JP2006245825A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿読取時の読取モードが複数ある場合において、いずれの読取モードが選択されても読取画像の劣化の少ない適切な変倍処理を実行することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】 設定された読取倍率で原稿を読み取るに際し、原稿の搬送速度の変更によって変倍処理を実行する第1の変倍処理と、速度変更手段と電子変倍手段を併用して変倍処理を実行する第2の変倍処理のどちらを選択するかを、設定された読取倍率と所定の閾値との比較結果から決定する画像読取装置であって、読取モードがカラーモードの場合には当該閾値を1.6倍とし(ステップS103、S104)、モノクロモードの場合には当該閾値を2.0倍とする(ステップS103、S106)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、原稿を搬送しながらその画像を読み取る画像読取装置に関し、特に、その読取倍率を変更する技術に関する。
近年、原稿の画像を読み取る画像読取装置として、原稿を搬送装置により読取位置に搬送させながら、その原稿画像を読み取る、いわゆるシートスルー方式の画像読取装置が普及している。
このようなシートスルー方式の画像読取装置においては、その搬送速度を変化させることにより副走査方向(原稿搬送方向)における読取倍率を変更するようになっている。具体的には、読取倍率を大きくするときはその倍率に応じて搬送速度を遅くし、反対に読取倍率を小さくするときには、搬送速度を速くすることにより、原稿の副走査方向における単位長さ当りの走査ライン数を増加あるいは減少して拡大・縮小処理が実行される。
しかし、原稿搬送装置の動力源のモータは、それがDCモータであれステッピングモータであれ、回転速度が低下すると回転ムラが生じやすいという一般的特性を有している。
したがって、読取倍率を大きくするため、モータの回転速度を一定以下に低下させると、当該モータの回転ムラが増大し、これが原稿の搬送速度の変動となって顕著に現われ、その読取画像の副走査方向における拡大率が部分的にばらつき、読取精度が劣化するという不都合が生じていた。
そこで、従来では、一定の読取倍率以上になると、それ以降は原稿の搬送速度を落とさずに、画素間のデータを補間することにより電子的に変倍処理するように構成されている(以下、本明細書において、原稿の搬送速度を変更して読取画像を変倍することを「速度変倍」といい、画素補間や画素の間引きにより読取画像を変倍することを「電子変倍」という。)。
なお、電子変倍による拡大処理によれば、速度変倍におけるように副走査方向における部分的な拡大率のばらつきが生じることはないが、画素補間することにより画像の鮮明性は劣化するので、従来の変倍処理においては、読取画像の部分的な拡大率のバラツキによる画像劣化が許容範囲内にある間は、速度変倍を実行し、それ以上拡大すると部分的な拡大率の変化が顕著になる場合には、搬送速度をそれ以上低下させずに電子変倍を併用することにより、読取画像ができるだけ劣化しないようにしている。
どのような読取倍率を境にして、速度変倍のみによる変倍処理(以下、「第1の変倍処理」という。)から速度変倍と電子変倍を併用した変倍処理(以下、「第2の変倍処理」という。)に切り換えるかは、使用する駆動モータの特性や原稿搬送装置の具体的な機構などにより異なるが、たとえば、従来の画像読取装置として、読取倍率が2倍未満は、第1の変倍処理とし、2倍以上になると第2の変倍処理を選択するように構成されているものがあった。
特開2003−259092号公報 特開平11−196228号公報
しかしながら、最近カラープリンタの普及が目覚ましく、これに伴ってカラー原稿もシートスルー型のスキャナで読み取る要請が強くなってきた。ところが、カラー原稿を読み取るモード(以下、「カラーモード」という。)の場合には、それほど読取倍率が大きくなくても、モノクロ原稿を読み取るモード(以下、「モノクロモード」という。)を実行する場合に比べて画質の劣化、特に色ずれが顕著になることが判明した。
同様なことは、両面読取モードや厚紙の原稿を読み取るモード(厚紙原稿読取モード)において所定の拡大処理を実行する場合においても、それぞれ片面読取モードや普通紙の原稿の読み取るモード(普通紙原稿読取モード)を実行する場合に比較して画質の劣化が生じやすいことが判明した。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、読取モードが複数ある場合において、いずれの読取モードが選択されても読取画像の劣化の少ない適切な変倍処理を実行することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿搬送手段により原稿を搬送しながらその画像を読み取って画像データを得る画像読取装置であって、少なくとも副走査方向における原稿の読取倍率を取得する倍率取得手段と、原稿搬送手段による原稿の搬送速度を変更する速度変更手段と、原稿の画像データを副走査方向において電子的に変倍する電子変倍手段と、取得した読取倍率に対して、速度変更手段のみによって変倍処理を実行する第1の変倍処理と、速度変更手段と電子変倍手段を併用して変倍処理を実行する第2の変倍処理のどちらを選択するかを、読取モードごとに決定する決定手段と、前記決定手段により決定された変倍処理を実行するように前記速度変更手段および電子変倍手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
このように取得した読取倍率に対して、速度変更手段のみによって変倍処理を実行する第1の変倍処理と、速度変更手段と電子変倍手段を併用して変倍処理を実行する第2の変倍処理のどちらを選択するかを、読取モードごとに決定することにより、各種の読取モードに応じた適切な変倍処理の実行が可能となり、読取画像の劣化が可及的に抑制される。
また、本発明は、前記決定手段は、読取倍率を指標する値が、読取モードごとに設定された閾値未満である場合に第1の変倍処理を選択すると共に、当該閾値以上である場合に第2の変倍処理を選択することを特徴とする。これにより、当該閾値を基準にして第1と第2の変倍処理の選択を容易に行うことができる。
なお、ここで「読取倍率を指標する値」とは、読取倍率そのものの値のほか、原稿搬送手段による原稿の搬送速度を決定するパラメータ(例えば、原稿搬送手段の駆動源となるモータが、DCモータの場合には通電する電流値、ステッピングモータの場合には駆動パルスのパルスレートなど)を含んでもよい。但し、読取倍率以外のパラメータを指標とする場合には、当該パラメータと閾値との大小関係が、読取倍率の場合と反対になる場合もありうるので、あくまでも、それらを読取倍率に置き換えた場合における大小関係に基づき本願の各請求項は解釈されるものとする。具体的に、例えば原稿搬送手段の駆動源がステッピングモータの場合、そのパルスレートが小さくなるほど原稿の搬送速度が遅くなり、その結果読取倍率は大きくなるので、パルスレートを読取倍率を指標する値に設定した場合の閾値(特定のパルスレート)との大小関係は、当該パルスレート値の大小で判断するのではなく、対応する読取倍率に置き換えた場合における大小で判断するものとする。
このことは後述する読取モードごとに設定される閾値同士の大小(高低)関係の判断についても同様である。
また、本発明は、前記読取モードが、原稿を単色で読み取るモノクロ読取モードと、カラーで読み取るカラー読取モードを含む場合に、前記閾値は、カラー読取モードの場合の方が、モノクロ読取モードの場合よりも低く設定されていることを特徴とする。
カラー読取モードにおいては原稿搬送速度が変動すれば、読取画像に色ずれが生じるため、画像の劣化がモノクロ読取モードの場合よりも目立ちやすい。そのため回転ムラの許容値をモノクロ読取モードの場合よりも小さく設定することが望ましく、上記のようにカラー読取モードの場合に第1から第2の変倍処理へ切換えるための閾値を小さく設定することにより、モノクロ読取モードの場合よりも読取倍率が小さい段階(すなわち、駆動源のモータの回転ムラがカラー読取モードにおける許容範囲にある段階)で第1から第2の変倍処理に切り換えることができ、変倍処理に伴う読取画像の劣化を可及的に低減できる。
また、本発明は、前記原稿搬送手段が、原稿の表裏を反転させて読取位置まで搬送する反転手段を有し、前記カラー読取モードおよびモノクロ読取モードの少なくとも一方のモードは、さらに、原稿の第1面のみを読み取る片面読取モードと、第1面を読み取った後、原稿を前記反転手段によって反転させてその第2面も読み取る両面読取モードを含み、前記閾値は、両面読取モードを実行する場合の方が、片面読取モードを実行する場合よりも低く設定されていることを特徴とする。
通常、両面読取モードは、原稿の搬送路が複雑となり、原稿搬送手段の駆動モータへの負荷が大きくなるため、片面読取モードを実行する場合よりも回転ムラが発生しやすい。そこで上記のように両面読取モードにおける変倍処理の閾値を片面読取モードの場合より低くすることにより、駆動モータの回転ムラをカラー読取モードもしくはモノクロ読取モードにおける許容範囲内に止めた状態で変倍処理を実行できる。
また、本発明は、前記カラー読取モードおよびモノクロ読取モードの少なくとも一方のモードは、さらに、普通紙の原稿を読み取る普通紙原稿読取モードと、それよりも厚紙の原稿を読み取る厚紙原稿読取モードを含み、前記閾値は、厚紙原稿読取モードを実行する場合の方が、普通読取モードを実行する場合よりも低く設定されていることを特徴とする。
厚紙原稿を搬送する場合は、普通紙原稿を搬送する場合よりも原稿搬送手段の駆動モータへの負荷が大きくなるため、回転ムラが発生しやすい。そこで上記のように厚紙原稿読取モードにおける変倍処理の閾値を普通紙原稿読取モードの場合より低くすることにより、回転ムラをカラー読取モードもしくはモノクロ読取モードにおける許容範囲内に止めた状態で変倍処理を実行できる。
さらに、本発明は、前記原稿搬送手段は、原稿の表裏を反転させて読取位置まで搬送する反転手段を有し、前記読取モードは、原稿の第1面のみを読み取る片面読取モードと、第1面を読み取った後、原稿を前記反転手段によって反転させてその第2面も読み取る両面読取モードを含み、前記閾値は、両面読取モードの場合の方が、片面読取モードの場合よりも低く設定されていることを特徴とし、また、本発明は、前記読取モードが、普通紙の原稿を読み取る普通紙原稿読取モードと、それよりも厚紙の原稿を読み取る厚紙原稿読取モードを含み、前記閾値は、厚紙原稿読取モードの場合の方が、普通読取モードの場合よりも低く設定されていることを特徴とする。
このようにすれば、モノクロ画像読取専用機もしくはカラー画像読取専用機であっても、両面読取モード/片面読取モードあるいは厚紙原稿読取モード/普通紙読取モードの読取モードに応じて回転ムラの発生する読取倍率の大きさが異なるので、上記のように閾値を各読取モードに応じて違えることにより、読取倍率を増大するに当たり画像劣化の少ない読取画像を得ることができる。
以下、本発明に係る画像読取装置の実施の形態を、デジタル式カラー複写機のイメージリーダ部に適用した場合を例にして説明する。
図1は、当該デジタル式カラー複写機(以下、単に「複写機」と言う。)10の概略構成を示す図である。
同図に示すように複写機10は、大きく分けて、原稿画像を読み取るイメージリーダ部12と、読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部14とから構成される。
イメージリーダ部12は、固定光学系の一つであるシートスルー方式と移動光学系の一つであるスキャナ移動方式の両方で原稿画像の読取が可能なように構成されている。ここで、シートスルー方式は、光学系を静止(固定)させた状態で、原稿を移動させて読み取る方式である。スキャナ移動方式は、原稿は静止させた状態で、原稿面からの反射光をCCDセンサに導くミラーを原稿に対して移動させ、原稿読取位置からCCDセンサまでの光路長を常に一定に維持した状態で読み取る方式である。
イメージリーダ部12は、シートスルー方式を実現するための自動原稿搬送装置16を備えている。
自動原稿搬送装置16は、原稿給紙トレイ18にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ分離してシートスルー用プラテンガラス(以下、単に「プラテンガラス」という。)50の上面を通過させた後、原稿排紙トレイ22に排出するものである。
原稿給紙トレイ18にセットされた原稿束(不図示)における最上位の原稿は、ピックアップローラ24と捌きローラ25とによって原稿束から分離され、第1中間ローラ28を介してレジストローラ30まで搬送される。原稿は、ここで傾き(スキュー)が補正された後、当該レジストローラ30によってプラテンガラス50へと搬送される。プラテンガラス50を通過した原稿は、さらに、読取後ローラ32および第2中間ローラ34によって排出ローラ36へと搬送され、当該排出ローラ36によって、原稿排紙トレイ22へと排出される。
なお、上記した各ローラは、原稿搬送モータM1を動力源とし、歯車ギャーやベルトなどの動力伝達機構(図示せず)を介して回転駆動される。
この原稿搬送モータM1の種類は特に限定されないが、本実施の形態では、高精度の回転速度の制御が可能なステッピングモータを使用している。
シートスルー方式で原稿を読み取る場合には、スキャナ38は、プラテンガラス50下方の破線で示す位置(シートスルーポジション)に移動される。プラテンガラス50上面を通過する原稿は、当該シートスルーポジションで静止しているスキャナ38のランプ40によって照射される。原稿面からの反射光は、第1ミラー42、第2ミラー44および第3ミラー46により光路変更され、集光レンズ48によってCCDセンサ49の受光面で結像される。
図2(a)は、シートスルー方式の読取時において原稿面からの反射光がCCDセンサ49に至るまでの光路を示した概略拡大図であり、図2(b)は、CCDセンサ49の受光面の様子を示した図である。CCDセンサ49は、原稿画像を読み取るための読取手段として機能するものであり、図2(b)に示すように3本のCCDラインセンサ49R,49G,49Bを備えた3ラインCCDセンサである。
CCDラインセンサ49Rは、原稿画像の赤(R)色成分を、CCDラインセンサ49Gは、緑(G)色成分を、CCDラインセンサ49Bは、青(B)色成分をそれぞれ読み取るためのセンサである。CCDラインセンサ49R,49G,49Bは、それぞれが主走査方向にM個のフォトダイオード等の受光素子(1素子が1画素に相当)が直線状に配列されてなり、副走査方向に49R,49G,49Bの順に所定の間隔をもって配列されている。
CCDセンサ49は、原稿の反射光を受光すると、これをCCDラインセンサ49RにおいてR成分の画像信号に、49GにおいてG成分の画像信号に、49BにおいてB成分の画像信号にそれぞれ光電変換し、制御部77に送る。具体的には、CCDラインセンサ49R〜49Bそれぞれは、所定クロックに基づくタイミング信号によって駆動され、1ライン周期(主走査方向に1ライン分の画像を読み取るための周期)毎にM個の受光素子に蓄積された電荷を主走査方向の1ライン分の各画素のアナログの画像信号として出力するものである。これにより位置R,G,Bにおいて1ラインずつ、すなわち3ライン分の画像が読み取られ、その動作が1ライン周期毎に繰り返し実行されて1枚の原稿の画像が読み取られることになる。
各色用のCCDラインセンサは、設定された原稿の搬送速度に応じて、所定時間遅延して処理されることにより、同一画素のR,G,Bの濃度データを得るように構成されている。そのため、駆動モータの回転ムラに起因して原稿の搬送速度が変動すると同一画素の色成分のデータを読み取ることができず、読取画像に色ずれが発生する。
カラー画像における色ずれは、単色の画像に比べて肉眼でも大変目立ちやすいため、本発明では、カラーモードで原稿を読み取る場合の駆動モータの回転ムラの許容値が、モノクロモードで原稿を読み取る場合の回転ムラの許容値よりも小さく設定される。詳しくは後述する。
なお、シートスルー方式において、原稿の両面を読み取るモード(両面読取モード)を実行する場合には、図1において第1面を読み取った原稿の後端がP点を通過した直後に搬送路切換爪35の先端をソレノイドなどにより下方に向くように切り換えると共に、第2中間ローラ34,排出ローラ36の回転方向を逆転させ、原稿の後端を搬送路37に突入させてQ点を経由して再びプラテン50方向に搬送することにより、原稿の表裏が反転して原稿の第2面を読み取ることができるようになっている。
一方、原稿を手置き用ガラス74に載置して読み取る場合には、自動原稿搬送装置16を上方に開放して、原稿を手置き用ガラス74上にセットする。この場合には、スキャナ38は、図1の矢印Aの方向に移動される。この際、第2ミラー44、第3ミラー46が対となって上記スキャナ38と同方向に、その移動速度の半分の速度で移動するようになっており、これにより原稿面から集光レンズ48までの距離(光路長)が常に一定に保たれて、原稿の反射光は、CCDセンサ49の受光面で結像される。なお、上記スキャナ38および第2ミラー44、第3ミラー46は、スキャンモータM2を動力源とし、図示しない動力伝達機構を介して走行駆動される。
制御部77は、上記イメージスキャナ部12の動作を制御すると共に、CCDラインセンサで読み取った画像データに所定のデータ処理を施して、画像メモリに格納し、さらに当該格納されたR,G,Bの画像データに基づいてプリンタ部14において転写紙上に画像を形成させる。
原稿給紙トレイ18には反射式の光電センサ181、182が設けられており、これらの検出結果に基づき制御部77で原稿のサイズが判定されるようになっている。
プリンタ部14は、上記原稿を読み取って得られた画像データにより変調駆動されたレーザダイオードにより感光体ドラムを露光走査して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像した後、当該トナー像を用紙上に転写して画像を形成する公知の電子写真式のプリンタであり、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナー像を転写紙上に多重転写することによりフルカラー画像を形成する。
なお、プリンタ部14は、上記のような電子写真方式に限定されず、他の方式、たとえばインクジェット方式のカラープリンタなどであっても構わない。
複写機10においてモノクロ読取モードを実行する場合には、たとえばCCDラインセンサ49Rのみの出力を2値化処理してブラックの画像データとする。もっとも、ブラック読取専用のCCDラインセンサを上記R,G,B用のラインセンサとは別に設けても構わない。
複写機10は、その上面の操作しやすい位置に操作パネル120(図3)を備えている。操作パネル120には、コピー枚数を設定するためのテンキー、コピーを開始させるためのスタートキーなどのキー群の他、原稿の読取モード、読取倍率(拡大縮小率)などの入力を受付けるための設定画面やボタンおよび用紙切れや紙詰まりなどのメッセージを表示させるための液晶表示部が配されている。
なお、本実施の形態に係る複写機において設定される読取モードは、原稿をカラーで読み取るカラーモード、モノクロで読み取るモノクロモード、原稿の片面のみを読み取る片面読取モード、両面を読み取る両面読取モード、厚紙の原稿を読み取る厚紙原稿読取モードなどを含むものである。
図3は、制御部77の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部77は、主な構成要素としてCPU771、画像処理部772、画像メモリ773、LD駆動部774、これらの各部の制御に必要なプログラム、特に変倍処理に際してイメージリーダ部の原稿搬送モータM1の速度の制御や電子変倍するためのプログラムなどが格納されたROM775、プログラム実行時のワークエリアとなるRAM776や、変倍処理に際し、第1の変倍処理と第2の変倍処理のどちらを採用すべきかを決定するための基準となる閾値を各読取モードに対応させて格納する閾値格納部777などを有する。この閾値格納部777は不揮発性メモリからなり、後述するような具体的な閾値が組立て時などにおいて予め格納されている。
画像処理部772は、CCDセンサ49からの読取データを所定のタイミングでサンプリングして、適正レベルに増幅した後、R,G,Bのデジタルデータに変換し、各CCDラインセンサの感度ばらつきや光学系の特性による光量ばらつき等を補正するシェーディング補正処理を施す。このシェーディング補正されたR,G,Bのデジタルデータは、それぞれ1ライン(主走査ライン)単位で、同一画素のR,G,Bの画像データが対応して出力されるように原稿の搬送速度に応じた所定時間だけ遅延して出力される。
その後、上記R,G,Bの画像データに対して、公知の黒生成(BP)、下色除去(UCR)等の色補正処理を施し、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各再現色の濃度データを生成し、画像メモリ773に出力する。
画像メモリ773は、再現色ごとに容易されたフレームメモリに上記各色の濃度データを格納し、CPU771からアドレスを指示されて読出し要求を受けると、当該アドレスに格納されている各再現色のデータをLD駆動部774に送り、LD駆動部774は、このデータに基づきプリンタ部12におけるレーザダイオードを変調駆動させ、感光体ドラム上への露光走査が実行される。
CPU771は、ROM775の制御プログラムに基づいて、イメージリーダ部12、プリンタ部14などの各部の動作を制御し、円滑なコピー動作を実現する。また、操作パネル120を介して操作者によるキー入力等を受付けると共に、必要なメッセージ等を液晶表示部に表示させる。
なお、上述したように原稿搬送モータM1は、ステッピングモータからなり、具体的には、図4に示すように公知のモータ駆動IC778を介してCPU771により駆動制御される。
すなわち、ROM775内部には、操作パネル120から入力された読取倍率に対応する回転速度で原稿搬送モータM1を駆動するためのパルスレート値(モータ駆動周波数)、およびそのときの駆動電流(励磁電流)値が予めテーブルとして格納されており、CPU771は当該テーブルを参照し、φ0〜φ4の出力端子からモータ駆動IC778に上記パルスレートに従った励磁信号を出力すると共に、D/A端子から駆動電流を決定するための基準電圧Vsをモータ駆動IC778のVref入力端子に出力する。
モータ駆動IC778は、入力された基準電圧Vsに対応した駆動電流を有する駆動パルスを励磁信号と同期させてステッピングモータM1の各極に供給し、これにより原稿搬送モータM1が必要なトルクを維持しつつ、指定された読取倍率に応じた回転速度で回転駆動される。
なお、駆動電流は、抵抗R1により電圧に変換されて、CPU771のA/D端子に入力されており、この電圧値に基づきCPU771は、駆動電流が所定の値に維持されるようにフィードバック制御する。
次の図5は、原稿搬送装置における原稿搬送モータM1の回転ムラの大きさとCPU771から入力されるパルスレートとの関係を示す特性図である。
同図において、横軸は原稿搬送モータM1の駆動周波数のパルスレート[pps]を示し、縦軸には、回転ムラの程度を表す量として、当該パルスレートにおける平均の回転速度Mと、当該平均の回転速度Mからの速度変動分の標準偏差σとの比がパーセンテージで示されている。
図5の特性図から明らかなようにパルスレートが小さくなるほど(回転数が低くなるほど)、回転ムラが大きくなり、パルスレートが1000pps以下になると急激に悪化する。
本願発明者の実験によれば、モノクロモードおいては、回転ムラが2.50%(パルスレートが約800pps)以上になると画質の劣化が許容範囲を超えたが、カラーモードにおいては、回転ムラが1.00%(パルスレートは1000pps)以上になると色ずれが目立ち、その画質の劣化が許容範囲を超えることが判明した。
パルスレートと読取倍率との関係は、使用するモータの仕様や原稿搬送装置における駆動機構(駆動ローラの径など)との関係で決まるが、本実施の形態においては、速度変倍においてパルスレートが800ppsのとき、読取倍率は例えば2倍であり、1000ppsのとき、読取倍率は例えば1.6倍である。
そうすると、モノクロモードのときには読取倍率が2倍以上、カラーモードのときには読取倍率が1.6倍以上になると、画質の劣化が許容範囲を超えるため、この場合には第1の変倍処理ではなく、第2の変倍処理を実行して、変倍処理を行うことになる。
そこで、本実施の形態では、閾値記憶部777に図6に示すようなテーブルT1を格納しており、CPU771は、変倍処理に際し、当該テーブルを参照して第1、もしくは第2の変倍処理のいずれかを選択するように構成している。
図8は、制御部77において、副走査方向における変倍処理に際し実行される変倍モードの選択動作を示すフローチャートである。
このフローチャートは、複写機10の全体の制御動作を示すメインルーチン(不図示)において、たとえば、スタートキーが押下されたときや、変倍率が1.0倍以外に設定された場合にサブルーチンとして実行されるものである。
まず、ステップS101において、CPU771は、現在設定されている読取倍率を取得する。ユーザが操作パネル120から入力した読取倍率の値が、RAM776に一時格納されるようになっており、CPU771がこの情報を読み取ることにより読取倍率が取得される。
なお、自動変倍機能(AMS)を有する複写機にあっては、出力すべき用紙サイズを入力すれば、この指定された用紙サイズと、上述の原稿検出センサ181、182の検出結果により制御部77で判定された原稿サイズとを比較して自動的に読取倍率を決定しうるので、この場合にはユーザによる読取倍率の入力は不要となる。
次に、現在設定されている読取モードの情報を取得する(ステップS102)。この情報も、ユーザが操作パネル120から入力し、その設定内容がRAM776に一時的に格納されており、これを参照することにより容易に入手できる。
そして、上記取得した読取モードがカラーモードであれば(ステップS103;カラーモード)、カラーモードの変倍処理に関する閾値(1.6倍)を図6のテーブルT1から取得して、現在設定されている読取倍率が1.6倍未満であるか否かを判断し(ステップS104)、もし、そうであれば、速度変倍のみでも画像の劣化はないので、第1の変倍処理を選択し(ステップS104:YES、ステップS105)、1.6倍以上の場合には、画質を維持するため第2の変倍処理を選択する(ステップS104:NO、ステップS107)。
また、モノクロモードに設定されている場合には(ステップS103:モノクロモード)、モノクロモードの変倍処理に関する閾値(2.0倍)を図6のテーブルT1から取得して、現在設定されている次に読取倍率が2倍未満であるか否かを判断し(ステップS106)、それが2倍未満である場合には(ステップS106:YES)、モノクロ画像の劣化するおそれがないので第1の変倍処理を選択し(ステップS105)、2倍以上となる場合には、画質を維持するため第2の変倍処理を選択する(ステップS106:NO、ステップS107)。
これらの処理が終了すると不図示のメインルーチンに戻り、読取処理が実行される。当該読取処理では、上記選択された変倍処理を実行して所望の読取倍率の画像データを得る。
例えば、読取モードがカラーモードで、読取倍率が1.2倍に設定されている場合には、速度変倍のみの第1の変倍処理を実行することになるので、原稿搬送モータM1の駆動パルスを等倍時の1/(1.2)倍に落として、原稿を搬送しながら読み取って、副走査方向に拡大した状態で画像メモリに一旦格納し、主走査方向の拡大については、主走査方向の画素数が等倍時の1.2となるようにメモリ上で画素補間処理を行って拡大する。
また、読取モードがカラーモードで読取倍率が1.8倍に設定されている場合には、第2の変倍処理が実行されるので、まず、速度変倍でカラーモードにおける閾値の倍率1.6未満の倍率(例えば1.59倍)までは速度変倍を実行し、これで足らない倍率は、副走査方向の画素数を(1.8)/(1.59)倍とする画素の補間処理によって補う。主走査方向については、画素数を等倍時の1.8倍とする補間処理を実行することになる。
モノクロモードに設定されている場合も、読取倍率2倍を閾値として、上記と同様な処理を行う。
なお、上記では、副走査方向と主走査方向における読取倍率が同時に設定される場合について説明したが、副走査方向、主走査方向の読取倍率が独立して設定可能な機種の場合には、副走査方向において設定された読取倍率に基づいてのみ上記変倍モード選択処理が実行されるのはいうまでもない。
このように本実施の形態では、モノクロモードとカラーモードのそれぞれに応じて読取画像の劣化が生じない異なる閾値を設定して、それに基づき第1と第2の変倍処理を選択するようにしているので、いずれの読取モードが実行されても、最適な変倍処理を実行することができる。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、読取モードが、カラーモードかモノクロモードかによって変倍処理において第1の変倍処理から第2の変倍処理に切り換えるための閾値を異ならせた。
しかし、さらにその他の読取モードを選択することにより原稿搬送モータへの負荷が相違し、そのため回転ムラの発生するタイミングが異なる場合がある。
例えば、原稿が厚紙の場合には通常の原稿の場合よりも搬送のため原稿搬送モータへの負荷が大きいため回転ムラが生じやすい。また、片面読取モードの場合よりも両面読取モードの方が、給紙路が複雑になり多くの駆動ローラに挟持された状態で搬送されるため、この場合でも原稿搬送モータへの負荷が大きくなり、回転ムラが生じやすくなると考えられる。
したがって、これらのモードと併用して変倍処理を実行する場合にはさらに細かく分類して閾値を設定した方が望ましいといえる。
図7のテーブルT2は、この場合における各読取モードについて予め設定されている読取倍率の閾値の例を示すものである。
このテーブルT2に示すように、モノクロモードよりカラーモードの方が閾値が低く設定されているのは上記実施の形態と同様であるが、さらに、それぞれのモードについて、普通紙原稿・片面読取モード(原稿が普通紙で片面のみ読み取る通常のモード)、両面読取モード(原稿が普通紙で両面を読み取るモード)、厚紙読取モード(原稿が厚紙で片面のみを読み取るモード)、厚紙原稿・両面読取モード(原稿が厚紙で、かつ、両面を読み取るモード)の順に閾値が低くなっている。なお、ここで厚紙原稿とは、例えば、128g/m2以上の用紙が原稿として使用されている場合のことをいい、普通紙原稿とは、それ未満の用紙の原稿をいう。
図9は、この場合の制御部77における副走査方向における変倍処理を実行する場合の変倍モード選択処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、ステップS201において、CPU771は、現在設定されている読取倍率を取得し、次に、現在設定されている読取モードの情報を取得する(ステップS202)。
続いて、上記取得した読取モードの内容を判別し、その内容に応じてテーブルT2に基づき読取倍率の閾値Kを決定する(ステップS203〜S217)。
すなわち、まず、当該読取モードがカラーモードであるか否かを判断して、カラーモードの場合には(ステップS203:カラーモード)、さらに厚紙原稿・両面読取モードであるか(ステップS204)、厚紙原稿読取モードであるか(ステップS205)、両面読取モードであるか(ステップS206)を順次判断し、それぞれの判断結果に基づきテーブルT2のカラーモードの欄を参照して、閾値Kを設定する(ステップS207〜S210)。
また、読取モードがモノクロモードの場合には(ステップS203:モノクロモード)、さらに厚紙原稿・両面読取モードであるか(ステップS211)、厚紙原稿読取モードであるか(ステップS212)、両面読取モードであるか(ステップS213)を順次判断し、それぞれの判断結果に基づきテーブルT2のモノクロモードの欄を参照して、閾値Kを設定する(ステップS214〜S217)。
以上のようにして設定された読取モードに応じて閾値Kを決定した後、ステップS201で取得した読取倍率が当該閾値K未満である場合には、第1の変倍処理を選択し(ステップS218:YES、ステップS219)、読取倍率が閾値K以上の場合には、第2の変倍処理を選択する(ステップS218:NO、ステップS220)。
これらの処理が終了すると不図示のメインルーチンに戻り、当該選択された変倍処理に基づく読取処理が実行される。
このように本変形例では、カラーモード、モノクロモードのそれぞれについて、さらに別の読取モードごとにきめ細やかに変倍処理を切換えるための閾値を決定し、これに基づき採用すべき変倍処理が決定されるため、複数の読取モードを重畳して読取処理を実行する場合に、当該読取モードに応じた最適な変倍処理を実行することができる。
(2)画像読取装置によっては、モノクロ画像もしくはカラー画像の一方しか読み取ることができないものがある。
この場合には、読取モードが、両面読取モードか、片面読取モードか、あるいは厚紙原稿読取モードか普通紙読取モードかのみを判断して、それぞれに応じた閾値を決定し(上記テーブルT2のカラーモード・モノクロモードのそれぞれの欄の閾値参照)、当該閾値に基づき第1か第2の変倍処理を選択して、読取処理を実行するようにしてもよい。
(3)なお、画像の読取精度に影響を与える読取モードとしては、上記実施の形態に挙げたものに限られない。
例えば、機種によっては、異なるサイズの原稿を連続して読み取りながら、当該原稿サイズに応じた最適な変倍率を自動的に決定して画像形成する「混載AMS」なる読取モードを備えているものがあるが、このモードを実行する場合にはまず、原稿搬送装置により原稿を1枚ずつ搬送してそれぞれの原稿サイズを検出し、この原稿を再び原稿トレイに循環させてから、当該検出された各原稿サイズに応じた読取倍率で読取処理を実行するようになっており、このような場合にも原稿搬送モータへの負荷変動が大きいため、上記閾値を、原稿が混載でない場合の読取モードに比べて低くする方が望ましい。
なお、上記実施の形態や変形例(1)で示したテーブルT1、T2における、第1、第2の変倍処理を選択する基準となるべき閾値の値は、あくまでも一例に過ぎず、採用するモータの種類やその仕様、原稿搬送装置における搬送機構の構成などによって異なり、具体的には当該画像読取装置の機種ごとに実験などによって決定されるべきものである。
また、上記では、副走査方向における読取倍率について閾値を設定したが、第1の変倍処理の場合には、当該読取倍率と駆動パルスのパルスレートは、1対1に対応しているので、設定された読取倍率を実行するためのパルスレートと、当該パルスレートについて読取モードごとに設定された閾値とを比較して、変倍モード選択処理を実行するようにしてもよい。
また、原稿搬送モータが、DCモータの場合には、その回転速度は、駆動電流の大きさに依存するので、この場合は、閾値を当該電流値について読取モードごとに設定し、当該駆動電流と閾値を比較して、変倍モード選択処理を実行してもよく、その他読取倍率に対応したあらゆるパラメータに基づき、その閾値を設定して上記の変倍モード選択処理を実行することが可能である。
なお、予め、読取モードごとに、読取倍率とそのときに採用すべき第1、第2の変倍処理との対応関係をテーブルにして、このテーブルに基づき第1と第2の変倍処理を選択するようにしてもよい。
(4)上記実施の形態では、本発明の画像読取装置を複写機に適用した場合の例を説明したが、スキャナ、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等のカラーの原稿画像を読み取ることが可能なシートスルー方式の画像読取装置一般に適用できる。また、カラー画像を読み取るための読取手段としてCCDセンサ49を用いたが、搬送される原稿の画像を原稿搬送方向に所定間隔をおいて位置する複数の読取位置で読み取って、各読取位置に対応する異なる色の成分信号を出力する機能を有する読取手段であれば良く、例えばCIS(コンタクト・イメージ・センサ)等を用いることもできる。さらに、読み取る分解色は、R,G,Bの3色に限定されず、特定の2色あるいは4色以上の複数色とすることができる。
本発明は、原稿を読み取る際の読取モードが複数あり、かつ、読取倍率の変更が可能な画像読取装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態にかかるデジタル式カラー複写機10の概略構成を示す図である。 (a)は、シートスルー方式において原稿面からの反射光がCCDセンサ49に至るまでの光路を示した拡大図であり、(b)は、CCDセンサ49の受光面の様子を示した図である。 複写機10の制御部77の構成を示すブロック図である。 原稿搬送モータM1の駆動回路の構成を示すブロック図である。 原稿搬送モータM1として使用されるステッピングモータの回転特性を示すための図である。 本発明の実施形態において、閾値記憶部777に格納されるテーブルT1の例を示す図である。 本発明の変形例において、閾値記憶部777に格納されるテーブルT2の例を示す図である。 本発明の実施の形態における変倍モード選択処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の変形例における変倍モード選択処理の内容を示すフローチャートで
符号の説明
12 イメージリーダ部
14 プリンタ部
16 原稿搬送装置
49 CCDセンサ
77 制御部
120 操作パネル
771 CPU
772 画像処理部
773 画像メモリ部
774 LD駆動部
775 ROM
776 RAM
777 閾値記憶部
M1 原稿搬送モータ
M2 スキャンモータ

Claims (7)

  1. 原稿搬送手段により原稿を搬送しながらその画像を読み取って画像データを得る画像読取装置であって、
    少なくとも副走査方向における原稿の読取倍率を取得する倍率取得手段と、
    原稿搬送手段による原稿の搬送速度を変更する速度変更手段と、
    原稿の画像データを副走査方向において電子的に変倍する電子変倍手段と、
    取得した読取倍率に対して、速度変更手段のみによって変倍処理を実行する第1の変倍処理と、速度変更手段と電子変倍手段を併用して変倍処理を実行する第2の変倍処理のどちらを選択するかを、読取モードごとに決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された変倍処理を実行するように前記速度変更手段および電子変倍手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記決定手段は、
    読取倍率を指標する値が、読取モードごとに設定された閾値未満である場合に第1の変倍処理を選択すると共に、当該閾値以上である場合に第2の変倍処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読取モードは、原稿を単色で読み取るモノクロ読取モードと、カラーで読み取るカラー読取モードを含み、
    前記閾値は、カラー読取モードの場合の方が、モノクロ読取モードの場合よりも低く設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿搬送手段は、原稿の表裏を反転させて読取位置まで搬送する反転手段を有し、
    前記カラー読取モードおよびモノクロ読取モードの少なくとも一方のモードは、さらに、原稿の第1面のみを読み取る片面読取モードと、第1面を読み取った後、原稿を前記反転手段によって反転させてその第2面も読み取る両面読取モードを含み、
    前記閾値は、両面読取モードを実行する場合の方が、片面読取モードを実行する場合よりも低く設定されていることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記カラー読取モードおよびモノクロ読取モードの少なくとも一方のモードは、さらに、普通紙の原稿を読み取る普通紙原稿読取モードと、それよりも厚紙の原稿を読み取る厚紙原稿読取モードを含み、
    前記閾値は、厚紙原稿読取モードを実行する場合の方が、普通読取モードを実行する場合よりも低く設定されていることを特徴とする請求項3または4に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿搬送手段は、原稿の表裏を反転させて読取位置まで搬送する反転手段を有し、
    前記読取モードは、原稿の第1面のみを読み取る片面読取モードと、第1面を読み取った後、原稿を前記反転手段によって反転させてその第2面も読み取る両面読取モードを含み、
    前記閾値は、両面読取モードの場合の方が、片面読取モードの場合よりも低く設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  7. 前記読取モードは、普通紙の原稿を読み取る普通紙原稿読取モードと、それよりも厚紙の原稿を読み取る厚紙原稿読取モードを含み、
    前記閾値は、厚紙原稿読取モードの場合の方が、普通紙原稿読取モードの場合よりも低く設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
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JP2009212546A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置及び画像形成装置

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