JP2006245925A - 液晶テレビジョン - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトの寿命を知らせるために視聴の快適性を犠牲にしており、同寿命を延ばすこともできなかった。
【解決手段】 累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過したか否か判断し、超過している場合には、インバータ62に供給するパルス信号Pのデューティ比を特定値に下げることによりバックライト61の輝度をある低輝度レベルにまで低下させる。そのため、画面を視聴しているユーザは急に画面が暗くなったことでバックライト61の寿命が近いことを認識でき、従来のように敢えてバックライト61の寿命が近い旨をメッセージ表示する必要がない。よって、メッセージ表示が視聴中の映像に重なって視聴を妨害するという不都合も起こらず、同メッセージ表示を実行するための画像データを予め備えておく必要もなく、さらにバックライト61の寿命を延ばすことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液晶テレビジョンに関する。
従来技術として、液晶のバックライトである蛍光管の使用時間等を用いて蛍光管の寿命を判断し、寿命となった場合にその旨を液晶画面にメッセージ表示する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開平6‐110034号公報 特開平8‐152862号公報 特開2001‐125064号公報
従来技術においては、バックライトの寿命をわざわざメッセージ表示していたため、表示したメッセージが視聴中の映像に重なり、同映像の視聴を妨害してしまうという課題があった。また、メッセージを表示するための画像データを備える必要があった。さらに、メッセージによって寿命を警告することはできても、そのバックライトの寿命を伸ばすことはできなかった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、液晶パネルのバックライトの寿命をユーザの視聴を妨害することなく簡易に伝えることができ、かつ同バックライトの寿命をに適度に延長させることが可能な液晶テレビジョンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項2の発明は、液晶パネルを背面から照射するバックライトにおける所定の耐用期間の経過を通知可能な液晶テレビジョンにおいて、上記バックライトの累積使用時間を取得するバックライト使用時間取得手段と、上記累積使用時間が基準となる使用時間を超えているか否か判断するとともに、超えていると判断した場合には上記バックライトの輝度を所定の輝度レベルにまで低下させる処理を行うバックライト調光手段とを備える構成としてある。
上記のように構成した請求項2では、バックライト使用時間取得手段が、バックライトの累積使用時間を取得し、バックライト調光手段が累積使用時間が基準となる使用時間を超えているか否か判断するとともに、超えていると判断した場合にはバックライトの輝度を所定の輝度レベルにまで低下させる処理を行う。
すなわち、累積使用時間が基準となる使用時間を超えバックライトの寿命が近付いたときには、あえてメッセージ表示を行うことなくバックライトの輝度を低下させることでユーザにバックライトの耐用期間の経過を知らせる。また、バックライトの輝度を低下させることでバックライトの寿命を伸ばすことができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の液晶テレビジョンにおいて、上記バックライト使用時間取得手段は、液晶テレビジョンの電源が入力状態となっている期間を累計し、同累計結果を上記累積使用時間とみなす構成としてある。
つまり、液晶テレビジョンの電源が入力状態となっている期間は、バックライトが点灯している期間とほぼ同一とみなせるため、上記累計結果をバックライトの累積使用時間として取得し、バックライトの輝度レベルを低下させるか否かの判断材料とする。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の液晶テレビジョンにおいて、上記バックライト調光手段は、電源が入力され時点での累積使用時間が上記基準となる使用時間を超えている場合には、電源が入力されてから所定期間はバックライトの輝度レベルを低下させる処理は行わず、同所定期間の経過後にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる構成としてある。
上記のように構成した請求項4においては、バックライト調光手段は、電源が入力され時点での累積使用時間が上記基準となる使用時間を超えている場合には、電源が入力されてから所定期間はバックライトの輝度レベルを低下させる処理は行わず、同所定期間の経過後にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる。つまり、電源をオンにしたときからバックライトが所定の輝度レベルに低下していては以前の明るかった頃の輝度レベルとの差が認識し辛いために、既に累積使用時間が基準となる使用時間を超えいるにも拘わらずその事実を認識し難かった、という不都合が回避される。
ここで、基準となる使用時間を超えてバックライトの輝度を下げた後であっても、ユーザがリモコン操作などによってバックライトの輝度レベルを上げることがある。この場合、いつまでも輝度レベルを高いまま維持していてはバックライトの寿命が早まる。そのため、請求項5の発明は、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の液晶テレビジョンにおいて、上記バックライト調光手段は、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後において外部からの操作に基づいてバックライトの輝度レベルが上げられた場合に、同操作に基づいて輝度レベルが上げられてからの累積使用時間である後発的累積時間を計測し、この計測結果が予め定めた許容期間を超えた場合に、バックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる構成としてある。
上記のように構成した請求項5の発明においては、上記バックライト調光手段は、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後において、外部からの操作に基づいてバックライトの輝度レベルが上げられた場合に、同操作に基づいて輝度レベルが上げられてからの累積使用時間である後発的累積時間を計測する。そして、この計測結果が予め定めた許容期間を超えた場合に、バックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる。その結果、ユーザの視聴の快適性をある程度確保しつつ、バックライトの寿命を伸ばすことができる。
さらに、請求項6の発明は請求項5に記載の液晶テレビジョンにおいて、上記バックライト調光手段は、後発的累積時間の計測結果が許容期間を超えた場合にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる処理を、バックライトの輝度レベルを上げる外部からの操作が行われる度に繰り返し実行するとともに、当該処理を繰り返す毎に許容期間の設定を短縮していく構成としてある。つまり、基準となる使用時間を超えてバックライトの輝度を下げた後において、ユーザがバックライトの輝度レベルを上げた場合、その度にある許容期間内は輝度レベルが高いまま維持するが、同許容期間が経過した時には上記所定の輝度レベルに低下させる。
請求項7の発明は、請求項2〜請求項6のいずれかに記載の液晶テレビジョンにおいて、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後において外部からの操作に基づいて調整可能なバックライトの輝度レベルの上限を段階的に引き下げる構成としてある。
上記のように構成した請求項7においては、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後において外部からの操作に基づいて調整可能なバックライトの輝度レベルの上限を段階的に引き下げる。すなわち、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後においては、ユーザが設定可能なバックライトの輝度レベルの上限が、時間を追うごとに段階的に低くなるため、バックライトの寿命を延ばすことができる。
ここで、バックライト調光手段の具体例として、マイコンとインバータとを備え、同マイコンは、デューティ比を所定の比率に変化させたパルス信号を生成して上記インバータに出力し、インバータはこのパルス信号に基づいてバックライトに供給する交流電圧の出力を変化させてバックライトの輝度を調節する構成とする。かかる構成とすれば、いわゆるPWM(Pulse Width Modulation)制御により、バックライトの輝度を調整することができる。
以上の構成を踏まえたうえで、請求項1の発明は、液晶パネルを背面から照射するバックライトにおける所定の耐用期間の経過を通知可能な液晶テレビジョンにおいて、液晶テレビジョンの電源が入力状態となっている期間を累計し、同累計結果を上記バックライトの累積使用時間として取得するバックライト使用時間取得手段と、デューティ比を所定の比率に変化させたパルス信号を生成して出力するマイコンと同出力されたパルス信号に基づいてバックライトに供給する交流電圧の出力を変化させてバックライトの輝度を調節可能なインバータとからなり、上記累積使用時間が基準となる使用時間を超えているか否か判断し、超えていると判断した場合にはバックライトの輝度を所定の輝度レベルにまで低下させる処理を行うバックライト調光手段とを備え、上記バックライト調光手段は、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後においては、外部からの操作に基づいて調整可能なバックライトの輝度レベルの上限を段階的に引き下げるとともに、外部からの操作に基づいてバックライトの輝度レベルが上げられた場合に同操作に基づいて輝度レベルが上げられてからの累積使用時間である後発的累積時間を計測しこの計測結果が予め定めた許容期間を超えた場合にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる処理を上記外部からの操作が行われる度に繰り返し実行し、かつ当該処理を繰り返す毎に許容期間の設定を短縮していく構成としてある。
このような、より具体的な構成において上述した請求項2,3,5〜7の各発明と同様の作用を奏することは言うまでもない。
また、本発明にかかる技術的思想は、上記各手段が実行する処理と同様の処理をコンピュータに実行させるプログラムの発明としても把握できる。
以上説明したように本発明によれば、バックライトの累積使用時間がある基準時間を超えた場合にバックライトの輝度を低下させるので、バックライトの寿命について敢えてメッセージ表示することなくユーザに通知することができる。その結果、メッセージ表示によって視聴中の映像を妨害することがなくなり、またメッセージ表示のための画像データを備えておく必要も無くなる。さらに、実際にバックライトを暗くするため、同バックライトの寿命を伸ばすことができる。
下記の順序に従って本願発明の実施形態について説明する。
(1)液晶テレビジョンの概略構成
(2)実施例1
(3)実施例2
(1)液晶テレビジョンの概略構成
図1は、本願発明の実施形態にかかる液晶テレビジョンの概略構成を示している。
同図に示すように、液晶テレビジョン100は、概略、チューナ11と、RGB信号生成回路20と、液晶ドライバ回路30と、液晶パネル40と、マイコン50と、バックライト部60とからなる。同構成においてマイコン50は、液晶テレビジョン100を構成する各部とIICバス70を介して接続しており、CPU51が、ROM52やRAM53などのメモリに書き込まれた各プログラムやデータに従って、液晶テレビジョン100全体を制御する。
さらに、マイコン50には、操作パネル54とリモコンI/F55とカウンタ56とが接続している。操作パネル54は液晶テレビジョン100の筺体表面に設けられた主電源スイッチを含み、同操作パネル54を介しての入力信号や、リモコンI/F55を介してなされるリモコンによる入力信号に基づき、マイコン50は液晶テレビジョン100における種々の処理を制御する。カウンタ56は、後述するように、液晶テレビジョン100の電源スイッチが入力状態となっている時間を累計する処理を実行する。
チューナ11は、マイコン50の制御により、アンテナ10aを介してテレビジョン放送信号を受信する。そして、同チューナ11は、所定の信号増幅処理等を行いつつ、テレビジョン放送信号から中間周波信号としての合成映像信号を抽出し、RGB信号生成回路20のA/D変換回路21へ出力する。A/D変換回路21は、入力した合成映像信号を、その信号レベルに応じてデジタル信号化する。以下、デジタル信号化された合成映像信号に対する一般的な処理を説明する。
Y/C分離回路23はデジタル化された合成映像信号に基づいて、輝度信号とクロマ信号への分離がを行なう。分離された輝度信号は、画質調整回路24に入力し、コントラスト調整等の所定の画質調整が行なわれた後、マトリクス回路26に出力される。一方、分離されたクロマ信号は、色復調回路25において、R‐Y及びB‐Yの色差信号に復調された後、マトリクス回路26に出力される。マトリクス回路26においては、入力した輝度信号と色差信号とに基づいてマトリクス変換処理を行ない、画像データとしてのRGB信号を生成する。
生成されたRGB信号は液晶ドライバ回路30に出力される。液晶ドライバ回路30は、画素数変換回路31と、画質調整回路32と、出力処理回路33と、フレームメモリ34とを有している。画素数変換回路31は、上記RGB信号を入力し、このRGB信号に対して、スケーリング処理を行いつつ、液晶パネル40に表示される1画面分のRGB信号を生成する。そして、1画面分のRGB信号を画素情報としてフレームメモリ34に格納する。画質調整回路32は、画素数変換回路31によってスケーリング処理が施され、フレームメモリ34に格納されたRGB信号に対して、ブライトネス、コントラスト、黒バランスおよび白バランスの調整を行う。出力処理回路33は、画質調整回路32によって画質調整が施されたRGB信号に対して、ガンマ補正、ディザ処理等を行うとともに、背景信号、OSD信号、ブランキング信号等を付加して液晶パネル40に出力し、画像を表示させる。
バックライト部60は、液晶パネル40を背面から照射する光源の役割を果たすバックライト61と、直流電圧を交流電圧に変換した上で、駆動信号としての同交流電圧をバックライト61に供給して点灯させるインバータ62とからなる。本実施形態においては、バックライト61は蛍光管である。インバータ62はマイコン50と接続している。
図2は、バックライト部60とマイコン50とをブロック図により示している。
同図において、インバータ62は、接続線62dにより直流電圧を取得している。同直流電圧は、図示しない電源用回路から供給されており、同電源用回路は液晶テレビジョン100全体を駆動させるために商用交流電源を直流電圧に変換している。同直流電圧は、交流電圧生成回路62aに入力されて上記駆動信号としての交流電圧に変換される。インバータ62は、マイコン50から制御信号としてのパルス信号Pを受信し、同パルス信号Pに基づいてスイッチング回路62bのオン・オフが制御される。インバータ62ではパルス信号Pによるスイッチング作用によって駆動信号を断続的に出力することで、バックライト61の電極に印加される電流量を制御しバックライト61の輝度を調節する。
この場合、バックライト61の輝度は、パルス信号Pのデューティ比(パルス信号の周期に占めるハイ(H)レベルの割合。)によって定まる。つまり、インバータ62はパルス信号Pの信号レベルがHレベルであるときにバックライト61に駆動信号を出力し、パルス信号Pの信号レベルがLレベルであるとき出力しない間欠駆動を行う。そのため、バックライト61の輝度は、パルス信号Pのデューティ比が高いほど高輝度となり、逆に、パルス信号Pのデューティ比が低いほど低輝度となる。
次に、上述した構成下において実行する本発発明の実施例1,2について説明する。
(2)実施例1
図3は、マイコン50が実行する本発明の実施例1にかかる処理内容をフローチャートにより示している。
同図の処理は、ユーザが液晶テレビジョン100の電源をオンにした時点で開始される。つまり、マイコン50は、操作パネル54またはリモコンI/F55からの入力信号に基づいて電源がオンにされたことを認識した場合に、ステップ(以下、ステップの記載は省略。)S200以下の処理を開始する。
S200においては、カウンタ56において累積使用時間Tの計測を開始する。累積使用時間Tとは、製品出荷後からその時点までの液晶テレビジョン100の稼動時間の合計であり、本実施形態ではかかる累積使用時間Tを、出荷後のバックライトの合計点灯時間とみなす。電源がオンにされている状態においては、カウンタ56は常に時間を計測し、累積使用時間Tを常時更新している。
S210においては、マイコン50は、その時点での累積使用時間Tが基準使用時間T1を超えているか否か判断する。基準使用時間T1とは、バックライト61の寿命が近いことを示す目安の期間である。基準使用時間T1を超えている場合にはS230の処理に進むが、その時点では基準使用時間T1を超えていない場合には、累積使用時間Tが増加して基準使用時間T1を超えるまではS230の処理には進まない。
S230においては、マイコン50は、インバータ62に出力するパルス信号Pのデューティ比を特定値へ変更する。ここで、マイコン50は、累積使用時間Tが基準使用時間T1未満であるときには、通常、上記特定値よりもデューティ比が高く設定されているパルス信号Pを生成してインバータ62に対して出力し続けており、その結果バックライト61の輝度も一定の高輝度に保たれている。つまり、インバータ62は、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過した後においては、基準使用時間T1経過前より低いデューティ比のパルス信号Pによって間欠駆動されることになり、その結果、バックライト61の輝度レベルが強制的に低下させられる。
このように、実施例1によれば、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過した後においては、バックライト61の輝度がある低輝度レベルにまで低下する。そのため、画面を視聴しているユーザは急に画面が暗くなったことでバックライト61の寿命が近いことを認識でき、従来のように敢えてバックライト61の寿命が近い旨をメッセージ表示する必要がない。また、メッセージ表示が不要であるため、メッセージ表示が視聴中の映像に重なって視聴を妨害するという不都合も起こらず、かつ、同メッセージ表示を実行するための画像データを予め備えておく必要もない。さらに、画面を暗くするという通知行為自体が、バックライト61の寿命を延ばすことに寄与する。
ここで、液晶テレビジョン100は、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過した後においても、ユーザによって何度も電源をオン・オフされるものである。同基準使用時間T1の超過後においては常にマイコン50が出力するパルス信号Pのデューティ比を上記特定値に固定するとすれば、電源をオンにしたときから画面は上記特定値に対応する暗さであるため、ユーザは基準使用時間T1を超過していることに気付き難い。
そこで、S210で累積使用時間Tが基準使用時間T1を超えていると判断した場合でも、S230においてマイコン50は、出力するパルス信号Pのデューティ比をすぐには特定値に変更せず、例えば数分という時間の経過後に同特定値に変更するとしてもよい。かかる処理を行えば、電源をオンにした時の累積使用時間Tが上記基準使用時間T1を超過している場合でも、視聴開始の時点からバックライト61が低輝度とはならず、数分経過後に低輝度に切り替わるため、ユーザは累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過していることに容易に気付く。なお、かかる処理は後述の実施例2における、S220からS230の処理へと移行する際にも実行することができる。
(3)実施例2
図4は、マイコン50が実行する本発明の実施例2にかかる処理内容をフローチャートにより示している。なお、実施例1と同じ処理内容のステップについては同一の番号を付している。
累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過してバックライト61の輝度レベルを低下させた場合であっても、ユーザがリモコン操作などによって同輝度レベルを再度上げることが考えられる。そこで、実施例2では、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過した後においてユーザが上昇させた輝度レベルについては、そのレベルの維持を許容する許容期間というものを設け、同許容期間が過ぎた後には再度バックライト61の輝度を低下させるとしている。なお、ユーザがリモコン操作等によってバックライト61の輝度を変化させる場合も、マイコン50が同リモコン操作等を認識し、同操作内容に基づいてパルス信号Pのデューティ比を変化させることで輝度変化が実現される。
先ず、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過している場合には、S220において、マイコン50は、前回設定された許容期間が残っているか否か判断する。S200からの処理は液晶テレビジョン100の電源がオンになったときに開始されるが、それよりも以前の液晶テレビジョン100の稼動時に既に累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過してバックライト61の輝度が強制的に下げられており、かつ、ユーザが暗くなったことを嫌ってバックライト61の輝度レベルの設定を上げる操作を行った可能性も考えられる。マイコン50は、かかるユーザによる操作が行われた場合にはその操作時点からの液晶テレビジョン100の稼動時間の合計である累積使用時間T´(特許請求の範囲に言う、後発的累積時間に対応。)を計測するようになっている。累積使用時間T´も上記カウンタ56によって計測する。
S220では、その時点での累積使用時間T´が許容期間未満である場合(前回設定された許容期間が残っている場合)にはS240へ進む。一方、その時点での累積使用時間T´が許容期間を超えている場合または、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超過した後においてユーザによる輝度レベルの設定を上げる操作が行われておらず、累積使用時間T´自体が存在しない場合にはS230へ進む。
S240においては、マイコン50は、出力するパルス信号Pのデューティ比を、ユーザの操作によってバックライト61の輝度レベルを上げた際に設定したデューティ比に維持する。従って、バックライト61の輝度は、ユーザが設定した高い状態に維持される。むろんこの間も、累積使用時間T´の計測は継続されている。
そして、S280において、マイコン50は、その時点での累積使用時間T´と許容期間とを比較し、許容期間未満であれば出力するパルス信号Pのデューティ比を維持するし、許容期間を超えていれば、ユーザが上昇させた輝度レベルを維持する期間は終了したものと判断し、S230へ進む。
S220の分岐で“No”またはS280の分岐で“Yes”となった場合は、S230において、マイコン50は、インバータ62に出力するパルス信号Pのデューティ比を上記特定値へ変更する。つまり、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超えている状態において、原則通り、基準使用時間T1経過前より低いデューティ比のパルス信号Pをインバータ62に出力し、バックライト61の輝度レベルを強制的に低下させる。
S250においては、マイコン50は、バックライト61の輝度レベルを上げる外部からの操作が新たになされたか否か判断する。つまり、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超えた後において、ユーザがバックライト61の輝度を上げる操作を行う回数に、特に制限はないからである。この分岐において“No”であれば、引き続きインバータ62に出力するパルス信号Pのデューティ比を特定値に維持し、バックライト61の輝度レベルを低い状態とする。逆に、バックライト61の輝度レベルを上げる操作が新たになされた場合には、同操作に応じて、出力するパルス信号Pのデューティ比を変化させる(高デューティ比にする)とともに、新たな累積使用時間T´の計測を開始する。
本実施例では、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超えた後において、バックライト61の輝度を上げる操作が行われた場合、同操作に基づく高い輝度の維持を許容する期間を、同操作の回数が増えるごとに短くしていく。そのために、マイコン50は、累積使用時間Tが基準使用時間T1を超えた後において、バックライト61の輝度を上げる操作が行われた回数を計測しておくとともに、ROM52等の記憶領域には、各回数に対応して予め長さを決定した許容期間のデータを備えている。
S260においては、マイコン50は、リモコン等を介して認識したバックライト61の輝度を上げるための操作のうち直近の操作が何回目の操作であるか判断するとともに、同回数に対応する許容期間を上記記憶領域から読み出す。
S270においては、マイコン50は、上記読み出した許容期間とS250において認識した直近の操作時点から計測を開始した累積使用時間T´とを比較し、累積使用時間T´が許容期間未満のうちは出力するパルス信号Pのデューティ比を維持(高デューティ比のまま維持)し、一方、許容期間を超えていれば、上記S230に戻って、パルス信号Pのデューティ比を上記特定値へ変更しバックライト61の輝度レベルを強制的に低下させる。
なお、図4の処理は、一旦液晶テレビジョン100の電源がオンにされてからオフにされるまでの間、継続して行われる。
図5は、時間経過と、ユーザ操作によって調整可能なバックライトの輝度レベルの上限との対応関係を示している。
同図は、横軸に累積使用時間Tを示しており、縦軸にマイコン50がインバータ62に出力可能なパルス信号Pのデューティ比の最大値を示している。本実施例においては、累積使用時間Tが上記基準使用時間T1未満である場合には、ユーザによる外部操作に基づいて、マイコン50は出力するパルス信号Pの最大デューティ比をa1%(デューティ比a1>a2>a3>a4>a5)にまで上げることができる。なお、累積使用時間Tが基準使用時間T1未満である間のデューティ比は、通常a1〜a2間あたりに設定されている。また、図中のデューティ比a5は上記特定値に対応しており、累積使用時間Tが上記基準使用時間T1を超えた場合であってユーザからの外部操作が無ければ、パルス信号Pのデューティ比は同a5に強制的に落とされ、その結果バックライト61の輝度も低下する。
累積使用時間Tが上記基準使用時間T1を超えた後においては、ユーザによる外部操作に基づいて調整可能なパルス信号Pのデューティ比の上限値を、a2,a3…というように、同操作の回数を追うごとに段階的に引き下げている。また、図中の、T2,T3,T4の各期間の長さ(T2>T3>T4)は、同操作の各回数に対応する各許容期間を表している。つまり、累積使用時間Tが上記基準使用時間T1を超えた後において、ユーザが初めて外部操作によってバックライト61の輝度レベルを上げようとした場合にはマイコン50は出力するパルス信号Pのデューティ比の最大値をa2%までに制限し、二回目に輝度レベルを上げようとした場合にはパルス信号Pのデューティ比の最大値をa3%までに制限し、3回目に輝度レベルを上げようとした場合にはパルス信号Pのデューティ比の最大値をa4%までに制限している。
実施例2によれば、累積使用時間Tが上記基準使用時間T1を超えた後においては、バックライト61の輝度レベルを強制的に落とすとともに、ユーザの操作によってバックライト61の輝度レベルを上昇させることも許容する。また、バックライト61を高輝度に維持できる期間やその輝度レベル自体を段階的により制限していく。そのため、ユーザへバックライト61の寿命が近いことを確実に通知しつつも、寿命の最後の方まで視聴の快適性をある程度担保し、かつ可能な限りバックライト61の寿命を延ばすことができる。
本願発明の実施形態にかかる液晶テレビジョンの概略構成図。 バックライト部とマイコンとを示したブロック図。 実施例1の処理内容を示したフローチャート。 実施例2の処理内容を示したフローチャート。 時間経過とバックライトの輝度レベルの上限との対応関係を示した図。
符号の説明
11…チューナ
20…RGB信号生成回路
30…液晶ドライバ回路
40…液晶パネル
50…マイコン
51…CPU
52…ROM
53…RAM
54…操作パネル
55…リモコンI/F
56…カウンタ
60…バックライト部
61…バックライト
62…インバータ
62a…交流電圧生成回路
62b…スイッチング回路
100…液晶テレビジョン

Claims (8)

  1. 液晶パネルを背面から照射するバックライトにおける所定の耐用期間の経過を通知可能な液晶テレビジョンにおいて、
    液晶テレビジョンの電源が入力状態となっている期間を累計し、同累計結果を上記バックライトの累積使用時間として取得するバックライト使用時間取得手段と、
    デューティ比を所定の比率に変化させたパルス信号を生成して出力するマイコンと同出力されたパルス信号に基づいてバックライトに供給する交流電圧の出力を変化させてバックライトの輝度を調節可能なインバータとからなり、上記累積使用時間が基準となる使用時間を超えているか否か判断し、超えていると判断した場合にはバックライトの輝度を所定の輝度レベルにまで低下させる処理を行うバックライト調光手段とを備え、
    上記バックライト調光手段は、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後においては、外部からの操作に基づいて調整可能なバックライトの輝度レベルの上限を段階的に引き下げるとともに、外部からの操作に基づいてバックライトの輝度レベルが上げられた場合に同操作に基づいて輝度レベルが上げられてからの累積使用時間である後発的累積時間を計測しこの計測結果が予め定めた許容期間を超えた場合にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる処理を上記外部からの操作が行われる度に繰り返し実行し、かつ当該処理を繰り返す毎に許容期間の設定を短縮していくことを特徴とする液晶テレビジョン。
  2. 液晶パネルを背面から照射するバックライトにおける所定の耐用期間の経過を通知可能な液晶テレビジョンにおいて、
    上記バックライトの累積使用時間を取得するバックライト使用時間取得手段と、
    上記累積使用時間が基準となる使用時間を超えているか否か判断するとともに、超えていると判断した場合には上記バックライトの輝度を所定の輝度レベルにまで低下させる処理を行うバックライト調光手段とを備えることを特徴とする液晶テレビジョン。
  3. 上記バックライト使用時間取得手段は、液晶テレビジョンの電源が入力状態となっている期間を累計し、同累計結果を上記累積使用時間とみなすことを特徴とする請求項2に記載の液晶テレビジョン。
  4. 上記バックライト調光手段は、電源が入力され時点での累積使用時間が上記基準となる使用時間を超えている場合には、電源が入力されてから所定期間はバックライトの輝度レベルを低下させる処理は行わず、同所定期間の経過後にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶テレビジョン。
  5. 上記バックライト調光手段は、累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後において外部からの操作に基づいてバックライトの輝度レベルが上げられた場合に、同操作に基づいて輝度レベルが上げられてからの累積使用時間である後発的累積時間を計測し、この計測結果が予め定めた許容期間を超えた場合に、バックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の液晶テレビジョン。
  6. 上記バックライト調光手段は、後発的累積時間の計測結果が許容期間を超えた場合にバックライトの輝度を上記所定の輝度レベルに低下させる処理を、バックライトの輝度レベルを上げる外部からの操作が行われる度に繰り返し実行するとともに、当該処理を繰り返す毎に許容期間の設定を短縮していくことを特徴とする請求項5に記載の液晶テレビジョン。
  7. 累積使用時間が上記基準となる使用時間を経過した後において外部からの操作に基づいて調整可能なバックライトの輝度レベルの上限を段階的に引き下げることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の液晶テレビジョン。
  8. 上記バックライト調光手段はマイコンとインバータとを備え、同マイコンは、デューティ比を所定の比率に変化させたパルス信号を生成して上記インバータに出力し、インバータはこのパルス信号に基づいてバックライトに供給する交流電圧の出力を変化させてバックライトの輝度を調節することを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載の液晶テレビジョン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015111238A (ja) * 2013-10-31 2015-06-18 キヤノン株式会社 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム

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