JP2006256021A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の位置が主走査方向に片寄ったり、斜行しても、画像位置が記録媒体位置に対して相対的に移動し、ずれることなく、かつ、画像データを最大限に記録媒体に記録可能とする画像記録装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体検出手段により最初の走査で検出された記録媒体位置から画像データ位置を制御し、走査毎に検出された記録媒体位置から印画する範囲を制御することにより、画像位置が記録媒体位置に対して相対的に移動し、ずれることなく、かつ、画像データを最大限に記録媒体に記録することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像記録装置に関する。特に、記録ヘッドを走査して記録を行うインクジェット方式等の画像記録装置に関する。
画像記録装置における縁なし記録に関して、以下の方法が知られている。
1.記録媒体の4辺に、はみ出して縁なし記録する技術(例えば、特許文献1および特許文献2参照)や、記録媒体の4辺のはみ出し量を設定可能とする技術(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、これらの方法では、はみ出したインクが記録媒体や記録装置内を汚さないようにする必要があるが、はみ出したインクを除去する手段を設けた場合は装置が複雑で大型になりコストアップの要因にもなった。また、インクが記録媒体に接触しないように記録媒体支持部材にリブを設ける場合は、記録媒体が記録媒体支持部材から浮き上がって記録ヘッドと接触し給送不良を発生させ、記録媒体がリブの凹凸に沿って記録ヘッドと記録媒体間の距離が変動し、画質が劣化するという問題があった。また、記録媒体位置が主走査方向にずれると、記録媒体に対する画像位置がずれ、はみ出し量が小さい場合は記録媒体端部に余白が生じてしまうという問題があった。
2.キャリッジ上のセンサで記録媒体位置を検出し、記録媒体外の画像データをマスクして記録媒体外の記録を行わないようにする技術(例えば、特許文献4から特許文献8参照)。
これらの方法では、記録媒体位置が主走査方向にずれると、記録媒体に対する画像位置がずれてしまうという問題があった。また、縁なし記録を行う場合、画像データの大きさが記録媒体の大きさに対して十分に大きくないと、記録媒体位置が主走査方向にずれたとき、余白が生じてしまうという問題もあった。また、複数ノズルのヘッドを使う場合、記録媒体が斜行すると全ノズル同時にマスクをかける方式では、画像端部が階段状になってしまうという問題もあった。
3.キャリッジ上のセンサで記録媒体位置を検出し、記録タイミングを遅延させて画像位置を調整する技術(例えば、特許文献9参照)。
この方法では、1走査ごとに画像位置を調整しない場合、記録媒体が斜行すると画像が記録媒体外にはみ出したり、余白が生じてしまうという問題があった。1走査ごとに画像位置を調整する場合、記録媒体が斜行すると画像が記録媒体に合わせて斜行してしまったり、記録媒体の端部が曲がっていたりごみが付着していると記録媒体の外形に沿って画像が歪んでしまうという問題があった。
4.キャリッジ上のセンサで記録媒体位置を検知し、それを基準に記録範囲を記録媒体の外側まで設定し、はみ出すインク量を最小限にする技術(例えば、特許文献10参照)。
この方法では、記録範囲に合わせて画像データをマスクするのか、画像位置を移動させるのか記載されていないが、前者の場合は2.と同様の問題が、後者の場合は3.と同様の問題があった。
5.画像記録に先立って空走査を行い、記録媒体の両端位置を検知して記録媒体の幅を算出し、画像のセンターが記録媒体のセンターとなるように記録位置を設定する技術(例えば、特許文献11参照)。
この場合、記録媒体が斜行すると画像が記録媒体外にはみ出したり、余白が生じてしまうという問題があった。また、画像記録に先立って1回空走査を行う必要があり、処理速度が低下するという問題もあった。
特開平8−169155号公報 特開2003−34024号公報 特開2003−177898号公報 特許2698682号公報 特開平8−244300号公報 特開2002−67460号公報 特開2004−122685号公報 特開2004−174791号公報 特開平4−241981号公報 特開2002−103589号公報 特開2004−243741号公報
本発明は、記録媒体の位置が主走査方向に片寄ったり、斜行しても、画像位置が記録媒体位置に対して相対的に移動し、ずれることなく、かつ、画像データを最大限に記録媒体に記録可能とする画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
(請求項1)画像データを入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された画像データを保持する画像メモリと、
画像データに基づく画像を記録媒体に印画する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載したキャリッジと、
前記キャリッジを前記記録媒体に対して主走査方向に走査させるキャリッジ走査手段と、
前記記録媒体を前記主走査方向と垂直をなす副走査方向に搬送させる記録媒体搬送手段とを有し、
前記記録ヘッドの対向位置に存在する記録媒体に、前記キャリッジの走査と前記記録媒体の搬送により、前記入力手段に入力された画像データに基づく画像を印画する画像記録装置であって、
前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体の辺縁位置を検知する記録媒体検知手段と、
前記記録媒体搬送手段により搬送された記録媒体に対する前記キャリッジの第1の走査において、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置に基づいて、画像の記録位置を制御する画像データ位置制御手段と、
前記第1の走査が行われた後の前記キャリッジの走査において、前記記録媒体検知手段が検知した前記記録媒体の辺縁位置情報に基づいて、画像の印画範囲を制御する印画範囲制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
(請求項2)前記画像メモリに保持された画像データにより定められる画像端位置と、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置とで定められる相対位置情報を保持する画像相対位置保持手段を有し、
前記画像データ位置制御手段は、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置と、前記画像相対位置保持手段に保持された相対位置情報に基づいて、画像の記録位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
(請求項3)前記記録媒体の主走査方向の幅に関する情報を保持する記録媒体幅保持手段を有し、
前記画像データ位置制御手段は、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置と、前記記録媒体幅保持手段に保持された記録媒体の主走査方向の幅と、前記画像メモリに保持された画像データとに基づいて、画像の記録位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
(請求項4)前記画像データ位置制御手段は、主走査方向において、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置よりも、前記画像メモリに保持された画像データにより定められる画像端位置を、前記記録媒体の外側に位置させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項5)記録媒体の主走査方向先端側の余白情報と、記録媒体の主走査方向後端側の余白情報とを保持する余白情報保持手段を有し、
前記印画範囲制御手段は、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の先端側辺縁位置と、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の後端側辺縁位置と、前記余白情報保持手段に保持された余白情報とに基づいて、画像の印画範囲を制御することを特徴とする、請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項6)前記余白情報保持手段に保持された余白情報を変更する手段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
(請求項7)前記記録媒体検知手段は、画像記録に先立って、前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の副走査方向の先端を検知し、
前記記録媒体検知手段が前記記録媒体の副走査方向の先端を検知した後に、前記画像データ位置制御手段は、副走査方向の画像の記録位置を制御し、前記印画範囲制御手段は、画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項8)前記キャリッジ走査手段は、前記キャリッジを主走査方向に沿って第1の方向及び第2の方向に移動させるものであり、
前記記録媒体検知手段は、前記キャリッジの移動する第1の方向の端部に設けられた、第1の記録媒体検知手段と、前記キャリッジの移動する第2の方向の端部に設けられた、第2の記録媒体検知手段とを備え、前記印画範囲制御手段は、前記キャリッジが第1の方向に移動しているとき、前記第1の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置に基づいて画像記録範囲を制御し、
前記キャリッジが第2の方向に移動しているとき、前記第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置に基づいて画像記録範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項9)前記キャリッジが前記第1の方向に移動するときの主走査方向先端側の余白情報と、前記キャリッジが前記第1の方向に移動するときの主走査方向後端側の余白情報とを保持する第1の余白情報保持手段と、
前記キャリッジが前記第2の方向に移動するときの主走査方向先端側の余白情報と、前記キャリッジが前記第2の方向に移動するときの主走査方向後端側の余白情報とを保持する第2の余白情報保持手段とを有し、
前記印画範囲制御手段は、
前記キャリッジが、第1の方向に移動しているときは、前記第1の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置と、前記第1の余白情報保持手段に保持された余白情報とに基づいて画像印画範囲を制御し、
前記キャリッジが第2の方向に移動しているときは、前記第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置と、前記第2の余白情報保持手段に保持された余白情報とに基づいて画像印画範囲を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
(請求項10)前記印画範囲制御手段は、
前記キャリッジが第1の方向に移動しているとき、前記第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置に基づいて画像記録範囲を制御し、
前記キャリッジが第2の方向に移動しているとき、前記第1の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置に基づいて画像印画範囲を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。
(請求項11)前記第1の記録媒体検知手段及び前記第2の記録媒体検知手段はそれぞれ、画像記録に先立って前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の副走査方向の先端を検知し、
前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段が前記記録媒体の副走査方向の先端を検知した後に、前記画像データ位置制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の副走査方向の先端の位置情報に基づいて副走査方向の画像記録位置を制御し、前記印画範囲制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段が検知した、前記記録媒体の副走査方向の先端の位置情報に基づいて副走査方向の画像印画範囲を制御することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項12)前記記録媒体搬送手段は、第1の記録媒体と第2の記録媒体とを主走査方向に配列した状態で搬送可能であり、
前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段はそれぞれ、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれの副走査方向の先端を検知し、
前記画像データ位置制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段がそれぞれ検知した、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれの副走査方向の先端の位置情報に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対する副走査方向の画像の記録位置をそれぞれ制御し、
前記印画範囲制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段がそれぞれ検知した、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれの副走査方向の先端の位置情報に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対する副走査方向の画像の印画範囲をそれぞれ制御することを特徴とする請求項11に記載の画像記録装置。
(請求項13)前記記録ヘッドは副走査方向に配列された複数の記録素子を備え、
前記記録媒体検知手段は、前記複数の記録素子のうち、記録媒体搬送方向の最も上流側の素子よりも、P/2だけ記録媒体搬送方向下流に配置されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像記録装置。
但し、Pは、前記キャリッジが1回走査する間に前記記録媒体搬送手段が搬送する記録媒体搬の副走査方向の搬送量である。
(請求項14)前記記録ヘッドは、副走査方向に配列された複数の記録素子を備え、
前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置を、前記キャリッジのN回分の走査に亘って記憶する主走査方向端部位置保持手段を有し、
前記印画範囲制御手段は、前記主走査方向端部位置保持手段に記憶された前記記録媒体のN個の辺縁位置情報に基づいて、前記複数の記録素子の各々の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像記録装置。
但し、Nは、N≧L/Pを満たす整数であり、Lは前記記録ヘッドにおける記録素子配列の副走査方向長さであり、Pは、前記キャリッジが1回走査する間に前記記録媒体搬送手段が搬送する記録媒体の副走査方向の搬送量である。
(請求項15)前記記録媒体搬送手段は、第1の記録媒体と第2の記録媒体とを主走査方向に配列した状態で搬送可能であり、
前記記録媒体検知手段は、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体各々の主走査方向端部の位置を検知し、
前記画像データ位置制御手段は、前記第1の走査において前記記録媒体検知手段が検知した前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体各々の主走査方向端部の位置に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれに対する画像記録位置を制御し、
前記印画範囲制御手段は、前記キャリッジの所定走査回数毎に、前記記録媒体検知手段が検知した前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体各々の主走査方向端部の位置に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれに対する画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項16)前記記録媒体搬送手段は、記録媒体を前記記録ヘッドによる記録位置まで搬送する搬送路と、前記搬送路中に配置され、記録媒体の副走査方向の先端及び後端を検知する記録媒体副走査検知手段とを備え、
前記画像データ位置制御手段は、前記記録媒体副走査検知手段が検知した記録媒体の副走査方向の先端位置に基づいて、副走査方向の画像記録位置を制御することを特徴とする請求項1乃至6、8、9または請求項13乃至15の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項17)前記記録媒体副走査検知手段は、主走査方向に配列された複数の記録媒体の各々に対して設けられ、前記画像データ位置制御手段は、各々の記録媒体副走査検知手段が検知した記録媒体副走査方向先端位置に応じて、前記複数の記録媒体の各々の副走査方向画像記録位置情報を制御することを特徴とする請求項16に記載の画像記録装置。
(請求項18)1つの記録媒体に対して、主走査方向に離間した2つの前記記録媒体副走査検知手段を備え、前記印画範囲制御手段は、2つの記録媒体副走査検知手段が検知した記録媒体副走査方向先端位置情報に応じて、副走査方向の画像記録範囲を制御することを特徴とする請求項16又は17に記載の画像記録装置。
(請求項19)前記記録媒体検知手段に対する前記記録ヘッドの主走査方向の相対位置に関連した情報を格納したヘッド記録位置格納手段を備え、
前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記ヘッド記録位置格納手段に格納された情報に基づいて画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至18の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項20)主走査方向に離間した複数の記録ヘッドを備え、
前記ヘッド記録位置格納手段は、前記記録媒体検知手段に対する前記複数の記録ヘッドそれぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報を格納し、
前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記ヘッド記録位置格納手段に格納された情報に基づいて前記複数の記録ヘッドそれぞれの、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項19に記載の画像記録装置。
(請求項21)前記記録ヘッドは主走査方向に離間した複数の記録素子列を備え、
前記ヘッド記録位置格納手段は、前記記録媒体検知手段に対する前記複数の記録素子列それぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報を格納し、
前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記ヘッド記録位置格納手段に格納された情報に基づいて前記複数の記録素子列にそれぞれの、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項19又は20に記載の画像記録装置。
(請求項22)前記キャリッジ走査手段は、前記キャリッジを主走査方向に沿って第1の方向及び第2の方向に移動させるものであり、
前記ヘッド記録位置格納手段は、第1の情報格納部及び第2の情報格納部を備え、
前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記キャリッジが第1の方向に移動するときは、前記第1の情報格納部に収納された情報に基づいて、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御し、前記キャリッジが第2の方向に移動するときは、前記第2の情報格納部に格納された情報に基づいて、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項19乃至21の何れか1項に記載の画像記録装置。
(請求項23)記録媒体に画像を記録する記録部と、
前記記録部へ記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを有し、記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体に画像データに基づく画像を記録する画像記録装置において、
前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の前端位置を検知する、少なくとも2つの記録媒体前端位置検知手段と、
少なくとも2つの前記記録媒体前端位置検知手段が検知した記録媒体前端位置に基づいて、前記記録媒体搬送手段に搬送される記録媒体の傾斜度を算出する記録媒体傾斜度算出手段と、
前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の、前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の位置を検出する記録媒体幅方向位置検知手段と、
前記記録媒体幅方向位置検知手段が検知した記録媒体幅方向位置と、前記記録媒体傾斜度算出手段が算出した記録媒体の傾斜度に基づいて、前記記録媒体に対する画像の記録位置を画像記録に先立って決定する画像記録位置決定手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
(請求項24)前記記録部は、記録媒体搬送方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを記録媒体幅方向に走査する記録ヘッド走査手段とを備え、
前記記録媒体傾斜度算出手段が算出した記録媒体の傾斜度に基づいて、前記記録ヘッドの走査位置に応じて記録に使用する前記記録ヘッド記録素子の使用範囲を制御する記録素子使用範囲制御手段を有することを特徴とする請求項23に記載の画像記録装置。
(請求項25)画像データを入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された画像データを保持する画像メモリと、
画像データに基づく画像を記録媒体に印画する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載したキャリッジと、
前記キャリッジを前記記録媒体に対して主走査方向に走査させるキャリッジ走査手段と、
前記記録媒体を前記主走査方向と垂直をなす副走査方向に搬送させる記録媒体搬送手段とを有し、
前記記録ヘッドの対向位置に存在する記録媒体に、前記キャリッジの走査と前記記録媒体の搬送により、前記入力手段に入力された画像データに基づく画像を印画する画像記録装置であって、
前記記録ヘッドは副走査方向に配列された複数の記録素子を備え、
前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体の辺縁位置を検知する記録媒体検知手段と、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置を、前記キャリッジのN回分の走査に亘って記憶する主走査方向端部位置保持手段と、
前記主走査方向端部位置保持手段に記憶された前記記録媒体のN個の辺縁位置情報に基づいて前記複数の記録素子の各々の印画範囲を制御する印画範囲制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
但し、Nは、N≧L/Pを満たす整数であり、Lは前記記録ヘッドにおける記録素子配列の副走査方向の長さであり、Pは、前記キャリッジが1回走査する間に前記記録媒体搬送手段が搬送する記録媒体の副走査方向の搬送量である。
記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、1)インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限抑えると同時に余白のない縁なし記録を行ったり、2)インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁なし記録を行ったり、3)主走査方向の縁の幅が一定となる縁つき記録を行ったり、4)記録媒体位置に画像データを合わせられることから、画像データを最大限に記録媒体に記録可能とすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、1枚の記録媒体に対して最初の走査で、記録媒体の主走査方向端部の位置を検知して、画像記録位置を決定するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれても、画像位置が記録媒体位置に対してずれることがない。また、キャリッジの走査毎に記録媒体の主走査方向端部の位置を検知して、画像記録範囲を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体の主走査方向端部の位置と、予め保持された相対位置情報とに基づいて画像記録位置を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれても、記録媒体主走査方向端部を基準に一定の位置に画像を記録することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体の主走査方向端部の位置と予め保持された記録媒体の幅情報とに基づいて画像記録位置を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれても、記録媒体主走査方向の中心部を基準に一定の位置に画像を記録することができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像の位置が記録媒体よりも外側に位置することで、記録媒体が斜行しても余白のない縁無し記録を行ったり、余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったりすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体の主走査方向端部の位置と、予め保持された余白情報とに基づいて印画範囲を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、予め保持された余白情報を変更することができ、記録媒体主走査方向端部を基準に一定の位置に画像を印画することができる。
請求項7に記載の発明によれば、記録媒体の副走査方向端部の位置を検知して、画像記録位置を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、キャリッジが主走査方向に往復しながら印画する時に、主走査方向先端に位置する記録媒体検知手段により記録媒体の端部位置を検知することができ、記録媒体の位置が主走査方向にずれても、記録媒体主走査方向端部を基準に一定の位置に画像を記録することができる。
請求項9に記載の発明によれば、キャリッジが主走査方向に往復しながら印画する時に、主走査方向先端に位置する記録媒体検知手段により記録媒体の端部位置を検知することができ、予め保持された余白情報に基づいて印画範囲を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、キャリッジが主走査方向に往復しながら印画する時に、主走査方向後端に位置する記録媒体検知手段により記録媒体の端部位置を検知することができ、その位置と予め保持された余白情報に基づいて印画範囲を制御するので、第1及び第2の記録媒体検知手段の位置や感度を調整しなくても印画範囲を正確に制御することができる。
請求項11に記載の発明によれば、第1及び第2の記録媒体検知手段により、記録媒体の副走査方向端部の位置を検知して、画像記録位置を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、第1及び第2の記録媒体検知手段により、第1及び第2の記録媒体の副走査方向端部の位置を検知して、画像記録位置を制御するので、第1及び第2の記録媒体の位置が副走査方向にずれても、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項13に記載の発明によれば、記録媒体検知手段のキャリッジへの搭載位置が、記録ヘッドの副走査方向に配列された記録素子の記録媒体搬送方向の最も上流の素子よりも、P/2だけ記録媒体搬送方向下流に配置されているので、記録媒体が、斜行しても副走査方向に均等の位置で主走査方向の記録媒体端部位置の検知ができ、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項14に記載の発明によれば、記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置をN回のキャリッジの走査に亘って記憶し、記録媒体が、斜行しても副走査方向にN回の均等の位置で主走査方向の記録媒体端部位置の検知ができ、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項15に記載の発明によれば、第1及び第2の記録媒体検知手段により、第1及び第2の記録媒体の主走査方向端部の位置を検知して、画像記録位置を制御するので、第1及び第2の記録媒体の位置が主走査方向にずれても、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項16に記載の発明によれば、記録媒体の搬送路と、搬送路中に設けられた、副走査方向の記録媒体先後端部を検知する記録媒体検知手段により、記録媒体の副走査方向先端部の位置を検知して、画像記録位置を制御するので、記録媒体の位置が副走査方向にずれても、記録媒体副走査方向先端部を基準に画像を記録することができ、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項17に記載の発明によれば、複数の記録媒体の搬送路と、搬送路中に設けられた、副走査方向の記録媒体先後端部を検知する記録媒体検知手段により、記録媒体の副走査方向先端部の位置を検知して、画像記録位置を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項18に記載の発明によれば、2つの離間した記録媒体検知手段により、副走査方向の記録媒体先後端部を検知し、画像印画範囲を制御するので、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項19に記載の発明によれば、記録媒体検知と記録ヘッドの主走査方向の相対位置に関連した情報から、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項20に記載の発明によれば、記録媒体検知と主走査方向に離間した複数の記録ヘッドのそれぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報から、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項21に記載の発明によれば、記録媒体検知と主走査方向に離間した複数の記録素子列のそれぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報から、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項22に記載の発明によれば、キャリッジが主走査方向に往復しながら印画する時に、記録媒体検知と主走査方向に離間した複数の記録ヘッドのそれぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報から、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項23に記載の発明によれば、少なくとも2つの記録媒体前端位置検知手段が検知した記録媒体前端位置に基づいて、記録媒体の傾斜度を算出し、記録媒体幅方向位置検出手段が検知する記録媒体幅方向位置とで、画像記録に先立って、記録位置を決定するため、記録媒体の位置が斜行しても、画像位置が記録媒体位置に対してずれることがない。また、キャリッジの走査毎に記録媒体の主走査方向端部の位置を検知して、画像記録範囲を制御するので、記録媒体の位置が斜行しても、記録媒体位置と画像位置を、例えば中心を合わせることなどができる。
請求項24に記載の発明によれば、少なくとも2つの記録媒体前端位置検知手段が検知した記録媒体前端位置に基づいて記録媒体の傾斜度を算出し、複数の記録素子を有する記録ヘッドの操作位置に応じて記録に使用する記録素子の使用範囲を制御し、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
請求項25に記載の発明によれば、記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置をN回のキャリッジの走査に亘って記憶し、記録媒体が、斜行しても副走査方向にN回の均等の位置で主走査方向の記録媒体端部位置の検知ができ、記録媒体の位置が主走査方向にずれたり、斜行しても、インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えると同時に余白のない縁無し記録を行ったり、インクが記録媒体の外側にはみ出すことを防止すると同時に余白を最小に抑えた実質的な縁無し記録を行ったり、主走査方向の縁の幅が一定となる縁付き記録を行ったりすることができる。
以下に図面に基づき本発明に係るインクジェットプリンタの実施の形態について説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
本発明に係る第1の実施の形態である画像記録装置100について図1および図2を参照して説明する。
図1は、画像記録装置100の構成を示すブロック図であり、図2は実施の形態1に係るキャリッジ200を中心とした記録手段120の構成を示す外観図である。
画像記録装置100は、記録手段120、制御手段110、画像メモリ130及び入力手段であるインターフェース150を含む。
インターフェース150は、画像記録装置100と通信回線を介して接続されるホストコンピュータ190に格納されている画像データを、画像記録装置100に取り込む入力手段をなす。
記録手段120は、制御手段110の制御により記録媒体に印画を行う。ここで、記録手段120は、キャリッジ200、記録媒体搬送手段140、キャリッジ走査手段180、キャリッジ200に搭載され記録媒体7a、7bの辺縁位置を検知する記録媒体検知手段160、記録ヘッド(以下、ヘッドという)3K、3C、3M、3Yを駆動するヘッドドライバ30を含み、制御手段110は、画像メモリ130、画像データ位置制御手段111、印画範囲制御手段112、主走査ポジションカウンタ113、ヘッド記録位置格納手段114、画像相対位置保持手段115、主走査方向端部位置保持手段116、余白情報保持手段117、全体制御部118を含む。
画像メモリ130は、画像データを記憶しており、この画像情報が制御手段110によりキャリッジ200に搭載されているヘッド3K、3C、3M、3Yから、記録媒体7a、7bに出力される。
キャリッジ200は、ホームポジションにて待機しているが、キャリッジ走査手段180により記録媒体7a、7bが搬送される方向(図2の矢示C方向)と直交する主走査方向(図2の矢示A方向)に移動を行い、ヘッド3K、3C、3M、3Yからのインクの吐出により印画を行う。なお、キャリッジ200の主走査方向の位置情報は、キャリッジ200の主走査方向と平行に設けられたリニアエンコーダ170のパターン情報(180ドット/25.4mm)をリニアエンコーダセンサ172により読みとり、逓倍回路171により1440ドット/25.4mm単位のパルス信号として、ホームポジションセンサ173で検出した位置を基準に、制御手段110内の主走査ポジションカウンタ113に送られる。
記録媒体搬送手段140は、記録媒体7a、7bを搬送方向である副走査方向(図2の矢示B方向)に搬送する。また、記録媒体搬送手段140も図示されない付属するロータリーエンコーダ等により、記録媒体の副走査方向への移動距離を検出し、情報を制御手段110に送る。
また、記録媒体検知手段160で検出した辺縁位置情報は前記リニアエンコーダセンサ172で読みとられた主走査方向の位置情報と前記ロータリーエンコーダで読みとられた副走査方向の位置情報はともに制御手段110に送られる。
画像データ位置制御手段111は、記録媒体検知手段160により検出された記録媒体7a、7bの辺縁情報、画像相対位置保持手段115に保持された値と画像メモリ130からの画像情報に基づき、画像データに基づく画像の記録位置を決める。
印画範囲制御手段112は、記録媒体検知手段160により検出された記録媒体7a、7bの辺縁情報、余白情報保持手段117に保持された値と画像メモリ130からの画像情報に基づき、画像データを記録媒体7a、7bに印画する印画範囲を決める。
また、画像データ位置制御手段111及び印画範囲制御手段112は、ヘッド記録位置格納手段114に格納されている各ヘッドの主走査方向印字位置関連情報を参照して制御を行う。
つづいて、記録手段120のキャリッジ200を中心とした構成を図2を用いて説明する。主走査方向を向く支持棒13にキャリッジ200が主走査方向(矢示A方向)に移動可能に配置される。キャリッジ200は、支持棒13上をステッピングモータ5によりローラ6a、6bと駆動ベルト4を介して駆動されることにより、主走査方向に移動しながら印画を行う。キャリッジ200にはC、M、Y、K、の各カートリッジ1K、1C、1M、1Yが着脱可能に装着されている。この各カートリッジ1K、1C、1M、1Yの下端部には、ヘッド3K、3C、3M、3Yが存在し、各ヘッドの複数の記録素子(以下、ノズルという)からキャリッジ200の下部に存在する2枚の記録媒体7a、7bに、インクの吐出が行われる。
なお、本実施の形態では、以下の説明に置いて、キャリッジ200がホームポジションから離間する第1の方向(矢示A1方向)に移動する工程を往路、キャリッジ200がホームポジションに向かう第2の方向(矢示A2方向)に移動する工程を復路という。
記録媒体搬送手段140は副走査方向(矢示B方向)に複数の記録媒体7a、7bを搬送するローラ等の紙送り機構からなり、プラテン部9に搬送ローラ124a、124bにて記録媒体7a、7bを送り込む。当然搬送ローラ124a、124bは1本の搬送ローラでも構わない。
図3は、本実施の形態1に係るヘッドのノズルの並びを図示したものである。ヘッド3Y、3M、3C、3Kのノズル位置は、間隔P=70.6μm、d=1.41μmで255ノズルの左列(以下、LまたはL列という)と256ノズルの右列(以下、RまたはR列という)の2列千鳥配列を使用している。
図4は、キャリッジ200の主走査方向の両端部に装着されている記録媒体検知手段160である検出センサ160a、160bを図示し、第1の記録媒体検知手段である検出センサ160aはヘッド3Yの脇に位置し、検出センサ160bはヘッド3Kの脇に位置している。また、検出センサ160a,160bの副走査方向の位置は、ヘッド3Y、3Kの、記録媒体の搬送方向上流のノズル位置より、印画中の副走査の搬送距離Pの1/2の距離分、下流側に寄った位置に装着されてる。副走査の搬送距離Pは、1440ドット/25.4mmの画像を511ノズルのヘッド3Y、3M、3C、3Kで印画することから、9.01mmとしている。9.01mmは1440ドット/25.4mmの511画素分の距離である。ここで、検出センサ160a、160bは、発光面および受光面を記録媒体側に有し、記録媒体からの反射光を検知する。なお、検出センサ160a、160bは、キャリッジ200に装着されているので、ヘッドと同様の精度で主走査方向に移動および検査を行う。
また、図5に検出センサ160a、160bの断面を示す。検出センサ160a、160bは、発光部161および受光部162からなる。発光部161は、赤あるいは赤外領域の光を含む光源166およびこの光源から出る光を記録媒体上に結像させる集光レンズ163を有し、記録媒体上の検出点に光のスポットを形成する。また、受光部162は、記録媒体上の検出点からの反射光を検出する光センサ164と、この光センサ164に記録媒体上の検出点からの反射光を結像させる集光レンズ165を有している。
ここで、記録媒体7a、7bの検出センサ160a、160bとは反対側に位置するプラテン部8は、例えば、光を反射しない黒色等に着色される。これにより、反射光の強度の違いにより、記録媒体7a、7bの有無が検出される。更に、光源が赤あるいは赤外領域の光を含むこととした場合には、記録媒体上に黒色インクが存在した場合にも、黒色インクおよびプラテン部8からの赤あるいは赤外光の反射率の違いにより、記録媒体7a、7bの有無を近藤を生じることなく区別することができる。
また、記録媒体上の検出点に形成される光のスポット径は、集光レンズにより記録媒体上に形成される画像情報の画素の大きさと同様、もしくはより小さいスポット径にされる。これにより、画素単位で、スポット位置における記録媒体7a、7bの存在の有無を検出することができる。なお、検出センサ160a、160bはキャリッジ200に装着されているので、主走査方向の検出センサ160a,160bの位置は印画を行う際のキャリッジ200と同程度の画素単位の精度を有する。従って、検出センサ160a,160bは、主走査方向で記録媒体7a、7bの有無を画素単位で検出する。
また、図5に示す検出センサにリニア型光センサを用いることもできる。リニア型光センサは、主走査方向に高精度に一元配列された光センサからなるので、検出点における記録媒体3の有無をさらに主走査方向の詳細な位置情報を持って、検出することができる。このリニア型光センサは、後述する記録媒体3の上辺あるいは下辺の辺縁部を検出する際に、特に少ない誤差で上辺あるいは下辺位置を検出することができる。
続いて、本発明の実施の形態の一例である画像記録装置100の印画を行う際の動作を、図6乃至図9に示した記録媒体7a,7bをキャリッジを往復移動させて印画する場合のフローチャート図、図10乃至図24に示す記録媒体7a、7bとキャリッジ200の位置関係図を参照して説明する。なお、以下に説明する動作において画像記録装置100の状態は、電源は投入され複数の記録媒体7a、7bは配置され、キャリッジ200はスタート位置(ホームポジション)にあり、2つの画像A,Bを2枚の記録媒体7a,7bに1440ドット/25.4mmで記録する動作を説明する。
まず、往路で記録媒体7aに印画する場合、ステップS01でホストコンピュータから1つめの画像Aに関する情報(記録媒体寸法、画素数等)がインターフェイス150を介して全体制御部118に転送され、続いて、画像Aの画像データがインターフェイス150を介して画像メモリ130に転送される。
画像Aの画像データが全て転送されると、ステップS02で、2つめの画像Bに関する情報(記録媒体寸法、画素数等)が全体制御部118に転送され、続いて、画像Bの画像データが画像メモリ130へ転送される。
そして、ステップS03で、全体制御部118は、キャリッジ走査手段180を作動させる。ステップS04で検出センサ160a、160bがそれぞれ記録媒体7a、7bの搬送路に対向する位置にキャリッジ走査手段180を制御し、キャリッジ200を停止させる。(図10参照)
ステップS05で全体制御部118は、記録媒体搬送手段140である1つ若しくは二つの副走査モータ(図示せず)、搬送ローラ124a,124bを駆動して、記録媒体7a、7bをプラテン部8に搬送し、ステップS06で記録媒体7a、7bの先端が記録媒体検知センサ160a、160bによって検知の有無の判断がなされ、検知されると全体制御部118に通知する。
ステップS07で全体制御部118は記録媒体検知センサ160a、160bがそれぞれ記録媒体7a、7bの先端を検知した時点から、記録媒体搬送手段140によりさらにそれぞれの記録媒体7a、7bをP/2+Bfだけ搬送して、ステップS08で記録媒体搬送手段140の作動を停止し、それぞれの搬送ローラ124a,124bを停止する。ここで、Pは記録ヘッド1走査ごとに記録媒体を搬送する搬送量であり、本実施例では、前述よりP=9.01mmとなっている。なお、記録媒体検知センサ160a、160bの記録媒体検知位置は、キャリッジ200に搭載されたヘッド3K、3C、3M、3Yの記録媒体搬送方向(副走査方向)最上流側のノズル位置より、P/2だけ下流に設けてあるので(図10参照)、結局、記録媒体7a、7bの先端は、ヘッド3K、3C、3M、3Yの記録媒体搬送方向(副走査方向)最上流側のノズル位置よりP+Bfだけ下流で停止していることになる。
ここで、Bfは後述するように記録媒体副走査方向先端の余白幅となる。BF<0とすれば、先端に余白のない縁なし記録を行うこともできる。本例ではBf=0.1mmとする。すなわち、記録媒体7a、7bの先端は、ヘッド最上流側のノズル位置より9.11mm下流で停止している。 (図11参照)
次にステップS09で、全体制御部118は、記録媒体検知センサ160a、160bが記録媒体7a、7bと対向しない所定の走査開始位置までキャリッジ200を移動する。(図12参照)全体制御部118は、画像Bの画像データが記録媒体送りピッチP分の幅だけ画像メモリに転送されたことを確認すると、ステップS10でキャリッジ200を往路方向に移動開始する。キャリッジ200上に設けられたリニアエンコーダセンサ172は、キャリッジ走査路に平行して設けられたリニアエンコーダ170の180ドット/25.4mmピッチのパタ−ンを読み取ってパルス信号を逓倍回路171に入力する。逓倍回路171は入力されたパルス信号を8逓倍し、1440ドット/25.4mm単位のパルス信号を主走査ポジションカウンタ113に入力する。主走査ポジションカウンタ113はキャリッジ200がA1方向に移動する往路ではアップカウンタとして作用し、A2方向に移動する復路ではダウンカウンタとして作用し、ホームポジションセンサ173により検知された位置を基点としたキャリッジ200の位置を1440ドット/25.4mm単位で保持している。
ステップS11で検出センサ160aが記録媒体7aの左端を検知すると、(図13参照)ステップS12で記録媒体検知センサ160aからパルス信号が画像データ位置制御手段111と主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS13で画像データ位置制御手段111は、このときの主走査ポジションカウンタ113の値と、ヘッド記録位置格納手段114、画像相対位置保持手段115を参照し、各ヘッド3K、3C、3M、3Yの列ごとにヘッド位置と画像データの位置関係を主走査オフセット値として、往路、復路それぞれについて制御する。
具体的にここでは、その制御の方法を画像データの基準点を記録媒体7aの2mm手前に取る場合を例に、キャリッジの往路、復路の移動時の検知センサ160a、160bの検出位置と各ヘッド3K、3C、3M、3Yより吐出されたインクの記録媒体7a、7bへの着弾位置とのズレを示した図25、および画像データ、記録媒体7a、7b、印画範囲の位置関係を示した図26を参照して説明する。
ここで、ヘッド記録位置格納手段114には、ヘッド3K、3C、3M、3Yの各2列のノズル列について往路、復路のキャリッジ200の移動時にヘッド3K、3C、3M、3Yより吐出されたインクの記録媒体7a、7bへの着弾位置の記録(ヘッド記録位置)が格納されている。(図25(c)参照)これは図25(a)、図25(b)に示す検出センサ160a、160bが記録媒体7a、7bを検出した時、ヘッド3K、3C、3M、3Yの各2列のノズル列からインクを吐出したときの記録媒体上の記録位置を1440ドット/25.4mm(17.6μm)単位で換算したものである。例えば、往路で検出センサ160aが記録媒体7aの左端すなわち往路方向での後端を検出したときにヘッド3YのR列から吐出されたインクは、検出センサ160aからDyr1の距離はなれた位置に着弾することを示している。
また、画像相対位置保持手段115には、画像データの基準点を記録媒体7aの2mm手前に取ることから、−2mmを1440ドット/25.4mm(17.6μm)単位で換算した値−113が格納されている。この画像相対位置保持手段115は不揮発メモリで構成し、値をあらかじめ画像記録装置100の操作部700やホストコンピュータ190から設定しておいてもよいし、または、揮発性メモリで構成し、ホストコンピュータ190から画像データの転送に先立って値を毎回、画像に関する他の情報(記録媒体寸法、画素数等)とともに転送し、設定してもよい。
検出センサ160aが記録媒体7aの左端を検知したときの主走査ポジションカウンタ113の値が、1700であったとすると、画像データ位置制御手段111は、往路のヘッド3YのR列のヘッド記録位置YRが1089であり、2mm分のカウンタ値が113であるので、ヘッド3YのR列の往路主走査オフセット値として、
1700+1089−113=2676
を算出する。(表1参照)
ここで、主走査オフセット値をOS、主走査ポジションカウンタ値をPC1、ヘッド記録位置をHP1、画像相対位置をRP1とすると、下記式(1)の関係を有する。
OS=PC1+HP1+RP1 (1)
以下、同様にして、画像データ位置制御手段111は、表1に示す記録媒体7aに関する往路及び復路の主走査オフセット値OSを算出し、内部に保持する。(ステップS14)
ステップS15で、主走査方向端部位置保持手段116が起動され、ステップS16で主走査ポジションカウンタの値が主走査方向端部位置保持手段116に保持される。主走査ポジションカウンタの値は、例えば表2に示したように、記録媒体7a,7bの左端及び右端について、ヘッド3K、3C、3M、3Yの記録素子を副走査方向にほぼ同数のノズルごとに分割した記録素子群(ノズル群)1乃至4に対応してそれぞれ予め設けられている。たとえば、記録媒体搬送方向上流側の第1群に対応する記録媒体7aの左端位置として、記録媒体検知センサ160aが記録媒体7aの左端に達したときの主走査ポジションカウンタの値は1700となる。本実施の形態では、R列に256個、L列に255個のノズルが180ドット/25.4mm(141μm)ピッチで形成されており、副走査ピッチはP=9.01mmなので、63乃至64ノズルごとに4つの記録素子群に分割されている。(9.01/0.141=63.875)
ステップS17で印画範囲制御手段112は、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の左端位置を参照し、各ヘッド3K、3C、3M、3Y各列の記録素子群ごとに記録開始タイミングを制御する。ここでは、記録媒体の左端から0.1mm内側から画像記録を開始することにする。(図26参照)従って、余白情報保持手段117には、記録媒体7aの左端記録開始/終了相対位置として、0.1mmを1440ドット/25.4mm(17.6μm)単位で換算した6が設定されている。(表4参照)印画範囲制御手段112は、ヘッド3YのR列ノズル群1の往路記録開始位置として、
1700+1089+6=2795
を算出する。
ここで、往路記録開始位置をRS1、記録媒体左端位置をPL1、ヘッド記録位置をHP1、左端記録開始/終了相対位置をBL1とすると、下記式(2)の関係を有する。
RS1=PL1+HP1+BL1 (2)
以下、同様にして、印画範囲制御手段112は、表5に示す記録媒体7a往路記録開始位置を算出し、ステップS18で内部に保持する。(表5参照)なお、ここで、記録媒体7a、7bの縁から0.1mm内側から画像記録を開始することとして余白情報保持手段117に6を設定したが、この値は、オペレータが操作部700等から設定したり、ホストコンピュータ190から指定できるように変更可能に構成してもよい。
また、印画範囲制御手段112は、ノズル群2から4の往路記録開始位置について、記録禁止を示す−1を設定する。
キャリッジ200は、さらに右に移動し、ステップS19で主走査ポジションカウンタ113の値がヘッド3Yの主走査オフセット値2676に達すると、画像メモリ制御手段131は画像メモリ130から対応する画像データを読み出し、印画範囲制御手段112に供給する。(図14参照)本実施例では、ヘッド3K、3C、3M、3Yと記録媒体7a、7bの位置が図27で示す関係にあるので、副走査方向に8画素おきに63ノズル分のデータAY(0,7),AY(0,15),AY(0,23),・・・・,Y(0,511)が印画範囲制御手段112に供給される。ここで、AY(x,y)は、画像Aの主走査座標x、副走査座標yのイエローデータを示す。主走査座標xは、主走査ポジションカウンタ113の値から、主走査オフセット値を減算して算出される。
ここで、主走査座標xは、主走査ポジションカウンタ値をPC1、主走査オフセット値をOSとすると、下記式(3)の関係を有する。
x=PC1−OS (3)
印画範囲制御手段112は、ヘッド3YのR列記録開始位置を参照し、主走査ポジションカウンタ値がノズル群1の記録開始位置2795に達していないので、ノズル群1に対応する画像データをマスクして非記録データに置換する。ノズル群2から4も記録禁止となっているので、非記録データに置換する。従って、ここでは、ヘッド3Yによる記録が行われない。
以下、キャリッジ200の移動に伴い、同様の動作を繰り返す。
ステップS20で、主走査ポジションカウンタ値がヘッド3YR列のノズル群1の記録開始位置2795に達すると、画像データAのデータAY(119,7),AY(119,15),AY(119,23),・・・・,AY(119,511)が印画範囲制御手段112に供給されるが、ヘッド3Yのノズル群1の記録開始位置に達しているので、ノズル群1に対応する画像データAY(119,7),AY(119,15),・・・AY(119,511)はマスクされずヘッドドライバ30に供給され、ノズル群1により対応する画像データに応じた記録が行われる。ノズル群2から4は記録禁止となっているので、画像データがマスクされ、ノズル群2から4では記録は行われない。
以降、ステップS21で、キャリッジ200の移動に伴い、主走査ポジションカウンタ値に応じた画像データがヘッドドライバ30に供給され、ヘッド3YR列のノズル群1による記録が行われる。同様にして主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド3YL列、3MR列、3ML列、3CR列、3CL列、3KR列、3KL列のノズル群1の記録開始位置に達すると、各ヘッドのノズル群1による記録が開始される。
ステップS22で、キャリッジ200がさらに移動し、記録媒体検知センサ160aが記録媒体7aの右端に達する(図15参照)と、ステップS23で、記録媒体検知センサ160aからパルス信号が主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS24で、主走査方向端部位置保持手段116の右端位置は、左端位置と同様、記録ヘッド各列の記録素子を副走査方向にほぼ同数のノズルごとに分割した記録素子群(ノズル群)に対応して設けられ、記録媒体搬送方向上流側の第1群に対応する記録媒体7aの右端位置として、記録媒体検知センサ160aが記録媒体7aの右端に達したときの主走査ポジションカウンタ113の値がステップS25で保持される。ここでは、主走査ポジションカウンタ113の値が、7369であったとする。
ステップS26で、印画範囲制御手段112は、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の右端位置を参照し、各記録ヘッド各列の記録素子群ごとに記録終了タイミングを制御する。ここでは、記録媒体の右端から0.1mm内側で画像記録を終了することにする。(図26参照)従って、余白情報保持手段117には、記録媒体7aの右端記録開始/終了相対位置として、0.1mmを1440ドット/25.4mm(17.6μm)単位で換算した6が設定されている。(表4参照) 印画範囲制御手段112は、記録ヘッド3YのR列ノズル群1の往路記録終了位置として、
7369+1089−6=8452
を算出する。
ここで、往路記録終了位置をRE1、記録媒体右端位置をPR1、ヘッド記録位置をHP1、右端記録開始/終了相対位置をBR1とすると、下記式(4)の関係を有する。
RE1=PR1+HP1−BR1 (4)
以下、同様にして、印画範囲制御手段112は、表4に示す記録媒体7a往路記録終了位置を算出し、ステップS27で、内部に保持する。
なお、ここで、記録媒体の縁から0.1mm内側で画像記録を終了することとして余白情報保持手段117に6を設定したが、この値は、オペレータが操作部700等から設定したり、ホストコンピュータ190から指定できるように変更可能に構成してもよい。
ステップS28で、キャリッジ200が、さらに右に移動し、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド3YR列のノズル群1の記録終了位置8452に達すると、印画範囲制御手段112は、画像データをマスクして非記録データに置換し、記録ヘッド3YR列による記録が終了する。
以下、ステップS29で同様にして、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド3YL列、3MR列、3ML列、3CR列、3CL列、3KR列、3KL列のノズル群1の記録終了位置に達すると、各ヘッドの記録が順次終了する。
以上で往路の記録媒体7aへの印画が終了するが、これと前後して、往路での記録媒体7bの印画工程がスタートする。ここでは、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS31で、記録媒体検知センサ160aが記録媒体7bの左端に達する(図16参照)と、ステップS32で、記録媒体検知センサ160aからパルス信号が画像データ位置制御手段111と主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS33で、画像データ位置制御手段111は、記録媒体7aと同様、このときの主走査ポジションカウンタの値と、ヘッド記録位置格納手段114、画像相対位置保持手段115を参照し、各記録ヘッドの列ごとにヘッド位置と画像データの位置関係を主走査オフセット値として、往路、復路それぞれについて制御する。ここで、このときの主走査ポジションカウンタの値が9070、画像データの基準点を記録媒体7bの2mm手前に取るとすると、記録媒体7aの場合と同様に、表1に示す記録媒体7bに関する往路及び復路の主走査オフセット値が算出され、画像データ位置制御手段111の内部にステップS34で、保持される。(表1参照)
ステップS35で、主走査方向端部位置保持手段116は、記録媒体7aの場合と同様、ノズル群1に対応する記録媒体7bの左端位置として、主走査ポジションカウンタ113の値9070をステップS36で保持する。(表2参照)
ステップS37で、印画範囲制御手段112は、記録媒体7aの場合と同様、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の左端位置を参照し、表5に示す記録媒体7bの往路記録開始位置を算出し、内部にステップS38で保持する。
キャリッジ200が、さらに右に移動し、ステップS39で、主走査ポジションカウンタ113の値が記録ヘッド3Yの主走査オフセット値10046に達すると、画像メモリ制御手段131は画像メモリ130から記録媒体7bに対応する画像データを読み出し、印画範囲制御手段112に供給されるが、記録媒体7aの場合と同様、主走査ポジションカウンタ113の値が記録ヘッド3YR列記録開始位置位置10165に達するまでは印画範囲制御手段112が画像データをマスクし、記録ヘッド3YR列による記録媒体7bへの記録は開始されない。
ステップS40で、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド3YR列のノズル群1の記録媒体7b記録開始位置10165に達すると、画像データBのデータBY(119,7),BY(119,15),BY(119,23),・・・・,BY(119,511)が印画範囲制御手段112に供給されるが、ヘッド3Yのノズル群1の記録開始位置に達しているので、ノズル群1に対応する画像データBY(119,7),BY(119,15),・・・BY(119,511)はマスクされずヘッドドライバ30に供給され、ノズル群1により対応する画像データに応じた記録がステップS41で行われる。ノズル群2から4は記録禁止となっているので、画像データがマスクされ、ノズル群2から4では記録は行われない。
以降、キャリッジ200の移動に伴い、主走査ポジションカウンタ値に応じた画像データがヘッドドライバ30に供給され、ヘッド3YR列のノズル群1による記録が行われる。同様にして主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド3YL列、3MR列、3ML列、3CR列、3CL列、3KR列、3KL列のノズル群1の記録開始位置に達すると、各ヘッドのノズル群1による記録が開始される。
ステップS42で、キャリッジ200が移動し、記録媒体検知センサ160aが記録媒体7bの右端に達する(図17参照)と、ステップS43で、記録媒体検知センサ160aからパルス信号が主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS44で、主走査方向端部位置保持手段116は、記録媒体7aの場合と同様、ノズル群1に対応する記録媒体7bの右端位置として、主走査ポジションカウンタ113の値をステップS45で保持する。(表2参照)
ステップS46で、印画範囲制御手段112、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の右端位置参照し、表4に示す記録媒体7a往路記録終了位置を算出し、ステップS47で、内部に保持する。
ステップS48で、キャリッジ200が、さらに右に移動し、主走査ポジションカウンタ値がヘッド3YR列のノズル群1の記録終了位置に達すると、印画範囲制御手段112は、画像データをマスクして非記録データに置換し、ヘッド3YR列による記録が終了する。
以下、ステップS49で同様にして、主走査ポジションカウンタ値がヘッド3YL列、3MR列、3ML列、3CR列、3CL列、3KR列、3KL列のノズル群1の記録終了位置に達すると、各ヘッドの記録が順次終了する。
全てのヘッドの記録が終了すると、ステップS50で、制御手段110はキャリッジ走査手段180を制御してキャリッジ200を停止させる。(図18参照)
以上で、往路での最初の印画は終了するが、往路の走査中に記録媒体検知センサ160bも記録媒体7a,7bの左端及び右端を検知し、それぞれのタイミングでパルス信号が主走査方向端部位置保持手段116に入力される。主走査方向端部位置保持手段116は、それぞれのパルスが入力された時点の主走査ポジションカウンタ113の値をセンサ160bの検知位置として、内部に保持する。(表3参照)
往路の記録が終了すると復路での記録媒体7bへの印画工程がスタートする。図8のフローチャート図を参照して説明する。
ステップS51で、制御手段110は記録媒体搬送手段140を制御して、記録媒体7a,7bを副走査ピッチP=9.01mmだけ搬送する。(図19参照) P=9.01mmは、1440ドット/25.4mm511画素分に相当する。
ステップS52で、主走査方向端部位置保持手段116は、ノズル群1(ノズル1〜64)に対応する記録媒体7a、7bの両端位置の値をノズル群2(ノズル65〜128)に対応する値としてノズル群2へ移す。
ステップS53で、制御手段110はキャリッジ走査手段180を制御して、キャリッジ200を復路方向(右から左)に走査開始する。
ステップS54で、記録媒体検知センサ160bが記録媒体7bの右端に達する(図20参照)と、ステップS55で、記録媒体検知センサ160bからパルス信号が主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS56で、主走査方向端部位置保持手段116は、主走査ポジションカウンタ113の値と、往路走査時に記憶したセンサ160bの記録媒体7b右端検知位置を参照し、センサ160aの検知位置に換算した値をノズル群1に対応する記録媒体7bの右端位置として保持する。
すなわち、主走査ポジションカウンタ113の値が20238であったとすると、往路に保持した値と同じなので、記録媒体7bの右端位置は変動していないことが分かり、往路のセンサ160aの検知位置14739をノズル群1に対応する記録媒体7bの右端位置としてステップS57で、保持する。(表3参照)
すなわち、復路で記録媒体検知センサ160aが記録媒体7b右端を検知する位置の値をRB1とし、往路で記録媒体検知センサ160aが記録媒体7bの右端を検知する位置の値をRB2とし、主走査ポジションカウンタ値である復路での記録媒体検知センサ160bが記録媒体7b右端を検知した位置の値をRB3とし、往路で記録媒体検知センサ160bが記録媒体7bの右端を検知した位置の値をRB4とすると、下記式(5)の関係を有する。
RB1=RB2+RB3−RB4 (5)
ステップS58で、印画範囲制御手段112は、往路同様、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の記録媒体7b右端位置を参照し、表6に示す記録媒体7bの復路記録開始位置を算出し、ステップS59で、内部に保持する。
ここで、復路記録開始位置をRS2、記録媒体右端位置をPR2、ヘッド記録位置をHP2、右端記録開始/終了相対位置をBR2とすると、下記式(6)の関係を有する。
RS2=PR2+HP2+BR2 (6)
主走査ポジションカウンタ113の値が記録ヘッド1KL列記録開始位置位置19143に達するまでは印画範囲制御手段112が画像データをマスクし、記録ヘッド1KL列による記録媒体7bへの記録は開始されない。
ステップS60で、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド1KL列のノズル群1,2の記録媒体7b記録開始位置19143に達すると、画像メモリ制御手段131は画像メモリ130から対応する画像データを読み出し、印画範囲制御手段112に供給する。本実施例では、記録ヘッドと記録媒体の位置が図28で示す関係になっているので、画像データBK(5776,2),BK(5776,10),・・・・,BK(5776,1018)が印画範囲制御手段112に供給される。ノズル群3、4は記録禁止となっているので、画像データがマスクされ、ノズル群3、4では記録は行われない。
以降、ステップS61で、キャリッジ200の移動に伴い、主走査ポジションカウンタ値に応じた画像データがヘッドドライバ30に供給され、記録ヘッド1KL列のノズル群1,2による記録が行われる。同様にして主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド1KR列、1CL列、1CR列、1ML列、1MR列、1YL列、1YR列のノズル群1,2の記録開始位置に達すると、各ヘッドのノズル群1,2による記録が開始される。
キャリッジ200が移動し、ステップS62で、記録媒体検知センサ160bが記録媒体7bの左端に達する(図21参照)と、記録媒体検知センサ160bからパルス信号が主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS64で、主走査方向端部位置保持手段116は、右端と同様に、主走査ポジションカウンタ113の値と、往路走査時に記憶したセンサ160bの記録媒体7b左端検知位置を参照し、センサ160aの検知位置に換算した値をノズル群1に対応する記録媒体7bの左端位置として、ステップS65で、保持する。すなわち、主走査ポジションカウンタ113の値が14569であったとすると、往路に保持した値と同じなので、記録媒体7bの左端位置は変動していないことが分かり、往路のセンサ160aの検知位置9070をノズル群1に対応する記録媒体7bの左端位置として保持する。(表3参照)
すなわち、復路での記録媒体検知センサ160aが記録媒体7bの左端を検知する位置の値をLB1とし、往路で記録媒体検知センサ160aが記録媒体7bの左端を検知する位置の値をLB2とし、主走査ポジションカウンタ値である復路での記録媒体検知センサ7bが記録媒体7bの左端を検知する位置の値をLB3とし、往路で記録媒体検知センサ160bが記録媒体7bの左端を検知する位置の値をLB4とすると、下記式(7)の関係を有する。
LB1=LB2+LB3−LB4 (7)
ステップS66で、印画範囲制御手段112は、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の左端位置参照し、表5に示す記録媒体7b復路記録終了位置を算出し、ステップS67で、内部に保持する。
キャリッジ200が、さらに左に移動し、ステップS68で、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド1KL列のノズル群1,2の記録終了位置に達すると、印画範囲制御手段112は、画像データをマスクして非記録データに置換し、ヘッド3KL列による記録がステップS69で、終了する。
以下、同様にして、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド3KR列、3CL列、3CR列、3ML列、3MR列、3YL列、3YR列のノズル群1,2の記録終了位置に達すると、各ヘッドの記録が順次終了する。以上で往路の記録媒体7bへの印画が終了するが、これと前後して、復路での記録媒体7aの印画工程がスタートする。ここでは、図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS71で、記録媒体検知センサ160bが記録媒体7aの右端に達する(図22参照)と、記録媒体検知センサ160bからステップS72で、パルス信号が画像データ位置制御手段111と主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS73で、主走査方向端部位置保持手段116は、記録媒体7bのときと同様、主走査ポジションカウンタ113の値と、往路走査時に記憶したセンサ160bの記録媒体7a右端検知位置を参照し、センサ160aの検知位置に換算した値をノズル群1に対応する記録媒体7bの右端位置として、保持する。すなわち、主走査ポジションカウンタ113の値が12870であったとすると、往路に保持した値に対して2大きいので、記録媒体7bの右端位置は右に2画素分変動していることが分かり、往路のセンサ160aの検知位置7369に2を加えた7371をノズル群1に対応する記録媒体7aの右端位置としてステップS74で、保持する。(表3参照)
ステップS75で、印画範囲制御手段112は、記録媒体7bと同様、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の記録媒体7a右端位置を参照し、表6に示す記録媒体7aの復路記録開始位置を算出し、ステップS76で、内部に保持する。
主走査ポジションカウンタ113の値が記録ヘッド1KL列ノズル群1の記録開始位置位置11775に達するまでは印画範囲制御手段112が画像データをマスクし、記録ヘッド1KL列による記録媒体7aへの記録は開始されない。
ステップS77で、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド1KL列のノズル群1の記録媒体7a記録開始位置11775に達すると、画像メモリ制御手段131は画像メモリ130から対応する画像データを読み出し、印画範囲制御手段112に供給されるが、ノズル群2の記録開始位置11777に達していないので、印画範囲制御手段112はノズル群2のデータをマスクし、ノズル群1による記録がステップS78で、行われる。さらに、キャリッジ200が左に移動し、主走査ポジションカウンタ113の値がヘッド3KL列ノズル群2の記録開始位置位置11773に達すると、ノズル群2のマスクも解除され、ノズル群1及び2の記録が行われる。ノズル群3、4は記録禁止となっているので、画像データがマスクされ、ノズル群3、4では記録は行われない。
このようにして、記録媒体7aが斜行していても、各ノズル群の記録開始位置を変えることにより、画像の記録開始位置は記録媒体7aの端部に沿って余白幅一定となるが、主走査オフセット値は一定であるので、ノズル群間で画像が主走査方向にずれてしまうことはない。また、ノズル群2の記録開始位置は、往路のノズル群1の右端位置を元に算出しているので、往路にノズル群1で記録した画像右端(5776,3),(5776,7),....,(5776,511)と同じ主走査方向位置となり、画像右端がギザギザとなることがない。(図29参照)
以降、キャリッジ200の移動に伴い、主走査ポジションカウンタ値に応じた画像データがヘッドドライバ30に供給され、ヘッド3KL列のノズル群1,2による記録が行われる。同様にして主走査ポジションカウンタ値がヘッド3KR列、3CL列、3CR列、3ML列、3MR列、3YL列、3YR列のノズル群1,2のそれぞれの記録開始位置に達すると、各ヘッドのノズル群1,2による記録がそれぞれ開始される。
キャリッジ200が移動し、ステップS79で、記録媒体検知センサ160bが記録媒体7aの左端に達する(図23参照)と、記録媒体検知センサ160bからステップS80で、パルス信号が主走査方向端部位置保持手段116と印画範囲制御手段112に入力される。
ステップS81で、主走査方向端部位置保持手段116は、右端と同様に、主走査ポジションカウンタ113の値と、往路走査時に記憶したセンサ160bの記録媒体7a左端検知位置を参照し、センサ160aの検知位置に換算した値をノズル群1に対応する記録媒体7aの左端位置として、ステップS82で、保持する。すなわち、主走査ポジションカウンタ113の値が7201であったとすると、往路に保持した値に対して2大きいので、記録媒体7bの左端位置は右に2画素分変動していることが分かり、往路のセンサ160aの検知位置1700に2を加えた1702をノズル群1に対応する記録媒体7aの左端位置として保持する。(表3参照)
ステップS83で、印画範囲制御手段112は、ヘッド記録位置格納手段114と余白情報保持手段117、主走査方向端部位置保持手段116の左端位置参照し、表6に示す記録媒体7a復路記録終了位置を算出し、ステップS84で、内部に保持する。
キャリッジ200が、さらに左に移動し、主走査ポジションカウンタ値が記録ヘッド1KL列のノズル群1の記録終了位置に達すると、ステップS85で、印画範囲制御手段112は、ノズル群1に対応する画像データをマスクして非記録データに置換し、ヘッド3KL列のノズル群1による記録が終了する。
ステップS86で、キャリッジ200が、さらに左に移動し、主走査ポジションカウンタ値がヘッド3KL列のノズル群2の記録終了位置に達すると、印画範囲制御手段112は、ノズル群2に対応する画像データをマスクして非記録データに置換し、ヘッド3KL列のノズル群1による記録が終了する。
以下、同様にして、主走査ポジションカウンタ値がヘッド3KR列、3CL列、3CR列、3ML列、3MR列、3YL列、3YR列のノズル群1,2のそれぞれの記録終了位置に達すると、各ヘッドの記録が順次終了する。
このようにして、記録媒体1aが斜行していても、各ノズル群の記録終了位置を変えることにより、画像の記録終了位置は記録媒体の端部に沿って余白幅一定となる。
全てのヘッドの記録が終了すると、ステップS87で、制御手段110はキャリッジ走査手段180を制御してキャリッジ200を停止させる。(図24参照)
以上で往復での最初の記録媒体7a、7bへの印画が終了する。この後、画像データが残っているかどうかの判断を行い、データが残っていれば、制御手段110は記録媒体搬送手段140を制御して、記録媒体7a,7bを副走査ピッチP=9.01mmだけ搬送し、ステップS10へ戻る。以降、同様の操作を繰り返して画像の記録が行われるが、2走査目以降はステップS14、ステップS34は省略される。すなわち、主走査オフセット値は第1走査で算出し、画像データ位置制御手段内部に保持された値が2走査目以降も使用される。これにより、記録媒体の端部が曲がっていたりゴミが付着していたときに、記録媒体の外形に沿って画像が歪んでしまうという問題を防止することができる。データが残っていなければ、制御手段110はキャリッジ200をホームポジションに移動して停止させ印画を終了する。
次に、 図30を参照して本発明に係る第2の実施の形態である画像記録装置100Aを説明する。図30は画像記録装置100Aの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態である画像記録装置100は、画像相対位置保持手段115に設定する値を直接、操作部700やホストコンピュータ190から設定する構成としたが、図30に示すように、全体制御部118Aが記録媒体幅保持手段201を備え、ここに設定されている値と、ホストコンピュータ190から転送された画像の寸法(画像データの画総数)に基づいて全体制御部118Aが画像相対位置を算出し、算出した値を画像相対位置保持手段115に設定してもよい。
記録媒体幅保持手段201は、不揮発性メモリで構成し、図示しない記録媒体給紙部に収納された記録媒体の寸法に対応した値をあらかじめ操作部700から設定しておく構成としてもよいし、または、揮発性メモリで構成し、ホストコンピュータ190から画像に関する情報として画像データの転送に先立って転送してもよい。
ここでは、ホストコンピュータ190から記録媒体寸法を指定するものとして説明する。画像Aの画像データの転送に先立ち、画像Aに関する情報として、記録すべき記録媒体寸法が主走査方向(キャリッジ走査方向)100mm、副走査方向(記録媒体搬送方向の長さ)150mm、転送する画像データの画素数が主走査方向5896画素、副走査方向8731画素が転送されたとする。制御手段110Aは、これらの値を一旦、記録媒体幅保持手段201と画素数保持手段202に保持し、さらに、これらの値から、画像相対位置を計算する。
本例では、第1の実施の形態と同様、1440ドット/25.4mm(17.6μmピッチ)で記録するので、主走査方向画素数5896画素は、画像寸法として、104mmに相当する。画像を記録媒体にセンター中心で合わせるものとすると、記録媒体幅(主走査方向寸法)は100mmなので、画像が両側に2mm大きいことになり、画像相対位置として−2mmを1440ドット/25.4mm(17.6μm)単位で換算した値−113を画像相対位置保持手段115に設定する。
その他は、第1の実施の形態である画像記録装置100と同様に各部を制御して記録を行えば、100mmの記録媒体に、104mm幅に相当する画像をセンター中心で記録することができる。
次に、図31から図34を参照して本発明に係る第3の実施の形態である、記録媒体検知センサ160a〜160b間の距離よりも広い幅の記録媒体7cに画像記録をする方法について説明する。図31から図34は、検出センサ160a〜160bおよびヘッド3K、3C、3M、3Yと記録媒体7cの位置関係を示した図である。図31から図34に示すように、検出センサ160a〜160b間の距離よりも広い幅の記録媒体7cに画像記録する際、検出センサ160a、160bで記録媒体7cの副走査方向の先端を検知する。このとき、記録検出センサ160a、160bの検知タイミングの差より、記録媒体7c先端の斜行を検知し、副走査方向の画像記録開始位置を記録媒体先端に沿って制御する。
幅Wの記録媒体7cが、搬送路の中央に搬送される場合を例に説明する。全体制御部118Aは記録媒体搬送に先立ち、キャリッジ走査手段180を制御してヘッド3Y、3M、3C、3K及び検出センサ160a、160bが搭載されたキャリッジ200を記録媒体搬送路の中央に停止させる。(図31参照)
全体制御部118Aは記録媒体搬送手段140である図示されない副走査モータを制御して搬送ローラ124a、124bを回転させて記録媒体7cを搬送する。やがて、記録媒体7cの先端が検出センサ160a、160bに対向する位置まで搬送されると検出センサ160a、160bはそれぞれこれを検知し、全体制御部118Aに通知するが、記録媒体7cの先端が斜めになっていると、2つの記録媒体検知センサ160a、160bが記録媒体7cの先端を検知するタイミングに差が生じる。ここでは、160bが先端を検知(図32参照)してから、記録媒体7cをさらにSsだけ搬送して、160aが先端を検知したとする。(図33参照)
検出センサ160a、160b間の距離をDs、記録媒体幅をWとすると、記録媒体先端が直線であるとすると、記録媒体左端の先端は記録媒体右端の先端よりも、Swだけ副走査方向前方(下流側)に出ていることになる。ただし、
Sw=Ss・W/Ds
ここで、仮にW=210mm、Ds=97mm、Ss=0.2mm とすると、
Sw=0.432mm
また、記録媒体左端の先端は、検出センサ160bが先端を検知した記録媒体位置より、さらに、
Sf=(Sw−Ss)/2=116μm
だけ副走査方向前方(下流側)に、また、記録媒体右端の先端は、検出センサ160aが先端を検知した記録媒体位置より、さらに、
Sf=(Sw−Ss)/2=116μm
だけ副走査方向後方(上流側)に位置していることになる。
検出センサ160a、160bの取り付け位置が前後にずれている場合は、あらかじめ測定し、制御手段110Aがアクセス可能な不揮発メモリ等に記憶させ、制御手段110Aは、検出センサ160a、160bの取り付け位置誤差分を考慮して補正する。
全体制御部118Aは検出センサ160bが記録媒体7cの先端を検知した時点から、記録媒体をP/2+Bf−Sfだけ搬送して、それぞれの副走査モータを停止する。ここで、Pは記録ヘッド1走査ごとに記録媒体7cを搬送する搬送量であり、本実施例では、P=9.01mmとなっている。なお、検出センサ160a、160bの記録媒体検知位置は、キャリッジ200に搭載された記録ヘッド3Y、3M、3C、3Kの記録媒体搬送方向(副走査方向)最上流側のノズル位置より、P/2だけ下流にあるので、結局、記録媒体7c左端の先端は、記録ヘッド3Y、3M、3C、3Kの記録媒体搬送方向(副走査方向)最上流側のノズル位置よりP+Bfだけ下流で停止していることになる。
ここで、Bfは後述するように記録媒体副走査方向先端の余白幅となる。BF<0とすれば、先端に余白のない縁なし記録を行うこともできる。本例ではBf=0.1mmとする。すなわち、記録媒体7a、7bの先端は、記録ヘッド最上流側のノズル位置より9.11mm下流で停止している。 (図34参照)
次に全体制御部118Aは、記録媒体検知センサ160a、160bが記録媒体7cと対向しない所定の走査開始位置までキャリッジ200を移動する。
全体制御部118Aは、画像Bの画像データが記録媒体送りピッチP分の幅だけ画像メモリ130に転送されたことを確認すると、キャリッジ200を往路方向に移動開始し、以降、実施例1、2と同様の主走査方向の記録位置及び記録範囲の制御を行う。
ここでは、第2の実施の形態と同様に、全体制御部118Aが記録媒体幅保持手段201を備え、ここに設定されている値と、ホストコンピュータ190から転送された画像の寸法(画像データの画総数)に基づいて全体制御部118Aが画像相対位置を算出し、算出した値を画像相対位置保持手段115に設定するものとするが、その際、前述の記録媒体先端の斜度から、記録媒体左右両端の斜度を推定して画像相対位置を算出する。ここでは、記録媒体7cの搬送方向の長さF=297mmであるもとのする。
これら、記録媒体長さや、記録媒体幅は、図示しない記録媒体給紙部に収納された記録媒体7cの寸法に対応した値をあらかじめ操作部700から不揮発メモリに設定しておく構成としてもよいし、または、ホストコンピュータ190から画像に関する情報として画像データの転送に先立って転送し揮発性メモリに保持する構成としてもよい。
一般にシート状の記録媒体は長方形に形成されているが、4角の角度精度は一般的に、画像記録装置の搬送部の直進性よりも高い。すなわち、前述のように記録媒体前端部が傾いている場合、記録媒体そのものが歪んでいるのではなく、記録媒体が斜行していると考えられる。従って、前述のように幅W=210mm×長さF=297mmの記録媒体の前端が左右でSw=0.432mm傾斜していたとすると、記録媒体左右両端は、Sf=(F/W)・Sw=0.610mmだけ傾斜していると推定できる。(図35(a)参照)
転送する画像データの画素数が主走査方向12132画素であるとすると、1440dpiで記録するので、214mmに相当する。ここでは、第2の実施の形態と同様に画像を記録媒体にセンター中心で合わせるものとするが、その際に上述の記録媒体の斜行を加味し、図35(b)に示すように記録位置を設定する。画像相対位置として−1.695−0.61=−2.305mmを1440ドット/25.4mm(17.6μm)単位で換算した−131を画像相対位置保持手段115に設定し、第1の実施の形態と同様に各部を制御して記録を行えば、図35(b)に示すように、0.610mm両端が傾斜した210mm幅の記録媒体に、214mm幅に相当する画像をセンター中心で記録することができる。
また、第1の実施の形態の記録媒体7aと同様、記録媒体検知手段160が検知した記録媒体の主走査方向端部の位置をN回の走査に渡って記憶するN個の主走査方向端部位置保持手段116を備え、その結果に基づいて、ノズル群ごとにの記録開始/終了位置を変えることにより、画像の左右両端は傾斜した記録媒体の左右端部に沿って余白幅をほぼ一定とすることができる。
次に、前端部の傾斜に対応した記録範囲制御について説明する。前述の通り、記録開始時、記録媒体7a、7bの先端は、記録ヘッド最上流側のノズル位置より9.11mm下流で停止している。 (図34参照)
先端の余白を0.1mmとすると、記録媒体左端の画像記録の開始位置は、記録ヘッド最上流側のノズル位置より9.01mm下流となり、ノズルピッチが180dpi(141μm)なので、64ノズル分に相当する。しかし、記録媒体7a、7bの前端は前述のようにSw=0.432mm傾斜しているので、余白の幅を一定とすると、記録媒体右端の画像前端位置は、記録ヘッド最上流側のノズル位置より9.01−0.432=8.578mm下流となり、60.7ノズル分に相当する。(図36(a)参照)
記録媒体前端はW=210mmの幅に対して、Sw=0.432mmの比で傾斜しているので、ヘッド走査 u=(W/Sw)・p0 ごとに使用するノズル数を増減すれば、画像の前端は傾斜している記録媒体前端とほぼ平行となり、余白幅が一定となる。ここで、p0は、ヘッド各列のノズルピッチで、本実施例では141μmである。従って、u=63.542mmごとに使用するノズル数を増減させればよい。全体制御部118は、画像記録開始に先立ち、記録媒体前端の傾斜を測定した時点で、本計算を行い、さらに、記録媒体検知センサ160a、160bが記録媒体7cを検知し、各ヘッド各ノズル列の記録開始位置(主走査ポジションカウンタ値)を算出した時点で、使用するノズル数を増減させる位置(主走査ポジションカウンタ値)を計算し、記憶する。たとえば、ヘッド3YのR列ノズル群1の往路記録開始位置が2795であったとすると、u=63.542mmは、1440dpi(17.6μm)単位で3886なので、2795+3886=6681,2795+3886*2=10567,2795+3886*3=14453 をノズル数増減位置として記憶しておく。全体制御部118は、ヘッド3Yの走査が開始され、主走査ポジションカウンタの値が 6681 となったら、以降ノズル64をマスクしてノズル1〜63で記録を行い、主走査ポジションカウンタの値が 10567 となったら、以降ノズル63、64をマスクしてノズル1〜62で記録を行い、主走査ポジションカウンタの値が 14454 となったら、以降ノズル62、63、64をマスクしてノズル1〜61で記録行うように、印画範囲制御手段112の設定を変更する。L列、及び、他のヘッドについても同様の操作を行う。
1走査終了後、記録媒体はP=9.01mm搬送されるので、2走査めでは、記録媒体左前端部は記録ヘッド最上流側のノズル位置より18.02mm下流となり、128ノズル分に相当する。記録媒体右前端部は17.588mm下流で、124.6ノズル分に相当する。(図36(b)参照)
1走査めでは、記録媒体左側の記録開始位置からu=63.547mmごとの位置で使用するノズル数を1つずつ減らしたので、2走査めでは同じ画像位置で使用するノズル数を1つずつ増やすように制御する。
記録媒体前端部が、記録ヘッドの下流に達するまで4走査に渡って同様の操作を行うことにより、記録画像の前端は、記録媒体前端の傾斜に応じて平行となり、余白幅が一定となる。
また、記録媒体後端についても、前記記録媒体検知センサ160a、160bが記録媒体後端を検知した結果から記録媒体前端と同様に、記録媒体後端の傾斜度を算出し、使用するノズル数を制御することにより、記録画像の後端は、記録媒体後端の傾斜に応じて平行となり、余白幅が一定となる。
このように、記録媒体検知手段160a、160bで記録媒体7cの前端の斜度を検知し、前述の制御を行えば、記録媒体が斜行していても、記録媒体位置と画像位置を例えば中心を合わせるなど、意図した通りに一致させることができる。また、記録媒体の前端及び後端の傾斜に平行に画像記録範囲の境界を制御することができ、記録媒体が斜行しても(1)インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えたり、(2)余白を最小に抑えたり、(3)縁の幅を一定としたり、することができる。
次に、図37を参照して本発明に係る第4の実施の形態について説明する。前述の第3の実施の形態では、記録媒体の左右両端の余白幅を一定とするために、第1の実施の形態と同様に、記録媒体検知手段160が検知した記録媒体の主走査方向端部の位置をN回の走査に渡って記憶するN個の主走査方向端部位置保持手段116を備え、その結果に基づいて、ノズル群ごとにの記録開始/終了位置を変えることにより、画像の左右両端の画像記録範囲を制御したが、記録媒体前端部の記録範囲制御と同様に、前記検出センサ160a、160bの記録媒体検知結果から記録媒体の傾斜度を算出し、記録に使用するノズル数を制御してもよい。
すなわち、前述の例では、記録媒体の長さF=297mmに対して、Sf=0.610mm傾斜しているので、記録媒体左端では、主走査1画素Δx=17.6μmごとに、Δy=(F/Sf)Δx=8.569mmとなり、これは141μm(180dp)のノズルピッチで、ΔN=60.8ノズル分に相当するので、記録媒体検知手段160が検知した記録媒体の左端位置を基準としたヘッド各色各列の記録開始位置でΔN/2=30ノズル(ノズル1〜30)で記録を開始し、1画素右側では、ΔN/2+ΔN=91ノズル(ノズル1〜90)で記録を行い、以降ΔN=60.8ノズルずつ使用するノズルを増加させていくことにより、記録画像の左端は、記録媒体前端の傾斜から推定した左端の傾斜に応じて平行となり、余白幅が一定となる。(図37(a)参照)
同様に、記録媒体右端では、記録媒体検知手段160が検知した記録媒体の右端位置を基準としたヘッド各色各列の記録終了位置で255−ΔN/2=235ノズル(ノズル31〜255)で記録を行い、1画素右側では、255−ΔN/2+ΔN=164ノズル(ノズル91〜255)で記録を行い、以降ΔN=60.8ノズルずつ使用するノズルを減少させていくことにより、記録画像の右端は、記録媒体前端の傾斜から推定した右端の傾斜に応じて平行となり、余白幅が一定となる。
このように、検出センサ160a、160bで記録媒体7cの前端の斜度を検知し、上記の制御を行えば、記録媒体の左右端の傾斜に平行に画像記録範囲の境界を制御することができ、記録媒体が斜行しても(1)インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えたり、(2)余白を最小に抑えたり、(3)縁の幅を一定としたり、することができる。
次に、図38、図39を参照して本発明に係る第5の実施の形態である、記録媒体それぞれの先端及び後端を検知する固定センサ(記録媒体副走査検知手段)を主走査方向に離間してそれぞれ2ヶずつ設ける(160A、160B、160C、160D)記録装置について説明する。
固定センサ(記録媒体副走査検知手段)は、ここでは、図40に示すような透過型のフォトセンサとしたが、記録媒体の先端及び後端を精度よく検知できれば、図5で示した反射型のフォトセンサや他の方式のものでもよい。
記録媒体副走査検知手段160A、160B、160C、160Dで記録媒体7a,7bそれぞれの先端及び後端を検知し、記録媒体7a,7bそれぞれについて第3の実施の形態と同様の制御を行えば、記録媒体7a,7bが斜行していても、記録媒体位置と画像位置を例えば中心を合わせるなど、意図した通りに一致させることができる。また、記録媒体7a,7bの前端、後端及び左右端の傾斜に平行に画像記録範囲の境界を制御することができ、記録媒体が斜行しても(1)インクが記録媒体の外側にはみ出す量を最小限に抑えたり、(2)余白を最小に抑えたり、(3)縁の幅を一定としたり、することができる。
Figure 2006256021
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本発明の実施の形態1である画像記録装置100の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1であるキャリッジ200を中心とした記録手段120の構成を示す外観図である。 本発明の実施の形態1であるヘッドのノズルの並びの概略図である。 本発明の実施の形態1であるキャリッジ200の主走査方向の両端部に装着されている記録媒体検知手段160である検出センサ160a、160b付近の概略図である。 本発明の実施の形態1である検出センサ160a、160bの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7aをキャリッジを往路移動させて印画する場合のフローチャート図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7bをキャリッジを往路移動させて印画する場合のフローチャート図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7bをキャリッジを復路移動させて印画する場合のフローチャート図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7aをキャリッジを復路移動させて印画する場合のフローチャート図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である記録媒体7a、7bとキャリッジ200との位置関係図である。 本発明の実施の形態1である、キャリッジ往復時の検知センサの検出位置と各ヘッドより吐出されたインクの記録媒体への着弾位置とのズレを示した概念図である。 本発明の実施の形態1である、画像データ、記録媒体7a、7b、印画範囲の位置関係を示した概略図である。 本発明の実施の形態1であるノズルと記録媒体への印画位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態1であるノズルと記録媒体への印画位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態1であるノズルと記録媒体への印画位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態2である画像記録装置100Aの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3である検出センサ、ヘッドと記録媒体の位置関係を示した図である。 本発明の実施の形態3である検出センサ、ヘッドと記録媒体の位置関係を示した図である。 本発明の実施の形態3である検出センサ、ヘッドと記録媒体の位置関係を示した図である。 本発明の実施の形態3である検出センサ、ヘッドと記録媒体の位置関係を示した図である。 本発明の実施の形態3である、画像データ、傾斜した記録媒体、印画範囲の位置関係を示した概略図である。 傾斜した記録媒体の先端部と印画するノズルの関係を示した図である。 傾斜した記録媒体の左右端部と印画するノズルの関係を示した図である。 本発明の実施の形態4である検出センサ、ヘッドと記録媒体の位置関係を装置断面側から示した図である。 本発明の実施の形態4である検出センサ、ヘッドと記録媒体の位置関係を装置上面側から示した図である。 本発明の実施の形態の一例である透過型の検出センサの断面を示す図である。
符号の説明
3K、3C、3M、3Y 記録ヘッド
7a、7b、7c 記録媒体
100、100A 画像記録装置
110、110A 制御手段
112 印画範囲制御手段
115 画像相対位置保持手段
116 主走査方向端部位置保持手段
117 余白情報保持手段
118、118A 全体制御部
120 記録手段
130 画像メモリ
131 画像メモリ制御手段
140 記録媒体搬送手段
150 インターフェイス部
160 記録媒体検出手段
180 キャリッジ走査手段
190 ホストコンピュータ
200 キャリッジ

Claims (25)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された画像データを保持する画像メモリと、
    画像データに基づく画像を記録媒体に印画する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジを前記記録媒体に対して主走査方向に走査させるキャリッジ走査手段と、
    前記記録媒体を前記主走査方向と垂直をなす副走査方向に搬送させる記録媒体搬送手段とを有し、
    前記記録ヘッドの対向位置に存在する記録媒体に、前記キャリッジの走査と前記記録媒体の搬送により、前記入力手段に入力された画像データに基づく画像を印画する画像記録装置であって、
    前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体の辺縁位置を検知する記録媒体検知手段と、
    前記記録媒体搬送手段により搬送された記録媒体に対する前記キャリッジの第1の走査において、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置に基づいて、画像の記録位置を制御する画像データ位置制御手段と、
    前記第1の走査が行われた後の前記キャリッジの走査において、前記記録媒体検知手段が検知した前記記録媒体の辺縁位置情報に基づいて、画像の印画範囲を制御する印画範囲制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記画像メモリに保持された画像データにより定められる画像端位置と、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置とで定められる相対位置情報を保持する画像相対位置保持手段を有し、
    前記画像データ位置制御手段は、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置と、前記画像相対位置保持手段に保持された相対位置情報に基づいて、画像の記録位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記記録媒体の主走査方向の幅に関する情報を保持する記録媒体幅保持手段を有し、
    前記画像データ位置制御手段は、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置と、前記記録媒体幅保持手段に保持された記録媒体の主走査方向の幅と、前記画像メモリに保持された画像データとに基づいて、画像の記録位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記画像データ位置制御手段は、主走査方向において、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の辺縁位置よりも、前記画像メモリに保持された画像データにより定められる画像端位置を、前記記録媒体の外側に位置させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像記録装置。
  5. 記録媒体の主走査方向先端側の余白情報と、記録媒体の主走査方向後端側の余白情報とを保持する余白情報保持手段を有し、
    前記印画範囲制御手段は、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の先端側辺縁位置と、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の後端側辺縁位置と、前記余白情報保持手段に保持された余白情報とに基づいて、画像の印画範囲を制御することを特徴とする、請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記余白情報保持手段に保持された余白情報を変更する手段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記記録媒体検知手段は、画像記録に先立って、前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の副走査方向の先端を検知し、
    前記記録媒体検知手段が前記記録媒体の副走査方向の先端を検知した後に、前記画像データ位置制御手段は、副走査方向の画像の記録位置を制御し、前記印画範囲制御手段は、画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記キャリッジ走査手段は、前記キャリッジを主走査方向に沿って第1の方向及び第2の方向に移動させるものであり、
    前記記録媒体検知手段は、前記キャリッジの移動する第1の方向の端部に設けられた、第1の記録媒体検知手段と、前記キャリッジの移動する第2の方向の端部に設けられた、第2の記録媒体検知手段とを備え、前記印画範囲制御手段は、前記キャリッジが第1の方向に移動しているとき、前記第1の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置に基づいて画像記録範囲を制御し、
    前記キャリッジが第2の方向に移動しているとき、前記第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置に基づいて画像記録範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像記録装置。
  9. 前記キャリッジが前記第1の方向に移動するときの主走査方向先端側の余白情報と、前記キャリッジが前記第1の方向に移動するときの主走査方向後端側の余白情報とを保持する第1の余白情報保持手段と、
    前記キャリッジが前記第2の方向に移動するときの主走査方向先端側の余白情報と、前記キャリッジが前記第2の方向に移動するときの主走査方向後端側の余白情報とを保持する第2の余白情報保持手段とを有し、
    前記印画範囲制御手段は、
    前記キャリッジが、第1の方向に移動しているときは、前記第1の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置と、前記第1の余白情報保持手段に保持された余白情報とに基づいて画像印画範囲を制御し、
    前記キャリッジが第2の方向に移動しているときは、前記第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置と、前記第2の余白情報保持手段に保持された余白情報とに基づいて画像印画範囲を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 前記印画範囲制御手段は、
    前記キャリッジが第1の方向に移動しているとき、前記第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置に基づいて画像記録範囲を制御し、
    前記キャリッジが第2の方向に移動しているとき、前記第1の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向の先端位置及び後端位置に基づいて画像印画範囲を制御することを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。
  11. 前記第1の記録媒体検知手段及び前記第2の記録媒体検知手段はそれぞれ、画像記録に先立って前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の副走査方向の先端を検知し、
    前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段が前記記録媒体の副走査方向の先端を検知した後に、前記画像データ位置制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段が検知した記録媒体の副走査方向の先端の位置情報に基づいて副走査方向の画像記録位置を制御し、前記印画範囲制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段が検知した、前記記録媒体の副走査方向の先端の位置情報に基づいて副走査方向の画像印画範囲を制御することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像記録装置。
  12. 前記記録媒体搬送手段は、第1の記録媒体と第2の記録媒体とを主走査方向に配列した状態で搬送可能であり、
    前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段はそれぞれ、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれの副走査方向の先端を検知し、
    前記画像データ位置制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段がそれぞれ検知した、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれの副走査方向の先端の位置情報に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対する副走査方向の画像の記録位置をそれぞれ制御し、
    前記印画範囲制御手段は、前記第1の記録媒体検知手段及び第2の記録媒体検知手段がそれぞれ検知した、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれの副走査方向の先端の位置情報に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体に対する副走査方向の画像の印画範囲をそれぞれ制御することを特徴とする請求項11に記載の画像記録装置。
  13. 前記記録ヘッドは副走査方向に配列された複数の記録素子を備え、
    前記記録媒体検知手段は、前記複数の記録素子のうち、記録媒体搬送方向の最も上流側の素子よりも、P/2だけ記録媒体搬送方向下流に配置されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像記録装置。
    但し、Pは、前記キャリッジが1回走査する間に前記記録媒体搬送手段が搬送する記録媒体搬の副走査方向の搬送量である。
  14. 前記記録ヘッドは、副走査方向に配列された複数の記録素子を備え、
    前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置を、前記キャリッジのN回分の走査に亘って記憶する主走査方向端部位置保持手段を有し、
    前記印画範囲制御手段は、前記主走査方向端部位置保持手段に記憶された前記記録媒体のN個の辺縁位置情報に基づいて、前記複数の記録素子の各々の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像記録装置。
    但し、Nは、N≧L/Pを満たす整数であり、Lは前記記録ヘッドにおける記録素子配列の副走査方向長さであり、Pは、前記キャリッジが1回走査する間に前記記録媒体搬送手段が搬送する記録媒体の副走査方向の搬送量である。
  15. 前記記録媒体搬送手段は、第1の記録媒体と第2の記録媒体とを主走査方向に配列した状態で搬送可能であり、
    前記記録媒体検知手段は、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体各々の主走査方向端部の位置を検知し、
    前記画像データ位置制御手段は、前記第1の走査において前記記録媒体検知手段が検知した前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体各々の主走査方向端部の位置に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれに対する画像記録位置を制御し、
    前記印画範囲制御手段は、前記キャリッジの所定走査回数毎に、前記記録媒体検知手段が検知した前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体各々の主走査方向端部の位置に基づいて、前記第1の記録媒体及び第2の記録媒体それぞれに対する画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の画像記録装置。
  16. 前記記録媒体搬送手段は、記録媒体を前記記録ヘッドによる記録位置まで搬送する搬送路と、前記搬送路中に配置され、記録媒体の副走査方向の先端及び後端を検知する記録媒体副走査検知手段とを備え、
    前記画像データ位置制御手段は、前記記録媒体副走査検知手段が検知した記録媒体の副走査方向の先端位置に基づいて、副走査方向の画像記録位置を制御することを特徴とする請求項1乃至6、8、9または請求項13乃至15の何れか1項に記載の画像記録装置。
  17. 前記記録媒体副走査検知手段は、主走査方向に配列された複数の記録媒体の各々に対して設けられ、前記画像データ位置制御手段は、各々の記録媒体副走査検知手段が検知した記録媒体副走査方向先端位置に応じて、前記複数の記録媒体の各々の副走査方向画像記録位置情報を制御することを特徴とする請求項16に記載の画像記録装置。
  18. 1つの記録媒体に対して、主走査方向に離間した2つの前記記録媒体副走査検知手段を備え、前記印画範囲制御手段は、2つの記録媒体副走査検知手段が検知した記録媒体副走査方向先端位置情報に応じて、副走査方向の画像記録範囲を制御することを特徴とする請求項16又は17に記載の画像記録装置。
  19. 前記記録媒体検知手段に対する前記記録ヘッドの主走査方向の相対位置に関連した情報を格納したヘッド記録位置格納手段を備え、
    前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記ヘッド記録位置格納手段に格納された情報に基づいて画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項1乃至18の何れか1項に記載の画像記録装置。
  20. 主走査方向に離間した複数の記録ヘッドを備え、
    前記ヘッド記録位置格納手段は、前記記録媒体検知手段に対する前記複数の記録ヘッドそれぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報を格納し、
    前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記ヘッド記録位置格納手段に格納された情報に基づいて前記複数の記録ヘッドそれぞれの、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項19に記載の画像記録装置。
  21. 前記記録ヘッドは主走査方向に離間した複数の記録素子列を備え、
    前記ヘッド記録位置格納手段は、前記記録媒体検知手段に対する前記複数の記録素子列それぞれの主走査方向の相対位置に関連した情報を格納し、
    前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記ヘッド記録位置格納手段に格納された情報に基づいて前記複数の記録素子列にそれぞれの、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項19又は20に記載の画像記録装置。
  22. 前記キャリッジ走査手段は、前記キャリッジを主走査方向に沿って第1の方向及び第2の方向に移動させるものであり、
    前記ヘッド記録位置格納手段は、第1の情報格納部及び第2の情報格納部を備え、
    前記画像データ位置制御手段及び前記印画範囲制御手段はそれぞれ、前記キャリッジが第1の方向に移動するときは、前記第1の情報格納部に収納された情報に基づいて、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御し、前記キャリッジが第2の方向に移動するときは、前記第2の情報格納部に格納された情報に基づいて、画像の記録位置及び画像の印画範囲を制御することを特徴とする請求項19乃至21の何れか1項に記載の画像記録装置。
  23. 記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記記録部へ記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを有し、記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体に画像データに基づく画像を記録する画像記録装置において、
    前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の前端位置を検知する、少なくとも2つの記録媒体前端位置検知手段と、
    少なくとも2つの前記記録媒体前端位置検知手段が検知した記録媒体前端位置に基づいて、前記記録媒体搬送手段に搬送される記録媒体の傾斜度を算出する記録媒体傾斜度算出手段と、
    前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の、前記記録媒体搬送手段により搬送される記録媒体の位置を検出する記録媒体幅方向位置検知手段と、
    前記記録媒体幅方向位置検知手段が検知した記録媒体幅方向位置と、前記記録媒体傾斜度算出手段が算出した記録媒体の傾斜度に基づいて、前記記録媒体に対する画像の記録位置を画像記録に先立って決定する画像記録位置決定手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  24. 前記記録部は、記録媒体搬送方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドと、該記録ヘッドを記録媒体幅方向に走査する記録ヘッド走査手段とを備え、
    前記記録媒体傾斜度算出手段が算出した記録媒体の傾斜度に基づいて、前記記録ヘッドの走査位置に応じて記録に使用する前記記録ヘッド記録素子の使用範囲を制御する記録素子使用範囲制御手段を有することを特徴とする請求項23に記載の画像記録装置。
  25. 画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された画像データを保持する画像メモリと、
    画像データに基づく画像を記録媒体に印画する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジを前記記録媒体に対して主走査方向に走査させるキャリッジ走査手段と、
    前記記録媒体を前記主走査方向と垂直をなす副走査方向に搬送させる記録媒体搬送手段とを有し、
    前記記録ヘッドの対向位置に存在する記録媒体に、前記キャリッジの走査と前記記録媒体の搬送により、前記入力手段に入力された画像データに基づく画像を印画する画像記録装置であって、
    前記記録ヘッドは副走査方向に配列された複数の記録素子を備え、
    前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体の辺縁位置を検知する記録媒体検知手段と、前記記録媒体検知手段が検知した記録媒体の主走査方向辺縁位置を、前記キャリッジのN回分の走査に亘って記憶する主走査方向端部位置保持手段と、
    前記主走査方向端部位置保持手段に記憶された前記記録媒体のN個の辺縁位置情報に基づいて前記複数の記録素子の各々の印画範囲を制御する印画範囲制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
    但し、Nは、N≧L/Pを満たす整数であり、Lは前記記録ヘッドにおける記録素子配列の副走査方向の長さであり、Pは、前記キャリッジが1回走査する間に前記記録媒体搬送手段が搬送する記録媒体の副走査方向の搬送量である。
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