JP2006249686A - 防犯サムターン - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋外側からの手や針金等の挿入による不正な解錠を防止できる防犯サムターンを提供し、サムターンの防犯性を向上させる。
【解決手段】 錠箱機構部に回動操作力を入力するサムターン軸11と、扉に固設されサムターン軸11を回動自在に支持する固定筒13と、固定筒13から同軸に突出して外挿される化粧リング15と、化粧リング15に回動自在に内設される可動筒17と、可動筒17に揺動自在に支持され化粧リング15から半部が突出可能な摘み部材19と、摘み部材19とサムターン軸11との間で可動筒17に相対回転不能に内設されかつ摘み部材19の外方への突出動によって押圧されてサムターン軸11に接近動するクラッチピース21とを具備し、クラッチピース21のサムターン軸11への接近動によって相対回転不能に噛合する突条33、係合溝35をサムターン軸11とクラッチピース21とに亘って設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、防犯サムターンに関する。
従来、サムターン付きの施錠装置は、扉などの開閉体に錠箱が内蔵され、錠箱には、開閉体の屋外側に露出するシリンダー錠と、開閉体の屋内側に露出する回転式のサムターンとが設けられている。
錠箱には、ロック部材である例えばデッドボルトが開閉体の端面(木口)から進退自在に設けられている。
この種の施錠装置では、屋外側に露出したシリンダー錠の鍵孔に、合鍵(キー)を挿入して回転操作することによって、開閉体の木口よりデッドボルトが進退され、建物躯体側の開閉体枠である開口枠体に設けたストライクに対して施解錠が行われるようになっている。
また、屋内側からは、下記特許文献1に示されるような翼板形状のサムターンの摘みが回転操作されるのみで、デッドボルトが進退され、開閉体の施解錠が簡便に行えるようになっている。
特公平2−15715号公報 (第1図b,第1図c)
近年、マンションや住宅の玄関扉等の開閉体、あるいはこれら玄関扉等の開閉体近傍における開口枠体の周囲である壁部分に、高級感や優美性を高める目的で、ガラス板を嵌め込んだ小窓付のものが多用されるようになってきている。
ところが、このような開閉体の小窓や壁部分の小窓では、ガラス板が割られると、外部から、手を差し入れてサムターンを不正に操作したり、先端を鉤状に曲げた針金等を挿入して、サムターンが不正に操作されてしまう虞れがある。
一般的に、扉に多用される回転式のサムターンは、屋内側に露出する摘み部の翼板部に針金の鉤状先端等を掛止し、回転モーメントを与えることにより不正な解錠操作が可能となる場合がある。
また、サムターンは、小窓の無い開閉体においても、針金を挿入する隙間や孔などが開閉体自体あるいは壁部分にあれば、同様に不正解錠される虞れがあった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、屋外側からの手や針金等の挿入による不正な解錠を防止できる防犯サムターンを提供し、もって、サムターンの防犯性向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の防犯サムターン100は、錠箱機構部に回動操作力を入力するサムターン軸11と、
扉の屋内側の面に固設され該サムターン軸11を回動自在に支持する固定筒13と、
該固定筒13から同軸に突出して外挿される筒状の化粧リング15と、
該化粧リング15に回動自在に内設され前記サムターン軸11が相対回転可能に貫通する可動筒17と、
該可動筒17の直径方向の支軸59を介して該可動筒17の内部に揺動自在に支持され該揺動によって前記化粧リング15から外方へ半部が突出可能となった摘み部材19と、
該摘み部材19と前記サムターン軸11との間で前記可動筒17に相対回転不能に内設されかつ前記摘み部材19の外方への突出動によって押圧されて前記サムターン軸11に接近動するクラッチピース21とを具備し、
前記クラッチピース21の前記サムターン軸11への接近動によって相対回転不能に噛合する係合手段(突条33,係合溝35)が前記サムターン軸11と前記クラッチピース21とに亘って設けられたことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、摘み部材19が押されることにより、可動筒17内で揺動し、サムターン軸11の軸線方向と略平行となって半部19Aが可動筒17から突出し、操作が可能となる。一方、通常状態では、摘み部材19が可動筒17の内部に収容され、突出されなくなり、摘み操作は元より、棒による押圧操作や針金による引っ掛け操作が不能となる。これに加え、摘み部材19の半部19Aが突出されなければ、係合手段(突条33,係合溝35)が係合せず、可動筒17が空転状態となって、錠箱機構部への操作力の入力が不能となる。
請求項2記載の防犯サムターン100は、前記摘み部材19の背面に付設された磁性体75と、
前記可動筒17に固設され前記摘み部材19の半部19Aが前記化粧リング15から外方へ突出した姿勢で該磁性体75に吸着する磁石87と、
を具備したことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、摘み部材19の半部19Aが突出されると、摘み部材19の背面に設けられた磁性体75が、可動筒17に固設された磁石87に吸着保持され、摘み部材19が突出状態に保持される。
請求項3記載の防犯サムターン100は、前記可動筒17に形成され前記摘み部材19の一方向の揺動を規制するストッパ段部51と、
前記可動筒17の直径方向に摺動自在となって前記摘み部材19に設けられ摺動によって該摘み部材19から突出することで前記可動筒17に係止して前記摘み部材19の他方向の揺動を阻止するラッチ63と、
を具備したことを特徴とする。
この防犯サムターン100では、摘み部材19が突出しない通常状態で、摘み部材19の一方向の揺動がストッパ段部51によって規制され、他方向の揺動がラッチ63によって規制される。したがって、摘み部材19は、ラッチ63と可動筒17との係止が解除されなければ、収容状態を保持したままとなり突出されることがない。
本発明に係る請求項1記載の防犯サムターンによれば、摘み部材の操作時、摘み部材を押すことで、摘み部材が可動筒内で揺動し、サムターン軸の軸線方向と略平行となって半部が可動筒から突出し、操作が可能となる。一方、通常状態では、摘み部材を可動筒の内部に収容して突出させないことで、小窓などのガラス板を割り、外部から手を差し入れたり、或いは扉と扉枠の隙間から針金を差し入れても、サムターンを不正に解錠操作できない。これに加え、摘み部材の突出動によってサムターン軸に接近動するクラッチピースを可動筒に内設し、この接近動によって噛合する係合手段をサムターン軸とクラッチピースとに亘って設けたので、摘み部材の半部を突出させなければ、係合手段が係合せず、可動筒を空転状態として、錠箱機構部への操作力の入力を不能にすることができる。この結果、摘み部材の収容状態においても、摘み部材での回転による操作力の入力を不能にして、防犯性を一層向上させることができる。
請求項2記載の防犯サムターンによれば、摘み部材の背面に磁性体を付設し、摘み部材の半部が突出した姿勢でこの磁性体に吸着する磁石を可動筒に固設したので、摘み部材の突出状態での保持が可能となり、操作性を向上させることができる。
請求項3記載の防犯サムターンによれば、摘み部材の一方向の揺動を規制するストッパ段部を可動筒に形成し、摘み部材の他方向の揺動を阻止するラッチを摺動自在に摘み部材に設けたので、ラッチを摺動させてラッチと可動筒との係止を解除しなければ摘み部材が突出不能となり、棒等の押圧による容易な摘み部材の突出操作を防止し、さらに防犯性を高めることができる。
以下、本発明に係る防犯サムターンの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る防犯サムターンの断面図、図2は図1に示した防犯サムターンの正面図、図3は図1に示した防犯サムターンの分解側面図、図4はサムターン軸の斜視図、図5はサムターン軸とクラッチピースの分解斜視図、図6はクラッチピースの斜視図である。
図示しない扉には錠箱を設けてあり、この錠箱はラッチボルト、デッドボルト、及びこれらを扉の木口から進退させる錠箱機構部を内設している。扉は屋内側の面に防犯サムターン100を備えている。上記した錠箱のデッドボルトは、扉の屋外側の面に設けたシリンダー錠をキーによって、又はこの防犯サムターン100を回動することによって扉木口から進退可能となる。
防犯サムターン100は、サムターン軸11と、固定筒13と、化粧リング15と、可動筒17と、摘み部材19と、クラッチピース21とを主要部材として備えている。
サムターン軸11は、扉の屋内面側、好ましくは錠箱側面に固定した固定筒13にブッシュ23を介し回動自在に支持される。そして扉内に配置される先端11aが、錠箱機構部に連動連結され、錠箱機構部に回動操作力を入力する。サムターン軸11は、中途の周溝11bにワッシャ25,止めリング27などが配設されることにより、固定筒13に対し抜脱不能とされる。先端11aは、例えば円周方向に等間隔で4つの凸部11cが形成されることにより、錠箱の連結部32(図1参照)との相対回転が規制されている。
サムターン軸11の基端面にはバネ挿入穴29が軸線方向に穿設され、バネ挿入穴29はクラッチバネ31を突出させた状態で収容する。このサムターン軸11の基端部外周には円周方向に等間隔で4つの係合手段である突条33が突設され、この突条33はクラッチピース21の後述する係合手段である係合溝35と係合する。
固定筒13は、基端部に突設された固定部37の固定穴39が錠箱側面に固定される。固定筒13は、内部に形成された小径穴部41(図1参照)によって、サムターン軸11を回動自在に支持する。
化粧リング15は、固定筒13の先端側に外挿され、固定筒13から同軸に突出される。固定筒13の先端外周にはリングバネ43が装着され、リングバネ43は一端が固定筒13のフランジ部45に当接し、他端が化粧リング15の鍔部47に当接する。これにより、化粧リング15は、リングバネ43の付勢力によって扉屋内面に後面15aが当接される。なお、図1には、扉の厚さが異なる場合の化粧リング15の当接位置を、上半部においては厚さの薄い場合、下半部においては厚みのある場合の図として示している。
可動筒17は、化粧リング15に回動自在に内設される。また、サムターン軸11が相対回転可能に貫通する貫通穴49を有する。可動筒17の先端側は開口され、開口部にはストッパ段部51が形成される。このストッパ段部51には、摘み部材19の縁部と、後述のマグネットホルダ53とが配置される。可動筒17のストッパ段部51と貫通穴49との間には回転規制溝55が形成され、回転規制溝55はクラッチピース21の外周に突設された回転規制突起57に係合してクラッチピース21の回転を規制する。つまり、クラッチピース21は、可動筒17と相対回転が規制されつつ、軸線方向に移動自在となっている。
摘み部材19は、可動筒17の直径方向の一対の支軸59,59(図2参照)を介して可動筒17の内部に揺動自在に支持される。摘み部材19は、揺動によって化粧リング15から外方へ半部19A(図9参照)が突出可能となる。つまり、摘み部材19は、支軸59を中心とした回動によって、水平方向に姿勢することで化粧リング15から略半分が外方へ突出し、また、垂直方向に姿勢することで化粧リング15の開口面と略同一面状に位置して化粧リング15内に収容可能となっている。
摘み部材19の背面には直径方向の収容溝61が形成され、収容溝61にはラッチ63が直径方向に摺動自在となっている。ラッチ63には操作突起65が突設され、操作突起65は摘み部材19の窓部67から屋内側に露出される。また、ラッチ63と摘み部材19との間にはラッチバネ69が配設され、ラッチバネ69はラッチ63を図1の上方向へ付勢する。ラッチ63の付勢方向先端は係止爪71となり、係止爪71は可動筒17に穿設された係止孔73に係止するようになっている。収容溝61に配置されたラッチ63は、磁性体である取付板75がビス77(図2参照)によって摘み部材19の背面に固定されることで摺動自在に保持される。
クラッチピース21は、摘み部材19とサムターン軸11との間で、可動筒17に相対回転不能に内設される。図6に示すように、クラッチピース21の先端面には凸曲面79が形成され、凸曲面79は先端面周縁から中央に向かって徐々に隆起している。また、この先端面には直径方向に挿入溝81が形成され、挿入溝81にはラッチ63の係止爪71が進入可能となる。凸曲面79の下端には切欠部83が形成され、この切欠部83にはラッチ63の肩部85(図2参照)が脱着自在に嵌入するようになっている。
このクラッチピース21は、摘み部材19の外方への突出動によって押圧されて、サムターン軸11に接近動するようになっている。これらクラッチピース21とサムターン軸11とには、係合手段である上記の突条33と係合溝35とが形成されている。突条33と係合溝35は、クラッチピース21のサムターン軸11への接近動によって相対回転不能に噛合する。つまり、摘み部材19が突出した状態では、摘み部材19の回転操作によって回転する可動筒17及びクラッチピース21によって、サムターン軸11が連動回転するようになっている。
可動筒17にはストッパ段部51が形成され、ストッパ段部51は摘み部材19の一方向の揺動を規制する。また、摘み部材19に設けられたラッチ63は、摺動によって摘み部材19から突出することで、可動筒17の係止孔73に係止して摘み部材19の他方向の揺動を阻止する。したがって、摘み部材19が突出しない通常状態で、摘み部材19の一方向の揺動がストッパ段部51によって規制され、他方向の揺動がラッチ63によって規制される。摘み部材19は、ラッチ63と可動筒17との係止が解除されなければ、収容状態を保持したままとなり突出されることがない。これにより、ラッチ63を摺動させて可動筒17との係止を解除しなければ摘み部材19が突出不能となり、棒等の押圧による容易な摘み部材19の突出操作が防止され、防犯性が高められるようになっている。
可動筒17の内部には板金材等によって略S字形状に形成したマグネットホルダ53が固設される。マグネットホルダ53は、磁石87を収容する。磁石87は、摘み部材19の半部19Aが化粧リング15から外方へ突出した姿勢で、取付板75に吸着する。このように、摘み部材19の背面に磁性体である取付板75を付設し、摘み部材19の半部19Aが突出した姿勢でこの取付板75に吸着する磁石87を可動筒17に固設したので、摘み部材19の突出状態での保持が可能となり、操作性を向上させることができる。
次に、この防犯サムターン100の使用方法を説明する。
図7はラッチの係止解除状態を表す動作説明図、図8は摘み部材によるクラッチピース押圧開始状態を表す動作説明図、図9はサムターン軸とクラッチピースの係合状態を表す動作説明図である。
防犯サムターン100は、通常時、図1に示すように、摘み部材19の回動下端がストッパ段部51に当接し、ラッチ63の係止孔71が可動筒17の係止孔73に係止し、化粧リング15内に収容状態となっている。したがって、この状態で摘み部材19は、化粧リング15の垂直な開口面と同一平面となって突出せず、また、扉面に平行な状態となっており、回動操作が行えない。
この状態で、仮に摘み部材19が回転されても、クラッチピース21の係合溝35とサムターン軸11の突条33とが噛合していないので、摘み部材19及び可動筒17は、クラッチピース21と共に空転するだけとなる。なお、クラッチピース21は、クラッチバネ31の付勢力によって図1の右方へ移動され、サムターン軸11から離反されている。
一方、ラッチ63の操作突起65を図7の下方向へ摺動し、係止爪71と係止孔73との係止を解除させた後、垂直方向に姿勢した摘み部材19の回動上端を図7の矢印a方向に押すと、摘み部材19が支軸59中心に回動する。この回動では、図8に示すように、摘み部材19の回動上端が可動筒17内へ倒れ、回動下端が手前に突出し始める。
これと同時に、ラッチ63の係止爪71が、クラッチピース21の挿入溝81に進入するとともに、ラッチ63の肩部85がクラッチピース21の凸曲面79を押圧し、クラッチピース21を図8の左方へ移動させる。摘み部材19がさらに揺動され、図9に示すように、水平方向になると、回動下端側の略半部19Aが水平に突出状態となる。水平となった摘み部材19は、回動上端の背面の取付板75が磁石87に吸着して位置保持される。
このようにして摘み部材19が可動筒17から突出した状態では、クラッチピース21がクラッチバネ31の付勢力に抗して図9の左方に移動完了し、これにより係合溝35と突条33とが噛合し、クラッチピース21とサムターン軸11とが相対回転不能となって連結状態となる。この状態で摘み部材19の半部19Aを手指で摘み、可動筒17を回動する。この結果、摘み部材19、可動筒17、クラッチピース21、及びサムターン軸11を介して回動操作力が錠箱機構部に入力されることとなって、錠箱のデッドボルトが扉木口から進退して、施錠装置の施解錠が可能となる。
なお、摘み部材19は、回動上端の表面に、「PUSH」や「押す」などの文字の印刷、刻印による標示を設けることが好ましい。このような標示を設けることで、予め押し込み側を視認することができ、逆側(回動下端)を押してしまう押し間違いをなくし、操作性を向上させることができる。
したがって、この防犯サムターン100によれば、摘み部材19の操作時、摘み部材19を押すことで、摘み部材19が可動筒17内で揺動し、サムターン軸11の軸線方向と略平行となって半部19Aが可動筒17から突出し、操作が可能となる。一方、通常状態では、摘み部材19を可動筒17の内部に収容して突出させないことで、小窓などのガラス板を割り、外部から手を差し入れたり、或いは扉と扉枠の隙間から針金を差し入れても、サムターンを不正に解錠操作できない。
これに加え、摘み部材19の突出動によってサムターン軸11に接近動するクラッチピース21を可動筒17に内設し、この接近動によって噛合する突条33、係合溝35をサムターン軸11とクラッチピース21とに亘って設けたので、摘み部材19の半部19Aを突出させなければ、突条33、係合溝35が係合せず、可動筒17を空転状態として、錠箱機構部への操作力の入力を不能にすることができる。この結果、摘み部材19の収容状態においても、摘み部材19での回転による操作力の入力を不能にして、防犯性を一層向上させることができる。
本発明に係る防犯サムターンの断面図である。 図1に示した防犯サムターンの正面図である。 図1に示した防犯サムターンの分解側面図である。 サムターン軸の斜視図である。 サムターン軸とクラッチピースの分解斜視図である。 クラッチピースの斜視図である。 ラッチの係止解除状態を表す動作説明図である。 摘み部材によるクラッチピース押圧開始状態を表す動作説明図である。 サムターン軸とクラッチピースの係合状態を表す動作説明図である。
符号の説明
11…サムターン軸
13…固定筒
15…化粧リング
17…可動筒
19…摘み部材
19A…半部
21…クラッチピース
33…係合手段(突条)
35…係合手段(係合溝)
51…ストッパ段部
59…支軸
63…ラッチ
75…磁性体(取付板)
87…磁石

Claims (3)

  1. 錠箱機構部に回動操作力を入力するサムターン軸と、
    扉の屋内側の面に固設され該サムターン軸を回動自在に支持する固定筒と、
    該固定筒から同軸に突出して外挿される筒状の化粧リングと、
    該化粧リングに回動自在に内設され前記サムターン軸が相対回転可能に貫通する可動筒と、
    該可動筒の直径方向の支軸を介して該可動筒の内部に揺動自在に支持され該揺動によって前記化粧リングから外方へ半部が突出可能となった摘み部材と、
    該摘み部材と前記サムターン軸との間で前記可動筒に相対回転不能に内設されかつ前記摘み部材の外方への突出動によって押圧されて前記サムターン軸に接近動するクラッチピースとを具備し、
    前記クラッチピースの前記サムターン軸への接近動によって相対回転不能に噛合する係合手段が前記サムターン軸と前記クラッチピースとに亘って設けられたことを特徴とする防犯サムターン。
  2. 前記摘み部材の背面に付設された磁性体と、
    前記可動筒に固設され前記摘み部材の半部が前記化粧リングから外方へ突出した姿勢で該磁性体に吸着する磁石と、
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の防犯サムターン。
  3. 前記可動筒に形成され前記摘み部材の一方向の揺動を規制するストッパ段部と、
    前記可動筒の直径方向に摺動自在となって前記摘み部材に設けられ摺動によって該摘み部材から突出することで前記可動筒に係止して前記摘み部材の他方向の揺動を阻止するラッチと、
    を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の防犯サムターン。
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