JP2006247990A - スクリーン印刷方法及びスキージ並びにスクリーン印刷装置 - Google Patents

スクリーン印刷方法及びスキージ並びにスクリーン印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高生産性で簡略かつ低コストで、高精度なスクリーン印刷方法を提供する。
【解決手段】 被印刷物1上に、開口窓12を設けたスクリーン版3を設置し、該スクリーン版3上にペースト状の印刷材料4を載せた後、スキージを前記ペースト状の印刷材料4に接触させて加圧しながら平行移動機構10によって平行移動させることにより、前記スクリーン版3の開口窓12を通じて前記被印刷物1に前記ペースト状の印刷材料4を塗布するスクリーン印刷方法であって、前記スキージ11として、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴム5と、前記先端を分割したスキージゴム5を固定して前記平行移動機構10に連結する一つのスキージ冶具6とからなるものを用い、前記スキージゴム5の分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料4に接触させながら、前記平行移動機構10によって平行移動させることを特徴とするスクリーン印刷方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スクリーン印刷に関するものであり、特に、高生産性かつ低コストで均一に印刷でき、被印刷面上に形成された溝や穴等の凹部等に印刷材料を高精度で塗布することができるスクリーン印刷方法に関する。
例えば、フラットパネルディスプレイ等の画像表示装置やセラミック部品、プリント基板、太陽電池等の電子部品の製造工程の1つに、各種基板上に形成された溝や穴等の凹部の内部に電極や発光層を形成する工程がある。この電極や発光層は、基板上に形成された凹部に導電性や発光性のペースト状印刷材料を充填して形成されており、これらの材料が凹部に十分に充填され、かつ、凹部周辺の基板表面上にこれらの材料がはみ出さないことが必要とされている。
これらの材料を基板の凹部へ充填する方法としては、フォトリソグラフィやインクジェット印刷等が用いられてきた。しかし、これらの方法は、導電性や発光性の印刷材料を精度良く高い充填率で凹部に充填することができるが、一方で、生産に要する費用が多大となるという問題があった。
そこで、生産に要する費用を削減することを目的として、スクリーン印刷を用いて上記材料を基板上に形成された凹部に充填し、電極や発光層を形成することが行われている(例えば特許文献1参照)。スクリーン印刷により基板上に形成された凹部に導電性や発光性の印刷材料を充填する方法としては、例えば図1のように、先ず、凹部2が形成された被印刷物1である基板上に、凹部2に対応した位置に開口窓12が設けられているスクリーン版3を設置する。そして、印刷材料4をスクリーン版3上に供給し、平行移動機構10をスクリーン版3上で平行移動させて開口窓12に印刷材料4を充填する。その後、スキージ11Bをスクリーン版3に接触させてスキージ11Bでスクリーン版3を基板に押し当てながらスキージ11Bを平行移動させて、開口窓12に充填された印刷材料4を基板上の凹部2内に押し出し、凹部2に印刷材料4を充填する。この一連の作業を繰り返すことにより、凹部2に導電性や発光性の印刷材料4が充填された基板を生産する。スクリーン印刷法を用いることにより、フォトリソグラフィやインクジェット印刷に比べ工程数の削減や処理速度の増大が図られ、生産に要する費用を削減することが可能である。
しかし、このスクリーン印刷を用いた方法において、印刷材料の凹部への充填不足を防止して凹部を印刷材料で満たし、特に、印刷材料を導線として用いる場合の連続性を保つことと、凹部からの印刷材料のはみ出しを少なくして、にじみのない印刷パターンを形成することの、2つの課題がある。
1つ目の凹部を印刷材料で満たすことについては、特許文献2において平行に並べた2本のスキージによって印刷する方法が提案されている。
また、2つ目の凹部からの印刷材料のはみ出しを少なくして、にじみのない印刷パターンを形成することについては、特許文献3において前後2本のスキージの角度や硬度の組み合わせが提案されている。
しかし、これらの方法ではスキージを2本取り付ける印刷機の構造となる上、それぞれのスキージを独立に調整する必要がある。このため、印刷機の構造が複雑となる他、2本のスキージの間隔を空けるためスキージ動作距離が長大となり、処理能力の低下を引き起こしていた。
特開2001−223372号公報 特開昭61−229387号公報 特開2003−48303号公報
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、高生産性で簡略かつ低コストで、被印刷面上に形成された溝や穴等の凹部内に印刷材料を充填不足やはみ出しを発生させることなく高精度で塗布することができるスクリーン印刷方法及びスキージ並びにこれらを使用するスクリーン印刷装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被印刷物上に、開口窓を設けたスクリーン版を設置し、該スクリーン版上にペースト状の印刷材料を載せた後、スキージを前記ペースト状の印刷材料に接触させて加圧しながら平行移動機構によって平行移動させることにより、前記スクリーン版の開口窓を通じて前記被印刷物に前記ペースト状の印刷材料を塗布するスクリーン印刷方法であって、前記スキージとして、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものを用い、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うことを特徴とするスクリーン印刷方法が提供される(請求項1)。
このように、スクリーン印刷方法に用いるスキージとして、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものを用いることで、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うことができる。そのため、1回の印刷動作で複数のスキージゴムの先端がそれぞれペースト状の印刷材料の吐出量不足を補い合い、十分な量の印刷材料がスクリーン版の開口窓より吐出され、印刷材料の被印刷物への塗布が確実に行われ、凹部への充填不足が生じることなく、印刷のカスレを防止することができる。また、このように十分な吐出量が得られるため、印圧を下げることができ、印刷材料のはみ出し幅を最少に抑えることで印刷のにじみを低減でき、印刷材料の浪費を防いで生産材料費を低減することができる。さらに、先端を複数に分割したそれぞれのスキージゴム同士の間隔が狭いため、スキージゴムの間でスクリーン版が浮き上がり難く、スクリーン版と被印刷物との密着性が向上するため、印刷のにじみがさらに低減される。また、スキージの構造が一体であり、スキージを平行移動機構に連結する場所が一箇所だけで良いので、印刷機の構造が単純になり、スキージのみ取り替えれば、通常のスクリーン印刷装置を用いることができる。従って、従来行っていた複数のスキージを用いる場合のように、構造が複雑でなく、また個々のスキージの独立した調整が不要になるため、低コストで高い生産性が得られる。
このとき、前記スキージとして、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いものを用いて、被印刷物に印刷を行うことが好ましい(請求項2)。
このように、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いものを用いることにより、スキージのスクリーン版への接触角を90度より小さくした場合にも、先端を複数に分割したスキージゴムのそれぞれをスクリーン版に確実に接触させることができる。
また、前記スキージとして、前記先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものを用いて、被印刷物に印刷を行うことが好ましい(請求項3)。
本発明のスクリーン印刷方法を用いる場合、スキージゴムの厚みが薄くなり、ゴムの変形量が大きくなる傾向があり、それを補うために硬度の高いスキージゴムを使用するのが好ましいため、被印刷物表面のうねりに対するスキージゴムの追従性が低下する可能性がある。そこで、スキージとして、先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムが、更に少なくとも先端が移動方向に対して左右に複数に分割されたものを用いることで、被印刷物表面のうねりに対するスキージゴムの追従性を向上させることができ、印刷の精度や確実性を高めることができる。
さらに、前記少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムとして、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものを用いて、被印刷物に印刷を行うことができる(請求項4)。
このように、本発明のスキージに用いるスキージゴムを、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものとすることにより、低コストで容易に本発明のスキージを構成することができる。
また、本発明によれば、これらのスクリーン印刷方法により製造されたものであることを特徴とするスクリーン印刷物が提供される(請求項5)。
上記のスクリーン印刷方法により製造されたスクリーン印刷物は、安価で被印刷物面内で印刷材料が均一に印刷された高品質なものとなる。
特に、本発明により、表面が平坦な基板上または基板上に形成された凹部にスクリーン印刷で電極が形成されたものであることを特徴とする太陽電池が提供される(請求項6)。
このような本発明のスクリーン印刷物である太陽電池であれば、半導体基板の主表面上または主表面上に形成した凹部に確実に印刷され、印刷材料が受光面上にはみ出ることがないので、受光面への太陽光入射の阻害による出力低下を防止でき、低抵抗率で短絡のない電極を有する低コストの太陽電池となる。
また、本発明によれば、被印刷物上に、開口窓を設けたスクリーン版が設置され、該スクリーン版上にペースト状の印刷材料が載せられた後、前記ペースト状の印刷材料に接触させて加圧しながら平行移動機構により平行移動することによって前記開口窓を通じて前記ペースト状の印刷材料を前記被印刷物に塗布するスキージであって、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなり、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うものであることを特徴とするスキージが提供される(請求項7)。
このように、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるスキージであれば、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うことができるため、1回の印刷動作で複数のスキージゴムの先端がそれぞれペースト状の印刷材料の吐出量不足を補い合い、十分な量の印刷材料がスクリーン版の開口窓より吐出され、印刷材料の被印刷物への塗布が確実に行われ、凹部への充填不足が発生することなく、印刷のカスレを防止することができる。また、このように十分な吐出量が得られるため、印圧を下げることができ、印刷材料のはみ出し幅を最少に抑えることで印刷のにじみを低減でき、印刷材料の浪費を防いで生産材料費を低減することができる。さらに、先端を複数に分割したそれぞれのスキージゴム同士の間隔が狭いため、スキージゴムの間でスクリーン版が浮き上がり難く、スクリーン版と被印刷物との密着性が向上するため、印刷のにじみが低減される。また、本発明のスキージは、構造が一体であるため、スキージを平行移動機構に連結する場所が一箇所で良く、従来のスクリーン印刷機に簡単に取り付けることができる。
このとき、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いことが好ましい(請求項8)。
このように、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いスキージとすることにより、スキージのスクリーン版への接触角を90度より小さくして用いた場合にも、先端を複数に分割したスキージゴムのそれぞれをスクリーン版に確実に接触させることができる。
また、前記先端が移動方向に沿って前後に複数に分割されたスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものであることが好ましい(請求項9)。
本発明のスキージを用いる場合、スキージゴムの厚みが薄くなり、ゴムの変形量が大きくなる傾向があり、それを補うために硬度の高いスキージゴムを使用するのが好ましいため、被印刷物表面のうねりに対するスキージゴムの追従性が低下する可能性がある。そこで、スキージとして、先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものを用いることで、被印刷物表面のうねりに対するスキージゴムの追従性を向上させることができ、印刷の精度や確実性を高めることができる。
さらに、前記少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムは、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものであることが好ましい(請求項10)。
このように、本発明のスキージに用いるスキージゴムは、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものとすることにより、低コストで容易にスキージを構成することができる。
また、本発明によれば、少なくとも、開口窓を設けたスクリーン版と、該スクリーン版上で平行移動することによってペースト状の印刷材料を前記開口窓を通じて被印刷物に塗布するスキージと、該スキージを平行移動させる平行移動機構とを備えたスクリーン印刷装置であって、前記スキージは、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものであり、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うものであることを特徴とするスクリーン印刷装置が提供される(請求項11)。
このように、少なくとも前記スクリーン版と前記スキージと前記平行移動機構とを備えたスクリーン印刷装置におけるスキージとして、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものを用いることで、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うことができるため、1回の印刷動作で複数のスキージゴムの先端がそれぞれペースト状の印刷材料の吐出量不足を補い合うため、十分な量の印刷材料がスクリーン版の開口窓より吐出され、印刷材料の被印刷物への塗布が確実に行われ、凹部への充填不足が発生することなく、印刷のカスレを防止することができる。また、このように十分な吐出量が得られるため、印圧を下げることができ、印刷材料のはみ出し幅を最少に抑えることで印刷のにじみを低減でき、印刷材料の浪費を防いで生産材料費を低減することができる。さらに、先端を複数に分割したそれぞれのスキージゴム同士の間隔が狭いため、スキージゴムの間でスクリーン版が浮き上がり難く、スクリーン版と被印刷物との密着性が向上するため、印刷のにじみが低減される。また、スキージの構造が一体であり、スキージを平行移動機構に連結する場所が一箇所だけで良いので、印刷機の構造が単純になり、スキージのみ取り替えれば、通常のスクリーン印刷装置を用いることができる。従って、従来行っていた複数のスキージを用いる場合のように、構造が複雑でなく、また個々のスキージの独立した調整が不要になるため、低コストで高い生産性が得られる。
このとき、前記スキージは、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いものであることが好ましい(請求項12)。
このように、前記スキージは、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いスキージとすることにより、スキージのスクリーン版への接触角を90度より小さくして用いた場合にも、先端を複数に分割したスキージゴムのそれぞれをスクリーン版に確実に接触させることができる。
また、前記スキージは、前記先端が移動方向に沿って前後に複数に分割されたスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものであることが好ましい(請求項13)。
本発明のスクリーン印刷装置を用いる場合、スキージゴムの厚みが薄くなり、ゴムの変形量が大きくなる傾向があり、それを補うために硬度の高いスキージゴムを使用するのが好ましいため、被印刷物表面のうねりに対するスキージゴムの追従性が低下する可能性がある。そこで、前記スキージは、先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムが、更に少なくとも先端が移動方向に対して左右に複数に分割されたものを用いることで、被印刷物表面のうねりに対するスキージゴムの追従性を向上させることができ、印刷の精度や確実性を高めることができる。
さらに、前記少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムは、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものであることが好ましい(請求項14)。
このように、本発明のスキージに用いるスキージゴムを、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものとすることにより、低コストで容易に本発明のスキージを構成することができる。
先端が複数に分割されたスキージゴムと一つのスキージ冶具からなるスキージを用いる本発明により、凹部の充填不足やはみ出しが防止され、印刷のカスレやにじみを防ぎ、印刷材料の浪費もなく、印刷機の構造を簡素化することができ、高生産性で簡略かつ低コストで、被印刷面上に形成された溝や穴等の凹部等に印刷材料を高精度で均一に塗布することが可能となった。
従来のスクリーン印刷では、印刷材料の充填不足や、はみ出しを少なくしてかすれやにじみのない印刷パターンを形成するため、スキージを2本取り付け、それぞれを独立に調整する必要があったため、印刷機の構造が複雑となる等、コスト増や処理能力の低下が大きかった。
そこで、本発明者らは、鋭意研究を行い、被印刷物上に、開口窓を設けたスクリーン版を設置し、該スクリーン版上にペースト状の印刷材料を載せた後、スキージを前記ペースト状の印刷材料に接触させて加圧しながら平行移動機構によって平行移動させることにより、前記スクリーン版の開口窓を通じて前記被印刷物に前記ペースト状の印刷材料を塗布するスクリーン印刷方法であって、前記スキージとして、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものを用い、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うことを特徴とするスクリーン印刷方法を見出した。
これにより、1回の印刷動作で複数のスキージゴムの先端がそれぞれペースト状の印刷材料の吐出量不足を補い合うため、十分な量の印刷材料がスクリーン版の開口窓より吐出され、印刷材料の被印刷物への塗布が確実に行われ、印刷のカスレを防止することができる。また、このように十分な吐出量が得られるため、印圧を下げることができ、印刷材料のはみ出し幅を最少に抑えることができ、印刷材料の浪費を防いで生産材料費を低減することができる。さらに、先端を複数に分割したそれぞれのスキージゴム同士の間隔が狭いため、スキージゴムの間でスクリーン版が浮き上がり難く、スクリーン版と被印刷物との密着性が向上するため、印刷のにじみが低減される。また、スキージの構造が一体であり、スキージを平行移動機構に連結する場所は一箇所だけで良いので、印刷機の構造が単純になり、従来行っていた複数のスキージに対する独立した調整が不要になるため、低コストで高い生産性が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明のスクリーン印刷装置は、たとえば図7に概略断面図を示すように、少なくとも、開口窓12を設けたスクリーン版3と、該スクリーン版3上で平行移動することによってペースト状の印刷材料4を前記開口窓12を通じて被印刷物1に塗布するスキージ11と、該スキージ11を平行移動させる平行移動機構10とを備えたスクリーン印刷装置18であって、前記スキージ11は、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴム5と、前記分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構10に連結する一つのスキージ冶具6とからなるものであり、前記スキージゴム5の分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料4に接触させながら、前記平行移動機構10によって平行移動させることにより被印刷物1に印刷を行うものである。
図2は、本発明のスクリーン印刷方法を説明する概略断面図である。
本発明は、被印刷物1上に、開口窓12を設けたスクリーン版3を設置し、該スクリーン版3上にペースト状の印刷材料4を載せた後、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴム5と、これを固定して平行移動機構10に連結する一つのスキージ冶具6とからなるスキージ11を、スキージゴム5の分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料4に接触させて加圧しながら平行移動機構10によって平行移動させることにより、前記スクリーン版3の開口窓12を通じて前記被印刷物1の凹部2に印刷材料4を塗布し、被印刷物1に印刷を行う。以下、本発明の方法を順次説明する。
まず、被印刷物1として、例えばシリコン単結晶ウェーハが用いられ、その場合のウェハの形状、物性など特に限定されない。また、本発明の被印刷物1としては、シリコン単結晶ウェーハ以外の素材のものへの適用も可能であり、複雑なパターンの印刷を要するプリント基板等であってもよい。
次に、被印刷物1の表面に、研削加工等により、溝や穴等の凹部2を設ける。加工法として研削加工を用いた場合は、凹部2は溝形状となる。被印刷物1としてシリコン単結晶ウェーハを研削加工した場合には、ウェーハ内に生じたダメージを、エッチングによって取り除いても良い。
そして、このような被印刷物1を図7のようにチャックテーブル13に固定し、被印刷物1の印刷材料4を塗布する凹部2と対応する場所に開口窓12があるスクリーン版3を被印刷物1上に設置する。この時、スクリーン版3と被印刷物1との距離を均一にする。そして、スクリーン版3の上にペースト状の印刷材料4を塗布し、スクリーン版3の開口窓12に印刷材料4を充填する。
ここで、例えばペースト状の印刷材料4として、太陽電池の作製等のために、導電性の印刷材料を使用することができる。
スキージ11は、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴム5と、前記先端を分割したスキージゴム5を固定して平行移動機構10に連結する一つのスキージ冶具6とからなるものとする。これにより、低コストで高生産性のスクリーン印刷が実現できる。
スキージ11は、図7のようにスクリーン版3上で、印圧や移動速度を制御しながら、ガイドレール17上を移動する平行移動機構10によって平行移動させるものとするのが好ましい。平行移動機構10には、ガイドレール17上に直接固定したスキージ冶具6の連結部を通じて、移動速度を制御する手段を設けるのが好ましく、さらに、スキージ冶具6または平行移動機構10には、スキージ11が印刷材料4を介してスクリーン版3を押す圧力を調節するための印刷圧力調整用アクチュエータを設けることが好ましい。この場合、アクチュエータをアクチュエータ制御回路等に接続して、圧縮空気や電力によってスキージ11を上下させ、スキージ11がスクリーン版3を押す圧力を調節することができる。
ガイドレール17は、例えば図7のように、スクリーン版3の版枠14にガイドレール高さ調整用アクチュエータ15を備えた支柱16を取り付け、その上部に設置することができる。この場合、スキージ11はスキージ冶具6で平行移動機構10と固定でき、このスキージ冶具6はガイドレール17によりスクリーン版3に対して平行に滑走可能となる。スキージ11のスクリーン版3に対する高さはガイドレール高さ調整用アクチュエータ15を用いてガイドレール17の高さを調整することによって制御することが好ましい。
先端を複数に分割したスキージゴム5として、図4のような1枚のスキージゴム片の先端に切れ込みを入れて分割した分割型スキージゴム8、または、図3のようなそれぞれ独立した複数のスキージゴム片(例えば、硬度が70度である)を積層した積層型スキージゴム7を用いる。積層型スキージゴム7の場合、それぞれ硬度の異なるゴムを積層しても良く、ゴムの積層枚数も2枚以上であれば何枚でも構わないが、取り扱い易さから100枚以下で1枚の厚さは0.1〜10mmのものが好適である。
また、スキージゴム5は、先端を複数に分割したスキージゴムのそれぞれがスクリーン版3に接触するように、移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いものであることが好ましい。これにより、スキージ11のスクリーン版3への接触角を90度より小さくした場合にも、先端を複数に分割したスキージゴム5のそれぞれをスクリーン版3に確実に接触させることができる。この場合、先端を2つ以上に分割したものを用いる場合(図では3つ)、後方のものほど長くするのが好ましい。
さらに、図5のように、先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴム5が、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものを用いることが好ましい。
本発明のスクリーン印刷方法を用いる場合、スキージゴム5の厚みが薄くなり、ゴムの変形量が大きくなる傾向があり、それを補うために硬度の高いスキージゴムを使用するのが好ましいため、被印刷物1表面のうねりに対するスキージゴム5の追従性が低下することがある。そこで、スキージ11として、先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴム5が、更に少なくとも先端が移動方向に対して左右に複数に分割された図5のようなスキージ11Aを用いることで、被印刷物1表面のうねりに対するスキージゴム5の追従性を向上させることができ、印刷の精度や確実性を高めることができる。この場合、スキージゴム5の前後では左右の切れ込み位置を変えることが好ましい(たとえば、ちどり状の配置)。これにより、確実に印刷ができるものとなる。
スキージ冶具6は、少なくとも先端を分割したスキージゴム5を固定して平行移動機構10に連結する一つのものとする。これにより、従来のスクリーン印刷機に本発明のスキージを取り付けるだけで、本発明を実施できる。また、スキージを2本取り付ける場合にくらべて、それぞれを独立に調整する必要がなくなり、処理能力の負担が大きく軽減される。
スキージ冶具6は、分割型スキージゴム8の場合は、スキージゴム5そのものが一体構造であるため、それを固定するとともに、平行移動機構10に結びつける構造とすることができ、積層型スキージゴム7の場合は、図3のように積層したゴムを挟み込んで固定するとともに、平行移動機構10に結びつける構造とする。
本発明のスクリーン印刷方法は、図2のように先端を分割したスキージゴム5の1枚目は印刷材料4を拭いきれないように低印圧で行って、その2枚目も印刷材料4をスクリーン版3の開口窓12に押し込む動作をし、3枚目も同様の動作をする。そのため、図2のように、スクリーン版3の上には印刷材料4が薄く延ばされた状態となり、各スキージゴム5の先端での印刷動作が行われる。
高印圧でスクリーン印刷を行った場合、図1のように1つのスキージゴムによって、印刷材料4をほとんど版の上から拭い取ってしまうため、被印刷物上の凹部2から印刷材料4がはみ出してしまうことが多い。これを防止するために印圧を下げると充填不足が生じる。一方、本発明では、先端が分割されているので印圧を下げても2枚目、3枚目のスキージで印刷動作ができるので充填不足が生じることもない。
図2のように本発明のスクリーン印刷方法を行うとき、スキージ角度が5〜85°、スキージ幅100mmあたりの印圧が10〜250N、スキージ移動速度が10〜500mm/secの条件で印刷すれば、ウェーハ上の凹部2に印刷材料4が確実に充填され、かつ印刷材料4が凹部2からはみ出すことのない印刷を行うことができる。
次に、先端を分割したスキージゴム5をスクリーン版3に平行に移動させ印刷を行う。
印刷動作時には、先端を分割したスキージゴム5のそれぞれがスクリーン版3に摺動する。
これによって、先端を分割したスキージゴム5のそれぞれの先端部が印刷動作を行うこととなる。その結果、先端を分割したそれぞれのスキージゴム5によって印刷材料4がスクリーン版3の開口窓12を通して凹部2に押し込まれ充填される。
このような本発明のスクリーン印刷方法により、1回の印刷動作で複数のスキージゴム5の先端がそれぞれペースト状の印刷材料4の吐出量不足を補い合うため、十分な量の印刷材料4がスクリーン版3の開口窓12より吐出され、印刷材料4の被印刷物1への塗布が確実に行われ、印刷のカスレを防止することができる。
また、このように十分な吐出量が得られるため、印圧を下げることができ、印刷材料4のはみ出し幅を最少に抑えることができて、印刷材料4の浪費を防いで生産材料費を低減することができる。さらに、先端を複数に分割したそれぞれのスキージゴム5同士の間隔が狭いため、スキージゴム5の間でスクリーン版3が浮き上がり難く、スクリーン版3と被印刷物1との密着性が向上するため、印刷のにじみが低減される。
これにより、本発明のスクリーン印刷方法により製造されたスクリーン印刷物は、安価で被印刷物面内で印刷材料が均一に印刷された高品質なものとなる。また、本発明により、基板上に形成された凹部にスクリーン印刷で電極が形成された太陽電池は、半導体基板の主表面上に形成した凹部に確実に充填印刷され、印刷材料が凹部から溢れて受光面上にはみ出ることがないので、受光面への太陽光入射の阻害による出力低下を防止でき、低抵抗率で短絡のない電極を有する低コストなものとなる。
さらに、本発明のスキージは、1つであり、スキージ11を平行移動機構10に連結する場所は一箇所だけで良いので、これを用いた本発明のスクリーン印刷装置は、構造が単純になり、従来行っていた複数のスキージに対する独立した調整が不要になるため、高生産性で簡略かつ低コストなものとなり、高い実用性が期待できる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例、比較例)
まず、被印刷物1として用いる厚さ300μm、直径125mmのシリコン単結晶ウェーハ50枚に、研削加工により幅90μm、深さ60μmの溝状の凹部2を形成した。このシリコン単結晶ウェーハを、水酸化カリウム水溶液でエッチングし、研削加工で発生したダメージを除去した。
まず、被印刷物1として1枚のシリコン単結晶ウェーハを、スクリーン印刷装置のチャックテーブル13上に載置して固定し、その上にウェーハの凹部2に対応した位置に幅90μmの開口窓12を持つスクリーン版3を設置した。このときのウェーハの表面とスクリーン版3との間隔は1mm程度である。
そして、使用するスキージ11は、スキージゴム5が、硬度70度、厚さ7mm、幅150mmのゴムを3枚積層し、1つのスキージ冶具6に装着し、前記ゴムが3枚積層したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短くなるようにし、移動方向に沿って前後にゴムが3枚積層したスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に数箇所分割された図5のようなスキージ11Aとした。
次に、スクリーン版3上に粘度100Pa・sの導電性のペースト状印刷材料4を供給し、平行移動機構10をスクリーン版3上で平行移動させて開口窓12に導電性のペースト状印刷材料4を充填した。
そして、スキージ11Aを平行移動機構10によって平行移動させて、ウェーハである被印刷物1上の凹部2に導電性のペースト状印刷材料4を塗布した。なお、印刷条件は、スキージ幅100mmあたりの版を押す力を150N、スキージ移動速度を200mm/secとした。
実施例と同様のシリコン単結晶ウェーハ50枚と導電性のペースト状印刷材料4を準備し、比較例として図6のような厚さ21mm、幅150mmの1枚の従来型スキージゴム9を用いたスキージ11Bによる印刷を行った。印刷条件は、スキージ幅100mmあたりの版を押す力を250N、スキージ移動速度を200mm/secとした。
実施例および比較例のシリコン単結晶ウェーハについて、ウェーハ表面における導電性のペースト状印刷材料4の印刷幅を測定した。得られた印刷幅の平均値を表1に示す。
Figure 2006247990
実施例の導電性のペースト状印刷材料4の印刷幅は、凹部の幅90μmに対して101μmに留まるに対して、比較例の印刷幅は、凹部の幅90μmに対して127μmとなった。このように、実施例の導電性のペースト状印刷材料4の印刷幅は、比較例の印刷幅に比べて約20%狭くなり、印刷材料4のはみ出し幅を抑えることで印刷のにじみを低減できることが明らかになった。
また、比較例と同じスキージ11Bを用いて、印刷条件を実施例と同じスキージ幅100mmあたりの版を押す力を150N、スキージ移動速度を200mm/sとした場合、印刷のカスレが生じる不具合が発生したが、上記の本発明の実施例ではカスレは全く発生しなかった。
以上のように、本発明により、印刷のカスレやにじみを防ぎ、印刷材料の浪費もなく、印刷機の構造を簡素化することができ、高生産性で簡略かつ低コストで、被印刷面上に形成された溝や穴等の凹部等に印刷材料を高精度で均一に塗布することが可能となった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、被印刷物1の表面形状は、平面形状でもよく、平坦な被印刷物上にインクなどを塗布するスクリーン印刷であってもよい。
従来のスクリーン印刷方法を説明する概略断面図である。 本発明のスクリーン印刷方法を説明する概略断面図である。 移動方向に複数のスキージゴム片が積層された積層型のスキージゴムを用いた本発明のスキージの一例の概略断面図である。 移動方向に1枚のスキージゴム片の先端が分割された分割型のスキージゴムを用いた本発明のスキージの一例の概略断面図である。 先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割された本発明のスキージの一例の概略断面図である。 比較例で用いた従来型のスキージゴムを用いた従来のスキージの一例の概略断面図である。 本発明のスクリーン印刷装置の一例の概略断面図である。
符号の説明
1…被印刷物、 2…凹部、 3…スクリーン版、 4…印刷材料、
5…スキージゴム、 6…スキージ治具、 7…積層型スキージゴム、
8…分割型スキージゴム、 9…従来型スキージゴム、 10…平行移動機構、
11、11A、11B…スキージ、 12…開口窓、 13…チャックテーブル、
14…版枠、 15…ガイドレール高さ調整用アクチュエータ、 16…支柱、
17…ガイドレール、 18…スクリーン印刷装置。

Claims (14)

  1. 被印刷物上に、開口窓を設けたスクリーン版を設置し、該スクリーン版上にペースト状の印刷材料を載せた後、スキージを前記ペースト状の印刷材料に接触させて加圧しながら平行移動機構によって平行移動させることにより、前記スクリーン版の開口窓を通じて前記被印刷物に前記ペースト状の印刷材料を塗布するスクリーン印刷方法であって、前記スキージとして、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものを用い、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うことを特徴とするスクリーン印刷方法。
  2. 前記スキージとして、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いものを用いて、被印刷物に印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷方法。
  3. 前記スキージとして、前記先端が移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものを用いて、被印刷物に印刷を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクリーン印刷方法。
  4. 前記少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムとして、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものを用いて、被印刷物に印刷を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスクリーン印刷方法により製造されたものであることを特徴とするスクリーン印刷物。
  6. 請求項5に記載の印刷物であって、表面が平坦な基板上または基板上に形成された凹部にスクリーン印刷で電極が形成されたものであることを特徴とする太陽電池。
  7. 被印刷物上に、開口窓を設けたスクリーン版が設置され、該スクリーン版上にペースト状の印刷材料が載せられた後、前記ペースト状の印刷材料に接触させて加圧しながら平行移動機構により平行移動することによって前記開口窓を通じて前記ペースト状の印刷材料を前記被印刷物に塗布するスキージであって、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記先端を分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなり、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うものであることを特徴とするスキージ。
  8. 前記先端を複数に分割したスキージゴムうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いことを特徴とする請求項7に記載のスキージ。
  9. 前記先端が移動方向に沿って前後に複数に分割されたスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のスキージ。
  10. 前記少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムは、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものであることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載のスキージ。
  11. 少なくとも、開口窓を設けたスクリーン版と、該スクリーン版上で平行移動することによってペースト状の印刷材料を前記開口窓を通じて被印刷物に塗布するスキージと、該スキージを平行移動させる平行移動機構とを備えたスクリーン印刷装置であって、前記スキージは、少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムと、前記分割したスキージゴムを固定して前記平行移動機構に連結する一つのスキージ冶具とからなるものであり、前記スキージゴムの分割した複数の先端を前記ペースト状の印刷材料に接触させながら、前記平行移動機構によって平行移動させることにより被印刷物に印刷を行うものであることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  12. 前記スキージは、前記先端を複数に分割したスキージゴムのうち、前記移動方向に沿って前方に位置するものが後方に位置するものよりも短いものであることを特徴とする請求項11に記載のスクリーン印刷装置。
  13. 前記スキージは、前記先端が移動方向に沿って前後に複数に分割されたスキージゴムが、更に少なくとも先端が前記移動方向に対して左右に複数に分割されたものであることを特徴とする請求項11または請求項12に記載のスクリーン印刷装置。
  14. 前記少なくとも先端を移動方向に沿って前後に複数に分割したスキージゴムは、1枚のスキージゴム片の先端を分割、または複数のスキージゴム片を積層したものであることを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載のスクリーン印刷装置。
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