JP2022131536A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給送トレイから送り出されたロール媒体を給送トレイよりも給送方向の下流側の搬送経路に適正に案内する。【解決手段】給送トレイ1に、筐体100aに設けられており、給送方向に関して給送トレイ1の下流側に位置する搬送経路45にロール紙Rpを案内可能なガイド部材9を備える。ガイド部材9は、給送方向に関して給送ローラ2よりも下流側に位置するロール紙Rpを支持する支持部93と、支持部93に支持されるロール紙Rpを押える押え部97と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能である給送トレイを備えた画像記録装置に関する。
特許文献1に開示されているファクシミリ(画像記録装置)は、ロール紙(ロール媒体)用の支持部が設けられており、ロール紙を収容可能な給紙カセット(給送トレイ)を備えている。給紙カセットから送り出されたロール紙は、ファクシミリ本体内の搬送経路へと送られる。
特開平2-264556号公報
ここで、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体から巻き解かれたロール媒体は、長手方向に関してカールしている。このため、給送トレイから送り出されたロール媒体は、給送トレイよりも給送方向の下流側の搬送経路に適正に案内されないおそれがある。
本発明の目的は、給送トレイから送り出されたロール媒体を給送トレイよりも給送方向の下流側の搬送経路に適正に案内することができる画像記録装置を提供することである。
本発明の画像記録装置は、筐体と、長尺のシート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能なトレイ本体を有する給送トレイであって、前記筐体外の外方位置と前記筐体内の内方位置との間で挿抜方向に沿って移動可能な給送トレイと、前記トレイ本体に収容された前記ロール体から巻き解かれた前記シート状媒体であるロール媒体に接触して給送方向に給送するローラと、前記筐体に設けられており、前記給送方向に関して前記給送トレイの下流側に位置する搬送経路と、前記給送ローラによって前記給送トレイから送り出された前記ロール媒体に画像を記録する記録部と、を備えている。そして、前記給送トレイは、前記給送方向に関して前記給送ローラよりも下流側に位置する前記ロール媒体を支持する支持部と、前記支持部に支持される前記ロール媒体を押える押え部を有するガイド部材と、を備えており、前記支持部及び前記押え部によってロール媒体を前記搬送経路に案内可能である。
本発明の画像記録装置によると、押え部により、支持部に支持されるロール媒体を押えて搬送経路に向けて案内することができる。よって、給送トレイから送り出されたカールしたロール媒体を、給送トレイよりも給送方向の下流側の搬送経路に適正に案内することができる。
本発明の第1実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1に示す給送トレイの斜視図である。 図2に示す給送トレイのIII-III線に沿う断面図であり、内方位置に位置する状態を示す図である。 図2に示す給送トレイのIII-III線に沿う断面図であり、内方位置から引き出された状態を示す図である。 ガイド部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は(a)におけるVc-Vc線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる給送トレイの断面図である。 図6に示すガイド部材であり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は(a)におけるVIIc-VIIc線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる給送トレイの断面図である。 図8に示すガイド部材であり、(a)は斜視図、(b)はカバーを取り外した状態の斜視図である。 図8に示すガイド部材であり、(a)は側面図、(b)は図9(a)におけるXb-Xb線に沿う断面図である。
<第1実施形態>
本発明の好適な第1実施形態に係るプリンタ100(本発明の「画像記録装置」に相当する)について、図1を参照しつつ、以下に説明する。なお、図1に示す上下方向、前後方向及び左右方向を、プリンタ100の上下方向、前後方向及び左右方向とする。
(プリンタ100の全体構成)
プリンタ100は、筐体100a、給送機構3、搬送機構4、カッター5、ヘッド6(本発明の「記録部」に相当する)、排紙トレイ7及び制御部10を主に備えている。給送機構3は、給送トレイ1、給送ローラ2及び分離片31を有している。
給送トレイ1は、筐体100aの下部に着脱可能である。給送トレイ1は、筐体100a内においてヘッド6の下方に配置されている。給送トレイ1は、筐体100aの前壁に形成された開口101を介して筐体100aに対して前後方向(本発明の「挿抜方向」に相当する)に沿って挿抜可能である。すなわち、給送トレイ1は、筐体100a外の外方位置と筐体100a内の内方位置との間で前後方向に沿って移動可能である。
給送トレイ1は、ロール体R及びカット紙を収容可能である。給送トレイ1は、ロール体Rを支持するロール体収容部8と、図示しないカット紙が載置される載置面18と、を有している。ロール体Rは、円筒状の芯部材Rcの外周面に、長尺の用紙(本発明の「シート状媒体」に相当する)がロール状に巻回されたものである。カット紙は、ロール体Rを構成する長尺の用紙よりも短尺の用紙(本発明の「シート状媒体」に相当する)であり、例えばA4サイズやB5サイズの用紙である。給送トレイ1内のロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpの幅方向は、左右方向と一致している。以降の説明において、ロール紙Rpとカット紙とを区別しない場合には、「用紙P」と称する場合がある。
また、後で詳述するように、給送トレイ1は、給送トレイ1から送り出されるロール紙Rpを、筐体100a内に形成された搬送経路45に案内するためのガイド部材9を有している。ガイド部材9は、給送トレイ1から取り外し可能である。
給送ローラ2は、ロール体収容部8に支持されたロール体Rから巻き解かれたロール紙Rp又は載置面18に載置されたカット紙に接触し、前方から後方に向かう方向に送る。給送ローラ2は、アーム2aの先端に軸支されており、図示しない給送モータの駆動により回転する。アーム2aは、支軸2bに回動自在に支持されている。支軸2bは、筐体100aに支持されている。アーム2aは、図示しない付勢部材により給送ローラ2が給送トレイ1の底面11aに近づくように付勢されている。
後で詳述するように、給送ローラ2は、給送トレイ1が内方位置から外方位置に移動するのに連動して、用紙Pと接触して給送可能な給送位置から、内方位置から外方位置に移動する給送トレイ1のトレイ本体16と干渉しない退避位置に退避可能である。
制御部10の制御により給送モータが駆動されると、給送ローラ2が回転して、給送ローラ2と接触する用紙Pに対して搬送力が付与される。これにより、用紙Pが給送トレイ1から送り出される。
分離片31は、給送トレイ1からカット紙を送り出す際に重送を防ぐためのものである。分離片31は、給送トレイ1の後方側に位置している。分離片31は、後方側の端部が前方側の端部よりも上方に位置するように傾斜している。
給送トレイ1からロール紙Rpを送り出してロール紙Rpに画像の記録を行う場合には、ガイド部材9を給送トレイ1に取り付けた状態で、ロール紙Rpを給送する。一方、給送トレイ1からカット紙を送り出してカット紙に画像の記録を行う場合には、ガイド部材9を給送トレイ1から取り外した状態で、カット紙を給送する。
ロール紙Rpは、給送トレイ1の後端部においてガイド部材9の支持部93に支持され、斜め上方に向かって給送トレイ1から送り出さる。カット紙は、給送トレイ1の後端部においてトレイ本体16の後壁15(図2参照)及び分離片31に支持されて、斜め上方に向かって給送トレイ1から送り出される。すなわち、給送トレイ1における用紙Pの給送方向は、給送トレイ1の底面11aでは前方から後方に向かう方向であり、給送トレイ1の後端部においては斜め上方に向かう方向である。
搬送機構4は、中間ローラ対41、搬送ローラ対42、排紙ローラ対43及びガイド部材44を有している。中間ローラ対41は、図示しない中間モータの駆動により回転する駆動ローラと駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。制御部10の制御により図示しない中間モータが駆動されると、中間ローラ対41が用紙Pを挟持しつつ回転して用紙Pを搬送する。中間ローラ対41は、給送トレイ1の後方側の端部の上方に位置している。中間ローラ対41は、給送ローラ2によって給送トレイ1から送り出されて斜め上方に向かう用紙Pを挟持しつつ上方に搬送する。ガイド部材44は、中間ローラ対41の上方に位置している。ガイド部材44は、中間ローラ対41によって上方に搬送される用紙Pを前方に案内する。
搬送ローラ対42は、図示しない搬送モータの駆動により回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。排紙ローラ対43は、図示しない排紙モータの駆動により回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。制御部10の制御により図示しない搬送モータ及び排紙モータが駆動されると、搬送ローラ対42及び排紙ローラ対43が用紙Pを挟持しつつ回転して用紙Pを搬送する。搬送ローラ対42はヘッド6の後方に位置しており、排紙ローラ対43はヘッド6の前方に位置している。搬送ローラ対42は、ガイド部材44によって前方に案内された用紙Pを挟持しつつ前方に搬送する。排紙ローラ対43は、搬送ローラ対42によって前方に搬送される用紙Pを挟持しつつ前方に搬送する。
カッター5は、給送トレイ1の後方側の端部と中間ローラ対41との間に位置している。カッター5は、例えば円板状の回転刃及び従動刃からなる。また、カッター5は、回転刃及び固定刃からなるものであってもよい。カッター5は、図示しない切断モータの駆動により回転刃が回転し、且つ、左右方向に沿って往復移動する。ロール体Rから巻き解かれて搬送されたロール紙Rpは、制御部10の制御により切断モータが駆動されることで、カッター5によりロール紙Rpの幅方向に切断される。
ヘッド6は、下面に形成された複数のノズル(図示せず)と、図示しないドライバICとを含む。ヘッド6は、給送ローラ2によって給送されて給送トレイ1から送り出され、搬送機構4によって搬送される用紙Pに画像を記録する。制御部10の制御によりドライバICが駆動されると、ノズルからインクが吐出され、搬送機構4によって搬送される用紙Pがヘッド6の下面と対向する画像記録位置を通過するときに、用紙Pに対して画像が記録される。なお、ヘッド6は、位置が固定された状態でノズルからインクを吐出するライン式、及び、左右方向に移動しつつノズルからインクを吐出するシリアル式のいずれでもよい。
排紙トレイ7は、筐体100a内においてヘッド6の前方であって、給送トレイ1の上方に配置されている。排紙トレイ7は、筐体100aの前壁に形成された開口102を介して筐体100aに対して前後方向に沿って挿抜可能である。ヘッド6により画像が記録された用紙Pは、排紙トレイ7に受容される。
筐体100a内には、給送トレイ1の下流側に位置する搬送経路45が設けられている。搬送経路45においては、給送トレイ1から斜め上方に向かって送り出された用紙Pが、上方に向かって搬送されてカッター5の切断位置を通過した後、前方に向かって搬送されてヘッド6により画像記録位置を通過する。
制御部10は、内部バス(図示せず)を介して、給送モータ、中間モータ、搬送モータ、排紙モータ、切断モータ及びドライバICと接続されている。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。ROMには、CPUが各種制御を行うためのプログラムやデータが格納されている。RAMは、CPUがプログラムを実行する際に用いるデータを一時的に記憶する。
(給送トレイ1の構成)
次に、図2~図5をさらに参照しつつ、給送トレイ1の構成について説明する。以下の説明においては、筐体100aに装着された状態の給送トレイ1の姿勢をもとに、給送トレイ1の各部の方向を説明する。給送トレイ1は、トレイ本体16、一対のサイドガイド17、ロール体収容部8及びガイド部材9を主に備えている。
トレイ本体16は、上面視で略四角形状を有しており、上方に開口した箱状に形成されている。トレイ本体16は、底壁11、側壁12、13、前壁14及び後壁15を有している。
底壁11の上面は、給送トレイ1の底面11aとなっている。図2に示すように、側壁12、13は、底壁11の左右の両端縁にそれぞれ立設されている。また、側壁12、13は、底壁11の前端部から後端部まで前後方向に沿って延びている。2つの側壁12、13のうち、図2中左方に位置する側壁12には、上方が開放された切欠12aが形成されている。前壁14は、底壁11の前方の端縁に立設されている。さらに、前壁14は、底壁11の右端部から左端部まで左右方向に沿って延びている。
後壁15は、図2に示すように、底壁11の後方の端縁に立設されており、左右方向に互いに離隔した状態で4つ設けられている。図3に示すように、後壁15は、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜している。後壁15は、前後方向と交わっている。4つの後壁15のうち、外側の2つの後壁15は、側壁12、13における後方側の端部にそれぞれ接続されている。また、図2に示すように、給送トレイ1が筐体100aに装着された状態であるとき、4つの後壁15のうち、内側の2つの後壁15の間に分離片31が位置する。
一対のサイドガイド17は、一対の側壁12、13の内側に配置されており、左右方向に互いに離隔している。一対のサイドガイド17は、左右方向に移動可能となるように底壁11に支持されており、左右方向に互いに対向して配置されている。一方のサイドガイド17と他方のサイドガイド17とは、例えば、互いに対向するラックと両ラックに噛み合うピニオンからなる公知の連動機構(図示せず)により、互いに離接する方向に連動移動可能となっている。
ロール体収容部8は、トレイ本体16内の前方側の端部に設けられている。ロール体収容部8は、ロール体Rを、その軸方向が左右方向に一致する姿勢で収容する。ロール体収容部8は、2つのローラ82a、82bが設けられた支持台81及びカバー83を有している。
支持台81は、左右方向に沿って延びている。ローラ82a、82bは、いずれも左右方向に延びており、前後方向に互いに離隔して配置されている。ローラ82a、82bは、いずれも左右方向に沿って延びる回転軸周りに回転可能に支持台81の上端部に支持されている。ローラ82a、82bは、ロール体Rの下側部分の外周面と接触した状態で当該ロール体Rを下方から支持する。
カバー83は、ローラ82a、82bに支持されているロール体Rの上方及び前方を覆う。カバー83は、左右方向に延びる図示しない回動軸を中心に回動可能である。カバー83は、図示しない回動軸を中心に回動することで、支持台81の上方のロール体Rの収容空間を露出させることができる。
載置面18は、給送トレイ1の底面11aの一部であり、ロール体収容部8よりも後方側に位置している。載置面18は、図3においてAで示す領域である。載置面18は、複数積層された状態のカット紙を下方から支持可能である。
ガイド部材9は、上述のように、ロール紙Rpを筐体100aに設けられた搬送経路45に案内可能である。ガイド部材9は、給送トレイ1から取り外し可能である。以下の説明においては、筐体100aに装着された給送トレイ1に取り付けられた状態のガイド部材9の姿勢をもとに、ガイド部材の各部の方向を説明する。
ガイド部材9は、図5(a)に示すように、トレイ本体16の側壁12、13と平行な壁である側壁91、92と、ロール紙Rpを支持する支持部93と、支持部93に支持されるロール紙Rpを押える押え部97と、を有している。
支持部93は、左右方向に沿って延びており、その左右方向の両端部がそれぞれ側壁91、92に接続されている。支持部93は、傾斜部94と水平部95とを有している。図5(c)に示すように、傾斜部94は、その上端部が下端部よりも後方側に位置するように傾斜している。水平部95は、傾斜部94の下端部(給送方向の上流側の端部)に接続されており、前方側に向かって水平方向に延びている。図5(a)に示すように、傾斜部94の左右方向の中央部には、上端部(給送方向の下流側の端部)が開放された切欠94aが形成されている。水平部95の左右方向の中央部には、前方側に張り出した台部96が形成されている。
支持部93がロール紙Rpを支持していないとき、給送ローラ2は台部96の上面96aと接触する。すなわち、支持部93における傾斜部94は、給送方向に関して給送ローラ2よりも下流側に位置するロール紙Rpを支持する。
図3に示すように、ガイド部材9がトレイ本体16に取り付けられているとき、支持部93の傾斜部94はトレイ本体16の後壁15に沿って配置され、支持部93の水平部95はトレイ本体16の底壁11に沿って配置される。
押え部97は、図3に示すように、支持部93に支持されるロール紙Rpを挟んで支持部93とは反対側に位置している。図5(a)に示すように、押え部97は、左右方向に互いに離隔した状態で2つ設けられている。2つの押え部97のうちの一方は側壁91に接続されており、他方は側壁92に接続されている。2つの押え部97は、支持部93の傾斜部94における切欠94aの両側の部分にそれぞれ対向している。
押え部97は、図5(c)に示すように、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜した傾斜部98と、傾斜部98の下端部(給送方向の上流側の端部)に接続されており、下方に凸となるように前後方向に関して湾曲した湾曲部99と、を有している。前後方向と直交する平面に対する押え部97の傾斜部98の傾斜角度は、支持部93の傾斜部94の傾斜角度よりも大きい。これにより、押え部97は、給送方向の上流側ほど、支持部93との距離が大きくなるような形状となっている。
図5(a)に示すように、湾曲部99における傾斜部98と接続されている側とは反対側の端部の位置は、側壁91(又は側壁92)に接続されている側とは反対側の端部で最も前方且つ上方に位置しており、側壁91(又は側壁92)に接続されている側に向かうほど後方且つ下方となっている。
図5(a)に示すように、ガイド部材9の左右方向の両端部、すなわちガイド部材9の側壁91、92には、左右方向に突出する突起91a、92a(本発明の「第1係合部」に相当する)がそれぞれ形成されている。また、トレイ本体16の側壁12、13には、ガイド部材9の突起91a、92aが嵌め込まれる穴12b、13b(図3参照;本発明の「第2係合部」に相当する)が形成されている。ガイド部材9は、突起91a、92aを穴12b、13bに嵌め込むことで、トレイ本体16に対して固定されている。また、ガイド部材9は弾性変形可能である。したがって、ガイド部材9が弾性変形することで、突起91a、92aを穴12b、13bから抜いて、ガイド部材9をトレイ本体16から取り外すことができる。
(給送ローラ2の退避機構)
ここで、給送ローラ2の退避機構について説明する。図3及び図4に示すように、給送ローラ2のアーム2aには、左右方向に沿って延びる延在部2cが設けられている。延在部2cの左右方向の一方側(側壁12側)の端部には、左右方向に沿って延びる回転軸を中心に回転可能なコロ2dが取り付けられている。図3に示すように、給送トレイ1が内方位置に位置しているとき、給送ローラ2は給送位置に位置している。このとき、コロ2dは、側壁12に形成された切欠12a内に位置している。給送トレイ1が内方位置から引き出されて後方側から前方側に向かって移動すると、図4に示すように、コロ2dが切欠12aを乗り越えて側壁12の上面まで転がる。これにより、アーム2aが支軸2bを中心に上方に回動し、給送ローラ2が上方の退避位置に移動する。
ガイド部材9の切欠94aが形成されている部分は、給送ローラ2の給送位置と退避位置との間の移動の軌跡と重なっている。
(第1実施形態の効果)
以上のように、第1実施形態のプリンタ100は、長尺の用紙Pがロール状に巻回されたロール体Rを収容可能なトレイ本体16を有する給送トレイ1であって、筐体100a外の外方位置と筐体100a内の内方位置との間で前後方向に沿って移動可能な給送トレイ1を備えている。給送トレイ1は、筐体100aに設けられており、給送方向に関して給送トレイ1の下流側に位置する搬送経路45にロール紙Rpを案内可能なガイド部材9を有している。ガイド部材9は、給送方向に関して給送ローラ2よりも下流側に位置するロール紙Rpを支持する支持部93と、支持部93に支持されるロール紙Rpを押える押え部97と、を有する。この構成によると、押え部97により、支持部93に支持されるロール紙Rpを押えて搬送経路45に向けて案内することができる。よって、給送トレイ1から送り出されたカールしたロール紙Rpを、給送トレイ1よりも給送方向の下流側の搬送経路45に適正に案内することができる。
また、上述の実施形態のプリンタ100では、給送トレイ1のトレイ本体16は、前後方向に沿って立設する2つの側壁12、13と、側壁12、13における後方側の端部に接続される後壁15であって、前後方向と交わる方向に沿って立設する後壁15と、を有している。そして、ガイド部材9の支持部93は、後壁15に沿って配置される。この構成によると、ロール紙Rpを支持する支持部93をトレイ本体16の後壁15に沿って配置することで、支持部93と押え部97とで画定されるロール紙Rpの搬送経路の経路幅を抑えることが可能となり、ロール紙Rpの搬送性能を高めることができる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ100では、給送トレイ1のトレイ本体16は、カット紙を複数積層された状態で収容可能であり、ガイド部材9は、給送トレイ1から取り外し可能である。この構成によると、トレイ本体16に積層されたカット紙がカールしていることは少ないため、カット紙を給送する際には、カット紙を給送トレイ1よりも給送方向の下流側の搬送経路45に案内するためにガイド部材9は無くてもよい。ガイド部材9を給送トレイ1から取り外すことで、より多くの積層されたカット紙を給送トレイ1よりも給送方向の下流側の搬送経路45に適正に案内することが可能となる。
加えて、上述の実施形態のプリンタ100では、ガイド部材9は、左右方向の両端部に設けられた突起91a、92aを有しており、トレイ本体16の側壁12、13には、ガイド部材9の突起91a、92aが嵌め込まれる穴12b、13bが形成されている。そして、ガイド部材9が弾性変形することにより、ガイド部材9の突起91a、92aを側壁12、13の穴12b、13bから抜いて、突起91a、92aと穴12b、13bとの係合が解除される。この構成によると、簡易な構成で給送トレイ1からガイド部材9を取り外し可能とすることができる。
また、上述の実施形態のプリンタ100では、押え部97は、給送方向の上流側ほど、支持部93との距離が大きくなるような形状を有している。この構成によると、カールしたロール紙Rpを支持部93と押え部97との間に誘い込みやすい。
さらに、上述の実施形態のプリンタ100では、給送ローラ2は、給送トレイ1が内方位置から外方位置に移動するのに連動して、ロール紙Rpを給送可能な給送位置から、内方位置から外方位置に移動する給送トレイ1のトレイ本体16と干渉しない退避位置に退避可能に、筐体100aに設けられている。そして、ガイド部材9は、給送ローラ2の給送位置と退避位置との間の移動の軌跡に重なる部分に切欠94aを有する。この構成によると、筐体100aに設けられている給送ローラ2が、内方位置から外方位置に移動される給送トレイ1のトレイ本体16及びガイド部材9に干渉しないため、給送トレイ1を内方位置から外方位置にスムーズに移動できる。
<第2実施形態>
次に、図6及び図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態にかかる給送トレイ201について説明する。本実施形態の給送トレイ201は、ガイド部材の構成が、第1実施形態の給送トレイ1と異なっている。以下、第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態においては、トレイ本体16の後壁15が、給送方向に関して給送ローラ2よりも後方側に位置するロール紙Rpを支持する支持部として機能する。ガイド部材209には、支持部は設けられていない。ガイド部材209は、後壁15に支持されるロール紙Rpを押える押え部297を有している。
押え部297は、図6に示すように、後壁15に支持されるロール紙Rpを挟んで後壁15とは反対側に位置している。押え部297は、図7(a)に示すように、左右方向に沿って延びている。押え部297の左右方向の中央部には、下端部(給送方向の上流側の端部)が開放された切欠297aが形成されている。切欠297aは、給送ローラ2の給送位置と退避位置との間の移動の軌跡と重なっている。
押え部297は、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜した傾斜部298と、傾斜部298の下端部(給送方向の上流側の端部)に接続されており、前後方向に関して湾曲した湾曲部299と、を有している。湾曲部299は、傾斜部298の下端部から下方且つ前方に向かって延びている。湾曲部299は、押え部297の左右方向の両端部には形成されていない。切欠297aは、傾斜部298及び湾曲部299に跨って形成されている。
図7(a)に示すように、押え部297における傾斜部298の左右方向の両端部には、トレイ本体16の側壁12、13と平行な壁である側壁291、292がそれぞれ接続されている。押え部297の左右方向の両端部、すなわち押え部297の側壁291、292には、左右方向に突出する突起291a、292a(本発明の「第1係合部」に相当する)がそれぞれ形成されている。突起291a、292aは、押え部297の上端部(給送方向の下流側の端部)に設けられている。
トレイ本体16の側壁12、13には、押え部297の突起291a、292aが嵌め込まれる穴212b、213b(図6参照;本発明の「第2係合部」に相当する)が形成されている。押え部297は、突起291a、292aを穴212b、213bに嵌め込むことで、トレイ本体16に対して固定されている。また、押え部297は弾性変形可能である。したがって、押え部297が弾性変形することで、突起291a、292aを穴212b、213bから抜いて、押え部297をトレイ本体16から取り外すことができる。
押え部297は、左右方向に沿って延びる突起291a、292aを中心に回動可能である。すなわち、突起291a、292aは、押え部297の回動軸として機能する。押え部297は、回動することで、後壁15に支持されるロール紙Rpを押えるガイド位置から退避可能である。図6に示すように、ガイド位置に位置する押え部297は、その傾斜部298の傾斜角度が、トレイ本体16の後壁15の傾斜角度とほぼ同じとなっている。押え部297は、ガイド位置から上方に回動可能であり、図6において破線で示すように、ガイド位置から退避した位置に移動可能である。
(第2実施形態の効果)
以上のように、第2実施形態の給送トレイ201は、押え部297により、トレイ本体16の後壁15に支持されるロール紙Rpを押えて搬送経路45に向けて案内することができる。よって、第1実施形態の給送トレイ1と同様に、給送トレイ201から送り出されたカールしたロール紙Rpを、給送トレイ201よりも給送方向の下流側の搬送経路45に適正に案内することができる。
また、上述の実施形態の給送トレイ201では、押え部297は、後壁15に支持されるロール紙Rpを押えるガイド位置から退避可能である。給送トレイ201にロール紙Rpをセットする際に、まずロール体収容部8の支持台81にロール体Rを載せ、ロール体Rからロール紙Rpを送り出す。そして、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpが、トレイ本体16の後壁15と押え部297とで画定される搬送経路でガイドされた状態とする。本実施形態の構成によると、押え部297をガイド位置から退避させた状態で、ロール体Rから巻き解いたロール紙Rpをトレイ本体16の後壁15に支持させた後、押え部297をガイド位置に移動させて後壁15に支持されたロール紙Rpを押えることで、カールしたロール紙Rpを容易にガイドできる。
さらに、上述の実施形態の給送トレイ201では、押え部297は、押え部297の給送方向の下流側の端部における左右方向に沿って延びる突起291a、292aを中心に回動可能である。この構成によると、押え部297を回動させるだけの動作で、容易に押え部297をガイド位置から退避させることができる。
<第3実施形態>
次に、図8~図10を参照しつつ、本発明の第3実施形態にかかる給送トレイ301について説明する。本実施形態の給送トレイ301は、ガイド部材の構成が、第1実施形態の給送トレイ1と異なっている。以下、第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態においては、トレイ本体16の後壁15が、給送方向に関して給送ローラ2よりも後方側に位置するロール紙Rpを支持する支持部として機能する。ガイド部材309には、支持部は設けられていない。ガイド部材309は、後壁15に支持されるロール紙Rpを押える押え部397を有している。
押え部397は、図8に示すように、後壁15に支持されるロール紙Rpを挟んで後壁15とは反対側に位置している。押え部397は、図9(a)に示すように、左右方向に沿って延びている。押え部397の左右方向の中央部には、上端部(給送方向の下流側の端部)が開放された切欠397aが形成されている。切欠397aは、給送ローラ2の給送位置と退避位置との間の移動の軌跡と重なっている。
押え部397は、図9(a)、(b)に示すように、側壁391、392、傾斜部393、水平部394、一対のスライド部材395、396、一対のカバー398、399及びばね400を有している。
側壁391、392は、トレイ本体16の側壁12、13と平行な壁であり、押え部397の左右方向の両端部に位置している。図9(b)及び図10(a)に示すように、側壁391、392には、後述するスライド部材395、396の突出部395a、396aがそれぞれ嵌め込まれる切欠391a、392aが形成されている。切欠391a、392aは、上方が開放されている。
傾斜部393は、左右方向の両端部が側壁391、392にそれぞれ接続されており、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜している。水平部394は、左右方向の両端部が側壁391、392にそれぞれ接続されている。また、水平部394は、傾斜部393の下端部(給送方向の上流側の端部)に接続されており、傾斜部393の下端部から前方に向かって延びている。
スライド部材395、396は、水平部394の上面に配置されている。図9(b)に示すように、スライド部材395、396は、棒状の長延部395b、396bと、長延部395b、396bよりも短い棒状の短延部395c、396cと、からなる略L字型形状を有している。スライド部材395は、長延部395bが水平部394の前方側の端部に位置し、短延部395cが側壁391の近傍に位置するように、配置される。スライド部材396は、長延部396bが水平部394の前方側の端部に位置し、短延部396cが側壁392の近傍に位置するように、配置される。
スライド部材395の短延部395cにおける長延部395bが接続されている側とは反対側の端部には、上述のように側壁391に形成された切欠391aに嵌め込まれる突出部395aが形成されている。スライド部材396の短延部396cにおける長延部396bが接続されている側とは反対側の端部には、上述のように側壁392に形成された切欠392aに嵌め込まれる突出部396aが形成されている。突出部395a、396aは、左右方向に沿って延びている。
スライド部材395の長延部395bにおける短延部395cが接続されている側とは反対側の端部には、ユーザにより操作される操作部395dが形成されている。スライド部材396の長延部396bにおける短延部396cが接続されている側とは反対側の端部には、ユーザにより操作される操作部396dが形成されている。ばね400は、スライド部材395の操作部395dとスライド部材396の操作部396dとの間に配置されている。スライド部材395、396は、ばね400によって左右方向に関して互いに離れる方向に付勢されている。
カバー398、399は、いずれも水平部394の上面を覆っている。カバー398は、水平部394の上面に配置されたスライド部材395を覆う。スライド部材395の操作部395dは、カバー398の外に位置している。カバー399は、水平部394の上面に配置されたスライド部材396を覆う。スライド部材396の操作部396dは、カバー399の外に位置している。
一対のスライド部材395、396は、左右方向に関してスライド可能である。突出部395a、396aは、一対のスライド部材395、396が左右方向に関して互いに離れる方向及び近づく方向にスライドすることで、押え部397における左右方向の両端部からそれぞれ突出する突出位置と、押え部397における左右方向の両端部から突出しない引込位置と、を取り得る。
トレイ本体16の側壁12、13には、押え部397の突出位置に位置する突出部395a、396aが嵌め込まれる穴312b、313b(図8参照;本発明の「係合部」に相当する)が形成されている。押え部397は、突出部395a、396aを穴312b、313bに嵌め込むことで、トレイ本体16に対して固定されている。ユーザが操作部395d、396dを操作して、一対のスライド部材395、396を互いに近づける方向に移動させることで、突出部395a、396aが突出位置から引込位置となる。これにより、突出部395a、396aを穴312b、313bから抜いて、押え部397をトレイ本体16から取り外すことができる。
(第3実施形態の効果)
以上のように、第3実施形態の給送トレイ301は、押え部397により、トレイ本体16の後壁15に支持されるロール紙Rpを押えて搬送経路45に向けて案内することができる。よって、第1実施形態の給送トレイ1と同様に、給送トレイ301から送り出されたカールしたロール紙Rpを、給送トレイ301よりも給送方向の下流側の搬送経路45に適正に案内することができる。
また、上述の実施形態の給送トレイ301では、押え部397は、後壁15に支持されるロール紙Rpを押えるガイド位置から退避可能である。よって、押え部397を給送トレイ301から取り外した状態で、ロール体Rから巻き解いたロール紙Rpをトレイ本体16の後壁15に支持させた後、押え部397を給送トレイ301に取り付けて後壁15に支持されたロール紙Rpを押えることで、カールしたロール紙Rpを容易にガイドできる。
さらに、上述の実施形態の給送トレイ301では、押え部397に、左右方向にスライド可能な一対のスライド部材395、396が取り付けられている。スライド部材395、396は、左右方向に関して互いに離れる方向及び互いに近づく方向にスライドすることで、押え部397における左右方向の両端部からそれぞれ突出する突出位置と、押え部397における左右方向の両端部から突出しない引込位置とを取り得る突出部395a、396aをそれぞれ有する。また、押え部397は、一対のスライド部材395、396を、左右方向に関して互いに離れる方向に付勢するばね400を有している。ばね400は、スライド部材395とスライド部材396との間に配置されている。さらに、トレイ本体16の側壁12、13には、突出部395a、396aが突出位置に位置する状態において、突出部395a、396aと係合可能な穴312b、313bが形成されており、突出部395a、396aが引込位置に位置する状態において、突出部395a、396aと穴312b、313bとの係合が解除される。この構成によると、一対のスライド部材395、396を互いに近づく方向にスライドさせる簡易な操作を行うことで、突出部395a、396aを引込位置として突出部395a、396aと穴312b、313bとの係合を解除し、押え部397を給送トレイ301から取り外したり、押え部397を給送トレイ301に装着したりすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の第1~第3の実施形態においては、ガイド部材9(209、309)は、給送トレイ1(201、301)から取り外し可能である場合について説明したが、ガイド部材9(209、309)は、給送トレイ1(201、301)から取り外し可能でなくてもよい。
さらに、上述の第1及び第2の実施形態においては、ガイド部材9(209)は、その左右方向の両端部に設けられた突起91a、92a(291a、292a)を、トレイ本体16に形成された穴12b、13b(212b、213b)に嵌め込むことで、トレイ本体16に対して固定されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、穴12b、13b(212b、213b)に替えてトレイ本体16に開口が形成されていてもよい。また、トレイ本体16に形成された突起を、ガイド部材9(209)に形成された穴に嵌め込むようにしてもよい。ガイド部材9(209)は、ねじなどによってトレイ本体16に対して固定されていてもよい。
また、上述の第1~第3実施形態においては、ガイド部材9(209、309)は、給送ローラ2の給送位置と退避位置との間の移動の軌跡に重なる部分に切欠94a(切欠297a、397a)が形成されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、切欠に替えて、開口が形成されていてもよい。
さらに、上述の第1~第3実施形態においては、ロール体R及びカット紙を収容可能な給送トレイ1(201、301)について説明したが、これには限定されない。給送トレイ1(201、301)は、少なくともロール体Rを収容可能であればよい。
加えて、第1実施形態においては、押え部97は、給送方向の上流側ほど、支持部93との距離が大きくなるような形状を有している場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、押え部97は、給送方向の上流側の端部での支持部93との距離が、その他の部分よりも大きく、その他の部分は支持部93との距離が一定であってもよい。また、押え部97と支持部93との距離は、給送方向に関して一定であってもよい。
また、上述の第2実施形態においては、押え部297は、左右方向に沿って延びる突起291a、292aを中心に回動してガイド位置から退避可能である場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、押え部297は、給送方向の下流側にスライドしてガイド位置から退避可能であってもよい。
さらに、上述の第3実施形態においては、一対のスライド部材395、396の間に配置されており、一対のスライド部材395、396を互いに離れる方向に付勢するばね400を有している場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、スライド部材395を図9(b)中左方向に付勢するばねと、スライド部材396を図9(b)中右方向に付勢するばねとを有していてもよい。また、一対のスライド部材395、396は、ばね以外の部材で付勢されていてもよい。すなわち例えば、スライド部材395をゴムにより図9(b)中左方向に付勢し、スライド部材396をゴムにより図9(b)中右方向に付勢してもよい。
本発明は、ロール体を収容可能な給送トレイを備えた画像記録装置全般に適用され得る。すなわち例えば、本発明は、インクジェットプリンタだけでなく、レーザで感光体を露光することにより静電潜像が形成されるレーザ式の記録部や、LEDで感光体を露光することにより静電潜像が形成されるLED式の記録部を備える電子写真プリンタに適用することもできる。また、シート状媒体は用紙に限定されず、シート状であれば布などであってもよい。
1、201、301 給送トレイ
2 給送ローラ
6 ヘッド(記録部)
9、209、309 ガイド部材
12、13 側壁
12b、13b、212b、213b 穴(第2係合部)
14 前壁(接続壁)
15 後壁(接続壁、支持部)
16 トレイ本体
45 搬送経路
91a、92a、291a、292a 突起(第1係合部)
93 支持部
94a、297a、397a 切欠
97、207、307 押え部
100 プリンタ(画像記録装置)
100a 筐体
312b、313b 穴(係合部)
395、396 スライド部材
395a、396a 突出部
400 ばね(付勢部材)
R ロール体
Rp ロール紙(ロール媒体)

Claims (9)

  1. 筐体と、
    長尺のシート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能なトレイ本体を有する給送トレイであって、前記筐体外の外方位置と前記筐体内の内方位置との間で挿抜方向に沿って移動可能な給送トレイと、
    前記トレイ本体に収容された前記ロール体から巻き解かれた前記シート状媒体であるロール媒体に接触して給送方向に給送する給送ローラと、
    前記筐体に設けられており、前記給送方向に関して前記給送トレイの下流側に位置する搬送経路と、
    前記給送ローラによって前記給送トレイから送り出された前記ロール媒体に画像を記録する記録部と、を備え、
    前記給送トレイは、
    前記給送方向に関して前記給送ローラよりも下流側に位置する前記ロール媒体を支持する支持部と、
    前記支持部に支持される前記ロール媒体を押える押え部を有するガイド部材と、を備えており、
    前記支持部及び前記押え部によってロール媒体を前記搬送経路に案内可能であることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記押え部は、前記支持部に支持される前記ロール媒体を押えるガイド位置から退避可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記押え部は、前記押え部の前記給送方向の下流側の端部における前記ロール体の軸方向に沿って延びる回動軸を中心に回動可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記トレイ本体は、前記挿抜方向に沿って立設する2つの側壁と、前記2つの側壁に接続される2つの接続壁であって、前記挿抜方向と直交する方向に沿って立設する2つの接続壁と、を有し、
    前記支持部は、前記ガイド部材に形成されており、前記2つの接続壁のうち、前記挿抜方向に関して前記内方位置側の接続壁に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記トレイ本体は、前記長尺のシート状媒体よりも短尺のシート状媒体を複数積層された状態で収容可能であり、
    前記ガイド部材は、前記給送トレイから取り外し可能であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記ガイド部材は、前記ロール体の軸方向に関して両端部に第1係合部を有しており、
    前記トレイ本体は、前記ガイド部材の前記第1係合部と係合する第2係合部を有しており、
    前記ガイド部材が弾性変形することにより、前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除されることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記ガイド部材に取り付けられており、且つ、前記ロール体の軸方向に関してスライド可能な一対のスライド部材であって、前記軸方向に関して互いに離れる方向及び互いに近づく方向にスライドすることで、前記ガイド部材における前記軸方向の両端部からそれぞれ突出する突出位置と、前記ガイド部材における前記軸方向の両端部から突出しない引込位置とを取り得る突出部を有する一対のスライド部材と、
    前記一対のスライド部材を、前記軸方向に関して互いに離れる方向に付勢する付勢部材と、をさらに備えており、
    前記トレイ本体は、前記突出部が前記突出位置に位置する状態において、前記突出部と係合可能な係合部を有しており、
    前記突出部が前記引込位置に位置する状態において、前記突出部と前記係合部との係合が解除されることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  8. 前記押え部は、前記給送方向の上流側ほど、前記支持部との距離が大きくなるような形状を有していることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  9. 前記給送ローラは、前記給送トレイが前記内方位置から前記外方位置に移動するのに連動して、前記ロール媒体を給送可能な給送位置から、前記内方位置から前記外方位置に移動する前記給送トレイの前記トレイ本体と干渉しない退避位置に退避可能に、前記筐体に設けられており、
    前記ガイド部材は、前記給送ローラの前記給送位置と前記退避位置との間の移動の軌跡に重なる部分に切欠を有することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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