JP2005288766A - 液体噴射装置および液体噴射装置のクリーニング方法 - Google Patents

液体噴射装置および液体噴射装置のクリーニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体通路におけるインクの粘度を直接測定することができる液体噴射装置、粘度測定方法および液体噴射装置のクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】液体を噴射する液体噴射ヘッド30と、液体を蓄えている液体貯蔵部9等と、液体貯蔵部9A等から液体を液体噴射ヘッド30に供給する液体通路20A等と、液体噴射ヘッド30及び液体通路20A等の液体を吸引する液体吸引手段11と、液体通路20A等に気泡を取り入れる気泡取り入れ手段12A等と、気泡が液体通路20A等を移動する移動速度を測定する移動速度測定手段201A等及び202A等と、移動速度と液体の粘度の関係を示す速度粘度情報47に基づいて、液体の粘度を判断する粘度判断手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射装置および液体噴射装置のクリーニング方法に関する。
ターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、記録ヘッドから記録媒体に対してインク滴を噴射させて印刷を行うインクジェット式記録装置が知られている。
そして、このようなインクジェット式記録装置は、記録ヘッドのノズルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録する。
インクジェット式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させることで記録が行われる。
そして共通のキャリッジ上に、例えばブラックインクを吐出するブラック用記録ヘッドと、イエロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出が可能なカラー用記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
このようなインクジェット式記録装置として、インクを貯蔵したインクカートリッジからチューブを介して記録ヘッド側にインクを供給するようになっている所謂オフキャリッジ型のものがある。この種のインクジェット式記録装置では、インクカートリッジから記録ヘッドへインクを供給する液体通路において、インクを構成する溶媒が蒸発してインクの粘度が上昇する(増粘する)場合がある。
そして、記録ヘッドからインクを安定して吐出するためには、増粘したインクの状態を知ることが必要である。
この点、従来技術として、環境温度に応じてインクの粘度が変化することに着目して、環境温度に基づいて、インクの強制的な排出処理であるクリーニング処理を行う発明が提案されている(例えば特許文献1)。
特開平11−78065号公報(図4等)
しかし、環境温度に基づいてインクの粘度を間接的に把握する方法では、インクの粘度を正確に測定することができない場合があるという問題がある。
そこで本発明は上記問題を解消し、液体通路におけるインクの粘度を直接測定することができる液体噴射装置、粘度測定方法および液体噴射装置のクリーニング方法を提供することを目的としている。
前記目的は、第1の発明によれば、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体を蓄えている液体貯蔵部と、前記液体貯蔵部から前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体通路と、前記液体噴射ヘッド及び前記液体通路の前記液体を吸引する液体吸引手段と、前記液体通路に気泡を取り入れる気泡取り入れ手段と、前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を測定する移動速度測定手段と、前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断手段と、を備えることを特徴とする液体噴射装置によって、達成される。
第1の発明の構成によれば、前記液体噴射装置は、前記気泡取り入れ手段によって前記液体通路に気泡を取り入れ、前記移動速度測定手段によって前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を計測する。
前記気泡は、前記液体吸引手段によって前記液体が吸引されて移動するに連れて、前記液体通路を移動する。すなわち、前記気泡の移動速度は前記液体の移動速度にほぼ等しい。これは、前記気泡の移動速度は前記液体の移動速度を表すことを意味する。
また、前記液体噴射装置は、前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する。
前記移動速度と前記液体の粘度とは、前記粘度が上昇(増粘)するほど前記移動速度が遅くなるという関係がある。これは、前記移動速度によって前記粘度を判断できることを意味する。
したがって、前記移動速度を測定すれば、前記速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断することができるのである。
これにより、前記液体通路における前記液体の粘度を直接測定することができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記液体吸引手段は、前記液体に負圧を付与して吸引するための負圧発生手段を有し、前記移動速度測定手段は、前記気泡が前記液体通路の第1基準点を通過してから第2基準点を通過するまでの間における、前記負圧発生手段の動作数によって前記移動速度を測定することを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、前記液体吸引手段の前記負圧発生手段である例えば、吸引ポンプの動作数である例えば、駆動モータの回転数によって前記移動速度を測定するから、その回転数をカウントすることによって確実に前記移動速度を測定することができる。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明のいずれかの構成において、前記移動速度測定手段は、前記気泡が前記第1基準点及び第2基準点を通過したか否かを、光学センサによって検知することを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、前記移動速度測定手段は、前記光学センサによって前記気泡が前記第1基準点及び第2基準点を通過したか否かを検知するから、前記気泡の移動状態を直接的に検知することができる。
上述のように、前記気泡の移動は前記液体の移動に連動しているから、前記気泡の移動状態を直接的に検知することは前記液体の移動状態を直接的に検知することを意味する。
上述のように、前記液体の粘度は前記液体の移動速度に基づいて判断できるから、これにより、前記液体の粘度を直接的に測定することができるのである。
第4の発明は、第2の発明又は第3の発明のいずれかの構成において、前記粘度と前記負圧発生手段の動作数の関係を示す粘度負圧動作数情報に基づいて、前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引することを特徴とする。
前記液体の粘度に応じて例えば、前記液体噴射装置の前記液体通路等のクリーニングのために前記負圧発生手段である例えば、吸引ポンプの駆動モータに要求される回転数は異なる。すなわち、前記粘度が高ければ駆動モータの回転数を多くする必要があり、前記粘度が低ければ駆動モータの回転数は少なくて足りるのである。
この点、第4の発明の構成によれば、前記粘度と前記負圧発生手段の動作数の関係を示す粘度動作数情報に基づいて、すなわち、前記液体の粘度に応じて、前記負圧発生手段を適切な動作数だけ駆動させて、前記液体を吸引することができるのである。
第5の発明は、第4の発明の構成において、前記液体吸引手段は、前記液体通路内のすべての前記液体を吸引することを特徴とする。
例えば、前記液体噴射装置を、長期間使用しなかった場合等において、前記液体通路内の前記液体を構成する溶媒が蒸発し、前記液体が増粘している場合がある。
このため、前記液体噴射ヘッドから安定した吐出を得るためには、上述の増粘した液体をすべて排出することが望ましい。
この点、第5の発明の構成によれば、前記液体吸引手段は、前記液体通路内のすべての前記液体を吸引するから、増粘した前記液体をすべて排出することができる。
前記目的は、第6の発明によれば、液体を噴射する液体噴射装置の液体吸引手段が、前記液体を吸引する粘度判断用吸引ステップと、前記液体噴射装置の気泡取り入れ手段が、前記液体を蓄えている液体貯蔵部から前記液体を液体噴射ヘッドに対して供給する液体通路に、気泡を取り入れる気泡取り入れステップと、前記液体噴射装置の移動速度測定手段が、前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を測定する移動速度測定ステップと、前記液体噴射装置の粘度判断手段が、前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断ステップと、を有することを特徴とする液体噴射装置の粘度判断方法によって達成される。
第6の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、前記液体通路における前記液体の粘度を直接測定することができる。
第7の発明は、第6の発明の構成において、前記液体吸引手段は、前記液体に負圧を付与して吸引するための負圧発生手段を有し、前記移動速度測定ステップでは、前記移動速度測定手段が、前記気泡が前記液体通路の第1基準点を通過してから第2基準点を通過するまでの間における、前記負圧発生手段の動作数によって前記移動速度を測定することを特徴とする。
第7の発明の構成によれば、第2の発明と同様に、前記液体吸引手段の前記負圧発生手段である例えば、吸引ポンプの動作数である例えば、駆動モータの回転数によって前記移動速度を測定するから、その回転数をカウントすることによって確実に前記移動速度を測定することができる。
第8の発明は、第7の発明の構成において、前記移動速度測定ステップでは、前記移動速度測定手段が、前記気泡が前記第1基準点及び第2基準点を通過したか否かを、光学センサによって検知することを特徴とする。
第8の発明の構成によれば、第3の発明と同様に、前記液体の粘度を直接的に測定することができる。
前記目的は、第9の発明によれば、液体を噴射する液体噴射装置の液体吸引手段が、前記液体を吸引する粘度判断用吸引ステップと、液体噴射装置の気泡取り入れ手段が、液体を蓄えている液体貯蔵部から前記液体を液体噴射ヘッドに対して供給する液体通路に、気泡を取り入れる気泡取り入れステップと、前記液体噴射装置の移動速度測定手段が、前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を測定する移動速度測定ステップと、前記液体噴射装置の粘度判断手段が、前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断ステップと、前記液体噴射装置の液体吸引手段が、前記液体の粘度に応じて前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引するクリーニング用吸引ステップを有することを特徴とする液体噴射装置のクリーニング方法によって達成される。
第9の発明の構成によれば、前記液体通路における前記液体の粘度を直接測定することができ、その直接測定した粘度に基づいて、前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引することができる。
第10の発明は、第9の発明の構成において、前記液体吸引手段は、前記液体に負圧を付与して吸引するための負圧発生手段を有し、前記クリーニング用吸引ステップでは、前記液体吸引手段が、前記粘度と前記負圧発生手段の動作数の関係を示す粘度動作数情報に基づいて、前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引することを特徴とする。
第10の発明の構成によれば、第4の発明と同様に、前記液体の粘度に応じて、前記負圧発生手段を適切な動作数だけ駆動させて、前記液体を吸引することができる。
第11の発明は、第9の発明又は第10の発明のいずれかの構成において、前記吸引ステップにおいては、前記液体吸引手段が、前記液体通路内のすべての前記液体を吸引することを特徴とする。
第11の発明の構成によれば、第5の発明と同様に、前記液体吸引手段は、前記液体通路内のすべての前記液体を吸引するから、増粘した前記液体をすべて排出することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置10を示している。このインクジェット式記録装置10は、インクカートリッジと記録ヘッドの間をインク供給用のチューブにより接続している所謂オフキャリッジ型の記録装置である。
図1に示すインクジェット式記録装置10は、上述したように液体噴射装置の一例であるが、インクジェット式記録装置10は本体10Aを有している。この本体10Aは、キャリッジ1、キャリッジモータ2、タイミングベルト3、走査ガイド部材4、用紙搬送機構部5、カートリッジホルダ8、インク吸引装置11およびワイピング部材12を有している。
キャリッジ1は、記録ヘッド30を保持している。キャリッジ1はタイミングベルト3に対して取り付けられている。タイミングベルト3はキャリッジモータ2によりエンドレス状に移動する。
これによって、キャリッジ1は、キャリッジモータ2の駆動によりタイミングベルト3を介して主走査方向Tに沿って往復移動できるようになっている。この主走査方向Tは、用紙搬送機構部5の長手方向である用紙の幅方向である。
用紙搬送機構部5は、インクを噴射する対象媒体の一例である用紙を主走査方向Tとは直交する方向に搬送する機構である。
記録ヘッド30は、用紙搬送機構部5により搬送される用紙に対面している。記録ヘッド30は、液体を噴射する液体噴射ヘッドの一例であり、印刷ヘッドあるいは印字ヘッドとも呼ぶ。
図1に示すカートリッジホルダ8は、例えば4つのインクカートリッジ9A,9B,9C,9Dを保持している。このインクカートリッジ9A,9B,9C,9Dは、液体を蓄えている液体貯蔵部の一例である。インクジェット式記録装置10に用いられる各種のインクは、液体の一例である。
図1の例では4つのインクカートリッジがカートリッジホルダ8に搭載されているが、この数は特に限定されるものではない。
例えばインクカートリッジ9Aはブラックインクを蓄えており、インクカートリッジ9Bはイエローインクを蓄えている。インクカートリッジ9Cはマゼンタインクを蓄えており、インクカートリッジ9Dはシアンインクを蓄えている。
インクカートリッジ9Aないし9Dは、例えば次のような構造を有している。各インクカートリッジ9Aないし9Dの内部には、インクを封入した可撓性を有する素材により形成されたインクパックを収納している。
加圧ポンプ21が発生する加圧空気は、圧力調整弁22Hおよび圧力検出器23を介して接続路27A,27B,27C,27Dを介して各インクカートリッジ9A,9B,9C,9Dの中に供給できる。加圧空気が供給されたインクカートリッジ9Aないし9Dのいずれか1つまたは複数は、その内部にあるインクパック内のインクをインク補給バルブ26を通じてチューブ20A,20B,20C,20D側に送ることができる。
これらのチューブ20A,20B,20C,20Dは、インクを記録ヘッド30に供給する液体通路の一例である。チューブ20Aないし20Dは、例えばそれぞれ同じ材質で同じ直径のチューブであり、断面が好ましくは円形状である。
チューブ20Aないし20Dは、例えば半透明である。チューブ20Aないし20Dがこのように半透明であることにより、チューブにより供給されるインクを外から視認できるとともに、後で説明する気泡検出センサが光学式の場合に光を通して気泡を検出することができる。
チューブ20Aないし20Dは、可撓性を有する材料で例えば作られている。チューブ20Aないし20Dの上流端部側は、インク供給バルブ26に接続されている。チューブ20Aないし20Dの下流端部側は記録ヘッド30に接続されている。
次に、図1に示す気泡取り入れ弁及び気泡検出センサについて説明する。
チューブ20Aないし20Dには、チューブ20A等に気泡を取り入れる気泡取り入れ手段である例えば、気泡取り入れ弁群12を有し、一定時間である例えば3秒間、気泡取り入れ弁A等を解放することで、チューブ20A等に気泡を取り入れることができるようになっている。気泡取り入れ弁群12は、気泡取り入れ弁12Aないし12Dを有している。
また、チューブ20A等には、気泡取り入れ弁12群によって取り入れた気泡がチューブ20A等を移動する移動速度を測定する移動速度測定手段である例えば、第1気泡検出センサ群201、第2気泡検出センサ群202が配置されている。
第1気泡検出センサ群201は、気泡検出センサ201Aないし201Dを有している。第2気泡検出センサ群202は、気泡検出センサ202Aないし202Dを有している。
気泡取り入れ弁群12はチューブの上流端部側に近い位置にある。第2気泡検出センサ群202は、記録ヘッド30に最も近い位置にある。第1気泡検出センサ群201は、気泡取り入れ弁群12と第2気泡検出センサ群202の間に位置している。
図1に示すように、気泡取り入れ弁12Aないし12Dは、記録ヘッド30から同じ距離の位置にそれぞれチューブ20Aないし20Dに対応して配置されている。同様にして第1気泡検出センサ群201の各気泡検出センサ201Aないし201Dは、チューブ20Aないし20Dに対して記録ヘッド30から同じ距離のところに配置されている。さらに、第2気泡検出センサ群202の各気泡検出センサ202Aないし202Dは、記録ヘッド30から同じ距離にそれぞれ配置されている。
上述の第1気泡検出センサ群201及び第2気泡検出センサ群202は、各チューブ20Aないし20D内において気泡が存在しているかどうかを検出するための例えば複数の光学式センサの集まりである。
以下、気泡取り入れ弁及び気泡検出センサ201A等の詳細について説明する。なお、気泡取り入れ弁12Aないし12Dは同様の構成であり、第1気泡検出センサ201Aないし201Dは同様の構成であり、第2気泡検出センサ202Aないし202Dは同様の構成であるので、それぞれ、気泡取り入れ弁12A、第1気泡検出センサ201A及び第2気泡検出センサ202Aについてのみ説明し、適宜、他の気泡取り入れ弁12B等の説明は省略する。
図2及び図3は第1気泡検出センサ201Aの構成等を示す概略図である。
上述したように、図2の気泡取り入れ弁12Aは例えば、3秒間開放することによって、インクチューブ20A内に、気泡Hを取り入れることができる。
気泡検出センサは、発光部400と受光部401を有している。発光部400は、例えば発光ダイオードを使用することができ、受光部401はフォトダイオードを使用することができる。
図3の発光部400が発光する光400Lは、受光部401において受光することができる。受光部401が発光部400の光400Lを受光することによって、気泡Hが気泡検出センサをインクの供給方向L(図2参照)に沿って通過すると、図3(b)に示す検出波形402が制御装置100(図2参照)に与えられるようになっている。
すなわち、図2に示すように、気泡取り入れ弁12Aによって取り入れた気泡Hが、第1気泡検出センサ201Aの位置に対応するチューブ20Aの位置である第1基準点と、第2気泡検出センサ202Aの位置に対応するチューブ20Aの位置である第2基準点を通過したか否かによって、光学センサである第1気泡検出センサ201A及び第2気泡検出センサ202Aによって検知するようになっている。第1基準点と第2基準点は、第1気泡検出センサ群201の位置と第2気泡検出センサ群202の位置に対応して、図2の距離dだけ離れている。
上述したようにチューブ20A等は、液体であるインクの通路であるが、気泡Hの移動速度の測定のために光学式の第1気泡検出センサ群201及び第2気泡検出センサ群202を用いることから、チューブ20A等は半透明もしくはインク内の気泡の光学的検出ができる程度の透明度を有している材料により作られているのが望ましい。
上述の気泡取り入れ弁群12を解放して外部から気泡と取り入れ、第1気泡検出センサ群201及び第2気泡検出センサ群202を用いてその気泡を検出することによって、その気泡の移動速度を測定することができるのである。
図1に示すインク吸引装置11とワイピング部材12は、キャリッジ1の主走査方向Tに関して、非印字領域(ホームポジションとも呼ぶ)HPに配置されている。
インク吸引装置は、キャッピング装置とも呼んでおり、インク吸引装置11は記録ヘッド30及びチューブ20A等のインクを吸引する液体吸引手段の一例である。インク吸引装置11は、キャップ本体13を有している。このキャップ本体13は、記録ヘッド30のノズルプレート面に接触して封止することのできるような柔軟性を有する素材により作られている。キャリッジ1が非印字領域HPに移動した時に、これに追従してキャップ本体13が記録ヘッド30のノズルプレート面を封止する。
インク吸引装置11は、インクジェット式記録装置10が休止している期間において記録ヘッド30のノズルプレート面を封止することによって、ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。また、このインク吸引装置11は、後述する吸引ポンプによる負圧を与えることにより記録ヘッド30のノズルプレート面のノズル開口からインクを吸引して排出するクリーニング動作を行うことができる。
図1に示すワイピング部材12は、ゴム等の弾性素材により作られている。ワイピング部材12が、必要に応じて記録ヘッド30がホームポジションHPに移動してきた時に記録ヘッド30のノズルプレート面を機械的に払拭(ワイピング)して清掃することができる。
次に、図4を参照する。図4は、図1に示すインクジェット式記録装置10の電気的な接続例およびホストコンピュータ40を示している。
図4のインクジェット式記録装置10は、制御装置100、気泡検出センサ201Aないし201D及び202Aないし202D、インク吸引装置11を有している。インク吸引装置11は、インクに負圧を付与して吸引するための負圧発生手段である例えば、吸引ポンプ19を有する。吸引ポンプ19の動作は例えば、後述するステップモータによって制御される。
図4のインクジェット式記録装置10はまた、気泡取り入れ弁12A等、気泡検出センサ201A等、記録ヘッド30、キャリッジモータ2、用紙搬送機構部5を有している。
制御装置100は、例えばローカルプリンタケーブルまたは通信ネットワークを介してホストコンピューター40のプリンタドライバー41に接続されている。プリンタドライバー41は、制御装置100に対して印刷やクリーニング動作あるいは吸引動作を実行させるためのコマンドを送るソフトウェアを搭載している。
図4に示すように、制御装置100は情報ファイル43を有しており、情報ファイルには増粘インク置換クリーニング判断情報45等が格納されている。
増粘インク置換クリーニング判断情報45は、ホストコンピュータ40からの指示による図1の記録ヘッド30及びチューブ20A等のクリ−ニングが、チューブ20A等内のインクが増粘した場合に行う増粘インク置換クリーニングか、増粘インク置換クリーニング以外の通常クリーニングかを判断するための情報である。
各チューブ20A等内のインクは、長時間の放置等によってインクを構成する溶媒である例えば、水が蒸発し、そのチューブ20A等からは水分透過によって排出され、インクの粘度が上昇する(増粘)する場合がある。そのような場合に、増粘インク置換クリーニングを行うのである。インクの増粘度が未知の場合、最大の増粘を想定して置換する必要がある。その場合、実際の増粘が想定より小さかった場合、余分に吸引してしまう。本発明は増粘を正確に把握できるため、余分な吸引を防ぐことができるのである。
粘度測定用吸引制御情報46は、制御装置100が増粘インク置換クリーニング判断情報45によって、増粘インク置換クリーニングであると判断した場合に、チューブ20A等内のインクの粘度を測定するためにインク吸引装置11及び吸引ポンプ19、気泡取り入れ弁12A等、気泡検出センサ201A等の制御を行うための情報である。
粘度判断情報47は、気泡取り入れ弁12A等によってチューブ20A等に取り入れた
気泡がチューブ20A等を移動する移動速度とインクの粘度の関係を示す速度粘度情報の一例であって、インクの粘度を判断するための情報である。
図5(a)は、粘度判断情報47の一例を示す図である。
図5(a)に示すように、粘度判断情報47は例えば、横軸に図4の吸引ポンプ19の吸引ステップ数、縦軸に粘度を示すデータである。吸引ポンプ19は例えば、図示しないステップモータによって制御され、横軸の吸引ステップ数は、そのステップモータのステップ数を示している。この吸引ステップ数は、図1の気泡取り入れ弁群12によって取り入れた気泡が、第1気泡検出センサ群201が検出してから第2気泡検出群202が検出するまでの間のステップモータのステップ数である。
つまり、気泡の移動速度を、気泡H(図2参照)が、第1気泡検出センサ群201の位置に対応するチューブ20A等の位置である第1基準点(図2参照)を通過してから第2気泡検出センサ群202の位置に対応するチューブ20A等の位置である第2基準点(図2参照)を通過するまでの間におけるステップモータのステップ数で計測するのである。
すなわち、第1基準点と第2基準点間の距離dは決まっているから、ステップモータのステップ数で、気泡の移動速度を計測できるのである。
上述したように、粘度判断情報47を有する制御装置100(図4参照)は、気泡Hの移動速度とインクの粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、インクの粘度を判断する粘度判断手段の一例である。
また、図4の情報ファイル43には、増粘置換用吸引制御情報48が格納されている。
増粘置換用吸引制御情報48は、記録ヘッド30及びチューブ20A等内のすべてのインクを吸引して排出するための情報である。
図5(b)は、増粘置換用吸引制御情報48の一例を示す図である。
図5(b)に示すように、増粘置換用吸引制御情報48は例えば、横軸に上述の粘度判断情報47に基づいて測定した粘度、縦軸に記録ヘッド30及びチューブ20A等内のすべてのインクを吸引して排出するために必要な吸引ポンプ19のステップモータのステップ数を示すデータである。すなわち、増粘置換用吸引制御情報48は、インクの粘度と負圧発生段である例えば、吸引ポンプ19の動作数の関係を示す粘度負圧動作数情報の一例である。
この増粘置換用吸引制御情報48にしたがって、吸引ポンプ19を制御することによって、記録ヘッド30及びチューブ20A等内のすべての増粘したインクを吸引して排出することができるのである。
なお、記録ヘッド30及びチューブ20A等内のすべての増粘したインクを排出するときに、先に取り入れた気泡Hを排出することができる。
次に、図1に示す記録ヘッド30の構造例について図6ないし図9を参照して説明する。
図6と図7は、記録ヘッド30の構造例およびインク吸引装置11の構造例を示している。図8は図6のE方向から見た記録ヘッド30のノズルプレート面61の形状例を示している。図9は記録ヘッド30の圧電振動子を含む内部構造例を示している。
図6に示すように記録ヘッド30はその下面にノズルプレート面61を有している。このノズルプレート面61はノズル面の一例である。ノズルプレート面61は、ノズルプレート62の下面である。ノズルプレート62は、図8に示すようなノズル開口列54Aないし54Dを有している。
図8では各ノズル開口列54Aないし54Dの配列例を示している。ノズル開口列54Aないし54Dは、U方向に平行に形成されていて、T方向において所定の間隔を有している。ノズル開口列54Aは、複数のノズル開口55Aから構成されている。同様にしてノズル開口列54B,54C,54Dはそれぞれ複数のノズル開口55B,55C,55Dにより構成されている。
図6に示す記録ヘッド30はインク経路50と圧力室51を有している。インク経路50は、圧力室51を介して図9に示すように各ノズル開口55Aないし55Dに接続されている。各インク経路50は、図1にも示すチューブ20Aないし20Dの下流側端部20Eにそれぞれ接続されている。したがって、4つの種類のインクは図1に示すチューブ20Aないし20Dをそれぞれ介してインク経路50に供給されるようになっている。図8において、上述したチューブから供給される各インクは、インク経路50を通って圧力室51に供給される。印刷の際には、圧力発生素子としての圧電振動子39が伸縮動作することによって、圧力室51の容積を変化させて、圧力室51のインクに圧力変動を生じさせる。これによって各ノズル開口55Aないし55Dからインク滴が噴射(吐出とも言う)できる。
次に、図6と図7を参照して、図1に示すインク吸引装置11の構造例について説明する。
図6と図7では、記録ヘッド30は図1にも示すホームポジションHPに位置決めされている。このように記録ヘッド30がホームポジションHPに位置決めされると、記録ヘッド30のノズルプレート面61とインク吸引装置11は対面した状態になる。インク吸引装置11は、ノズルプレート面61の下部に位置している。インク吸引装置11は、キャップ本体13と吸収材22および吸引ポンプ19を有している。
キャップ本体13は、ノズルプレート面61に対して図6に示すように密着もしくは圧着した場合に弾性変形するような材質により作るのが望ましい。キャップ本体13は、底部と4つの側面を有する例えば箱形状の部材であり、キャップ本体13の中には吸収材22が収容されている。この吸収材22は、例えば発泡プラスチックのような親水性を有する材質により作るのが望ましい。キャップ本体13の排出部13Aは、排出チューブ19Aを通じて吸引ポンプ19に接続されている。
昇降装置250は、キャップ本体13を図6に示す待機状態から図7に示す吸引状態までZ2方向に上昇させることができる。
図7の状態で吸引ポンプ19が作動させることによって、ノズルプレート面61及び吸収材22を介して記録ヘッド30及びチューブ20A等(図1参照)内のインクを廃インクタンク120側に強制的に排出することができる。
次に、主に図10と図11を参照しながら、本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態である図1のインクジェット式記録装置10におけるクリーニング方法の実施形態について説明する。
図10は、インクジェット式記録装置10のクリーニング方法の一例を示す図である。
図11は、インクジェット式記録装置10の要部を示す概略図である。
図4のホストコンピュータからの信号によって、インクジェット式記録装置10が起動してクリーニングの指示が与えられると、図2の制御装置100は、増粘インク置換クリーング判断情報45によって、増粘インク置換クリーニングか、それ以外の通常クリーニングかを判断する(ステップST1)。
通常クリーニングであれば、制御部100は、通常のクリーニングシーケンスを実行する(ステップST21)。
増粘インク置換クリーニングであれば、インク吸引装置11が、インクとを吸引する粘度判断用吸引ステップの一例であるステップST2を実行する。
具体的には、図4の制御装置100が、粘度測定用吸引制御情報46に基づいて、インク吸引装置11及び吸引ポンプ19等を制御して、図1のチューブ20A等内のインクの粘度測定用吸引を開始する。
続いて、気泡取り入れ弁12Aが、チューブ20A等に、気泡を取り入れる気泡取り入れステップとの一例であるステップST3を実行する。
具体的には、図11(a)に示すように、気泡取り入れ弁12A等を例えば、1秒間開放して、チューブ20A等に気泡Hをとり込む。
続いて、図1の第1光学センサ群201及び第2光学センサ群202が、気泡Hがチューブ20A等を移動する移動速度を測定する移動速度測定ステップの一例であるステップST4ないしST7を実行する。
具体的には、気泡Hが、図11(a)の第1基準点を通過してから第2基準点を通過するまでの間における、吸引ポンプ19の駆動を制御するステップモータ19aのステップ数によって気泡Hの移動速度を測定する。
すなわち、気泡Hが図1の第1光学センサ201Aを通過したかを判断し(ステップST4)、通過した場合(11(b)参照)には、制御部100は、ステップモータ19aのステップ数のカウントを開始する(ステップST5)。
続いて、第2光学センサ201Aを通過したかを判断し(ステップST6)、通過した場合(図11(c)参照)には、制御装置100は、ステップモータ19aのステップ数のカウントを終了し、増粘測定用吸引を停止する(ステップST7)。
続いて、制御装置100は、気泡Hの移動速度とインクの粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断ステップの一例であるステップST8を実行する。
具体的には、制御装置100は、上述のステップST5ないしステップST7でカウントされたステップモータ19aのステップ数と、図2の粘度判断情報47に基づいて、インクの粘度を判断する。図5(a)に示す粘度判断情報47に基づいて例えば、ステップ数が30000回であれば、粘度は7ミリパスカルセカンド(mPa・s)であると判断する。
続いて、制御装置100は、インク吸引装置11によって、インクの粘度に応じてインクをチューブ20A等及び記録ヘッド30から吸引するクリーニング用吸引ステップの一例であるステップST9を実行する。
具体的には、制御装置100は、増粘置換用吸引制御情報48に基づいて、上述のステップST8で判断したインクの粘度と、インクの粘度と前記負圧発生手段の動作数の関係を示す粘度動作数情報に基づいて、インクをチューブ20A等及び記録ヘッド30内のすべてのインクを吸引して排出する。
図5(b)に示す粘度動作数情報に基づいて例えば、ステップST8で判断したインクの粘度が7ミリパスカルセカンド(mPa・s)であれば、60000ステップ必要であると判断し、図11のステップモータ19aを60000ステップ作動させる(ステップST10)。
図示した本発明の実施形態においては、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク等の各インクを使用する4つのインクカートリッジが、キャリッジに装着できるようになっている。このインクカートリッジはこれに限らず、ブラックインク用のインクカートリッジだけを備えているものや、ブラックインクを除いた2色や3色のカラーインク用の3つのインクカートリッジや、あるいは5つ以上のインクカートリッジを備えているものであってもよい。
本発明は、インクジェット式記録装置としての上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。さらに、上述の各実施形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。また、本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
本発明の液体噴射装置の好ましい実施形態であるインクジェット式記録装置を示す図。 第1気泡検出センサ等を示す概略図 第1気泡検出センサ等を示す概略図 図1の記録装置の電気的接続例を示す図。 粘度判断情報の一例を示す図。 インク吸引装置が吸引する直前の状態を示す図。 インク吸引装置が吸引している状態を示す図。 記録ヘッドのノズルプレート面の形状例を示す図。 記録ヘッドの内部構造例を示す図。 本発明の実施形態におけるクリーニング方法を示すフロー図。 記録装置の要部を示す概略図。
符号の説明
9A,9B,9C,9D・・・インクカートリッジ(液体貯蔵部の一例)、10・・・インクジェット式記録装置(液体噴射装置の一例)、11・・・インク吸引装置(吸引装置の一例)、12A,12B,12C,12D・・・気泡取り入れ弁、20A,20B,20C,20D・・・チューブ(液体供給部材の一例)、30・・・記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一例)、45・・・増粘インク置換クリーニング判断情報、46・・・粘度測定用吸引制御情報、47・・・粘度判断情報、48・・・増粘置換用吸引制御情報、100・・・制御装置、201A,201B,201C,201D,202A,202B,202C,202D・・・気泡検出センサ、H・・・気泡

Claims (11)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体を蓄えている液体貯蔵部と、
    前記液体貯蔵部から前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体通路と、
    前記液体噴射ヘッド及び前記液体通路の前記液体を吸引する液体吸引手段と、
    前記液体通路に気泡を取り入れる気泡取り入れ手段と、
    前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を測定する移動速度測定手段と、
    前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断手段と、
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体吸引手段は、前記液体に負圧を付与して吸引するための負圧発生手段を有し、
    前記移動速度測定手段は、前記気泡が前記液体通路の第1基準点を通過してから第2基準点を通過するまでの間における、前記負圧発生手段の動作数によって前記移動速度を測定することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記移動速度測定手段は、前記気泡が前記第1基準点及び第2基準点を通過したか否かを、光学センサによって検知することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の液体噴射装置。
  4. 前記粘度と前記負圧発生手段の動作数の関係を示す粘度負圧動作数情報に基づいて、前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引することを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の液体噴射装置。
  5. 前記液体吸引手段は、前記液体通路内のすべての前記液体を吸引することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液体噴射装置。
  6. 液体を噴射する液体噴射装置の液体吸引手段が、前記液体を吸引する粘度判断用吸引ステップと、
    前記液体噴射装置の気泡取り入れ手段が、前記液体を蓄えている液体貯蔵部から前記液体を液体噴射ヘッドに対して供給する液体通路に、気泡を取り入れる気泡取り入れステップと、
    前記液体噴射装置の移動速度測定手段が、前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を測定する移動速度測定ステップと、
    前記液体噴射装置の粘度判断手段が、前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断ステップと、
    を有することを特徴とする液体噴射装置の粘度判断方法。
  7. 前記液体吸引手段は、前記液体に負圧を付与して吸引するための負圧発生手段を有し、
    前記移動速度測定ステップでは、前記移動速度測定手段が、前記気泡が前記液体通路の第1基準点を通過してから第2基準点を通過するまでの間における、前記負圧発生手段の動作数によって前記移動速度を測定することを特徴とする請求項6に記載の粘度判断方法。
  8. 前記移動速度測定ステップでは、前記移動速度測定手段が、前記気泡が前記第1基準点及び第2基準点を通過したか否かを、光学センサによって検知することを特徴とする請求項7に記載の粘度判断方法。
  9. 液体を噴射する液体噴射装置の液体吸引手段が、前記液体を吸引する粘度判断用吸引ステップと、
    液体噴射装置の気泡取り入れ手段が、液体を蓄えている液体貯蔵部から前記液体を液体噴射ヘッドに対して供給する液体通路に、気泡を取り入れる気泡取り入れステップと、
    前記液体噴射装置の移動速度測定手段が、前記気泡が前記液体通路を移動する移動速度を測定する移動速度測定ステップと、
    前記液体噴射装置の粘度判断手段が、前記移動速度と前記液体の粘度の関係を示す速度粘度情報に基づいて、前記液体の粘度を判断する粘度判断ステップと、
    前記液体噴射装置の液体吸引手段が、前記液体の粘度に応じて前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引するクリーニング用吸引ステップを有することを特徴とする液体噴射装置のクリーニング方法。
  10. 前記液体吸引手段は、前記液体に負圧を付与して吸引するための負圧発生手段を有し、
    前記クリーニング用吸引ステップでは、前記液体吸引手段が、前記粘度と前記負圧発生手段の動作数の関係を示す粘度動作数情報に基づいて、前記液体を前記液体通路及び前記液体噴射ヘッドから吸引することを特徴とする請求項9に記載の液体噴射装置のクリーニング方法。
  11. 前記吸引ステップにおいては、前記液体吸引手段が、前記液体通路内のすべての前記液体を吸引することを特徴とする、請求項9又は請求項10のいずれかに記載の液体噴射装置のクリーニング方法。
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