JP2006248527A - 魚介類の冷凍保管用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝導性を良好にして冷凍時間の短縮を図ることができて、多段積みしたときに必要な十分な剛性を有するとともに互いに滑り落ちることがなく、液汁が魚介類に再び侵入しないように完全に分断あるいは分離することができる魚介類の冷凍保管用容器を提供すること。
【解決手段】合成樹脂シートを真空または圧空成形されて、底面11と、側壁12と、この側壁12にヒンジ14を介して連結した小蓋13と、収納空間Rとを形成した魚介類の冷凍保管用容器10において、底面11に、収納空間R内に膨出する枕部15を形成するとともに、小蓋13に、底面11の一部を嵌合し得る嵌合凹所16を形成したこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、保管用容器に関し、特に、魚介類を冷凍して運搬や保管するために使用される冷凍保管用容器に関するものである。
港に水揚げされたサンマやワカメ等を代表とする魚介類は、そのままでは傷むため、一旦容器に一定量収納してから全体を冷凍することにより、運搬や保管される。そのための容器としては、所謂木箱や発泡スチロール製容器が一般に使用されている。
このような従来の木箱や発泡スチロールの箱は、形が一定で、魚介類が入っていようがいまいが外形の変化はない。このため、港に漁船が着くまでの間は、この木箱や発泡スチロール製の箱を港に山積みしておかなければならないから大きな設置スペースが必要であるし、魚屋等の小売店で魚介類が販売され終わった時点でも、これらの魚箱は大きな場所を占めるため始末に困るものとなっているのである。
また、従来の木箱や発泡スチロール製の魚箱では、熱伝導率が悪いために、収納した魚介類の冷凍に時間が長く掛かり、エネルギーが相当必要になっているだけでなく、折角浜上げした魚介類を市場に出荷する予定の時間に間に合わないこともあったのである。
そこで、近年では、魚介類を入れていないときには、例えば特許文献1〜特許文献4にて、折り畳んだり平らな状態にできるようにしたり、空の場合の積み重ねができるようにした魚箱が提案されている。
特開2001−114371号公報、要約、代表図 特開2002−264919号公報、要約、代表図 意匠登録第1220074号公報、斜視図 意匠登録第1220549号公報、斜視図
特許文献1に記載された「プラスチック容器および魚介類凍結保存用容器」は、「組み立ておよび分解が簡単で再利用が可能なプラスチック容器およびそれを利用した凍結保存用容器を提供すること」を目的としてなされたもので、図8及び図9に示すように、「弾性を有する中空構造のプラスチック薄板の中央部を底板11とし、その周囲に4つの側壁12、13、14、15を形成し、対向する1対の側壁12、13の両端に折り曲げ可能な耳部121、122、131、132を形成し、他の対向する1対の側壁14、15に折り曲げ可能で先端に舌部141、142、151、152を有する延長部140、150を形成する。耳部121と耳部131を切溝123および切溝133で、耳部122と耳部132を切溝124および切溝134で噛み合わせ組立て、側壁14、15における舌部141、142および舌部151、152を側壁14、15の切込み143、144および切込み153、154にはめ込む」といった構成を有するものである。
しかしながら、この特許文献1の容器では、非常に複雑な折り部分があるため、組み立ては勿論、組み立てたものを崩すのにも非常に手間が掛かるものとなっていると考えられる。それだけでなく、この容器では、底板より上部開口が広くなっているため、空の場合の積み重ねはできるものの、魚介類を入れたときの積み上げを、魚介類に影響を与えないで行えないものとなっていると考えられる。
魚介類を入れたときの積み上げを改善したものは、特許文献2に見られる。この特許文献2の「包装用容器」は、「容器本体の組立性を良好にし、積み重ねた容器本体のずれ移動を防止するとともに蓋板を容器本体の上面開口部に容易に保持できる」ようにすることを目的として、図10及び図11に示すように、「容器本体1の両側板25は、底板部9の両側辺縁から折り曲げた外面側板部11と、両外面側板部11の上側縁12から両外面側板部11の内側に折り曲げた両内面側板部13とにて形成する。両内面側板部13の下端部に形成した内側係合突部14を底板部9の両側辺縁に沿って形成した挿通孔10に挿通して突出し、両外面側板部11の下端部に形成した外側係合突部14を内側係合突部15と重合する。蓋板5は、蓋板部50と、蓋板部50の両側辺縁51から下方に折り曲げ両内面側板部11の内面に当接する折り込み片部52とを有する。蓋板部50の両側辺部に積み重ねた容器本体1の両内面側板部13の係合突部15を係合する係合凹部53を形成する」という構成を有したものである。
しかしながら、この特許文献2の容器でも、非常に複雑な折り部分があるため、組み立ては勿論、組み立てたものを崩すのにも非常に手間が掛かるものとなっていると考えられる。
なお、この特許文献2に記載されている「包装用容器」では、上述したように「蓋板5」が採用されており、この「蓋板5」は、「蓋板部50と、蓋板部50の両側辺縁51から下方に折り曲げ両内面側板部11の内面に当接する折り込み片部52とを有する。蓋板部50の両側辺部に積み重ねた容器本体1の両内面側板部13の係合突部15を係合する係合凹部53を形成する」という構成を有したものである。
しかしながら、この特許文献2の「蓋板5」は、当該文献の段落0036〜同0040に記載されているように、「蓋板5は、前記容器本体1の上面開口面を閉じる矩形状の蓋板部50と、この蓋板部50の相対する両側辺縁51より前記容器本体1の上縁部12の厚み寸法分内側からそれぞれ下方に向かって切り起し形成した折り込み片部52が左右に設けられ、この折り込み片部52は前記容器本体1の両内面側板部13の内面に接される。この左右の折り込み片部52の外側端部は前記容器本体1の各係合突部14,15の外端位置と同一位置となるようにし、また、この折り込み片部52の左右方向の長さは前記容器本体1の各係合突部14,15の幅より長く形成し、この折り込み片部52は前記容器本体1の両内面側板部13の内面に接触される部分を長くする」(段落0036)ものであり、「鮭等の収納物を収容した容器本体1に蓋板5を被せ、この蓋板5の蓋板部50にて容器本体1の上面開口面を閉じるとともに、この蓋板5の両折り込み片部52が拡がり復元力で連結片部54の部分から容器本体1の両側板25すなわち両内面側板部13の内面に当接され、蓋板部50は容器本体1を閉塞した状態に保持されるとともに、両折り込み片部52の外端部は容器本体1の両端部板部34に当接されて、蓋板5が容器本体1の左右方向に移動することがない」(段落0039)ものである。
つまり、この特許文献2の「蓋板5」は、「蓋板5は両折り込み片部52が容器本体1の両内面側板部13の内面に当接されて保持される」(段落0040)ものであるため、この「蓋体5」上に力が加わった場合に「鮭」を押さえる下方への力を支えることができないと考えられる。換言すれば、この「蓋体5」上に力が加わった場合に「鮭」を押し潰してしまい、鮭の商品価値を著しく低下させる可能性があると考えられるのである。
また、この特許文献2の「蓋板5」では、収納した鮭を上から完全に覆ってしまうため、セリに掛けるときにこの鮭の様子・鮮度をチェックする場合には、この蓋板5を外さなければならないものとなっている。
さて、前述した特許文献1及び2では、魚箱全体を複雑に折り込まなければならなかったが、この折り込みの煩雑さを解消するために、特許文献3及び特許文献4にて「魚類用容器」が提案されたと考えられる。この「魚類用容器」は、合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより形成されていると考えられ、積み上げするときに内部の魚介類を保護するための部分上蓋も有しているようである。
しかしながら、これらの特許文献3及び4の容器では、魚介類を収納したものを多段に積み上げ、さらにこの積み上げたものをリフト車等で運搬する場合のこと(実際の魚介類の浜上げでは、10段〜10数段積み上げられることが一般的である)は、余り考慮されてはいないと考えられる。つまり、魚介類が入った魚箱を多段に積み上げるには、それなりの剛性あるいは強度が必要であることは当然として、積み上げた状態の安定化を確保しなければ、運搬時の振動によって魚箱が滑り落ちてしまうことになるのである。
この点、特許文献3及び4の魚箱では、剛性が少し不足するように思われるし、何よりも、多段に積み上げて搬送する際の振動によって、搬送時に落下してしまうと考えられる。
また、この種の魚箱に浜上げされた魚を一杯に詰めた場合、魚から血を含んだ液汁が箱の底部に貯まることになるのであるが、この液汁が再び魚体に侵入するようなことがあると、魚が早めに傷んでしまうことがある。この液汁は、魚のエラや口から侵入し易いため、そうならないようにするために、何等かの工夫を施しておからなければならない。
この液汁の問題からしてみると、上記特許文献3及び4の魚箱では、確かに底部に凹凸が形成してあって、この凹凸内に液汁が貯まるようにしてあるとは思われるが、底部の凹凸だけでは十分な水量を分断することはできず、水から上げられたばかりの多くの魚に付着もしくは含まれていた水の全てを魚から分断できるようにすることはできないと考えられる。
そこで、本発明者等は、合成樹脂シートから成形される魚箱について、十分な剛性を有してしかも魚介類と液汁とを十分に分断あるいは分離し得る魚介類の冷凍保管用容器とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、合成樹脂シートを積極的に採用することにより熱伝導性を良好にして冷凍時間の短縮を図ることができて、成形合成樹脂シートによって成形したものであっても、多段積みしたときに必要な十分な剛性を有するとともに互いに滑り落ちることがなく、しかも、液汁が魚介類に再び侵入しないように完全に分断あるいは分離することができる魚介類の冷凍保管用容器を、簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより、底面11と、これから立ち上がる側壁12と、これらの側壁12の少なくとも一つについてヒンジ14を介して連結した小蓋13とを備えて、これらの内側に魚介類を収納するための収納空間Rを形成した魚介類の冷凍保管用容器10において、
底面11に、収納空間R内に膨出する枕部15を形成するとともに、小蓋13に、底面11の一部を嵌合し得る嵌合凹所16を形成したことを特徴とする魚介類の冷凍保管用容器10」
である。
すなわち、この請求項1に係る冷凍保管用容器10は、合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより、底面11と、これから立ち上がる側壁12と、これらの側壁12の少なくとも一つについてヒンジ14を介して連結した小蓋13とを備えたものとして形成したものであり、図2に示すように、その内側に魚介類を収納するための収納空間Rを形成したものである。
つまり、この魚介類の冷凍保管用容器10は、その収納空間R内に魚介類を収納する前では、図2〜図4に示すように、未だ各小蓋13が閉じられていない略平らな状態になっているものであり、収納空間Rが完全に開いた状態になされている。このため、この冷凍保管用容器10は、デッドスペースを殆ど生ずることなく大量に積み重ねておくことができるのであり、魚介類の水揚げがなされる港の僅かな部分に大量に設置あるいは保管しておくことができるのである。
ここで、港に漁船が着くと、水揚げされた魚介類を冷凍保管用容器10に箱詰めしなければならないが、積み重ねて置いた各冷凍保管用容器10を取り出してそれぞれに魚介類を投入するのである。冷凍保管用容器10は、略平らな状態で積み重ねられていたのであるから、個別の取り出しは簡単に行えるのであり、次から次へと必要になる冷凍保管用容器10の準備が簡単に行えるのである。各冷凍保管用容器10について所定量の魚介類が投入された後には、後述する蓋体20によって当該冷凍保管用容器10内の魚介類を覆い、図1に示すように、その上に小蓋13を被せるのである。
この各小蓋13は、図2及び図3に示すように、当該冷凍保管用容器10の側壁12(後述する最良形態では、短辺側の側壁12となる)に、ヒンジ14を介して一体化されているため、このヒンジ14を折りながら小蓋13を冷凍保管用容器10上に被せるのである。ヒンジ14自体も合成樹脂シートによって他の部分と一体的に形成されているためこの折り込み作業は簡単にできるし、ヒンジ14の存在によって、小蓋13の冷凍保管用容器10に対する位置合わせは簡単に行える。つまり、小蓋13は、これを冷凍保管用容器10の収納空間R上に折り込むだけで、その正しい位置になるものであり、結果的にこの冷凍保管用容器10は、前述した引用文献1あるいは2におけるような複雑な折り加工は全く不要になっている。
なお、後述する最良形態では、この小蓋13に係合突起13aが形成してあって、この係合突起13aは、冷凍保管用容器10のスカート部18に設けた係合突起18aに係合するようにしてあるため、折り込んだ小蓋13の位置決め固定は、これらの係合突起13a・18aによって簡単になされる。従って、この冷凍保管用容器10内への魚介類の投入、及び小蓋13による覆いは、短時間内に行うことができるのであり、魚介類の鮮度を保つ上で非常に有利になっている。
さて、この請求項1の冷凍保管用容器10では、図2及び図3に示すように、その底面11に収納空間R内に膨出する枕部15が形成してあった。この枕部15は、当該冷凍保管用容器10を合成樹脂シートにより一体成形するにあたって、底面11の一部が嵌合凹所16内に膨出するように形成したものであるから、その形成が簡単であるし、底面11の剛性確保にも一役買っている。
また、この枕部15の上端は、図3の右側部分にも示すように、底面11の内面より相当高いから、この枕部15上に頭を乗せるように浜上げされた魚を収納空間R内に収納すれば、魚の頭は底面11上から相当高くなる。このため、魚から出た血を含む液汁が、魚のエラや口から再び侵入することはないのである。この液汁が魚体内に浸入しないということは、魚介類の鮮度を保つ上で、あるいは魚介類を魚臭くしないで済む点で非常に有効である。
一方、この請求項1に係る魚介類の冷凍保管用容器10では、前述した小蓋13に底面11の一部を嵌合し得る嵌合凹所16が、図2、図5あるいは図6に示すように、形成してあった。この嵌合凹所16は、当該冷凍保管用容器10を合成樹脂シートにより一体成形するにあたって、小蓋13の一部が膨出するように形成したものであるから、その形成が簡単であるし、小蓋13の剛性確保にも一役買っている。
また、この嵌合凹所16内には、図6に示すように、上側になる別の冷凍保管用容器10の底面11の一部が収納されるのであるが、上述したように、底面11には枕部15が形成してあってその外側になる底面11の底面が、この嵌合凹所16内に完全に入り込むのである。つまり、魚介類を入れた各冷凍保管用容器10を積み重ねる際に、上側の底面11の一部が、下側の冷凍保管用容器10の当該嵌合凹所16内に入るため、複数の冷凍保管用容器10の積み重ねを安定させるのである。この嵌合凹所16内へ底面11の一部が完全に入り込むようにしているのも、上述した枕部15の意味である。
そして、この請求項1の冷凍保管用容器10は、合成樹脂シートによって成形した箱型のものであったので、この冷凍保管用容器10は、従来の木箱や発泡スチロール製の魚箱に比較すれば相当薄肉状のものとなっており、熱伝導率が高いものとなっている。このため、本発明に係る冷凍保管用容器10自体は、取り扱いに有利な軽いものとしてできあがっているだけでなく、冷凍庫内に入れて冷凍するに際して、冷凍時間が相当短縮できるのである。
換言すれば、従来の木箱や発泡スチロール製の魚箱であれば、熱伝導率が悪くて冷凍時間が長く掛かり、予定の出荷時間に間に合わないこともあったのであるが、この請求項1の冷凍保管用容器10によれば、魚介類の収納が簡単に行え、しかも冷凍時間の短縮ができるのであるから、予定の出荷時間に十分間に合わせることができるだけでなく、冷凍のためのエネルギーの節約にも一役買っているのである。
従って、この請求項1の冷凍保管用容器10は、合成樹脂シートによって成形したものであっても、多段積みしたときに必要な十分な剛性を有するとともに互いに滑り落ちることがなく、しかも、液汁が魚介類に再び侵入しないように完全に分断あるいは分離することができるものとなっているのである。また、この請求項1の冷凍保管用容器10は、熱伝導性が高い合成樹脂シートによって成形したものであるから、短時間内に冷凍することができて、省エネが達成できるだけでなく、出荷時間に十分間に合わせることができて市場への出荷業務を円滑に行うことができるのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の魚介類の冷凍保管用容器10について、
「側壁12の少なくとも一面について、その横断面が凹または凸のいずれか少なくとも一方が連続する凹凸面とするとともに、各側壁12の上端にフランジ部17を形成して、このフランジ部17の外端にこれから垂下するスカート部18を形成したこと」
である。
すなわち、この請求項2の冷凍保管用容器10では、図2及び図3に示すように、側壁12の少なくとも一面について、その横断面が凹または凸のいずれか少なくとも一方が連続する凹凸面としたものである。この凹凸の連続は、波形や円弧を連続させたり、四角や三角を連続させたものであってもよく、その他種々な形状が考えられ、その幅(スパン)や凹凸の深さについても適宜選択して実施される。
このように、側壁12の少なくとも一つについて凹凸が連続してあれば、当該側壁12が、合成樹脂シートを真空または圧空成形して形成したものであっても、その剛性が高いものとなる。特に当該冷凍保管用容器10を、一般的な形状である平面視四角形状の場合は、その効果が確実に高まる。
また、この冷凍保管用容器10では、図1及び図2に示すように、各側壁12の上端にフランジ部17を形成するとともに、このフランジ部17の外端にこれから垂下するスカート部18が形成してある。これにより、当該冷凍保管用容器10が合成樹脂シートを真空または圧空成形して形成したものであっても、これらのフランジ部17及びスカート部18が上述した凹凸とも協働して、冷凍保管用容器10全体の剛性を高いものとしている。
従って、この請求項2の冷凍保管用容器10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮するものとなる他、凹凸を形成した側壁12の剛性が高くなり、引いてはこの凹凸とフランジ部17及びスカート部18の作用によって、全体の剛性が、より一層高いものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項2に記載の魚介類の冷凍保管用容器10について、
「側壁12上のフランジ部17及びこれに連続しているスカート部18に対して、他の部分より低くなった凹部19を形成したこと」
である。
すなわち、この請求項3の冷凍保管用容器10では、図1及び図3に示すように、側壁12上のフランジ部17及びこれに連続しているスカート部18に対して、他の部分より低くなった凹部19を形成したのであるが、この凹部19は、複数設けておくのが好ましい。
この凹部19は、上述したフランジ部17及びスカート部18の形状を複雑化するため、これらの剛性確保に役立つだけでなく、この凹部19内に、後述する蓋体20の突出部23や、図1に示したしばりひも30の挿入箇所として利用されるものである。なお、この凹部19に対応する凸部を底面11に形成しておくことにより、例えば、複数の冷凍保管用容器10を90°回転させた状態(例えば井桁積み)で積み上げる際の滑り止めを行うことができる。
従って、この請求項3の冷凍保管用容器10は、上記請求項2に係るそれと同様な機能を発揮する他、さらに剛性を高めたり、積み上げの際の積み上げ方式を変更できるものとし得ることになる。
上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の魚介類の冷凍保管用容器10について、
「枕部15の周囲に、底面11の上面と同じ高さを有する液汁流路11aを形成したこと」
である。
すなわち、この請求項4の冷凍保管用容器10は、図2及び図3に示すように、上記枕部15の周囲に、底面11の上面と同じ高さを有する液汁流路11aを形成したものであるが、これにより、枕部15が底面11にて独立した山となって収納空間R内に突出することになる。このようになれば、この液汁流路11aにて魚介類に付着していた、あるいはこれから出た液汁が枕部15以外の底面11上を自由に流れ得るのであり、液汁は底面11上に均等の深さで広がり得ることになる。
つまり、この請求項4の冷凍保管用容器10では、液汁がこの液汁流路11aを介して他の部分に流れ出たり流入してきたするのである。換言すれば、この液汁流路11aの存在によって、底面11上の一部、例えば各枕部15と側壁12との間に大量に貯まることにはならないのであり、結果として魚介類内に液汁が浸入することはないのである。
従って、この請求項4の冷凍保管用容器10では、上記請求項1〜3のそれと同様な機能を発揮する他、液汁の局所的な貯まりを防止できるものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の魚介類の冷凍保管用容器10について、
「収納空間R内に、基板21と、これに対して折曲されて、各側壁12の内面と略同じ大きさを有して互いに対向することになる少なくとも一対の脚板22とからなる蓋体20を収納するようにしたこと」
である。
すなわち、この冷凍保管用容器10は、これとは独立した蓋体20を備えたものとしたものであるが、この蓋体20は、当該冷凍保管用容器10内に入れる前は、図7に示すような状態の平面的なものとなっている。つまりこの蓋体20は、上述してきた冷凍保管用容器10に付設して使用されるものであり、冷凍保管用容器10の機能をさらに向上させるものである。
この蓋体20は、紙や合成樹脂を材料として、図7に示したような状態ものに形成されるものであり、基板21と、これに対して折曲されて、各側壁12の内面と略同じ大きさを有して互いに対向することになる少なくとも一対の脚板22とからなるものであるが、使用する前では、図7に示すような平板状のものである。このため、使用する前の蓋体20は、デッドスペースを発生させることなく、大量に積み重ねておくことができるものとなっている。
この蓋体20を使用するには、まず、各脚板22を折線22aにて同一方向に折り込み、これらの各脚板22を、魚介類が収納されて小蓋13が折り込まれていない冷凍保管用容器10の各側壁12の内側に差し込むのである。この脚板22は、各側壁12の内面と略同じ大きさを有しているから、その下端面が当該冷凍保管用容器10の底面11上に当接して、当該蓋体20を容器10に対してしっかりと支えることになり、その結果この蓋袋20の基板21は、小蓋13の下面に位置し得るとともに、魚介類を囲みながら冷凍保管用容器10内に収納されることになる。そこで、冷凍保管用容器10について、小蓋13をヒンジ14を介して折り込み、各係合突起13a・18aを利用して固定するのである。
以上の結果、冷凍保管用容器10上は、蓋体20によって覆われることになるから、冷凍保管用容器10内に収納した魚介類は保護されることになるだけでなく、各側壁12の内面と略同じ大きさを有してこれに対向する脚板22によって、当該冷凍保管用容器10上に載置される別の冷凍保管用容器10の支えがなされ、結果的に、当該蓋体20を使用した冷凍保管用容器10の剛性が高められることになる。
なお、この脚板22に文字等の印刷25をしておけば、この印刷25は、図1に示すように、冷凍保管用容器10を透明または半透明の合成樹脂材料によって形成した場合に、外部から透視でき、当該冷凍保管用容器10内の魚介類の産地表示や内容物表示を明確に行うことができる。
従って、この請求項5に係る冷凍保管用容器10は、前述した各請求項に係るそれと同様な機能を発揮する他、魚介類の保護を確実にし、全体の剛性がさらに高まったものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項6に係る発明の採った手段は、上記請求項5に記載の魚介類の冷凍保管用容器10について、
「蓋体20の基板21に、内部の視認を行うことのできる覗き窓24を形成したこと」
である。
すなわち、この請求項6の冷凍保管用容器10では、これに使用している蓋体20の基板21に覗き窓24を形成したものであるが、小蓋13を外すことによってこの覗き窓24から魚介類の状態を、蓋体20を外さないまま外部から視認することができる。この場合、冷凍保管用容器10を透明または半透明の合成樹脂材料によって形成した場合には、上述した印刷25と同様に、小蓋13を通して魚介類の状態を外部から、一切の開封操作を行わないで実行できる。
従って、この請求項6の冷凍保管用容器10は、上記請求項1〜5と同様な機能を発揮する他、魚介類の状態確認を外部から簡単に行うことができるものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項7に係る発明の採った手段は、上記請求項5または請求項6に記載の魚介類の冷凍保管用容器10について、
「蓋体20の基板21に側壁12上の凹部19内に収納される突出部23を形成して、この突出部23を凹部19内に収納して係合させ得るようにしたこと」
である。
すなわち、この請求項7の冷凍保管用容器10は、その基板21に側壁12上の凹部19内に収納される突出部23を形成したものであり、これら各突出部23は、図1に示すように、冷凍保管用容器10側の各凹部19内に収められることになる。
これにより、各突出部23によって、冷凍保管用容器10の側壁12と蓋体20との間に形成されていた隙間が埋められるとともに、各脚板22とともに冷凍保管用容器10に対する支えともなるから、冷凍保管用容器10全体の剛性を高くすることになる。
従って、この請求項7に係る冷凍保管用容器10は、上記請求項5または6のそれと同様な機能を発揮する他、魚介類の保護と全体の剛性がさらに向上したものとなっている。
以上、詳述した通り、本発明においては、
「合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより、底面11と、これから立ち上がる側壁12と、これらの側壁12の少なくとも一つについてヒンジ14を介して連結した小蓋13とを備えて、これらの内側に魚介類を収納するための収納空間Rを形成した魚介類の冷凍保管用容器10において、
底面11に、収納空間R内に膨出する枕部15を形成するとともに、小蓋13に、底面11の一部を嵌合し得る嵌合凹所16を形成したこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、合成樹脂シートを積極的に採用することにより熱伝導性を良好にして冷凍時間の短縮を図ることができて、合成樹脂シートによって成形したものであっても、多段積みしたときに必要な十分な剛性を有するとともに互いに滑り落ちることがなく、しかも、液汁が魚介類に再び侵入しないように完全に分断あるいは分離することができる魚介類の冷凍保管用容器10を、簡単な構成によって提供することができる。
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である冷凍保管用容器10について説明すると、図1には、その最良形態に係る冷凍保管用容器10の斜視図が示してある。
冷凍保管用容器10は、合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより形成したものである。つまり、本発明の冷凍保管用容器10は、合成樹脂シートを積極的に採用して成形することにより、従来の木箱や発泡スチロール製の魚箱に比して熱伝導性を良好にしたものであり、これにより冷凍時間の短縮と冷凍のためのエネルギーの節約を図り、出荷作業効率を図るようにしているものである。
本最良形態の場合には、合成樹脂シートとして、透明または半透明のものを採用して、後述する蓋体20の印刷25が冷凍保管用容器10の側壁12を通して外部から視認できたり、蓋体20に形成してある覗き窓24から冷凍保管用容器10の小蓋13を通して内部の魚介類の状態確認が行えるようにしている。
そして、この冷凍保管用容器10は、合成樹脂シートによって、底面11と、これから立ち上がる側壁12と、これらの側壁12の少なくとも一つについてヒンジ14を介して連結した小蓋13と、底面11に形成されて、その内側に膨出する枕部15と、小蓋13に形成されて、他の冷凍保管用容器10の底面11の一部を嵌合し得る嵌合凹所16とを備えたものとして形成したものであり、図2に示したように、その内側に魚介類を収納するための収納空間Rを形成するようにしたものである。
本最良形態の冷凍保管用容器10では、平面視略四角形状にしたものであるが、そのコーナー部については、真空または圧空成形を良好にするためと、取り扱いがし易く、他のものに傷を付けないようにする意味で、丸味を帯びたものにしてある。また、この冷凍保管用容器10の底である底面11については、特許文献3または4に示されているような模様からなる凹凸を形成してもよいが、本最良形態では、単に複数の水切穴11bを形成するようにしている。
そして、この冷凍保管用容器10の底面11の後述する枕部15の周囲には、図2及び図3に示したように、底面11の上面と同じ高さを有する液汁流路11aが形成してある。この液汁流路11aは、魚介類に付着していた、あるいはこれから出た液汁が枕部15以外の底面11上を自由に流れ得るようにするものであり、液汁を底面11上に均等の深さで広けるものである。
つまり、この液汁流路11aは、その存在によって、底面11上の一部、例えば各枕部15と側壁12との間に液汁が大量に貯まることを阻止するものであり、結果として、魚介類内に液汁を浸入させないようにするものである。
また、この冷凍保管用容器10では、図2及び図3に示したように、側壁12の少なくとも一面について、その横断面が凹または凸のいずれか少なくとも一方が連続する凹凸面としてある。この凹凸の連続は、波形や円弧を連続させたり、四角や三角を連続させたものであってもよく、その他種々な形状が考えられ、その幅(スパン)や凹凸の深さについても適宜選択して実施される。
さらに、この最良形態の冷凍保管用容器10では、図1及び図2に示したように、各側壁12の上端にフランジ部17を形成するとともに、このフランジ部17の外端にこれから垂下するスカート部18が形成してある。これらのフランジ部17及びスカート部18は、当該冷凍保管用容器10が合成樹脂シートを真空または圧空成形して形成したものであっても、これらのフランジ部17及びスカート部18が側壁12上の凹凸とも協働して冷凍保管用容器10全体の剛性を高いものとする。なお、本最良形態のスカート部18には、合成樹脂シートを部分的に膨出させた係合突起18aが形成してあり、この係合突起18aには、後述する小蓋13側の係合突起13aが強制嵌入されるものである。
当該冷凍保管用容器10の短辺側を構成してる二つの側壁12については、二つの小蓋13がヒンジ14を介して一体化してある。ヒンジ14は、後述するスカート部18の高さの約2倍の幅を有するものであり、各小蓋13との連続部分には、折り込みを行う易くするための突条が形成してある。勿論、このヒンジ14は、側壁12に対して小蓋13を連結するものであるから、図示した最良形態のような板状のものに限らず、例えば複数の「ひも状」のものとして実施してもよいものである。
各小蓋13は、図1に示したように、収納空間Rの両側を部分的に覆うためのもので、図1及び図2に示したように、略環状の膨出突条を形成することにより、その中側に、他の冷凍保管用容器10の底部を部分的に嵌合する嵌合凹所16を形成したものである。なお、本最良形態の小蓋13には、上述したスカート部18側に形成しておいた係合突起18aに強制嵌入できる係合突起13aが形成してあり、この係合突起13aを係合突起18aに嵌入することにより、当該小蓋13の側壁12側に対する固定が行えるようにしてある。
また、この冷凍保管用容器10では、図2及び図3に示したように、その底面11に収納空間R内に膨出する枕部15が形成してあった。この枕部15の上端は、図3の右側部分にも示したように、底面11の内面より相当高くしてあり、この枕部15上に浜上げされた魚の頭を乗せるようにしてある。この枕部15は、魚の頭を底面11上から相当高くすることにより、魚から出た血を含む液汁が、魚のエラや口から再び侵入しないようにするものである。
以上の結果、この魚介類の冷凍保管用容器10は、その収納空間R内に魚介類を収納する前では、各小蓋13を閉じないで完全に開いた状態になされて、図2〜図4に示したように、略平らな状態になっているものであり、これに対して魚介類を収納した後には、その収納空間R内に蓋体20が入れられて各小蓋13が閉じられるものである。
魚介類を収納した収納空間R内に入れられる蓋体20は、紙や合成樹脂を材料として、図7に示したような状態ものに形成されるものであり、基板21と、これに対して折曲されて、各側壁12の内面と略同じ大きさを有して互いに対向することになる少なくとも一対の脚板22とからなるものであるが、使用する前では、図7に示したような平板状のものである。このため、使用する前の蓋体20は、デッドスペースを発生させることなく、大量に積み重ねておくことができるものとなっているものである。
この蓋体20を使用するには、まず、各脚板22を折線22aにて同一方向に折り込み、これらの各脚板22を、魚介類が収納されて小蓋13が折り込まれていない冷凍保管用容器10の各側壁12の内側に差し込むのである。この脚板22は、各側壁12の内面と略同じ大きさを有しているから、当該蓋体20の基板21は、小蓋13の下面に位置し得るとともに、魚介類を囲みながら冷凍保管用容器10内に収納されることになるものである。なお、この蓋体20を冷凍保管用容器10内に収納した後には、小蓋13をヒンジ14を介して折り込み、各係合突起13a・18aを利用して固定するのである。
この蓋体20は、冷凍保管用容器10上を覆うことになるから、冷凍保管用容器10内に収納した魚介類は保護されるだけでなく、各側壁12の内面と略同じ大きさを有してこれに対向する脚板22によって、当該冷凍保管用容器10上に載置される別の冷凍保管用容器10の支えも行うことになるから、当該蓋体20を使用した冷凍保管用容器10の剛性を高めることにもなる。なお、この脚板22に文字等の印刷25をしておけば、この印刷25は外部から透視できることになるから、当該冷凍保管用容器10内の魚介類の産地表示や内容物表示を明確に行うことができることになる。
この蓋体20については、その基板21に覗き窓24が形成してあるが、小蓋13を外すことによってこの覗き窓24から魚介類の状態を蓋体20を外さないまま外部から視認できるようにしてある。勿論、本最良形態の冷凍保管用容器10のように、これを透明または半透明の合成樹脂材料によって形成すれば、魚介類の状態視認を、小蓋13を通して外部から、しかも一切の開封操作を行わないで実行できる。
また、この蓋体20は、その基板21に側壁12上の凹部19内に収納される突出部23が形成してあり、この突出部23を凹部19内に収納して係合させることができるようにしてある。この蓋体20を使用すれば、その各突出部23によって、冷凍保管用容器10の側壁12と蓋体20との間に形成されていた隙間が埋められ収納空間R内の魚介類の保護が行えるとともに、各脚板22の支えともなる。
以上のようにして、冷凍保管用容器10の収納空間R内に魚介類を詰め込み、その上から蓋体20を被せてその上にさらに各小蓋13を折り込んで、この小蓋13を係合突起13a・18a等を利用して冷凍保管用容器10側に固定すれば、必要な魚介類の収納は完成する。なお、本最良形態の冷凍保管用容器10では、図1に示したように、魚介類及び蓋体20を入れたものに対してしばりひも30を掛けるという補強がなされる。
以上のようにした冷凍保管用容器10は、その多数をリフト車等に積み重ね状態で載置して、冷凍冷蔵庫や市場等に運搬される。このとき、各冷凍保管用容器10には、小蓋13の嵌合凹所16や、凹部19等の脱落防止が施してあるから、運搬途中で落下したりせずに運搬できる。
本発明に係る冷凍保管用容器の、魚介類及び蓋体を入れてしばりひもを掛けた状態の斜視図である。 同冷凍保管用容器の蓋体を入れていない状態を、左半分を底面として示した平面図である。 同冷凍保管用容器の長辺側の、左半分を側面として示した縦断面図である。 同冷凍保管用容器の短辺側の、左半分を側面として示した縦断面図である。 同冷凍保管用容器の小蓋が側壁を中心に開閉される様子を示した部分断面図である。 同冷凍保管用容器の二つを積み上げた状態を示す部分拡大断面図である。 同冷凍保管用容器において使用されることのある蓋体の展開図である。 従来の技術を示す斜視図である。 図8に示したものの展開図である。 従来の他の技術を示す斜視図である。 図10に示したものの展開図である。 従来のさらに他の二種類の技術を(イ)と(ロ)に分けて示す斜視図である。
符号の説明
10 冷凍保管用容器
11 底面
11a 液汁流路
11b 水切穴
12 側壁
13 小蓋
13a 係合突起
14 ヒンジ
15 枕部
16 嵌合凹所
17 フランジ部
18 スカート部
18a 係合突起
19 凹部
20 蓋体
21 基板
22 脚板
23 突出部
24 覗き窓
25 印刷
30 しばりひも
R 収納空間

Claims (7)

  1. 合成樹脂シートを真空または圧空成形することにより、底面と、これから立ち上がる側壁と、これらの側壁の少なくとも一つについてヒンジを介して連結した小蓋とを備えて、これらの内側に魚介類を収納するための収納空間を形成した魚介類の冷凍保管用容器において、
    前記底面に、前記収納空間内に膨出する枕部を形成するとともに、前記小蓋に、前記底面の一部を嵌合し得る嵌合凹所を形成したことを特徴とする魚介類の冷凍保管用容器。
  2. 前記側壁の少なくとも一面について、その横断面が凹または凸のいずれか少なくとも一方が連続する凹凸面とするとともに、前記各側壁の上端にフランジ部を形成して、このフランジ部の外端にこれから垂下するスカート部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の魚介類の冷凍保管用容器。
  3. 前記側壁上のフランジ部及びこれに連続しているスカート部に対して、他の部分より低くなった凹部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の魚介類の冷凍保管用容器。
  4. 前記枕部の周囲に、前記底面の上面と同じ高さを有する液汁流路を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の魚介類の冷凍保管用容器。
  5. 前記収納空間内に、基板と、これに対して折曲されて、前記各側壁の内面と略同じ大きさを有して互いに対向することになる少なくとも一対の脚板とからなる蓋体を収納するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の魚介類の冷凍保管用容器。
  6. 前記蓋体の基板に、内部の視認を行うことのできる覗き窓を形成したことを特徴とする請求項5に記載の魚介類の冷凍保管用容器。
  7. 前記蓋体の基板に前記側壁上の凹部内に収納される突出部を形成して、この突出部を前記凹部内に収納して係合させ得るようにしたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の魚介類の冷凍保管用容器。
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