JP2006256111A - 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数色の液体を使用する場合においても、廃液を有効利用することができる液体噴射装置等を提供すること。
【解決手段】液体を噴射する液体噴射ヘッド30と、液体噴射ヘッド30のノズル開口31a等から液体を排出して液体噴射ヘッド30をクリーニングするクリーニング手段と、筆記具の軸筒の形状に構成され、クリーニング手段によって排出された液体を収容する液体収容手段34と、を有する液体噴射装置10であって、液体収容手段34に収容される液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断する液体量判断手段と、液体量判断手段の判断結果に基づいて、液体収容手段34の交換時期を通知する交換時期通知手段と、を有する。
【選択図】図3
【解決手段】液体を噴射する液体噴射ヘッド30と、液体噴射ヘッド30のノズル開口31a等から液体を排出して液体噴射ヘッド30をクリーニングするクリーニング手段と、筆記具の軸筒の形状に構成され、クリーニング手段によって排出された液体を収容する液体収容手段34と、を有する液体噴射装置10であって、液体収容手段34に収容される液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断する液体量判断手段と、液体量判断手段の判断結果に基づいて、液体収容手段34の交換時期を通知する交換時期通知手段と、を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、液体を噴射する液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法に関する。
ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置がある。このインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録する。
ところが、例えば、湿度が低い環境において上述のノズルから長時間インクが吐出されていない条件のもとでは、記録ヘッドの中のインクの粘度が増加し、そのままの状態であれば、上述のノズルからインク滴が正常に吐出されず、画像が正常に記録されない部分(以後、ドット抜けと呼ぶ)が発生する等の吐出不良を生じる場合がある。
そこで、インクジェット式記録装置には、上述のノズルからインクを吸引する等によって吐出不良の原因となる増粘インク等を除去するクリーニング機構を備えているものがある。
そして、上述のクリーニングによって吸引されたインク(以後、廃インクと呼ぶ)は、インクジェット式記録装置内の廃インクタンクに収容されるようになっている。この廃インクタンク内の廃インクは、例えば、使用者によってインクジェット式記録装置の製造業者に持ち込まれ、製造業者が廃棄するのが一般的である。
この点に関して、インク供給容器と廃インク溜め容器の両者を交換可能とすることによって廃インクを再利用する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平7−76099号公報(図1等)
ところが、例えば、湿度が低い環境において上述のノズルから長時間インクが吐出されていない条件のもとでは、記録ヘッドの中のインクの粘度が増加し、そのままの状態であれば、上述のノズルからインク滴が正常に吐出されず、画像が正常に記録されない部分(以後、ドット抜けと呼ぶ)が発生する等の吐出不良を生じる場合がある。
そこで、インクジェット式記録装置には、上述のノズルからインクを吸引する等によって吐出不良の原因となる増粘インク等を除去するクリーニング機構を備えているものがある。
そして、上述のクリーニングによって吸引されたインク(以後、廃インクと呼ぶ)は、インクジェット式記録装置内の廃インクタンクに収容されるようになっている。この廃インクタンク内の廃インクは、例えば、使用者によってインクジェット式記録装置の製造業者に持ち込まれ、製造業者が廃棄するのが一般的である。
この点に関して、インク供給容器と廃インク溜め容器の両者を交換可能とすることによって廃インクを再利用する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、一般消費者向けのインクジェット式記録装置においては、費用を抑えるために、記録ヘッドのすべてのノズルを同時に吸引し、複数の色のインクを混ぜた状態で吸引するようになっている。このため、廃インクタンクに収容されるインクを、印字用の供給インクとして再利用することができない場合があるという問題がある。
そこで本発明は上記課題を解消し、複数色の液体を使用する場合においても、廃液を有効利用することができる液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法を提供することを目的としている。
上述の目的は、本発明にあっては、 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのノズル開口から前記液体を排出して前記液体噴射ヘッドをクリーニングするクリーニング手段と、を有する液体噴射装置であって、筆記具の軸筒の形状に構成され、前記クリーニング手段によって排出された前記液体を収容する液体収容手段と、前記液体収容手段に収容される前記液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断する液体量判断手段と、前記液体量判断手段の判断結果に基づいて、前記液体収容手段の交換時期を通知する交換時期通知手段と、を有することを特徴とする液体噴射装置により、達成される。
このような構成によって、前記液体噴射装置は、前記液体収容手段に収容される前記液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断し、その判断結果に基づいて、軸筒の形状に構成されている前記液体収容手段の交換時期を通知することができる。
ここで、複数色の液体を混合すると、例えば、黒に近い色になり、印字用のインクとして使用することは必ずしも適当ではないが、メモ書程度の字を書くための筆記具としては好適に利用することができる。
この点、前記液体収容手段は、筆記具の軸筒の形状に構成されているから、前記液体噴射装置の使用者は、交換時期に前記液体収容手段を取り外して、別途用意した筆記具のペン先と結合させて筆記具として使用することができる。
これにより、前記液体噴射装置によれば、複数色の液体を使用する場合においても、廃液を有効利用することができる。
ここで、複数色の液体を混合すると、例えば、黒に近い色になり、印字用のインクとして使用することは必ずしも適当ではないが、メモ書程度の字を書くための筆記具としては好適に利用することができる。
この点、前記液体収容手段は、筆記具の軸筒の形状に構成されているから、前記液体噴射装置の使用者は、交換時期に前記液体収容手段を取り外して、別途用意した筆記具のペン先と結合させて筆記具として使用することができる。
これにより、前記液体噴射装置によれば、複数色の液体を使用する場合においても、廃液を有効利用することができる。
この場合、前記液体収容手段は、筆記具のペン先を有することが望ましい。
これにより、前記液体噴射装置の使用者は、交換時期に前記液体収容手段を取り外して、そのまま筆記具として使用することができる。
これにより、前記液体噴射装置の使用者は、交換時期に前記液体収容手段を取り外して、そのまま筆記具として使用することができる。
この場合、複数の前記液体収容手段を有し、各前記液体収容手段は、混合することによって筆記具として使用できる特定の色を構成する複数の色の前記液体を収容する構成となっており、前記液体の色に基づいて、前記液体収容手段を選択するための液体収容手段選択手段を有することが望ましい。
このような構成によれば、例えば、黒とシアンの前記液体を収容する前記液体収容手段において黒とシアンが混合されて、筆記具として使用できる黒に近い色の前記液体を生成することができる。また、例えば、イエローとマゼンタの前記液体を収容する前記液体収容手段において赤に近い色の前記液体を生成することができる。
しかも、前記液体収容手段は、各色の前記液体を収容するのではなくて、複数の色の前記液体を収容するから、前記液体噴射装置は、各色ごとに前記液体収容手段を有する必要はない。このため、前記液体噴射装置においては、製造コストを大幅に増加させることなく、複数の色の筆記具の製造を可能にすることができる。
しかも、前記液体収容手段は、各色の前記液体を収容するのではなくて、複数の色の前記液体を収容するから、前記液体噴射装置は、各色ごとに前記液体収容手段を有する必要はない。このため、前記液体噴射装置においては、製造コストを大幅に増加させることなく、複数の色の筆記具の製造を可能にすることができる。
上述の目的は、本発明にあっては、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのノズル開口から前記液体を排出して前記液体噴射ヘッドをクリーニングするクリーニング手段と、筆記具の軸筒の形状に構成され、前記クリーニング手段によって排出された前記液体を収容する液体収容手段と、を有する液体噴射装置が、前記液体収容手段に収容される前記液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断する液体量判断ステップと、前記液体噴射装置が、前記液体量判断ステップにおける判断結果に基づいて、前記液体収容手段の交換時期を通知する交換時期通知ステップと、を有することを特徴とする液体噴射装置の制御方法によって達成される。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態であるインクジェット式記録装置10等を示す概略図である。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレール17、プラテン12、キャリッジ14、インク吸引装置20、記録ヘッド30を備えている。記録ヘッド30は、液体を噴射する液体噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドとも言う。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態であるインクジェット式記録装置10等を示す概略図である。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、インクジェットプリンタとも呼んでいる。インクジェット式記録装置10は、本体部1を有している。この本体部1は、ガイドレール17、プラテン12、キャリッジ14、インク吸引装置20、記録ヘッド30を備えている。記録ヘッド30は、液体を噴射する液体噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドとも言う。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、いわゆるオンキャリッジ型の記録装置であり、キャリッジ14の上部には、複数のインクカートリッジ2,3,4及び5が着脱可能に装着できる構成となっている。インクカートリッジ2等には、液体の一例であるインクが格納されている。インクカートリッジ2には黒のインクが格納されており、インクカートリッジ3にはシアンのインクが格納されており、インクカートリッジ4にはイエローのインクが格納されており、インクカートリッジ5にはマゼンタのインクが格納されている。
キャリッジ14の下部には、記録ヘッド30が設けられている。記録ヘッド30が、用紙29に対面するノズルプレート面30aには、インクを噴射(以後、吐出とも呼ぶ)するためのノズル開口が設けられている。
キャリッジ14の下部には、記録ヘッド30が設けられている。記録ヘッド30が、用紙29に対面するノズルプレート面30aには、インクを噴射(以後、吐出とも呼ぶ)するためのノズル開口が設けられている。
キャリッジ14は、ベルト15を介してモータ16に接続されている。モータ16が作動することによって、キャリッジ14はガイドレール17に沿ってプラテン12の軸方向である主走査方向Tに往復走行する。記録ヘッド30からインクを吐出しつつ、キャリッジ14が主走査方向Tに往復走行することで、記録媒体の一例である用紙29上に画像が記録される。
ガイドレール17の一方の端部にはホームポジション18が配置されている。このホームポジション18は、キャリッジの走行経路の末端にある非印刷領域である。このホームポジション18には、インク吸引装置20が配置されている。このインク吸引装置20は、キャッピングシステムもしくはキャッピング手段とも呼んでいる。図1のキャリッジ14の記録ヘッド30は、T1方向に沿ってホームポジション18に移動することで、インク吸引装置20のキャップ本体21に対面する。そして、インク吸引装置20は、記録ヘッド30のノズル開口が設けられているノズル面30aに密着する。
インク吸引装置20は、記録ヘッド30に密着した状態で、記録ヘッド30のノズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、吸引ポンプ19からの負圧をノズル開口に作用させてノズル開口からインクを強制的に吸引して排出させる機能を備える。すなわち、インク吸引装置20は、記録ヘッド30のノズル開口からインクを吸引することによって記録ヘッド30のクリーニングを行う。このインク吸引装置20は、クリーニング手段の一例である。なお、上述の吸引ポンプ19は、インク吸引装置20の一構成要素である。このインクの吸引は、インクの排出の一例である。
この他に、インク吸引装置20の横には、ワイピング部材23が設けられている。このワイピング部材23は、必要に応じて記録ヘッド30のノズルプレート面30aのインクを払拭する。
なお、記録ヘッド30のクリーニングとしては、印字動作とは関係なく、ノズル開口からインクを吐出する方法であるフラッシングもある。この場合、記録ヘッド30がクリーニング手段の一例である。
この他に、インク吸引装置20の横には、ワイピング部材23が設けられている。このワイピング部材23は、必要に応じて記録ヘッド30のノズルプレート面30aのインクを払拭する。
なお、記録ヘッド30のクリーニングとしては、印字動作とは関係なく、ノズル開口からインクを吐出する方法であるフラッシングもある。この場合、記録ヘッド30がクリーニング手段の一例である。
上述のクリーニングには、画像を記録している最中に実施するクリーニングのほかに、基準時である例えば、直近のインク吐出時又は直近のインク吸引時からの経過時間に基づいて実施されるタイマクリーニングも含む。
図2は、記録ヘッド30等を示す概略図である。
記録ヘッド30は例えば、インク吸引装置20によるクリーニングの後に、矢印T2方向に移動することによって、ワイパー23と相対的な移動を行うことができる。この際に、ワイパー23の先端部23aは、ノズル開口31a,31b,31c及び31dが設けられたノズルプレート面30aに残存しているインクを払拭することができる。
記録ヘッド30は例えば、インク吸引装置20によるクリーニングの後に、矢印T2方向に移動することによって、ワイパー23と相対的な移動を行うことができる。この際に、ワイパー23の先端部23aは、ノズル開口31a,31b,31c及び31dが設けられたノズルプレート面30aに残存しているインクを払拭することができる。
ノズル開口31aは、インクカートリッジ2に格納された黒のインクを吐出し、ノズル開口31bは、インクカートリッジ3に格納されたシアンのインクを吐出し、ノズル開口31cは、インクカートリッジ4に格納されたイエローのインクを吐出し、ノズル開口31dは、インクカートリッジ5に格納されたマゼンタのインクを吐出するようになっている。
なお、矢印T2方向は、図1の矢印T1と反対方向である。
なお、矢印T2方向は、図1の矢印T1と反対方向である。
図2に示すように、記録ヘッド30には、記録ヘッド昇降装置32が配置されている。記録ヘッド昇降装置32は、図1のプラテン12と記録ヘッド30との距離を調整するための機構である。記録ヘッド昇降装置32は、特開平11−115275に示されているように、カムと偏心軸を含む構成によって、記録ヘッド30を昇降させることができるようになっている。
記録ヘッド昇降装置32によって、プラテン12と記録ヘッド30との距離を調整することによって、用紙29が厚みが異なる別の用紙に切り替えられた場合でも、その切り替え後の用紙の表面と記録ヘッド30のノズルプレート面30aとの距離を例えば、2ミリメートル(mm)という、適切な距離にすることができる。
記録ヘッド昇降装置32によって、プラテン12と記録ヘッド30との距離を調整することによって、用紙29が厚みが異なる別の用紙に切り替えられた場合でも、その切り替え後の用紙の表面と記録ヘッド30のノズルプレート面30aとの距離を例えば、2ミリメートル(mm)という、適切な距離にすることができる。
図3は、軸筒34等を示す概略図である。
図4は、インク量計測テーブル等の一例を示す図である。
図3に示すように、吸引ポンプ19はチューブ25によって軸筒34に接続されている。この軸筒34は、筆記具の軸筒の形状に構成されており、本体部1(図1参照)内の軸筒格納容器32に格納されている。ここで、軸筒とは、インクを使用する筆記具において、インクを格納する部材を意味する。そして、吸引ポンプ19によってキャップ本体21側から吸引された廃インクは、チューブ25を通って、軸筒34に収容される。すなわち、軸筒34は、液体収容手段の一例である。
図4は、インク量計測テーブル等の一例を示す図である。
図3に示すように、吸引ポンプ19はチューブ25によって軸筒34に接続されている。この軸筒34は、筆記具の軸筒の形状に構成されており、本体部1(図1参照)内の軸筒格納容器32に格納されている。ここで、軸筒とは、インクを使用する筆記具において、インクを格納する部材を意味する。そして、吸引ポンプ19によってキャップ本体21側から吸引された廃インクは、チューブ25を通って、軸筒34に収容される。すなわち、軸筒34は、液体収容手段の一例である。
図3(a)に示すように、軸筒34とチューブ25の接続部には、シール部材38が配置されており、軸筒34内の廃インクが軸筒34の外部に漏れ出すことを防止している。また、軸筒34はインク吸蔵体36を有しており、廃インクを吸収して保持することができる。インク吸蔵体36は例えば、天然繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の1種又は2種以上の組み合わせからなる繊維束を加工したものである。
軸筒34は、例えば、10グラム(g)の廃インクを保持することができる。したがって、軸筒34が10グラム(g)に近い廃インク量である例えば、9グラム(g)のインクを収容した場合には、軸筒34を交換する必要がある。すなわち、9グラム(g)以上の廃インク量は、予め規定した交換基準範囲の一例である。
軸筒34は、例えば、10グラム(g)の廃インクを保持することができる。したがって、軸筒34が10グラム(g)に近い廃インク量である例えば、9グラム(g)のインクを収容した場合には、軸筒34を交換する必要がある。すなわち、9グラム(g)以上の廃インク量は、予め規定した交換基準範囲の一例である。
軸筒34の交換時において、インクジェット式記録装置10の使用者は、軸筒34と別途用意したペン先ユニット40(図3(b)参照)を組み合わせてペン50(図3(c)参照)を製造することができる。ペン50は筆記具の一例であり、例えば、フエルトペンである。
ペン先ユニット40は、ペン先42、ペン先保持部材44及びインク誘導管46から構成される。ペン先42は、例えば、天然繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の1種又は2種以上の組み合わせからなる平行繊維束、フェルト等の繊維束を加工したものである。
インク誘導管46は、筒状又は管状のインク流路部材であり、例えば、樹脂、ゴム、ガラス等で構成され、インク流路断面積が100平方ミリメートル(mm2)であって、インク吸蔵体36に含浸された廃インクを毛細管力によって効率よく流入させ、ペン先42に供給することができるようになっている。
ペン先ユニット40は、ペン先42、ペン先保持部材44及びインク誘導管46から構成される。ペン先42は、例えば、天然繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の1種又は2種以上の組み合わせからなる平行繊維束、フェルト等の繊維束を加工したものである。
インク誘導管46は、筒状又は管状のインク流路部材であり、例えば、樹脂、ゴム、ガラス等で構成され、インク流路断面積が100平方ミリメートル(mm2)であって、インク吸蔵体36に含浸された廃インクを毛細管力によって効率よく流入させ、ペン先42に供給することができるようになっている。
なお、図1の実施形態では、複数のインクカートリッジ2,3,4及び5が、キャリッジ14の上に直接搭載されているが、これに限らずインクカートリッジ2等がキャリッジ14とは別の位置に搭載されている、いわゆるオフキャリッジ型のインクジェット式記録装置を採用しても勿論構わない。
図5は、インクジェット式記録装置10の電気的な接続例を示す概略図である。
インクジェット式記録装置10の制御装置7は、ローカルプリンタケーブルまたは通信ネットワークを介してホストコンピュータ80のプリンタドライバ81に接続されている。プリンタドライバ81は、インクジェット式記録装置10に対して印刷やクリーニング動作あるいはインク吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載している。
インクジェット式記録装置10の制御装置7は、ローカルプリンタケーブルまたは通信ネットワークを介してホストコンピュータ80のプリンタドライバ81に接続されている。プリンタドライバ81は、インクジェット式記録装置10に対して印刷やクリーニング動作あるいはインク吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載している。
図5に示すインクジェット式記録装置10は、制御装置7の他に、インク吸引装置20、インクカートリッジ2,3,4及び5、記録ヘッド30、キャリッジ駆動装置25及び記録ヘッド昇降計装置32を含んでいる。キャリッジ駆動装置25は、図1のモータ16である。
図5に示すように、制御装置7は、各種情報を記憶する記憶部72、及び、クリーニングを制御するCL制御部74を含む。
記憶部72は、図4(a)のインク量計測テーブル及び図4(b)の軸筒交換基準値を格納している。
記憶部72は、図4(a)のインク量計測テーブル及び図4(b)の軸筒交換基準値を格納している。
図4(a)に示すように、インク量計測テーブルは、例えば、クリーニングモードCL1,CL2,CL3のそれぞれについてのカウンタ値及びインク吸引量から構成されている。カウンタ値は、例えば、吸引ポンプ19を駆動させるステップモータのステップ数である。そして、カウンタ値の1は、インク吸引量の0.1グラム(g)に対応している。例えば、CL1においては、カウンタ値は5に設定されているから、記録ヘッド30のノズル開口からインクを0.5グラム(g)吸引する。
図4(b)に示すように、軸筒交換基準値は、例えば、軸筒交換カウンタ値と軸筒交換インク量で構成される。軸筒交換カウンタ値は軸筒34(図3参照)を交換するための基準となるカウンタ値を示し、軸筒交換インク量は軸筒34を交換するための基準となる廃インクの量を示している。上述のように、カウンタ値とインク吸引量は対応しているから、カウンタ値が90であるということは、同時に、軸筒34に収容された廃インクが9グラム(g)であることを意味する。
記憶部72は、また、廃インクカウンタ値を記憶している。廃インクカウンタ値は、軸筒34の交換後からの吸引ポンプ19のステップモータのステップ数の累計である。例えば、クリーニングモードCL1が10回実施され、CL2が2回実施された場合には、廃インクカウンタ値は74を示す。
CL制御部74は、記憶部72に記憶された廃インクカウンタ値と、軸筒交換基準値(図4(b)参照)に示される軸筒交換カウンタ値を比較して、廃インクカウンタ値が軸筒交換カウンタ値以上か否かを判断するようになっている。すなわち、CL制御部74は、液体量判断手段の一例である。
CL制御部74は、また、廃インクカウンタ値が軸筒交換カウンタ値以上か否かを判断し、その結果に基づいて、軸筒34の交換時期であることを示すメッセージをホストコンピュータ80の表示画面(図示せず)に表示することによって、軸筒34の交換時期を通知するようになっている。すなわち、CL制御部74は、交換時期通知手段の一例でもある。
インクジェット式記録装置10は、以上のように構成されているが、以下、その動作例を説明する。
CL制御部74は、また、廃インクカウンタ値が軸筒交換カウンタ値以上か否かを判断し、その結果に基づいて、軸筒34の交換時期であることを示すメッセージをホストコンピュータ80の表示画面(図示せず)に表示することによって、軸筒34の交換時期を通知するようになっている。すなわち、CL制御部74は、交換時期通知手段の一例でもある。
インクジェット式記録装置10は、以上のように構成されているが、以下、その動作例を説明する。
図6及び図7は、インクジェット式記録装置10の動作例を示す概略フローチャートである。
記録ヘッド30のクリーニングに際して、インクジェット式記録装置10は、まず、廃インクカウンタ値が90以上か否かを判断する(図6のステップST1)。このステップST1は、液体量判断ステップの一例である。
ステップST1において、インクジェット式記録装置10が、廃インクカウンタ値が90以上であると判断した場合には、ホストコンピュータ80(図5参照)の表示画面(図示せず)に、軸筒34の交換時期である旨のメッセージを表示する(ステップST2)。
このステップST2は、交換時期通知ステップの一例である。
軸筒34の交換時期である旨のメッセージを見たインクジェット式記録装置10の使用者は、軸筒34をインクジェット式記録装置10から取り外し、別途用意したペン先ユニット40(図3(b)参照)と結合させて、ペン50(図3(c)参照)を組み立てることができる。そして、使用者は、新たな軸筒34をインクジェット式記録装置10に配置する。
記録ヘッド30のクリーニングに際して、インクジェット式記録装置10は、まず、廃インクカウンタ値が90以上か否かを判断する(図6のステップST1)。このステップST1は、液体量判断ステップの一例である。
ステップST1において、インクジェット式記録装置10が、廃インクカウンタ値が90以上であると判断した場合には、ホストコンピュータ80(図5参照)の表示画面(図示せず)に、軸筒34の交換時期である旨のメッセージを表示する(ステップST2)。
このステップST2は、交換時期通知ステップの一例である。
軸筒34の交換時期である旨のメッセージを見たインクジェット式記録装置10の使用者は、軸筒34をインクジェット式記録装置10から取り外し、別途用意したペン先ユニット40(図3(b)参照)と結合させて、ペン50(図3(c)参照)を組み立てることができる。そして、使用者は、新たな軸筒34をインクジェット式記録装置10に配置する。
続いて、インクジェット式記録装置10は、軸筒34の交換を検出したか否かを判断する(ステップST3)。
ステップST3において、インクジェット式記録装置10が、軸筒34の交換を検出していないと判断すると、再び軸筒34の交換時期のメッセージを表示する(ステップST2)。
ステップST3において、インクジェット式記録装置10が、軸筒34の交換を検出していないと判断すると、再び軸筒34の交換時期のメッセージを表示する(ステップST2)。
これに対して、ステップST3において、インクジェット式記録装置10が、軸筒34の交換を検出したと判断すると、記憶部72(図5参照)の廃インクカウンタ値をリセットする(ステップST4)。具体的には、インクジェット式記録装置10は、廃インクカウンタ値を0に戻す。
続いて、インクジェット式記録装置10は、クリーニングを実施する(ステップST5)。なお、上述のステップST1において、インクジェット式記録装置10が、廃インクカウンタ値が90以上ではないと判断すると、直ちにステップST5へ進み、クリーニングを実施する。
ステップST5の詳細を、図7を使用して説明する。
まず、図1の記録ヘッド30にキャップ本体21を密接させ、キャップ本体21を閉鎖する(図7のステップST201)。
続いて、CL制御部74は、図1の吸引ポンプ19を駆動し、記録ヘッド30のノズル開口からインクを吸引する(ステップST202)。
まず、図1の記録ヘッド30にキャップ本体21を密接させ、キャップ本体21を閉鎖する(図7のステップST201)。
続いて、CL制御部74は、図1の吸引ポンプ19を駆動し、記録ヘッド30のノズル開口からインクを吸引する(ステップST202)。
続いて、CL制御部74は、吸引ポンプ19の駆動を停止し(ステップST203)、負圧解除時間である例えば、3秒(s)の経過を待つ(ステップST204)。この負圧解除時間は、吸引ポンプ19の駆動停止直後は負圧になっているキャップ本体21内の気圧が、大気圧とほぼ等しくなるまでの時間である。
続いて、CL制御部74は、キャップ本体21を開放し(ステップST205)、吸引ポンプ19を駆動してキャップ本体21のインクを排出する(ステップST206)。続いて、CL制御部74は、ワイパー23によってワイピングを行い、記録ヘッド30のノズルプレート面30aを払拭する(ステップST207)。
インクジェット式記録装置10は、上述のようにしてクリーニングを実施すると(図6のステップST5)、記憶部72の廃インクカウンタ値を加算する(ステップST6)。
以上で説明したように、インクジェット式記録装置10は、軸筒34に収容されるインクの量を示す廃インクカウンタ値が予め規定した軸筒交換カウンタ値以上か否かを判断し、その判断結果に基づいて、軸筒34の交換時期を通知することができる。
ここで、複数色のインクを混合すると、例えば、黒に近い色になり、印字用のインクとして使用することは必ずしも適当ではないが、メモ書程度の字等を書くための筆記具としては好適に利用することができる。
この点、軸筒34は、筆記具の軸筒の形状に構成されているから、インクジェット式記録装置10の使用者は、交換時期に軸筒34を取り外して、別途用意したペン先ユニット40(図3(b)参照)と結合させてペン50として使用することができる。
これにより、インクジェット式記録装置10によれば、複数色のインクを使用する場合においても、廃インクを有効利用することができる。
ここで、複数色のインクを混合すると、例えば、黒に近い色になり、印字用のインクとして使用することは必ずしも適当ではないが、メモ書程度の字等を書くための筆記具としては好適に利用することができる。
この点、軸筒34は、筆記具の軸筒の形状に構成されているから、インクジェット式記録装置10の使用者は、交換時期に軸筒34を取り外して、別途用意したペン先ユニット40(図3(b)参照)と結合させてペン50として使用することができる。
これにより、インクジェット式記録装置10によれば、複数色のインクを使用する場合においても、廃インクを有効利用することができる。
(変形例)
次に、第1の実施の形態のインクジェット式記録装置10の変形例について説明する。
図8は、インクジェット式記録装置10の変形例であるインクジェット式記録装置10Aの要部を示す概略図である。
図8に示すように、軸筒34Aは、軸筒34(図3参照)の長さLに比べて高さHの寸法が短い円柱状である。軸筒34Aは、軸筒格納容器32内において、直立した状態で配置されている。
このため、シール部材38Aによる密封が不十分であっても、廃インクがシール部材38Aに到達しない限り、廃インクが軸筒34Aから漏れ出ることがない。
次に、第1の実施の形態のインクジェット式記録装置10の変形例について説明する。
図8は、インクジェット式記録装置10の変形例であるインクジェット式記録装置10Aの要部を示す概略図である。
図8に示すように、軸筒34Aは、軸筒34(図3参照)の長さLに比べて高さHの寸法が短い円柱状である。軸筒34Aは、軸筒格納容器32内において、直立した状態で配置されている。
このため、シール部材38Aによる密封が不十分であっても、廃インクがシール部材38Aに到達しない限り、廃インクが軸筒34Aから漏れ出ることがない。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態のインクジェット式記録装置10B(図1参照)について説明する。第2の実施の形態のインクジェット式記録装置10Bの構成は、上記第1の実施の形態の変形例のインクジェット式記録装置10Aと多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
次に、第2の実施の形態のインクジェット式記録装置10B(図1参照)について説明する。第2の実施の形態のインクジェット式記録装置10Bの構成は、上記第1の実施の形態の変形例のインクジェット式記録装置10Aと多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図9は、インクジェット式記録装置10Bの要部を示す概略図である。
図9(a)に示すように、軸筒34Bは、ペン先42Bを有する。ペン先42Bは、筆記具のペン先の一例である。そして、軸筒34Bは、ペン先キャップ47を有しており、ペン先42は、ペン先キャップ47によって外部と遮断されている。軸筒34Bは、ペン先キャップ47と結合して、軸筒格納容器32内において直立して配置されている。
図9(a)に示すように、軸筒34Bは、ペン先42Bを有する。ペン先42Bは、筆記具のペン先の一例である。そして、軸筒34Bは、ペン先キャップ47を有しており、ペン先42は、ペン先キャップ47によって外部と遮断されている。軸筒34Bは、ペン先キャップ47と結合して、軸筒格納容器32内において直立して配置されている。
インクジェット式記録装置10Bの使用者は、軸筒34Bの交換時期に、軸筒34Bをインクジェット式記録装置10Bから取り外し、シール部材38Bが配置されていた場所に、別途用意した後部キャップ48(図9(b)参照)を配置する。これにより、ペン50Bを組み立てることができる。
これにより、インクジェット式記録装置10Bの使用者は、交換時期に軸筒34Bを取り外して、後部キャップ48を配置するだけで、そのまま筆記具として使用することができる。
これにより、インクジェット式記録装置10Bの使用者は、交換時期に軸筒34Bを取り外して、後部キャップ48を配置するだけで、そのまま筆記具として使用することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態のインクジェット式記録装置10C(図1参照)について説明する。第3の実施の形態のインクジェット式記録装置10Cの構成は、上記第1の実施の形態の変形例のインクジェット式記録装置10Aと多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
次に、第3の実施の形態のインクジェット式記録装置10C(図1参照)について説明する。第3の実施の形態のインクジェット式記録装置10Cの構成は、上記第1の実施の形態の変形例のインクジェット式記録装置10Aと多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図10は、インクジェット式記録装置10Cの要部を示す概略図である。
図10に示すように、インクジェット式記録装置10Cは、軸筒34C及び軸筒34Dを有する。軸筒34C及び軸筒34Dは、複数の液体収容手段の一例である。
図10に示すように、インクジェット式記録装置10Cのチューブ25Cには、切り替えバルブ52が配置されている。インクジェット式記録装置10CのCL制御部74(図5参照)は、切り替えバルブ52によって、吸引ポンプ19が吸引するインクの色に基づいて、軸筒34C又は軸筒34Dのいずれかを選択する。すなわち、CL制御部74は、液体収容手段選択手段の一例である。
図10に示すように、インクジェット式記録装置10Cは、軸筒34C及び軸筒34Dを有する。軸筒34C及び軸筒34Dは、複数の液体収容手段の一例である。
図10に示すように、インクジェット式記録装置10Cのチューブ25Cには、切り替えバルブ52が配置されている。インクジェット式記録装置10CのCL制御部74(図5参照)は、切り替えバルブ52によって、吸引ポンプ19が吸引するインクの色に基づいて、軸筒34C又は軸筒34Dのいずれかを選択する。すなわち、CL制御部74は、液体収容手段選択手段の一例である。
インクジェット式記録装置10Cのインク吸引装置20C(図1参照)は、ノズル開口31a及び31b(図2参照)からインクを吸引するときには、ノズル開口31c及び31dからはインクを吸引せず、ノズル開口31c及び31dからインクを吸引するときには、ノズル開口31a及び31bからはインクを吸引しないように構成されている。すなわち、キャップ本体21Cは、記録ヘッド30のノズル開口31a及び31b、又は、記録ヘッド30のノズル開口31c及び31dのいずれか一方のみを閉鎖できるようになっている。そして、CL制御部74は、キャップ本体21Cがノズル開口31a及び31bを閉鎖する場合には、切り替えバルブ52によって、廃インクを軸筒34Cに流入させる。これにより、軸筒34Cには、黒及びシアンのインクが流入し、混合することによって黒に近い色になる。
一方、CL制御部74は、キャップ本体21Cがノズル開口31c及び31dを閉鎖する場合には、切り替えバルブ52によって、廃インクを軸筒34Dに流入させる。これにより、軸筒34Dには、イエロー及びマゼンタのインクが流入し、混合することによって赤に近い色になる。
上述のように、例えば、黒とシアンのインクを収容する軸筒34Cにおいて黒とシアンが混合されて、筆記具として使用できる黒に近い色の廃インクを生成することができる。また、例えば、イエローとマゼンタのインクを収容する軸筒34Dにおいて赤に近い色の廃インクを生成することができる。
しかも、軸筒34C及び34Dは、各色のインクを収容するのではなくて、複数の色のインクを収容するから、インクジェット式記録装置10Cは、各色ごとに軸筒を有する必要はない。このため、インクジェット式記録装置10Cにおいては、製造コストを大幅に増加させることなく、複数の色の筆記具の製造を可能にすることができる。
しかも、軸筒34C及び34Dは、各色のインクを収容するのではなくて、複数の色のインクを収容するから、インクジェット式記録装置10Cは、各色ごとに軸筒を有する必要はない。このため、インクジェット式記録装置10Cにおいては、製造コストを大幅に増加させることなく、複数の色の筆記具の製造を可能にすることができる。
本発明は、インクジェット式記録装置としての上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。また、本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
また、上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。例えば、インクジェット式記録装置10の記憶部72及びCL制御部74の機能を、ホストコンピュータ80が有していてもよい。この場合、インクジェット式記録装置10及びホストコンピュータ80が、液体噴射装置の一例である。
10,10A,10B,10C・・・インクジェット式記録装置、20,20C・・・インク吸引装置、21,21C・・・キャップ本体、30・・・記録ヘッド、30a・・・ノズルプレート面、34,34A,34B,34C,34D・・・軸筒、52・・・切り替えバルブ、72・・・記憶部、74・・・CL制御部
Claims (4)
- 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドのノズル開口から前記液体を排出して前記液体噴射ヘッドをクリーニングするクリーニング手段と、
を有する液体噴射装置であって、
筆記具の軸筒の形状に構成され、前記クリーニング手段によって排出された前記液体を収容する液体収容手段と、
前記液体収容手段に収容される前記液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断する液体量判断手段と、
前記液体量判断手段の判断結果に基づいて、前記液体収容手段の交換時期を通知する交換時期通知手段と、
を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 前記液体収容手段は、筆記具のペン先を有することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 複数の前記液体収容手段を有し、
各前記液体収容手段は、混合することによって筆記具として使用できる特定の色を構成する複数の色の前記液体を収容する構成となっており、
前記液体の色に基づいて、前記液体収容手段を選択するための液体収容手段選択手段を
有することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドのノズル開口から前記液体を排出して前記液体噴射ヘッドをクリーニングするクリーニング手段と、筆記具の軸筒の形状に構成され、前記クリーニング手段によって排出された前記液体を収容する液体収容手段と、を有する液体噴射装置が、前記液体収容手段に収容される前記液体の量が予め規定した交換基準範囲内か否かを判断する液体量判断ステップと、
前記液体噴射装置が、前記液体量判断ステップにおける判断結果に基づいて、前記液体収容手段の交換時期を通知する交換時期通知ステップと、を有することを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076869A JP2006256111A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005076869A JP2006256111A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006256111A true JP2006256111A (ja) | 2006-09-28 |
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ID=37095847
Family Applications (1)
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JP2005076869A Withdrawn JP2006256111A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法 |
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JP (1) | JP2006256111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101708452B1 (ko) * | 2016-08-08 | 2017-03-08 | 장준형 | 프린터 폐잉크 재활용장치 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005076869A patent/JP2006256111A/ja not_active Withdrawn
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