JP2003122705A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2003122705A
JP2003122705A JP2001320166A JP2001320166A JP2003122705A JP 2003122705 A JP2003122705 A JP 2003122705A JP 2001320166 A JP2001320166 A JP 2001320166A JP 2001320166 A JP2001320166 A JP 2001320166A JP 2003122705 A JP2003122705 A JP 2003122705A
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signal processing
signal
memory
processing circuit
memory access
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JP2001320166A
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English (en)
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Tomoaki To
知章 塘
Shigeo Sakagami
茂生 阪上
Yoshimasa Okabe
吉正 岡部
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデジタルカメラでは、画像メモリのア
クセス速度が不十分であったり、メモリ制御が複雑であ
るため、CCDデータ取り込み、Y/C分離処理、モニター表
示処理、JPEG圧縮処理、外部メディア記録処理などの複
数の信号処理を並列に処理することが困難であり、トー
タルとしての信号処理時間が長くかかってしまうという
問題があった。 【解決手段】 本発明は、撮像素子の出力をデジタル化
する撮像回路と、デジタル化された映像信号を処理する
複数の信号処理回路と、前記複数の信号処理回路からの
メモリアクセス要求を調停するアービタと、メモリアク
セスを中継するメモリ制御回路と、メインメモリを備
え、アービタは予め定められた優先順位に従って最も優
先度の高い要求信号に応じてアクセス許可信号を出力
し、アクセス許可を受けた信号処理回路がメモリ制御回
路を介してメインメモリにアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は効率のよい画像メモ
リの制御により、画像信号処理時間を向上させたデジタ
ルカメラを提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラで静止画もしくは動画を
撮影する際に、CCDデータ取り込み処理、輝度信号と色
差信号への分離処理(Y/C分離処理)、液晶モニターへ
の表示処理、JPEG圧縮処理、記録メディアへの記録処理
等の各信号処理において、各信号処理間で発生するデー
タを一時的に画像メモリに蓄積させて処理を行うことは
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のデジタルカメラ
ではこれらの処理を、画像メモリのアクセス速度が不十
分であったり、複数の画像処理により発生するメモリア
クセスを並列に処理することが複雑であるため、まずCC
Dデータ出力に同期して決められた期間内に終了させる
必要があるCCDデータ取り込みを優先して行い、1画面
分のCCDデータを画像メモリへの取り込み、その後1画
面分のY/C分離処理を行い、1画面分のY色差信号を画像
メモリへ取り込み、その後モニター表示処理、JPEG圧縮
処理、外部メディアへの記録処理などを行っていた。そ
のため、トータルとしての信号処理時間が長くかかって
しまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像素子の出
力をデジタル化する撮像回路と、デジタル化された映像
信号を処理する複数の信号処理回路と、前記複数の信号
処理回路からのメモリアクセス要求を調停するアービタ
と、メモリアクセスを中継するメモリ制御回路と、メイ
ンメモリを備え、前記アービタはメモリアクセス要求信
号に応じて、予め定められた優先順位に従って最も優先
度の高い要求信号に対してアクセス許可信号を出力し、
アクセス許可を受けた信号処理回路がメモリ制御回路を
介してメインメモリにアクセスを行う。
【0005】また前記複数の信号処理回路は、メモリア
クセスするデータを蓄えるバッファメモリを持ち信号処
理はバッファメモリ上のデータに対して行う。
【0006】前記優先順位を決定する一つの方法として
は、メモリアクセスを一定時間内に終了させる必要があ
る信号処理回路に対しては上位の順位を与え、メモリア
クセスの遅延が許される信号処理回路に対しては下位の
順位を与える。
【0007】また前記優先順位を決定する別の方法とし
ては、単位時間内にアクセスするデータ量がより多い信
号処理に対しては上位の順位を与え、単位時間内にアク
セスするデータ量がより少ない信号処理に対しては、下
位の順位を与える。
【0008】1回の前記アクセス許可信号によって選択
された信号処理回路が行うメモリアクセス期間は予め決
められた一定期間与える。
【0009】また1回の前記アクセス許可信号によって
選択された信号処理回路が行うメモリアクセス期間を与
える別の方法は、信号処理回路が単位時間内にアクセス
するデータ量に比例して信号処理毎に決められた期間与
える。
【0010】前記前記複数の信号処理回路は各信号処理
回路毎に、1つもしくは2つのメモリアクセス要求信号
を持ち、1つだけメモリアクセス要求信号を持つ信号処
理回路は、バッファメモリ上の未処理のデータが一定量
を下回った場合、またはバッファメモリ上の処理済みの
データが一定量を上回った場合にメモリアクセス要求信
号を出力する。また、2つのメモリアクセス要求信号を
持つ信号処理回路は、バッファメモリ上の未処理のデー
タが第一の閾値を下回った場合、またはバッファメモリ
上の処理済みのデータが第一の閾値を上回った場合に第
一のメモリアクセス要求信号を出力し、バッファメモリ
上の未処理のデータが第一の閾値より小さい第二の閾値
を下回った場合、またはバッファメモリ上の処理済みの
データが第一の閾値より大きい第二の閾値を上回った場
合に第二のメモリアクセス要求信号を出力し、前記アー
ビタにおいては、第一のメモリアクセス要求信号に対し
ては下位の順位を与え、第二のメモリアクセス要求信号
に対しては上位の順位を与えた優先順位に従ってアクセ
ス許可信号を出力する。以上の様な手段により本発明
は、効率のよいメモリ制御により、複数の信号処理の並
列処理を実現させ、信号処理時間の向上により、撮影間
隔の短縮、高速連写機能、撮影データの液晶モニターへ
の表示速度などを向上させたデジタルカメラを提供でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】(具体的な実施の形態) (実施の形態1)本実施の形態は、効率のよいメモリ制
御により、複数の信号処理の並列処理を実現させ、信号
処理時間の向上により、撮影間隔の短縮、高速連写機
能、撮影データの液晶モニターへの表示速度などを向上
させたデジタルカメラを実現するものである。
【0012】以下、本発明の実施の形態1を図に基づい
て説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態1に係るデジ
タルカメラの構成図である。
【0014】図1において、101は撮像素子の出力を
デジタル化する撮像回路であり、102はメインメモリ
にデータを書き込むもしくは、読み出す必要がある複数
の信号処理回路である。103は102の信号処理回路
からのメモリアクセス要求を調停するアービタであり、
104は102の信号処理回路からのメモリアクセスを
中継するメモリ制御回路であり、105はメインメモリ
であり106は撮像データに対するの信号処理後最終的
に生成された画像ファイルを保存する、記録メディアで
ある。
【0015】110は複数の信号処理回路102からの
メモリアクセス要求信号であり、111はアービタ10
3からのメモリアクセス許可信号である。112は複数
の信号処理回路102の各信号処理回路から出力される
メインメモリへのメモリアドレスであり、113はメモ
リ制御回路を中継して、メインメモリ105と複数の信
号処理回路102間のデータ転送である。
【0016】114はアービタ103からメモリアクセ
ス許可が与えられた信号処理回路とメインメモリ間でデ
ータ転送ができるようにメモリ制御回路104で切り換
える、メモリアクセス切り換え信号である。115はメ
モリ制御回路104からメインメモリ105に与えるメ
モリアドレスであり、116はメモリ制御回路104と
メインメモリ105間のデータ転送であり、117はメ
モリ制御回路117からメインメモリ105に与えるコ
マンドである。
【0017】アービタ103は複数の信号処理回路10
2からのメモリアクセス要求信号に応じて信号処理回路
にアクセス許可信号を出力し、アクセス許可を受けた信
号処理回路がメモリ制御回路を介してメインメモリにア
クセスする構成になっている。
【0018】図2に図1中のアービタ103の構成を示
す。
【0019】アービタ103では、優先順位判定回路2
01において、あらかじめ定められた優先順位に従って
複数の信号処理回路102の中で、最も優先度の高いメ
モリアクセス要求信号に対してアクセス許可信号を出
し、アクセス許可信号によって選択された信号処理回路
はメモリ制御回路を介してメモリアクセスを行う。
【0020】このような請求項1の発明により、メモリ
アクセス要求をアービタ103によって統合して制御す
ることにより、1つのメインメモリに対して複数のメモ
リ制御手段をもつことなく簡単にメインメモリを制御で
き、複数の信号処理回路から同時にメモリアクセス、要
求が発生した場合でも、優先度の高い信号処理を優先し
て処理することができる。
【0021】アクセス許可信号によって選択された信号
処理回路が行うメモリアクセスは、予め決められた一定
期間であり、アービタ103は一定期間事に、その時点
で最も優先順位が高い要求信号に応じてアクセス許可信
号を出力する。
【0022】このような請求項2の発明により、一定時
間の短いタイムサイクルでメモリアクセスを切り換える
ことで、1つの信号処理で長い時間メインメモリとアク
セスすることがないため、優先順位の低い信号処理のメ
モリアクセスが長く待たされることがなく、複数の信号
処理を破綻することなく処理することができる。
【0023】図3にメモリ制御回路104の構成を示
す。
【0024】図3において、301はメモリアドレス切
換え処理回路であり、アービタによってアクセス許可が
与えられた信号処理回路からのメモリアドレスをメイン
メモリに与えるように切り換える構成になっている。3
02はメモリデータ切換え処理回路であり、アービタに
よってアクセス許可が与えられた信号処理回路とメイン
メモリ間でデータやりとりの処理を行う回路である。3
03はメモリコマンド生成回路であり、アービタによっ
てアクセス許可が与えられた信号処理回路が、書き込み
処理を行うか、読み出し処理を行うかに応じて切り換え
を行う回路である。メモリ制御回路104では、アービ
タ103から出力されたメモリアクセス切り換え信号に
よって、メモリアクセスが許可された信号処理回路がメ
インメモリとアクセスできるように切り換える構成にな
っている。
【0025】図4に複数の信号処理回路102中の各信
号処理回路の構成を示す。図4において、401は信号
処理部、402はバッファメモリ、403はバッファメ
モリ制御回路、404はメモリアドレス発生回路であ
る。
【0026】図4において、複数の信号処理回路102
中の各信号処理回路がメモリ制御回路104を中継し
て、メインメモリに書き込む処理を行う際には、信号処
理部401での信号処理後のデータを一旦バッファメモ
リ402に蓄え、バッファメモリ402上のデータが一
定量を上回った場合にバッファメモリ制御回路403は
アービタ103にアクセス要求信号を出力する。アービ
タによってアクセス要求が受け付けられ、メモリアクセ
スが許可されると、バッファメモリからのデータ読み出
しとメインメモリへデータを書き込むためのメモリアド
レスを出力する。
【0027】このような請求項3の発明により、バッフ
ァメモリ上の未処理のデータが一定量を下回った場合、
またはバッファメモリ上の処理済みのデータが一定量を
上回った場合にメモリアクセス要求信号を出力してアク
セス権を獲得し、その上で信号処理回路が必要とするデ
ータのメインメモリからの取り込み、またはバッファメ
モリ上の処理済のデータのメインメモリへの吐き出しを
行うことにより、バッファメモリ上に信号処理回路が必
要とするデータがあり、かつ信号処理済みのデータを蓄
える余裕がある状態が自動的に維持されるので、メモリ
アクセスしていない期間も継続的に信号処理する事が可
能になる。
【0028】また図4において、複数の信号処理回路1
02中の各信号処理回路がメモリ制御回路104を中継
して、メインメモリからデータを読み出す処理を行う際
には、メインメモリから読み出したデータを一旦バッフ
ァメモリ402に蓄え、バッファメモリ402上のデー
タが一定量を下回った場合にバッファメモリ制御回路4
03はアービタ103にアクセス要求信号を出力する。
アービタによってアクセス要求が受け付けられ、メモリ
アクセスが許可されると、バッファメモリへのデータ書
き込みとメインメモリからデータを読み出すためのメモ
リアドレスを出力する。
【0029】複数の信号処理回路から同時にメモリアク
セス要求があった場合の優先順位の決め方は、一定時間
内に終了させる必要がある信号処理に関するものには上
位の順位を与え、メモリアクセスの遅延が許される信号
処理に対しては、下位の順位を与える。
【0030】このような請求項4の発明により、メモリ
アクセスを一定時間内に終了させる必要がある信号処理
回路が破綻をきたさない様に処理でき、優先順位が高い
メモリアクセスがアクセスしない空き時間に、優先順位
が低いメモリアクセスが受け付けられるため、メモリア
クセスの空き時間を無くし、効率のよい複数の信号処理
を並列に行うことができる。
【0031】信号処理回路102が持つバッファメモリ
402が十分に大きければ、メモリアクセスが間欠的で
あっても信号処理が停止することは無いが、必要以上の
バッファメモリを持つことは信号処理回路のコストを引
き上げることになるので、容量の最適化が必要である。
【0032】よって、同時に発生するメモリアクセス要
求のうち2つ以上が一定時間内に終了させる必要がある
信号処理に関するものであったり、メモリアクセスの遅
延が許される信号処理に関するメモリアクセスの場合に
は、単位時間内にアクセスするデータ量がより多い信号
処理回路に対しては上位の順位を与え、単位時間内にア
クセスするデータ量がより少ない信号処理に対しては、
下位の順位を与える。
【0033】このような請求項5の発明により、同期間
のメモリアクセス待ち時間において、単位時間内にアク
セスするデータ量がより多い信号処理回路の方が多くの
バッファ容量を必要とするため、単位時間内にアクセス
するデータ量がより多い信号処理回路に対しては上位の
順位を与えることで、バッファメモリの容量を抑えるこ
とができる。
【0034】また、複数の信号処理回路102からのメ
モリアクセス要求が同時に発生し、最も高い優先順位の
信号処理回路がメモリアクセスしてから、順々に優先順
位の高いものからメモリアクセスし、最も優先順位が低
い信号処理回路がメモリアクセスするまでに各信号処理
回路が1回ずつメモリアクセスするような場合には、メ
モリアクセス要求を出してからメモリアクセス許可が与
えられるまでの時間の最大値、即ち最大待ち時間は信号
処理回路に与えられた順位に比例する。全期間を通して
信号処理回路を動作させ続ける為には、最大待ち時間の
間に信号処理回路が処理するデータをバッファメモリが
蓄える必要があるので、結局、バッファメモリとしては
信号処理回路のデータ処理の速度と、信号処理回路に与
えられた順位の積に比例した容量を備える必要がある。
【0035】このような請求項6の発明により、信号処
理回路が持つバッファメモリの容量を必要最小限に抑え
ることができる。
【0036】実際に複数のメモリアクセス要求が発生し
た場合の制御方法について、図5を用いて信号処理回路
A1021と信号処理回路B1022と信号処理回路C1
023から同時にメモリアクセス要求が発生した場合に
ついて説明する。信号処理回路A1021と信号処理回
路B1022と信号処理回路C1023から発生するメモ
リアクセス要求をそれぞれ要求A、要求B、要求Cとす
る。ここで、1回のメモリアクセス許可信号によって選
択された信号処理回路が行うメモリアクセス時間をTと
し、信号処理回路A1021と信号処理回路B1022と
信号処理回路C1023の単位時間当たりのデータ処理
量をそれぞれ、K、L、Mとし、メインメモリの処理速度
をNとする。
【0037】ここで、上記3つの信号処理を破綻なく行
うための条件として、K+L+M<Nを満足するメインメモ
リの処理速度が必要である。説明を簡単にするため、信
号処理回路A1021と信号処理回路B1022と信号処
理回路C1023はそれぞれメインメモリに書き込み処
理を行うものとし、それぞれのバッファメモリに、T期
間にメインメモリが処理するデータ量つまり、N×Tがバ
ッファメモリ上に蓄積されたらアービタに対して、メモ
リアクセス要求を出す。ここで、信号処理回路A102
1と信号処理回路B1022と信号処理回路C1023の
信号処理回路からのメモリアクセス要求をそれぞれ要求
A、要求B、要求Cとし、優先順位が要求A、要求B、要求C
の順番で与えられているとする。
【0038】この様な条件において、メモリアクセス要
求と、メモリアクセス許可と、メインメモリとのデータ
アクセスの関係について、図5に示す。図5において優
先順位の判定はt=0時に最初の優先順位判定が行われ、
以降T期間毎に優先順位の判定を行う。また図5中のt=t
0において、信号処理回路A1021と信号処理回路B1
022と信号処理回路C1023上のバッファメモリに
おいてN×Tのデータ量が蓄積されたため、同時にメモリ
アクセス要求を出すものとする。図5では、説明を簡単
にするためにK=4、L=2、M=1、N=8の場合について説
明するが、本発明はこれに限られるものではない。
【0039】t=T時において、要求A、要求B、要求Cの要
求が発生しており、この場合、優先順位が一番高い、要
求Aが受け付けられ、要求Aへのアクセス許可信号がHIに
なり、信号処理回路A1021はメインメモリにデータ
の書き込み処理を行う。要求Aのアクセス許可信号がHI
になったら、直後に要求AをLOに落とす。t=T時におい
て、要求Aが受け付けられたため、信号処理回路A102
1上のバッファメモリ上にN×Tのデータ量が蓄積される
のは、t=t0からN/K×T=8/4T=2T経過したt=t1の
タイミングにおいて要求Aを出す。
【0040】t=2T時において、要求B、要求Cの要求が
発生しており、この場合、優先順位が一番高い、要求B
が受け付けられ、要求Bへのアクセス許可信号がHIにな
り、信号処理回路B1022はメインメモリにデータの
書き込み処理を行う。要求Aのアクセス許可信号がHIに
なったら、直後に要求BをLOに落とす。t=2T時におい
て、要求Bが受け付けられたため、信号処理回路B102
2上のバッファメモリ上にN×Tのデータ量が蓄積される
のは、t=t0からN/L×T=8/2T=4T経過したt=t2の
タイミングにおいて要求Bを出す。
【0041】t=3T時において、要求A、要求Cの要求が
発生しており、この場合、優先順位が一番高い、要求A
が受け付けられ、要求Aへのアクセス許可信号がHIにな
り、信号処理回路A1021はメインメモリにデータの
書き込み処理を行う。要求Aのアクセス許可信号がHIに
なったら、直後に要求AをLOに落とす。t=3T時におい
て、要求Aが受け付けられたため、信号処理回路A102
1上のバッファメモリ上にN×Tのデータ量が蓄積される
のは、t=t0からN/K×T+t1=8/4T+2T=4T経過した
t=t2のタイミングにおいて要求Aを出す。
【0042】t=4T時において、要求Cの要求だけが発生
しており、この場合、要求Cが受け付けられ、要求Cへの
アクセス許可信号がHIになり、信号処理回路C1023
はメインメモリにデータの書き込み処理を行う。要求C
のアクセス許可信号がHIになったら、直後に要求CをLO
に落とす。t=4T時において、要求Cが受け付けられたた
め、信号処理回路C1023上のバッファメモリ上にN×
Tのデータ量が蓄積されるのは、t=t0からN/M×T=8/
1T=8T経過したt=t4のタイミングにおいて要求Cを出
す。
【0043】t=5T時において、要求A、要求Bの要求が
発生しており、この場合、優先順位が一番高い、要求A
が受け付けられ、要求Aへのアクセス許可信号がHIにな
り、信号処理回路A1021はメインメモリにデータの
書き込み処理を行う。要求Aのアクセス許可信号がHIに
なったら、直後に要求AをLOに落とす。t=5T時におい
て、要求Bが受け付けられたため、信号処理回路A102
1上のバッファメモリ上にN×Tのデータ量が蓄積される
のは、t=t0からN/K×T+t2=8/4T+4T=6T経過した
t=t3のタイミングにおいて要求Aを出す。
【0044】t=6T時において、要求Bの要求だけが発生
しており、この場合、要求Bが受け付けられ、要求Bへの
アクセス許可信号がHIになり、信号処理回路B1022
はメインメモリにデータの書き込み処理を行う。要求B
のアクセス許可信号がHIになったら、直後に要求BをLO
に落とす。t=6T時において、要求Bが受け付けられたた
め、信号処理回路A1022上のバッファメモリ上にN×
Tのデータ量が蓄積されるのは、t=t0からN/L×T+t2=
8/2T+4T=8T経過したt=t4のタイミングにおいて要
求Bを出す。
【0045】t=7T時において、要求Aの要求だけが発生
しており、この場合、要求Aが受け付けられ、要求Aへの
アクセス許可信号がHIになり、信号処理回路A1021
はメインメモリにデータの書き込み処理を行う。要求A
のアクセス許可信号がHIになったら、直後に要求AをLO
に落とす。t=7T時において、要求Aが受け付けられたた
め、信号処理回路A1021上のバッファメモリ上にN×
Tのデータ量が蓄積されるのは、t=t0からN/K×T+t3=
8/4T+6T=8T経過したt=t4のタイミングにおいて要
求Aを出す。
【0046】t=8T時において、要求A、要求B、要求Cの
いずれの要求も発生していないため、この場合、メイン
メモリはどの信号処理回路ともデータ転送処理を行わな
い。
【0047】t=t4時において,要求A、要求B、要求Cを
同時に出しているため、t=9T時においての優先順位の
判定は、t=T時と全く同様であり、以降上記説明の通り
のメインメモリとのデータ転送を繰り返す。
【0048】以上の様な構成で制御を行うことで、上記
3つの回路の信号処理に破綻をきたすことなく、効率の
よいメモリ制御により複数の信号処理の並列処理を実現
させることができる。
【0049】また、上記説明では、信号処理回路A10
21と信号処理回路B1022と信号処理回路C1023
について説明したが、本発明はそれに限られるわけでは
なく、信号処理回路A1021と信号処理回路B1022
と信号処理回路C1023からのメモリアクセス要求に
加えて、優先順位が低い複数の信号処理回路からの要求
があり、信号処理回路A1021と信号処理回路B102
2と信号処理回路C1023の信号処理以外の単位時間
当たりのデータ処理量がPであり、K+L+M+P<Nを満足
するならば、それら複数の信号処理も並列に処理するこ
とができる。
【0050】図6に本実施の形態1のデジタルカメラに
おいて、高速連写撮影時の構成を示す。図6中の601
〜608は図1中の複数の信号処理回路102に相当す
るものであり、601は撮像回路101によりデジタル
化された撮像データをメインメモリに書き込み処理を行
うCCDデータ処理回路であり、602はCCDデータ処理回
路601で書き込み処理を行ったデータをメインメモリ
から読み出し、輝度信号と色差信号に分離(以下Y/C分
離)するY/C分離処理回路であり、603はY/C分離処理
回路602でY/C分離された信号を画像ファイル生成用
に画素数変換した記録用Y/Cデータをメインメモリに書
き込み処理を行う記録用Y/C生成処理回路であり、60
4はY/C分離処理回路602でY/C分離された信号を液晶
表示用に画素数変換した表示用Y/Cデータを、メインメ
モリに書き込み処理を行う表示用Y/C生成処理回路であ
り、605は表示用Y/C生成処理回路604で書き込み
処理を行った表示用Y/Cデータをメインメモリから読み
出し、液晶表示させる表示データ読み出し処理回路60
4であり、606は記録用Y/C生成処理回路603で書
き込み処理を行った記録用Y/Cデータをメインメモリか
ら読み出し、圧縮処理を行う圧縮処理回路であり、60
7は圧縮処理回路606で生成された符号データをメイ
ンメモリに書き込み処理を行う符号データ処理回路であ
り、608は符号データ処理回路607で書き込み処理
を行ったデータをメインメモリから読み出し、記録メデ
ィアに記録処理を行うメディア記録処理回路である。
【0051】以下、高速連写撮影モード時の動作につい
て、図7のタイミング図を用いて説明する。
【0052】図7のの期間において、CCDは1コマ目
の撮像を行う。CCDから撮像した信号を出力する際の読
み出しの方法はフレーム読み出しで行い、まずの期間
において、CCD上の奇数ラインに相当する第1フィール
ド信号が出力され、デジタル信号に変換後、CCDデータ
処理回路601に入力され、そのデータをメインメモリ
への書き込み処理を行う。この期間において、各信号処
理回路601〜608から出力されるメモリアクセス要
求はCCDデータ処理回路601からのみであり、メイン
メモリを独占して書き込み処理を行う。
【0053】ここでの期間においてCCDデータ処理回
路601における単位時間当たりの信号処理速度がaで
あるとし、メインメモリの単位時間当たりの信号処理速
度をNとすると、a<Nであれば、の期間における処理に
破綻をきたすことはない。
【0054】図7のの期間においては、CCD上の偶数
ラインに相当する第2フィールド信号が出力され、デジ
タル信号に変換後、CCDデータ処理回路601に入力さ
れ、Y/C分離処理回路602においてメインメモリから
読み出され第1フィールド信号と、CCDデータ処理回路
601から出力される第2フィールド信号を用いてY/C
分離処理を行う。また、それと並行して、前記説明し
た、記録Y/C生成処理回路603と表示用Y/C生成処理回
路604と圧縮処理回路606と符号データ処理回路6
07と符号データ処理回路608における処理を並行し
て行う。
【0055】の期間において、各信号処理回路から同
時に発生するメインメモリへのメモリアクセス要求に対
し優先順位を決め、優先順位の最も高い信号処理にメモ
リアクセス許可を出す。Y/C分離処理回路602と記録Y
/C生成処理回路603と表示用Y/C生成処理回路604
の各信号処理はCCDの垂直同期信号に合わせての期間
内に終了させる必要があるため優先順位を高く設定し、
圧縮処理回路606と符号データ処理回路607とメデ
ィア記録処理回路608の各信号処理は、メモリアクセ
スの遅延が許されるので優先順位を低く設定する。
【0056】ここでの期間においてY/C分離処理回路
602と、記録Y/C生成処理回路603と、表示用Y/C生
成処理回路604と圧縮処理回路606と符号データ処
理回路607とメディア記録処理回路608の各信号処
理における単位時間当たりの信号処理速度をそれぞれ、
b,c,d,e,f,gであるとし、メインメモリの単位時間当た
りの信号処理速度をNとすると、b+c+d+e+f+g<Nであ
れば、の期間における処理に破綻をきたすことはな
い。
【0057】図7のの期間においては、CCDは2コマ
目の露光を開始し、2コマ目の露光と並行して表示デー
タ読み出し処理回路605によって表示用Y/Cデータを
メインメモリから読み出し液晶表示させる処理と、の
期間から引き続き圧縮処理回路606と符号データ処理
回路607とメディア記録処理回路608による処理を
行う。
【0058】ここでの期間において表示データ読み出
し処理回路605における単位時間当たりの信号処理速
度をそれぞれ、hであるとし、メインメモリの単位時間
当たりの信号処理速度をNとすると、e+f+g+h<Nであれ
ば、の期間における処理に破綻をきたすことはない。
【0059】次に2コマ目の露光が終了後、CCDから2
コマ目の映像信号がフレーム読み出しで、まずCCD上の
奇数ラインに相当するフィールド信号が撮像回路からCC
Dデータ処理回路601に入力され、そのデータをメイ
ンメモリへ書き込み処理を行う。並行してから引き続
き表示データ読み出し処理回路605と圧縮処理回路6
06と符号データ処理回路607とメディア記録処理回
路608による処理を行う。
【0060】の期間において、a+e+f+g+h<Nであれば
の期間における処理に破綻をきたすことはない。
【0061】の期間においては、の期間と同様にCC
D上の偶数ラインに相当する第2フィールド信号が出力
され、2コマ目のY/C分離処理602と記録Y/C生成処理
回路603と表示用Y/C生成処理回路604と圧縮処理
回路606と符号データ処理回路607とから引き続
き、1コマ目の表示用Y/C読み出し処理と、メディア記
録処理を行う。
【0062】の期間において、b+c+d+e+f+g+h<Nであ
れば、の期間における処理に破綻をきたすことはな
い。
【0063】の期間終了後、3コマ目の露光動作にな
るが、3コマ目の露光開始以降は、、、の繰り返
しになるため、説明を省略する。
【0064】連写時において以上のような処理を行うこ
とで、複数の信号処理を並列に実行し、メインメモリア
クセスの空き時間をほとんど無くすことでCCDの駆動速
度と同じ速度で、高速連写を実現できる。
【0065】以上のような本発明の実施の形態1によ
り、一定時間内に終了させる必要がある、CCDデータ処
理、Y/C分離処理、記録用Y/C生成処理、表示用Y/C生成
処理、表示用Y/C読み出し処理には信号処理には上位の
優先順位を与え、上位の優先順位の信号処理回路がアク
セスしない期間に、圧縮処理、符号データ処理、記録メ
ディア記録処理遅延が許される信号処理を行うことで、
複数の信号処理の並列処理を実現させ、信号処理時間の
向上により、撮影間隔の短縮、高速連写機能、撮影デー
タの液晶モニターへの表示速度などを向上させたデジタ
ルカメラを構築できる。
【0066】(実施の形態2)本実施の形態2は、効率
のよいメモリ制御により、複数の信号処理の並列処理を
実現させ、信号処理時間の向上により、撮影間隔の短
縮、高速連写機能、撮影データの液晶モニターへの表示
速度などを向上するとともに、操作に対する応答速度を
向上させたデジタルカメラを実現するものである。
【0067】以下、本発明の実施の形態2を図8に基づ
いて説明する。
【0068】図8は、請求項7記載の本発明の実施の形
態2に係るデジタルカメラの構成図である。図8におい
て101は撮像素子の出力をデジタル化する撮像回路で
あり、102はメインメモリにデータを書き込むもしく
は、読み出す必要がある複数の信号処理回路である。
【0069】103は102の信号処理回路からのメモ
リアクセス要求を調停するアービタであり、104は1
02の信号処理回路からのメモリアクセスを中継するメ
モリ制御回路であり、105はメインメモリであり10
6は撮像データに対するの信号処理後最終的に生成され
た画像ファイルを保存する、記録メディアである。
【0070】110は複数の信号処理回路102からの
メモリアクセス要求信号であり、111はアービタ10
3からのメモリアクセス許可信号である。112は複数
の信号処理回路102の各信号処理回路から出力される
メインメモリへのメモリアドレスであり、113はメモ
リ制御回路を中継して、メインメモリ105と複数の信
号処理回路102間のデータ転送である。114はアー
ビタ103からメモリアクセス許可が与えられた信号処
理回路とメインメモリ間でデータ転送ができるようにメ
モリ制御回路104で切り換える、メモリアクセス切り
換え信号である。
【0071】115はメモリ制御回路104からメイン
メモリ105に与えるメモリアドレスであり、116は
メモリ制御回路104とメインメモリ105間のデータ
転送であり、117はメモリ制御回路117からメイン
メモリ105に与えるコマンドである。
【0072】118はマイコンであり、ユーザーの操作
を受け付けて信号処理回路A,B,C〜nを操作するととも
に、メインメモリ上の表示データを操作して、液晶表示
にユーザーの操作に対応した応答画面を表示する。アー
ビタ119は複数の信号処理回路102およびマイコン
からのメモリアクセス要求信号に応じて信号処理回路に
アクセス許可信号を出力し、アクセス許可を受けた信号
処理回路がメモリ制御回路を介してメインメモリにアク
セスする構成になっている。
【0073】図9に図8中のアービタ119の構成を示
す。アービタは優先順位判定回路とカウンタからなる。
優先順位判定回路はあらかじめ定められた優先順位に従
って複数の信号処理回路102とマイコンの中で、最も
優先度の高いメモリアクセス要求信号に対してアクセス
許可信号を出し、カウンタが0を示すまでアクセス許可
信号を保持する。カウンタは、カウンタが0の時に優先
順位判定回路がアクセス許可信号を出したならば、アク
セス許可信号毎に予め定められた値をロードし、以後、
0に達するまで1クロック毎にカウントダウンする。優
先順位判定回路はカウンタが0に達した時点で最も優先
度の高いメモリアクセス要求信号に対して新たなアクセ
ス許可信号を出す。本構成によれば、カウンタがロード
する値を大きくすれば長い時間アクセス許可が与えら
れ、カウンタがロードする値を小さくすれば短い時間だ
けアクセス許可が与えられる。
【0074】図8において複数の信号処理回路を並列に
動作させる為には、一回のアクセス許可信号の長さを長
くして、メモリにメモリアドレスを与えたりデータバス
の転送方向を切り替えたりする頻度を抑え、これらに要
する時間の割合がデータ転送に要する時間と比較して、
より小さくなる方が望ましい。一方、マイコンは短い時
間を単位としてメインメモリにアクセスするので、長い
時間アクセス許可が与えられても無駄なだけであり、他
のメモリアクセスを要する信号処理回路の動作余裕を圧
迫する事になりかねない。
【0075】しかし、本発明の請求項8によれば、長い
時間の連続アクセスを必要とする信号処理回路に対して
は図9においてカウンタがロードする値を大きく設定す
ることによりアクセス許可信号の継続時間を長くし、短
時間のアクセスしか必要としないマイコンに対してはカ
ウンタがロードする値を小さく設定することによりアク
セス許可信号の継続時間を短くすることで、アクセス許
可の割り当てを最適化することが出来る。
【0076】また、本発明の請求項9はアクセス許可時
間の長さを最適化する技術である。先述のようにメモリ
にメモリアドレスを与えたりデータバスの転送方向を切
り替えたりする頻度を抑えることで、これらに要する時
間の比率を小さくし、マイコンおよび信号処理回路がデ
ータ転送を行う時間の比率を高めることができるが、デ
ータ転送を一定時間連続して行う為には、信号処理回路
がデータ転送を行う時間に比例したバッファメモリを持
たねばならないので、一回のアクセス許可時間を無闇に
長くすることはコストアップを招くことになる。本発明
の請求項9によれば、一定の時間を定めて各信号処理回
路がアクセスするデータ量を求め、各信号処理回路には
前記データ量に比例した容量のバッファメモリを持た
せ、アービタは前記データ量に比例した時間のアクセス
許可信号を出すようカウンタを設定する。この場合、ア
ービタは一定時間内に各信号処理回路に一回ずつアクセ
ス許可を与えればよいのでアクセス許可信号の切り替え
回数は最小であり、アクセス許可時間は各信号処理回路
のバッファ容量に合わせて最大であるので、限られたバ
ッファメモリ容量の制限の中でアクセス許可信号の切り
替えに伴うロスタイムを最小限に抑えることができる。
このように本発明の請求項9によれば、アクセス許可時
間の長さを最適化することができる。
【0077】以上のような本発明の実施の形態2によ
り、マイコンに割り当てるアクセス許可信号の時間を短
く設定すれば、マイコンの優先順位を高くしても他の信
号処理回路のアクセスが待たされる時間は少ししか増え
ないので、マイコンからメインメモリへのアクセスを優
先して許可することによりアクセスタイムを短縮するこ
とができる。その結果、ユーザーの操作に対する応答
が、より短時間でメインメモリ上の表示データに反映さ
れることになり、ユーザーの使用感は、より良好にな
る。
【0078】(実施の形態3)本実施の形態3は、効率
のよいメモリ制御により、複数の信号処理の並列処理を
実現させ、信号処理時間の向上により、撮影間隔の短
縮、高速連写機能、撮影データの液晶モニターへの表示
速度などを向上させたデジタルカメラを実現するもので
ある。
【0079】以下、本発明の実施の形態3を図に基づい
て説明する。図10は、請求項10記載の本発明の実施
の形態3に係るデジタルカメラの構成図である。
【0080】図10において、101は撮像素子の出力
をデジタル化する撮像回路であり、102はメインメモ
リにデータを書き込むもしくは、読み出す必要がある複
数の信号処理回路である。103は102の信号処理回
路からのメモリアクセス要求を調停するアービタであ
り、104は102の信号処理回路からのメモリアクセ
スを中継するメモリ制御回路であり、105はメインメ
モリであり、106は撮像データに対するの信号処理後
最終的に生成された画像ファイルを保存する、記録メデ
ィアである。
【0081】121は信号処理回路102からの第一の
メモリアクセス要求信号であり、121は信号処理回路
102からの第二のメモリアクセス要求信号、111は
アービタ103からのメモリアクセス許可信号である。
112は複数の信号処理回路102の各信号処理回路か
ら出力されるメインメモリへのメモリアドレスであり、
113はメモリ制御回路を中継して、メインメモリ10
5と複数の信号処理回路102間のデータ転送である。
114はアービタ103からメモリアクセス許可が与え
られた信号処理回路とメインメモリ間でデータ転送がで
きるようにメモリ制御回路104で切り換える、メモリ
アクセス切り換え信号である。
【0082】115はメモリ制御回路104からメイン
メモリ105に与えるメモリアドレスであり、116は
メモリ制御回路104とメインメモリ105間のデータ
転送であり、117はメモリ制御回路117からメイン
メモリ105に与えるコマンドである。1024は2つ
のメモリアクセス要求をもつ信号処理回路Dである。
【0083】ここで信号処理回路102中のある信号処
理回路D1024が間欠的に多量のデータを出力するも
のであり、信号処理回路D1024が唯一つのメモリア
クセス要求信号しか持たないと仮定すると、信号処理回
路D1024に高い優先順位を与えれば、信号処理回路D
1024はバッファメモリが空になるまでメモリアクセ
ス要求信号を出し続けることになり、その間は優先順位
が下位の信号処理回路はメモリアクセスが出来なくなっ
てしまう恐れが有り、逆に、信号処理回路D1024に
他の信号処理回路より低い優先順位を与えれば、メモリ
アクセス許可信号を多量のデータの転送に必要なだけの
時間、確保できる保証が無くなって、信号処理回路から
メインメモリに未転送のデータがバッファメモリの容量
以上になったり(データオーバーフロー)、メインメモ
リから信号処理回路へ転送した信号処理未処理のデータ
がバッファメモリ上に存在しない状態(データアンダー
フロー)になる恐れがある。
【0084】本発明の請求項11は、このようなジレン
マを解消する為の技術である。本発明の請求項11によ
れば、信号処理回路において、メモリアクセス要求信号
を出力する回路は二つの閾値と二つのメモリアクセス要
求出力を持ち、バッファメモリに第一の閾値を上回わる
データがある間は第一のメモリアクセス要求信号を出
し、前記アービタ103においては、第一のメモリアク
セス要求信号1101に対しては下位の順位を与えて、
他のアクセス要求が無い場合に限ってメモリアクセス許
可信号を与えるので、他の信号処理回路のメモリアクセ
スを妨げることがなく、信号処理回路がデータの出力を
始めてデータ量が第二の閾値を上回った時には第二のメ
モリアクセス要求信号1101を出し、前記アービタ1
03においては第二のメモリアクセス要求信号に対して
は他の信号処理回路に優先してメモリアクセス許可を与
えるので、短時間でバッファメモリ上のデータ量を第二
の閾値以下に減らしてデータオーバーフローを回避する
ことができる。第二のメモリアクセス要求信号が出てい
る期間は、他のアクセス要求が受け付けられないが、信
号処理回路D1024が連続してメモリアクセス権を取
るためにバッファメモリのデータ量は急速に消費され、
第二のメモリアクセス要求信号が出ている期間は短時間
に抑えられるので、実用上問題ない。
【0085】以上のような本発明の実施の形態3によ
り、異なる優先順位を持つ二つのメモリアクセス要求信
号を使い分けることにより、低い優先度のアクセス要求
信号によって他の信号処理回路がメモリアクセスしない
期間を有効に利用してデータ転送を行い、高い優先度の
アクセス要求信号によってデータオーバーフローまたは
データアンダーフローの回避を保証することが可能であ
り、これにより効率がよく信頼性が高いメモリシステム
を構築できる。
【0086】
【発明の効果】このように本発明のデジタルカメラによ
れば、以上のように本発明のデジタルカメラによれば、
効率のよいメモリ制御により、複数の信号処理の並列処
理を実現させ、信号処理時間の向上により、撮影間隔の
短縮、高速連写機能、撮影データの液晶モニターへの表
示速度などを向上させたデジタルカメラを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のデジタルカメラの構成
を示すブロック図
【図2】同実施の形態1のアービタ回路の構成を示すブ
ロック図
【図3】同実施の形態1のメモリ制御回路の構成を示す
ブロック図
【図4】同実施の形態1の信号処理回路の構成を示すブ
ロック図
【図5】同実施の形態1のメインメモリとのデータアク
セスのタイミングを示すタイミング図
【図6】同実施の形態1の連写撮影機能を搭載したデジ
タルカメラの構成を示すブロック図
【図7】同実施の形態1の連写撮影モード時のタイミン
グを示すタイミング図
【図8】本発明の実施の形態2のデジタルカメラの構成
を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態2のアービタ回路の構成を
示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3のデジタルカメラの構
成を示すブロック図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/907 B // H04N 101:00 101:00 (72)発明者 岡部 吉正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CD13 5B061 BA01 BB16 BC05 GG13 QQ02 5C021 PA71 PA82 PA92 YC08 YC09 YC11 YC14 ZA01 5C022 AA13 AC01 AC42 AC69 5C052 GA02 GB06 GC05 GD09 GE06 GF05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の出力をデジタル化する撮像回
    路と、デジタル化された映像信号を処理する複数の信号
    処理回路と、前記複数の信号処理回路からのメモリアク
    セス要求を調停するアービタと、メモリアクセスを中継
    するメモリ制御回路と、メインメモリを備え、前記複数
    の信号処理回路は各々メモリアクセス要求信号を出力
    し、前記アービタは、予め定められた優先順位に従って
    最も優先度の高い要求信号に応じてアクセス許可信号を
    出し、前記許可信号によって選択された信号処理回路は
    前記メモリ制御回路を介してメモリアクセスを行うこと
    を特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 1回の前記許可信号によって選択された
    信号処理回路が行うメモリアクセスは予め決められた一
    定期間であり、前記アービタは前記一定期間毎に、その
    時点で最も優先順位が高い要求信号に応じてアクセス許
    可信号を出力することを特徴とする請求項1記載のデジ
    タルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記信号処理回路はメモリアクセスする
    データを蓄えるバッファメモリを持ち、信号処理はバッ
    ファメモリ上のデータに対して行い、バッファメモリ上
    の未処理のデータが一定量を下回った場合、またはバッ
    ファメモリ上の処理済みのデータが一定量を上回った場
    合にメモリアクセス要求信号を出力することを特徴とす
    る請求項1記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記優先順位は、メモリアクセスを一定
    時間内に終了させる必要がある信号処理回路に対しては
    上位の順位を与え、メモリアクセスの遅延が許される信
    号処理回路に対しては下位の順位を与えることを特徴と
    する請求項1記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記優先順位は、単位時間内にアクセス
    するデータ量がより多い信号処理回路に対しては上位の
    順位を与え、単位時間内にアクセスするデータ量がより
    少ない信号処理回路に対しては下位の順位を与えること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のバッファメモリの容量
    が、前記信号処理回路のデータ処理の速度と、前記信号
    処理回路に与えられた順位の積に比例して定められてい
    ることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 撮像素子の出力をデジタル化する撮像回
    路と、デジタル化された映像信号を処理する複数の信号
    処理回路と、前記複数の信号処理回路からのメモリアク
    セス要求を調停するアービタと、メモリアクセスを中継
    するメモリ制御回路と、メインメモリを備え、 前記複数の信号処理回路はメモリアクセス要求信号を出
    力し、前記アービタは、予め定められた優先順位に従っ
    て最も優先度の高い要求信号に応じてアクセス許可信号
    を出し、前記許可信号によって選択された信号処理回路
    は前記メモリ制御回路を介してメモリアクセスを行い、
    前記アービタは優先順位判定回路とカウンタによって構
    成されることを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記許可信号によって選択された信号処
    理回路が行うメモリアクセスは予め信号処理回路毎に決
    められた期間であり、前記アービタはアクセス許可信号
    の出力後、前記信号処理回路毎に決められた期間の後
    に、その時点で最も優先順位が高い要求信号に応じてア
    クセス許可信号を出力することを特徴とする請求項7記
    載のデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記予め信号処理回路毎に決められた期
    間は、信号処理回路が単位時間内にアクセスするデータ
    量に比例して設定することを特徴とする請求項8記載の
    デジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 撮像素子の出力をデジタル化する撮像
    回路と、デジタル化された映像信号を処理する複数の信
    号処理回路と、前記複数の信号処理回路からのメモリア
    クセス要求を調停するアービタと、メモリアクセスを中
    継するメモリ制御回路と、メインメモリを備え、前記複
    数の信号処理回路はメモリアクセス要求信号を出力し、
    前記アービタは、予め定められた優先順位に従って最も
    優先度の高い要求信号に応じてアクセス許可信号を出
    し、前記許可信号によって選択された信号処理回路は前
    記メモリ制御回路を介してメモリアクセスを行い、前記
    複数の信号処理回路のうち、少なくとも1つの信号処理
    回路が、2つのメモリアクセス要求信号を出力すること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 前記信号処理回路において、メモリア
    クセス要求信号を出力する回路は二つの閾値と二つのメ
    モリアクセス要求出力を持ち、バッファメモリ上の未処
    理のデータが第一の閾値を下回った場合、またはバッフ
    ァメモリ上の処理済みのデータが第一の閾値を上回った
    場合に第一のメモリアクセス要求信号を出力し、バッフ
    ァメモリ上の未処理のデータが第一の閾値より小さい第
    二の閾値を下回った場合、またはバッファメモリ上の処
    理済みのデータが第一の閾値より大きい第二の閾値を上
    回った場合に第二のメモリアクセス要求信号を出力し、
    前記アービタにおいては、第一のメモリアクセス要求信
    号に対しては下位の順位を与え、第二のメモリアクセス
    要求信号に対しては上位の順位を与えた優先順位に従っ
    てアクセス許可信号を出力することを特徴とする請求項
    10記載のデジタルカメラ。
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