請求項1記載の紙折り機は、用紙を内三つ折りにする紙折り機において、用紙をまとめてセットする自動給紙口と、用紙を手差しで給紙する手差し給紙口と、前記自動給紙口に用紙をセットして紙折りを開始したときに用紙を1枚ずつ連続的に給紙する自動連続給紙モードと、前記手差し給紙口に用紙を挿入して紙折りを開始したときに該用紙だけを給紙する手差し給紙モードとを切り替える手差し切替え部材とを有することを特徴とする。請求項1記載の紙折り機によれば、自動連続給紙モードでは1回の操作で用紙の紙折りが連続的にできる一方、手差し給紙モードでは1枚または複数枚重ねた用紙および自動給紙ができない厚手の紙質の用紙などの紙折りが可能となり、いままでは別々の紙折り機で行っていたことが1台の紙折り機でできるようになって使用用途が広がるという利点がある。
請求項2記載の紙折り機は、前記手差し切替え機構が、手差し切替え部材と、手差し切替えスイッチと、前記手差し切替え部材が手差し給紙モードの選択位置に設定されたときに前記手差し切替えスイッチを切り替えるペーパーベースとを含む。請求項2記載の紙折り機は、手差し切替え部材の切替えによって手差し切替えスイッチが切り替えられるようにしたので、自動給紙モードから手差し給紙モードへの切替えを確実に検知することができる。
請求項3記載の紙折り機は、前記自動連続給紙モードで、用紙が排出口から連続的に排出される連続排紙状態と、用紙が1枚ごとに排出口で自動的に停止し、該用紙が排出口から取り出されると次の用紙の給紙が開始される間欠排紙状態とを選択する排出切替え機構を備えることを特徴とする。請求項3記載の紙折り機によれば、連続排紙された用紙の山の中から必要な用紙を探し出してきて封筒に封入する作業を、間欠排紙にすることにより、1枚ずつ確認しながらできるようになる。このため、用紙を探し出す手間が省けるとともに、封筒への入れ間違いを防ぐことができ、封入作業の効率を上げることができる。
請求項4記載の紙折り機は、前記排出切替え機構が、用紙を排出口に導くペーパー排出ガイドと、前記排出口に用紙があるかどうかを感知する排紙センサと、排出切替え部材と、前記排出切替え部材が間欠排紙状態の選択位置に設定されたときに前記ペーパー排出ガイド内に進入して用紙の前記排出口からの落下を阻止する排出切替えリンクとを含むことを特徴とする。請求項4記載の紙折り機によれば、間欠排紙状態では、用紙を1枚ごとに排出口で機械的に停止させるようにしただけなので、間欠排紙状態での排出口からの用紙の取り出しと、連続排紙状態での排出口からの用紙の落下とを電気的に区別する必要がなくなり、電気的な制御回路が簡単になるとともに電気的な制御も容易になるという利点がある。
請求項5記載の紙折り機は、用紙を内三つ折りにする紙折り機において、用紙が通過する折りステージ内で用紙をぶつけて折り位置を決める部材を、内三つ折りの3辺の長さを均等にする位置と、内三つ折りの1辺のみを長くする位置とに切り替える折り切替え機構を備えることを特徴とする。請求項5記載の紙折り機によれば、3辺が均等になる内三つ折りでは、折られた用紙が長形3号の封筒内で動いてしまい、用紙に宛名を書いて長形3号の窓空き封筒に封入しても宛名が窓からずれてしまい、名前や住所の一部が隠れてしまうおそれがあるが、用紙の折りの一辺を長くした内三つ折りプラスを可能にすることにより、封筒内で用紙が動かないようになり、用紙に記入した宛名が窓空き封筒の窓からずれないようにすることができる。
請求項6記載の紙折り機は、前記折り切替え機構が、用紙をぶつけて折り位置を決めるストッパーを有する折りステージと、前記折りステージ内に進退可能であるストッパーを有する折り切替え部材とを含む。請求項6記載の紙折り機によれば、ストッパーを有する折りステージに対して、他のストッパーを有する折り切替え部材を付設するようにしたので、機械的に簡単な機構で、ユーザが内三つ折りと内三つ折りプラスとを容易に切り替えることができるようになる。
請求項7記載の紙折り機は、断面L字状の同一形状を有する一対のペーパーサポートガイドを備え、該一対のペーパーサポートガイドの取り付け方向を変えることにより、異なる用紙サイズの用紙に対応できるようにしたことを特徴とする。請求項7記載の紙折り機によれば、ペーパーサポートに取り付けるペーパーサポートガイドの取り付け方向を変更するだけで、異なる用紙サイズの用紙に対応することができる。
請求項8記載の紙折り機は、前記異なる用紙サイズが、Aサイズと、レターサイズとである。請求項8記載の紙折り機によれば、ユーザが、使用する用紙を、A4サイズの用紙とレターサイズの用紙との間で容易に切り替えることができるという利点がある。
以下、本発明の実施例1に係る紙折り機について図面を用いて説明する。
図1および図2は、本発明の実施例1に係る紙折り機1の正面図および平面図である。また、図3(a),(b)および(c)は、紙折り機1の右側面図,要部背面図および要部下面図である。さらに、図4,図5,図6および図7は、紙折り機1の透過正面図,透過左側面図,透過右側面図および透過平面図である。さらにまた、図8および図9は、紙折り機本体10の上端部寄り位置での水平断面図および下端部寄りでの位置での水平断面図である。
紙折り機1は、図1に示すように、紙折り機本体10と、紙折り機本体10に斜め上後方から着脱自在に取り付けられるペーパーサポート60とから、その主要部が構成されている。
紙折り機本体10は、図5に示すように、ボトムカバー11と、トップカバー12と、フロントカバー13とで囲まれた筐体でなる。フロントカバー13は、ボトムカバー11に対して開閉自在に嵌め合わされて取り付けられている。フロントカバー13を取り外してボトムカバー11の切欠開口部を開放することにより、紙折り機本体10内で用紙が詰まった等の故障の発生時に詰まった用紙を外に取り出すことが可能となる。なお、フロントカバー13が取り外された状態では、フロントカバーオープンスイッチSW4(図4参照)がこれを感知して、モータMへの通電を行わないようになっている。
図2に示すように、紙折り機本体10の上面であるトップカバー12の後端寄りに自動給紙口10aが穿設されているとともに、トップカバー12の中程には手差し給紙口10bが穿設されている。また、トップカバー12とフロントカバー13との間隙は、排出口10cとなっている。
図4に示すように、紙折り機本体10の自動給紙口10aの正面から見て右端寄り(以下、左右は正面から見たときの左右方向を原則とする)には、自動給紙口10aに用紙をセットして紙折りを開始すると用紙を1枚ずつ連続的に給紙する自動連続給紙モードと、手差し給紙口10bに用紙を挿入して紙折りを開始するとその用紙だけを給紙する手差し給紙モードとを切り替える手差し切替えレバー14が支軸62(図6参照)を中心として前後に揺動可能に突設されている。
図2に示すように、紙折り機本体10の上面であるトップカバー12の前方右端寄りには、紙折りを開始させるためのスタートボタン15と、紙折りを終了させたり、エラー状態をリセットしたりするためのストップボタン16と、電源のオンを表示するための電源ランプLP1と、紙詰まり等のエラーの発生を表示するためのエラーランプLP2とが配設されている。スタートボタン15に連動するスタートスイッチSW1,およびストップボタン16に連動するストップスイッチSW2は、オペレーションボード110(図19参照)に搭載されている。また、電源ランプLP1およびエラーランプLP2は、LED(Light Emitting Diode)等で形成されていて、同じくオペレーションボード110に搭載されている。
図3(a)に示すように、紙折り機本体10の右側面の上部中程には、自動連続給紙モードにおいて、折られた用紙が排出口10cから連続的に排出される連続排紙状態と、折られた用紙が1枚ごとに排出口10cで自動的に停止し、その用紙が排出口10cから取り出されると次の用紙の給紙が開始される間欠排紙状態とを選択する排出切替えダイヤル17が回転操作可能に突設されている。
図3(b)に示すように、紙折り機本体10の背面の右端寄りには、紙折り機本体10への電源のオン/オフを切り替える電源スイッチSW3と、電源ケーブルを介して家庭用100V電源等に接続されるインレット70とが設けられている。
図3(c)に示すように、紙折り機本体10の底面の後方右端寄りには用紙が通過する第一折りステージ30(図6参照)内で用紙をぶつけて折り位置を決める部材を、内三つ折りの3辺の長さを均等にする第一紙折りステージ30のストッパー30a(図6参照)とするか、内三つ折りの1辺のみを長くする折り切替えレバー19のストッパー19a(図6参照)とするかを切り替える折り切替えレバー19が設けられている。
図4に示すように、紙折り機本体10内の左右両端寄りには、左サイドフレーム21と、右サイドフレーム22とが、垂直方向に立てられて相対向するように配設されている。左サイドフレーム21の左側面側には、図5に示すように、紙折り機本体10内の下面壁内側の左端寄りに配置されたモータMの回転駆動軸を、ピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28(図6参照)の回転軸にそれぞれ連結する減速歯車機構23が配設されている。また、図4に示すように、右サイドフレーム22の右側面側には、既述した排紙切替えダイヤル17が回動操作可能に配設されている。
図7に示すように、左サイドフレーム21と、右サイドフレーム22との間には、ピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28が回転可能に架設させているとともに、第一折りステージ30,第2折りステージ40,ペーパー排出ガイド51,排出切替えリンク52等が配設されている。なお、符号24a,24bは、ピックアップローラ24と同軸的に取り付けられた補助ローラを示す。
図6に示すように、第一紙折りステージ30は、2枚の板体が、用紙が挿通するだけの狭い間隙を介して対向されて形成されており、一方の板体の下端部が直角に折り曲げられて内三つ折りの紙折り位置を規定するストッパー30aとなっている。第一紙折りステージ30は、上端部がメインローラ25とフィードローラ26との対接部に対向し、下端部がボトムカバー11の下方後端隅部に対向するように、斜めに傾けられて配設されている。
図6に示すように、第一紙折りステージ30の一方の板体の下端部寄りには、折り切替え部材レバー19が揺動自在に配設されていて、折り切替えレバー19に突設されたストッパー19aが第一紙折りステージ30に穿設された開口部に嵌入し得るようになっている。すなわち、ストッパー19aが、内三つ折りプラスの紙折り位置を規定する部材となっている。詳しくは、図15に示すように、折り切替えレバー19の下端操作部を後方側にシフトさせた位置では、内三つ折りが選択され、用紙の先端は第一紙折りステージ30のストッパー30aで規制されて折り長さが「A」(=約99mm)となる。一方、図16に示すように、折り切替えレバー19の下端操作部を前方側にシフトさせた位置では、内三つ折りプラスが選択されるようになっており、用紙の先端は折り切替えレバー19のストッパー19aで規制されて折り長さが「B」(=約83mm)となる。このように、折り切替えレバー19の下端操作部のシフト位置を変更することにより、用紙の折り寸法が変更できるようになっている。なお、折り切替えレバー19の下端操作部は、後方側および前方側のシフト位置で、ボトムカバー11に穿設された長孔内の突起によってクリックストップされるようになっている。
図6に示すように、第二紙折りステージ40も、2枚の湾曲板体を用紙を挿通するだけの狭い間隙を介して対向させて形成されており、一方の湾曲板体の下端部が直角に折り曲げられて紙折り位置を規定するストッパー40aとなっている。第二紙折りステージ40は、上端部がメインローラ25とフォールドローラ27との対接部に対向し、下端部がボトムカバー11の下方前端隅部に対向するように、斜めに傾けられて配設されている。第二紙折りステージ40を、S字状に湾曲した2枚の湾曲板体で形成したのは、湾曲板体とすることによって、全体の長さを短くし、紙折り機本体10の前後方向のサイズを小さくできるようにしたためである。第二紙折りステージ40の湾曲に沿った長さは、約102mmである。
図6に示すように、紙折り機本体10には、ペーパーサポート60が、斜め上後方から着脱自在に取り付けられている。詳しくは、紙折り機本体10のトップカバー13の自動給紙口10aには、左サイドフレーム21および右サイドフレーム22に両端部を軸支された支軸62が架設されており、同支軸62には、手差し切替えレバー14の下端部およびペーパーサポートベース63の上端部が揺動自在に軸支されている。ペーパーサポートベース63は、図示しない弾性手段により、支軸62を中心として図6で見て時計回りに旋回するように付勢されている。そして、ペーパーサポートベース63には、ペーパーサポート60の下方突出片60c(図17参照)が嵌入されて固定されるようになっている。また、ペーパーサポートベース63には、支軸65が植設されており、同支軸65には断面逆くの字型をしたペーパーベース64が揺動自在に軸支されている。ペーパーベース64は、図示しない弾性手段により、支軸65を中心として図6で見て時計回りに旋回するように付勢されている。また、ペーパーベース64の上端部は支軸62の外周カム面に係合されており、下端部は手差し切替えスイッチSW5のアクチュエータに係合し得るようになっている。さらに、ペーパーベース64の下端寄り上面には分離パッド66が貼設されていて、分離パッド66はピックアップローラ24に圧接するように付勢されている。また、ペーパーベース64に穿設された透孔(図示せず)には、自動給紙センサSS1のアクチュエータが延出されている。このため、ペーパーサポート60に用紙がセットされている場合には、自動給紙センサSS1が用紙を感知して、オンまたはオフになるようになっている。
図10および図11は、ペーパーサポート60への用紙のセットを説明する要部側断面図である。自動連続給紙モードでは、ユーザがペーパーサポート60を図10中の矢印で示す手前側に傾けると、ペーパーサポートベース63が支軸62を中心として反時計方向に旋回し、ペーパサポートベース63とピックアップローラ24との間の隙間が空いて、自動給紙口10aに最大20枚まで用紙を入れることができるようになる。ユーザが20枚以下の用紙の下端を自動給紙口10aに入れて手を離すと、図11に示すように、ペーパーサポートベース63およびペーパーサポート60は図示しない弾性手段の復元弾力により後方側の元位置に復動し、用紙がペーパーサポート60にセットされ、ピックアップローラ24に対接される。
図12および図13は、間欠排紙状態および連続排紙状態のときに内三つ折りされて排出された用紙の状態を説明する要部側断面図である。排出切替えダイヤル17は、右サイドフレーム22の右側面側に回転操作可能に軸着されており、カム部材17aが固定されている。ペーパー排出ガイド51は、断面つの字状の湾曲板体で形成され、右下隅辺をメインローラ25とフィードローラ28との対接部に対向させ、左上隅辺を排出口10cに対向させて配設されている。ペーパー排出ガイド51を湾曲板体で形成したのは、内三つ折りされた用紙の端部が引っ掛からずにスムーズに排出されるようにするためである。排出切替えリンク52は、メインローラ25の回転軸の両端部に両端下垂片が軸着されており、図示しない弾性手段によりメインローラ25の回転軸を中心として図12で見て時計回りの方向に旋回するように付勢されている。図12に示す排出切替えダイヤル17が間欠排紙選択位置(垂直位置)となっている間欠排紙状態では、排出切替えダイヤル17に固定されたカム部材17aが排出切替えリンク52に係合して、排出切替えリンク52がペーパー排出ガイド51から突出するようになっている。図13に示す排出切替えダイヤル17が連続排紙選択位置となっている連続排紙状態では、排出切替えダイヤル17のカム部材17aが排出切替えリンク52から退避して、排出切替えリンク52がペーパー排出ガイド51外に退出するようになっている。
図14は、手差し給紙モードでの用紙の挿入経路を説明する要部側断面図である。ペーパーサポート60に用紙がセットされていない状態から、図14に示すように、手差し切替えレバー14を前方に傾斜する手差し選択位置に操作すると、手差し給紙モードとなる。なお、ペーパーサポート60に用紙がセットされている状態では、用紙の存在によって手差し切替えレバー14の手差し選択位置への操作そのものができない。手差し給紙モードでは、支軸62の外周カム面がペーパーベース64の上方端部を押し動かして、ペーパーベース64が支軸65を中心に図示しない弾性手段の付勢力に抗して反時計回りに旋回し、分離パッド66をピックアップローラ24から離間させるとともに、手差し切替えスイッチSW5をオンする。また、このペーパーベース64の旋回位置では、ペーパーベース64により自動給紙口10aが塞がれて自動給紙口10aから給紙ができない状態となるとともに、自動給紙センサSS1もオフする。したがって、ユーザは、用紙の下端部を手差し給紙口10bに挿入して用紙をセットする。すると、用紙の下端部は、メインローラ25とフィードローラ26との当接部位まで至り、手差し給紙される状態となる。
紙折り機1では、内三つ折り、および内三つ折りプラスの2種類の折り方で用紙を折ることができる。
図15は、紙折りの種類が内三つ折りの場合の折り位置を説明する要部側断面図である。図15に示すように、折り切替えレバー19の下端操作部を後方位置にすると、第一折りステージ30のストッパー30aまで用紙が送られ、用紙は「A」(=約99mm)寸法で折られる。「A」寸法で折られた場合は、用紙は、折られた3つの部分の3つの辺の長さがほぼ揃った内三つ折りで折られることになる。
図16は、紙折りの種類が内三つ折りプラスの場合の折り位置を説明する要部側断面図である。図16に示すように、折り切替えレバー19の下端操作部を前方位置にすると、ペーパーサポートガイド62の途中に折り切替えレバー19のストッパー19aが入り込み、当該ストッパー19aの位置で送られた用紙が止まり、用紙は「B」(=約83mm)寸法で折られる。「B」寸法で折られた場合は、用紙は、折られた3つの部分の3つの辺の内、1辺が長くなった内三つ折りプラスで折られることになる。
紙折り機1では、A4サイズ(幅210mm)の用紙と、レターサイズ(幅215.9mm)の用紙とを使い分けることができる。
図17および図18は、ペーパーサポート60にペーパーサポートガイド61を取り付ける向きを変えることにより、A4サイズおよびレターサイズの用紙に対応することを説明する図である。図17および図18に示すように、ペーパーサポート60には、パーパーサポートガイド61が着脱自在に取り付けられるようになっている。ペーパーサポート60は、横長の長方形板体で形成されおり、左右の両端縁寄りには、パーパーサポートガイド61を取り付けるための嵌合溝60aおよび一対の係合孔60bが穿設されている。また、ペーパーサポート60の下端縁からは、ペーパーサポート60をペーパーサポートベース63に嵌合して取り付けるための突出片60cが突設されている。パーパーサポートガイド61は、ペーパーサポート60の嵌合溝60aに嵌合する幅狭の水平片61aと、同水平片61aの一端縁から垂直に立ち上げられ垂直片61bと、水平片61aの下面両端部から突設され、ペーパーサポート60の一対の係合孔60bに係合される一対の係合片61cとから形成されている。ペーパーサポート60の嵌合溝60aも、パーパーサポートガイド61も長手方向に対称に形成されているので、同一のパーパーサポートガイド61を長手方向に反転させることにより、ペーパーサポート60の左右のどちらの嵌合溝60aにも嵌合できるようになっている。さらに、同じペーパーサイドガイド61を、左右逆にして入れ替える、もしくは上下を逆にして入れ替えることによって、図17に示すように、A4サイズ(幅210mm)の用紙をガイドするようにも、図18に示すように、レターサイズ(幅215.9mm)の用紙をガイドするようにもすることができる。
図19は、本実施例1に係る紙折り機1の電気系統を示す回路ブロック図である。本実施例1に係る紙折り機1の電気系統には、メインボード100と、オペレーションボード110と、モータMと、自動給紙センサSS1と、排紙センサSS2と、フロントカバーオープンスイッチSW4と、手差し切替えスイッチSW5と、トランス120と、電源スイッチSW3と、ヒューズ120と、インレット70とが含まれている。メインボード100には、MPU(Micro Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103とが搭載されている。MPU101は、紙折り機1の動作を制御する。ROM102は、MPU101上で動作する紙折り機1の制御プログラム(図20,図21参照)を格納する。なお、MPU101,ROM102およびRAM103は、1チップのマイクロコンピュータで形成されていてもよい。オペレーションボード110には、スタートボタン15の押下によってオン/オフするスタートスイッチSW1と、ストップボタン16の押下によってオン/オフするストップスイッチSW2と、電源ランプLP1と、エラーランプLP2とが搭載されている。
図20および図21は、本実施例1に係る紙折り機1におけるMPU101の制御プログラム処理を示すフローチャートである。MPU101は、紙折り機1の動作中に確認されたエラーを、発生したエラー原因により、エラーコードを付けて処理する。そして、エラーコードに応じてエラーランプLP2の点灯パターンを変化させて、ユーザに知らせる。具体的には、正常時にはエラーコード0、デューティ比0%、周期0ms、緊急停止時にはエラーコード−1、デューティ比100%、周期0ms、カバーオープン時には、エラーコード−2、デューティ比75%、周期0.52ms、自動給紙モードの用紙無し時にはエラーコード−3、デューティ比50%、周期0.26ms、手差し給紙モードの用紙有り時にはエラーコード−4、デューティ比50%、周期0.26ms、紙詰り時にはエラーコード−5、デューティ比50%、周期0.52ms、タイムアウト時にはエラーコード−6、デューティ比50%、周期0.52ms、電源エラー時にはエラーコード−7、デューティ比75%、周期0.52msとする。なお、エラーの同時発生の場合には、高優先順位のエラーコードが設定される。待ち状態で発生するエラーの優先順位順は、電源エラー、カバーオープン、紙詰り、排出センサオン、手差し給紙モードでの用紙有り、自動給紙モードでの用紙無しの順である。給紙状態で発生するエラーの優先順位順は、緊急停止エラー、電源エラー、カバーオープン、タイムアウトの順である。排紙状態で発生するエラーの優先順位順は、緊急停止エラー、電源エラー、カバーオープンの順である。取出状態で発生するエラーの優先順位順は、電源エラー、カバーオープンの順である。
次に、このように構成された本実施例1に係る紙折り機1の動作を、(1)自動連続給紙モード,(2)手差し給紙モードとの2つの場合に分けて説明する。
(1) 自動連続給紙モードの動作
図11に示すように、手差し切替えレバー14がペーパーサポート60に沿った後方旋回位置にあるときには、自動連続給紙モードが選択される。
自動連続給紙モードにおいては、さらに、排出切替えダイヤル17を切り替えることにより、ユーザは、間欠排紙状態と連続排紙状態とのいずれか一方を選択することができる。詳しくは、図12に示すように、排出切替えダイヤル17を間欠排紙状態選択位置(垂直位置)に設定すると、カム部材17aが左旋して、排出切替えリンク52をメインローラ25の回転軸を中心として回動させてペーパー排出ガイド51内に進入させ、折られた用紙が自重で排出口10cから落下するのを防止する間欠排紙状態となる。また、図13に示すように、排出切替えダイヤル17を連続排紙状態選択位置(左旋位置)に設定すると、カム部材17aが右旋して、排出切替えリンク52がメインローラ25の回転軸を中心として復動してペーパー排出ガイド51内から退出し、折られた用紙が自重で排出口10cから自重で落下する連続排紙状態となる。
自動連続給紙モードで、電源スイッチSW3がオンされると、電気系統に電源が投入され、MPU101は、RAM103の初期化,ROM102にある制御プログラムのロード,電源ランプLP1の点灯等の初期設定を行う(ステップA101)。この時点で、ペーパーサポート60に用紙がセットされていなければ、自動給紙センサSS1が用紙を感知しないので、MPU101は、エラーランプLP2を点灯させる。エラーランプLP2の点灯を見て、ユーザが用紙をペーパーサポート60にセットすると、自動給紙センサSS1が用紙を感知する。
初期設定の完了後、MPU101は、メインループを開始し、ボタン入力(押下)待ちとなる(ステップA102)。
ここで、ユーザがストップボタン16を押下すると(ステップA103;YES)、ストップスイッチSW2がオンするので、MPU101は、設定済のエラーコードのクリアを行う(ステップA104)。これにより、エラーランプLP2の点灯後に、ユーザがペーパーサポート60に用紙をセットした等のエラー解消操作をしていた場合には、MPU101は、エラーランプLP2を消灯する。
エラーコードのクリアの後、またはボタン入力待ちとなってから所定時間内にストップボタン16が押下されなければ(ステップA103;NO)、ステップA104をスキップした後、MPU101は、スタートボタン15の入力(押下)を判断する(ステップA105)。スタートボタン15が押下されなければ、MPU101は、ステップA102に制御を戻す。
ステップA105でユーザがスタートボタン15を押下すると(ステップA105;YES)、スタートスイッチSW1がオンするので、MPU101は、紙折りループを開始する。すなわち、MPU101は、まず、モータMに通電を行うことにより、紙折り機1の起動を行う(ステップA106)。
起動後、MPU101は、エラーが発生したかどうかを判断する(ステップA107)。すなわち、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA107;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。例えば、ペーパーサポート60に用紙が無い状態で、ユーザがスタートボタン15を押下すると(ステップA105;YES)、自動給紙センサSS1が用紙を感知していないので、MPU101は、エラーと判断し(ステップA107;YES)、ステップA117に制御を移す。
エラーが発生しなければ(ステップA107;NO)、MPU101は、モータMへの通電を継続し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28を回転させ、紙送りを開始する(ステップA108)。
紙送り開始後、MPU101は、エラーが発生したかどうかを判断する(ステップA109)。すなわち、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA109;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。
エラーが発生していなければ(ステップA109;NO)、ピックアップローラ24が回転することにより、ピックアップローラ24と分離パッド66により用紙が1枚分離されて、メインローラ25とフィードローラ26との対接部位に送り込まれる。詳しくは、図15に示すように、用紙はピックアップローラ24と分離パッド66とによってピックアップされ、メインローラ25およびフィードローラ26によって第一紙折りステージ30に送り込まれる。
このとき、内三つ折りが選択されていれば、用紙は第一紙折りステージ30のストッパー30aに突き当たり、メインローラ25,フォールドローラ27間でたわむ。また、内三つ折りプラスが選択されていれば、用紙は折り切替えレバー19のストッパー19aに突き当たり、メインローラ25,フォールドローラ27間でたわむ。
次に、たわんだ用紙は、メインローラ25,フォールドローラ27間に引き込まれて、二つ折りの状態で第二紙折りステージ40に送り込まれ、第二紙折りステージ40のストッパー40aに突き当たり、メインローラ25,フィードローラ28間でたわむ。続いて、二つ折り状態でたわんだ用紙は、メインローラ25,フィードローラ28間に引き込まれて、三つ折りの状態で、パーパー排出ガイド51を介して排出口10cに排出される(ステップA110)。
排紙後、MPU101は、エラーが発生したかどうかを判断する(ステップA111)。すなわち、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA111;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。
排紙時、図12に示すように、間欠排紙状態が選択されていれば、折られた用紙は、ペーパー排出ガイド51内に進入した排出切替えリンク52,トップカバー12およびフロントカバー13によって押さえられて、排出口10cで停止する。これにより、排紙センサSS2が排出口10cに三つ折りされた用紙があることを感知するので、MPU101は、モータMへの通電を停止し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28の回転を停止させる(ステップA112)。
また、図13に示すように、連続排紙状態が選択されていれば、折られた用紙は、ペーパー排出ガイド51を通過し、排出口10cから自重によって落下する。このとき、排紙センサSS2が排出口10cに三つ折りされた用紙があることを一時的に感知するので、MPU101は、モータMへの通電を停止し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28の回転を停止させる(ステップA112)。
停止後、MPU101は、自動連続給紙モードであるか手差し給紙モードであるかを判断し(ステップA113)、自動連続給紙モードであるので(ステップA113;自動)、排出口10cから用紙が自重で落下するか、ユーザが折られた用紙を取り出すかするのを待機する(ステップA114)。
排出口10cから用紙が自重で落下するか、ユーザが折られた用紙を取り出すかすると、MPU101は、エラーが発生したかどうかを判断する(ステップA115)。すなわち、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA115;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。
エラー発生がなければ(ステップA115;NO)、MPU101は、自動給紙センサSS1のオン/オフに基づいてペーパーサポート60に用紙が有るか無いかを判断し(ステップA116)、ペーパーサポート60に用紙が有れば(ステップA116;用紙有)、ステップA106に制御を戻して、次の用紙の給紙,紙折りおよび排紙を繰り返す。
ペーパーサポート60に用紙が無ければ(ステップA116;用紙無)、MPU101は、紙折りループを終了し、ステップA117に制御を移す。
ステップ117では、MPU101は、ステップA107,A109,A111またはA115のいずれのステップから制御が分岐してきたかに応じて、エラーコードを設定する。ただし、エラーがない場合には、正常を示すエラーコードを設定する。MPU101は、設定されたエラーコードに応じたデューティ比および周期でエラーランプLP2の点灯(点滅)を行う。
エラーコードの設定後、MPU101は、モータMへの通電が行われていれば、モータMへの通電を停止し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28の回転を停止させる(ステップA118)。この後、MPU101は、メインループを一旦終了させ、ステップA102に制御を戻し、次のメインループを開始する。
(2) 手差し給紙モードの動作
図14に示すように、ユーザが、ペーパーサポート60に用紙がセットされてない状態で手差し切替えレバー14を手前側に倒すと、手差し切替えレバー14が支軸62を中心として旋回して支軸62の外周カム面がペーパーベース64を支軸65を中心として若干回動させる。これにより、自動給紙口10aが閉成され、分離パッド66がピックアップローラ24から離れるとともに、手差し切替えスイッチSW5が感知し、手差し給紙モードが選択される。
手差し給紙モードでは、ユーザは、最大3枚までの重なった用紙や自動連続給紙モードでは折ることができない厚手の用紙の下端部を手差し給紙口10bに入れることができる。
手差し給紙口10bに用紙がセットされ、電源スイッチSW3がオンされると、電気系統に電源が供給され、MPU101は、RAM103の初期化,ROM102にある制御プログラムのロード,電源ランプLP1の点灯等の初期設定を行う(ステップA101)。
初期設定の完了後、MPU101は、メインループを開始し、ボタン入力(押下)待ちとなる(ステップA102)。
ここで、ユーザがストップボタン16を押下すると(ステップA103;YES)、ストップスイッチSW2がオンするので、MPU101は、設定済のエラーコードのクリアを行う(ステップA104)。エラーコードのクリアにより、エラーランプLP2の点灯後にユーザがエラー解消操作をした場合には、エラーランプLP2が消灯される。
エラーコードのクリアの後、またはボタン入力待ちとなってから所定時間内にストップボタン16が押下されなければ(ステップA103;NO)、ステップA104をスキップした後、MPU101は、スタートボタン15の入力(押下)を判断する(ステップA105)。スタートボタン15が押下されなければ、MPU101は、ステップA102に制御を戻す。
ステップA105でユーザがスタートボタン15を押下すると(ステップA105;YES)、スタートスイッチSW1がオンするので、MPU101は、紙折りループを開始する。すなわち、MPU101は、まず、モータMに通電を行うことにより、紙折り機1の起動を行う(ステップA106)。
起動後、MPU101は、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する(ステップA107)。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA107;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。
エラーが発生しなければ(ステップA107;NO)、MPU101は、モータMへの通電を継続し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28を回転させ、紙送りを開始する(ステップA108)。
紙送り開始後、MPU101は、エラーが発生したかどうかを判断する(ステップA109)。すなわち、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA109;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。
エラーが発生していなければ(ステップA109;NO)、メインローラ25およびフィードローラ26が回転することにより、手差しされている用紙がメインローラ25とフィードローラ26との間に巻き込まれ、図14に示すように、メインローラ25およびフィードローラ26によって第一紙折りステージ30に送り込まれる。
このとき、内三つ折りが選択されていれば、用紙は第一紙折りステージ30のストッパー30aに突き当たり、メインローラ25,フォールドローラ27間でたわむ。また、内三つ折りプラスが選択されていれば、用紙は折り切替えレバー19のストッパー19aに突き当たり、メインローラ25,フォールドローラ27間でたわむ。
次に、たわんだ用紙は、メインローラ25,フォールドローラ27間に引き込まれて、二つ折りの状態で第二紙折りステージ40に送り込まれ、第二紙折りステージ40のストッパー40aに突き当たり、メインローラ25,フィードローラ28間でたわむ。続いて、二つ折り状態でたわんだ用紙は、メインローラ25,フィードローラ28間に引き込まれて、三つ折りの状態で、パーパー排出ガイド51を介して排出口10cに排出される(ステップA110)。
排紙後、MPU101は、エラーが発生したかどうかを判断する(ステップA111)。すなわち、紙詰まりがないか、電源電圧の低下がないか等のエラーの発生がないかどうかを判断する。ここで、エラーが発生した場合には(ステップA111;YES)、MPU101は、ステップA117に制御を移す。
排紙時、図12に示すように、間欠排紙状態が選択されていれば、折られた用紙は、ペーパー排出ガイド51内に進入した排出切替えリンク52,トップカバー12およびフロントカバー13によって押さえられて、排出口10cで停止する。これにより、排紙センサSS2が排出口10cに三つ折りされた用紙があることを感知するので、MPU101は、モータMへの通電を停止し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28の回転を停止させる(ステップA112)。
また、図13に示すように、連続排紙状態が選択されていれば、折られた用紙は、ペーパー排出ガイド51を通過し、排出口10cから自重によって落下する。このとき、排紙センサSS2が排出口10cに三つ折りされた用紙があることを一時的に感知するので、MPU101は、モータMへの通電を停止し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28の回転を停止させる(ステップA112)。
停止後、MPU101は、自動連続給紙モードであるか手差し給紙モードであるかを判断し(ステップA113)、手差し給紙モードであるので(ステップA113;手差し)、ステップA117に制御を移す。
ステップ117では、MPU101は、ステップA107,A109またはA111のいずれのステップから制御が分岐してきたかに応じて、エラーコードを設定する。ただし、エラーがない場合には、正常を示すエラーコードを設定する。MPU101は、設定されたエラーコードに応じたデューティ比および周期でエラーランプLP2の点灯(点滅)を行う。
エラーコードの設定後、MPU101は、モータMへの通電が行われていれば、モータMへの通電を停止し、減速歯車機構23を介してピックアップローラ24,メインローラ25,フィードローラ26,フォールドローラ27およびフィードローラ28の回転を停止させる(ステップA118)。この後、MPU101は、メインループを一旦終了させ、ステップA102に制御を戻し、次のメインループを開始する。
このように、本実施例1によれば、内三つ折り専用の紙折り機において、自動給紙口10aに用紙をセットして紙折りをスタートさせると、用紙が無くなるまで自動給紙し、紙折りし、排紙して、停止する自動連続給紙モードと、手差し給紙口10bに用紙を挿入しスタートさせると、この用紙を紙折りして停止する手差し給紙モードとを選択することができる。
また、自動連続給紙モードでは、さらに用紙が排出口10cから連続的に排出される連続排紙状態と、用紙が1枚ごとに排出口10cで自動的に停止し、この用紙が排出口10cから取り出されると次の用紙の給紙が開始される間欠排紙状態とを選択することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。