JP2007143230A - スイッチング電源回路の制御方式 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイマ39を設けて、スイッチングデバイス4のサージ電圧低減機能の動作継続時間を一定以下に制限することにより、スイッチングデバイス4の過熱を防止できるようにする。これにより、正常時にはスイッチングデバイス4のサージ電圧が低減され、異常時にはスイッチングデバイス4を焼損しないサージ電圧低減機能を備えたスイッチング電源回路が提供可能となる。
【選択図】図1
Description
図9に、特許文献1に開示のスイッチング電源回路の例を示す。図9において、1は入力の直流電源、2は漏れインダクタンス、3はトランス、4はスイッチングデバイス、5はスイッチングデバイス4をオン・オフ動作させる駆動回路、6は出力端子、7は制御回路のGND(接地)端子、9は電流検出用のトランス、11と12はトランス3を介しその2次側に供給される電力を整流する整流ダイオード、13は平滑用インダクタンス、14は平滑用コンデンサ、15は負荷、16と17は出力電圧を分圧する抵抗、18はシャントレギュレータ、19はコンデンサ、20,21,22および25は抵抗、23a,23bはフォトカプラ、24は制御回路、26はパルス生成回路、51はサージ対策回路をそれぞれ示す。
図9では、サージ対策回路51により起動時のような電流ピーク値が大きい場合のみオフ時のゲート抵抗を大きくし、スイッチングデバイスのターンオフ立下り時間を長くすることでサージ電圧を低減する。これにより、通常の負荷状態ではスイッチングデバイスのターンオフ立下り時間を長くしないで済むため、スイッチング損失が増大することはない。
制御回路の電源電圧(Vcc1,Vcc2)の立上がり直後において、スイッチングデバイス4の電流ピーク値は設定値(基準電圧58)を上回る。よって、コンパレータ57の出力であるサージ対策回路51の出力は、Lレベルとなる。サージ対策回路51の出力がLレベルの間、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間が長くなりサージ電圧が低減される。
正常起動時(図10A参照)には、出力電圧が上昇しフィードバック(FB)信号が低下すると、スイッチングデバイス4を流れる電流ピーク値が減少し、サージ対策回路51の出力がHレベルとなる。サージ対策回路51の出力がHレベルになると、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間が通常のレベルとなり、スイッチング損失が低減される。
従って、この発明の課題は、スイッチング損失の増加状態が継続することによるスイッチングデバイスの焼損を防止することにある。
制御電源の状態を監視する状態監視手段を設け、前記駆動回路は前記状態監視手段からの出力に基づき前記スイッチング素子に供給する駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とする。
請求項1の発明においては、前記状態監視手段は前記制御電源の起動から第1の設定時間が経過したか否かを判断する第1のタイマを備え、前記制御電源の起動から第1の設定時間が経過するまでを起動状態と判断し、前記駆動回路は前記状態監視手段が起動状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることができる(請求項2の発明)。
上記請求項1〜3のいずれかの発明においては、前記状態監視手段は前記フィードバック信号を第3の基準電圧と比較する第2の比較手段を備え、前記フィードバック信号が第3の基準電圧を超える場合を重負荷状態と判断し、前記駆動回路は前記状態監視手段が重負荷状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることができる(請求項4の発明)。
主回路を流れる電流を検出する電流検出手段を設け、この電流検出手段が過電流を検出する場合を重負荷状態と判断し、前記駆動回路は重負荷状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とする。
タイマ39は、電源回路の起動から設定時間が経過するとHレベルを出力する。起動から設定時間が経過するまでは、タイマ39の出力はLレベルであり、状態監視手段34の出力もLレベルである。
制御回路の電源電圧(Vcc1,Vcc2)の立上がり直後において、タイマ39の出力である状態監視手段34の出力はLレベルとなる。状態監視手段34の出力がLレベルの間、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間が長くなり、サージ電圧が低減される。
制御回路の電源電圧(Vcc1,Vcc2)の立上がり時にRSFF38はセットされ、状態監視手段34の出力であるRSFF38の出力はLレベルとなる。状態監視手段34の出力がLレベルの間、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間が長くなり、サージ電圧が低減される。
これは、図3に示す状態監視手段34の構成を変更したものである。すなわち、状態監視手段34はここではORゲート37、過負荷状態が設定時間以上継続したか否かを判断するタイマ42、フィードバック(FB)信号の大小を判別するコンパレータ35、NOTゲート36などから構成される。符号43は、第3の基準電圧を示す。その他、図3と同じものには同じ符号を付して説明は省略する。
正常時(図6A参照)には、フィードバック(FB)信号が第3の基準電圧43以上に上昇しないため、コンパレータ35の出力はLレベル、NOTゲート36の出力はHレベル、ORゲート37の出力はHレベルとなる。状態監視手段34の出力であるORゲート37の出力はHレベルとなるため、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間は通常のレベルである。
これは、図5に示す状態監視手段34の構成を変更し、主回路に電流検出用抵抗8を挿入したものである。すなわち、状態監視手段34はここではORゲート37、過負荷状態が設定時間以上継続したか否かを判断するタイマ44、スイッチングデバイス4を流れる電流ピーク値の大小を判別するコンパレータ35、NOTゲート36、電流ピーク値に比例する電流ピーク値信号を得るためのダイオード45、電流ピーク値信号を保持するためのコンデンサ46、コンデンサ46を放電する放電抵抗47などから構成される。符号48は、第4の基準電圧を示す。その他、図5と同じものには同じ符号を付して説明は省略する。
正常時は(図8A参照)、フィードバック(FB)信号が第4の基準電圧48以上に上昇しないため、コンパレータ35の出力はLレベル、NOTゲート36の出力はHレベル、ORゲート37の出力はHレベルとなる。状態監視手段34の出力であるORゲート37の出力はHレベルとなるため、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間は通常のレベルである。
過負荷時は(図8A参照)、電流ピーク値信号が第3の基準電圧43以上に上昇してコンパレータ35の出力がHレベルになり、ORゲート37の出力はLレベルとなる。状態監視手段34の出力でもあるORゲート37の出力がLレベルであるため、スイッチングデバイス4のターンオフ立下り時間が長くなり、サージ電圧が低減される。
Claims (7)
- 直流電源にトランスとスイッチング素子とを直列接続し、このスイッチング素子を駆動回路を介してオン・オフすることで、前記トランスの二次巻線に発生する電圧を整流し平滑して安定な直流出力電圧を得るに当り、前記直流出力電圧と第1基準電圧との誤差を増幅したフィードバック信号により前記スイッチング素子のオン期間を調節するようにしたスイッチング電源回路において、
制御電源の状態を監視する状態監視手段を設け、前記駆動回路は前記状態監視手段からの出力に基づき前記スイッチング素子に供給する駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とするスイッチング電源回路の制御方式。 - 前記状態監視手段は前記制御電源の起動から第1の設定時間が経過したか否かを判断する第1のタイマを備え、前記制御電源の起動から第1の設定時間が経過するまでを起動状態と判断し、前記駆動回路は前記状態監視手段が起動状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路の制御方式。
- 前記状態監視手段は前記フィードバック信号を第2の基準電圧と比較する第1の比較手段を備え、前記制御電源の起動から前記フィードバック信号が前記第2の基準電圧を下回るまでを起動状態と判断し、前記駆動回路は前記状態監視手段が起動状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源回路の制御方式。
- 前記状態監視手段は前記フィードバック信号を第3の基準電圧と比較する第2の比較手段を備え、前記フィードバック信号が第3の基準電圧を超える場合を重負荷状態と判断し、前記駆動回路は前記状態監視手段が重負荷状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチング電源回路の制御方式。
- 直流電源にトランスとスイッチング素子とを直列接続し、このスイッチング素子を駆動回路を介してオン・オフすることで、前記トランスの二次巻線に発生する電圧を整流し平滑して安定な直流出力電圧を得るに当り、前記直流出力電圧と第1基準電圧との誤差を増幅したフィードバック信号により前記スイッチング素子のオン期間を調節するようにしたスイッチング電源回路において、
主回路を流れる電流を検出する電流検出手段を設け、この電流検出手段が過電流を検出する場合を重負荷状態と判断し、前記駆動回路は重負荷状態と判断している期間において、前記駆動信号の立下り時間を長くすることを特徴とするスイッチング電源回路の制御方式。 - 前記重負荷状態が第2の設定時間以上継続したか否かを判断する第2のタイマを設け、前記重負荷状態が第2の設定時間以上継続した場合を異常状態と判断し、前記駆動回路は異常状態を判断している期間には、前記駆動信号の立下り時間を長くしないことを特徴とする請求項5に記載のスイッチング電源回路の制御方式。
- 前記異常状態を判断している場合は、前記駆動回路は前記駆動信号の出力を停止させ、前記スイッチング素子をオフ状態に維持することを特徴とする請求項5または6に記載のスイッチング電源回路の制御方式。
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2005
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