JP2006247066A - 車両のシートバックフレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大幅な軽量化を図りつつ、シートバックフレームに要求される強度や剛性を着実に確保することができる、車両のシートバックフレーム構造を提供する。
【解決手段】 平板状の樹脂製フレーム体20と、金属製ヒンジ部材4と、ヘッドレスト72を支持する支持部材2が取付けられた第1金属製フレーム体11と、第2金属製フレーム体12とを備えた車両のシートバックフレーム構造であって、樹脂製フレーム体20上部の、第1金属製フレーム体11と離間した位置に、リトラクタ取付部1cが設けられ、樹脂製フレーム体20におけるリトラクタ取付部1cの下方に、略上下方向に沿って断面折曲部20aが形成され、リトラクタ85が、リトラクタ支持ブラケット80を介してリトラクタ取付部1cに取付けられており、リトラクタ支持ブラケット80は、第1金属製フレーム体11および断面折曲部20aに接合されているように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるシートのシートバックフレームの構造に関し、詳しくは、樹脂製フレーム体と金属部材とを組み合わせた構造に関するものである。
従来のシートバックフレーム構造としては、例えば金属製のパイプ材を外周部に配し、このパイプ材により実質的に囲まれた領域内に、鋼板等の金属製の板材を配設したような構成が一般的である。このような構成のシートバックフレームをクッション材や表皮材等で被覆することにより、シートに着座した乗員の背部を支持するシートバックが形成される。
ところで近年、車両軽量化の一環として、シートについても一層の軽量化が要求されている。そこで、シート構成部材の中でも比較的大きな重量を占めるシートバックフレームについて、その主要部を樹脂成形体で構成することによって軽量化を図ることが考えられている。その際、シートバックフレームに要求される強度や剛性を確保するために、部分的に金属部材で補強する等の対策が講じられるのが一般的である。例えば特許文献1には、金属製の板材と金属製パイプとで形成されたフレーム体を、ブロー成形で得られた樹脂成形体で覆うようにして構成したものが開示されている。金属製のフレーム体は、樹脂成形体の外縁に沿って全周に亘り配設されている。
特開2000−023777号公報
このように、金属部材を用いることにより補強効果を高めることができるが、その一方、金属部材の使用は軽量化の阻害要因となってしまうという問題がある。特許文献1に開示された構造では、適正な補強効果を得るために、ある程度以上の太さの金属部材を樹脂成形体の外縁に沿って全周に亘り配設する必要がある。つまり比較的大量の金属部材を必要とするため、さらなる軽量化の要求に応えることが困難であった。
本発明は以上のような事情に鑑み、樹脂製フレーム体と可及的に少量の金属部材との組み合わせにより大幅な軽量化を図りつつ、適切な形状の金属部材を樹脂製フレーム体の適所に配設することにより、シートバックフレームに要求される強度や剛性を着実に確保することができる、車両のシートバックフレーム構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、シートバックのクッション材の背面側を支持するクッション材支持部を備えた平板状の樹脂製フレーム体と、前記樹脂製フレーム体の下端部かつ車幅方向端部に設けられ、該樹脂製フレーム体を車両側に連結する金属製ヒンジ部材と、前記樹脂製フレーム体の略全幅に亘り、該樹脂製フレーム体の上辺部に略沿って延設されるとともに、ヘッドレストを支持する支持部材が取付けられた第1金属製フレーム体と、前記樹脂製フレーム体の車幅方向中間領域で略上下方向に延設されるとともに、一端側が前記第1金属製フレーム体の車幅方向途中部に接合される一方、他端側が前記樹脂製フレーム体の略下辺部まで延び、さらに該下辺部に略沿って略車幅方向に延設され、その他端が前記金属製ヒンジ部材と接合された第2金属製フレーム体とを備えた車両のシートバックフレーム構造であって、前記樹脂製フレーム体上部の、前記第1金属製フレーム体と離間した位置に、シートベルトのリトラクタを取付けるリトラクタ取付部が設けられ、前記樹脂製フレーム体における前記リトラクタ取付部の下方に、略上下方向に沿って断面折曲部が形成され、前記リトラクタが、リトラクタ支持ブラケットを介して前記リトラクタ取付部に取付けられており、該リトラクタ支持ブラケットは、前記第1金属製フレーム体および前記断面折曲部に接合されていることを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1記載の車両のシートバックフレーム構造において、前記樹脂製フレーム体は、中空形状をなすように成形されていることを特徴とする。
また請求項3の発明は、請求項2記載の車両のシートバックフレーム構造において、前記断面折曲部は、当該断面折曲部に独立して形成された閉断面部、当該断面折曲部の断面内側に突出する突状部、当該断面折曲部の断面外側に突出する突状部のうち、少なくとも一つの形状を備えたものであることを特徴とする。
また請求項4の発明は、請求項2または3記載の車両のシートバックフレーム構造において、前記樹脂製フレーム体には、前記クッション材支持部の平板部以外の部分に、略上下方向に延び、中空断面の内方側へ没入する断面凹状の補強リブが一体成形され、該補強リブは、その没入した底面部が前記樹脂製フレーム体の相対向する面部に接合されていることを特徴とする。
また請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造において、前記樹脂製フレーム体は、ブロー成形法により成形されたものであることを特徴とする。
また請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造において、前記断面折曲部は、前記樹脂製フレーム体の側端部に略沿って形成されていることを特徴とする。
また請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造において、前記リトラクタ支持ブラケットは、前記リトラクタを取付けた状態で、該リトラクタよりも前面側に配設されていることを特徴とする。
また請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造において、当該シートバックフレーム構造は、ワゴン型車両またはハッチバック型車両のリヤシートに適用されたものであることを特徴とする。
なお、当明細書において上下前後左右等の方向を指すときは、特に記す場合を除いて、シートを、乗員が車両前進方向を向いて着座する状態にし、かつシートバックを略鉛直方向に立てた状態にしたときの方向をいうものとする。
請求項1の発明によれば、シートバックの主要部を平板状の樹脂製フレーム体とすることによって大幅な軽量化を図るとともに、適所に配設された金属部材により、樹脂製フレーム体を効果的に補強することができる。例えば、車幅方向に延設された第1金属製フレーム体により、車幅方向の曲げ強度・剛性を高めることができる。また第1金属製フレーム体にはヘッドレストを支持する支持部材が取付けられているので、ヘッドレストの支持剛性を高めることができる。さらに、上下方向に延設された第2金属製フレーム体により、上下方向の曲げ強度・剛性を高めることができる。
また、車両側との連結部に金属製ヒンジ部材を設けることにより、その連結強度を高めることができる。特に、シートを可倒式とした場合にはヒンジ部に繰り返し荷重が作用するので、これを金属製とすることにより、より顕著な強度向上効果を得ることができる。
そして、第2金属製フレーム体の一端を第1金属製フレーム体に接合し、他端を金属製ヒンジ部材に接合することにより、第1金属製フレーム体から金属製ヒンジ部材に至る金属部材の連続体が形成されるので、シートバックフレームの剛性が全体的に高められる。
しかも第2金属製フレーム体は、樹脂製フレーム体の車幅方向中間領域に配設されているので、例えば、シートバックの後方に荷物が置かれている状態で車両が急停止し、荷物が前方移動してシートバックに衝突するような場合に、その衝突荷重をこの第2金属製フレーム体で着実に受け止め、シートバックの変形や破損を抑制することができる。
また、樹脂製フレーム体に設けられた断面折曲部では、折曲げられた断面形状によって剛性が高められる。リトラクタ支持ブラケットを、その断面折曲部に接合し、さらに第1金属製フレーム体にも接合することにより、簡単な構造でリトラクタの支持強度・剛性を高めることができる。
以上のように、本発明によれば、樹脂製フレーム体と可及的に少量の金属部材との組み合わせにより大幅な軽量化を図りつつ、適切な形状の金属部材を樹脂製フレーム体の適所に配設することにより、シートバックフレームに要求される強度や剛性を着実に確保することができる。
請求項2の発明によれば、上記請求項1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、樹脂製フレーム体を中空形状とすることにより、比較的簡単な構造で樹脂製フレーム体の一層の軽量化を図ることができる。
さらに請求項3の発明によれば、上記請求項2の発明と同様の効果を奏することができる。特に、断面折曲部は、当該断面折曲部に独立して形成された閉断面部、当該断面折曲部の断面内側に突出する突状部、当該断面折曲部の断面外側に突出する突状部のうち、少なくとも一つの形状を備えたものなので、比較的簡単かつ軽量な構造でありながら、断面折曲部の断面剛性を一層高めることができる。
請求項4の発明によれば、上記請求項2又は3の発明と同様の効果を奏することができる。特に、樹脂製フレーム体には、クッション材支持部の平板部以外の部分に、略上下方向に延び、中空断面の内方側へ没入する断面凹状の補強リブが一体成形され、該補強リブは、その没入した底面部が前記樹脂製フレーム体の相対向する面部に接合されているので、樹脂製フレーム体の肉厚を厚くすることもシートバックフレーム全体の厚さを厚くすることもなく、比較的簡単な構造で樹脂製フレーム体自体の強度や剛性を一層高めることができる。
請求項5の発明によれば、上記請求項2乃至4の何れか1項に記載の発明と同様の効果を奏することができる。特に、量産性に優れたブロー成形法により、中空形状をなす樹脂製フレーム体を比較的容易且つ低コストで一体成形することができる。
請求項6の発明によれば、上記請求項1乃至5の何れか1項に記載の発明と同様の効果を奏することができる。特に、断面折曲部は、樹脂製フレーム体の側端部に略沿って形成されているので、リトラクタ支持ブラケットの支持剛性を高めるとともに、樹脂製フレーム体自体の曲げ及びねじり剛性を高めることができる。
請求項7の発明によれば、上記請求項1乃至6の何れか1項に記載の発明と同様の効果を奏することができる。特に、リトラクタ支持ブラケットは、リトラクタを取付けた状態で、該リトラクタよりも前面側に配設されているので、リトラクタの保護部材(カバー)としての効果も奏することができる。したがって、部品点数を増やすことなく、簡単な構造でリトラクタを保護することができる。
請求項8の発明によれば、上記請求項1乃至7の何れか1項に記載の発明と同様の効果を奏することができる。特に、ワゴン型車両またはハッチバック型車両には、セダン型車両のようにリヤシートの後方にフロアパネルから立ち上がる縦壁部がないので、リヤシートのシートバックは、背面側から支持されず、車幅方向における端部で車両に支持される。つまり車幅方向中央付近において、シートバックフレーム自体で必要な強度・剛性を確保する必要がある。このような場合に本発明の構造、特に第2金属製フレーム体を樹脂製フレーム体の車幅方向中間領域に配設した構造が顕著な効果を奏するものとなる。
以下、本発明の実施形態を、例えばワゴン型またはハッチバック型の自動車のリヤシートに適用した場合について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車用シートのシートバックフレーム1の斜視図である。また図2は、図1に示すシートバックフレーム1の正面図である。図3は図2のI−I線断面図であり、図4は図2のII−II線断面図である。また図5は図3のE部拡大図である。図6は図2のIII−III線断面図である。
これらの図に示されるように、シートバックフレーム1の主要な構成は、金属製フレーム体10と樹脂製フレーム体20とを組み合わせて成る。樹脂製フレーム体20の下端部かつ車幅方向両端部には、この樹脂製フレーム体20を車両側(詳しくは、図外のシート座部(シートクッション)の後部)に連結する金属製ヒンジ部材4がそれぞれ固定されている。シートバックフレーム1を備えたシートバック71(図1に二点鎖線で示す)は可倒式であり、金属製ヒンジ部材4を中心に回動自在となっている。
金属製フレーム体10は、図示のように、樹脂製フレーム体20の略全幅に亘り、この樹脂製フレーム体20の上辺部に略沿って延設された第1金属製フレーム体11と、樹脂製フレーム体20の車幅方向中間領域で略上下方向に延設された第2金属製フレーム体12とで構成されている。
第2金属製フレーム体12は、上端側が第1金属製フレーム体11の車幅方向途中部に接合され、その接合位置から樹脂製フレーム体20の略下辺部まで上下方向に延びる縦フレーム部12aと、樹脂製フレーム体20の下辺部に略沿って略車幅方向に延設され、その端部が金属製ヒンジ部材4に接合される横延長部12bとが一体的に成形されたものである。したがって、縦フレーム部12aは、樹脂製フレーム体20の車幅方向中間領域に配設されている。
こうして、金属製フレーム体10は、全体としてアルファベット大文字”J”の字の上辺の片側を延長した形状に類似した正面形状に形成されている。これは、従来構造のような、シートバックの外縁の略全周に亘って金属フレームを配設したものに比べて、金属フレームの総延長が短くなっている。
第1金属製フレーム体11と第2金属製フレーム体12とは、例えば環状の断面を有する鋼管等の金属製パイプ材からなり、第2金属製フレーム体12は、例えばプレス加工による曲げ成形などにより製作されている。
また図1に示されるように、第1金属製フレーム体11には、乗員の頭部を支えるヘッドレスト72(そのヘッドレストフレーム3とともに二点鎖線で示す)を支持する支持部材2が取付けられている。
樹脂製フレーム体20の主要部は、ブロー成形法によって、前後に離間した薄板状部材の間に空間が形成された中空扁平状に一体成形されている(図3〜図6参照)。樹脂製フレーム体20は、シートバック71のクッション材の背面側を支持するクッション材支持部21aと、縦フレーム部12aの車幅方向における側方にアームレストが配設されるアームレスト配設部21bとを有している。
クッション材支持部21a及びアームレスト配設部21bは、それぞれ主に平坦形状の平板部21cと補強リブ15からなる。補強リブ15は、略上下方向に延び、中空断面の内方側へ没入する断面凹状の部位であり、その没入した底面部が樹脂製フレーム体20の相対向する面部に接合されている。またクッション材支持部21aとアームレスト配設部21bとの境界部にも補強リブ15と同様の窪みが形成されており、その窪みに第2金属製フレーム体12の縦フレーム部12aが収められている。
樹脂製フレーム体20の上部片側(図2に示す状態で上部右側)であって、第1金属製フレーム体11と離間した位置に、シートベルト86のリトラクタ85を取付けるリトラクタ取付部1cが設けられている。また樹脂製フレーム体20におけるリトラクタ取付部1cの下方に、略上下方向に沿って断面折曲部20aが形成されている。そして、リトラクタ85が、リトラクタ支持ブラケット80を介してリトラクタ取付部1cに取付けられており、リトラクタ支持ブラケット80は、第1金属製フレーム体11および断面折曲部20aに接合されている。
リトラクタ取付部1cにおいては、樹脂製フレーム体20に中空部が設けられていない。すなわち中空部が設けられた他の箇所よりも前後方向の厚みが薄く、前方側に窪みが形成された形状となっている。その窪みにリトラクタ85が格納されている。
リトラクタ85を取付けるリトラクタ支持ブラケット80は、金属製の板状体からなり、その主要部はリトラクタ取付部1cの板面に沿って設けられている。また図2に示す状態で、リトラクタ85の右側に、リトラクタ支持ブラケット80の板面と略垂直に金属製のキャッチ固定部材83が立設されている。キャッチ固定部材83は、車両側に設けられた図外のストライカと係合する図外のキャッチを固定する部材である。すなわち、シートバック71は金属製ヒンジ部材4を中心に回動自在(可倒式)となっているが、その立設状態を保持するために、キャッチ固定部材83を介して車両側に固定される。
リトラクタ支持ブラケット80の上部は第1金属製フレーム体11に接合されている。また図2に示す方向で左方から下方にかけて3箇所の接合部(下方の接合部80a、左下の接合部80b,左方の接合部80c)で樹脂製フレーム体20に接合されている。接合部80aにおける樹脂製フレーム体20は、断面折曲部20aとなっており(図5参照)、剛性が高められている。当実施形態の断面折曲部20aは当該断面折曲部20aに独立して形成された閉断面部29となっている。また断面折曲部20aは、樹脂製フレーム体20の側端部(図2に示す状態で右側端部)に略沿って形成されている。
断面折曲部20aについて、図5を参照して詳細に説明する。なお図5の説明において、上下左右の方向は、図示の状態に準ずる。断面折曲部20aは、内側面部23と外側面部24と上面部21と下面部22とにより、略扁平な中空断面を有しており、内側面部23の下端側が下側の下面部22に対して接合部27で接合されることにより閉断面部29が形成されている。また接合部80aは、外側面部24、上面部21および内側面部23に沿うように折り曲げられ、接合部27においてリベット81によって樹脂製フレーム体20と接合されている。
なお、このような閉断面部29は、金属製フレーム体10が配設されていない樹脂製フレーム体20の外縁部において、樹脂製フレーム体20に一体成形されている。閉断面部29を備えた外縁部は、金属製フレーム体10に、例えばリベット接合等により接合されている。
接合部80bにおける樹脂製フレーム体20は、図6に示すように断面折曲部20aと類似の閉断面部29となっており、剛性が高められている。接合部80bにおける閉断面部29について、図6を参照して詳細に説明する。なお図6の説明において、上下左右の方向は、図示の状態に準ずる。閉断面部29は、内側面部23と外側面部24と上面部21と下面部22とにより、略扁平な中空断面を有しており、内側面部23の下端側が下側の下面部22に対して接合部27で接合されることにより閉断面部29が形成されている。
また接合部80bは、外側面部24、上面部21および内側面部23に沿うように折り曲げられ、接合部27においてリベット81によって樹脂製フレーム体20と接合されている。なお、接合部80cについては特に図示しないが、接合部80bと同様の構造となっている。
以上のように構成されたシートバックフレームは、シートバック71の主要部を平板状の樹脂製フレーム体20とすることによって大幅な軽量化を図るとともに、適所に配設された金属部材(第1金属製フレーム体11、第2金属製フレーム体12、金属製ヒンジ部材4、リトラクタ支持ブラケット80および支持部材2)により、樹脂製フレーム体20が効果的に補強されている。例えば、車幅方向に延設された第1金属製フレーム体11により、車幅方向の曲げ強度・剛性が高められている。また第1金属製フレーム体11に取付けられた支持部材2によって、ヘッドレスト72の支持剛性が高められている。さらに、上下方向に延設された第2金属製フレーム体12により、上下方向の曲げ強度・剛性が高められている。
また、車両側との連結部に金属製ヒンジ部材4を設けることにより、その連結強度が高められている。特に、シートを可倒式とした場合にはヒンジ部に繰り返し荷重が作用するので、これを金属製とすることにより、より顕著な強度向上効果を得ることができる。
そして、第2金属製フレーム体12の一端を第1金属製フレーム体11に接合し、他端を金属製ヒンジ部材4に接合することにより、第1金属製フレーム体11から金属製ヒンジ部材4に至る金属部材の連続体が形成されるので、シートバックフレーム1の剛性が全体的に高められている。
しかも第2金属製フレーム体12は、樹脂製フレーム体20の車幅方向中間領域に配設されているので、例えば、シートバック71の後方に荷物が置かれている状態で車両が急停止し、荷物が前方移動してシートバック71に衝突するような場合に、その衝突荷重をこの第2金属製フレーム体12で着実に受け止め、シートバック71の変形や破損を抑制することができる。
また、樹脂製フレーム体20に設けられた断面折曲部20aでは、閉断面部29によって剛性が高められている。リトラクタ支持ブラケット80を、その断面折曲部20aに接合し、さらに第1金属製フレーム体11にも接合することにより、簡単な構造でリトラクタ85の支持強度・剛性が高められている。
以上のように、樹脂製フレーム体20と可及的に少量の金属部材との組み合わせにより大幅な軽量化を図りつつ、適切な形状の金属部材を樹脂製フレーム体20の適所に配設することにより、シートバックフレーム1に要求される強度や剛性が着実に確保されている。
さらに、樹脂製フレーム体20を中空形状とすることにより、比較的簡単な構造で樹脂製フレーム体20の一層の軽量化が図られている。
また、樹脂製フレーム体20の断面折曲部20aは、樹脂製フレーム体20の側端部に略沿って形成されているので、リトラクタ支持ブラケット80の支持剛性を高めるとともに、樹脂製フレーム体20自体の曲げ及びねじり剛性を高めている。
また、当実施形態のワゴン型車両またはハッチバック型車両には、セダン型車両のようにリヤシートの後方にフロアパネルから立ち上がる縦壁部が設けられていないので、シートバック71は背面側から支持されず、車幅方向における端部において、キャッチ固定部材83を介して車両に支持される。つまり車幅方向中央付近において、シートバックフレーム1自体で必要な強度・剛性を確保する必要がある。当実施形態の構造は、そのようなシートバック71に特に顕著な効果を期待できるものとなっている。
次に、樹脂製フレーム体20等の、特にクッション材支持部21a周辺の構造、およびブロー成形法について詳細に説明する。図7は、樹脂製フレーム体20(特にクッション材支持部21a)の一部を切り出し、模式的に示した樹脂製フレーム体40の斜視図である。また図8は、図7のXI−XI線断面図、図9は図7のXII−XII線断面図である。また図10は、樹脂製フレーム体40の成形金型の一部を模式的に示す斜視図である。図7〜図9において、上下左右の方向は、各図に示す方向に準ずる。なお、図7に示す状態は、図1に示す状態に対し、紙面上の上下を反転させた状態である。
図7〜図9に示すように、樹脂製フレーム体40は、相対向する一対の壁面部41,42と一対の側壁部43とで略扁平に形成された中空部40Hを備えている。
そして、複数の補強リブ45(図1等に示す補強リブ15に相当する)は、中空部40Hの一側(図7〜図9における下側)の壁面部41の下側を、中空部40Hの内方(図7〜図9における上側)へ向かって断面凹状に窪ませ、その底部45tを他側の壁面部42に対して連結させた所定長さの連結部45Aと、上記凹状を形成する側壁部45sどうしを接合して形成された所定長さの節部45Bとを備えて構成されている。
連結部45Aと節部45Bとは、各補強リブ45の長手方向に沿って交互に設けられている。また、より好ましくは、複数の平行に延びる補強リブ45について、図に示されるように、連結部45Aおよび節部45Bのリブ長手方向における配設位置は、隣り合う補強リブ45の連結部45Aおよび節部45Bと互い違いとなるように設定されている。
このような補強リブ45は、図10に示すような金型Dを用いることにより、樹脂製フレーム体40のブロー成形時に、樹脂製フレーム体40と一体成形することができる。すなわち、金型Dは、樹脂製フレーム体40の中空部40Hの一側(図7〜図9における下側)の壁面部41に対応する平坦な壁面成形部D1(成形面)と、中空部40H内へ突出する補強リブ45に対応する複数のリブ成形部D2とを備えている。
各リブ成形部D2には、金型Dと組み合わされる別の成形金型(不図示)の表面近傍まで突出する所定長さの凸状部D2aと、この凸状部D2aよりも突出量がかなり小さい所定長さの凹状部D2bとが、リブ成形部D2の長手方向に沿って交互に形成されている。また、複数の平行なリブ成形部D2について、凸状部D2aおよび凹状部D2bのリブ長手方向における配設位置は、隣り合うリブ成形部D2の凸状部D2aおよび凹状部D2bと互い違いになるように設定されている。
このような構成を有する金型Dを用いてブロー成形を行うことにより、リブ成形部D2の凸状部D2aでは、ブロー成形の樹脂素材(所謂、パリソン)が断面凹状に窪み、その底部が他側の壁面部に対し連結して所定長さの連結部45Aが成形される。また、リブ成形部D2の凹状部D2bでは、上記凹状を形成する樹脂素材の側壁部どうしが、ブロー圧によって接触/押圧されて互いに接合され、これにより所定長さの節部45Bが形成される。
以上のように、樹脂製フレーム体40(樹脂製フレーム体20に相当する)に、略上下方向に延び、中空断面の内方側へ没入する断面凹状の補強リブ45(補強リブ15に相当する)が一体成形され、その補強リブ45は、その没入した底面部が樹脂製フレーム体30の相対向する面部に接合されているので、樹脂製フレーム体40の肉厚を厚くすることもシートバックフレーム1の全体の厚さを厚くすることもなく、比較的簡単な構造で樹脂製フレーム体40自体の強度や剛性が高められている。
また、このようなブロー成形法は量産性に優れているので、樹脂製フレーム体40が比較的容易且つ低コストで一体成形される。
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。図11は、本発明に係る第2実施形態のシートバックフレームの部分斜視図であり、図12は図11のIV−IV線断面図である。なお、以下の第2以降の実施形態において、第1実施形態と同様の部材には同一符号を付し、その重複説明を省略する。また特に説明しない箇所については第1実施形態と同様とする。
第2実施形態は、第1実施形態に対し、リトラクタ支持ブラケット80に代えてリトラクタ支持ブラケット90を設けている点が異なっている。リトラクタ支持ブラケット90は、略箱型に成形された板状体であり、リトラクタ85よりも前面側に、リトラクタ85を覆うように設けられている。第1金属製フレーム体11は、リトラクタ支持ブラケット90を貫通して設けられており、その貫通箇所で溶接等によりリトラクタ支持ブラケット90と接合されている。
また、キャッチ固定部材83は、その下端折り曲げ部において溶接によってリトラクタ支持ブラケット90に接合されている。
リトラクタ支持ブラケット90には、第1実施形態の接合部80a,80b,80cと同様の接合部90a,90b,90cが設けられており、それぞれリベット81によって樹脂製フレーム体20と接合されている。
リトラクタ85はブラケット85aに固定されている。ブラケット85aは、リトラクタ支持ブラケット90に溶接されたアンカーボルト85bにナット締めで固定されている。また回り止めとして、2箇所のタッピング85cによってリトラクタ支持ブラケット90とブラケット85aとが接合されている。リトラクタ支持ブラケット90の上部には開口部90dが設けられており、リトラクタ85から引き出されたシートベルト86が導出される。
このような構成により、リトラクタ支持ブラケット90は、リトラクタ85の保護部材(カバー)としての効果も奏することができる。したがって、部品点数を増やすことなく、簡単な構造でリトラクタ85が保護されている。
図13は、本発明に係る第3実施形態のシートバックフレームの部分斜視図であり、図14は図13のV−V線断面図である。
第3実施形態は、第2実施形態に対し、樹脂製フレーム体の断面折曲部20aに代えて、断面折曲部20bが形成されている点が異なっている。またリトラクタ支持ブラケット90に代えてリトラクタ支持ブラケット93を設けている点が異なっている。
断面折曲部20bは、リトラクタ取付部1c平板部21cにかけて設けられた中実の部位であり、フランジナット95が埋設(インサート成形)されている。リトラクタ支持ブラケット93の接合部93aは、断面折曲部20bの形状に沿って折り曲げられ、フランジナット95と係合するボルト94によって断面折曲部20bに接合されている。
接合部93b,93cにおいても同様に、樹脂製フレーム体20に埋設されたフランジナット95に係合するボルト94によって樹脂製フレーム体20に接合されている。
このような構成により、第1および第2実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。
図15は、本発明に係る第4実施形態のシートバックフレームの部分斜視図であり、図16は図15のVI−VI線断面図である。
第4実施形態は、第3実施形態に対し、樹脂製フレーム体の断面折曲部20bに代えて、断面折曲部20cが形成されている点が異なっている。またリトラクタ支持ブラケット93に代えてリトラクタ支持ブラケット97を設けている点が異なっている。
断面折曲部20cとクッション材支持部21aとの間の窪みに沿って、金属製パイプ98が設けられている。金属製パイプ98の上端はキャッチ固定部材83に固定され、また下端は金属製ヒンジ部材4に固定されている。そして、リトラクタ支持ブラケット97の接合部97aは、断面折曲部20cと金属製パイプ98とを包含するように折り曲げられ、溶接部98Wで金属製パイプ98に固定されている。
このような構成により、第1および第2実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。特に、第1金属製フレーム体11から、金属製ヒンジ部材4に至るまで、リトラクタ支持ブラケット97、キャッチ固定部材83および金属製パイプ98を介して金属部材の連続体が形成されており、これに接合されるリトラクタ支持ブラケット97の支持剛性が高められている。
図17は、本発明に係る第5実施形態の樹脂製フレーム体30における断面折曲部39の部分斜視図であり、図18は図17のVII−VII線断面図、図19は図17のVIII−VIII線断面図である。なお、図17〜図19における上下左右の方向は、図18に示す方向に準ずる。
第5実施形態は、第1実施形態に対し、断面折曲部20aを備えた樹脂製フレーム体20に代えて断面折曲部39を備えた樹脂製フレーム体30を設けている点が異なっている。
図17〜図19に示すように、樹脂製フレーム体30の断面折曲部39は、相対向する一対の側面部33,34と上下面部31,32とで略扁平状に形成された中空部30Hを備えている。
樹脂製フレーム体30の外縁部に沿って延びる側壁リブ35は、中空部30Hの両側の側面部33,34の互いに対向する部分を中空部30Hの内方へ向かって断面略U字形状に突出させて形成されている。そして、この互いに対向する一対の突状部36,37について、その頂部36t,37t同士を互いに連結させた所定長さの連結部35Aと、それぞれU字形状を形成する各突状部36,37について、各々の側壁部36s,37sどうしを接合して形成された所定長さの節部35Bとを備えて構成されている。これら連結部35Aと節部35Bとは、側壁リブ35に沿って交互に設けられている。
側壁リブ35のように、断面の内部へ突出する突状部は、金属製フレーム体10が配設されていない樹脂製フレーム体30の外縁部においても、樹脂製フレーム体30に一体成形されている。
このように、樹脂製フレーム体30は、断面折曲部39および金属製フレーム体10が配設されていない樹脂製フレーム体30の外縁部において、平板部21cよりも断面剛性が高く設定された突状部36,37のような断面剛性向上部が一体成形されているので、リトラクタ支持ブラケット80の支持剛性が高められ、またシートバックフレーム1全体の捩れ剛性が高められている。
また、樹脂製フレーム体30の断面折曲部39が、断面の内部へ突出する突状部36,37を備えており、樹脂製フレーム体30の外縁部に略沿って形成されているので、比較的簡単な構造で断面剛性を向上させることができ、上記効果をより確実に得ることができる。
当実施形態では、断面折曲部39は、断面の内部へ突出する突状部36,37を備えているが、平板部21cよりも断面剛性が高く設定され、断面の外部へ突出する突状部を備えていても良い。
なお当実施形態の変形例として、例えば断面折曲部39の内部を上下に分割するようなリブが設けられた形状など、平板部21cよりも断面剛性が高く設定されたその他の形状としても良い。またこの断面折曲部39は、図17に示すように、必ずしも閉断面形状でなくても良い。
図20は、本発明に係る第6実施形態の樹脂製フレーム体50(第1実施形態の樹脂製フレーム体40に相当する)の斜視図であり、図21は図20のXIV−XIV線断面図、図22は図20のXV−XV線断面図である。図21〜図22において、上下左右の方向は、各図に示す方向に準ずる。
図20〜図22に示すように、樹脂製フレーム体50は、相対向する一対の壁面部51,52と一対の側壁部53とで略扁平に形成された中空部50Hを備えている。
そして、複数の補強リブ55(図1等に示す補強リブ15に相当する)は、中空部50Hの上下両側の壁面部51,52の互いに対向する部分を中空部50Hの内方へ向かって断面凹状に窪ませて形成されている。そして、この互いに対向する一対の凹部56,57について、その底部56t,57tどうしを互いに連結させた所定長さの連結部55Aと、それぞれ凹状を形成する各凹部56,57について、各々の側壁部56s,57sどうしを接合して形成された所定長さの節部55Bとを備えて構成されている。これら連結部55Aと節部55Bとは、各補強リブ55の長手方向に沿って交互に設けられている。
図23は、本発明に係る第7実施形態の樹脂製フレーム体60(第1実施形態の樹脂製フレーム体40に相当する)の斜視図である。図23において、上下左右の方向は、図に示す方向に準ずる。
図23に示すように、樹脂製フレーム体60は、相対向する一対の壁面部61,62と一対の側壁部63とで略扁平に形成された中空部60Hを備えている。
そして、複数の補強リブ65(図1等に示す補強リブ15に相当する)は、中空部60Hの上側の壁面部62を中空部60Hの内方へ(下方へ)向かって断面凹状に窪ませたものと、下側の壁面部61を中空部60Hの内方へ(上方へ)向かって断面凹状に窪ませたものとが、交互に並ぶように設定されている。
各補強リブ65は、図7〜図9で示したものと同様の断面構造を有する各所定長さの連結部65Aと節部65Bとを備えており、これら連結部65Aと節部65Bとは、各補強リブ65の長手方向に沿って交互に設けられている。また、複数の平行に延びる補強リブ65について、連結部45Aおよび節部45Bのリブ長手方向における配設位置が、隣り合う補強リブ65の連結部65Aおよび節部65Bと互い違いとなるように設定されている。
上述の第6および第7実施形態に係る樹脂製フレーム体50,60においても、補強リブ55,65を上述のように構成したことにより、図7〜図9で示した樹脂製フレーム体40の場合と同様に、樹脂製フレーム体50,60には、略上下方向に延び、中空断面の内方側へ没入する断面凹状の補強リブ55,65が一体成形されているので、樹脂製フレーム体50,60の肉厚を厚くすることもシートバックフレーム1の全体の厚さを厚くすることもなく、比較的簡単な構造で樹脂製フレーム体50,60自体の強度や剛性が高められている。さらに、樹脂製フレーム体50,60に形成された補強リブ55,65の底部が、樹脂製フレーム体50,60の相対向する面部に接合されているので、比較的簡単な構造で、上記効果をより有効に奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変形を行っても良い。
例えば、シートバックフレーム1をワゴン型車両やハッチバック型車両以外の車両、たとえばセダン型車両に適用しても良い。また、シートバックフレーム1は、可倒式のリヤシート以外のシート、例えば固定式のフロントシートに適用しても良い。
また、上記各実施形態では、第2金属製フレーム体12の横延長部12bが、金属製ヒンジ部材4に接合される近傍において、略上下方向に曲げられて接合されているが、樹脂製フレーム体20の下辺部に略沿った状態で金属製ヒンジ部材4に接合されるようにしても良い。
また、樹脂製フレーム体20等は、必ずしも中空状に形成されている必要はなく、その一部又は全部が中実であっても良い。またブロー成形法以外の製造方法によって製造しても良い。
上記各実施形態の樹脂製フレーム体20は、クッション材支持部21aとアームレスト配設部21bとを有しているが、クッション材支持部21aのみを有するものであっても良い。
リトラクタ支持ブラケット80等の形状や、これを支持する断面折曲部20a等の構成として、請求項1の範囲内の構成であれば、第1〜第4実施形態以外の形態であっても良い。
本発明の第1実施形態に係る自動車用シートのシートバックフレームの斜視図である。 図1に示すシートバックフレームの正面図である。 図2のI−I線断面図である。 図2のII−II線断面図である。 図3のE部拡大図である。 図2のIII−III線断面図である。 樹脂製フレーム体の一部を切り出し、模式的に示した構造の斜視図である。 図7のXI−XI線断面図である。 図7のXII−XII線断面図である。 樹脂製フレーム体の成形金型の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のシートバックフレームの部分斜視図である。 図11のIV−IV線断面図である。 本発明に係る第3実施形態のシートバックフレームの部分斜視図である。 図13のV−V線断面図である。 本発明に係る第4実施形態のシートバックフレームの部分斜視図である。 図15のVI−VI線断面図である。 本発明に係る第5実施形態の樹脂製フレーム体における断面折曲部の部分斜視図である。 図17のVII−VII線断面図である。 図17のVIII−VIII線断面図である。 本発明に係る第6実施形態の樹脂製フレーム体の斜視図である。 図20のXIV−XIV線断面図である。 図20のXV−XV線断面図である。 本発明に係る第7実施形態の樹脂製フレーム体の斜視図である。
符号の説明
1 シートバックフレーム
1c リトラクタ取付部
2 支持部材
4 金属製ヒンジ部材
11 第1金属製フレーム体
12 第2金属製フレーム体
15,45,55,65、 補強リブ
20,30,40,50,60 樹脂製フレーム体
20a,20b,20c,39 断面折曲部
21a クッション材支持部
29 閉断面部
71 シートバック
72 ヘッドレスト
80,90,93,97 リトラクタ支持ブラケット
85 リトラクタ
86 シートベルト

Claims (8)

  1. シートバックのクッション材の背面側を支持するクッション材支持部を備えた平板状の樹脂製フレーム体と、
    前記樹脂製フレーム体の下端部かつ車幅方向端部に設けられ、該樹脂製フレーム体を車両側に連結する金属製ヒンジ部材と、
    前記樹脂製フレーム体の略全幅に亘り、該樹脂製フレーム体の上辺部に略沿って延設されるとともに、ヘッドレストを支持する支持部材が取付けられた第1金属製フレーム体と、
    前記樹脂製フレーム体の車幅方向中間領域で略上下方向に延設されるとともに、一端側が前記第1金属製フレーム体の車幅方向途中部に接合される一方、他端側が前記樹脂製フレーム体の略下辺部まで延び、さらに該下辺部に略沿って略車幅方向に延設され、その他端が前記金属製ヒンジ部材と接合された第2金属製フレーム体とを備えた車両のシートバックフレーム構造であって、
    前記樹脂製フレーム体上部の、前記第1金属製フレーム体と離間した位置に、シートベルトのリトラクタを取付けるリトラクタ取付部が設けられ、
    前記樹脂製フレーム体における前記リトラクタ取付部の下方に、略上下方向に沿って断面折曲部が形成され、
    前記リトラクタが、リトラクタ支持ブラケットを介して前記リトラクタ取付部に取付けられており、該リトラクタ支持ブラケットは、前記第1金属製フレーム体および前記断面折曲部に接合されていることを特徴とする車両のシートバックフレーム構造。
  2. 前記樹脂製フレーム体は、中空形状をなすように成形されていることを特徴とする請求項1記載の車両のシートバックフレーム構造。
  3. 前記断面折曲部は、当該断面折曲部に独立して形成された閉断面部、当該断面折曲部の断面内側に突出する突状部、当該断面折曲部の断面外側に突出する突状部のうち、少なくとも一つの形状を備えたものであることを特徴とする請求項2記載の車両のシートバックフレーム構造。
  4. 前記樹脂製フレーム体には、前記クッション材支持部の平板部以外の部分に、略上下方向に延び、中空断面の内方側へ没入する断面凹状の補強リブが一体成形され、
    該補強リブは、その没入した底面部が前記樹脂製フレーム体の相対向する面部に接合されていることを特徴とする請求項2または3記載の車両のシートバックフレーム構造。
  5. 前記樹脂製フレーム体は、ブロー成形法により成形されたものであることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造。
  6. 前記断面折曲部は、前記樹脂製フレーム体の側端部に略沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造。
  7. 前記リトラクタ支持ブラケットは、前記リトラクタを取付けた状態で、該リトラクタよりも前面側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造。
  8. 当該シートバックフレーム構造は、ワゴン型車両またはハッチバック型車両のリヤシートに適用されたものであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の車両のシートバックフレーム構造。
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