JP2006253990A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板を固定すると同時にケーブル側の防水をも行える、ポール型アンテナ装置を提供すること。
【解決手段】 外装ケースの下端に取り付けられるアンダーキャップ(34)にパッキン(35)が圧入され、パッキン(35)に低雑音増幅器(61)を搭載する基板(32)が挿入される。外装ケースは、可撓性の絶縁フィルム部材を筒状に丸めて形成された筒体(11)と、基板(32)とを覆う。筒体には、少なくとも一本の導体から成るアンテナパターンが形成される。低雑音増幅器(61)には、外装ケースの下端から下方へ延在するケーブル(31)の一端が接続される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ポール型アンテナ装置に関し、特に、人工衛星からの電波(以下「衛星波」とも呼ぶ。)または地上での電波(以下「地上波」とも呼ぶ。)を受信してデジタルラジオ放送を聴取することが可能なデジタルラジオ受信機用のパーソナルタイプの小型ポール型アンテナ装置に関する。
近時、衛星波または地上波を受信して、デジタルラジオ放送を聴取可能にしたデジタルラジオ受信機が開発され、米国において実用化されている。このデジタルラジオ受信機は、一般には、自動車等の移動体に搭載され、周波数が約2.3GHz帯の電波を受信してラジオ放送を聴取することが可能である。すなわち、デジタルラジオ受信機は、モバイル放送を聴取することが可能なラジオ受信機である。受信電波の周波数が約2.3GHz帯なので、そのときの受信波長(共振波長)λは約128.3mmである。尚、地上波は、衛星波を一旦、地球局で受信した後、周波数を若干シフトし、直線偏波で再送信したものである。すなわち、衛星波は円偏波であるの対して、地上波は直線偏波である。
このようにデジタルラジオ放送では、約2.3GHz帯の周波数の電波が使用されるので、その電波を受信するアンテナ装置は、室外に設置されなければならない。
デジタルラジオ受信機としては、自動車に搭載されるもの、家屋などに設置されるもの、さらに、バッテリを電源として持ち運びができる可搬型のものがある。
可搬型のデジタルラジオ受信機の具体例として、可搬型音響機器等の可搬型電子機器が提供されている。この可搬型電子機器では、デジタルラジオ放送を聴取するためのデジタルチューナに加えて、例えばコンパクトディスク(CD)等の光ディスクを再生するための光ディスクドライブや、アンプ、スピーカを一体的に筐体に内蔵している。
一方、約2.3GHz帯の周波数の電波を受信するアンテナとしては、種々の構造のものが提案されている。その形状で大別すると、パッチアンテナである平面型(平板型)と、ループアンテナやヘリカルアンテナ等の円筒型とがある。このような平面型アンテナや円筒型アンテナは、前述した可搬型電子機器の筐体とは別体の状態で用意され、筐体に内蔵されたデジタルラジオチューナに対してケーブルおよびコネクタを介して接続され、使用される。
次に、円筒型アンテナの一つであるヘリカルアンテナについて説明する(例えば、特許文献1参照)。ヘリカルアンテナは、円筒または円柱(以下「円筒」と呼ぶ。)状部材の周りに少なくとも1本の導線をヘリックス状(螺旋状)に巻いた構造をしており、上述した円偏波を効率良く受信することができる。したがって、ヘリカルアンテナは、専ら衛星波を受信するために使用される。円筒状部材の材料としてはプラスチックなどの絶縁材料が使用される。また、導線の本数としては、受信感度を向上させるために、例えば、4本等のように複数本が使用されるのが一般的である。一方、円筒状部材に複数本の導線をヘリックス状に巻くのは実際には非常に困難である。その為、可撓性の絶縁フィルム部材の一面上に複数本の導線から成るアンテナパターンを印刷したもの(以下「アンテナパターン付き絶縁フィルム部材」と呼ぶ)を作製し、そのアンテナパターン付き絶縁フィルム部材を上記一面が外周面となるように円筒状に丸めることによって、ヘリカルアンテナを製造することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
尚、円筒状部材の周りに複数本の導線をヘリックス状(螺旋状)に巻いた構造のヘリカルアンテナの場合、そのヘリカルアンテナの複数本のヘリックス導線で受信された複数の衛星波(円偏波)は、移相器によってそれらの位相をシフトすることにより互いに位相を一致させて(調整して)合成された後、低雑音増幅器(LNA)によって増幅され、受信機本体へ送られる。ここで、ヘリカルアンテナと移相器とLNAとの組合せは、アンテナ装置と呼ばれる。
また、円筒状部材の外周面にアンテナパターンを形成して成るヘリカルアンテナと、その円筒状部材の外周面にアンテナパターンと連続して(接続して)形成されたフェーズシフタパターンを形成して成る移相器とを含むアンテナ装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
このようなアンテナ装置は、防水のために、有頭の筒状外装ケース(シリンダ)内に収容される。従って、アンテナ装置全体の外観形状は、ポール形状を呈することになる。その為、このような外観を持つアンテナ装置はポール型アンテナ装置と呼ばれる。ポール型アンテナ装置は、例えば、ポケットなどにクリップで挟んだ状態で携帯されるので、人体に近接して配置されることになる。
特開2001−339227号公報 特開2003−37430号公報 特開2001−339228号公報
上述したポール型アンテナ装置は、その下端側から延在したケーブルを介して、前述した可搬型電子機器に接続される。また、ポール型アンテナ装置は、上記低雑音増幅器(LNA)などの電子部品を搭載する基板を内蔵している。そのため、このようなポール型アンテナ装置では、小型化の為に、上記基板を外装ケース(シリンダ)内で固定すると同時に、ケーブル側からの防水構造を持たせる必要がある。
したがって、本発明の課題は、基板を固定すると同時にケーブル側の防水をも行える、ポール型アンテナ装置を提供することにある。
本発明によれば、可撓性の絶縁フィルム部材(20)を筒状に形成された筒体(11)と、該筒体に形成された少なくとも一本の導体から成るアンテナパターン(21〜24)と、低雑音増幅器(61)を搭載する基板(32)と、前記筒体と前記基板とを覆う筒状の外装ケース(40)と、前記低雑音増幅器に一端が接続されて前記外装ケースの下端から下方へ延在するケーブル(31)と、前記外装ケースの下端に取り付けられるアンダーキャップ(34)と、前記アンダーキャップに圧入されるパッキン(35)とを備え、前記基板が前記パッキンに挿入されることを特徴とするアンテナ装置(10)が得られる。
上記アンテナ装置において、前記アンダーキャップと前記パッキンとの間にブーツ(33)が配設されて良い。前記基板(32)は、その両側面から側方へ突出する両側端部(321)を持ち、前記アンダーキャップ(34)は、前記両側端部が挿入される切り欠き(341)を持つことが好ましい。前記アンダーキャップ(34)には、前記基板圧入の際に、前記基板が戻るのを防止する爪(342)が形成されており、前記基板の前記両側端部には、前記爪に収まるような切り欠き(321a)が形成されていることが好ましい。前記パッキン(35)は、前記基板の下端部(322)が挿入される切り欠き(351)を持つことが好ましい。前記アンダーキャップ(34)は、前記外装ケース(40)の下端に超音波溶着によって接合されることが望ましい。前記外装ケース(40)は、シリンダ部(41)とトップカバー(42)とから構成されて良い。この場合、前記トップカバー(42)は、前記シリンダ部の上端に超音波溶着によって接合されることが望ましい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、アンダーキャップにパッキンを圧入し、基板でその圧入状態を固定しているので、ケーブル側に防水機能を持たせる事ができる。また、同時に基板も固定されるので、基板の位置決めもできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態に係るポール型アンテナ装置10について説明する。図示のポール型アンテナ装置10は、デジタルラジオ受信機用のアンテナ装置であって、可搬型電子機器(図示せず)の筐体に内蔵されたデジタルラジオチューナ(図示せず)に対してケーブル31およびコネクタ(図示せず)を介して接続され、使用される。
図示のポール型アンテナ装置10は、図2に示されるような可撓性の絶縁フィルム部材20を筒状に丸めて形成された筒体11を有する。図2において、(A)は絶縁フィルム部材20の第1の面20−1を示し、(B)は絶縁フィルム部材20の第2の面20−2を示す。絶縁フィルム部材20は、ヘリカルアンテナ部分20Hとフェーズシフタ部分20Pとから構成される。ヘリカルアンテナ部分20Hは、実質的に平行四辺形の形状をしており、フェーズシフタ部分20Pは、実質的に矩形の形状をしている。
絶縁フィルム部材20の一対の側辺間を、第1の面20−1が内周面となるように接続することにより、図1に示されるような、筒体11が形成される。一対の側辺間の接続は、例えば、両面接着テープや接着剤、半田付けなどによって行われる。
ヘリカルアンテナ部分20Hの第1の面20−1上には、第1乃至第4の導体21,22,23,24から成るアンテナパターンが形成されている。図示の第1乃至第4の導体21〜24の各々は、ポール型アンテナ装置10の長手方向で2回反対方向へ屈曲した状態で、側辺と平行に延在して形成されている。従って、上述したように絶縁フィルム部材20を筒体11に丸めると、第1乃至第4の導体21〜24の各々は、筒体11の内周面に、ポール型アンテナ装置10の長手方向で2回反対方向へ屈曲した状態で、ヘリックス状に延在して形成されることになる。第1乃至第4の導体21〜24から成るアンテナパターンはヘリカルアンテナとして働く。
このように本実施の形態では、第1乃至第4の導体21〜24の各々がポール型アンテナ装置10の長手方向で屈曲しているので、導体を屈曲しない場合に比較して、ポール型アンテナ装置10の高さを低くすることができる。
フェーズシフタ部分20Pの第1の面20−1上には、上記アンテナパターンと電気的に接続されたフェーズシフタパターン25が形成されている。従って、上述したように絶縁フィルム部材20を筒体11に丸めると、筒体11の内周面にフェーズシフタパターン25が形成されることになる。このフェーズシフタパターン25は移相器として働く。
フェーズシフタ部分20Pの第2の面20−2上には、グランドパターン27が形成されている。すなわち、グランドパターン27は、フェーズシフタパターン25が形成された場所と対向する面に形成されている。従って、上述したように絶縁フィルム部材20を筒体11に丸めると、筒体11の外周面で、且つフェーズシフタパターン25が形成された場所と対向する面にグランドパターン27が形成されることになる。このグランドパターン27は、フェーズシフタパターン25を覆うように設けられたシールド部材として働く。
ポール型アンテナ装置10は、筒体11を覆う有頭で筒状の外装ケース(シリンダ)40を更に有する。この外装ケース40の内径は、筒体11の直径よりも大きい。
上述したように、本実施の形態では、ヘリカルアンテナ部分20Hを構成する第1乃至第4の導体21〜24から成るアンテナパターンが、筒体11の内周面20−1に形成されているので、アンテナパターンと外装ケース40の内壁とが直接接触することはない。従って、ポール型アンテナ装置10のアンテナ特性が外装ケース40の影響を受けるのを防止することができる。また、シールド部材として働くグランドパターン27がフェーズシフタパターン25の外側に配置されるので、ポール型アンテナ装置10のアンテナ特性が人体の影響を受けるのを防止することができる。その結果、本実施の形態に係るポール型アンテナ装置10は、使用中においても所望のアンテナ特性を得ることができる。
図示の実施の形態では、ヘリカルアンテナ部分20Hの外周面の先端部に第1の環状クッション材51が巻かれている。また、この第1の環状クッション材51の直下に第2の環状クッション材52がヘリカルアンテナ部分20Hの外周面に巻かれている。第2の環状クッション材52の厚さは、筒体11と外装ケース40との間の隙間より若干厚めである。第1および第2の環状のクッション材51、52は、例えば、発砲ウレタンなどの材料から成る。
このように、ヘリカルアンテナ部分20Hの外周面の先端部に第1の環状クッション材51を巻くことにより、ヘリカルアンテナ部分20Hの先端部の誘電率を変動させることができ、それにより、ポール型アンテナ装置10のアンテナ周波数特性を調整することが可能となる。従って、第1の環状クッション材51の厚さ、太さを変更することにより、ポール型アンテナ装置10のアンテナ周波数特性を変更することが可能となる。とにかく、第1の環状クッション材51は、ポール型アンテナ装置10のアンテナ周波数特性を調整する特性調整手段として働く。
一方、第2の環状クッション材52は、外装ケース40の内壁とヘリカルアンテナ部分20Hとの間のクッション的な役割を果たし、外装ケース40の内壁とヘリカルアンテナ部分20Hとの間の隙間を一定に保つことができる。これにより、外装ケース40に対するヘリカルアンテナ部分20Hの極端な傾きを防ぐことができるので、ポール型アンテナ装置10の指向性のばらつきを抑制することが可能となる。ここで、上述したように、第2の環状クッション材52の厚さがヘリカルアンテナ部分20Hと外装ケース40の内壁との間の隙間より若干厚いので、第2の環状クッション材52は外装ケース40に圧入されることになる。この結果、外装ケース40の内壁とヘリカルアンテナ部分20Hとの間の距離を一定に保つことができる。とにかく、第2の環状クッション材52は、筒体11と外装ケース40の内壁との間の間隔を一定に保持する間隔保持手段として働く。
ポール型アンテナ装置10は、基板32を備える。この基板32上には低雑音増幅器(後述する)などの電子部品が搭載されている。この低雑音増幅器はフェーズシフタパターン25の出力端子25aとケーブル31の一端とに接続される。
ヘリカルアンテナ部分20Hの4本の導体21〜24で受信された複数の衛星波(円偏波)は、フェーズシフタパターン25によってそれらの位相をシフトすることにより互いに位相を一致させて(調整して)合成された後、低雑音増幅器(LNA)によって増幅され、ケーブル31を介して受信機本体(図示せず)へ送られる。
図1に加えて図3乃至図5をも参照して、ポール型アンテナ装置10は、ケーブル31に摺動自在に取り付けられたブーツ33と、外装ケース40の下端に後述するように取り付けられるアンダーキャップ(ボトムカバー)34と、防水用のパッキン35とを更に備える。ブーツ33はポリウレタン製である。
アンダーキャップ34にブーツ33とパッキン35とを入れ、そこに基板32を挿入することにより、ケーブル31側の防水機能と基板固定機能とを持たせている。
図6はアンダーキャップ34の断面図である。図6に示されるように、アンダーキャップ34は、その上端側に、基板32の両側端部321が挿入される切り欠き341を持つ。アンダーキャップ34には、基板32圧入の際に戻らないよう、爪342が付けられている。また、アンダーキャップ34の下端には、ブーツ33が貫通される開口343が空けられている。
一方、基板32は、その両側面から側方へ突出した両側端部321を有する。この基板32の両側端部321には、図3に示されるように、アンダーキャップ(ボトムカバー)34の爪342に収まるような切り欠き321aが形成されている。
図7はパッキン35を示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は(B)のB−B断面図である。図6及び図7に示されるように、パッキン35の外径D2は、アンダーキャップ34の内径D1よりも大きい。パッキン35には、基板32の下端部322が挿入される切り欠き351が形成されている。
このように、アンダーキャップ34にパッキン35が圧入され、基板32でその圧入状態が固定されることにより、ケーブル31側の防水機能を持たせている。その際、基板32も外装ケース40内で固定されるので、基板32の位置決めもできる。
図8を参照すると、外装ケース40は、シリンダ部41とトップカバー42とから構成される。シリンダ部41の内壁には、基板31の両側端部321が挿入される溝411が切られている。
図9はポール型アンテナ装置10の外観を示す正面図であり、図10はポール型アンテナ装置10の断面図を示す。トップカバー42はシリンダ部41の上端に超音波溶着によって接合されている。ボトムカバー(アンダーキャップ)34は、シリンダ部41の下端に超音波溶着によって接合されている。従って、ネジを使用しない構造なので、部品点数を削減することができる。
図11乃至図14を参照して、基板32と筒体11との配置関係について説明する。筒体11は、基板32の両側端部321が挿入される切り欠き11aを有する。
その為、図13に示されるように、低雑音増幅器(LNA)61を搭載した基板31の一部は、筒体11の内部に挿入される。筒体11に形成された出力端子25aは、図14に示されるように、半田62により基板31と接続される。
このように、基板31の一部を筒体11の内部に挿入するので、ポール型アンテナ装置10の長手方向のサイズを短縮することができる。又、筒体11と基板31との間の接続を、可撓性の絶縁フィルム部材20に形成した出力端子25aを用いて行うので、従来のような特別なターミナル(金属部品)が不要となり、部品点数を削減することができる。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上記実施の形態では、アンテナパターンとして筒体の内周面に形成された4本の導体を用いているが、少なくとも1本の導体から成って良い。導体が1本の場合には、移相器(フェーズシフタ部分)は不要である。上記実施の形態では、アンテナパターンとフェーズシフタパターンとが筒体の内周面に形成されているが、アンテナパターンやフェーズシフタパターンは、筒体の外周面に形成されても良い。外装ケースに基板を固定して圧入しても良い。上記実施の形態では、特性調整手段として筐体の外周面の先端部に巻かれた環状クッション材を用いているが、これに限定されないのは勿論である。さらに、上記実施の形態では、間隔保持手段としてアンテナパターンが形成された筐体の外周面の先端近傍に巻かれた環状クッション材を用いているが、フェーズシフタパターンが形成された筐体の外周面の部分に巻かれた環状クッション材を用いても良いし、外装ケース(シリンダ)自体で筒体を固定するようにしても良い。更に、上述した実施の形態では、特性調整手段および間隔保持手段として2種類の環状クッション材を使用しているが、構造上問題がなければ、1種類の環状クッション材で代替しても良い。
また、上記実施の形態において説明したポール型アンテナ装置は、デジタルラジオ受信機用のパーソナルタイプで小型のアンテナ装置に適しているが、これに限定される訳ではなく、GPS受信機用のアンテナ装置や、他の衛星波、地上波を受信するための移動体通信用のアンテナ装置としても適用可能である。
本発明の一実施の形態に係るポール型アンテナ装置を示す概略分解正面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置に使用されるヘリカルアンテナ部分及びフェーズシフタ部分の展開図で、(A)は第1の面(内周面)を示す平面図、(B)は第2の面(外周面)を示す平面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置を、外装ケースを除いて示す、分解背面図である。 図3に示したポール型アンテナ装置を、筒体を除いて示す、分解背面図である。 図4に示したポール型アンテナ装置の分解側面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置に使用されるアンダーキャップの断面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置に使用されるパッキンを示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は(B)のB−B断面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置の分解正面断面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置の外観を示す正面図である。 図1に示したポール型アンテナ装置の正面断面図を示す。 図1に示したポール型アンテナ装置に使用される、基板と筒体との配置関係を説明するための分解側面図である。 図11に示した基板と筒体との配置関係を説明するための分解背面図である。 図11に示した基板と筒体とを組み付けた状態を示す背面図である。 図13の丸で囲んだ部分の拡大図である。
符号の説明
10 ポール型アンテナ装置
11 筒体
20 可撓性の絶縁フィルム部材
20H ヘリカルアンテナ部分
20P フェーズシフタ部分
20−1 第1の面(内周面)
20−2 第2の面(外周面)
21〜24 導体(アンテナパターン)
25 フェーズシフタパターン(移相器)
25a 出力端子
27 グランドパターン(シールド部材)
31 ケーブル
32 基板
33 ブーツ
34 アンダーキャップ(ボトムカバー)
35 パッキン
40 外装ケース(シリンダ)
41 シリンダ部
42 トップカバー
51 第1の環状クッション材(特性調整手段)
52 第2の環状クッション材(間隔保持手段)
61 低雑音増幅器(LNA)

Claims (7)

  1. 可撓性の絶縁フィルム部材を筒状に形成された筒体と、
    該筒体に形成された少なくとも一本の導体から成るアンテナパターンと、
    低雑音増幅器を搭載する基板と、
    前記筒体と前記基板とを覆う筒状の外装ケースと、
    前記低雑音増幅器に一端が接続されて前記外装ケースの下端から下方へ延在するケーブルと、
    前記外装ケースの下端に取り付けられるアンダーキャップと、
    前記アンダーキャップに圧入されるパッキンとを備え、
    前記基板が前記パッキンに挿入されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンダーキャップと前記パッキンとの間にブーツが配設されている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記基板は、その両側面から側方へ突出する両側端部を持ち、前記アンダーキャップは、前記両側端部が挿入される切り欠きを持つことを特徴とする、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンダーキャップには、前記基板圧入の際に、前記基板が戻るのを防止する爪が形成されており、前記基板の前記両側端部には、前記爪に収まる切り欠きが形成されている、請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記パッキンは、前記基板の下端部が挿入される切り欠きを持つ、請求項1乃至4のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  6. 前記アンダーキャップは、前記外装ケースの下端に超音波溶着によって接合されている、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  7. 前記外ケースは、シリンダ部とトップカバーとから構成され、前記トップカバーは、前記シリンダ部の上端に超音波溶着によって接合されている、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
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