JP2006245086A - 半導体レーザおよび半導体レーザの駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 半導体レーザは、所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域102と、半導体利得領域102を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡101、103とを備えている。第1分布反射鏡101は、複数の反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子10を有しており、第2分布反射鏡103は、複数の反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子11を有している。複数の反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、複数の反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、第1回折格子および第2回折格子が構成されている。
【選択図】 図2
Description
図1は、本発明の実施の形態1における半導体レーザの構成を示す概観図である。図1を参照して、本実施の形態の半導体レーザでは、n型インジウム燐(InP)基板1上にn型InPクラッド層2が形成されている。このn型InPクラッド層2にインジウムガリウム砒素燐(InGaAsP)光導波層3(図2)が形成されている。また、光導波層3上にp型InPクラッド層4が形成されている。このp型InPクラッド層4には第1回折格子10および第2回折格子11(図2)の各々が埋め込まれるように設けられている。p型InPクラッド層4上にはp型InGaAsPコンタクト層7が形成されている。光導波層3側面には電流を狭窄するための高抵抗InP電流閉じ込め層8が形成されている。エッチングによって形成された分離溝9a、9bによって各領域が電気的に分離されている。p型InGaAsコンタクト層7上にはp型電極21a、21b、21cのそれぞれが、分離溝9a、9bによって互いに隔てられかつ電気的に分離されるように設けられている。n型InP基板1の裏面側にはn型電極20が設けられている。このように、本実施の形態の半導体レーザは多電極構造のレーザである。
図11は、本発明の実施の形態2における半導体レーザの共振器方向の断面図である。図11を参照して、本実施の形態の半導体レーザは、第1回折格子および第2回折格子の構成と、p電極21aの構成とが実施の形態1の半導体レーザと異なっている。すなわち、本実施の形態の半導体レーザにおいて、第1回折格子12はデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であり、第2回折格子10はサンプルド・グレーティングである。また、第1回折格子12上のp型電極21aは複数の波長選択電極26で構成されている。複数の波長選択電極26の各々は互いに分離されて形成されており、互いに電気的に絶縁されている。
図15は、本発明の実施の形態3における半導体レーザの共振器方向の断面図である。図15を参照して、本実施の形態の半導体レーザは、導波路領域104をさらに備えている。導波路領域104は、半導体利得領域102に隣接して形成されており、第1分布反射鏡101および第2分布反射鏡103は、半導体利得領域102および導波路領域104を挟むように配置されている。導波路領域104は利得も吸収もない領域である。導波路領域104の上には、外部から電圧を加えるまたは電流を流すためのp電極21dが形成されている。p電極21dは、分離溝9bおよび9cの各々によって電極21bおよび電気的に接続されて電極21cの各々と互いに分離されており、電気的に絶縁されている。
上記の式(1)の関係から、実効共振器長Lが変化すれば、発振する光の波長やmの値が変化することが分かる。したがって、導波路領域104の実効的長さによって発振する光の波長や間隔(位相)を調節することができ、パルス発振を安定化することができる。
半導体レーザの実効共振器長Lと、図6に示される発振中心波長λ(=λn+1)と、1つ短波長側の縦モードの波長λnと発振中心波長λn+1との波長間隔Δλとの間には、実効屈折率の波長依存性を一定とすると、以下の式(2)の関係がある。
ここで、半導体利得領域102の長さを1050μm、第1分布反射鏡101の長さを210μm、第2分布反射鏡103の長さを460μmとすると、共振器長が1720μmとなる、実効共振器長Lは共振器長Mよりもわずかに小さいので、式(2)にこれらの値を代入すると、波長間隔Δλに対応するパルス発振の周波数は30GHzとなる。このように、共振器長を1mm〜2mmとすることで、パルス発振の周波数が30GHz以上50GHz以下となり、パルス発振が安定する。
図16は、本発明の実施の形態5における半導体レーザの駆動方法を説明するための図である。図16を参照して、本実施の形態の半導体レーザは、実施の形態1〜4のいずれかに示される半導体レーザであり、かつ第1分布反射鏡101に隣接する光導入部93をさらに備えている。外部光パルス信号源94によって発生された信号光(パルス光)の一部が分岐され、光信号伝送路95を経て光導入部93へ導かれる。そして、信号光は光導入部93を介して半導体レーザ内へ注入される。
Claims (9)
- 所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域と、
前記半導体利得領域を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡とを備え、
前記第1分布反射鏡は、複数の第1反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子を有し、
前記第2分布反射鏡は、複数の第2反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子を有し、
前記複数の第1反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークと、前記複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、前記第1回折格子および前記第2回折格子が構成されていることを特徴とする、半導体レーザ。 - 前記第1回折格子または前記第2回折格子は、サンプルド・グレーティングあるいはスーパー・ストラクチャ・グレーティングであることを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ。
- 所定の波長域に対して利得を有する半導体利得領域と、
前記半導体利得領域を挟むように配置された第1および第2分布反射鏡とを備え、
前記第1分布反射鏡は、複数の第1反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第1回折格子を有し、かつ前記第1回折格子は、前記複数の第1反射ピークのうち少なくとも1つの反射ピークを他の反射ピークよりも高くできるように構成され、
前記第2分布反射鏡は、複数の第2反射ピークを一定の波長間隔で生じさせる第2回折格子を有し、
前記複数の第1反射ピークのうち他の反射ピークよりも高い前記少なくとも1つの反射ピークと、前記複数の第2反射ピークのうちいずれか1つの反射ピークとが重なった波長範囲で多モード発振するように、前記第1回折格子および前記第2回折格子が構成されていることを特徴とする、半導体レーザ。 - 前記第1回折格子は、デジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であることを特徴とする、請求項3に記載の半導体レーザ。
- 前記第2回折格子は、サンプリング・グレーティング、スーパー・ストラクチャ・グレーティング、あるいはデジタル・スーパーモード分布ブラッグ反射鏡であることを特徴とする、請求項3または4に記載の半導体レーザ。
- 導波路領域をさらに備え、
前記導波路領域を挟むように前記第1および前記第2分布反射鏡が配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体レーザ。 - 前記波長範囲における縦モードの数が2以上10以下であるように、前記第1回折格子および前記第2回折格子が構成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体レーザ。
- 共振器長が1mm以上2mm以下であり、
前記波長範囲における縦モードの波長間隔に対応する周波数が30GHz以上50GHz以下であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体レーザ。 - 光導入部をさらに備える請求項1〜8に記載の半導体レーザの前記光導入部から前記半導体レーザ内部へパルス光を導入し、前記パルス光の周波数に同期するクロック信号を発生させることを特徴とする、半導体レーザの駆動方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010061891A1 (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-03 | 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 | 半導体レーザのチューニング方法 |
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2005
- 2005-03-01 JP JP2005055415A patent/JP2006245086A/ja active Pending
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WO2010061891A1 (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-03 | 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 | 半導体レーザのチューニング方法 |
US8681826B2 (en) | 2008-11-28 | 2014-03-25 | Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. | Method for tuning semiconductor laser |
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