを避けることができる。また,締め付けトルクの管理が容易になる。
また望ましくは,前記高剛性化部材の絞り加工等を行った後に,当該高剛性部材の座面等の部分を切削加工する。
このようにすると,座面等を高精度で仕上げることができるので,光走査装置を精度よく取り付けることができるようになる。
また望ましくは,前記高剛性化部材の重量を,前記ハウジングの重量に比べて大きくする。
このように構成すると,光学部品,特にスキャナモータの軸線方向に関する振動の振幅をより小さくすることができる。
なお,高剛性化部材とは,当該高剛性化部材をハウジングに締結してスキャナモータ取付部あるいは他の光学部品取付部を,ある力fで前記スキャナモータの軸方向へ押したときの当該軸方向への撓み量を,ハウジング単体でスキャナモータ取付部あるいは他の光学部品取付部を前記の力fで押したときの撓み量よりも小さくする部材をいう。
以下,本発明に係る光走査装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る光走査装置の一実施の形態を示す概略平面図,図2は図1における概略的なII−II断面図である。
この光走査装置10は,光学部品1,2等を保持するハウジング20と,このハウジング20に結合される部材であって,当該部材と前記ハウジング20とが結合された結合体Cの剛性を前記ハウジング20単体の剛性よりも高くする高剛性化部材30とを有し,画像形成装置(画像形成装置における取付部位としてのフレームを図2に符号Fで示す)に対して着脱可能な光走査装置であって,前記高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が,前記ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上がっていることを特徴としている。
図1は,本発明に係る光走査装置の一実施の形態を示す概略平面図,図2は図1における概略的なII−II断面図である。
この光走査装置10は,光学部品1,2等を保持するハウジング20と,このハウジング20に結合される部材であって,当該部材と前記ハウジング20とが結合された結合体Cの剛性を前記ハウジング20単体の剛性よりも高くする高剛性化部材30とを有し,画像形成装置(画像形成装置における取付部位としてのフレームを図2に符号Fで示す)に対して着脱可能な光走査装置であって,前記高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が,前記ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上がっていることを特徴としている。
光走査装置10のフレームFへの取付は,画像形成装置における光走査装置10の取付部位Fに対して前記高剛性化部材30を固定することで光走査装置10を画像形成装置に取り付けてある。
また,結合体Cの剛性を,画像形成装置における光走査装置10の取付部位Fの剛性よりも高剛性としてある。
高剛性化部材30は,ハウジング20よりも高剛性とするとともに,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後,前記光学部品1,2等の位置調整を行う。
ハウジング20に光学部品1,2等を取り付けた後に,高剛性化部材30にハウジング20を結合し,その後,光学部品1,2等の位置調整を行ってもよいし,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後,光学部品1,2等を取り付け,その後,光学部品1,2等の位置調整を行ってもよい。いずれにしても,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後に,光学部品1,2等の位置調整を行う。
また,結合体Cの剛性を,画像形成装置における光走査装置10の取付部位Fの剛性よりも高剛性としてある。
高剛性化部材30は,ハウジング20よりも高剛性とするとともに,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後,前記光学部品1,2等の位置調整を行う。
ハウジング20に光学部品1,2等を取り付けた後に,高剛性化部材30にハウジング20を結合し,その後,光学部品1,2等の位置調整を行ってもよいし,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後,光学部品1,2等を取り付け,その後,光学部品1,2等の位置調整を行ってもよい。いずれにしても,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後に,光学部品1,2等の位置調整を行う。
スキャナモータ1の回転軸1aに回転多面鏡1bが取り付けられており,回転多面鏡1bの回転により,図示しない光源からのレーザービームで光学レンズ2等を介して画像形成装置の感光体ドラム表面を走査し,感光体ドラム表面に潜像を形成する。
この実施の形態では,光学部品としてのスキャナモータ1,光学レンズ2等を前記ハウジング20に固定するネジ3の少なくとも一つを,前記ハウジング20を貫通させて前記高剛性化部材30に直接締結する。
この実施の形態では,スキャナモータ1の基板1cを固定する4本のネジ3を,ハウジング20を貫通させて高剛性化部材30に直接締結してある。
この実施の形態では,光学部品としてのスキャナモータ1,光学レンズ2等を前記ハウジング20に固定するネジ3の少なくとも一つを,前記ハウジング20を貫通させて前記高剛性化部材30に直接締結する。
この実施の形態では,スキャナモータ1の基板1cを固定する4本のネジ3を,ハウジング20を貫通させて高剛性化部材30に直接締結してある。
ハウジング20は合成樹脂製である。
ハウジング20には,当該ハウジング20の開口部20aを閉じるカバー21(図2参照)が設けられている。カバー21を固定するネジ6は,ハウジング20を貫通して高剛性化部材30に直接締結してある。
ハウジング20には,当該ハウジング20の開口部20aを閉じるカバー21(図2参照)が設けられている。カバー21を固定するネジ6は,ハウジング20を貫通して高剛性化部材30に直接締結してある。
高剛性化部材30は金属製であり,ハウジング20よりも高剛性である。また,高剛性化部材30の重量はハウジング20に比べて重い。
ハウジング20は,高剛性化部材30に対してネジ4および前述した基板1cの固定ネジ3で結合されており,この結合体Cの剛性は,前述したように,画像形成装置における当該光走査装置10の取付部位であるフレームFの剛性よりも高剛性としてある。なお,この実施の形態では,高剛性化部材30自体の剛性がフレームFに比べて高剛性となっている。例えばフレームFが厚さ1.2mm程度の板金製であれば,高剛性化部材30は,厚さ1.6mm程度の板金で作成する。
ハウジング20は,高剛性化部材30に対してネジ4および前述した基板1cの固定ネジ3で結合されており,この結合体Cの剛性は,前述したように,画像形成装置における当該光走査装置10の取付部位であるフレームFの剛性よりも高剛性としてある。なお,この実施の形態では,高剛性化部材30自体の剛性がフレームFに比べて高剛性となっている。例えばフレームFが厚さ1.2mm程度の板金製であれば,高剛性化部材30は,厚さ1.6mm程度の板金で作成する。
図3は高剛性化部材30の平面図である。
高剛性化部材30は板金製であり,その剛性をさらに高めるように,外周部の少なくとも一部(この実施の形態では全外周)を立ち上げるように屈曲加工してあり(立ち上げ部を符号31で示す),さらに,剛性を高めるために必要箇所に絞り加工32を施した後,座面33,34,35を切削加工して精度を高めてある。座面33,34は,高剛性化部材30におけるハウジング20の取付面を,座面35は,高剛性化部材30のフレームFへの取付面を構成している。
また,フレームFの座面F1も切削加工して精度を高めてある。
高剛性化部材30は板金製であり,その剛性をさらに高めるように,外周部の少なくとも一部(この実施の形態では全外周)を立ち上げるように屈曲加工してあり(立ち上げ部を符号31で示す),さらに,剛性を高めるために必要箇所に絞り加工32を施した後,座面33,34,35を切削加工して精度を高めてある。座面33,34は,高剛性化部材30におけるハウジング20の取付面を,座面35は,高剛性化部材30のフレームFへの取付面を構成している。
また,フレームFの座面F1も切削加工して精度を高めてある。
高剛性化部材30の絞り部32の形状,立ち上げ部31の高さ,ハウジング20と高剛性化部材30との間隔,および高剛性化部材30とハウジング20との締結位置は,ハウジング20と高剛性化部材30との結合体Cの固有振動数がスキャナモータ1の回転周波数と一致しないように設定してある。
この実施の形態の高剛性化部材30は,ハウジング20の底面全面に亘って設けられており,1つの高剛性化部材30で,複数個の光学部品1,2等の取付部の剛性を高めている。
36,37は,光走査装置10をフレームFに取り付ける際に,フレームFに設けられている位置決めピン(図示せず)が入る穴である。3aはネジ3のためのネジ穴(雌ネジ穴,以下同じ),4aはネジ4のためのネジ穴,6aはネジ6のためのネジ穴である。
この実施の形態の高剛性化部材30は,ハウジング20の底面全面に亘って設けられており,1つの高剛性化部材30で,複数個の光学部品1,2等の取付部の剛性を高めている。
36,37は,光走査装置10をフレームFに取り付ける際に,フレームFに設けられている位置決めピン(図示せず)が入る穴である。3aはネジ3のためのネジ穴(雌ネジ穴,以下同じ),4aはネジ4のためのネジ穴,6aはネジ6のためのネジ穴である。
以上のような光走査装置10は,前述したように,高剛性化部材30にハウジング20をネジ4で結合した後,光学部品1,2等の位置調整を行う。
また,画像形成装置における光走査装置10の取付部位Fに対しては,高剛性化部材30をネジ5で固定することで光走査装置10を画像形成装置に取り付けてある。
また,画像形成装置における光走査装置10の取付部位Fに対しては,高剛性化部材30をネジ5で固定することで光走査装置10を画像形成装置に取り付けてある。
以上のような光走査装置10によれば次のような作用効果が得られる。
この光走査装置10は,光学部品1,2等を保持するハウジング20と,このハウジング20に結合される部材であって,当該部材と前記ハウジング20とが結合された結合体Cの剛性を前記ハウジング20単体の剛性よりも高くする高剛性化部材30とを有し,画像形成装置に対して着脱可能な光走査装置であって,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が,前記ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上がっているので,このような構成によれば,高剛性化部材30とハウジング20とが結合された結合体Cの剛性がハウジング20単体の剛性よりも高くなっている。したがって,ハウジング20に保持された光学部品1,2等および光走査装置10の振動,共振を抑制することができる。
また,光学部品1,2等は画像形成装置のフレームFに締結されるのではなく,ハウジング20または高剛性化部材30に締結できるので,スキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であるとともに,光走査装置10を画像形成装置に取り付ける前に,光走査装置10単体で,その諸特性を測定することができる。
さらに,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が立ち上がっているので,高剛性化部材30の剛性を一層高めることができ,前述した作用効果をより高めることができる。
しかも,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部は,ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上がっているので,ハウジング20側と反対側に向かって立ち上がっている場合に比べて,ハウジング20と高剛性化部材30との結合体Cをコンパクトに構成でき,結果として光走査装置10をコンパクトに構成することができる。
また,ハウジング20に高剛性化部材30が結合されていることによって,温度上昇によるハウジングの変形も抑制できるので,光学特性を向上させることができる。
すなわち,この光走査装置10によれば,光走査装置10単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であり,かつ,光学部品および光走査装置10全体の振動を抑制できるという効果が得られる。
しかも,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部を立ち上げることによって高剛性化を図りつつ,光走査装置10をコンパクトに構成できるという効果も得られる。
この光走査装置10は,光学部品1,2等を保持するハウジング20と,このハウジング20に結合される部材であって,当該部材と前記ハウジング20とが結合された結合体Cの剛性を前記ハウジング20単体の剛性よりも高くする高剛性化部材30とを有し,画像形成装置に対して着脱可能な光走査装置であって,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が,前記ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上がっているので,このような構成によれば,高剛性化部材30とハウジング20とが結合された結合体Cの剛性がハウジング20単体の剛性よりも高くなっている。したがって,ハウジング20に保持された光学部品1,2等および光走査装置10の振動,共振を抑制することができる。
また,光学部品1,2等は画像形成装置のフレームFに締結されるのではなく,ハウジング20または高剛性化部材30に締結できるので,スキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であるとともに,光走査装置10を画像形成装置に取り付ける前に,光走査装置10単体で,その諸特性を測定することができる。
さらに,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が立ち上がっているので,高剛性化部材30の剛性を一層高めることができ,前述した作用効果をより高めることができる。
しかも,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部は,ハウジング20の外側において,ハウジング20側に向かって立ち上がっているので,ハウジング20側と反対側に向かって立ち上がっている場合に比べて,ハウジング20と高剛性化部材30との結合体Cをコンパクトに構成でき,結果として光走査装置10をコンパクトに構成することができる。
また,ハウジング20に高剛性化部材30が結合されていることによって,温度上昇によるハウジングの変形も抑制できるので,光学特性を向上させることができる。
すなわち,この光走査装置10によれば,光走査装置10単体での諸特性を測定できるとともにスキャナモータ等光学部品の位置調整が容易であり,かつ,光学部品および光走査装置10全体の振動を抑制できるという効果が得られる。
しかも,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部を立ち上げることによって高剛性化を図りつつ,光走査装置10をコンパクトに構成できるという効果も得られる。
さらに,画像形成装置における光走査装置10の取付部位Fに対して高剛性化部材30を固定することで光走査装置10を画像形成装置に取り付けたので,光路調整が完了した光走査装置10を画像形成装置に取り付けた際に,上記結合体Cが画像形成装置における取付部位Fの形状に倣ってしまって光路が変化してしまうということを防止することができる。
したがって,光路調整後の光路ズレを防止することができる。
したがって,光路調整後の光路ズレを防止することができる。
また,結合体Cの剛性を,画像形成装置における当該光走査装置10の取付部位Fの剛性よりも高剛性としてあるので,光路調整が完了した光走査装置10を画像形成装置に取り付けた際に,上記結合体Cが画像形成装置における取付部位Fの形状に倣ってしまって光路が変化してしまうということをより確実に防止することができる。
したがって,光路調整後の光路ズレをより確実に防止することができる。
したがって,光路調整後の光路ズレをより確実に防止することができる。
高剛性化部材30を,ハウジング20よりも高剛性とするとともに,高剛性化部材30にハウジング20を結合した後,光学部品の位置調整を行ったので,上記作用効果をより確実に得ることができると同時に,高剛性化部材30にハウジング20を結合することでハウジング20の形状を高剛性化部材30に倣わせた後に,光学部品1,2等の固定,光路調整が行なわれることとなる。
したがって,光路調整後の光路ズレをより確実に防止することができる。
したがって,光路調整後の光路ズレをより確実に防止することができる。
光学部品1,2等をハウジング20に固定するネジの少なくとも一つ(ネジ3参照)を,ハウジング20を貫通させて高剛性化部材30に直接締結してあるので,当該光学部品1自体の振動を低減させることができる。
ハウジング20には,当該ハウジング20の開口部20aを閉じるカバー21を設けるとともに,このカバー21を固定するネジ6の少なくとも一つを,ハウジング20を貫通させて高剛性化部材30に直接締結してあるので,スキャナモータ1や画像形成装置本体からの加振によるカバー21の振動を低減させることができ,光走査装置10全体の振動を抑制できるとともに,騒音も防止することができる。
高剛性化部材30を金属製としてあるので,光学部品(または後述する光学部品の押さえバネ)を締結するネジ3の締め付けトルクを高くできるとともに,ネジ山を崩すことを避けることができる。また,締め付けトルクの管理が容易になる。
高剛性化部材30の絞り加工32等を行った後に,高剛性部材30の座面34等の部分を切削加工してあるので,座面34等を高精度で仕上げることができる。したがって,光走査装置10を精度よく取り付けることができる。
高剛性化部材30の絞り加工32等を行った後に,高剛性部材30の座面34等の部分を切削加工してあるので,座面34等を高精度で仕上げることができる。したがって,光走査装置10を精度よく取り付けることができる。
高剛性化部材30の重量を,ハウジング20の重量に比べて大きくしてあるので,光学部品,特にスキャナモータ1の軸線方向に関する振動の振幅をより小さくすることができる。
また,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が立ち上がっているので,高剛性化部材30の剛性を一層高めることができ,前述した作用効果をより高めることができる。
また,1つの高剛性化部材30で,複数個の光学部品1,2等の取付部の剛性を高める構成となっているので,部品点数を削減することができる。
また,高剛性化部材30における外周部31の少なくとも一部が立ち上がっているので,高剛性化部材30の剛性を一層高めることができ,前述した作用効果をより高めることができる。
また,1つの高剛性化部材30で,複数個の光学部品1,2等の取付部の剛性を高める構成となっているので,部品点数を削減することができる。
<他の実施の形態>
図4は他の実施の形態の概略平面図,図5は当該実施の形態の高剛性化部材30の平面図である。
この実施の形態が上述した実施の形態と主に異なる点は,光学レンズ2を固定するネジ3についても,ハウジング20を貫通させて高剛性化部材30に直接締結した点,ハウジング20の高剛性化部材30への固定ネジ4を3本とした点にあり,その他の点に変わりはない。
図5において,3aは光学レンズ2を固定するネジ3のためのねじ穴,4aは上記ネジ4のためのねじ穴である。
このように構成すると,ハウジング20と高剛性化部材30との結合力を向上させることで,上述した作用効果をより向上させることができるとともに,光学レンズ2自体の振動も低減させることができる。
図4は他の実施の形態の概略平面図,図5は当該実施の形態の高剛性化部材30の平面図である。
この実施の形態が上述した実施の形態と主に異なる点は,光学レンズ2を固定するネジ3についても,ハウジング20を貫通させて高剛性化部材30に直接締結した点,ハウジング20の高剛性化部材30への固定ネジ4を3本とした点にあり,その他の点に変わりはない。
図5において,3aは光学レンズ2を固定するネジ3のためのねじ穴,4aは上記ネジ4のためのねじ穴である。
このように構成すると,ハウジング20と高剛性化部材30との結合力を向上させることで,上述した作用効果をより向上させることができるとともに,光学レンズ2自体の振動も低減させることができる。
図6は,さらに他の実施の形態を示す概略断面図である。
この実施の形態が上述した実施の形態と主に異なる点は,光学部品1,2等を押さえバネ7を介して固定した点にあり,その他の点に変わりはない。
このように構成しても,前述した作用効果が得られる。
この実施の形態が上述した実施の形態と主に異なる点は,光学部品1,2等を押さえバネ7を介して固定した点にあり,その他の点に変わりはない。
このように構成しても,前述した作用効果が得られる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
1:スキャナモータ(光学部品),2:光学レンズ(光学部品),3:ネジ,10:光走査装置,20:ハウジング,21:カバー,C:結合体,30:高剛性化部材,F:画像形成装置における光走査装置の取付部位。
Claims (4)
- 光学部品を保持するハウジングと,
このハウジングに結合される部材であって,当該部材と前記ハウジングとが結合された結合体の剛性を前記ハウジング単体の剛性よりも高くする高剛性化部材とを有し,画像形成装置に対して着脱可能な光走査装置であって,
前記高剛性化部材における外周部の少なくとも一部が,前記ハウジングの外側において,ハウジング側に向かって立ち上がっていることを特徴とする光走査装置。 - 前記高剛性化部材を金属製としたことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
- 前記高剛性化部材の絞り加工等を行った後,当該高剛性部材の座面等の部分を切削加工したことを特徴とする請求項2記載の光走査装置。
- 前記高剛性化部材の重量を,前記ハウジングの重量に比べて大きくしたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の光走査装置。
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2005
- 2005-03-18 JP JP2005078671A patent/JP2006256193A/ja not_active Withdrawn
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