JP2006250372A - 全熱交換器 - Google Patents
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- F28F2250/10—Particular pattern of flow of the heat exchange media
- F28F2250/108—Particular pattern of flow of the heat exchange media with combined cross flow and parallel flow
Abstract
【課題】 熱交換効率に優れた全熱交換器を提供する。
【解決手段】 直角四角形部15とその両端に配設される三角形部14,14とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜7と、仕切膜7に固着されると共にフレーム部材8,8の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材9と、から成る単位部材Eを備える。かつ、一対のフレーム部材8,8と補強部材9とを単位部材Eとは線対称位置になるように仕切膜7に固着して形成した単位部材Gを備える。単位部材Eと単位部材Gとを交互に積層して給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成している。かつ、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13が、積層された仕切膜7の三角形部14の外周の異なる辺に形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 直角四角形部15とその両端に配設される三角形部14,14とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜7と、仕切膜7に固着されると共にフレーム部材8,8の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材9と、から成る単位部材Eを備える。かつ、一対のフレーム部材8,8と補強部材9とを単位部材Eとは線対称位置になるように仕切膜7に固着して形成した単位部材Gを備える。単位部材Eと単位部材Gとを交互に積層して給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成している。かつ、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13が、積層された仕切膜7の三角形部14の外周の異なる辺に形成されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、全熱交換器に関する。
室内への空気の吸込みと室内の空気の排出とを同時に行うと共に、給気空気と排出空気との間の全熱交換を行う全熱交換器がある。
従来の全熱交換器としては、複数枚の仕切板の間に、断面が鋸刃状波形の間隔板を仕切板を挟んで交互に向き(波形の形成方向)を90°違えて配設したものがあった。そして、その全熱交換器内で流れる給気空気と排気空気は、仕切板と対面する方向から見て、直交状に流れていた(例えば、特許文献1参照)。
特公昭50−2950号公報
従来の全熱交換器としては、複数枚の仕切板の間に、断面が鋸刃状波形の間隔板を仕切板を挟んで交互に向き(波形の形成方向)を90°違えて配設したものがあった。そして、その全熱交換器内で流れる給気空気と排気空気は、仕切板と対面する方向から見て、直交状に流れていた(例えば、特許文献1参照)。
全熱交換器に於て、一般的に、給気空気と排出空気の流れる向きは、それぞれが直交状に流れる直交流型と、互いに平行かつ反対向きに流れる対向流型と、直交以外の交差状に流れる斜交流型の、3タイプがある。そして、それぞれのタイプの空気の流れる向きと、各空気間の熱交換効率との関係は、下記の表1に示すように、対向流型が最も熱交換効率が良く、直交流型が最も熱交換効率の悪いものであるということがわかっている。
従って、従来の全熱交換器は、給気空気と排出空気とを直交状に流れるように構成されており、熱交換効率が最も悪い向きに設定されたものであった。さらに、鋸刃状波形の間隔板が折曲げ部で仕切板に接着されて設けられており、接着部分の面積が多く有効熱交換面積が減少するので給気空気と排出空気の間の熱交換は行われにくかった。
そこで、本発明は、熱交換効率に優れた全熱交換器を提供することを目的とする。
従って、従来の全熱交換器は、給気空気と排出空気とを直交状に流れるように構成されており、熱交換効率が最も悪い向きに設定されたものであった。さらに、鋸刃状波形の間隔板が折曲げ部で仕切板に接着されて設けられており、接着部分の面積が多く有効熱交換面積が減少するので給気空気と排出空気の間の熱交換は行われにくかった。
そこで、本発明は、熱交換効率に優れた全熱交換器を提供することを目的とする。
なお、上記表1について説明すると、表1は、直交流型、対向流型、斜交流型の3タイプの空気流路を成形し、それぞれのタイプで、給気空気と排出空気の流路内の風量を、それぞれ30m3 /Hで送風した場合と、それぞれ60m3 /Hで送風した場合に於て、給気空気と排出空気との間の熱交換効率を測定した結果を示すものである。
この計測結果では、風量が30m3 /Hの場合の熱交換効率は、直交流型を100 とした場合で斜交流型が102 %、対向流型が110 %となり、風量が60m3 /Hの場合の熱交換効率は、直交流型を100 とした場合で斜交流型が102 %、対向流型が108 %となった。つまり、どちらの風量の場合であっても、対向流型が最も熱交換効率が良く、直交流型が最も熱交換効率が悪い計測結果となっている。
この計測結果では、風量が30m3 /Hの場合の熱交換効率は、直交流型を100 とした場合で斜交流型が102 %、対向流型が110 %となり、風量が60m3 /Hの場合の熱交換効率は、直交流型を100 とした場合で斜交流型が102 %、対向流型が108 %となった。つまり、どちらの風量の場合であっても、対向流型が最も熱交換効率が良く、直交流型が最も熱交換効率が悪い計測結果となっている。
上記目的を達成するために、本発明に係る全熱交換器は、直角四角形部とその両端に配設される三角形部とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記直角四角形部の外周一辺と上記三角形部の外周一辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材と、上記仕切膜に固着されると共に該フレーム部材の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材と、から成る単位部材を備えると共に、一対のフレーム部材と補強部材とを上記単位部材とは線対称位置になるように仕切膜に固着して形成した単位部材を備え、上記2種類の単位部材を交互に積層して給気流路と排気流路とを有する全熱交換器本体を形成し、かつ、給気流路と排気流路のそれぞれの開口部が、積層された仕切膜の三角形部の外周の異なる辺に形成され、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、該対向流部の両端に配設しかつ上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備するものである。
また、直角四角形部とその両端に配設される三角形部とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記直角四角形部の外周一辺に固着されるフレーム部材と、仕切膜の直角四角形部の外周他辺とその辺の両端の上記三角形部の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材と、上記仕切膜に固着されると共に該フレーム部材の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材と、から成る単位部材を備え、該単位部材を180 °反転させて交互に積層して給気流路と排気流路とを有する全熱交換器本体を形成し、かつ、給気流路と排気流路のそれぞれの開口部が、積層された仕切膜の三角形部の外周の異なる辺に形成され、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、該対向流部の両端に配設しかつ上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備するものである。
また、直角四角形部とその両端に配設される三角形部とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記直角四角形部の外周一辺と上記三角形部の外周一辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材と、から成る単位部材を備えると共に、一対のフレーム部材を上記単位部材とは線対称位置になるように仕切膜に固着して形成した単位部材を備え、上記2種類の単位部材を交互に積層して給気流路と排気流路とを有する全熱交換器本体を形成し、かつ、給気流路と排気流路のそれぞれの開口部が、積層された仕切膜の三角形部の外周の異なる辺に形成され、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、該対向流部の両端に配設しかつ上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備するものである。
また、直角四角形部とその両端に配設される三角形部とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記直角四角形部の外周一辺に固着されるフレーム部材と、仕切膜の直角四角形部の外周他辺とその辺の両端の上記三角形部の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材と、から成る単位部材を備え、該単位部材を180 °反転させて交互に積層して給気流路と排気流路とを有する全熱交換器本体を形成し、かつ、給気流路と排気流路のそれぞれの開口部が、積層された仕切膜の三角形部の外周の異なる辺に形成され、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、該対向流部の両端に配設しかつ上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備するものである。
また、フレーム部材の両端部と補強部材の両端部を、仕切膜と直交する方向から見て三角形に形成したものである。
また、仕切膜が、伝熱性及び透湿性を有するパルプを主成分とした薄膜、又は、伝熱性及び透湿性を有する合成樹脂を主成分とした材料から成るものである。
また、フレーム部材及び補強部材の横断面形状が、横向き凹状、円形状、又は、かまぼこ状である。
また、仕切膜の両端の三角形部の先端部の開き角度を30°以上120 °以下になるように設定したものである。
また、給気流路及び排気流路の開口部を除く全熱交換器本体の外周面全体を断熱材で被覆したものである。
また、仕切膜が、伝熱性及び透湿性を有するパルプを主成分とした薄膜、又は、伝熱性及び透湿性を有する合成樹脂を主成分とした材料から成るものである。
また、フレーム部材及び補強部材の横断面形状が、横向き凹状、円形状、又は、かまぼこ状である。
また、仕切膜の両端の三角形部の先端部の開き角度を30°以上120 °以下になるように設定したものである。
また、給気流路及び排気流路の開口部を除く全熱交換器本体の外周面全体を断熱材で被覆したものである。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る全熱交換器によれば、給気流路内の空気と排気流路内の空気との間の熱交換を効率良く行うことができる。
即ち、対向流部では、給気流路を通過する空気と排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができる。
また、対向流部の両端に交差流部を配設したので、空気を給気流路と排気流路とへ分けて送風し易い。
さらに、仕切膜は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材と仕切膜との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。
また、フレーム部材は、各流路の開口部からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路内をスムースに流れることができる。
さらに、フレーム部材は仕切膜の歪みや変形を防止することができる。
本発明に係る全熱交換器によれば、給気流路内の空気と排気流路内の空気との間の熱交換を効率良く行うことができる。
即ち、対向流部では、給気流路を通過する空気と排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができる。
また、対向流部の両端に交差流部を配設したので、空気を給気流路と排気流路とへ分けて送風し易い。
さらに、仕切膜は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材と仕切膜との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。
また、フレーム部材は、各流路の開口部からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路内をスムースに流れることができる。
さらに、フレーム部材は仕切膜の歪みや変形を防止することができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1〜図6に示す第1の実施の形態に於て、1は、全熱交換器本体であり、全熱交換器本体1内には、給気流路2と排気流路3とが、伝熱性・透湿性を有する、パルプを主成分とした薄膜又は合成樹脂を主成分とした薄膜の仕切膜7を介して交互に積層状に形成されている。
図1〜図6に示す第1の実施の形態に於て、1は、全熱交換器本体であり、全熱交換器本体1内には、給気流路2と排気流路3とが、伝熱性・透湿性を有する、パルプを主成分とした薄膜又は合成樹脂を主成分とした薄膜の仕切膜7を介して交互に積層状に形成されている。
図3に於て、Aは給気流路2を流れる空気(給気空気)の流れを示し、Bは排気流路3を流れる空気(排気空気)の流れを示す。つまり、全熱交換器本体1は、給気流路2を通過する空気(給気空気)と排気流路3を通過する空気(排気空気)とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4を有し、対向流部4の両端には給気空気と排気空気とが仕切膜7と直交する方向から見て(平面視にて)交差して流れる交差流部5,5が配設されている。
また、図10(a)に示すように、仕切膜7と直交する方向から見て(平面視にて)、対向流部4は直角四角形に形成されていると共に、交差流部5は三角形に形成されている。そして、全熱交換器本体1は長六角形状に形成されている。なお、対向流部4は直方体であり、交差流部5は三角柱となっている(図1参照)。
また、図10(a)に示すように、仕切膜7と直交する方向から見て(平面視にて)、対向流部4は直角四角形に形成されていると共に、交差流部5は三角形に形成されている。そして、全熱交換器本体1は長六角形状に形成されている。なお、対向流部4は直方体であり、交差流部5は三角柱となっている(図1参照)。
それぞれの交差流部5の傾斜面(側面)12,12には、給気流路2と排気流路3の開口部13を複数個有している。(図1又は図3に於て右側の)一方の交差流部5では、給気入口10と排気出口21が異なる傾斜面12に形成され、(左側の)他方の交差流部5では、排気入口11と給気出口20が異なる傾斜面12に形成されている。さらに、給気入口10と給気出口20、排気入口11と排気出口21は、仕切膜7の中心に対し点対象となる位置の傾斜面12,12に配設されている(図3参照)。
図3に於て、各仕切膜7の間には、2本の線状のフレーム部材8,8と、線状の補強部材9が設けられている。フレーム部材8は仕切膜7の縁に沿って配設され、仕切膜7の長手方向の両端部で左右一方へ傾いて開口するように(開口部13を形成するように)設けられている。
図4に於て、全熱交換器本体1は、単位部材Eと単位部材Gとを交互に積層して形成されている。単位部材Eと単位部材Gは、仕切膜7とそれに固着されるフレーム部材8,8と補強部材9とから成っている。仕切膜7は、直角四角形部15と、その両端に配設される三角形部14,14と、を有する長六角形に形成されている。
単位部材Eの一対のフレーム部材8,8は、この仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着され、かつ、互いに点対称位置に配設されている。さらに、単位部材Eの補強部材9は、仕切膜7に固着され、かつ、フレーム部材8,8の間に平行に配設されている。
また、単位部材Gの仕切膜7に固着された一対のフレーム部材8,8と補強部材9は、単位部材Eとは線対称位置になるように配設されている。
単位部材Eの一対のフレーム部材8,8は、この仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着され、かつ、互いに点対称位置に配設されている。さらに、単位部材Eの補強部材9は、仕切膜7に固着され、かつ、フレーム部材8,8の間に平行に配設されている。
また、単位部材Gの仕切膜7に固着された一対のフレーム部材8,8と補強部材9は、単位部材Eとは線対称位置になるように配設されている。
単位部材Eと単位部材Gの共通する構造について、さらに詳しく説明する。
図3及び図4に於て、フレーム部材8は、直角四角形部15の一辺部(端縁)に配設される直進部16と、直進部16の一端に連設されると共に三角形部14の一辺部(端縁)に配設される振り分け部17と、から成っている。さらに、2本のフレーム部材8,8は、互いに仕切膜7の中心に対し点対象となるように配設されている。
図3及び図4に於て、フレーム部材8は、直角四角形部15の一辺部(端縁)に配設される直進部16と、直進部16の一端に連設されると共に三角形部14の一辺部(端縁)に配設される振り分け部17と、から成っている。さらに、2本のフレーム部材8,8は、互いに仕切膜7の中心に対し点対象となるように配設されている。
また、仕切膜7の歪みや変形を防止するための補強部材9はフレーム部材8,8の間に配設され、補強部材9は、仕切膜7の直角四角形部15の中央に配設される直進部18と、直進部18の両端に連設されると共に三角形部14,14に配設される振り分け部19と、から成っている。また、補強部材9の直進部18とフレーム部材8の直進部16は互いに平行に配置され、それぞれの三角形部14,14に於て、補強部材9の振り分け部19とフレーム部材8の振り分け部17は互いに平行に配設されている。
つまり、単位部材Eと単位部材Gには、フレーム部材8,8と補強部材9とによって略(横倒)Z字状の給気流路2と排気流路3が形成されている。
つまり、単位部材Eと単位部材Gには、フレーム部材8,8と補強部材9とによって略(横倒)Z字状の給気流路2と排気流路3が形成されている。
単位部材Eと単位部材Gの相違する構造について説明すると、単位部材E,Gの対応する(積層される)三角形部14,14に於て、それぞれ三角形部14,14に配設されるフレーム部材8と補強部材9の振り分け部17,19は、平面視にて、交差状に設けられている。言い換えれば、単位部材Eのフレーム部材と、単位部材Gのフレーム部材8とは、仕切膜7の長手方向に延びる中央線に対し線対称になるように配置され、単位部材Eと単位部材Gの補強部材9,9も仕切膜7の上記中央線に対し互いに線対称になるように配置されている。
また、図5に於て、交差流部5の三角形部14の先端部の(傾斜面12,12の互いの)開き角度θを変更することにより、開口部13から給気又は排気される空気の流量を調整可能となっている。つまり、図5(a)に示すように、開き角度θを小さくなるように設定すれば、開口部13の幅寸法が大きくなるので、その開口部13から給気又は排気される空気の流量を多くさせることができるため、傾斜面12の開口部13の面積が全熱交換器本体1の対向流部4の断面積より大きくすることができて、長期間使用しても、ほこりが付着し易い開口部13に、ほこりが付着したとしても、その断面積が対向流部4の断面積と同一になるまでは熱交換効率が減少することはない。また、図5(b)に示すように、開き角度θを大きくなるように設定すれば、開口部13の幅寸法が小さくなるので、その開口部13から給気又は排気される空気の流量を少なくすることができる。この開き角度θは、30°以上 120°以下になるように設定されている。開き角度θが30°未満になると、交差流部5の長さ寸法が不必要に長くなるので、全熱交換器を使用する機器内に設置しにくくなり、また、開き角度θが 120°を越えると、開口部13にほこりが付着した場合は、開口部13の断面積が、直ちに対向流部4の断面積より小さくなるので流路2,3を空気が流れにくくなる。
図6は、本発明の使用状態の一例を示す図であり、室内Xと屋外Yとを分ける壁Zには、内部に全熱交換器本体1を備えたケーシング25が付設されている。また、ケーシング25内には、給気用ファン22と排気用ファン23とが取り付けられ、室内X側の吸込口26a近傍と、屋外Y側の吸込口26b近傍には、フィルタ24が取り付けられている。さらに、給気用ファン22は全熱交換器本体1の給気入口10へ向かって送風するように配設され、排気用ファン23は排気出口21から空気を吸い込むように配置されている。なお、ケーシング25内で、給気空気と排気空気は混在させずに全熱交換器本体1を通過させるために複数個の間仕切板30が設けられている。また、Aは給気空気の流れを示し、Bは排気空気の流れを示す。
次に、図7に示す第2の実施の形態に於て、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13を除く全熱交換器本体1の外周面全体を、断熱性、空気漏洩を防止する性能及び形状保持機能を有する断熱材6にて被覆している。断熱材6は所望の形状に切断して接着してある。
なお、図7に於て、図1と同一の符号は図1と同様の構成であるので説明を省略する。
なお、図7に於て、図1と同一の符号は図1と同様の構成であるので説明を省略する。
図8に示す第3の実施の形態に於て、全熱交換器本体1は単位部材Hを180 °反転させて交互に積層して形成されている。単位部材Hは、仕切膜7とそれに固着されるフレーム部材8,8と補強部材9とから成っている。仕切膜7は、直角四角形部15と、その両端に配設される三角形部14,14と、を有する長六角形に形成されている。一方のフレーム部材8は、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺に固着され、他方のフレーム部材8は、仕切膜7の直角四角形部15の外周他辺とその辺の両端の三角形部14,14の外周一辺に連続状に固着されている。補強部材9は、仕切膜7に固着され、かつ、フレーム部材8,8の間に平行に配設されている。
単位部材Hの構造についてさらに詳しく説明すると、仕切膜7に配設される2本のフレーム部材8,8の内、一方のフレーム部材8aは、直角四角形部15の一辺部(端縁)に配設される直進部16aである。他方のフレーム部材8bは、直角四角形部15の一辺部(端縁)に配設される直進部16bと、その直進部16bの両端に連設されると共に各三角形部14の一辺部(端縁)に配設される振り分け部17,17と、から成っている。
また、補強部材9はフレーム部材8a,8bの間に配設され、補強部材9は、仕切膜7の直角四角形部15の中央に配設される直進部18と、直進部18の両端に連設されると共に三角形部14,14に配設される振り分け部19と、から成っている。また、補強部材9の直進部18とフレーム部材8a,8bの直進部16a,16bは互いに平行に配置され、それぞれの三角形部14,14に於て、補強部材9の振り分け部19とフレーム部材8bの振り分け部17は互いに平行に配設されている。
つまり、単位部材Hを180 °反転させて交互に積層して、略(横倒)C字状の給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成している。
従って、全熱交換器本体1は同一の部材(単位部材H)を180 °向きを変えて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成することができるので、製造上の部品均質化と部品点数削減が同時に図れ、しかも給気流路2の入口10と出口20、及び、排気流路3の入口11と出口21とが、全熱交換器本体1の中央線(軸心)に対し(左側又は右側の)同じ側に配設されるため、全熱交換器を使用する機器に於ける構造的な利便性があり、極めて高い実施効果を得られる。
なお、図8に於て、図3と同一の符号は図3と同様の構成であるので説明を省略する。
つまり、単位部材Hを180 °反転させて交互に積層して、略(横倒)C字状の給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成している。
従って、全熱交換器本体1は同一の部材(単位部材H)を180 °向きを変えて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成することができるので、製造上の部品均質化と部品点数削減が同時に図れ、しかも給気流路2の入口10と出口20、及び、排気流路3の入口11と出口21とが、全熱交換器本体1の中央線(軸心)に対し(左側又は右側の)同じ側に配設されるため、全熱交換器を使用する機器に於ける構造的な利便性があり、極めて高い実施効果を得られる。
なお、図8に於て、図3と同一の符号は図3と同様の構成であるので説明を省略する。
図9と図10(b)に示すのは、本発明との比較例であり、仕切膜7と直交する方向から見て(平面視にて)、対向流部4は直角四角形に形成されていると共に、交差流部5は半円形に形成されている。また、仕切膜7は、直角四角形部15と、直角四角形部15の長手方向の両端に有する半円形部27,27と、から成っている。
全熱交換器本体1は、単位部材Jと単位部材Kとを交互に積層して形成されている。また、単位部材Jのフレーム部材8と、単位部材Kのフレーム部材8とは、仕切膜7の長手方向に延びる中央線に対し線対称になるように配置され、単位部材Jと単位部材Kの補強部材9,9も仕切膜7の上記中央線に対し互いに線対称になるように配置されている。
全熱交換器本体1は、単位部材Jと単位部材Kとを交互に積層して形成されている。また、単位部材Jのフレーム部材8と、単位部材Kのフレーム部材8とは、仕切膜7の長手方向に延びる中央線に対し線対称になるように配置され、単位部材Jと単位部材Kの補強部材9,9も仕切膜7の上記中央線に対し互いに線対称になるように配置されている。
単位部材Jと単位部材Kとの共通する構造について説明すると、フレーム部材8は、直角四角形部15の一辺部(端縁)に配設される直進部16と、直進部16の一端に連設されると共に半円形部27の円周部(端縁)に配設される弧状部28と、から成っている。さらに、2本のフレーム部材8,8は、互いに仕切膜7の中心に対し点対象となるように配設されている。
また、補強部材9はフレーム部材8,8の間に配設され、補強部材9は、仕切膜7の直角四角形部15の中央に配設される直進部18と、直進部18の両端に連設されると共に半円形部27,27に配設される弧状部29と、から成っている。また、それぞれの半円径部27,27に於て、補強部材9の弧状部29は、フレーム部材8の弧状部28と同じ方向に湾曲している。 つまり、単位部材Jと単位部材Kには、フレーム部材8,8と補強部材9とによって略(横倒)S字状の給気流路2と排気流路3が形成されている。
なお、図9に於て、図3と同一の符号は図3と同様の構成であるので説明を省略する。
なお、図9に於て、図3と同一の符号は図3と同様の構成であるので説明を省略する。
本発明の全熱交換器は設計変更自由であり、フレーム部材8の横断面形状が、横向き凹状(図12a参照)に形成された場合は、フレーム部材8と仕切膜7との接着面積を減少させることなく流路2,3を拡張させることができ、また、フレーム部材8の横断面形状が、円形状(図12b参照)、又は、かまぼこ状(図12c参照)に形成された場合、フレーム部材8の稜線が開口部13へ向けて滑らかな曲線となり、給気入口10及び排気入口11の気流突入面が開先形状となることによって、気流突入面の形状抵抗損失を小さくすることができる。
また、フレーム部材8及び補強部材9の横断面形状が、円形状(図12b参照)、又は、かまぼこ状(図12c参照)に形成された場合は、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材8,8及びフレーム部材8,8の間に平行に配設された補強部材9を一体化し、自由に折り曲げて固着することが可能となる。
また、図13に示すように、フレーム部材8の両端部と補強部材9の両端部を、仕切膜7と直交する方向から見て三角形に形成してもよく、この場合、フレーム部材8の両端部と補強部材9の両端部は、鋭利となり、上記と同様に開口部13の気流突入面における形状抵抗損失の低減及びほこりの堆積を低減することができる。
また、補強部材9を複数本設けてもよく(図11参照)、また、全く設けなくともよい。
また、フレーム部材8及び補強部材9の横断面形状が、円形状(図12b参照)、又は、かまぼこ状(図12c参照)に形成された場合は、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材8,8及びフレーム部材8,8の間に平行に配設された補強部材9を一体化し、自由に折り曲げて固着することが可能となる。
また、図13に示すように、フレーム部材8の両端部と補強部材9の両端部を、仕切膜7と直交する方向から見て三角形に形成してもよく、この場合、フレーム部材8の両端部と補強部材9の両端部は、鋭利となり、上記と同様に開口部13の気流突入面における形状抵抗損失の低減及びほこりの堆積を低減することができる。
また、補強部材9を複数本設けてもよく(図11参照)、また、全く設けなくともよい。
上述した本発明である全熱交換器の使用方法(作用)について説明する。
図3と図6に於て、給気用ファン22と排気用ファン23を作動させ、給気用ファン22は全熱交換器本体1の給気入口10側へ向かって送風し、排気用ファン23は排気出口21側から空気を吸い込む。
屋外Yの空気(給気空気)は、給気入口10から給気流路2内へ入り、給気流路2を通過して給気出口20から室内Xへ送られる。また、室内Xの空気(排気空気)は排気入口11から排気流路3内へ入り、排気流路3を通過して排気出口21から屋外Yへ排出される。
この時、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れ、交差流部5では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜7と直交する方向から見て交差して流れる。そして、全熱交換器本体1内では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気との間で、仕切膜7を介して全熱交換が行われる。
図3と図6に於て、給気用ファン22と排気用ファン23を作動させ、給気用ファン22は全熱交換器本体1の給気入口10側へ向かって送風し、排気用ファン23は排気出口21側から空気を吸い込む。
屋外Yの空気(給気空気)は、給気入口10から給気流路2内へ入り、給気流路2を通過して給気出口20から室内Xへ送られる。また、室内Xの空気(排気空気)は排気入口11から排気流路3内へ入り、排気流路3を通過して排気出口21から屋外Yへ排出される。
この時、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れ、交差流部5では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜7と直交する方向から見て交差して流れる。そして、全熱交換器本体1内では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気との間で、仕切膜7を介して全熱交換が行われる。
以上のように、本発明の全熱交換器は、直角四角形部15とその両端に配設される三角形部14,14とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜7と、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8,8と、仕切膜7に固着されると共にフレーム部材8,8の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材9と、から成る単位部材Eを備えると共に、一対のフレーム部材8,8と補強部材9とを単位部材Eとは線対称位置になるように仕切膜7に固着して形成した単位部材Gを備え、単位部材Eと単位部材Gとを交互に積層して給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成し、かつ、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13が、積層された仕切膜7の三角形部14の外周の異なる辺に形成され、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、対向流部4の両端に配設しかつ給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜7と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5,5とを、具備するので、給気流路2内の空気と排気流路3内の空気との間の熱交換を効率良く行うことができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
また、直角四角形部15とその両端に配設される三角形部14,14とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜7と、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺に固着されるフレーム部材8と、仕切膜7の直角四角形部15の外周他辺とその辺の両端の三角形部14,14の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材8と、仕切膜7に固着されると共にフレーム部材8,8の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材9と、から成る単位部材Hを備え、単位部材Hを180 °反転させて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成し、かつ、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13が、積層された仕切膜7の三角形部14の外周の異なる辺に形成され、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、対向流部4の両端に配設しかつ給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜7と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5,5とを、具備するので、給気流路2内の空気と排気流路3内の空気との間の熱交換を効率良く行うことができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、全熱交換器本体1は同一の部材(単位部材H)を180 °向きを変えて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成することができるので、製造上の部品均質化と部品点数削減が同時に図れ、しかも給気流路2の入口10と出口20、及び、排気流路3の入口11と出口21とが、全熱交換器本体1の中央線(軸心)に対し(左側又は右側の)同じ側に配設されるため、全熱交換器を使用する機器に於ける構造的な利便性があり、極めて高い実施効果を得られる。
また、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、全熱交換器本体1は同一の部材(単位部材H)を180 °向きを変えて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成することができるので、製造上の部品均質化と部品点数削減が同時に図れ、しかも給気流路2の入口10と出口20、及び、排気流路3の入口11と出口21とが、全熱交換器本体1の中央線(軸心)に対し(左側又は右側の)同じ側に配設されるため、全熱交換器を使用する機器に於ける構造的な利便性があり、極めて高い実施効果を得られる。
また、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
また、直角四角形部15とその両端に配設される三角形部14,14とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜7と、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8,8と、から成る単位部材Eを備えると共に、一対のフレーム部材8,8を単位部材Eとは線対称位置になるように仕切膜7に固着して形成した単位部材Gを備え、単位部材Eと単位部材Gとを交互に積層して給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成し、かつ、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13が、積層された仕切膜7の三角形部14の外周の異なる辺に形成され、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、対向流部4の両端に配設しかつ給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜7と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5,5とを、具備するので、給気流路2内の空気と排気流路3内の空気との間の熱交換を効率良く行うことができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
また、直角四角形部15とその両端に配設される三角形部14,14とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜7と、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺に固着されるフレーム部材8と、仕切膜7の直角四角形部15の外周他辺とその辺の両端の三角形部14,14の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材8と、から成る単位部材Hを備え、単位部材Hを180 °反転させて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを有する全熱交換器本体1を形成し、かつ、給気流路2と排気流路3のそれぞれの開口部13が、積層された仕切膜7の三角形部14の外周の異なる辺に形成され、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、対向流部4の両端に配設しかつ給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜7と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5,5とを、具備するので、給気流路2内の空気と排気流路3内の空気との間の熱交換を効率良く行うことができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、全熱交換器本体1は同一の部材(単位部材H)を180 °向きを変えて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成することができるので、製造上の部品均質化と部品点数削減が同時に図れ、しかも給気流路2の入口10と出口20、及び、排気流路3の入口11と出口21とが、全熱交換器本体1の中央線(軸心)に対し(左側又は右側の)同じ側に配設されるため、全熱交換器を使用する機器に於ける構造的な利便性があり、極めて高い実施効果を得られる。
また、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
即ち、対向流部4では、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れるので、熱交換効率を一層向上させることができることは表1のデータで明らかである。
また、対向流部4の両端に交差流部5,5を配設したので、空気を給気流路2と排気流路3とへ分けて送風し易い。
さらに、全熱交換器本体1は同一の部材(単位部材H)を180 °向きを変えて交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成することができるので、製造上の部品均質化と部品点数削減が同時に図れ、しかも給気流路2の入口10と出口20、及び、排気流路3の入口11と出口21とが、全熱交換器本体1の中央線(軸心)に対し(左側又は右側の)同じ側に配設されるため、全熱交換器を使用する機器に於ける構造的な利便性があり、極めて高い実施効果を得られる。
また、仕切膜7(全熱交換器本体1)は長六角形状であり、熱交換効率を高めコンパクト化されているので、家電機器や車両等への搭載が容易となる。
さらに、熱交換を効率良く行うことができ、圧力損失を低減できる。即ち、フレーム部材8と仕切膜7との接着(付着)面積を大幅に少なくしたことにより、仕切膜7の全熱交換可能な面積を十分に確保できる。また、フレーム部材8は、各流路2,3の開口部13からの空気の吸込み又は排出の妨げとはならないので、空気は各流路2,3内をスムースに流れることができる。さらに、フレーム部材8は仕切膜7の歪みや変形を防止することができる。
また、フレーム部材8の両端部と補強部材9の両端部を、仕切膜7と直交する方向から見て三角形に形成したので、開口部13の気流突入面を鋭利にすることにより形状抵抗損失の低減及びほこりの堆積を低減することができる。
また、仕切膜7が、伝熱性及び透湿性を有するパルプを主成分とした薄膜、又は、伝熱性及び透湿性を有する合成樹脂を主成分とした材料から成るので、給気流路2内の空気と排気流路3内の空気との間の熱交換効率を一層向上させることができる。
また、フレーム部材8の横断面形状が、横向き凹状、円形状、又は、かまぼこ状であるので、フレーム部材8の横断面形状が横向き凹状の場合は、フレーム部材8と仕切膜7との接着面積を減少させることなく流路2,3を拡張させることができ、空気が各流路2,3内をスムースに通過することができる。また、フレーム部材8横断面形状が円形状、又は、かまぼこ状である場合は、フレーム部材8の稜線が開口部13へ向けて滑らかな曲線となり、給気入口10及び排気入口11の気流突入面が開先形状となることによって気流突入面の形状抵抗損失を小さくすることができる。
また、フレーム部材8及び補強部材9の横断面形状が、円形状(図12b参照)、又は、かまぼこ状(図12c参照)に形成された場合は、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材8,8及びフレーム部材8,8の間に平行に配設された補強部材9を一体化し、自由に折り曲げて固着することが可能となる。
また、フレーム部材8及び補強部材9の横断面形状が、円形状(図12b参照)、又は、かまぼこ状(図12c参照)に形成された場合は、仕切膜7の直角四角形部15の外周一辺と三角形部14の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材8,8及びフレーム部材8,8の間に平行に配設された補強部材9を一体化し、自由に折り曲げて固着することが可能となる。
また、仕切膜7の両端の三角形部14,14の先端部の開き角度θを30°以上120 °以下になるように設定したので、給気流路2と排気流路3を流れる空気の流量を調整することができると共に、熱交換効率の低下を防止することができる。
即ち、開き角度θを小さくなるように設定すれば、開口部13の幅寸法が大きくなるので、その開口部13から給気又は排気される空気の流量を多くさせることができるため、傾斜面12の開口部13の面積が全熱交換器本体1の対向流部4の断面積より大きくすることができて、長期間使用しても、ほこりが付着し易い開口部13の面積が対向流部4の断面積と同一になるまでは熱交換効率が減少することはない。また、開き角度θを大きくなるように設定すれば、開口部13の幅寸法が小さくなるので、その開口部13から給気又は排気される空気の流量を少なくすることができる。
即ち、開き角度θを小さくなるように設定すれば、開口部13の幅寸法が大きくなるので、その開口部13から給気又は排気される空気の流量を多くさせることができるため、傾斜面12の開口部13の面積が全熱交換器本体1の対向流部4の断面積より大きくすることができて、長期間使用しても、ほこりが付着し易い開口部13の面積が対向流部4の断面積と同一になるまでは熱交換効率が減少することはない。また、開き角度θを大きくなるように設定すれば、開口部13の幅寸法が小さくなるので、その開口部13から給気又は排気される空気の流量を少なくすることができる。
また、給気流路2及び排気流路3の開口部13を除く全熱交換器本体1の外周面全体を断熱材6で被覆したので、本体1外部への空気の漏洩を防止し、熱の損失を防止して熱交換効率を一層向上させることができると共に、全熱交換器本体1の形状を保持することができる。
1 全熱交換器本体
2 給気流路
3 排気流路
4 対向流部
5 交差流部
6 断熱材
7 仕切膜
8 フレーム部材
9 補強部材
13 開口部
14 三角形部
15 直角四角形部
E 単位部材
G 単位部材
H 単位部材
θ 開き角度
2 給気流路
3 排気流路
4 対向流部
5 交差流部
6 断熱材
7 仕切膜
8 フレーム部材
9 補強部材
13 開口部
14 三角形部
15 直角四角形部
E 単位部材
G 単位部材
H 単位部材
θ 開き角度
Claims (9)
- 直角四角形部(15)とその両端に配設される三角形部(14)(14)とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(7)と、該仕切膜(7)の上記直角四角形部(15)の外周一辺と上記三角形部(14)の外周一辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材(8)(8)と、上記仕切膜(7)に固着されると共に該フレーム部材(8)(8)の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材(9)と、から成る単位部材(E)を備えると共に、
一対のフレーム部材(8)(8)と補強部材(9)とを上記単位部材(E)とは線対称位置になるように仕切膜(7)に固着して形成した単位部材(G)を備え、
上記単位部材(E)と上記単位部材(G)とを交互に積層して給気流路(2)と排気流路(3)とを有する全熱交換器本体(1)を形成し、かつ、給気流路(2)と排気流路(3)のそれぞれの開口部(13)が、積層された仕切膜(7)の三角形部(14)の外周の異なる辺に形成され、
さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、該対向流部(4)の両端に配設しかつ上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(7)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)(5)とを、具備することを特徴とする全熱交換器。 - 直角四角形部(15)とその両端に配設される三角形部(14)(14)とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(7)と、該仕切膜(7)の上記直角四角形部(15)の外周一辺に固着されるフレーム部材(8)と、仕切膜(7)の直角四角形部(15)の外周他辺とその辺の両端の上記三角形部(14)(14)の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材(8)と、上記仕切膜(7)に固着されると共に該フレーム部材(8)(8)の間に平行に配設される単数又は複数の補強部材(9)と、から成る単位部材(H)を備え、
該単位部材(H)を180 °反転させて交互に積層して給気流路(2)と排気流路(3)とを有する全熱交換器本体(1)を形成し、かつ、給気流路(2)と排気流路(3)のそれぞれの開口部(13)が、積層された仕切膜(7)の三角形部(14)の外周の異なる辺に形成され、
さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、該対向流部(4)の両端に配設しかつ上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(7)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)(5)とを、具備することを特徴とする全熱交換器。 - 直角四角形部(15)とその両端に配設される三角形部(14)(14)とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(7)と、該仕切膜(7)の上記直角四角形部(15)の外周一辺と上記三角形部(14)の外周一辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材(8)(8)と、から成る単位部材(E)を備えると共に、
一対のフレーム部材(8)(8)を上記単位部材(E)とは線対称位置になるように仕切膜(7)に固着して形成した単位部材(G)を備え、
上記単位部材(E)と上記単位部材(G)とを交互に積層して給気流路(2)と排気流路(3)とを有する全熱交換器本体(1)を形成し、かつ、給気流路(2)と排気流路(3)のそれぞれの開口部(13)が、積層された仕切膜(7)の三角形部(14)の外周の異なる辺に形成され、
さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、該対向流部(4)の両端に配設しかつ上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(7)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)(5)とを、具備することを特徴とする全熱交換器。 - 直角四角形部(15)とその両端に配設される三角形部(14)(14)とを有する長六角形に形成された伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(7)と、該仕切膜(7)の上記直角四角形部(15)の外周一辺に固着されるフレーム部材(8)と、仕切膜(7)の直角四角形部(15)の外周他辺とその辺の両端の上記三角形部(14)(14)の外周一辺に連続状に固着されるフレーム部材(8)と、から成る単位部材(H)を備え、
該単位部材(H)を180 °反転させて交互に積層して給気流路(2)と排気流路(3)とを有する全熱交換器本体(1)を形成し、かつ、給気流路(2)と排気流路(3)のそれぞれの開口部(13)が、積層された仕切膜(7)の三角形部(14)の外周の異なる辺に形成され、
さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、該対向流部(4)の両端に配設しかつ上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(7)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)(5)とを、具備することを特徴とする全熱交換器。 - フレーム部材(8)の両端部と補強部材(9)の両端部を、仕切膜(7)と直交する方向から見て三角形に形成した請求項1又は2記載の全熱交換器。
- 仕切膜(7)が、伝熱性及び透湿性を有するパルプを主成分とした薄膜、又は、伝熱性及び透湿性を有する合成樹脂を主成分とした材料から成る請求項1,2,3,4又は5記載の全熱交換器。
- フレーム部材(8)及び補強部材(9)の横断面形状が、横向き凹状、円形状、又は、かまぼこ状である請求項1,2,5又は6記載の全熱交換器。
- 仕切膜(7)の両端の三角形部(14)(14)の先端部の開き角度(θ)を30°以上120 °以下になるように設定した請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の全熱交換器。
- 給気流路(2)及び排気流路(3)の開口部(13)を除く全熱交換器本体(1)の外周面全体を断熱材(6)で被覆した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の全熱交換器。
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JP2005063648A JP2006250372A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 全熱交換器 |
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- 2005-03-08 JP JP2005063648A patent/JP2006250372A/ja active Pending
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