JP2006248588A - 成形性に優れたタンパーエビデント性プラスチックキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 頂板部及びスカート部から成るプラスチックキャップであって、該スカート部下端の内周面には容器口部外周面に形成された係合用突起と係合するための係合突起が形成され、該頂板部内面には直線状の薄肉部が形成され、該直線状の薄肉部の両端に対応するスカート部には該薄肉部から連続し下方に延びる破断可能な薄肉部が形成されていると共に、該直線状薄肉部及び破断可能な薄肉部により、直線状薄肉部と相対するスカート部外面に把持部が形成されている開封部とそれ以外の固定部に区画されており、且つスカート部の下端には弱化部を介してスカート部下端の外径以上の内径を有するタンパーエビデントバンドが形成されていることを特徴とするプラスチックキャップ
【選択図】 図1
Description
本発明の他の目的は、キャップの成形に際し、後加工や複雑な割型等が不要であり、成形性に優れたキャップを提供することである。
1.破断可能な薄肉部で区画される開封部及び固定部の容器口部との係合強度が異なり、開封部の容器口部との係合強度が固定部の係合強度に比して弱いこと、
2.固定部の頂板部内面部には、直線状薄肉部と隣接する直線状の突起が形成されていること、
が好適である。
また本発明のプラスチックキャップによれば、後加工や複雑な割型を必要せず、成形性に顕著に優れている。
またこのように直線状薄肉部をヒンジとしてキャップが2つに折れ曲がり、一方は容器口部から離脱しないことにより、開蓋状態においてかかる直線状薄肉部によるヒンジ部で計量スプーンのすりきりを行うことも可能となるのである。
図1は、本発明のプラスチックキャップの一例を容器口部に適用した場合の一部拡大側断面図であり、図2は、本発明のプラスチックキャップの一例の平面図であり、図3は、図2に示すキャップのX−X線方向から見た図であり、左半分が側断面図、右半分が側面図であり、図4は、図2に示すキャップのY−Y線方向から見た見た図であり、左半分が側断面図、右半分が側面図であり、図5は、図2に示すキャップの底面図である。
尚、本発明のキャップを適用する容器は、容器口部外周面に係合用突起が形成されていることが特徴であり、図1に示す具体例では、容器口部30の先端が、内蓋40の口部先端と共に外側にカールされたカール部31が形成されて、キャップと係合する係合用突起32になっている。またこの内蓋40は、落とし蓋のようになっており、内蓋のスカート部41はカール部31から下方に垂下し、スカート部41の上部外面は容器口部30の内周面33と密着している。またスカート部41の下端に形成される底面42には、内容物取出用開口43が形成され、図に示した具体例では、内容物取出用開口43を上部から覆う剥離可能なシール蓋44が形成されている。
頂板部内面には、内蓋スカート部内面と密着して密封性を確保するためのインナーリング8が形成されていると共に、頂板部の直径の位置に、頂板部2の外周縁まで延びる直線状の薄肉部9が形成されている。またスカート部3の内面には、直線状薄肉部9の両端と連続する、軸方向に延びる破断可能な薄肉部10a,10bが形成されている。
また開封部12の直線状薄肉部9と相対する位置のスカート部下端には開封のためにキャップ外方に突出する開封用把持部14が形成されている。
また頂板部3の外面には、環状のリブ17が形成されており、この環状リブ17は直線状薄肉部9と交差する位置では幅が狭くなっており、しかも開封部12に対応する薄肉リブ17aは外周側に位置し、固定部13に対応する薄肉リブ17bは内周側に位置し、開封部12が上方に押し上げられると、薄肉リブ17aの内周面に形成された微小凸部19aと薄肉リブ17bの外周面に形成された微小凹部19bが係合し、開封部12を開封状態で係止することが可能となっている。
更に固定部13の頂板部の内面には、直線状薄肉部9と平行な直線状突起18が形成されており、かかる直線状突起18によって計量スプーンのすりきり操作が効率よく行うことができる。
例えばキャップスカート部と容器口部との係合強度は、図1乃至図5に示す具体例では、スカート部に形成された係合突起のキャップ内方への突出量により調整していたが、開封部及び固定部でそれぞれ異なる数或いは周方向長さの係合突起を設けることによって係合突起と容器口部との周方向の係合量を調整することもできるし、或いは頂板部内面に形成するインナーリングの長さを固定部のみ長くして、容易に外れないようにすることによっても係合強度を調整することができる。
更に図1乃至図5では固定部の頂板部の内面に、直線状薄肉部と平行な直線状突起を形成していたが、これの直線状突起がなくても、開蓋状態において直線状薄肉部によるヒンジ部で計量スプーンのすりきり操作を行うことも可能である。
更にまた図1乃至図5では薄肉リブ17a及び17bに微小凹凸19a及び19bを形成し、これらを係合させることにより開封状態で係止させていたが、微小凹凸19a及び19bを形成することなく、薄肉リブ17aの内周面と薄肉リブ17bの外周面を密接させて開封状態で係止してもよい。また、直線状薄肉部の位置によっては、特に薄肉として形状を変化させなくても、環状リブの端部同士を密着させることができ、開封状態で開封部を停止させることが可能となる。
またスカート部に形成される破断可能な薄肉部に連続してスカート部下端に切り欠きを形成することもできる。
6 タンパーエビデントバンド、7 係合突起、8 インナーリング、
9 直線状薄肉部、10 破断可能な薄肉部、12 開封部、13 固定部、
14 開封用把持部、17 環状リブ、18 直線状突起
Claims (3)
- 頂板部及びスカート部から成るプラスチックキャップであって、該スカート部下端の内周面には容器口部外周面に形成された係合用突起と係合するための係合突起が形成され、該頂板部内面には直線状の薄肉部が形成され、該直線状の薄肉部の両端に対応するスカート部には該薄肉部から連続し下方に延びる破断可能な薄肉部が形成されていると共に、該直線状薄肉部及び破断可能な薄肉部により、直線状薄肉部と相対するスカート部外面に把持部が形成されている開封部とそれ以外の固定部に区画されており、且つスカート部の下端には弱化部を介してスカート部下端の外径以上の内径を有するタンパーエビデントバンドが形成されていることを特徴とするプラスチックキャップ。
- 前記破断可能な薄肉部で区画される開封部及び固定部の容器口部との係合強度が異なり、開封部の容器口部との係合強度が固定部の係合強度に比して弱い請求項1記載のプラスチックキャップ。
- 前記固定部の頂板部内面部には、直線状薄肉部と隣接する直線状の突起が形成されている請求項1又は2記載のプラスチックキャップ。
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