JP2006251507A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 朝一の自動調整を省略することで、立ち上がり時間を短縮する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像データ量を計測して原稿タイプを切り分け、切り分けた原稿タイプに対応して、不必要・過剰な画像自動調整処理を省略する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置に電源を供給した後、最初の印字要求が発行されてから、画像形成停止状態から画像形成開始信号により画像形成動作状態に遷移し、記録用紙を給紙するまでの時間は、記録用紙に安定した画像形成を実現するために行う処理である、4色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)の現像剤(以下:トナー)を帯電させるために行うトナーが格納されている現像器の空回転処理や、像担持体の表面電位の調整や、高圧条件を決定する画像濃度制御や、画像信号変換テーブルを調整する階調補正制御に費やされる時間によって影響を受けている。このような過程に従って画像形成を行った場合、プリンタエンジン部が画像開始信号を受けてから給紙開始までの待機時間が発生して、画像形成動作を完了するまでの時間(以下、ファーストプリントタイムという)が長くなっていた。
特開2001−75318号公報
しかしながら、殆どのユーザは標準的なメディア、環境、用途において画像形成装置を使用していることが多く、この処理では、原稿の画像タイプ(カラー、モノクロ、文字データ、写真データ)によっては不必要、若しくは過剰な画質調整となっている場合があった。従って、できるだけ早くプリントアウトしたいというユーザにとっては前記待機時間がユーザビリティの観点からは問題であった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたもので、このような問題を解決する手段として、スキャニングした原稿の画像のタイプによって、不必要な画質調整処理を省く事で、給紙開始までの時間を短くする画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の構成を特徴とする画像形成装置である。
画像の種類を認識する手段を有し、認識した結果に応じてその必要な画像調整項目を判断し、選択された画像調整項目のみを行うことを特徴とする。
また、画像補正を行う画像補正手段を備えた画像形成装置において、前記スキャン手段から得たデータより画像データの量を検出する画像データ量検出手段と、前記画像データ量検出手段により得た結果から判断手段によって、画像データ量が少ないと判断された場合に、前記画像補正手段を省略する制御手段を備えたことを特徴とする。
また、前記画像データ量検出手段は、前記スキャン手段から得たビデオカウント数を検知するビデオカウント数検知手段を有し、ビデオカウント数検知手段の結果によって、画像データ量を検出することを特徴とする。
また、前記画像データ量検出手段は、文字データを認識する文字データ認識手段を有し、前記文字データ認識手段の結果によって、全体データに対する文字データの量から、画像データ量を検出することを特徴とする。
また、前記画像データ量検出手段は、データ転送時に圧縮されたデータより、画像データを検出する画像データ検出手段を有し、前記画像データ検出手段の結果によって、全体データに対する画像データ量を検出することを特徴としている。
また、前記画像データ量検出手段は、前記スキャン手段から得た全体データの濃度を検出するデータ濃度検出手段を有し、前記データ濃度検出手段により得た結果よって、画像データ量を検出することを特徴としている(濃度を多値で管理)。
また、前記画像補正手段は、画像濃度を調整することを特徴とする。
また、前記画像補正手段は、画像諧調を調整することを特徴とする。
また、複数のデータを前記スキャン手段から得る場合、前記画像データ量検出手段によって各々の画像データ量を検出し、各々の画像データ量により、画像形成の優先順位を決定する優先順位決定手段を有することを特徴とする。
また、前記画像補正手段における画像補正処理は複数有することを特徴とする。
また、前記優先順位決定手段は、前記画像データ量検出手段により検出した各々の画像データ量から、前記スキャン手段によって得たデータに対しそれぞれに必要な前記画像補正手段を検出し、必要な前記画像補正処理の少ないデータから画像形成を優先的に行うことを特徴とする。
また、前記優先順位決定手段は、前記画像データ量検出手段により検出した各々の画像データ量から、前記スキャン手段によって得たデータに対しそれぞれに必要な前記画像補正処理を検出し、全ての前記画像補正処理が終了した場合、前記スキャン手段によって得たデータの順に、画像形成を行うことを特徴とする。
また、前記優先順位決定手段は、前記画像データ量検出手段により検出した各々の画像データ量から、前記スキャン手段によって得たデータに対しそれぞれに必要な前記画像補正処理を検出し、データに対して必要な前記画像補正処理全てが終了したデータから優先して画像形成を行うことを特徴とする。
従来、原稿の画像タイプ(カラー、モノクロ、文字データ、写真データ)によっては不必要、若しくは過剰な画質調整となっている場合があったために、画像形成装置に電下を供給してから画像形成が開始されるまでの時間に影響を与えてしまっていた。
しかし、本発明によると、できるだけ早くプリントアウトしたいというユーザに対して、スキャニング、若しくは画像形成装置に転送された原稿の画像のタイプによって、必要な画像調整を行う自動調整を明確にする事により、不必要な画質調整処理を省く事で、ユーザ要求を満たす画質を実現しつつ、且つ画像形成開始までの時間を大幅に短縮する事ができる。
また、複数の画像形成要求(通常プリント要求:モノクロ・カラー・写真・文字、FAX、プリンタ)が同時に受信された場合でも、優先して行うべき自動調整をプランニングすることができるので、スムーズな画像形成を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施例に係る電子写真カラー複写機の全体構成を示す概略断面図である。本実施例の電子写真カラー複写機は、本発明が特に有効に適用されると考えられる、複数の画像形成部を並列に配し、且つ中間転写方式を採用したカラー画像出力装置である。
本実施例にて、電子写真カラー複写機は、記録画像信号出力部1Rと、画像出力部1Pとを有する。
画像出力部1Pは、複数の、本実施例では4つ並設された画像形成部10(10a、10b、10c、10d)と、給紙ユニット20と、中間転写ユニット30と、定着ユニット40と、制御ユニット(不図示)とを有する。
更に、個々のユニットについて詳しく説明する。
各画像形成部10では、第一の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム11(11a、11b、11c、11d)が回転自在に軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光体ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12(12a、12b、12c、12d)、光学系13(13a、13b、13c、13d)、折り返しミラー16(16a、16b、16c、16d)、現像装置14(14a、14b、14c、14d)、及びクリーニング装置15(15a、15b、15c、15d)が配置されている。
一次帯電器12a〜12dにおいて感光体ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、光学系13a〜13dにより、記録画像信号出力部1Rからの記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線によって折り返しミラー16a〜16dを介して感光体ドラム11a〜11d上に露光することによって、そこに静電潜像を形成する。
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色のトナーをそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdにて中間転写ユニット30を構成するベルト状の中間転写体、即ち、転写ベルト31に転写する。中間転写ユニット30については、後で詳述する。
画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、クリーニング装置15a、15b、15c、15dにより中間転写体に転写されずに感光体ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、転写材Pを収納するためのカセット21a、21b及び手差しトレイ27と、カセット21a、21b若しくは手差しトレイ27より転写材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a、22b、26と、各ピックアップローラ22a、22b、26から送り出された転写材Pを更に搬送するための給紙ローラ対23と、給紙ガイド24と、そして、各画像形成部の画像形成タイミングに合わせて転写材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジストローラ25a、25bとを有する。
中間転写ユニット30について詳細に説明する。
中間転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆動を伝達する駆動ローラ32と、中間転写ベルト31の回動に従動する従動ローラ33と、二次転写対向ローラ34との間に張設巻回されている。又、駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32は、パルスモータ(不図示)によって回転駆動される。
各感光体ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写用帯電器35(35a〜35d)が配置されている。一方、二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。
また、中間転写ベルト31の二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配置される。クリーニング装置50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレード51と、廃トナーを収納する廃トナーボックス52とを備えている。
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターや、磁束より生じた渦電流によって加熱する熱源コイルなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラに加圧される41b(このローラにも熱源を備える場合もある)とを有し、更に、上記ローラ対のニップ部へ転写材Pを導くためのガイド43、また、上記ローラ対から排出されてきた転写材Pをさらに装置外部に導き出すための内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45などを備えている。
次に、上記構成の電子写真カラー複写機の動作について説明する。
画像形成動作開始信号が発せられると、先ず、ピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ対23によって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a、25bまで搬送される。その時レジストローラ25a、25bは停止されており、転写材Pの先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25a、25bは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいて一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト31の回転方向において一番上流にある感光体ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて、その次のトナー像が転写される。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
その後、転写材Pが二次転写領域Teに進入し、中間転写ベルト31に接触すると、転写材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧を印加する。これにより、前述したプロセスにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が転写材Pの表面に転写される。その後、転写材Pは搬送ガイド43によって定着ローラニップ部まで正確に案内される。そして、ローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が転写材P表面に定着される。その後、内外排紙ローラ44、45により搬送され、転写材Pは機外に排出される。
ここで、画像形成装置に電力が供給されてから印字可能状態になるまでの時間に影響を与えている制御について説明する。
まず、画像濃度制御について説明する。画像濃度制御は、狭義の濃度制御である最大濃度制御(以下、Dmax制御ともいう)である。
はじめに、Dmax制御について説明する。まず、各感光ドラム11a〜11d上に最大濃度Dmaxに対応する例えば光学系13a〜13dの最大露光の検知用画像(以下パッチともいう)の静電潜像を作成し、この潜像を現像装置14(14a、14b、14c、14d)によって現像して、各感光ドラム11a〜11d上にDmax制御用のパッチを形成する。
この時、パッチの潜像を各感光ドラム11a〜11d上に複数個形成し、それぞれ現像バイアス(不図示)を変更しつつ現像する。このようにして作成したパッチを中間転写ベルト6に1次転写し、中間転写ベルト31上のパッチの濃度を中間転写ベルト31上に隣接する濃度センサー(不図示)によって検知する。
本例では、このパッチの濃度検知値から、出力される画像の濃度を一定とするような適切な現像バイアスを算出、決定して、この最適化された現像バイアスの使用により濃度制御を行う。以上の現像バイアスの最適化が4色の全てに対して行われ、Dmax制御は終了する。
次に、階調補正制御について説明する。階調補正制御でもDmax制御と同じく、各感光ドラム11a〜11d上に濃度検知用のパッチが形成されるが、Dmax制御の時とは異なり、階調補正制御に用いられる複数個のハーフトーンパッチは、各パッチの潜像電位がそれぞれ変えられている。
例えば、各感光ドラム11a〜11d上に5つのパッチを形成する場合、画像信号(入力信号)に対して露光信号(例えばレーザードライバーへの信号など露光量を変える信号)をリニアに変化させた8bit信号からなる00hからFFh(Dmax)までの256階調のうち、代表値として10h、40h、80h、A0h、F0h等の露光信号に対応した5つのハーフトーンパッチの静電潜像を作成する。
この各感光ドラム11a〜11d上に作成されたパッチの潜像は、上記のDmax制御によって最適化した現像バイアスにより現像し、中間転写ベルト31に1次転写して、得られたパッチの濃度を中間転写ベルト31に隣接する濃度センサー(不図示)によって検知する。
この検知結果から、現像されたパッチの濃度と入力されたパッチの画像信号との差異が判断され、画像信号と露光信号が直線関係となるように、その対応関係をガンマ補正する。以上で、階調補正制御は終了する。
次にトナーが格納されている現像装置14(14a、14b、14c、14d)を空回転する処理について図2をもって説明する。図2は本発明の実施例が適用された現像装置14(14a、14b、14c、14d)と感光体ドラム11a〜11dの横断面模型図である。
画像形成装置に電源が供給される前に、長時間の待機が行われた場合、現像装置14(14a、14b、14c、14d)内に格納されたトナーが固形化するため、所定時間現像装置14(14a、14b、14c、14d)内の攪拌手段14−1で攪拌することで固形化したトナーの粉砕を行う必要がある。
また、画像形成装置が電子写真であった場合、現像スリーブ14−2を回転させトナーと摩擦を起こさせる。摩擦によってトナーが帯電することで、感光体ドラム11a〜11dをつかった現像を最適に行うことができる。若しくは、図3に示すような、1つの感光体ドラム11’に対して回転可能な現像ロータリー14’が4色分の現像装置14(14a、14b、14c、14d)を内蔵している場合には、4回分の現像装置14(14a、14b、14c、14d)の空回転を実行する必要がある。
以上が、画像形成装置に電源が供給されてから画像形成可能状態になるまでの時間に影響を与えている処理である。では、次に本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図4は本発明の請求項1に関する図であり、原稿の画像タイプ(カラー、モノクロ、文字データ、写真データ)によっては不必要、若しくは過剰な画質調整となり得る自動調整処理を省略し、できるだけ早く画像形成を開始するためのシーケンスを表したフローチャート図である。
まず、S1では画像形成装置に電源が投入される。
次にS2では、記録用紙に安定した画像形成を行うために以下の自動調整を行っている。まず、現像剤(以下:トナー)を帯電させるために現像装置14(14a、14b、14c、14d)を空回転する処理や、感光体ドラム11a〜11dの表面電位の調整や、高圧条件を決定する画像濃度制御や、画像信号変換テーブルを調整する階調補正制御などの自動調整を開始させる。
全ての制御の終了とローラ対41a、41bの熱が目標温度になることで画像形成装置が画像形成可能状態になるまでの間に、記録画像信号出力部1Rが原稿データを検知した場合(S3)、画像出力部1Pでは以下のこと行う。
S3にて原稿データを検知した場合、S4では原稿データをメモリに保存する。
F1では検知した原稿データのデータ分析を行う。分析方法については後述する。その結果に伴い、ユーザが満足する画像を形成するために必要な自動調整が必要かどうかを検出する。
F1において自動調整が必要でないと判断された場合、F2において自動調整を中止する。中止方法については後述する。
よって、自動調整が中断されてから、ローラ対41a、41bの熱が目標温度になるなどの他の要因が終了するまで待機して、他の要因が終了次第、画像形成装置が画像形成可能状態になり、画像形成を開始することができる(S5、S6)。
次にF2の自動調整の中断方法を示した図5について説明する。
S7では、F1で原稿データに対応した複数の自動調整項目が挙がるが、その必要自動調整項目を選択する。S8では非選択自動調整処理のみを中断させる。そうすることで、段階的に実行されている自動調整については、処理を行うことなく中断できる。若しくは平行的に実行されている自動調整についても、実行途中であっても中断を行うので、不必要/過剰な自動調整を行うことなく、ユーザの満足した画像を提供しつつ、可能な限り早急に画像形成を開始することができる。
次に図6は本発明の請求項2に関する図であり、図6においてF1で行った原稿データの分析方法を説明する。
まず、F3ではS3において原稿検知を確認した場合に、検知した原稿データから画像データ量の検出を行う。画像データ量の検出方法については後述する。
次に、S9、S10、S11ではF3で検出した原稿データの画像データ量が多いかどうかを判断し、判断結果によって画像に対して現像装置14(14a、14b、14c、14d)の空回転処理や、感光体ドラム11a〜11dの表面電位の調整や、画像濃度制御や、階調補正制御などの自動調整が必要か不必要かを判断する。判断方法としては、所定の閾値を設定し、画像データ量を数値化したものが閾値を越えた場合、画像データ量が多いと判断する方法でも良いし、もしくは原稿データに画像データが少量でも検知された場合、画像に対して自動調整が必要であると判断しても良い。
次に上述したF3の画像データ量の検出方法について図7において説明する。これは請求項3〜6に関する内容である。原稿データの画像データ量の検出方法としては、図7に表されるように、画像信号の出力レベルを積算しビデオカウンタでビデオカウント数に変換することができる。画像信号の出力レベルとビデオカウント数は完全な比例関係ではないが、目安としては充分な判断材料となる。故に、ビデオカウント数を画像データ量として検出する。
若しくは、原稿データの読み込み時に、光学文字読取り装置(以下:OCR)によって画像データと文字データとを分離を行う像域分離を行うことで文字データを検索し、原稿データに対する文字データの割合を求める。割合が所定の閾値よりも少ない場合、画像データが多いと判断することができる。故に、OCRによって得た原稿データに対する文字データ量を画像データ量の目安として検出する。
若しくは、画像形成装置がネットワーク上に接続されている状況で、PC、若しくはデータが保存されている画像形成装置等の端末からプリンタとして画像形成装置が使用される場合、PS(PostScript)やPCL(Printer Control Language)などのページ記述言語の中で、画像データに関するデータを読み込み、原稿データに対する画像データ量として検索する。原稿データに対する画像データの割合が所定の閾値よりも大きい場合、画像データが多いと判断することができる。
若しくは、画像濃度を多値で管理している画像形成装置において、濃度の高い部分に関しては文字データとして、中間的な濃度を持つ部分に関しては画像データであると判断する。原稿データに対する画像データの割合が所定の閾値よりも大きい場合、画像データが多いと判断することができる。
図8は本発明の請求項9に関する図であり、複数の原稿データがスキャン手段から読み込まれた、若しくはPCや原稿データが記憶された画像形成装置等から送信された場合、つまり、S4において原稿データが格納されているメモリに複数の原稿データが格納されている場合、各自動調整をシーケンシャルに中断するフローチャート図を示している。各原稿の画像タイプ(カラー、モノクロ、文字データ、写真データ)毎に不必要、若しくは過剰な画質調整となり得る自動調整処理を省略し、できるだけ早く画像形成を開始するために、画像形成の優先順位を決定し、優先順位の高い原稿データから画像形成を開始するシーケンスを表したフローチャート図である。
まず、S12において原稿データがメモリに複数存在すると判断した場合、F4にて各原稿データに対応した画像データ量により、画像形成の優先順位を決定する。優先順位の決定方法については後述する。
次にS13にて、優先度の高い原稿データに対する必要自動調整処理以外の自動調整を中断する。以上により、例えば、原稿データがモノクロ文字データとカラー写真データであった場合に、濃度制御や階調補正等の自動調整が比較的少ないモノクロ文字データに対して優先的に画像形成を行い、モノクロ文字データの画像形成終了後にカラー写真データに対する自動調整を行い、自動調整終了後にカラー写真データの画像形成を行う。このようにデータによって不必要/過剰であった自動調整を行うことなく、迅速且つユーザ要求を満足する画像を提供することができる。
S12において、原稿データがメモリに複数存在しないと判断した場合は、S14において通常通り不必要/過剰な自動調整を中断する。
次に図9、10は本発明の請求項11〜13に関する図であり、F4の優先順位の決定方法について説明を行う。
まず図9について、S12で原稿データが複数存在すると判断した場合、S15で原稿データに必要な自動調整が終了しているかどうかを確認する。自動調整が終了していない場合、S16において、それぞれの原稿データの画像データ量に対応した自動調整を検出する。
例えば図11に示すように、画像形成装置に内蔵されたメモリにモノクロ文字データである原稿データと、カラー写真データである原稿データが格納されていた場合、それぞれの原稿データの画像データ量に対応した自動調整を検出すると、モノクロ文字データに対応した自動調整処理が少ないので優先度を高くする。そして優先度の高い原稿データの自動調整のみを優先して実行することで、自動調整終了後に優先度の高い原稿データの画像形成を開始する。画像形成の終了後、優先度の低い原稿データの残りの自動調整を実行し、その後画像形成を開始する。
また、S15で原稿データに必要な自動調整が全て終了していると判断した場合は、画像形成装置に内蔵されたメモリに原稿データを格納した順番を優先順位とする(S18)。
S12で原稿データが複数存在すると判断した場合、図10において、S19で原稿データに必要な自動調整が終了しているかどうかを確認する。自動調整が終了していない場合、S20において、それぞれの原稿データの画像データ量に対応した自動調整で未だ終了していない自動調整処理を検出する。
次にS21において、各原稿データに対する自動補正が全て終了するまでの時間T1を算出する。算出方法としては、図12をもって説明する。
図12は、画像形成装置に電源が供給されてから行う画像に対する自動調整の制御タイミングを表した図である。従来では記述されている自動調整全てが終了するまでは、画像形成動作は開始することができなかった。しかし、本発明では画像形成装置に電源を供給してから画像形成が開始されるまでの時間が大幅に削減することができるようになる。
例えば、原稿データをモノクロ文字データとカラー写真データとした場合、図12では現像器空回転(ブラック:以下Bk)の途中で最終原稿読み込みが行われた場合、モノクロ文字データの自動調整が終了する時間はT1(モノクロ文字)で、カラー写真データの自動調整が終了する時間はT1(カラー写真)である。T1(モノクロ文字)とT1(カラー写真)を比べると、
T1(モノクロ文字)<T1(カラー写真)
となる。よって自動調整の終了する時間が短いモノクロ文字データの画像形成開始優先度を高める。そして優先度の高い原稿データの自動調整のみを優先して実行することで、自動調整終了後に優先度の高い原稿データの画像形成を開始する。画像形成の終了後、優先度の低い原稿データの残りの自動調整を実行し、その後画像形成を開始する。
また、S19で原稿データに必要な自動調整が全て終了していると判断した場合は、画像形成装置に内蔵されたメモリに原稿データを格納した順番を優先順位とする(S23)。
本発明の画像形成装置の一実施例に係る電子写真カラー複写機の全体構成を示す概略断面図 本発明の実施例が適用された現像器と感光体ドラムの横断面模型図 本発明の実施例が適用された現像器が内蔵された現像ロータリーと感光体ドラムの横断面模型図 請求項1に関するシーケンスを表したフローチャート図 自動調整の中断方法を示した図 本発明の請求項2に関するシーケンスを表したフローチャート図 画像信号の出力レベルとビデオカウント数の関係を表した図 本発明の請求項9に関するシーケンスを表したフローチャート図 本発明の請求項11〜13に関する図であり、画像形成の優先順位を決定するシーケンスを表したフローチャート図 本発明の請求項11〜13に関する図であり、画像形成の優先順位を決定するシーケンスを表したフローチャート図 原稿データに対する必要な自動調整を示した図 画像形成装置に電源が供給されてから行う画像に対する自動調整の制御タイミングを表した図
符号の説明
10 画像形成部
11 感光体ドラム
12 一次帯電器
13 光学系
14 現像装置
15 クリーニング装置
16 折り返しミラー
20 給紙ユニット
21a,21b カセット
22a,22b ピックアップローラ
23 給紙ローラ対
24 給紙ガイド
25a,25b レジストローラ
26 ピックアップローラ
27 手差しトレイ
30 中間転写ユニット
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
34 二次転写対向ローラ
35 一次転写用帯電器
36 二次転写ローラ
40 定着ユニット
41a 定着ローラ
43 ガイド
44 内排紙ローラ
45 外排紙ローラ

Claims (13)

  1. 画像の種類を認識する手段を有し、認識した結果に応じてその必要な画像調整項目を判断し、選択された画像調整項目のみを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像補正を行う画像補正手段を備えた画像形成装置において、前記スキャン手段から得たデータより画像データの量を検出する画像データ量検出手段と、前記画像データ量検出手段により得た結果から判断手段によって、画像データ量が少ないと判断された場合に、前記画像補正手段を省略する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像データ量検出手段は、前記スキャン手段から得たビデオカウント数を検知するビデオカウント数検知手段を有し、ビデオカウント数検知手段の結果によって、画像データ量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像データ量検出手段は、文字データを認識する文字データ認識手段を有し、前記文字データ認識手段の結果によって、全体データに対する文字データの量から、画像データ量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像データ量検出手段は、データ転送時に圧縮されたデータより、画像データを検出する画像データ検出手段を有し、前記画像データ検出手段の結果によって、全体データに対する画像データ量を検出することを特徴としている画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像データ量検出手段は、前記スキャン手段から得た全体データの多値で管理している濃度を検出するデータ濃度検出手段を有し、前記データ濃度検出手段により得た結果よって、画像データ量を検出することを特徴としている画像形成装置。
  7. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記画像補正手段は、画像濃度を調整することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記画像補正手段は、画像諧調を調整することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、複数のデータを前記スキャン手段から得る場合、前記画像データ量検出手段によって各々の画像データ量を検出し、各々の画像データ量により、画像形成の優先順位を決定する優先順位決定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、前記画像補正手段における画像補正処理は複数有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、前記優先順位決定手段は、前記画像データ量検出手段により検出した各々の画像データ量から、前記スキャン手段によって得たデータに対しそれぞれに必要な前記画像補正手段を検出し、必要な前記画像補正処理の少ないデータから画像形成を優先的に行うことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10に記載の画像形成装置において、前記優先順位決定手段は、前記画像データ量検出手段により検出した各々の画像データ量から、前記スキャン手段によって得たデータに対しそれぞれに必要な前記画像補正処理を検出し、全ての前記画像補正処理が終了した場合、前記スキャン手段によって得たデータの順に、画像形成を行うことを特徴とした画像形成装置。
  13. 請求項10に記載の画像形成装置において、前記優先順位決定手段は、前記画像データ量検出手段により検出した各々の画像データ量から、前記スキャン手段によって得たデータに対しそれぞれに必要な前記画像補正処理を検出し、データに対して必要な前記画像補正処理全てが終了したデータから優先して画像形成を行うことを特徴とした画像形成装置。
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JP2015184645A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 ブラザー工業株式会社 画像形成装置,画像形成方法,およびプログラム

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