JP2006245086A - 半導体レーザおよび半導体レーザの駆動方法 - Google Patents

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Tetsuya Nishimura
哲也 西村
Mitsunobu Gotoda
光伸 後藤田
Tomoshi Nishikawa
智志 西川
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Abstract

【課題】 発振波長の調整範囲を大きくすることのできる半導体レーザおよび半導体レーザの駆動方法を提供する。
【解決手段】 半導体レーザは、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域102と、半導体利得領域102を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡101、103とを備えている。第1分布反射鏡101は、複数の反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子10を有しており、第2分布反射鏡103は、複数の反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子11を有している。複数の反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、複数の反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子および第2回折格子が構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は光ファイバ通信、特に全光信号処理技術の分野で用いられる超高速光パルスを発生させる半導体レーザおよび半導体レーザの駆動方法に関する。
光ファイバ通信技術は、現代の情報化社会を支える重要なインフラストラクチャーである。従来、海底光ケーブルや都市間を結ぶ陸上幹線通信ネットワークを始めとして整備が進められ、光ファイバ通信技術は急速な発展を遂げてきた。現在では、幹線系の1チャネル当たりの通信速度は10〜40Gbpsに及び、将来的には80〜160Gbps以上の超高速・大容量通信の実現も期待されている。
現状のシステム構成では、ネットワークのノード部分において光信号が一旦電気信号に変換(O−E変換)されて、リタイミング、波形整形された後に、再度光信号に変換(E−O変換)されて送り出されている。しかしながら、数10Gbpsを超えるような超高速光通信システムでは、このような電気信号を介した制御で光信号を処理することはもはや困難であった。すなわち、ノードにおける信号処理速度が次第にネットワーク全体の信号処理速度を制限するボトルネックになりつつあった。かかる問題点を解決し、超高速・大容量通信を実現するためのキー技術が全光信号処理である。
全光信号処理では、技術的および経済的観点からネットワークノードに送られてきた光信号を電気信号に変換することなく光信号のままで波形整形や増幅を行った後に送り出す処理が求められている。光−光制御方式を用いた場合の利点として、電気回路のCR時定数により動作速度が制限されないこと、超短パルスの発生が可能な光パルスが直接利用可能な点が挙げられる。
かかる全光信号処理の実現には各種光素子が必要となるが、特に短い光パルスを一定の周波数で持続させた光クロックパルスは必須であり、安定でジッタ、つまり時間軸での信号の揺らぎの少ない光クロックパルス発生素子の実現が求められている。半導体素子による光クロックパルスの発生は、ネットワークシステムの小型化や振動に対する堅牢さの観点からも重要である。
パルス光源装置において、その発振波長の制御は、半導体利得部とは別に設けた分布反射鏡を適切に設計することで実現することが有効な手段の一つである。高速動作可能な光クロックパルスを発生させることができ、かつパルスの発振波長を変えることのできる従来の半導体素子が、たとえば特開2004−221219号公報(特許文献1)や特開2001−352123号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1の波長可変半導体パルス光源装置では、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得部と、電圧または電流を加えることにより波長域に対する光吸収係数または光利得係数が変化する半導体変調器部と、回折格子よりなる分布ブラッグ反射器部(DBR部)とが同一基板上に形成されている。さらに、DBR部が半導体利得部と半導体変調器部とを挟むように2箇所に配設され、いずれのDBR部もその回折格子の周期が位置の関数として変化するチャープグレーティングからなっている。そして、半導体変調器部へ電流を加えることによって光利得係数を変化させて、パルスの周波数が規定されている。また、2つのDBR部へ電流を注入することによってDBR部の屈折率を変化させて、発振波長を可変としている。
また、特許文献2の半導体短パルス光源では、超周期回折格子、可飽和吸収性導波路、利得導波路、超周期回折格子がこの順序で直列に配設され、かつ、両端にある超周期回折格子は位相変化の向きおよび周期が一致した構造をもつモード同期型レーザを備えてなっている。そして、一方の超周期回折格子において反射した光の波長ピークと、他方の超周期回折格子において反射した光の波長ピークとの重複部分において単一モードの光が発振し、互いに異なる2箇所の重複部分で発生した単一モードの光の各々の周波数の差に相当する周波数の光をパルス発生させている。
なお、従来の半導体レーザは、たとえば特開平10−335753号公報(特許文献3)および特開平11−17274号公報(特許文献4)などにも開示されている。
特開2004−221219号公報 特開2001−352123号公報 特開平10−335753号公報 特開平11−17274号公報
しかしながら、特許文献1〜4に開示されている半導体素子では、発振波長の調整範囲は5〜10nm程度に限定されており、いずれもパルスの発振波長の調整範囲を大きくすることができなかった。
特に、特許文献1の波長可変半導体パルス光源装置では、2つのDBR部がチャープグレーティングからなっているので、半導体変調器部でパルスの周波数が規定されると、その周波数に対応した波長がチャープグレーティングによって規定される。このように、特許文献1の波長可変半導体パルス光源装置では、周波数を規定すると波長が決まるので、発振波長の調整範囲を大きくすることはできなかった。
また、特許文献2の半導体短パルス光源において発振波長を変化させるためには、2つの超周期回折格子の各々に加える電流を制御して、一方の超周期回折格子において反射した光の波長ピークと、他方の超周期回折格子において反射した光の波長ピークとの両方を変化させ、各々の重複部分で発生する光の波長を変化させる必要がある。このため、発振波長の調整範囲を大きくすることはできなかった。
また、特許文献2の半導体短パルス光源においては、2つの単一モードの光の周波数差が大きいので、パルスの発振周波数も1THz程度と高くなる。このため、たとえば40GHz〜160GHzの周波数で光をパルス発振させることはできなかった。
したがって、本発明の目的は、発振波長の調整範囲を大きくすることのできる半導体レーザおよび半導体レーザの駆動方法を提供することである。
本発明の一の局面に従う半導体レーザは、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域と、半導体利得領域を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡とを備えている。第1分布反射鏡は、複数の第1反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子を有しており、第2分布反射鏡は、複数の第2反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子を有している。複数の第1反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子および第2回折格子が構成されている。
本発明の他の局面に従う半導体レーザは、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域と、半導体利得領域を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡とを備えている。第1分布反射鏡は、複数の第1反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子を有しており、かつ第1回折格子は、複数の第1反射ピークのうち少なくとも1つの反射ピークを他の反射ピークよりも高くできるように構成されている。第2分布反射鏡は、複数の第2反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子を有している。複数の第1反射ピークのうち他の反射ピークよりも高い上記少なくとも1つの反射ピークと、複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子および第2回折格子が構成されている。
本発明の半導体レーザおよび半導体レーザの駆動方法によれば、複数の第1反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振する。複数の第1反射ピークの波長位置を電流注入量によって変動させると、重なり合う第1反射ピークと第2反射ピークとの組合せが変化する。したがって、電流注入量によって変動可能な第1反射ピークの波長範囲よりも大きな波長範囲で発振波長を変えることができるので、発振波長の調整範囲を大きくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における半導体レーザの構成を示す概観図である。図1を参照して、本実施の形態の半導体レーザでは、n型インジウム燐(InP)基板1上にn型InPクラッド層2が形成されている。このn型InPクラッド層2にインジウムガリウム砒素燐(InGaAsP)光導波層3(図2)が形成されている。また、光導波層3上にp型InPクラッド層4が形成されている。このp型InPクラッド層4には第1回折格子10および第2回折格子11(図2)の各々が埋め込まれるように設けられている。p型InPクラッド層4上にはp型InGaAsPコンタクト層7が形成されている。光導波層3側面には電流を狭窄するための高抵抗InP電流閉じ込め層8が形成されている。エッチングによって形成された分離溝9a、9bによって各領域が電気的に分離されている。p型InGaAsコンタクト層7上にはp型電極21a、21b、21cのそれぞれが、分離溝9a、9bによって互いに隔てられかつ電気的に分離されるように設けられている。n型InP基板1の裏面側にはn型電極20が設けられている。このように、本実施の形態の半導体レーザは多電極構造のレーザである。
図2は、図1の半導体レーザの共振器方向の断面図(図1中のIIで表された面)である。図2を参照して、端面反射を低減するために、半導体レーザの両端面の各々に無反射コーティング22が形成されている。半導体レーザは、半導体利得領域102と、第1分布反射鏡101と、第2分布反射鏡103とを備えている。半導体利得領域102は、所定の波長域に対して利得を有しており、半導体利得領域102におけるn型InPクラッド層2上にInGaAsP光導波層3が形成されている。
第1分布反射鏡101および第2分布反射鏡103は、半導体利得領域102を挟むように配置されている。第1分布反射鏡101および第2分布反射鏡103の各々では、光導波層3に近接し、かつp型InPクラッド層4に埋め込まれた第1回折格子10および第2回折格子11の各々が設けられている。本実施の形態において第1回折格子10はサンプルド・グレーティングであり、第2回折格子11はスーパー・ストラクチャ・グレーティングである。
図3(a)は、サンプルド・グレーティングにおける共振器方向の位置xとスリットのピッチとの関係を示す図であり、(b)は、サンプルド・グレーティングにおいて反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。図3(a)を参照して、サンプルド・グレーティングとは、一定のピッチa1でスリットが設けられている領域と、スリットのない領域とが一定周期で交互に存在しているような回折格子である。図3(b)を参照して、サンプルド・グレーティングを用いると、複数の反射ピーク30を一定の波長間隔d1で生じさせることができる。たとえば波長間隔d1が5.5nm程度となるように回折格子が構成されれば、複数の反射ピーク30の各々の裾が互いに重ならないようになる。
図4(a)は、スーパー・ストラクチャ・グレーティングにおける共振器方向の位置xとスリットのピッチとの関係を示す図であり、(b)は、スーパー・ストラクチャ・グレーティングにおいて反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。図4(a)を参照して、スーパー・ストラクチャ・グレーティングとは、ピッチa2〜ピッチa3の範囲でスリットのピッチが単調増加(または単調減少)する領域が繰り返して存在しているような回折格子である。図4(b)を参照して、スーパー・ストラクチャ・グレーティングを用いると、サンプルド・グレーティングと同様に、複数の反射ピーク31を一定の波長間隔d2で生じさせることができる。
なお、サンプルド・グレーティングおよびスーパー・ストラクチャ・グレーティングのいずれも、スリットの配置を変えることによって、反射ピーク30、31の高さ、波長範囲、および波長間隔を変えることができる。
次に、本実施の形態の半導体レーザの動作を説明する。
本実施の形態の半導体レーザは、上述したようにp型電極21a、21b、21cが分離溝9a、9bによって電気的に分離された3つの領域に分割されており、第1分布反射鏡101、半導体利得領域102、および第2分布反射鏡103の各々へ独立に電流を注入できる構成を有している。すなわち、p型電極21aから第1分布反射鏡101へ、p型電極21bから半導体利得領域102へ、p型電極21cから第2分布反射鏡103へ、それぞれ独立に電流が注入される。このうち、半導体利得領域102へ電流が注入されると、光導波層3において強い励起状態が生じ、その結果発光が起こる。光導波層3で発生した光は、第1分布反射鏡101および第2分布反射鏡103において波長が規定され、多モード発振する。
図5は、本発明の実施の形態1の半導体レーザにおいて発振される光を説明するための図である。図5を参照して、第1回折格子10(サンプルド・グレーティング)による複数の反射ピーク30のうちの1つの反射ピーク30aと、第2回折格子11(スーパー・ストラクチャ・グレーティング)による複数の反射ピーク31のうちの1つの反射ピーク31aとが重なり、この重なり部分の波長範囲にあり、かつ発振閾値レベル以上となる光が発振される。本実施の形態では、反射ピーク30の幅(波長範囲)および反射ピーク31の幅がいずれも広くなるように第1回折格子10および第2回折格子11が形成されている。このため、2つの反射ピーク30a、31aの重なり部分の波長範囲が大きくなり、多モードの光が発振される。この場合に発振される光の中心波長をλ1で示す。
図6は、図5において2つの反射ピークの重なり部分の波長範囲の拡大図である。図6を参照して、2つの反射ピーク30a、31aの重なり部分の波長範囲にあり、かつ発振閾値レベル以上となる波長λn、λn+1、λn+2という3つの縦モードの光が発振される。パルス発振は、たとえば波長λnと波長λn+1との差Δλに相当する波長に対応する周波数で起こる。
また、図1および図2を参照して、p型電極21aから第1分布反射鏡101へ注入する電流量と、p型電極21cから第2分布反射鏡103へ注入する電流量とを変化させると、第1回折格子10の屈折率および第2回折格子11の屈折率の各々が変化し、反射ピーク30および反射ピーク31の各々がシフトする。これにより、p型電極21aおよびp電極21cの各々から流す電流量によって、発振波長を変化させることができる。
たとえば、p型電極21aから流す電流量を増加させると、第1回折格子10の屈折率が低下し、第1回折格子10による複数の反射ピーク30が図5中矢印で示すように低波長側へシフトする。その結果、図7に示すように、反射ピーク30aとは別の反射ピーク30bと、反射ピーク31aとは別の反射ピーク31bとが重なり、これら2つの反射ピーク30b、31bが重なる波長範囲にあり、かつ発振閾値レベル以上となる光が発振される。この場合に発振される光の中心波長をλ2で示す。つまり、p型電極21a、21cの電流量電流量の変化により、重なり合う反射ピーク30と反射ピーク31との組合せが変化する。これにより、発振される光の中心波長を波長λ1から波長λ2へ大幅に変化させることができる(バーニア効果)。具体的には、発振される光の中心波長の変動量(波長λ1と波長λ2との差)を30nm以上にすることができる。
また、図8に示すように、反射ピーク30の幅および反射ピーク31の幅がいずれも広くなるように第1回折格子10および第2回折格子11を構成することで、2つの反射ピーク30a、31aの重なり部分の波長範囲にあり、かつ発振閾値レベル以上となる縦モードの数を増加させることができる。図8では、2つの反射ピーク30a、31aの重なり部分の波長範囲に、波長λn、λn+1、λn+2、λn+3、λn+4、λn+5、λn+6という7つの縦モードの光が存在している。2つの反射ピーク30a、31aの重なり部分の波長範囲における縦モードの数は、2以上10以下であることが望ましい。
一方、たとえば特許文献2の技術においては、図9に示すように、一方の回折格子による複数の反射ピーク130のうちの1つの反射ピーク130aと、他方の回折格子による複数の反射ピーク131のうちの1つの反射ピーク131aとが重なり、この重なり部分で波長λkの単一モードの光が発振される。また、一方の回折格子による複数の反射ピーク130のうちの1つの反射ピーク130bと、他方の回折格子による複数の反射ピーク131のうちの1つの反射ピーク131bとが重なり、この重なり部分で波長λk+1の単一モードの光が発振される。つまり、2つの反射ピークの重なり部分の各々で、単一モードの光が発振される。そして、これら2つの単一モードにおける波長の差Δλに相当する波長に対応する周波数の光をパルス発生させる。この場合に発振される光の中心波長はλ101となる。
発振波長を変化させる場合には、回折格子への電流量を調整することにより、たとえば他方の回折格子による複数の反射ピーク131を図9中矢印で示すように低波長側へシフトさせる。これによって、図10に示すように、一方の回折格子による複数の反射ピーク130のうちの1つの反射ピーク130cと、他方の回折格子による反射ピーク131aとが重なり、この重なり部分で波長λkの単一モードの光が発振される。また、一方の回折格子による複数の反射ピーク130のうちの1つの反射ピーク130dと、他方の回折格子による反射ピーク131bとが重なり、この重なり部分で波長λk+1の単一モードの光が発振される。その結果、発振される光の中心波長が波長λ101から波長λ102へ変化する。波長λ101から波長λ102への変化量は、回折格子への電流量の変化による反射ピーク131の波長のシフト量とほぼ同じであり、特許文献2の技術では、発振される光の中心波長を大きく変化させることができない。
また、従来は、波長可変光源などの目的で半導体レーザが用いられるので、単一モードの安定性が重要であり、複数の反射ピーク130、131の各々の間隔は、1つの反射ピーク130、131内に存在する縦モードの波長間隔の2〜3倍以内とされていた。これに対して、本発明の半導体レーザでは、複数の反射ピーク30、31の各々の間隔が、1つの反射ピーク30、31内に存在する縦モードの波長間隔Δλの少なくとも3倍以上、好ましくは5〜9倍以上にされている。
本実施の形態における半導体レーザは、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域102と、半導体利得領域102を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡101、103とを備えている。第1分布反射鏡101は、複数の反射ピーク30を一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子10を有しており、第2分布反射鏡103は、複数の反射ピーク31を一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子11を有している。複数の反射ピーク30のうちいずれか1つの反射ピーク30aと、複数の反射ピーク31のうちいずれか1つの反射ピーク31aとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子10および第2回折格子11が構成されている。
本実施の形態における半導体レーザによれば、反射ピーク30aと、反射ピーク31aとが重なった波長範囲で多モード発振する。複数の反射ピーク30の波長位置を電流注入量によって変動させると、重なり合う反射ピーク30と反射ピーク31との組合せが変化する。したがって、電流注入量によって変動可能な反射ピーク30または反射ピーク31の波長範囲よりも大きな波長範囲で発振波長を変えることができるので、発振波長の調整範囲を大きくすることができる。
また、縦モードの波長間隔Δλを実効共振器長により調整可能なので、40GHz〜160GHzの周波数での発振が可能である。
さらに、可飽和吸収領域や外部変調領域がなくても縦モード間の干渉によりパルス発振が可能であるので、高周波駆動回路を不要とすることができる。
本実施の形態における半導体レーザにおいて、第1回折格子10はサンプルド・グレーティングであり、第2回折格子11はスーパー・ストラクチャ・グレーティングである。
これにより、幅の広い複数の反射ピークを一定の波長間隔で生じさせ易くなるので、2つの反射ピーク30a、31aの重なり部分の波長範囲を大きくすることができ、多モードの光を発振することができる。また、反射ピークをわずかにシフトさせるだけで、発振波長を大きく変化させることができる。
本実施の形態の半導体レーザにおいては、反射ピーク30aと、反射ピーク31aとが重なった波長範囲における縦モードの数が2以上10以下であるように、第1回折格子10および第2回折格子11が構成されている。
これにより、発振縦モード間の干渉の安定化を図ることができ、パルス発振特性を改善することができる。
なお、本実施の形態では、第1回折格子がサンプルド・グレーティングであり、第2回折格子がスーパー・ストラクチャ・グレーティングである場合について示したが、第1回折格子がスーパー・ストラクチャ・グレーティングであって第2回折格子がサンプルド・グレーティングであってもよい。また、第1回折格子および第2回折格子の両方がサンプルド・グレーティングであってもよく、両方がスーパー・ストラクチャ・グレーティングであってもよい。さらには、サンプルド・グレーティングおよびスーパー・ストラクチャ・グレーティングを用いなくてもよい。要するに、一定の波長間隔の複数の第1反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、一定の波長間隔の複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子および第2回折格子が構成されていればよい。
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2における半導体レーザの共振器方向の断面図である。図11を参照して、本実施の形態の半導体レーザは、第1回折格子および第2回折格子の構成と、p電極21aの構成とが実施の形態1の半導体レーザと異なっている。すなわち、本実施の形態の半導体レーザにおいて、第1回折格子12はデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であり、第2回折格子10はサンプルド・グレーティングである。また、第1回折格子12上のp型電極21aは複数の波長選択電極26で構成されている。複数の波長選択電極26の各々は互いに分離されて形成されており、互いに電気的に絶縁されている。
図12(a)は、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡における共振器方向の位置xとスリットのピッチとの関係を示す図であり、(b)は、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡において反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図であり、(c)は、所定の波長選択電極に電流を注入した場合のデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡において反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。
図12(a)を参照して、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡とは、一定のピッチでスリットが設けられている領域が繰り返されており、かつその一定のピッチが共振器方向に単調増加(または単調減少)しているような回折格子である。図12(b)を参照して、波長選択電極26に電流を全く流さない状態では、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡によって、複数の反射ピーク32を一定の波長間隔d3で生じさせることができる。たとえば波長間隔d3が2nm程度となるように回折格子が構成されれば、複数の反射ピーク32の各々が裾の部分で重なるようになる。また、図12(c)を参照して、複数の波長選択電極26のうち少なくとも1つ以上の電極を選択して電流を注入することで、その電極の場所に対応する回折格子による反射ピークが短波長側の反射ピークに重なり、他の反射ピーク32よりも高い反射ピーク32aを得ることができる。
次に、本実施の形態の半導体レーザの動作を説明する。
図13は、本発明の実施の形態2の半導体レーザにおいて発振される光を説明するための図である。図13を参照して、複数の波長選択電極26のうち所定の電極を選択して電流を注入すると、第1回折格子12(デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡)による複数の反射ピーク32の中に大きな反射ピーク32aが現れる。この反射ピーク32aと、第2回折格子10(サンプルド・グレーティング)による複数の反射ピーク30のうちの1つの反射ピーク30aとが重なり、この重なり部分の波長範囲にあり、かつ発振閾値レベル以上となる光が発振される。本実施の形態では、反射ピーク32の幅および反射ピーク30の幅がいずれも広くなるように第1回折格子12および第2回折格子10が形成されている。このため、2つの反射ピーク32a、30aの重なり部分の波長範囲が大きくなり、多モードの光が発振される。この場合に発振される光の中心波長をλ1で示す。
また、複数の波長選択電極26のうち図13の場合とは別の電極を選択して電流を注入すると、図14に示すように、反射ピーク32aとは別の波長範囲に大きな反射ピーク32bが現れる。この反射ピーク32bと、複数の反射ピーク30のうちの1つの反射ピーク30bとが重なり、この重なり部分の波長範囲にあり、かつ発振閾値レベル以上となる光が発振される。この場合に発振される光の中心波長をλ2で示す。つまり、電流を注入する波長選択電極26を変えることによって、重なり合う反射ピーク32と反射ピーク30との組合せが変化する。これにより、発振される光の中心波長を波長λ1から波長λ2へ大幅に変化させることができる。具体的には、発振される光の中心波長の変動量を30nm以上にすることができる。
なお、これ以外の半導体レーザの構成および動作原理については、実施の形態1に示す半導体レーザとほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の半導体レーザは、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域102と、半導体利得領域102を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡101、103とを備えている。第1分布反射鏡101は、複数の第1反射ピーク32を一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子12を有しており、かつ第1回折格子12は、複数の第1反射ピーク32のうち少なくとも1つの反射ピーク32aを他の反射ピーク32よりも高くできるように構成されている。第2分布反射鏡103は、複数の第2反射ピーク30を一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子10を有している。反射ピーク32aと反射ピーク30aとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子12および第2回折格子10が構成されている。
本実施の形態の半導体レーザによれば、実施の形態1の半導体レーザと同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、第1回折格子がデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡である場合について示したが、第1回折格子の代わりに第2回折格子がデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であってもよい。また、第2回折格子がサンプルド・グレーティングである場合について示したが、このような場合の他、第2回折格子がサンプリング・グレーティング、スーパー・ストラクチャ・グレーティング、あるいはデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であってもよい。要するに、複数の第1反射ピークのうち少なくとも1つの反射ピークを他の反射ピークよりも高くできるように第1回折格子が構成されており、第1反射ピークのうち他の反射ピークよりも高い上記反射ピークと、一定の波長間隔の複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子および第2回折格子が構成されていればよい。
(実施の形態3)
図15は、本発明の実施の形態3における半導体レーザの共振器方向の断面図である。図15を参照して、本実施の形態の半導体レーザは、導波路領域104をさらに備えている。導波路領域104は、半導体利得領域102に隣接して形成されており、第1分布反射鏡101および第2分布反射鏡103は、半導体利得領域102および導波路領域104を挟むように配置されている。導波路領域104は利得も吸収もない領域である。導波路領域104の上には、外部から電圧を加えるまたは電流を流すためのp電極21dが形成されている。p電極21dは、分離溝9bおよび9cの各々によって電極21bおよび電気的に接続されて電極21cの各々と互いに分離されており、電気的に絶縁されている。
なお、本実施の形態では、半導体利得領域102と第2分布反射鏡103との間に導波路領域が形成されている場合について示したが、第1分布反射鏡101と半導体利得領域102との間に導波路領域が形成されていてもよい。
本実施の形態の半導体レーザによれば、導波路領域104の長さ(図中横方向の長さ)の分だけ実効共振器長L(共振器長M(図15)よりもわずかに小さい、実際に共振器として機能する部分の長さ)を変えることができる。共振器の実効屈折率をnとすると、実効共振器長Lと発振する光の波長λとの間には以下の式(1)の関係がある。
2nL=mλ(mは自然数) ・・・(1)
上記の式(1)の関係から、実効共振器長Lが変化すれば、発振する光の波長やmの値が変化することが分かる。したがって、導波路領域104の実効的長さによって発振する光の波長や間隔(位相)を調節することができ、パルス発振を安定化することができる。
(実施の形態4)
半導体レーザの実効共振器長Lと、図6に示される発振中心波長λ(=λn+1)と、1つ短波長側の縦モードの波長λnと発振中心波長λn+1との波長間隔Δλとの間には、実効屈折率の波長依存性を一定とすると、以下の式(2)の関係がある。
L=λ(λ+Δλ)/λ ・・・(2)
ここで、半導体利得領域102の長さを1050μm、第1分布反射鏡101の長さを210μm、第2分布反射鏡103の長さを460μmとすると、共振器長が1720μmとなる、実効共振器長Lは共振器長Mよりもわずかに小さいので、式(2)にこれらの値を代入すると、波長間隔Δλに対応するパルス発振の周波数は30GHzとなる。このように、共振器長を1mm〜2mmとすることで、パルス発振の周波数が30GHz以上50GHz以下となり、パルス発振が安定する。
(実施の形態5)
図16は、本発明の実施の形態5における半導体レーザの駆動方法を説明するための図である。図16を参照して、本実施の形態の半導体レーザは、実施の形態1〜4のいずれかに示される半導体レーザであり、かつ第1分布反射鏡101に隣接する光導入部93をさらに備えている。外部光パルス信号源94によって発生された信号光(パルス光)の一部が分岐され、光信号伝送路95を経て光導入部93へ導かれる。そして、信号光は光導入部93を介して半導体レーザ内へ注入される。
図17は、信号光の注入の有無によって発振される光の周波数が変化する様子を示す図である。図17を参照して、外部からの信号光の注入がない場合、スペクトル201で示される光が発振される。スペクトル201の光は、中心周波数がf1、周波数幅がたとえば数MHz程度である。一方、中心周波数がf2である信号光を外部から注入した場合、スペクトル202で示される光が発振される。スペクトル202の光は、中心周波数がf2、周波数幅がたとえば1MHz以下である。つまり、信号光の周波数に同期するクロック信号が発生する。
本実施の形態の半導体レーザの駆動方法では、光導入部93をさらに備える実施の形態1〜4のいずれかに記載の半導体レーザの光導入部93から半導体レーザ内部へパルス光を導入し、パルス光の周波数に同期するクロック信号を発生させる。
本実施の形態の半導体レーザの駆動方法によれば、発振する光の周波数を外部からの信号光の周波数に同調させることができ、スペクトルの周波数幅で表わされる高周波ジッタ成分を減少させることができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
本発明は、光ファイバ通信、特に全光信号処理技術の分野で用いられる超高速光パルスを発生させる半導体レーザおよびその半導体レーザの駆動方法に有利に適用できる。
本発明の実施の形態1における半導体レーザの構成を示す概観図である。 図1の半導体レーザの共振器方向の断面図である。 (a)は、サンプルド・グレーティングにおける共振器方向の位置xとスリットのピッチとの関係を示す図である。(b)は、サンプルド・グレーティングにおいて反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。 (a)は、スーパー・ストラクチャ・グレーティングにおける共振器方向の位置xとスリットのピッチとの関係を示す図である。(b)は、スーパー・ストラクチャ・グレーティングにおいて反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態1の半導体レーザにおいて発振される光を説明するための図である。 図5において2つの反射ピークが重なる波長範囲の拡大図である。 本発明の実施の形態1の半導体レーザにおいて発振される光の中心波長の変化を説明するための図である。 反射ピークの幅が広い場合の2つの反射ピークの重なり部分の波長範囲を拡大して示す図である。 特許文献2の技術において発振される光を説明するための図である。 特許文献2の技術において発振される光の中心波長の変化を説明するための図である。 本発明の実施の形態2における半導体レーザの共振器方向の断面図である。 (a)は、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡における共振器方向の位置xとスリットのピッチとの関係を示す図である。(b)は、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡において反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。(c)は、所定の波長選択電極に電流を注入した場合のデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡において反射される光の波長λと強度Iとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態2の半導体レーザにおいて発振される光を説明するための図である。 本発明の実施の形態2の半導体レーザにおいて発振される光の中心波長の変化を説明するための図である。 本発明の実施の形態3における半導体レーザの共振器方向の断面図である。 本発明の実施の形態5における半導体レーザの駆動方法を説明するための図である。 信号光の注入の有無によって発振される光の周波数が変化する様子を示す図である。
符号の説明
1 n型基板、2 n型クラッド層、3 光導波層、4 p型クラッド層、7 p型コンタクト層、8 電流閉じ込め層、9a〜9c 分離溝、10〜12 回折格子、20 n型電極、21a〜21d p型電極、22 無反射コーティング、26 波長選択電極、30〜32,30a,30b,31a,31b,32a,32b,130,130a〜130d,131,131a,131b 反射ピーク、93 光導入部、94 外部光パルス信号源、95 光信号伝送路、101 第1分布反射鏡、102 半導体利得領域、103 第2分布反射鏡、104 導波路領域、201,202 スペクトル。

Claims (9)

  1. 所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域と、
    前記半導体利得領域を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡とを備え、
    前記第1分布反射鏡は、複数の第1反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子を有し、
    前記第2分布反射鏡は、複数の第2反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子を有し、
    前記複数の第1反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、前記複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、前記第1回折格子および前記第2回折格子が構成されていることを特徴とする、半導体レーザ。
  2. 前記第1回折格子または前記第2回折格子は、サンプルド・グレーティングあるいはスーパー・ストラクチャ・グレーティングであることを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ。
  3. 所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域と、
    前記半導体利得領域を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡とを備え、
    前記第1分布反射鏡は、複数の第1反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子を有し、かつ前記第1回折格子は、前記複数の第1反射ピークのうち少なくとも1つの反射ピークを他の反射ピークよりも高くできるように構成され、
    前記第2分布反射鏡は、複数の第2反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子を有し、
    前記複数の第1反射ピークのうち他の反射ピークよりも高い前記少なくとも1つの反射ピークと、前記複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、前記第1回折格子および前記第2回折格子が構成されていることを特徴とする、半導体レーザ。
  4. 前記第1回折格子は、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であることを特徴とする、請求項3に記載の半導体レーザ。
  5. 前記第2回折格子は、サンプリング・グレーティング、スーパー・ストラクチャ・グレーティング、あるいはデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であることを特徴とする、請求項3または4に記載の半導体レーザ。
  6. 導波路領域をさらに備え、
    前記導波路領域を挟むように前記第1および前記第2分布反射鏡が配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体レーザ。
  7. 前記波長範囲における縦モードの数が2以上10以下であるように、前記第1回折格子および前記第2回折格子が構成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体レーザ。
  8. 共振器長が1mm以上2mm以下であり、
    前記波長範囲における縦モードの波長間隔に対応する周波数が30GHz以上50GHz以下であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体レーザ。
  9. 光導入部をさらに備える請求項1〜8に記載の半導体レーザの前記光導入部から前記半導体レーザ内部へパルス光を導入し、前記パルス光の周波数に同期するクロック信号を発生させることを特徴とする、半導体レーザの駆動方法。
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