JP3815620B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像記録装置に係り、特に、複数の画像記録素子が配列された記録ヘッドにより複数種類の幅の記録媒体に高速記録可能であるとともに欠陥画素に対する補修を可能とした画像記録装置に関する。
画像記録装置の一例として、多数のノズル(画像記録素子)を配列させたインクジェットヘッド(記録ヘッド)を有し、この記録ヘッドと記録媒体を相対的に移動させつつノズルからインクを吐出することにより、記録媒体上に画像を形成するインクジェットプリンタが知られている。
このようなインクジェットプリンタにおいて、高画質のプリントを得ようとすると、インクの吐出時の粒径を小さくし、記録媒体表面に吐出されるインク同士の間隔を狭くするのが好ましいが、インク吐出口の直径はインクの吐出時の粒径よりもさらに小さいものであり、インク吐出口同士の間隔は加工精度を確保する上で既に略限界に達している。
これに対して、インクジェットヘッドを記録媒体の搬送面と平行な面内において回転させて、搬送方向に対してインクジェットヘッドを所定角度だけ回転させて、記録媒体の搬送方向におけるインクジェットヘッドのインク吐出口の間隔を狭くし、その分プリントの画素密度を増大させて高画質のプリントが得られるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
また、一方上記インクジェットプリンタにおいては、印字ヘッドのノズル詰まりやインクのメニスカス面の汚れ等によって、インクが吐出しなかったり、吐出したインクの飛翔方向が正常でないことがあり、そのため印字のヌケが発生することがある。このような印字のヌケは、シャトルスキャン方式では多重度が大きいために目立ちにくいが、ラインヘッドの場合には、印字不良ムラが顕著になる。
これに対しては、記録媒体の幅相当の長さに複数のノズルを配置したインクジェットヘッドを有するライン型インクジェットプリンタにおいて、ノズル欠陥を検出する手段を持ち、ラインヘッドのノズルに欠陥がある場合には、ラインヘッドに併設された補助ヘッドを用いて画像記録を行うことにより欠陥画素の補修を行うようにしたもの(例えば、特許文献2等参照)や、あるいはドットマトリクス方式により画像を記録する画像記録装置において、記録済みの記録媒体を、記録ヘッドに対して所定量だけその幅方向に相対移動させつつスイッチバックし、印字不良があった場合には、記録済記録媒体を排出する時に、不良のドット印字素子に対して所定量離れた正常なドット印字素子のみを用いて、印字すべきドットデータを印字するようにして印字不良を補修するようにしたもの(例えば、特許文献3等参照)等が知られている。
特開2002−1936号公報 特開平11−334047号公報 特開平9−24627号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたもののように、記録ヘッドを所定角度回転して記録すると、見かけ上画素密度が増大して高画質プリントを得ることはできるものの、記録媒体の幅方向の記録領域が狭くなり、幅広の記録媒体に対しても高画質で記録しようとすると処理速度が低下し、また、狭幅の記録媒体に高画質で記録する場合においても、その処理速度を上げることはできず、生産性を向上させることはできないという問題がある。
また、前記特許文献2等に記載されたものでは、通常のラインヘッドの他に、これに併設された補修用の補助ヘッドが各色に対して必要となるため装置構成に無駄が多いという問題がある。さらに、前記特許文献3等に記載されたものでは、一度印字した記録済用紙をスイッチバックして、印字不良の検出を行い、再印字するかを判断しているため、印字不良のあるなしに関わらず、記録用紙が必ず印字ヘッドを往復することとなるので、生産性が悪いという問題がある。またさらに、不良のドット印字素子に対して所定量だけ離れた正常なドット印字素子のみを用いて印字するようにしているため、記録用紙のスキュー等の影響により、完全に印字不良が補修されるとは限らないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、1つの記録ヘッドで、複数の幅サイズの記録媒体に対して、解像度を落とすことなく、高速記録が可能であるとともに、装置構成の複雑化やコストアップを招くことなく、欠陥画素の補修を行うことのできる画像記録装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の画像記録素子が配列されたライン型記録ヘッドにより記録媒体に画像記録を行う画像記録装置であって、前記ライン型記録ヘッドを、前記記録媒体の搬送面と平行な面内において、少なくとも、前記ライン型記録ヘッドの長手方向が前記記録媒体の搬送方向と略直交する直交位置、及び前記ライン型記録ヘッドの長手方向が前記記録媒体の搬送方向と略平行となる平行位置の間の任意の位置に回転し、配置する記録ヘッド配置手段と、前記ライン型記録ヘッドを、前記平行位置を保ちながら前記搬送方向と略直交する方向に走査させるシャトル走査機構と、前記搬送方向における前記記録媒体の幅を検出する幅検出手段とを備え、前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体の幅が、前記ライン型記録ヘッドの長手方向における前記画像記録素子による有効記録幅の長さと略同じ場合には、前記ライン型記録ヘッドを前記直交位置として、前記ライン型記録ヘッドに対して略直交する方向に前記記録媒体を搬送しながら画像記録を行い、前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体の幅が、前記ライン型記録ヘッドの長手方向における前記画像記録素子による有効記録幅の長さよりも大きい場合には、前記ライン型記録ヘッドを前記平行位置として、前記平行位置を保ちながら前記搬送方向と略直交する方向に前記ライン型記録ヘッドを走査して画像記録を行い、
前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体の幅が、前記ライン型記録ヘッドの長手方向における前記画像記録素子による有効記録幅の長さよりも小さい場合には、前記ライン型記録ヘッドを、前記直交位置に対して所定角度傾けた位置に配置するとともに、前記ライン型記録ヘッドを所定角度傾けたことにより、前記記録媒体幅方向のドットピッチが小さくなった分、前記記録媒体の搬送速度を上げることにより前記記録媒体の搬送方向におけるドットピッチを増大させて、前記ライン型記録ヘッドを傾ける前後で、単位面積当たりの解像度が同等となるように画像記録を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする画像記録装置を提供する。
これによりラインヘッドとしての通常の画像記録の他にライン型記録ヘッドの長手方向を搬送方向に平行にした平行位置を保ちながら搬送方向と略直交する方向に走査するシャトル走査をすることで大きな記録媒体に対しても高速で画像記録をすることができ生産性を向上させることができる。
また、ライン型記録ヘッドを回転させることにより、簡単にその位置を移動することができる。
また、複数の幅の異なる記録媒体に対しても、少なくとも1つのライン型記録ヘッドで高速に画像記録を行うことができる。さらに、記録媒体の幅がライン型記録ヘッドよりも狭い場合でも、解像度を落とすことなく、高速に画像記録を行うことができる。
また、本発明の画像記録装置は、さらに、前記ライン型記録ヘッドの前記搬送方向下流側に前記記録媒体に記録された画像の欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段を備え、欠陥画素を検出した場合には、前記記録ヘッド配置手段と前記シャトル走査機構との少なくとも一方を駆動して、前記欠陥画素を記録したノズルとは異なるノズルを用いて前記欠陥画素を再度画像記録を行うことにより欠陥画素を修復することを特徴とする。
これにより、欠陥画素が発生しても、正常な画像記録素子によって再度記録することにより欠陥画素を簡単に補修することができる。
以上説明したように本発明に係る画像記録装置によれば、1つの記録ヘッドで、複数の幅サイズの記録媒体に対して、解像度を落とすことなく、高速で画像記録を行うことが可能となる。また、欠陥画素に対して正常な画像記録素子で再度記録するようにした場合には、装置構成の複雑化やコストアップを招くことなく、欠陥画素の補修を行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像記録装置について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像記録装置の一実施形態の要部を示す概略斜視図である。本実施形態においては、画像記録装置として、記録用紙に向けてインクを吐出する複数のノズル(画像記録素子)を直線上に配列したライン型インクジェットヘッド(記録ヘッド)を有するインクジェットプリンタを例にとって説明するが、本発明はインクジェットプリンタに限定されるものではない。
図1に示すように、本実施形態の画像記録装置(以下、インクジェットプリンタとする。)10は、複数のノズル(インク吐出口)を直線上に配列したライン型のインクジェットヘッド12を有し、図に矢印Qで示す方向に搬送される記録用紙(ペーパ)Pに画像記録(印字)を行うものである。
本実施形態のライン型のインクジェットヘッド12は、図に示すように、その長手方向(ノズル配列方向)が記録用紙Pの搬送方向Qに略直交する方向(以下、これを直交位置Mとする。)に配置されて、ラインヘッドとしての画像記録を行うばかりでなく、図に二点鎖線で示したように、その長手方向が記録用紙Pの搬送方向Qと略平行になるような方向(以下、これを平行位置Wとする。)に配置されて、この搬送方向Qとの平行性を保持したまま記録用紙Pの搬送方向Qと略直交する方向にシャトルスキャン(シャトル走査)可能なように構成される。
これを可能とするために、本実施形態のインクジェットプリンタ10は、インクジェットヘッド12を上記直交位置M及び平行位置Wに配置するための記録ヘッド配置手段14、及びインクジェットヘッド12を記録用紙Pの搬送方向Qに略平行な方向に保ったまま、インクジェットヘッド12を搬送方向Qと略直交する方向にシャトル走査するシャトル走査機構16を有している。
記録ヘッド配置手段14は、主に、インクジェットヘッド12を、図に実線で表された直交位置Mと図に二点鎖線で表された平行位置Wの間で回転させる回転用モータ18、及びインクジェットヘッド12の一端を保持して回転を確実に行わせるための案内板20によって構成される。
すなわち、インクジェットヘッド12は、その一方の端部12aを支持部材22に軸支され、端部12aを軸支する軸(回転用モータ18の回転軸に直結、図示省略)を中心として回転用モータ18によって回転される。このとき、インクジェットヘッド12の他方のL字状に形成された端部12bが、案内板20の上に位置し、案内板20によってガイドされつつ、その上を移動する。ここで、インクジェットヘッド12は、支持部材22によって軸支されており、端部12bは必ずしも案内板20に接してその上を摺動する必要はないが、案内板20があるため端部12bがそれ以上下へ下がることはない。これにより、インクジェットヘッド12は、その下側に設けられた不図示のノズル面が記録用紙Pの搬送面と略一定距離を保ちながら直交位置Mと平行位置Wの間を回転する。
図に二点鎖線で示した平行位置Wにおいては、インクジェットヘッド12の他方の端部12bは、もう1つの支持部材24によって支持される。支持部材24は、搬送方向Qと略直交する方向に延設されたスライダー(例えば、直動レール等)26上を移動可能となっている。インクジェットヘッド12は、平行位置Wにあるときは、搬送方向Qとの平行性を保ったまま、搬送方向Qと略直交する方向に移動してシャトル走査(シャトルスキャン)を行うようになっている。
インクジェットヘッド12にシャトル走査を行わせるためのシャトル走査機構16は、インクジェットヘッド12の一方の端部12aが軸支された支持部材22がその上を移動するように搬送方向Qと略直交する方向に延設されたボールネジ28と、これを駆動する移動用モータ30を有して構成される。
移動用モータ30によりボールネジ28が駆動されると、インクジェットヘッド12の一方の端部12aを軸支した支持部材22がボールネジ28上を移動し、これにともなって他方の端部12bを支持する支持部材24がスライダー26を同様に移動してシャトル走査が行われる。このとき、支持部材24は、インクジェットヘッド12の端部12bを例えば電磁石で固定し、移動の際インクジェットヘッド12ががたつかないようにしている。インクジェットヘッド12を直交位置Mに戻すときには、電磁石をオフにし、端部12bの固定を解除する。
図2(a)に、図1に示したインクジェットプリンタの要部の平面図を示し、図2(b)に、同じく図1に示したインクジェットプリンタの要部の右側から見た(搬送方向Qの上流側から見た)側面図を示す。
図2(a)に示すように、インクジェットヘッド12の一方の端部12aを軸支する支持部材22がその上を移動するボールネジ28と、平行位置Wにおいてインクジェットヘッド12の他方の端部12bを支持する支持部材24がその上を移動するスライダー26とが、略平行に配置され、その間に案内板20が四分円状に配置されている。そして、インクジェットヘッド12が回転用モータ18の回転軸を中心として、端部12bが案内板20にガイドされて直交位置Mと平行位置Wとの間を回転するようになっている。
また、図2(b)は、図2(a)のインクジェットヘッド12が直交位置Mにある場合を図2(a)の下側から見た側面図となっている。図2(b)に示すように、インクジェットヘッド12の、その下側にノズル面12cを有するヘッド本体12dは、案内板20よりも下に位置するように配置されている。これにより、インクジェットヘッド12が、図2(a)に二点鎖線で示した平行位置Wから平行性を保ったまま右方向に移動して(さらに左右方向の移動を繰り返し)シャトル走査をするときでも、ヘッド本体12dが案内板20の下側を通過するため、ヘッド本体12dが案内板20と衝突することはない。なお、案内板20は、インクジェットヘッド12の動きを阻害しないような固定部材(図示省略)に固定されている。
また、インクジェットヘッド12のL字状に形成された端部12bの垂直部12eは、案内板20との間に、わずかな隙間δを有している。これにより、インクジェットヘッド12の案内板20に沿った回転がなめらかに行われるとともに、後述する欠陥画素の修復時にインクジェットヘッド12をボールネジ28の軸方向に少しだけ移動(シフト)することが可能となる。
図3に、本実施形態のインクジェットプリンタ10のシステム構成をブロック図で示す。図3に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタ10は、システム全体の動作を制御する制御部40を有し、制御部40に対して、画像信号を始めとする各種信号が入力され、これらの入力信号を基に、各駆動部等の動きが制御される。図3においては、制御部40の左側が制御部40に対する入力系、右側が制御部40からの出力系である。
制御部40に対する入力系としては、ペーパ幅判断部42、データ変換部44、欠陥画素検出部46、補修用ノズル位置演算部48等があり、制御部40に対する出力系としては、ヘッド駆動部50、ヘッド回転機構52、搬送機構54、ヘッド移動機構56等がある。
ペーパ幅判断部42は、記録用紙Pの紙幅を検出するものである。その検出方法は特に限定はされず、さまざまな方法が適用可能である。例えば、画像記録開始時に記録用紙Pをマガジン(ロール紙の場合)あるいはカセット(シート状のカット紙の場合)等の記録用紙供給部にセットすると装置がマガジンID情報から紙幅を特定する機能を有していて、その検出信号をペーパ幅判断部42に送るようにしてもよいし、記録用紙供給部から供給され、記録ヘッド(インクジェットヘッド12)へ搬送される記録用紙Pの幅をセンサ(例えば、CCDセンサ等)によって検出し、ペーパ幅判断部42において、その検出信号からペーパ幅を判断するようにしてもよい。あるいは、オペレータが直接、ペーパ幅判断部42に紙幅を入力するようにしてもよい。
データ変換部44は、インクジェットヘッド12を直交位置Mに位置させて通常のラインヘッドとして記録する場合と、インクジェットヘッド12を平行位置Wに位置させてシャトル走査により記録する場合とで、インクジェットヘッド12に送る(記録用)データを変える必要があるが、その変換を行うものである。
欠陥画素検出部46は、インクジェットプリンタ10において、インクジェットヘッド12の搬送方向Q下流側に設けられた欠陥画素検出センサ(図示省略)からの信号に基づいて、どの画素に欠陥があるか、どのノズルが不良かを検出するものである。欠陥画素を検出するセンサは、特に限定はされず、CCDによって記録画像を読み込んで、読み込んだ画像を解析して欠陥画素を検出するようにしてもよいし、インクジェットヘッド12の直後に設置した不吐出検出センサにより、不吐出ノズルを検出するようにしてもよい。
補修用ノズル位置演算部48は、欠陥画素検出部46によって検出された欠陥画素を補修するのに、インクジェットヘッド12をどのように移動(回転あるいは回転と移動の組み合わせ等)させてどのノズルを用いて補修するかを演算して決定するものである。
ヘッド駆動部50は、インクジェットヘッド12を駆動するものであり、各ノズルからのインク吐出を制御して、入力された画像信号に応じて各ノズルからインクを吐出して画像記録を行うものである。
ヘッド回転機構52は、前述した記録ヘッド配置手段14に相当するものであり具体的には、図1あるいは図2を用いて説明したように、インクジェットヘッド12を直交位置Mと平行位置Wとの間で所定の角度に回転させる機能を有する回転用モータ18、及び案内板20によって構成される。
搬送機構54は、記録用紙Pを記録用紙供給部から引き出してインクジェットヘッド12に搬送するとともに、画像記録済みの記録用紙Pを記録用紙排出部に搬送するものである。ここで用いられる記録用紙Pとしては、長尺なロール紙を装填したマガジンから引き出して所定長にカットしたもの(あるいはカットせずにそのまま)を用いるようにしてもよいし、予め所定長のシート状にカットされてカセットに装填されたカット紙を用いるようにしてもよい。
ヘッド移動機構56は、シャトル走査機構16に相当し、移動モータ30によってボールネジ28を駆動して、インクジェットヘッド12を、搬送方向Qと略直交する方向に移動させるものである。これにより、インクジェットヘッド12を図2(a)に示す平行位置Wにあるインクジェットヘッド12をそのまま左右に移動することによりシャトル走査が実現される。また、詳しくは後述するが、このヘッド移動機構56によって、欠陥画素修復時には、インクジェットヘッド12をボールネジ28方向にわずかだけ移動させて欠陥のない正常なノズルで欠陥画素を再印字することにより欠陥画素の補修を行うこともできる。
このように本実施形態のインクジェットプリンタ10は、ペーパ幅判断部42を備えており、前述したようにCCD等のセンサによって記録用紙Pの幅を検出し、その幅に応じた画像記録を行うことができる。以下、記録用紙の紙幅に応じた画像記録の方法について説明する。
なお、ここでは、簡単のために、紙幅は、狭幅、中幅、広幅の3種類とする。狭幅とは、幅127mm×89mmのLサイズをいい、中幅とは、幅297mm×210mmのA4サイズをいい、広幅とは、幅420mm×594mmのA2サイズを言うものとする。
そして、ペーパ幅判断部42によって紙幅がインクジェットヘッド12の記録幅と略同じ中幅と判断された場合には、図4に示すように、インクジェットヘッド12を直交位置Mに配置して、通常のラインヘッドとして画像記録を行うこととする。
また、紙幅がインクジェットヘッド12の記録幅よりも大きい広幅と判断された場合には、図4に示すように、インクジェットヘッド12を平行位置W1まで直交位置Mから90°回転して、そのまま横方向(ボールネジ28方向)に、符号W2で示す位置まで移動し、この間でシャトル走査を行うこととする。これにより、記録用紙Pの幅がインクジェットヘッド12の記録幅よりも大きい場合でも同じインクジェットヘッド12を用いて画像記録することができる。
また、記録用紙Pの幅がインクジェットヘッド12よりも狭い、狭幅と判断された場合には、図4に符号Sで示すように、インクジェットヘッド12を搬送方向Qに略直交する直交位置Mから所定角度θだけ回転し、インクジェットヘッド12を傾けた位置Sとして、インクジェットヘッド12をこのように傾けた状態で画像記録を行う。このようにすると、見かけ上、図の横方向における記録密度が増大する。そこで、記録用紙Pの搬送方向Q(図1参照)におけるドットピッチを、上記インクジェットヘッド12を傾けた角度θに応じて所定量疎にして画像記録を行うようにすることで、解像度を低下させることなく高速で記録することが可能となる。
いまこれを、図5に示すように、インクジェットヘッド12のノズルが1列Aに配列された場合を例にとって説明する。インクジェットヘッド12が図5(a)に符号Mで示す直交位置(θ=0°)にある場合、記録用紙Pを搬送速度V[mm/s]で搬送し、A列のノズルn1〜n4をそれぞれ同時に吐出し、吐出周波数をf0 [Hz]として、全面ベタ画像を形成するとする。このときの記録用紙上での着弾後のインク位置を図5(b)に示す。記録用紙上に着弾したインク滴の、図に矢印で示す用紙搬送方向のピッチxは、x=V/f0 [mm]となる。また、用紙搬送方向に直交する方向(用紙幅方向)のピッチはa[mm]であったとする。
一方、このインクジェットヘッド12を、例えばθ=60°回転した位置Sにおいて、記録用紙Pの搬送速度を2V[mm/s](すなわち、2倍)として、A列のノズルn1、n3、n5をそれぞれ同時に吐出する。このときの記録用紙上での着弾後のインク位置を図5(c)に示す。このとき、着弾したインクの記録用紙搬送方向のピッチは、2x=2V/f0 [mm]となる。また、用紙幅方向のピッチはa/2[mm]となる。このようにA列のノズルを同時に駆動するとインクジェットヘッド12上に並んだノズルと同じ形で用紙搬送方向にピッチ2xで記録される。また、このとき、A列の各ノズルの吐出タイミングを左側から順次1つずつ駆動した場合の着弾後のインク位置を図5(d)に示す。この場合は、用紙搬送向の同じ位置で、用紙幅方向にピッチa/2[mm]で横1列に並んだインク滴が用紙搬送方向に2xのピッチで記録される。これらの図からわかるように、いずれの場合も、単位面積当たりの着弾ドット数は同じとなる。すなわち、インクジェットヘッド12を60度回転した位置Sにおいては、用紙幅方向のピッチが2倍となったため、同等の解像度を確保しながら、用紙搬送方向については、例えば用紙搬送速度を2倍にして、搬送方向のドットピッチを2倍と疎にすることができる。
このようにインクジェットヘッド12を直交位置Mにおいて搬送速度Vで記録した場合と、インクジェットヘッド12を直交位置Mから60°回転した位置Sにおいて、搬送速度を2倍にして各ノズルを用いて記録した場合とでは、同等の解像度となる。すなわち、インクジェットヘッド12を回転することにより、吐出周波数f0 を一定で変えずに記録用紙Pの搬送速度を上げることができ、画像の用紙の単位面積当たりのドット着弾数である解像度(画像品質)を落とすことなく、生産性を向上させることができる。
もちろん、このようにインクジェットヘッドを所定角度回転した状態で画像記録したり、90°回転してシャトル走査で画像記録する場合には、それに応じて画像データを変換しなければならない。前述したように、この画像データの変換はデータ変換部44において行われる。
図6に、データ変換部44における画像データ変換の概念を示す。図6(a)は、記録用紙Pの幅が中幅の場合、インクジェットヘッド12を直交位置Mに配置して、通常のラインヘッドとして画像記録する場合のデータであるY、M、Cの各色ビットマップデータを示す。また、図6(b)は、記録用紙Pの幅が狭幅の場合、インクジェットヘッド12を所定角度θだけ回転して、インクジェットヘッド12を傾けた場合のデータを表すものであり、データ変換部44において、図6(a)のデータからデータ変換した場合のY、M、Cの各色ビットマップデータを示す。また、図6(c)は、記録用紙Pの幅が広幅の場合、インクジェットヘッド12を平行位置Wとして、シャトル走査による画像記録をする場合のデータであり、やはりデータ変換部44において図6(a)のデータからデータ変換した場合の、Y、M、Cの各色ビットマップデータを示すものである。
中幅、狭幅、広幅それぞれの記録用紙の幅に応じて配置されたインクジェットヘッド12の各位置における画像記録を行う場合には、上に示したそれぞれの場合に応じて変換されたデータが各位置に配置されたインクジェットヘッドに送られ各色のノズルからそれぞれのデータに応じてインクが吐出され画像記録が行われる。
また、広幅の場合、上に述べたように、インクジェットヘッド12を直交位置Mから90°回転した位置(平行位置W)に配置するようにしているが、この90°回転した位置に、メンテナンスエリアを設けるようにしてもよい。すなわち、このメンテナンスエリアで、キャップ、吸引、ワイピング等のメンテナンス処理を行うようにしてもよい。このように90°回転した位置であれば、記録用紙Pの搬送等にも支障はなく、メンテナンス関係の設備を設置することができる。
以下、図7のフローチャートに沿って、本実施形態の作用を説明する。
画像記録をスタートする際、まず、図7のステップS100において、ペーパ幅判断部42で記録用紙Pの幅を検出し、以下、記録用紙Pの紙幅が、狭幅、中幅、広幅に応じてそれぞれの処理が行われる。ところで、前述したようにペーパ幅判断部42における紙幅の検出方法は特に限定はされず、様々な方法があるが、図7のフローチャートで示したのは、記録用紙Pを搬送する前に紙幅を検出する場合であり、ここでは、例えば、記録用紙Pを記録用紙供給部にセットすると装置が自動的に紙幅を検出し、その検出信号をペーパ幅判断部42に送るか、あるいはオペレータが直接紙幅を入力するようにすればよい。
記録用紙Pの幅が中幅(例えば、幅127mmのLサイズ)の場合には、ステップS102へ進み、記録用紙Pの搬送を開始し、次のステップS104において、インクジェットヘッド12を直交位置Mとして通常のラインヘッドとしての画像記録(印字)を行う。また、この場合には、通常の印字であり、特にデータ変換部44における画像データの変換は必要なく、例えば図6(a)に示すようなデータを用いて画像記録が行われる。
なお、上に述べたように、ここでは記録用紙Pの搬送前に紙幅を検出する例としたため、ペーパ幅検出の後でペーパ搬送開始となっているが、記録用紙Pを搬送し、搬送されている記録用紙Pをセンサで検出して紙幅を検出するようにした場合には、図7のフローチャートとは順番が入れ代わり、まずペーパ搬送開始、その後にペーパ幅検出を行うこととなる。
ステップS100において、記録用紙Pの幅が狭幅と判断された場合には、前述したようにインクジェットヘッド12を所定角度θ回転して記録することとなるため、ステップS106へ進み、それに応じたデータとなるようにデータ変換部44において画像データ変換を行う。例えば、図6(b)に示すようなデータに変換する。
次に、ステップS108において、回転用モータ18を駆動して、インクジェットヘッド12を所定角度θだけ回転した位置S(図4参照)に配置する。次に、ステップS104において、記録用紙Pを所定速度で搬送し、画像記録を行う。前述したように、この場合、横方向(搬送方向に略直交する方向)における画素密度が増えているため搬送速度を大きくし、ドットピッチを疎にして記録することができ、記録速度を上げることができ、生産性を向上させることができる。
また、ステップS100において、記録用紙Pの幅が広幅と判断された場合には、前述したようにインクジェットヘッド12を90°回転し平行位置Wとして、そこでシャトル走査を行って画像記録するため、ステップS110へ進み、データ変換部44において、画像データを、それに対応したデータ、例えば図6(c)に示すようなデータに変換する。
次にステップS112において、回転用モータ18を駆動して、インクジェットヘッド12を直交位置Mから平行位置Wまで90°回転する。そしてステップS114において、ペーパの間欠搬送を開始し、ステップS116において、移動用モータ30を駆動してインクジェットヘッド12を搬送方向Qと略直交する方向にスキャン移動させる。このようにして、ステップS104においてシャトル走査により画像記録を行う。
ステップS104以降は、記録用紙Pの幅が、狭幅、中幅、広幅いずれの場合も同様である。次にステップS118において、画像記録(印字)がすべて終了したか否か判断する。画像記録がまだ終了していない場合には、ステップS104に戻り、画像記録を続行する。
画像記録が終了した場合には、次のステップS120において、欠陥画素検出部46において、欠陥画素の検出を行い欠陥画素があったか否か判断する。欠陥画素が検出されなかった場合には、直ちに、ステップS132へ進み、記録済みの記録用紙Pを排出して処理を終了する。
ステップS120の判断において、欠陥画素が検出された場合には、次のステップS122において、補修用データを生成する。これには、欠陥画素検出部46の検出データに基づいて、補修用ノズル位置演算部48において、どのノズルを用いてどのように補修するかを決定し、それに応じた画像データを生成(あるいはデータ変換)する。
補修方法が決まったら、次のステップS124において、欠陥画素を有する記録用紙Pを逆搬送する。次のステップS126において、上で決定した補修方法に応じた位置にインクジェットヘッド12を配置する。すなわち、欠陥画素を正常なノズルで再印字できるようにインクジェットヘッド12を配置する。
例えば、記録用紙Pの幅が狭幅の場合、インクジェットヘッド12を所定角度回転した位置で記録しているが、このとき欠陥画素が検出された場合には、インクジェットヘッド12の角度はそのままでヘッド全体を横方向にシフトしたり、角度を少し回転したり、平行位置に移動してシャトル走査を行うことができるようにしたり、あるいは、これらのいくつかを適当に組み合わせて、欠陥ノズルとは異なる正常なノズル(修復ノズル)で欠陥画素を再度記録できるようにインクジェットヘッド12を配置する。
また、記録用紙Pの幅が中幅の場合、インクジェットヘッド12は直交位置で記録しているが、このとき欠陥画素が検出された場合には、インクジェットヘッド12を少し回転したり、直交位置のまま横方向に少しシフトしたり、平行位置に移動してシャトル走査を行うことができるようにしたり、あるいは、これらのいくつかを適当に組み合わせて、欠陥ノズルとは異なる正常な修復ノズルで欠陥画素を再度記録できるようにインクジェットヘッド12を配置する。
また、記録用紙Pの幅が広幅の場合、インクジェットヘッド12は平行位置でシャトル走査を行って記録しているが、このとき欠陥画素が検出された場合には、インクジェットヘッド12を平行位置のままシャトル走査したり、角度を少し回転したり、回転とシフトを組み合わせた移動をしたりすることにより、欠陥ノズルとは異なる正常な修復ノズルで欠陥画素を再度記録できるようにインクジェットヘッド12を配置するようにする。
なお、ここで図2(b)に示したように、インクジェットヘッド12のL字状に形成された端部12bの垂直部12eと案内板20との間には隙間δが存在するため、少なくともこの隙間δ分だけは、インクジェットヘッド12をその長手方向にシフトすることが可能である。このようにすることで、紙の幅方向位置を変えずに補修することが可能であり、紙位置移動機構を不要とすることができる。
次にステップS128において、再印字する前に、その補修位置でよいか判断し、補修位置がよくない場合には、ステップS126に戻り、再度インクジェットヘッド12の位置を配置し直す。そして補修位置がOKとなったら次のステップS130において、逆搬送してあった記録用紙Pを再度搬送しながら補修位置に配置されているインクジェットヘッド12により欠陥画素を再印字することにより補修を行う。
このとき、欠陥ノズルの回復動作は行わずに、正常なノズルで欠陥画素の周囲を再度画像記録する。欠陥画素を有する記録済みの記録用紙に再度記録することで記録用紙の無駄を省くことができる。また、ノズルの回復動作には時間を要するため、処理を急ぐ場合にはこのように正常なノズルで再印字することが好ましい。
補修済みの記録用紙及び欠陥画素を有しない良好な記録用紙は、次のステップS132において、排出され処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、1つのインクジェットヘッドで、複数の幅の記録用紙(例えば、狭幅、中幅、広幅の3種類等)に対する記録が可能であり、例えば、インクジェットヘッドの幅よりも広幅の記録を行う場合には、インクジェットヘッドを90°回転してそのままシャトル走査を行って画像記録することで広幅の記録も可能であるため、広幅の記録を行うために長尺のインクジェットヘッドを製造しなければならないという負荷を低減することができる。
また、中幅と同等の幅を有するインクジェットヘッドを用意すれば、中幅に対しては、通常のラインヘッドとして画像記録を行うことができ、さらに狭幅に対しては、インクジェットヘッドを傾けて(所定角度だけ回転して)記録するようにすれば、記録用紙の搬送速度を上げて生産性を向上させることができる。
また、欠陥画素が検出された場合には、インクジェットヘッドを回転したり、横方向にシフトしたり、シフトと回転を組み合わせることにより、欠陥画素を欠陥を有するノズル(不吐出ノズル等)以外の正常なノズルで再度記録することにより欠陥画素を容易に補修することができる。
以上、本発明の画像記録装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明に係る画像記録装置の一実施形態の要部を示す概略斜視図である。 (a)は、 図1の画像記録装置(インクジェットプリンタ)の要部の平面図であり、(b)は、同要部の側面図である。 本実施形態のインクジェットプリンタのシステム構成を示すブロック図である。 本実施形態のインクジェットヘッドで複数の幅の記録を行う様子を示す平面図である。 本実施形態のインクジェットヘッドで狭幅の記録を高速に行うことを示す説明であり、(a)はインクジェットヘッドの回転を示す平面図、(b)は直交位置で記録した場合のインク着弾位置を示す平面図、(c)はインクジェットヘッドを回転した状態で各ノズル同時に駆動した場合のインク着弾位置を示す平面図、(d)インクジェットヘッドを回転した状態で各ノズルを順次に駆動した場合のインク着弾位置を示す平面図である。 データ変換部における画像データ変換の様子を示す概念図であり、(a)は通常のラインヘッドとしての中幅の記録の場合、(b)はインクジェットヘッドを所定角度回転した狭幅の記録の場合、(c)はインクジェットヘッドを90°回転してシャトル走査により広幅の記録をする場合を示すものである。 本実施形態の作用を示すフローチャートである。
符号の説明
10…画像記録装置(インクジェットプリンタ)、12…インクジェットヘッド、14…記録ヘッド配置手段、16…シャトル走査機構、18…回転用モータ、20…案内板、22、24…支持部材、26…スライダー、28…ボールネジ、30…移動用モータ、40…制御部、42…ペーパ幅判断部、44…データ変換部、46…欠陥画素検出部、48…補修用ノズル位置演算部、50…ヘッド駆動部、52…ヘッド回転機構、54…搬送機構、56…ヘッド移動機構

Claims (2)

  1. 複数の画像記録素子が配列されたライン型記録ヘッドにより記録媒体に画像記録を行う画像記録装置であって、
    前記ライン型記録ヘッドを、前記記録媒体の搬送面と平行な面内において、少なくとも、前記ライン型記録ヘッドの長手方向が前記記録媒体の搬送方向と略直交する直交位置、及び前記ライン型記録ヘッドの長手方向が前記記録媒体の搬送方向と略平行となる平行位置の間の任意の位置に回転し、配置する記録ヘッド配置手段と、
    前記ライン型記録ヘッドを、前記平行位置を保ちながら前記搬送方向と略直交する方向に走査させるシャトル走査機構と、
    前記搬送方向における前記記録媒体の幅を検出する幅検出手段とを備え、
    前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体の幅が、前記ライン型記録ヘッドの長手方向における前記画像記録素子による有効記録幅の長さと略同じ場合には、前記ライン型記録ヘッドを前記直交位置として、前記ライン型記録ヘッドに対して略直交する方向に前記記録媒体を搬送しながら画像記録を行い、
    前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体の幅が、前記ライン型記録ヘッドの長手方向における前記画像記録素子による有効記録幅の長さよりも大きい場合には、前記ライン型記録ヘッドを前記平行位置として、前記平行位置を保ちながら前記搬送方向と略直交する方向に前記ライン型記録ヘッドを走査して画像記録を行い、
    前記幅検出手段によって検出された前記記録媒体の幅が、前記ライン型記録ヘッドの長手方向における前記画像記録素子による有効記録幅の長さよりも小さい場合には、前記ライン型記録ヘッドを、前記直交位置に対して所定角度傾けた位置に配置するとともに、前記ライン型記録ヘッドを所定角度傾けたことにより、前記記録媒体幅方向のドットピッチが小さくなった分、前記記録媒体の搬送速度を上げることにより前記記録媒体の搬送方向におけるドットピッチを増大させて、前記ライン型記録ヘッドを傾ける前後で、単位面積当たりの解像度が同等となるように画像記録を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置であって、さらに、前記ライン型記録ヘッドの前記搬送方向下流側に前記記録媒体に記録された画像の欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段を備え、欠陥画素を検出した場合には、前記記録ヘッド配置手段と前記シャトル走査機構との少なくとも一方を駆動して、前記欠陥画素を記録したノズルとは異なるノズルを用いて前記欠陥画素を再度画像記録を行うことにより欠陥画素を修復することを特徴とする画像記録装置。
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