JP2006246679A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過負荷によるトランスの絶縁破壊を防止できるとともに小型化を図ることができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 トランスT1と、オン/オフ動作により直流入力電圧を交流電圧に変換してトランスT1の一次巻線L1に供給するNMOSトランジスタQ1と、トランスT1の二次巻線L2に誘起された交流電圧を直流電圧に変換して出力する変換回路(ダイオードD2、コンデンサC3)と、NMOSトランジスタQ1をPWM制御するPWM回路3と、過負荷検出回路4と、過負荷検出回路4によって過負荷が検出されるとNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数を変更してNMOSトランジスタQ1を破壊するスイッチング周波数変更回路5とを備えるスイッチング電源装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AC−DCコンバータやDC―DCコンバータなどとして好適に実施されるスイッチング電源装置に関するものである。
従来のスイッチング電源装置の一構成例を図9に示す。図9に示すスイッチング電源装置は、フィルタ回路2と、PWM回路3と、ブリッジダイオードBD1と、コンデンサC1〜C3と、ダイオードD1及びD2と、ヒューズF1と、NMOSトランジスタQ1と、抵抗R1と、トランスT2とによって構成されている。トランスT2は、一次巻線L1と、二次巻線L2と、補助電源巻線L3と、補助電源巻線L3の一端に接続される温度ヒューズF2とを備えている。
図9に示すスイッチング電源装置は、商用交流電源1から出力される交流電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧を出力電圧VOとして出力する。
図9に示すスイッチング電源装置は、定格負荷と最大負荷のギャップが有る場合、安全規格試験項目であるオーバーロード試験において定格負荷を越えた負荷条件時にトランスT2の巻線温度が規格値を超えてしまう。また、過負荷対策を講じていないスイッチング電源装置では、実機動作中に過負荷が生じた場合にトランスが発熱しトランスが絶縁破壊に至る。
そこで、図9に示すスイッチング電源装置は、トランスT2の巻線発熱を抑えるためにトランスT2に加熱保護素子である温度ヒューズF2を内蔵している。これにより、実機動作中に過負荷によりトランスT2の発熱が大きくなると温度ヒューズF2が切断されて出力が停止するので、トランスT2の絶縁破壊を防止することができる。
特開2001−119942号公報 特開平9−65654号公報
しかしながら、図9に示すスイッチング電源装置は、トランスT2に温度ヒューズF2を内蔵しているため、トランスT2の薄型化及び小型化ひいてはスイッチング電源装置自体の小型化を図ることができなかった。また、温度ヒューズ内蔵のトランスは、温度ヒューズを内蔵していないトランスに比べて価格が高く、スイッチング電源装置自体の低コスト化の妨げとなっていた。
なお、特許文献1及び特許文献2にはスイッチング素子のスイッチング周波数を制御することができるスイッチング電源装置が開示されているが、これらのスイッチング電源装置には過負荷対策が講じられていない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、過負荷によるトランスの絶縁破壊を防止できるとともに小型化を図ることができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るスイッチング電源装置は、トランスと、オン/オフ動作により直流入力電圧を交流電圧に変換して前記トランスの一次巻線に供給するスイッチング素子と、前記トランスの二次巻線に誘起された交流電圧を直流電圧に変換して出力する変換回路と、前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御回路と、過負荷検出手段と、前記過負荷検出手段によって過負荷が検出されると前記スイッチング素子を破壊して前記変換回路の出力を停止させる出力停止手段とを備えている。
このような構成によると、過負荷になるとスイッチング素子が破壊されてスイッチング電源装置の出力が停止するので、過負荷によりトランスが発熱して絶縁破壊に至ることを防止できる。また、温度ヒューズを内蔵しないトランスを用いることで、トランスの薄型化及び小型化ひいてはスイッチング電源装置自体の小型化を図ることができるとともに、トランスの低コスト化ひいてはスイッチング電源装置自体の低コスト化を図ることができる。
上記構成のスイッチング電源装置において、前記過負荷検出手段によって過負荷が検出されると、前記出力停止手段が、前記制御回路に前記スイッチング素子のスイッチング周波数を上げさせることにより、前記トランスを飽和させ前記スイッチング素子を電流破壊して前記変換回路の出力を停止させてもよく、前記過負荷検出手段によって過負荷が検出されると、前記出力停止手段が、前記制御回路に前記スイッチング素子のスイッチング周波数を下げさせることにより、前記スイッチング素子の損失を増大させて前記スイッチング素子を熱破壊して前記変換回路の出力を停止させてもよい。
前者の構成の具体例としては、少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになって前記第2の抵抗を短絡するスイッチ手段(トランジスタ、サイリスタ、リレー、或いはフォトカプラ等)である構成が挙げられる。
また、後者の構成の具体例としては、少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになると前記第2の抵抗を開放する手段である構成が挙げられる。この場合の前記出力停止手段の構成としては、例えば、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになる第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタがオンになるとオフになって前記第2の抵抗を開放する第2のトランジスタとを有する構成、前記ツェナーダイオードがオンになるとオフになって前記第2の抵抗を開放するリレーである構成、或いは前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになるフォトカプラと、前記フォトカプラがオンになるとオフになって前記第2の抵抗を開放するトランジスタとを有する構成等が挙げられる。
本発明によると、過負荷によるトランスの絶縁破壊を防止できるとともに小型化を図ることができるスイッチング電源装置を実現することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係るスイッチング電源装置の一構成例を図1に示す。なお、図1において図9と同一の部分には同一の符号を付す。
図1に示すスイッチング電源装置は、フィルタ回路2と、PWM回路3と、過負荷検出回路4と、スイッチング周波数変更回路5と、ブリッジダイオードBD1と、コンデンサC1〜C3と、ダイオードD1及びD2と、ヒューズF1と、NMOSトランジスタQ1と、トランスT1とによって構成されている。トランスT1は、一次巻線L1と、二次巻線L2と、補助電源巻線L3とを備えている。
商用交流電源1から出力される交流電圧は、ヒューズF1を経由してフィルタ回路2に供給され、フィルタ回路2によってノイズが除去された後、ブリッジダイオードBD1によって全波整流される。ブリッジダイオードBD1から出力される電圧は、コンデンサC1によって平滑され、直流入力電圧となる。
NMOSトランジスタQ1は、PWM回路3から出力される所定のオンデューティのPWM信号に応じてオン/オフし、オン/オフ動作によりコンデンサC1の両端電圧である直流入力電圧を交流電圧に変換してトランスT1の一次巻線L1に供給する。ダイオードD2及びコンデンサC3から成る変換回路は、トランスT1の二次巻線L2に誘起された交流電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧を出力電圧VOとして出力する。ダイオードD1及びコンデンサC2から成る変換回路は、トランスT1の補助電源巻線L3に誘起された交流電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧を駆動電圧としてPWM回路3に供給する。
なお、図1に示すスイッチング電源装置はAC−DCコンバータとして用いられるが、図1に示すスイッチング電源装置からブリッジダイオードBD1及びコンデンサC1を取り除き、フィルタ回路2の出力側をトランスT1の一次巻き線L1及びNMOSトランジスタQ1から成る直列接続体に直接接続する構成とし、外部直流電源から出力される直流電圧がヒューズF1を経由してフィルタ回路2に供給されるようにすることで、DC―DCコンバータとして用いることができる。また、出力電圧VOを検出する電圧検出回路を設け、その電圧検出回路の検出結果に応じてPWM回路3がPWM信号のオンデューティ値を可変するようにしてもよい。
過負荷検出回路4は、ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧を入力し、トランスT1の補助電源巻線L3に誘起された交流電圧を監視している。過負荷検出回路4は、トランスT1の補助電源巻線L3に誘起された交流電圧の実効値が所定値を越えたと判断した場合、過負荷であると判断して過負荷検出信号をスイッチング周波数変更回路5に出力する。スイッチング周波数変更回路5は、過負荷検出信号を入力すると、PWM回路3を制御し、NMOSトランジスタQ1が破壊するようにNMOSトランジスタのスイッチング周波数を変更する。NMOSトランジスタQ1が破壊することでスイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止するので、過負荷によりトランスT1が発熱して絶縁破壊に至ることを防止できる。
また、トランスT1が温度ヒューズを内蔵していないので、トランスT1の薄型化及び小型化ひいてはスイッチング電源装置自体の小型化を図ることができるとともに、トランスT1の低コスト化ひいてはスイッチング電源装置自体の低コスト化を図ることができる。
以下、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を図2〜図8に示す。なお、図1〜図8において、同一の部分には同一の符号を付す。図2〜図8において、PWM回路3は、PWM回路3の端子A1とグランドラインA2との間の抵抗値(以下、スイッチング周波数設定抵抗値という)に応じてPWM信号の周波数(以下、PWM周波数という)を可変する回路であって、スイッチング周波数設定抵抗値が大きければPWM周波数を小さくし、スイッチング周波数設定抵抗値が小さければPWM周波数を大きくする。
まず、図2に示すスイッチング電源装置について説明する。図2に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、NPNトランジスタQ2と抵抗R1〜R3とツェナーダイオードZD1とによって構成している。
抵抗R1の一端はPWM回路3の端子A1に接続され、抵抗R1の他端は抵抗R2の一端及びNPNトランジスタQ2のコレクタに接続される。抵抗R2の他端及びNPNトランジスタQ2のエミッタはグランドラインA2に接続される。NPNトランジスタQ2のベースは抵抗R3を介してツェナーダイオードZD1のアノードに接続される。ツェナーダイオードZD1のカソードは、ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点に接続される。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりNPNトランジスタQ2がオンになる。NPNトランジスタQ2がオンになると、抵抗R2が短絡してスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡しないのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が上昇し、トランスT1が飽和することによりNMOSトランジスタQ1に流れる電流が増大しNMOSトランジスタQ1が電流破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が電流破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
続いて、図3に示すスイッチング電源装置について説明する。図3に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、抵抗R1〜R3とサイリスタS1とツェナーダイオードZD1とによって構成しており、図2に示すスイッチング電源装置のNPNトランジスタQ2をサイリスタS1に置換した構成である。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりサイリスタS1がオンになる。サイリスタS1がオンになると、抵抗R2が短絡してスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡しないのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が上昇し、トランスT1が飽和することによりNMOSトランジスタQ1に流れる電流が増大しNMOSトランジスタQ1が電流破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が電流破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
続いて、図4に示すスイッチング電源装置について説明する。図4に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、抵抗R1〜R3とリレーRY1とツェナーダイオードZD1とによって構成しており、図2に示すスイッチング電源装置のNPNトランジスタQ2をリレーRY1に置換した構成である。ここで、リレーRY1は、コイルとスイッチから成り、当該コイルに電流が流れると当該スイッチがオンになり、当該コイルに電流が流れないと当該スイッチがオフになるリレーである。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりリレーRY1のコイルに電流が流れリレーRY1のスイッチがオンになる。リレーRY1のスイッチがオンになると、抵抗R2が短絡してスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡しないのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が上昇し、トランスT1が飽和することによりNMOSトランジスタQ1に流れる電流が増大しNMOSトランジスタQ1が電流破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が電流破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
続いて、図5に示すスイッチング電源装置について説明する。図5に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、フォトカプラPC1と抵抗R1〜R3とツェナーダイオードZD1とによって構成しており、図2に示すスイッチング電源装置のNPNトランジスタQ2をフォトカプラPC1に置換した構成である。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりフォトカプラPC1の発光ダイオードに電流が流れフォトカプラPC1のフォトトランジスタがオンになる。フォトカプラPC1のフォトトランジスタがオンになると、抵抗R2が短絡してスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡しないのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が上昇し、トランスT1が飽和することによりNMOSトランジスタQ1に流れる電流が増大しNMOSトランジスタQ1が電流破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が電流破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
続いて、図6に示すスイッチング電源装置について説明する。図6に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、NPNトランジスタQ2及びQ3と抵抗R1〜R5とツェナーダイオードZD1とによって構成している。
抵抗R1の一端はPWM回路3の端子A1に接続され、抵抗R1の他端は抵抗R2の一端及びNPNトランジスタQ2のコレクタに接続される。抵抗R2の他端及びNPNトランジスタQ2のエミッタはグランドラインA2に接続される。NPNトランジスタQ2のベースは抵抗R5の一端に接続される。抵抗R5の他端は抵抗R4の一端及びNPNトランジスタQ3のコレクタに接続される。抵抗R4の他端はダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点に接続され、NPNトランジスタQ3のエミッタはグランドラインA2に接続される。NPNトランジスタQ3のベースは抵抗R3を介してツェナーダイオードZD1のアノードに接続される。ツェナーダイオードZD1のカソードは、ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点に接続される。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりNPNトランジスタQ3がオンになりNPNトランジスタQ2がオフになる。NPNトランジスタQ2がオフになると、抵抗R2が短絡しないためスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡するのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が低下し、NMOSトランジスタQ1の損失が増大しNMOSトランジスタQ1が熱破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が熱破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
続いて、図7に示すスイッチング電源装置について説明する。図7に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、抵抗R1〜R3とリレーRY2とツェナーダイオードZD1とによって構成しており、図6に示すスイッチング電源装置のNPNトランジスタQ2及びQ3と抵抗R4及びR5から成る回路をリレーRY2に置換した構成である。ここで、リレーRY2は、コイルとスイッチから成り、当該コイルに電流が流れると当該スイッチがオフになり、当該コイルに電流が流れないと当該スイッチがオンになるリレーである。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりリレーRY2のコイルに電流が流れリレーRY2のスイッチがオフになる。リレーRY2のスイッチがオフになると、抵抗R2が短絡しないためスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡するのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が低下し、NMOSトランジスタQ1の損失が増大しNMOSトランジスタQ1が熱破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が熱破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
最後に、図8に示すスイッチング電源装置について説明する。図8に示すスイッチング電源装置は、図1中の過負荷検出回路4及びスイッチング周波数変更回路5を、フォトカプラPC2とNPNトランジスタQ2と抵抗R1〜R5とツェナーダイオードZD1とによって構成しており、図6に示すスイッチング電源装置のNPNトランジスタQ3をフォトカプラPC2に置換した構成である。
ダイオードD1のアノードとコンデンサC2とPWM回路3との接続点の電圧が過負荷に対応する値になると、ツェナーダイオードZD1がオンになりフォトカプラPC2の発光ダイオードに電流が流れフォトカプラPC2のフォトトランジスタがオンになりNPNトランジスタQ2がオフになる。NPNトランジスタQ2がオフになると、抵抗R2が短絡しないためスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値になる。一方、過負荷でない場合は抵抗R2が短絡するのでスイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値になる。これにより、過負荷の場合は、過負荷でない場合に比べてNMOSトランジスタQ1のスイッチング周波数が低下し、NMOSトランジスタQ1の損失が増大しNMOSトランジスタQ1が熱破壊し、スイッチング電源装置の出力(出力電圧VO)が停止する。すなわち、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値と抵抗R2の抵抗値の加算値であるときはNMOSトランジスタQ1が熱破壊するスイッチング周波数になり、スイッチング周波数設定抵抗値が抵抗R1の抵抗値であるときはNMOSトランジスタQ1が破壊しないスイッチング周波数になるように、抵抗R1の抵抗値及び抵抗R2の抵抗値を設定している。
なお、上述した実施形態では、補助電源巻線L3から過負荷を検出していたが、一次巻線L1や二次巻線L2から過負荷を検出しても構わない。
は、本発明に係るスイッチング電源装置の一構成例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、図1に示すスイッチング電源装置の具体例を示す図である。 は、従来のスイッチング電源装置の一構成例を示す図である。
符号の説明
1 商用交流電源
2 フィルタ回路
3 PWM回路
4 過負荷検出回路
5 スイッチング周波数変更回路
BD1 ブリッジダイオード
C1〜C3 コンデンサ
D1、D2 ダイオード
F1 ヒューズ
L1 トランスの一次巻線
L2 トランスの二次巻線
L3 トランスの補助電源巻線
PC1、PC2 フォトカプラ
Q1 NMOSトランジスタ
Q2、Q3 NPNトランジスタ
R1〜R5 抵抗
RY1、RY2 リレー
S1 サイリスタ
T1 トランス
ZD1 ツェナーダイオード

Claims (10)

  1. トランスと、
    オン/オフ動作により直流入力電圧を交流電圧に変換して前記トランスの一次巻線に供給するスイッチング素子と、
    前記トランスの二次巻線に誘起された交流電圧を直流電圧に変換して出力する変換回路と、
    前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御回路と、
    過負荷検出手段と、
    前記過負荷検出手段によって過負荷が検出されると前記スイッチング素子を破壊して前記変換回路の出力を停止させる出力停止手段とを備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記過負荷検出手段によって過負荷が検出されると、前記出力停止手段が、前記制御回路に前記スイッチング素子のスイッチング周波数を上げさせることにより、前記トランスを飽和させ前記スイッチング素子を電流破壊して前記変換回路の出力を停止させる請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記過負荷検出手段によって過負荷が検出されると、前記出力停止手段が、前記制御回路に前記スイッチング素子のスイッチング周波数を下げさせることにより、前記スイッチング素子の損失を増大させて前記スイッチング素子を熱破壊して前記変換回路の出力を停止させる請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになって前記第2の抵抗を短絡するトランジスタである請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  5. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになって前記第2の抵抗を短絡するサイリスタである請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  6. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになって前記第2の抵抗を短絡するリレーである請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  7. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになって前記第2の抵抗を短絡するフォトカプラである請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  8. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになる第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタがオンになるとオフになって前記第2の抵抗を開放する第2のトランジスタとを有する請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  9. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオフになって前記第2の抵抗を開放するリレーである請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  10. 少なくとも第1の抵抗及び第2の抵抗を有する直列接続体を備え、
    前記トランスが、前記一次巻線、前記二次巻線、及び補助電源巻線を有し、
    前記制御回路が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧を駆動電圧とし、前記直列接続体の抵抗値に応じて前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変更する回路であり、
    前記過負荷検出手段が、前記補助電源巻線の誘起電圧に基づく電圧が過負荷に対応する閾値を越えるとオンになるツェナーダイオードであり、
    前記出力停止手段が、前記ツェナーダイオードがオンになるとオンになるフォトカプラと、前記フォトカプラがオンになるとオフになって前記第2の抵抗を開放するトランジスタとを有する請求項3に記載のスイッチング電源装置。
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