JP2006252341A - 電子機器、制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子機器、制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 リアルタイム性の高い動作を確保しつつ、バススレーブの処理能力を向上させることができるようにする。
【解決手段】 第2のDMAC210におけるアドレス予約量のカウンタ値STK2がスレッシュホールドレベルSTK_THRを超えるまでは、第2のDMAC210は、アドレス予約を行い、カウンタ値STK2がスレッシュホールドレベルSTK_THRを超えたら、アドレス要求信号REQ2をマスクし、アドレス要求信号REQ2に基づく要求の発行を禁止することにより、カウンタ値STK2がスレッシュホールドレベルSTK_THRを超えるまで、第2のDMAC210がアドレス予約を連続して行うことが出来るようにして、リアルタイム性の高い動作を確保しつつ、SDRAM90のパフォーマンスを低下させることを防止することができるようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子機器、制御方法、及びコンピュータプログラムに関し、特に、複数のバスマスタが、バススレーブに対し要求を行ってデータを処理するために用いて好適なものである。
従来、CPUや、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(以下DMACと称する)が、バスマスタとなってバスを制御することが多かった。通常は、CPUがバスマスタとなりバスを占有する。DMACがバスマスタとなる場合には、DMACがCPUに対してバスリクエストを送信する。CPUは、このバスリクエストを受け取るとバスを開放する。そうすると、バスの使用権利(以下バス権と称する)がDMACへ移り、DMACがバスマスタとして動作する。従来は、このような方式でDMACがバスマスタとなるようにするのが一般的であった(特許文献1を参照)。
特開平5−334232号公報
しかしながら、前述した方式であると、バスマスタが、バス権を移さないと他のバスマスタがバス権を取得することはできず、バス権を取得できないバスマスタは、ロックされた状態となる。このため、前述した方式は、インタロック(Inter lock)方式のバスと呼ばれる。
ところで、昨今、システムの多機能化が進むことに伴い、前記CPUやDMAC以外の他の多数のバスマスタがシステムに接続されるようになった。すると、あるバスマスタがバスを占有する間、他のバスマスタがロックされた状態となる。したがって、前述した方式では、前記他のバスマスタは、バスへのアクセスが待たされる。すなわち、前記他のバスマスタがバスを使用できるようになるまでの待ち時間が長くなる。
そこで、バスを使用できるようになるまでの待ち時間を解消するために、スプリットバストランザクション(Split Bus Transaction)方式が採用されるようになった。このスプリットバストランザクション方式では、アドレスフェーズとデータフェーズとが分離されており、複数のバスマスタが、アドレスフェーズにおいて、アクセスするスレーブデバイスに対してアドレスの使用を予約する。そして、前記複数のバスマスタは、非同期に発生するデータフェーズにおいて、スレーブとデータのアクセスを行う。
前記スプリットバストランザクション方式を採用することより、あるバスマスタがバスを占有することなく、バスマスタがロックされた状態をできるだけ回避することが可能になる。よって、前記スプリットバストランザクション方式では、前記インタロック方式よりも、トータルのバス効率(バンド幅)を高くすることが可能である。
しかしながら、前記スプリットバストランザクション方式では、例えば複数のバスマスタから、バススレーブであるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)へのリクエストがアドレスフェーズで混在することになる。したがって、前記スプリットバストランザクション方式は、複数のバスマスタに、均等にバス権を与えられる(特定のバスマスタがロックされる状態を避ける)点においては有利であるが、複数のバスマスタのアクセスの状態によっては、SDRAMのパフォーマンスを著しく低下させる要因となり得るという問題点があった。
そこで、本願発明者らは、複数のバスマスタが、アドレスフェーズにおいて、スレーブデバイスに対してアドレスを予約することによって、SDRAMのパフォーマンスが低下する要因について詳細に調査した。ここで、SDRAMのパフォーマンスが低下する要因について説明する。
(1) SDRAMへのアクセスに、読み出し(Read)と書き込み(Write)とが交互に起こる場合
図7は、一般的なDDR(Double date rate)タイプのSDRAMにおける動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。DDRタイプのSDRAMとは、クロック信号の立ち上がり時と立ち下がり時の両方でデータを処理することが可能なSDRAMである。クロック信号の立ち上がり時又は立ち下がり時の何れかでデータを処理するSDR(Single date rate)タイプのSDRAMと比較すると、2倍の速度でデータの処理を行うことが可能である。
なお、図7では、バースト長を8(BL=8)、CASレイテンシー(Column Address Strobe latency)を2(CL=2)とした場合のタイミングチャートを示している。
また、図7に示すタイミングチャートでは、同一のロウアドレスへのアクセスを行う場合を示しており、プリチャージは発生していない。アクセスの順序によっては、現在のアクセスから次のアクセスまでの間にタイミングギャップが発生する。
図7(a)に示すように、Readコマンドの次に、Readコマンドが発生する場合には、タイミングギャップは発生しない。また、図7(b)に示すように、Writeコマンドの次に、Writeコマンドが発生する場合にも、タイミングギャップは発生しない。
これに対し、図7(c)に示すように、Readコマンドの次にWriteコマンドが発生する場合のタイミングギャップは1サイクルである。また、図7(d)に示すように、Writeコマンドの次にReadコマンドが発生する場合のタイミングギャップは、3.5サイクルのである。
以上のように、読み出し(Read)又は書き込み(Write)を連続してアクセスする方が、タイミングギャップが少なく、SDRAMのパフォーマンスが高いことが分かる。
(2) SDRAMのアクセスに、バンクコンフリクトが起こる場合
図8は、プリチャージが必要なDDRタイプのSDRAMにおける動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。図8でも、図7と同様に、バースト長を8(BL=8)とし、CASレイテンシーを2(CL=2)とした場合のタイミングチャートを示している。
スプリットバストランザクション方式では、複数のバスマスタが、バススレーブであるSDRAMに対してアクセスする。このため、図8に示したように、同一バンクの異なるページ(ロウアドレス)へのアクセス(以下、バンクコンフリクトと称する)が発生する場合が多くなる可能性がある。このようなアクセスが発生すると、ページクローズ(SDRAMへのプリチャージ)、及びページオープン(SDRAMへのアクティブ)が必要となり、バンクコンフリクトにおけるタイミングギャップが、バスの転送効率を大幅に低下させる可能性がある。
図8(a)に示すように、Readコマンド、Pre Chargeコマンド、ACT(Active)コマンド、及びReadコマンドが、この順番で発生する場合のタイミングギャップは、6サイクルである。図8(b)に示すように、Writeコマンド、Pre Chargeコマンド、ACTコマンド、及びWriteコマンドが、この順番で発生する場合のタイミングギャップは、8サイクルである。
図8(c)に示すように、Readコマンド、Pre Chargeコマンド、ACTコマンド、及びWriteコマンドが、この順番で発生する場合のタイミングギャップは、4.5サイクルである。図8(d)に示すように、Writeコマンド、Pre Chargeコマンド、ACTコマンド、及びReadコマンドが、この順番で発生する場合のタイミングギャップは、9.5サイクルである。
このようなタイミングギャップは、DRAMの種別ごとに多少異なるが、プリチャージ(Pre Charge)を必要とするSDRAMへのアクセスに関しては、一般に多くのタイミングギャップを要し、これらタイミングギャップが、SDRAMのパフォーマンスを低下させることになる。
特に、DDRタイプのSDRAMでは、タイミングギャップによるパフォーマンスの低下が著しく現れる。バースト長を8としてDDRタイプのSDRAMにアクセスした場合、1回のバースト転送を行うために必要なクロックサイクル数は、4サイクルである。仮に、バンクコンフリクトの起こらない(プリチャージを必要としない)読み出し(Read)又は書き込み(Write)の連続転送を行った場合は、SDRAMのバンド幅として、ほぼ100%の帯域を得ることが可能である。
しかしながら、仮に、1回のバースト転送を行っている間に、1サイクルのタイミングギャップが毎回発生すると、全体のクロックサイクル数は、4サイクルのアクセスと、1サイクルのタイミングギャップとを含んだ5サイクルとなる。よって、(タイミングギャップの割合に応じて)バンド幅が20%低下する。
バースト長を8としてSDRタイプのSDRAMにアクセスした場合、1回のバースト転送を行うために必要なクロックサイクル数は、8サイクルである。よって、1サイクルのタイミングギャップが発生した場合の全体のクロックサイクル数は、9サイクルとなり、(タイミングギャップの割合に応じて)バンド幅が約11%低下する。
以上のように、DDRタイプのSDRAMは、SDRタイプのSDRAMに対して、クロックレート上、2倍の速度でデータのアクセスを行う。ところが、データのアクセス以外の期間であるコマンド発行期間や、前述したタイミングギャップが発生している期間に関しては、SDRタイプのSDRAMと変わることはない。よって、DDRタイプのSDRAMとしてのクロックレート分である2倍の帯域を最高性能帯域と見込むと、1サイクル分の帯域損失は、その2倍の2サイクル分の帯域損失となって効いてくる。従って、SDRAMに対するアクセスに発生するタイミングギャップは、例え1サイクルであってもSDRAMの処理能力(パフォーマンス)に大きく影響されることになる。
このように、リアルタイム性の高い動作を確保しようとすると、バススレーブのパフォーマンスを低下させてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、リアルタイム性の高い動作を確保しつつ、バススレーブの処理能力を向上させることができるようにすることを目的とする。
本発明に係る電子機器は、複数のバスマスタからバススレーブに対して行われる要求に応じた量を計数する計数手段と、前記計数手段による計数値と、1つ以上の閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記複数のバスマスタから前記バススレーブに対して行われる要求を許可及び禁止する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法は、複数のバスマスタからバススレーブに対して行われる要求に応じた量を計数する計数ステップと、前記計数ステップによる計数値と、1つ以上の閾値とを比較する比較ステップと、前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記複数のバスマスタから前記バススレーブに対して行われる要求を許可及び禁止する制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、複数のバスマスタからバススレーブに対して行われる要求に応じた量を計数する計数ステップと、前記計数ステップによる計数値と、1つ以上の閾値とを比較する比較ステップと、前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記複数のバスマスタから前記バススレーブに対して行われる要求を許可及び禁止する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイム性の高い動作を確保しつつ、バススレーブの処理能力を向上させることができる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態では、電子機器の一例としてデジタルカメラを採用するが、デジタルカメラの代わりにデジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話等の撮像装置を採用することも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、デジタルカメラの概略構成の一例を示した図である。本実施形態のバスアーキテクチャ(bus architecture)は、スプリットバストランザクション方式である。このスプリットバストランザクション方式では、バススレーブへのアクセスが、アドレスフェーズとデータフェーズとに分離される。また、複数のバスマスタが、DMACとして配される。複数のバスマスタは、アービトレーション(arbitration)を行った結果に基づいて、アドレスの使用の予約を、バススレーブに対して行う。データフェーズにおいては、これら複数のバスマスタにおける予約の順番に従って、アドレスフェーズで予約されたアドレスに対して非同期でデータのアクセスを行う。
図1において、60、61は、本実施形態におけるデータバスである。60は、SDRAM90からのデータの読み出し用の専用バスである。61は、SDRAM90への書き込み用の専用バスである。なお、データバスは、本実施形態のように、読み出し専用のものと、書き込み専用のものとを別々にしても良いし、読み出し用と書き込み用とで共通にしても良い。また、本実施形態では、データバス60、61は、CPU系のシステムバスと画像データ専用バスとを兼用しているが、これらシステムバスと、画像データ専用バスとを2つに分けても良い。このようにデータバスを、2つ以上のバスに分けたとしても以下に説明する本実施形態における制御方式が変わることはない。
10は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子(CCD(Charge Coupled Device)、CMOSイメージセンサ等)である。11は、撮像素子10で生成された撮像信号である。12は、撮像信号11のノイズ除去を行う相関2重サンプリング回路(CDS)と、CDSから出力された撮像信号11を適正なレベルに増幅するためのオートゲインコントロール回路(AGC)と、AGCから出力された撮像信号11をデジタルの撮像データへ変換するAD変換回路(AD)とを備えたCDS/AGC/AD回路である。
13は、CDS/AGC/AD回路12から出力される撮像データを伝送するデータ線である。15は、撮像データに対して適正なダーク補正や、シェーディング補正を行うデジタル信号処理回路である。ダーク補正とは、例えば、撮像素子11を露光しない状態での撮像により得られた撮像データを用いて、撮像素子11を露光した状態での本撮影により得られた撮像データにおける2次元の固定パターンのノイズを補正することにより、撮像素子11で発生する暗電流ノイズや撮像素子11に固有の微小なキズによる画素欠損等に基づくノイズによる画質劣化に対する補正を行うことをいう。
16は、撮像処理回路15によって補正された撮像データを伝送する伝送線である。17は、撮像処理回路15でダーク補正処理を行うためのダークデータを伝送する伝送線である。このダークデータは、例えば、SDRAM90に記憶されている。
27は、撮像処理回路15によってダーク補正等が行われた後にSDRAM90に保持された撮像データを伝送するデータ線である。25は、データ線27を伝送した撮像データに対して、現像処理を行うための現像処理回路である。現像処理回路25では、適切な信号処理が行われる。例えば、現像処理回路25では、JPEG等の画像フォーマットに従って、撮像データに対して圧縮処理等を行い、現像データを生成する。
26は、現像処理回路25で生成された現像データを伝送するデータ線である。36は、表示装置32に画像を表示するために、SDRAM90より読み出された撮像データを伝送するデータ線である。35は、データ線36を伝送した撮像データに基づく画像を表示するための処理を行う再生処理回路である。再生処理回路35は、例えば、ビデオ信号用の画像フォーマットに前記撮像データを変換して、適正な画像データを生成する。33は、再生処理回路35により生成された画像データを伝送するデータ線である。32は、データ線33を伝送した画像データに基づく画像を表示する表示装置である。
42は、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)や、SDカード等の記憶メディアである。45は、記憶メディア42とのインターフェースを行うストレージデバイスコントローラである。43は、記憶メディア42から読み出されたデータを伝送するデータ線である。44は、記憶メディア42に書き込むデータを伝送するデータ線である。46は、ストレージデバイスコントローラ45により記憶メディア42から読み出されたデータをDMAコントロール回路50に伝送するデータ線である。47は、記憶メディア42に書き込むデータをDMAコントロール回路50からストレージデバイスコントローラ45に伝送するデータ線である。
50は、撮像処理回路15、現像処理回路25、表示処理回路35、及びストレージデバイスコントローラ45と、データバス60、61とに対するDMA(Direct Memory Access)を制御するためのDMAコントロール回路である。51は、アドレスフェーズにおいて、DMAコントロール回路50からバススレーブであるメモリコントローラ80へ送信されるアドレス要求信号を伝送するデータ線である。このアドレス要求信号は、DMAコントロール回路50が、メモリコントローラ80に対して、SDRAM90のアドレスの使用を要求するための信号である。
52は、前記アドレス要求信号に対して、スレーブであるメモリコントローラ80からDMAコントロール回路50に返されるアクノレッジ(Acknowledge)信号を伝送するデータ線である。53、54は、データフェーズにおけるデータを伝送するデータ線である。データ線53は、例えば、SDRAM90に記憶されているデータを読み出すためのリードデータを伝送する。データ線54は、例えば、SDRAM90にデータを書き込むためのライトデータを伝送する。
70は、本実施形態のデジタルカメラを統括制御するCPUである。71は、アドレスフェーズにおいて、CPU70からスレーブであるメモリコントローラ80に送信されるアドレス要求信号を伝送するデータ線である。72は、前記アドレス要求信号に対して、スレーブであるメモリコントローラ80からCPU70に返されるアクノレッジ信号を伝送するデータ線である。73、74は、データフェーズにおけるデータを伝送するデータ線である。データ線73は、例えば、SDRAM90に記憶されているデータを読み出すためのリードデータを伝送する。データ線74は、例えば、SDRAM90にデータを書き込むためのライトデータを伝送する。
80は、スレーブであるSDRAM90をコントロールするメモリコントローラである。81、82は、データフェーズにおけるデータを伝送するデータ線である。データ線82は、SDRAM90に記憶されているデータを読み出すためのリードデータを伝送する。データ線81は、例えば、SDRAM90にデータを書き込むためのライトデータを伝送する。83は、SDRAM90とメモリコントローラ80との間で、アドレス信号、データ、及びコントロール信号を伝送するデータ線である。90は、SDARMである。
図2は、図1に示した撮像処理回路15と、DMAコントロール回路50との構成の一例を示した図である。
図2の撮像処理回路15において、100は、CDS/AGC/AD回路12からデータ線13を介して入力された撮像データから、データ線17を介してSDRAM90から入力されたダークデータを減算する減算器である。これにより、撮像データがダーク補正される。
DMAコントローラ50において、200は、撮像処理回路15によりダーク補正等が施された後にデータ線16を介して入力した撮像データを保持する第1のFIFO(First-in First-out)部である。この第1のFIFO部200は、SDRAM90への撮像データの転送を数回分蓄えるだけの容量を備えている。201は、第1のFIFO部200より読み出された撮像データを伝送するデータ線である。202は、第1のFIFO部200に保持されている撮像データの蓄積量を数えているカウンタのカウンタ値STK1を伝送するデータ線である。203は、撮像データをメモリコントローラ80へ転送するためのバスマスタとして機能する第1のDMACである。第1のDMAC203は、カウンタ値STK1に基づいて、転送可能なデータ量が第1のFIFO部200に蓄積されたと判定すると、アドレス要求信号REQ1を発生する。
204は、第1のDMAC203により発生されたアドレス要求信号REQ1を伝送するデータ線である。バスマスタである第1のDMAC203で発生したアドレス要求信号REQ1の返信として、スレーブであるメモリコントローラ80から、アドレスフェーズコントロール回路220を介して第1のDMAC203にアクノレッジ信号ACK1が送信される。205は、アクノレッジ信号ACK1を伝送するデータ線である。第1のDMAC203がアクノレッジ信号ACK1を入力すると、バスマスタである第1のDMAC203から、スレーブであるメモリコントローラ80に向けてデータが送信される。206は、この第1のDMAC203から送信されるデータを伝送するデータ線である。
216は、SDRAM90から、メモリコントローラ80、データ線82、データバス61、及びデータ線53を介してデータフェーズコントロール回路230に入力されたダークデータを第2のDMAC213に伝送するデータ線である。211は、第2のDMAC213に入力されたダークデータを第2のFIFO部210に伝送するデータ線である。210は、SDRAM90から、メモリコントローラ80、データ線82、データバス61、データ線53、データフェーズコントロール回路230、及び第2のDMAC213を介して入力されたダークデータを蓄える第2のFIFO部である。
212は、第2のDMAC210がSDRAM90のアドレスを予約した量(以下、アドレス予約量と称する)を数えるカウンタのカウンタ値STK2をアドレスフェーズコントロール回路220に伝送するデータ線である。213は、SDRAM90から、メモリコントローラ80、データ線82、データバス61、データ線53、及びデータフェーズコントロール回路230を介して入力されたダークデータを、撮像処理回路15へ転送するためのバスマスタである第2のDMACである。第2のDMAC213は、カウンタ値STK2に基づいて、受信可能なデータ量の空きが第2のFIFO部210にあると判定すると、アドレス要求信号REQ2を発生する。
214は、第2のDMAC213により発生されたアドレス要求信号REQ2を伝送するデータ線である。バスマスタである第2のDMAC213で発生したアドレス要求信号REQ2の返信として、スレーブであるメモリコントローラ80から、アドレスフェーズコントロール回路220を介して第2のDMAC213にアクノレッジ信号ACK2が送信される。215は、アクノレッジ信号ACK2を伝送するデータ線である。なお、DMAコントローラ50内には、図2に示したものの他にも、撮像データの現像処理等で使用される多数のバスマスタが存在することは言うまでもない。
220は、DMAコントローラ15内のバスマスタである第1及び第2のDMAC203、213で発生したアドレス要求信号REQ1、REQ2をアービトレーション(arbitration)するアドレスフェーズコントロール回路である。230は、アドレスフェーズコントロール回路220で受け付けられたアドレスの順序に従い、スレーブであるメモリコントローラ80より非同期でアクセスされるデータフェーズに基づいて、バスマスタである第1のDMAC203及び第2のDMAC213の何れかと通信するデータフェーズコントロール回路である。
図3は、アドレスフェーズコントロール回路220の構成の一例を示す図である。
バスマスタである第2のDMAC213がアドレスフェーズで発生させるアドレス要求信号REQ2は、マスク信号MASKによってマスクされる。マスク信号MASKは、マスク制御回路300によってマスクのオン及びオフが制御される。301は、マスクをオンにするための第1のコンパレータである。302は、マスクをオフにするための第2のコンパレータである。
マスクの制御は、第2のFIFO部210で数えられているアドレス予約量で制御される。また、マスクをオン及びオフするためのスレッシュホールドレベル(threshold level)がある。303は、マスクをオンにするスレッシュホールドレベルSTK_THRである。304は、マスクをオフにするスレッシュホールドレベルSTK_THRNである。第2のDMAC210におけるアドレス予約量を数えるカウンタのカウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルSTK_THRを超えたら、セット信号SETがアクティブとなる。そうすると、マスク制御回路300は、マスク信号MASKをアクティブとする。これによりアドレス要求信号REQ2はマスクされる。マスクの状態は、カウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルSTK_THRの値を下回ったとしてもホールドされる。マスクの状態が解除されるためには、スレッシュホールドレベルSTK_THRNの値がカウンタ値STK2以下となる必要がある。
305は、アドレス要求信号REQ2をマスク信号MASKによってマスクするゲート回路である。306は、アドレス要求信号REQ1、REQ2以外の他のバスマスタ(DMAC)からの要求信号を伝送するデータ線である。307は、全てのバスマスタ(DMAC)からの要求の優先権を決定するアービトレーション回路である。要求の優先権を決定した結果は、データ線51に伝送される要求信号REQ_Xとして、スレーブであるメモリコントローラ80へ出力される。前記優先権は、予め設定することが可能である。例えば、アドレス要求信号REQ1よりもアドレス要求信号REQ2に高い優先権を設定すると、アドレス要求信号REQ1とアドレス要求信号REQ2とが同時に発生した場合、アドレス要求信号REQ2に基づく要求が選択される。選択された要求は、要求信号REQ_Xとして出力される。また、アドレス要求信号REQ1に基づく要求は、アドレス要求信号REQ2に基づく要求がネゲート(negate)されると、実行される。
以下に、ダーク補正処理をするときの制御の一例について詳細に説明する。
本実施形態では、本露光撮影の前の適切なタイミングで、非露光状態で撮影されたデータ(ダークデータ)は、予めSDRAM90に記憶されている。DMAコントローラ50は、シャッターを開放して行う本露光を行う前に、SDRAM90に記憶されているダークデータをSDRAM90から予め読み出しておく。そして、撮像処理処理回路15は、読み出されたダークデータを用いて、本露光において撮像されたデータ(本露光データ)に対しダーク補正を行う(前述したように一般には減算を行う)。こうしてダーク補正された後の撮像データは、前記SDRAM90に予め記憶されているダークデータと同一の領域に記録される。このように、ダーク補正されたデータを、ダークデータの領域に書き込む(上書きする)ことによって、メモリの領域を節約できる。なお、ダーク補正については、特開2004−260596号公報に、詳細が示されている。
本実施形態では、本露光時のSDRAM90へのデータ書き込みと、前記ダークデータのSDRAM90からの読み出しとを一定期間内、好ましくは同時に行う必要があるために、バスの帯域を多く必要とする。
また、ダーク補正された後の撮像データを、前記ダークデータと同一の領域に書き込むために、同一のバンクアクセスが発生する可能性が高い。このように同一のバンクアクセスが発生すると、バンクコンフリクトが発生し、SDRAM90のパフォーマンスが低下する。このため、本実施形態では、バンクコンフリクトが発生するのをできるだけ削減し、SDRAM90に対するデータの読み出しと書き込みのためのアクセスをある程度連続させることで、SDRAM90のパフォーマンスを従来よりも向上させるようにしている。以下、このようにしてSDRAM90のパフォーマンスを向上させるための制御方法の一例について説明する。
本露光時に、撮像素子10は、受光した撮像信号11をCDS/AGC/AD回路12へ送信し、AD変換された撮像データを撮像処理回路15へ出力するが、事前に、次のような設定を行う。CPU70は、撮像モードに適切な設定を撮像処理回路15に設定する。次に、DMAコントローラ50の設定を行う。アービトレーションの設定は、ダークデータの読み出しを行うバスマスタである第2のDMAC213を最も高い優先権(プライオリティ)に設定する。第1のDMAC203の優先権(プライオリティ)は、ダークデータの読み出し用の第2のDMAC213よりも低い優先権(プライオリティ)に設定する。また、他のDMACを使用する場合は、その他のDMACを、第1のDMAC203及び第2のDMAC213よりも低い優先権(プライオリティ)に設定する。
第1のDMAC203に対する第1のFIFO部200の容量と、第2のDMAC213に対する第2のFIFO部210の容量は、128バイトとする。SDRAM90のデータ幅と、データバス60、61のバス幅は、32ビットとする。第1のFIFO部200の容量と、第2のDMAC213に対する第2のFIFO部210の容量が128バイトで、SDRAM90へアクセスする1回の転送量が常に8バースト転送であるとすると、4回(=128[byte]÷(4[byte]×8[beat]))分の転送量を、第1のFIFO部200、及び第2のFIFO部210に蓄えることが可能である。
次に、DMAC2のアドレス予約量STK2と比較を行うスレッシュホールド値STK_THRに、例えば96を設定し、STK_THRNに、例えば32を設定する。次に、前記DMAC1、DMAC2のDMAを行うための設定を行う。例えば、SDRAM90へアクセスするスタートアドレスや、DMAの総転送量等を設定する。これら設定終了後に、前記DMAC1、DMAC2を同時にスタートさせる。
図4は、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213が、アドレスフェーズにおいてアドレス要求信号を発行するタイミングを概念的に示した図である。第1のDMAC203、及び第2のDMAC213を同時にスタートさせると、第2のFIFO部210には、ダークデータが全く蓄積されていないので、第2のDMACは、アドレス要求信号REQ2を発生する。このとき、第2のDMAC213のアドレス予約量を示すカウンタ値STK2は0である。
また、第1のDMAC203からのアドレス要求信号REQ1も発生している可能性はある。しかし、アービトレーション(arbitration)の設定より第2のDMAC213の方が、第1のDMAC203よりも優先度が高い。このため、第2のDMAC213からのアドレス要求信号REQ2が優先的に選択される。よって、アドレスフェーズコントロール回路220は、アドレス要求信号REQ2に基づく要求を、メモリコントローラ80へリクエスト信号REQ_Xとして送信する。
図4において、第2のDMAC210のアドレス予約量を数えるカウンタのカウンタ値STK2が96のときに、アドレス要求信号REQ2が受け付けられると、カウンタ値STK2は、128にカウントアップされる。アドレス要求信号REQ2のマスクをオンにするスレッシュホールドレベルSTK_THRは、96であるとすると、カウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルSTK_THRを超える。このために、マスク信号MASKが有効となり、アドレス要求信号REQ2に基づく要求は、発行禁止状態になる。
第2のDMAC213の要求が禁止状態の間、第2のDMAC213のデータフェーズでは、データが順次処理されているので、アドレス予約量は、次々と図示していないデータフェーズによって消費される。こうして、第2のDMAC213におけるアドレス予約量が消費されると、アドレス予約量をカウントしているカウンタのカウンタ値STK2が0になる。アドレス要求信号REQ2のマスクをオフにするスレッシュホールドレベルSTK_THRNが32であるとすると、カウンタ値STK2は、スレッシュホールドレベルSTK_THRNを下回る。そうすると、マスク信号MASKは解除され、第2のDMAC213のアドレス要求信号REQ2に基づく要求は、発行許可状態となる。
第2のDMAC213からの要求が禁止されている期間に、第1のDMAC203は、アドレス予約を発行することが可能となる。図4に示す例では、第2のDMAC213からのアドレス予約が4回連続して起こり、第2のDMAC213からの要求が禁止状態の間に、第1のDMAC203からのアドレス予約が4回連続して起こっている。
図5は、第2のDMAC213からのリードアクセスと、第1のDMAC203からのライトアクセスの順序によって、SDRAM90へのアクセスに必要なサイクル数がどのように変わるのかを概念的に説明する図である。なお、ここでは、第2のDMAC213からのリードアクセスと、第1のDMAC203からのライトアクセスとがそれぞれ4回ずつ発生しているものとする。また、バンクコンフリクトが発生しないとし、CASレイテンシー(Column Address Strobe latency)を2(CL=2)、バースト長を8(BL=8)とする。
図5において、リードアクセスが4回連続して続いた後に、ライトアクセスが4回連続して続いた場合には、SDRAM90へのアクセスに33サイクルを要し、リードアクセスとライトアクセスが常に交互に行われる場合は、SDRAM90への45サイクルを要すことが分かる。これより、リードアクセスが4回連続して続いた後に、ライトアクセスが4回連続して続いた場合の方が、SDRAM90のパフォーマンスが高いことが容易に分かる。
また、個々のバスマスタ(第1のDMAC203及び第2のDMAC213)がアクセスするSDRAM90上のデータは、ほとんどが画像データであるため、連続したアドレスに配されている。即ち、特定のDMAC(例えば、第1のDMAC203及び第2のDMAC213)が、SDRAM90にアクセスする限りは、バンクコンフリクトが発生する頻度は極めて低い。従って、本実施形態では、特定のDMAC(例えば、第1のDMAC203及び第2のDMAC213)が、ある一定期間、SDRAM90に連続してアクセスを行うので、バンクコンフリクトを低減することができる。
例えば、本実施形態のように、ダークデータの記憶領域に、ダーク補正された撮像データを書き込み(上書きし)、常に同一バンクにアクセスが起こるような処理の場合に、リードアクセス(読み出し)とライトアクセス(書き込み)とが常に交互に行われるようにすると、同一バンクの同一ロウアドレスへのアクセスが発生する可能性が高くなる。これにより、Pre Chargeコマンド、ACT(Active)コマンドが必要となるケースが多くなり、タイミングギャップが多数発生し、SDRAM90のパフォーマンスを低下させることになる。本実施形態では、このようなことを防止することができる。
DMAコントローラ50内の第1及び第2のFIFO部200、210は、スプリットバストランザクションにおいては、アドレスを先行予約するために必要なリソースである。本実施形態では、第1及び第2のFIFO部200、210のアドレス予約量と、そのアドレス予約量に対して任意に設定される複数のスレッシュホールドレベルSTK_THR、STK_THRNとを用いて、第1のDMAC203及び第2のDMAC213からの要求を制御することと、第1のDMAC203及び第2のDMAC213からの要求に対する優先度を制御することとを行うことで、バスマスタである第1のDMAC203及び第2のDMAC213の、バススレーブであるメモリコントローラ80へのアクセスを、ある程度連続して行うことができる。これにより、第1及び第2のDMAC203、213とSDRAM90とのアクセスを最適化させることができ(第1及び第2のDMAC203、213が、容易に且つ効率的にSDRAM90にアクセスさせることができ)、デジタルカメラの画像処理のパフォーマンスを向上させることができる。特に、撮像データに対するダーク補正処理に対して、パフォーマンスを向上させ、リアルタイム性を保証することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態では、ダークデータをSDRAM90から読み出す第2のDMAC213からのアドレス要求信号REQ2と、ダークデータを用いてダーク補正を行った撮像データをSDRAM90に書き込む第1のDMAC203からのアドレス要求信号REQ1の発行制御を、ハードウェアを用いて制御するようにしたが、本実施形態では、アドレス要求信号REQ1、REQ2の発行制御を、ソフトウェアを用いて制御するようにしている。このように、本実施形態と第1の実施形態とは、アドレス要求信号REQ1、REQ2の発行制御の部分が異なるだけであるので、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一部分については、図1〜図5に付した符号と同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
図6のフローチャートを用いて、アドレス要求信号REQ1、REQ2の発行制御を行う際の本実施形態のデジタルカメラのソフトウェアによる処理動作の一例を説明する。なお、以下に示す処理は、図1に示したCPU70が、図示しないROMに記憶されている制御プログラムを実行することにより実現することができる。
まず、ステップS1では、撮像処理回路15の初期設定を行う。
次に、ステップS2では、図3に示したアービトレーション回路307が要求の優先権を決定することができるように、アドレス要求信号REQ1、REQ2に基づく要求に対する優先権(プライオリティ)の設定を行う。ここでは、バスマスタとして動作しているDMACは、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213であるとする。ダークデータをSDRAM90より読み出す第2のDMAC213の優先権を、ダーク補正が行われた撮像データをSDRAM90へ書き込む第1のDMAC203優先権よりも高く設定する(図6では、第2のDMAC>第1のDMACと表記する)。
次に、ステップS3では、第1のDMAC203、第2のDMAC213に適切な初期設定を行う。例えば、DMAを行うスタートアドレスや転送サイズ等を設定する。
次に、ステップS4では、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213をスタートさせる。
次に、ステップS5では、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213の双方において処理が終了したか否かを判定する。この判定の結果、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213の双方において処理が終了していれば、すべての処理を終了とする。
一方、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213の少なくとも何れか一方において処理が終了していなければ、ステップS6に進み、第2のDMAC213のアドレス予約量をカウントしているカウンタのカウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルTHR_LEVELを超えるまで待機する。そして、カウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルTHR_LEVELを超えると、ステップS7に進み、優先権(プライオリティ)の設定を現在の設定と逆にする。図6に示す例では、第1のDMAC203の優先権を、第2のDMAC213の優先権を高く設定する(図6では、第1のDMAC>第2のDMACと表記する)。
次に、ステップS8では、第2のDMAC213のアドレス予約量をカウントしているカウンタのカウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルTHR_LEVELN以下になるまで待機する。そして、カウンタ値STK2が、スレッシュホールドレベルTHR_LEVELN以下になると、ステップS9に進み、優先権(プライオリティ)の設定を現在の設定と逆にする。図6に示す例では、第2のDMAC213の優先権を、第1のDMAC203の優先権を高く設定する(図6では、第2のDMAC>第1のDMACと表記する)。
そして、ステップS5に戻り、第1のDMAC203、及び第2のDMAC213の双方において処理が終了するまで、ステップS5〜S9を繰り返し行う。
即ち、第2のDMAC213からのアドレス要求信号REQ2の発行の許可条件と禁止条件とを、第2のDMAC213のアドレス予約量のカウンタ値STK2を用いてCPU70により常に監視し、カウンタ値STK2が禁止条件の場合においては、第1のDMAC203からの要求の優先順位を第2のDMAC213よりも高く設定し、カウンタ値STK2が許可条件の場合においては、第1のDMAC203からの優先順位を第2のDMAC213よりも低く設定する。このようにすれば、ソフトウェア処理によっても、アドレス要求信号REQ1、REQ2の発行制御を行うことが可能になる。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラムを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記コンピュータプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのコンピュータプログラム自体、及びそのコンピュータプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるコンピュータプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるコンピュータプログラムを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたコンピュータプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのコンピュータプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるコンピュータプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたコンピュータプログラムがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのコンピュータプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態を示し、デジタルカメラの概略構成の一例を示した図である。 本発明の第1の実施形態を示し、撮像処理回路と、DMAコントロール回路との構成の一例を示した図である。 本発明の第1の実施形態を示し、アドレスフェーズコントロール回路の構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、第1のDMAC、及び第2のDMACが、アドレスフェーズにおいてアドレス要求信号を発行するタイミングを概念的に示した図である。 本発明の第1の実施形態を示し、第2のDMACからのリードアクセスと、第1のDMACからのライトアクセスの順序によるSDRAMのパフォーマンスの違いの一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態を示し、アドレス要求信号の発行制御を行う際のデジタルカメラのソフトウェアによる処理動作の一例を説明するフローチャートである。 一般的なDDRタイプのSDRAMにおける動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 プリチャージが必要なDDRタイプのSDRAMにおける動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 撮像素子
15 撮像処理回路
25 現像処理回路
35 再生処理回路
45 ストレージデバイスコントローラ
60、61 データバス
50 DMAコントロール回路
70 CPU
80 メモリコントローラ
90 SDRAM
200 第1のFIFO部
210 第2のFIFO部
203 第1のDMAC
213 第2のDMAC
220 アドレスフェーズコントロール回路
230 データフェーズコントロール回路

Claims (10)

  1. 複数のバスマスタからバススレーブに対して行われる要求に応じた量を計数する計数手段と、
    前記計数手段による計数値と、1つ以上の閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記複数のバスマスタから前記バススレーブに対して行われる要求を許可及び禁止する制御手段とを有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記バスマスタからバススレーブに対して行われる要求に基づくデータを蓄積する蓄積手段を有し、
    前記計数手段は、前記蓄積手段に蓄積されたデータ量を計数することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記1つ以上の閾値は、前記要求の禁止を行うための第1の閾値と、前記要求の禁止を解除するための第2の閾値とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記複数のバスマスタは、前記バススレーブからデータの読み出しを行う第1のバスマスタと、前記バススレーブにデータの書き込みを行う第2のバスマスタとを有し、
    前記第1の閾値及び前記第2の閾値は、前記第1のバスマスタが前記バススレーブからデータを読み出している間に、前記第2のバスマスタからの要求を許可する値に設定され、
    前記制御手段は、前記比較手段により比較された結果に基づいて、前記第1のバスマスタからの要求の許可及び禁止を制御することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記複数のバスマスタは、前記バススレーブからデータの読み出しを行う第1のバスマスタと、前記バススレーブにデータの書き込みを行う第2のバスマスタとを有し、
    前記第1の閾値及び前記第2の閾値は、前記第1のバスマスタが前記バススレーブからデータを読み出している間に、前記第2のバスマスタからの要求を許可する値に設定され、
    前記制御手段は、前記比較手段により比較された結果に基づいて前記第1のバスマスタからの要求の許可及び禁止と、前記第2のバスマスタからの要求の許可及び禁止との双方を制御することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、第1のバスマスタからの要求の優先権を、前記第2のバスマスタからの要求の優先権よりも高く設定し、前記第1のバスマスタからの要求と、前記第2のバスマスタからの要求とが同時期に生じた場合には、前記設定した優先権に従った順番で、前記第1のバスマスタからの要求及び前記第2のバスマスタからの要求を許可することを特徴とする請求項4又は5に記載の電子機器。
  7. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られる撮像信号をアナログ−デジタル変換するAD変換手段と、 前記AD変換手段によりデジタル信号に変換された撮像信号を、前記第1のバスマスタにより読み出されたデータを用いて補正する補正手段とを有し、
    前記第2のバスマスタは、前記補正手段により補正された撮像信号を前記バススレーブに書き込むことを特徴とする請求項5又は6に記載の電子機器。
  8. 前記要求は、前記バススレーブのアドレスの使用を予約するための要求であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電子機器。
  9. 複数のバスマスタからバススレーブに対して行われる要求に応じた量を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップによる計数値と、1つ以上の閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記複数のバスマスタから前記バススレーブに対して行われる要求を許可及び禁止する制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  10. 複数のバスマスタからバススレーブに対して行われる要求に応じた量を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップによる計数値と、1つ以上の閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記複数のバスマスタから前記バススレーブに対して行われる要求を許可及び禁止する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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