JP2006247146A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】長毛やくせ毛を効率的に切断することができる電気かみそりを提供する。
【解決手段】断面逆U字状に形成された固定外刃15と、該固定外刃15内で左右方向に往復駆動される可動内刃16とを備え、固定外刃15の前後壁70・71の上端には、所定の間隔を置いて複数本の支持脚72が上方に向かって突設状に形成されており、該支持脚72を介して前後壁70・71と上壁73とは連結されている。隣り合う支持脚72の間には、上壁73の前後縁のそれぞれから前後方向に向かって片持ち状に張り出し形成された複数本の歯76a・76bで構成される櫛歯体77が設けられており、隣り合う支持脚72の間には、前記歯で捕捉された髭を可動内刃16の切断領域に引き入れるための開口78が開設されている。そして、支持脚72に隣接する一つ又は全ての歯76aの先端部又は全部分が、該支持脚72の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、上壁と左右横長の前後壁とを含んで断面逆U字状に形成された固定外刃と、該固定外刃内で左右方向に往復駆動される可動内刃とを備える電気かみそりに関する。
本発明に係る電気かみそりでは、可動内刃の切断領域内へ長毛やくせ毛を確実に引き入れることを目的として、固定外刃の上壁の前後縁のそれぞれから、多数本の歯を前後方向に向かって片持ち状に延出するが、このように上壁に多数本の歯を備える固定内刃の形態は、特許文献1に記載されていて公知である。そこでは、上壁の前後縁から、多数本の直線状の歯を、前後の水平方向に向かって延出してある。
かかる特許文献1の固定外刃の形態を、図13を使って詳しく説明する。この図13は、特許文献1の図13に係る固定外刃の平面図である。そこでの固定外刃100は、左右横長の前後壁101・102と、左右方向に走る上壁103とからなり、これら前後壁101・102と上壁103とは、前後壁101・102の上端部から所定間隔を置いて上方に向かって突設された支持脚104を介して連結されている。上壁103の前後縁には、支持脚104の形成箇所を避けて、前後の外方向に向かって片持ち状に張り出し形成された4本の歯105で構成される櫛歯体106が設けられている。隣り合う支持脚104の間には、前記歯105で捕捉された長毛やくせ毛を可動内刃の切断領域に引き入れるための開口107が開設されている。
特表平8−508434号公報(図1ないし図6参照)
このように固定外刃100の上端壁103の前後縁に、前後の水平方向に伸びる複数本の歯105で構成される櫛歯体106を設けてあると、当該櫛歯体106で長毛やくせ毛を捕捉し、それらを開口107を介して可動内刃の切断領域に引き入れることができるので、網状やスリット状の固定外刃の形態に比べて長毛やくせ毛を確実に切断できる。また、固定外刃100が皮膚面を移動するとき、各歯105は皮膚に対して平坦に載っている毛だけでなく、もつれるように皮膚から伸びている毛を捕捉して可動内刃の切断領域に引き入れるため、この点においても長毛やくせ毛を確実に切断できる。加えて、支持脚104の形成箇所を避けて、複数本(図示例では4本)の歯105が連続して形成されていると、特許文献1の図3および図4のように支持脚104と歯105とが交互に並設された形態に比べて、開口107の寸法を可及的に大きく採ることができるため、長毛等を可動内刃の切断領域内へスムーズに引き入れて切断できる点で優れている。
しかし、特許文献1のように、各歯105が直線状であって水平方向にまっすぐに伸びる形態では、該歯105で捕捉された長毛やくせ毛に指向性を与えることができず、該長毛等が支持脚104に当たる機会が多くなるため、それらを可動内刃の切断領域内に効率的に引き入れることができない。つまり、支持脚104に隣接する歯105で捕捉された長毛等が、開口107に向かった場合には、これを可動内刃で良好に切断できるものの、長毛等が支持脚104の方向に向かった場合には、該支持脚104により長毛等の可動内刃の切断領域内への侵入が阻害されるために、これらを切断することができない。また、支持脚104のように折り曲げ形成された箇所は、所望の平面度が得られ難く切刃としての機能は小さい。このため、当該支持脚104に長毛等が向かいやすい特許文献1の形態では、長毛等を効率的に切断することができない点にも不利がある。
尤も、支持脚104の間隔寸法を大きくした場合には、実質的に開口107の開口寸法を大きく採ることができるため、先に述べたような支持脚104に長毛等が当たることに起因する切断不良の発生を効果的に抑えることができる。しかしこの場合には、支持脚104の間隔寸法が大きくしたことにより前後壁101・102と上壁103との連結構造が脆弱となり、固定外刃100が変形しやすくなることが避けられない。最悪の場合には、固定外刃15が破損するおそれもある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、櫛歯体を構成する歯により捕捉された長毛やくせ毛が支持脚に当たることによって、可動内刃の切断領域への侵入が阻害される不具合を確実に防ぐことができ、したがって長毛やくせ毛を効率的に切断することができ、しかも支持脚の間隔寸法を大きく採る必要がなく、したがって固定外刃の変形や破損のおそれのない信頼性に優れた電気かみそりを提供することにある。
本発明は、図1ないし図12に示すごとく、上壁73と左右横長の前後壁70・71とを含んで断面逆U字状に形成された固定外刃15と、該固定外刃15内で左右方向に往復駆動される可動内刃16とを備える電気かみそりである。図1、図7、図9、図10および図11に示すごとく、固定外刃15の前後壁70・71の上端には、所定の間隔を置いて複数本の支持脚72が上方に向かって突設状に形成されており、該支持脚72を介して前後壁70・71と上壁73とは連結されている。隣り合う支持脚72の間には、上壁73の前後縁のそれぞれから前後方向に向かって片持ち状に張り出し形成された複数本の歯76a・76bで構成される櫛歯体77が設けられており、隣り合う支持脚72の間には、前記歯76a・76bで捕捉された髭を可動内刃16の切断領域に引き入れるための開口78が開設されている。そして本発明は、支持脚72に隣接する一つ又は全ての歯76aの先端部又は全部分が、該支持脚72の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げられていることに特徴を有する。
図1、図7および図11には、支持脚72に隣接する全ての歯76aの先端部が曲げられた形態を示し、図9には、支持脚72に隣接する全ての歯76aの全部分が曲げられた形態を示している。図10には、支持脚72に隣接する一部の歯76aの先端部が曲げられた形態を示している。尤も、図9と図10とを組み合わせたような形態、すなわち支持脚72に隣接する一部の歯76aの全部分が曲げられた形態であってもよい。なお、「歯76aの全部分が曲げられた」とは、図9に示すように、上壁73からの突出基端である歯76aの根元から、該歯76aを支持脚72の形成方向に向かわせていることを意味する。
図1、図7、図9および図11に示すように、櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76aが、互いの先端部における左右方向の対向間隔寸法が上壁73から前後方向に離れるに従って大きくなるような拡開状に形成された形態を採ることができる。
図1、図7および図9に示すように、櫛歯体77は、3本以上の歯76a・76bで構成されており、その左右方向の両端部に係る歯76a・76aが、互いの先端部における対向間隔寸法が上壁73から離れるに従って大きくなるような拡開状に形成されており、櫛歯体77の左右方向の中央部に位置する歯76bの上壁73からの張り出し寸法が、両端部に係る歯76aのそれよりも小さく設定された形態を採ることができる。
図1、図7、図9および図10に示すごとく、上壁73の前縁側に形成される歯76a・76bと、上壁73の後縁側に形成される歯76a・76bとが、左右方向に位置ずれした状態で配置された形態を採ることができる。
図1に示すごとく、開口78の下端部が、毛屑排出用の開口として下凹み湾曲状に形成された形態を採ることができる。
図7に示すごとく、支持脚72の左右方向の幅寸法(t1)を、各歯76a・76bの左右方向の幅寸法(t2)よりも大きく設定することが望ましい。
固定外刃15が、図8に示すようなエッチング法により形成されたシート状の外刃ブランク80に対して、上壁73と支持脚72との連結部に塑性変形を施すことにより逆U字状に形成したものとすることができる。
隣り合う支持脚72の間に、上壁73の前後縁のそれぞれから前後方向に向かって片持ち状に張り出し形成された複数本の歯76a・76bで構成される櫛歯体77を設けてあると、該櫛歯体77で長毛やくせ毛を捕捉し、それらを開口78を介して可動内刃16の切断領域に引き入れることができるので、網状やスリット状の外刃形態に比べて長毛やくせ毛を確実に切断できる。また、固定外刃15が皮膚面を移動するとき、櫛歯体77を構成する歯76a・76bは皮膚に対して平坦に載っている毛だけでなく、もつれるように皮膚から伸びている毛を捕捉して可動内刃15の切断領域に引き入れるため、この点においても長毛やくせ毛を確実に切断することができる。加えて、支持脚72の形成箇所を避けて、複数本(図示例では2本或いは3本)の歯76a・76bが連続して形成されていると、特許文献1の図3、図4のように支持脚と歯とを交互に並設された形態に比べて、開口78の寸法を可及的に大きく採ることができるため、長毛等を可動内刃16の切断領域内へスムーズに引き入れることができる。
そのうえで、図1、図7、図9、図10および図11に示すごとく、支持脚72に隣接する一つ又は全ての歯76aの先端部又は全部分が、該支持脚72の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げられていると、特許文献1のように各歯105(図13参照)を水平方向に伸びる直線の形態とした場合に比べて、これら歯76a・76aの先端部の対向間隔寸法で規定される櫛歯体77の長毛やくせ毛の捕捉領域(S1:図7および図10参照)を大きくすることができるので、長毛等が支持脚72に当たる確率を可及的に小さくでき、したがって、捕捉された長毛等を櫛歯体77の下部に設けられた開口78を介して可動内刃16の切断領域内に効率的に引き入れて切断することができる。つまり、左右両端部に係る歯76aを支持脚72の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げた分だけ、櫛歯体77の長毛等の捕捉領域(S1)を大きくできるとともに、支持脚72に至る領域(S2)を小さくできるので、長毛等が支持脚72に当たることにより可動内刃16の切断領域内への侵入が阻害されることに起因する切断不良の発生を効果的に防ぐことができる。
また、左右両端部に係る歯76aを支持脚72の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げてあると、電気かみそりを左右方向に動かしたときに、歯76aの先端に捕捉された長毛等を、その対向内面に沿って捕捉領域S1の側に引き込むことができる。つまり、捕捉された長毛等に捕捉領域S1に向かわせる指向性を与えることができる。したがって、この点においても長毛等を効率的に切断することができる。
加えて、上記のように櫛歯体77で捕捉された長毛等を開口78に確実に向かわせることができるようにしてあると、開口78の左右方向の開口寸法は可及的に小さなもので足りる。換言すれば、開口78の左右方向の開口寸法を大きくすることを目的として、支持脚72の間隔寸法を大きく採る必要がなくなる。したがって、前後壁70・71と上壁73とが、多くの支持脚72により強固に連結された、強度に優れた固定外刃15を得ることができ、固定外刃15の変形や破損を効果的に阻止でき、電気かみそりの信頼性向上に貢献できる。
上記のような作用効果は、特に、図1、図7、図9および図11に示すように、櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76a・76aを、互いの先端部における左右方向の対向間隔寸法が上壁から前後方向に離れるに従って大きくなるような拡開状に形成したときに良好に発揮される。つまり、櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76a・76aを拡開状に形成したほうが、図10に示すように一部の歯76aを曲げた場合よりも、櫛歯体77の長毛等の捕捉領域(S1)を大きく採ることができるので、長毛等が支持脚72に当たることにより可動内刃16の切断領域内への侵入が阻害されることに起因する切断不良の発生を効果的に抑えることができる。
櫛歯体77の左右方向の中央部に位置する歯76bの上壁73からの張り出し寸法を、両端部に係る歯76a・76aのそれよりも小さく設定してあると、両端部の歯76a・76aで捕捉された長毛等が中央部の歯76bに当たって、可動内刃16の切断領域への侵入が阻害される不具合の発生を可及的に小さくすることができるので、より効率的に長毛等の切断作業を行うことができる。
特許文献1に係る図13のように、上壁103の前後縁のそれぞれに形成される歯105が、前後対照的に形成されていると、前後の支持脚104の形成領域が一致しているため、固定外刃100を前後方向に動かしたときに、当該支持脚104の形成領域に存する長毛等を捕捉することができず、切断作業を効率的に実行することができない。つまり、長毛等をカットできないカット不良部分が生じることが避けられない。その点、本発明のように、上壁73の前縁側に形成される歯76a・76bと、上壁73の後縁側に形成される歯76a・76bとが、左右方向に位置ずれした非対称状に配置されていると(図7等参照)、前後の支持脚72の形成領域が不一致となるため、カット不良となる部分は生じず、効率的に長毛等の切断作業を実行できる。
図1に示すように、開口78の下端部を下凹み湾曲状として、当該部分を毛屑排出用の開口としてあると、別途毛屑排出用の開口を設ける形態に比べて、電気かみそりの製造コストの上昇を抑えることができる。当該開口78の形状は、実質的に支持脚72の前後壁70・71からの突出基端をその左右方向の幅寸法が下方に行くに従って漸次幅広となる裾拡がり状とすることにより得られるものであるため、支持脚72の強度向上を図ることができ、したがって、支持脚72が折れ曲がったり変形したりすることを効果的に阻止できる。これにて、開口78を設けたことに伴う固定外刃15の強度低下を抑制できるので、固定外刃15の厚み寸法を増すことなく、その強度を必要かつ充分なものとすることができる。
支持脚72の幅寸法(t1)を櫛歯体77を構成する歯76a・76bの幅寸法よりも大きくしてあると、支持脚72の強度向上を図ることができ、したがって、支持脚72が折れ曲がったり変形したりすることを効果的に阻止できる。これにて、開口78を設けたことに伴う固定外刃15の強度低下を抑制できるので、固定外刃15の厚み寸法を増すことなく、その強度を必要かつ充分なものとすることができる。
固定外刃15が、図8に示すごとくエッチング法により形成されたシート状の外刃ブランク80に対して、上壁73と支持脚72との連結部に塑性変形を施すことにより逆U字状に形成したものとしてあると、上壁73と支持脚72と別体に成形して、両者を溶接固定する形態に比べて、部品点数の増加を抑えて、電気かみそりの製造コストの削減化に貢献できる。
(第1実施形態)
図1ないし図8は、本発明に係る電気かみそりの第1実施形態を示す。図2において電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1に組み付けられる作動ユニットとで構成する。本体ケース1の前面にはスイッチパネル2が設けられ、その上下にモーター起動用のスイッチノブ3と、運転状態を表示する表示灯5などが設けてある。図示していないが、本体ケース1の背面側には、きわぞり刃ユニットを設けてある。
作動ユニットは、下半側の電装品ユニットと、その上部に設けられるかみそりヘッドとからなる。電装品ユニットは、プラスチック成形された電装品ホルダーに、回路基板と、二次電池6と、モーター7などを組み付けて構成してある。回路基板には、先のスイッチノブ3で切り換え操作されるスイッチや制御回路を構成する電池部品、およびLEDなどが実装される。電装品ユニットは、本体ケース1内に収容されて密封される。
図3に示すように、かみそりヘッドには、前後一対のメイン刃9・9と、一対のメイン刃9・9の間に配置されるセンター刃10と、これらを駆動する駆動機構などを配置する。メイン刃9は、外刃ホルダー11で揺動支持される外刃カセット12・12と、これら外刃カセット12・12に内接して往復摺動する内刃ユニット13・13などで構成する。センター刃10は、固定外刃15、および固定外刃15内で左右方向に往復駆動される可動内刃16などで構成する。
図4に示すように外刃ホルダー11は、前後一対の外刃カセット12・12、およびセンター刃10を支持する上ケース17と、上ケース17を支持する下ケース19とで構成する。下ケース19は、上下面が開口する角枠状のプラスチック成形品からなり、かみそりヘッドのヘッドケース20に外嵌装着されて、ヘッドケース20の左右側端に組み込んだロック爪21で係合捕捉される。
そのために、下ケース19の左右側壁の内面前後に、ロック爪21と係合する係合凹部22を凹み形成している。ロック爪21はロック解除ボタン23と一体に形成してあり、図5に示す圧縮コイル形のばね24で先の凹部22と係合する向きに移動付勢されている。ロック解除ボタン23をばね24に抗して押し込み操作すると、ロック爪21が係合凹部22から抜け出るので、下ケース19をかみそりヘッドから取り外すことができる。下ケース19の左右側壁の内面には、上ケース18を係合捕捉するための係合突起25が前後一対ずつ形成され、上面開口に臨む左右側壁の前後中央に、上ケース17を前後に位置決めするガイドリブ26が形成してある。
上ケース17は上下面が開口する角枠状の主ケース体27と、主ケース体27の前後壁27aと平行に設けられて、その左右側壁27bの下部どうしを繋ぐ補強枠28とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。主ケース体27の左右側壁27bの外面には、先のガイドリブ26と係合する縦溝29が形成され、その下端前後に先の係合突起25と係合する係合凹部30が凹み形成してある。
前後の外刃カセット12は、それぞれ上ケース17で上下スライド自在に支持する。そのために、主ケース体27の前後壁27aの内面中央に左右一対のガイド壁32を突設し、主ケース体27の左右側壁27bの内面前後にガイド突起33を設けている。ガイド壁32の内面上部には、外刃カセット13の上方移動を規制する規制壁35が形成してある。前後のガイド突起33の間には、センター刃10を上下スライド自在に案内支持する溝34が形成してある。
外刃カセット12は、エッチング法、あるいは電鋳法で形成されるシート状の網刃からなる外刃36と、外刃36をアーチ形状に保形保持する外刃フレーム37とで構成する。外刃フレーム37は、前後壁37aとアーチ形状の左右側壁37bとを一体に形成したプラスチック成形品からなり、左右側壁37bに先のガイド突起33で案内支持される縦長のスライド溝38を貫通形成する。前後壁37aの一方には、先のガイド壁32で案内支持されるスライド突起39を前後向きに突出形成し、前後壁37aの他方に、後述する弾性体42と係合する係合溝40を貫通形成してなる。係合溝40は左右に長い長穴状に形成してあり、前後壁37aの左右寄りの2箇所に形成する。
上ケース17に装着した前後の外刃カセット12をそれぞれ浮動支持するため、補強枠28の前後面のそれぞれに左右一対の弾性体42を一体に形成している。図5に示すように、補強枠28の左右中央には、センター刃10の可動内刃16を駆動する駆動軸43用の通口45が上下貫通状に形成され、その左右両端の上面側にばね受座46が凹み形成してある。ばね受座46は、後述するセンター刃10用のばね55の下端を受け止めるために設けてある。
図4において内刃ユニット13は、スリット刃からなる内刃47と、内刃47を支持する内刃フレーム48とで構成する。内刃47は、エッチング法で形成してシート状の内刃ブランクをプレス成形して形成してあり、馬蹄形の断面形状を自己保持できる点が外刃36と異なっている。図3に示すように、内刃フレーム48の中央下部には、振動子49の駆動軸50に係合連結される受動ピース51が一体に設けてあり、駆動軸50と受動ピース51との間に介装した圧縮コイル形のばね52によって、内刃ユニット13の全体が上向きに押し上げ付勢されている。このばね52の張力は、先の弾性体42の弾性力より充分に大きく設定してある。したがって、内刃ユニット13の全体は、駆動軸50で上下動自在に、しかも左右傾動可能に支持してあるにもかかわらず、外刃36と常に密着できる。
振動子49は、モーター7の回転動力を往復動作に変換して駆動軸50を介して内刃ユニット13に伝え、同時に別途設けられた駆動軸43でセンター刃10の可動内刃16を往復駆動する。図3に示すように、これら二つの駆動軸50・43は、連結腕49aを介して連結されていて、振動子49の往復動作を受けて一体的に往復振動する。図4および図5に示すように、可動内刃16と補強枠28との間には、可動内刃16を押し上げ付勢する左右一対の圧縮コイル状のばね53が配置してある。なお、振動子49は、きわぞり刃のスライドノブを待機位置から押し上げ操作することにより、きわぞり刃ユニットにも往復動力を伝動することができるようになっている。
図3ないし図6に示すように、センター刃10は、断面逆U字状の固定外刃15と、固定外刃15の内面に配置される断面逆U字状の可動内刃16と、可動内刃16の中央下面を支持して、振動子49の駆動軸43に係合連結される連結片55と、固定外刃15の左右両端に溶着固定される取付ピース56等とからなり、一個のユニット部品として構成される。
可動内刃16は、プレス加工により打ち抜き形成した刃ブランクにエッチングを施してスリット57と切刃59とを形成したのち、刃ブランクを逆U字状に塑性変形させて形成する。得られた可動内刃16のせん断面には、逆U字状のスリット57と、スリット57の周縁に形成される切刃59とが交互に形成されており、その下面中央に連結片55を装着するための取付部60が一体に形成してある。
図6に示すように、連結片55は、可動内刃16の中央内面に差し込まれて、該可動内刃16の前後壁を受け止める左右横長の四角柱状の基部61と、振動子49の駆動軸50に係合する左右一対の弾性係合片62とを一体に形成したプラスチック成形品であり、基部61の両端下面に、ばね53に内嵌装着される左右一対のばね受座63が下向きに突設されている。
取付ピース56は、L字状の基部65の上面内隅に可動内刃16用のガイド片66を突設し、基部65の左右の外側端に弾性係合片67を一体に設けたプラスチック成形品からなる。基部65の左右の内側端の前後面と、L字のコーナー部の前後面のそれぞれには、合計4個の溶着ピン68が突設してある。そして、固定外刃15内に連結片55と一体化した可動内刃16を組み込んだうえで、固定外刃15の左右両端に取付ピース56の基部65を差し込み、先の溶着ピン68を固定外刃15の前後面に設けた溶着穴69に係合し、ピン68の先端を加熱して拡径変形することにより、取付ピース56を固定外刃15と一体化して、センター刃10をユニット部品としている。
図1および図6に示すように、固定外刃15は、左右横長の前後壁70・71と、前後壁70・71のそれぞれから所定間隔を置いて上方に向けて突設された複数本の支持脚72と、該支持脚72により連結された上壁73とを含む。前後壁70・71の下面両側のそれぞれには、取付ピース56を装着するための取付爪75が一体に形成してある。
図1および図7に示すように、隣り合う支持脚72の間には、長毛やくせ毛を捕捉して、それらを可動内刃16の切断領域に引き入れることを目的として、複数本の歯76a・76bで構成される櫛歯体77が上壁73と一体的に形成されている。櫛歯体77を構成する歯76a・76bは、上壁73の前後縁のそれぞれから前後方向に向かって片持ち状に張り出し形成されている。ここでは支持脚72に隣接する左右2本の歯76a・76aと、それらの間に設けられる1本の歯76bの計3本の歯で櫛歯体77を構成した。図3に示すように、各歯76a・76bは水平方向に対して角度θだけ僅かに斜め下方向に傾けて形成した。
隣り合う支持脚72の間には、下凹みのU字状の開口78が開設されている。この開口78は、第1に櫛歯体77で捕捉された長毛等を可動内刃16の切断領域に引き入れること、第2に髭屑を排出することを目的とする。すなわち、櫛歯体77を構成する歯76a・76bにより捕捉された長毛等は、開口78の上端部を通って可動内刃16の切断領域に引き込まれて切断される。また、開口78の下端縁は可動内刃16のスリット57の下端縁よりも下方に存しており、したがって、可動内刃16に付着の髭屑は、当該開口78の下端から上ケース17内に排出される。かかる開口78の下凹みのU字形状は、実質的に、支持脚72の前後壁70・71からの突出基端をその左右方向の幅寸法が下方に行くに従って漸次幅広となる裾拡がり状とすることにより得ることができる。
そのうえで本発明においては、支持脚72に隣接する歯76aの先端部が、対応する支持脚の形成方向に向かうように、左右の斜め方向に曲げられている点が着目される。ここでは、全ての櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76aを、互いの先端部における左右方向の対向間隔寸法が上壁73から前後方向に離れるに従って大きくなるような拡開状に形成した。各櫛歯体77の中央に位置する歯76bの張り出し寸法は、両端部に係る歯76aのそれよりも小さいものとした。
図7に示すように、上壁73の前後縁のそれぞれに形成される櫛歯体77は非対称状である。つまり、上壁73の前縁側に形成される歯76a・76bと、上壁73の後縁側に形成される歯76a・76bとは、左右方向に位置ずれした状態で配置されている。支持脚72の左右方向の幅(t1)寸法は、歯76a・76bのそれ(t2)よりも大きく設定した。
以上のような固定外刃15は、図8に示すごとく、焼入れ済みのステンレス板材からなる刃ブランク80にエッチングを施して、外周(アウトライン)、上壁73、開口78、支持脚72および櫛歯体77を形成したのち、刃ブランク80を支持脚72の中途部で塑性変形し、次いで各櫛歯体77を構成する歯76a・76bを図3に示すように斜め下方向に塑性変形させることにより形成される。得られた固定外刃15の上壁73には、支持脚72と櫛歯体77とが交互に形成されており、その下端に取付ピース56を装着するための取付爪75が一体に形成される。なお、図8において、左右方向に走る2本のラインは、支持脚72の折り曲げ位置を示している。
上記のような固定外刃15を備えるセンター刃10によれば、櫛歯体77で長毛やくせ毛を捕捉し、それらを開口78を介して可動内刃16の切断領域に引き入れることができるので、網状やスリット状の外刃形態に比べて長毛やくせ毛を確実に切断できる。また、固定外刃15が皮膚面を移動するとき、櫛歯体77を構成する歯76a・76bは皮膚に対して平坦に載っている毛だけでなく、もつれるように皮膚から伸びている毛を捕捉して可動内刃15の切断領域に引き入れるため、この点においても長毛やくせ毛を確実に切断することができる。加えて、支持脚72の形成箇所を避けて、複数本(図示例では3本)の歯76a・76bが連続して形成されていると、特許文献1の図3、図4のように支持脚と歯とを交互に並設された形態に比べて、開口78の寸法を可及的に大きく採ることができるため、長毛等を可動内刃16の切断領域内へスムーズに引き入れることができる。
そのうえで本実施形態に係る固定外刃15のように、櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76a・76aを、互いの先端部における左右方向の対向間隔寸法が上壁から前後方向に離れるに従って大きくなるような拡開状に形成してあると、特許文献1のように各歯を直線状とする形態に比べて、これら歯76a・76aの先端部の対向間隔寸法で規定される櫛歯体77の長毛やくせ毛の捕捉領域を大きく採ることができるので、長毛等が支持脚72に当たる確率を可及的に小さくでき、したがって捕捉された長毛等を櫛歯体77の下部に設けられた開口78を介して可動内刃16の切断領域内に効率的に引き入れて切断することができる。つまり、左右両端部に係る歯76a・76aを拡開状に形成した分だけ、櫛歯体77の長毛等の捕捉領域(S1:図7参照)を大きくできるとともに、支持脚72に至る領域(S2)を小さくできるので、長毛等が支持脚72に当たることにより可動内刃16の切断領域内への侵入が阻害されることに起因する切断不良の発生を効果的に抑えることができる。また、このように左右両端部に係る歯76a・76aを拡開状に形成してあると、電気かみそりを左右方向に動かしたときに、歯76a・76aの先端に捕捉された長毛等は、該先端の対向内面に沿って捕捉領域S1の側に引き込まれやすい。つまり、捕捉された長毛等に捕捉領域S1に向かうような指向性を与えることができ、したがってこの点においても長毛等を可動内刃16の切断領域内に効率的に引き入れて切断することができる。
櫛歯体77の左右方向の中央部に位置する歯76bの上壁73からの張り出し寸法が、両端部に係る歯76a・76aのそれよりも小さく設定されていると、つまり中央部の歯76bを両端部に係る歯76a・76aよりも短寸としてあると、両端部の歯76a・76aで捕捉された長毛等が中央部の歯76bに当たって、可動内刃16の切断領域への侵入が阻害されることを良く防ぐことができる。このことも、長毛等の切断効率の向上に視する。
特許文献1に係る図13のように、上壁103の前後縁のそれぞれに形成される歯105・105が、前後対照的に形成されていると、前後の支持脚104の形成領域が一致しているため、固定外刃100を前後方向に動かしたときに、当該支持脚104の形成領域に存する長毛等を捕捉することができず、切断作業を効率的に実行することができない。つまり、長毛等をカットできないカット不良部分が生じることが避けられない。その点、本実施形態のように、上壁73の前縁側に形成される歯76a・76bと、上壁73の後縁側に形成される歯76a・76bとが、左右方向に位置ずれした非対称状に配置されていると(図7参照)、前後の支持脚72の形成領域が不一致となるため、カット不良となる部分は生じず、効率的に長毛等の切断作業を実行できる。
開口78の下端部を下凹み湾曲状として、当該部分を毛屑排出用の開口としてあると、別途毛屑排出用の開口を設ける形態に比べて、製造コストの上昇を抑えて、安価に電気かみそりを提供できる。当該開口78の形状は、実質的に支持脚72の前後壁70・71からの突出基端をその左右方向の幅寸法が下方に行くに従って漸次幅広となる裾拡がり状とすることにより得られるものであるため、支持脚72の強度向上を図ることができ、したがって、支持脚72が折れ曲がったり変形したりすることを効果的に阻止できる。これにて、開口78を設けたことに伴う固定外刃15の強度低下を抑制できるので、固定外刃15の厚み寸法を増すことなく、その強度を必要かつ充分なものとすることができる。
また、固定外刃15が、図8に示すごとくエッチング法により形成されたシート状の外刃ブランク80に対して、上壁73と支持脚72との連結部に塑性変形を施すことにより逆U字状に形成したものとしてあると、上壁73と支持脚72と別体に成形して、両者を溶接固定する形態に比べて、部品点数の増加を抑えて、この点でも安価に電気かみそりを提供することができる。支持脚72の幅寸法(t1)を櫛歯体77を構成する歯76a・76bの幅寸法よりも大きくしてあると、支持脚72の強度向上を図ることができ、したがって、支持脚72が折れ曲がったり変形したりすることを効果的に阻止できる。これにて、開口78を設けたことに伴う固定外刃15の強度低下を抑制できるので、固定外刃15の厚み寸法を増すことなく、その強度を必要かつ充分なものとすることができる。図3に示すように、各歯76a・76bを水平方向に対して僅かに斜め下方向に傾けて形成してあると、歯76a・76bを上壁73から水平方向にまっすぐに伸ばす形態に比べて、センター刃10を肌面に押し当てた際に、該肌面に各歯76a・76bの先端が直接的に(点接触的に)当たり難く、したがって肌面を傷付けるおそれが少ない点で優れている。肌当たりをソフトなものとして、櫛歯体77を設けたことによる電気かみそりの使用感の低下を良く防ぐことができる点でも優れている。
図9に本発明の第2実施形態に係る電気かみそりの固定外刃15を示す。そこでは、櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76a・76aの全部分を、支持脚72の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げてある点が先の第1実施形態に係る固定外刃15と相違する。つまり、この第2実施形態に係る固定外刃15では、左右方向の両端部に係る歯76a・76aを直線状とするとともに、これら歯76a・76aを、上壁73からの突出基端である根元から支持脚72の形成方向に向かわせている。それ以外については、第1実施形態と同等であるので、同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。当該形態によって得られる作用効果も、先の第1実施形態に示したものと同じである。
図10に本発明の第3実施形態に係る電気かみそりの固定外刃15を示す。そこでは、櫛歯体77を構成する左右方向の両端部に係る歯76a・76aのいずれか一方の先端部のみを、支持脚72bの形成方向に向かうように左右方向に向かうように左右の斜め方向に曲げてある点が先の第1実施形態に係る固定外刃15と相違する。それ以外については、第1実施形態と同等であるので、同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。このように、いずれか一方の歯76aのみを曲げた場合においても、櫛歯体77の長毛等の捕捉領域S1を可及的に大きくできるとともに、支持脚72に至る領域S2を小さくできるので、長毛等が支持脚72に当たることにより可動内刃16の切断領域内への侵入が阻害される不具合の発生を効果的に抑えることができ、したがって、長毛等を効率的に切断することができる。
図11および図12に本発明の第4実施形態に係る電気かみそりの固定外刃15を示す。そこでは、左右一対の2本の歯76a・76aで櫛歯体77を構成するとともに、各歯76aの内刃16の摺接箇所以外の張り出し先端部のみを下方に緩やかに曲げてある点が先の第1実施形態と相違する。つまり、前後壁70・71より外側に位置する歯76aの先端部のみを下方に緩やかに曲げてある。図12において符号90はフラットな領域を、符号91は曲げた領域を示す。それ以外については、第1実施形態と同等であるので、同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
このように、前後壁70・71より外側に位置する歯76aの先端部のみを下方に穏やかに曲げてあると、図1に係る第1実施形態のように、歯76aの全体を下方に曲げる形態に比べて、可動内刃16と固定外刃15との間の良好な摺動密接性を容易に得ることができ、したがって、良好な切れ味を備えるセンター刃10を安価に得ることができる。歯76a・76bを上壁73から水平方向にまっすぐに伸ばす形態に比べて、センター刃10を肌面に押し当てた際に、該肌面に各歯76a・76bの先端が直接的に(点接触的に)当たり難く、したがって肌面を傷付けるおそれが少ない点で優れている。加えて、歯76aの先端部のみを下方に穏やかに曲げてあると、フラットな領域90の分だけ、センター刃10(図3参照)を肌面に押し当てたときの歯76aの肌面に対する接触面積を図1のような歯76aの全体を下方に曲げる形態に比べて大きく採ることができるので、肌当たりをソフトなものとして、櫛歯体77を設けたことによる電気かみそりの使用感の低下を良く防ぐことができる点でも優れている。
加えて、この第4実施形態では、歯76aの左右の幅寸法を可及的に大きく採っている。具体的には、歯76aの左右の幅寸法を支持脚72のそれよりも大きく採って、実施形態1の形態よりも歯76aの左右の幅寸法を大きくしている。このように歯76aの面積を大きくすることによっても、センター刃10を肌面に押し当てたときの歯76aの肌面に対する接触面積を大きくできるため、肌当たりをソフトなものとして、櫛歯体77を設けたことによる電気かみそりの使用感の低下を良く防ぐことができる。
上記実施形態においては、2本の歯76a・76a、或いは3本の歯76a・76bで櫛歯体77を構成していたが、該櫛歯体77を構成する歯の本数はそれ以上であってもよい。上記実施形態においては、歯76a・76bを水平方向に対して角度θだけ僅かに斜め下方向に傾けて形成していたが、これら歯76a・76bは上壁73の前後縁から水平方向に伸びるものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係る電気かみそりを構成する固定外刃の斜視図 電気かみそりの外観図 かみそりヘッドの縦断側面図 かみそりヘッドの分解斜視図 センター刃の駆動構造を示す縦断正面図 センター刃の分解正面図 固定外刃の平面図 外刃ブランクの平面図 第2実施形態に係る固定外刃の平面図 第3実施形態に係る固定外刃の平面図 第4実施形態に係る固定外刃の平面図 第4実施形態に係る固定外刃の縦断側面図 従来形態に係る固定外刃の平面図
符号の説明
15 固定外刃
16 可動内刃
70 前壁
71 後壁
72 支持脚
73 上壁
76a 櫛歯体を構成する左右方向の両端に位置する歯
76b 櫛歯体を構成する中央部に位置する歯
77 櫛歯体
78 開口
80 刃ブランク

Claims (7)

  1. 上壁(73)と左右横長の前後壁(70・71)とを含んで断面逆U字状に形成された固定外刃(15)と、該固定外刃(15)内で左右方向に往復駆動される可動内刃(16)とを備える電気かみそりであって、
    固定外刃(15)の前後壁(70・71)の上端には、所定の間隔を置いて複数本の支持脚(72)が上方に向かって突設状に形成されており、該支持脚(72)を介して前後壁(70・71)と上壁(73)とは連結されており、
    隣り合う支持脚(72)の間には、上壁(73)の前後縁のそれぞれから前後方向に向かって片持ち状に張り出し形成された複数本の歯(76a・76b)で構成される櫛歯体(77)が設けられており、
    隣り合う支持脚(72)の間には、前記歯(76a・76b)で捕捉された髭を可動内刃(16)の切断領域に引き入れるための開口(78)が開設されており、
    支持脚(72)に隣接する一つ又は全ての歯(76a)の先端部又は全部分が、該支持脚(72)の形成方向に向かうように左右の斜め方向に曲げられていることを特徴とする電気かみそり。
  2. 櫛歯体(77)を構成する左右方向の両端部に係る歯(76a)が、互いの先端部における左右方向の対向間隔寸法が上壁(73)から前後方向に離れるに従って大きくなるような拡開状に形成されている請求項1記載の電気かみそり。
  3. 櫛歯体(77)は、3本以上の歯(76a・76b)で構成されており、その左右方向の両端部に係る歯(76a・76a)が、互いの先端部における対向間隔寸法が上壁(73)から前後方向に離れるに従って大きくなるような拡開状に形成されており、
    櫛歯体(77)の左右方向の中央部に位置する歯(76b)の上壁(73)からの張り出し寸法が、両端部に係る歯(76a)のそれよりも小さく設定されている請求項1又は2記載の電気かみそり。
  4. 上壁(73)の前縁側に形成される歯(76a・76b)と、上壁(73)の後縁側に形成される歯(76a・76b)とが、左右方向に位置ずれした状態で配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の電気かみそり。
  5. 開口(78)の下端部が、毛屑排出用の開口として下凹み湾曲状に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の電気かみそり。
  6. 支持脚(72)の左右方向の幅寸法(t1)が、各歯(76a・76b)の左右方向の幅寸法(t2)よりも大きく設定されている請求項1ないし5のいずれかに記載の電気かみそり。
  7. 固定外刃(15)が、エッチング法により形成されたシート状の外刃ブランク(80)に対して、上壁(73)と支持脚(72)との連結部に塑性変形を施すことにより逆U字状に形成されたものである請求項1ないし6のいずれかに記載の電気かみそり。
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